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中等部夏季研修会へのメッセージ 

中等部夏季研修会へのメッセージ    (2017年8月4日 創価大学)

 首都圏中等部の夏季研修会が4日、東京・八王子市の創価大学で開かれ、中等部員、保護者ら約1000人が参加した。これには池田先生がメッセージを贈った。

メッセージ

君よ勇気の挑戦王たれ!

 私が若き「正義の走者」として創価の大道へ第一歩を踏み出したのは、1947年の8月14日。この日、座談会で初めて師匠・戸田城聖先生にお会いした時からです。
 「正しい人生」を求める私に、戸田先生は、青年らしく勇気を出して、仏法を学び、実践してごらん、と励ましてくださいました。
 先生の言われる通り、私は最高に価値ある「正しい人生」の道を、70年間、まっしぐらに走り抜いてきました。
 そして、きょう2017年の8月4日。必ずや私以上に偉大な力を発揮しゆく「正義の走者」の皆さんに、先生から教わった3つの「勇気」の指針を贈りたいのです。
 第1に、「大いなる夢へ、学び挑む勇気」です。
 戸田先生は、よく青年に大きすぎるくらいの夢を持てと呼びかけられ、「偉い人とは、若い時の夢を生涯たもち続け、それに挑み抜いた人である」と語られました。
 皆さんも大いに夢を広げながら、題目を唱え、学び、挑んでいただきたいのです。
 うれしいことに、本日は、ブラジルの模範の青年リーダーも出席してくれています。
 ブラジルの大教育者(ダルシー・リベイロ)は語りました。「勇気だ! 何に対しても自分の力を惜しむより、自分の力を使い切って失敗する方が、もっと価値がある」と。全く、その通りです。
 若い皆さんは、自分らしくベストを尽くしていけばよい。失敗しても、クヨクヨなどせず、たくましく次の勝利の糧にしていく挑戦王であっていただきたいのです。
 第2に、「太陽の心で、友情を広げる勇気」です。
 若くして妙法に巡り合った皆さんには「太陽の心」があります。どんな不幸の闇も照らし晴らせる究極の希望の光です。学会家族と一緒に太陽の心を輝かせ、悩んでいる身近な友だちのことも祈りながら、明るく賢く励ましを送ってください。
 私は、皆さんのお父さん、お母さん方と一緒に、世界中に友情を結んできました。今や、地球を包む平和と文化と教育の大連帯となっています。この創価の世界市民のスクラムを、皆さんが誇り高く、さらに未来へ伝え広げていっていただきたいのです。
 第3に、「負けじ魂で、正義を貫く勇気」です。
 学会っ子は全員が師子の子です。師子は負けない。師子は恐れない。誰に何と悪口を言われようとも、胸を張って正義の信念を叫び切る。私は戸田先生の弟子として、師子王の心で戦ってきました。だからこそ、一切を勝ち越えることができたのです。 
 この創価の負けじ魂を、私は、不二の皆さん一人一人の命に厳然と託します。
 御書には「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れていく」(1046㌻、通解)と説かれます。
 皆さんも、目の前のどんなハードルも、勇敢に、一つまた一つと飛び越えていってください。そのたゆまぬ挑戦から破竹の勢いが生まれます。
 大好きな、信ずる皆さんが、強く朗らかに青春勝利へ大前進しゆくことを祈って、私のメッセージとします。
 「正義の走者」の歌を皆さんと心一つに口ずさみつつ(大拍手)。
2017-08-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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全国未来部夏季研修会へのメッセージ

全国未来部夏季研修会へのメッセージ   (2017年8月1日 創価大学)

 全国未来部夏季研修会が1日、東京・八王子市の創価大学でスタートした。研修会には47都道府県から男女高等部員の代表約800人と担当者らが参加。池田大作先生が真心のメッセージを寄せ、誇り高き「正義の走者」である未来部の友に、英知と友情と栄光の創価後継の道を託したいと呼び掛けた。
 青々と木々が茂る、夏の創価大学のキャンパスに、未来の大樹と育ちゆく宝の友が続々とやってきた。
 北から南から、地域によっては飛行機とバスを乗り継いで。迎えてくれたのは、遠来の疲れも一瞬で吹き飛ぶような、男女青年部の先輩たちのとびきりの笑顔だった。
 「ようこそ!」「待ってたよ!」「楽しい思い出をいっぱいつくってね!」――温かく力強い声援を浴びて、参加者は、いよいよ始まる研修会への期待に胸を膨らませた。
 研修会の開講式では、木﨑未来部長、高澤女子未来部長が新しい友、新しい自分との〝出会い〟を果たし、師匠への誓いを立てようと訴えた。
 竹岡青年部長のあいさつ、代表メンバーによる活動報告の後、石黒未来本部長が皆の大成長を念願した。



メッセージ

何があっても朗らかに前へ! 君よ信念と英知の走者たれ

 わが師・戸田城聖先生と初めてお会いしてより70年の8月を、今朝、私は万感の思いで迎えました。
 当時の私と同じ年代の心凜々しき高等部の友が、日本全国より、創価大学へ集い合ってくれているからです。恩師が10代の私に授けてくださった後継の旗を、奇しき縁で結ばれた君たち、あなたたちに譲ることができるからです。
 皆、祈り、学び、挑戦と努力を重ねて、参加を勝ち取ってくれ、本当にありがとう!
 私の心を分かち合ってくれる担当者の方々の尊い献身に、厚く感謝申し上げます。男女青年部また学生部をはじめ、陰で支えてくれている皆さん方、お世話になります。
 誇り高き「正義の走者」の皆さんに、きょうは3つの創価後継の「道」を託したい。
 第1に、「平和の未来へ羽ばたく『英知の翼の道』」です。
 「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」――私が創価大学生に贈った指針です。皆さんが日々、勉学に挑んでいることは、とても地味に思えるかもしれない。しかし、ひとたび自らの使命を深く自覚するならば、今、地道に磨いている英知は、全て未来へ羽ばたく翼となります。これからの人類の平和を創る希望の力なのです。
 私が対話を重ねた中国の文豪・王蒙先生は、80代の今も学び続け、語られています。
 「進まざれば後退。これが学習の特質です」と。
 何があっても前へ前へ! 倒れても、また立ち上がって、たくましく朗らかに前へ! 
 学べ、学び抜け! 創価のメロスは、不屈の「英知の走者」であっていただきたい。
 第2に、「共々に勝利の前途を照らしゆく『友情の光の道』」です。
 日蓮大聖人は、「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598㌻)と仰せになりました。友情の火をともすことは、そのまま互いの前途を照らす光となるのです。
 創価学会は、生命の尊厳に目覚めた一人一人が、悩める友のために、友情の火、励ましの火をともし、民衆の勝利の前途を照らしてきたスクラムです。かけがえのない、この光の道を、皆さんは胸を張って進み、地球の明日を輝かせていただきたいのです。  
 とりわけ、今回の研修の仲間とは、仲良く楽しく、一生涯の絆を築いてください。
 最後に、「信仰の無敵のエンジンで勝ち進む『栄光の巌の道』」です。
 戸田先生は、「生きるならば、大哲学、大思想、大宗教を持ち続けて、栄光の一生を飾れ!」と叫ばれました。直弟子の私は、その通り、70年間、走り抜いてきました。
 それは、御書に「魔競はずは正法と知るべからず」(1087㌻)と仰せの如く、一番正しいからこそ、一番魔が競い起こる苦難の道でありました。
 しかし、正義の信仰とは、この世で最も尊く、最も強い無敵のエンジンです。私は、この究極の信念の力で、どんな試練も圧迫も、創価の同志と乗り越えてきたのです。
 不二の弟子である皆さんもまた、題目を唱え抜きながら、行く手に立ちはだかる、あらゆる巌を断固と勝ち越え、前人未到の峰に栄光の旗を翻していただきたいのです。
 ともあれ、21世紀の開幕の時に生まれ出でた黄金世代の皆さんを、私は地涌の本命と定め、ずっと見守り続けていきます。この3日間、見違えるように大成長して、帰ったら、送り出してくれたご家族や地域の方々に、最高に晴れ晴れとした笑顔で、「ありがとう!」と伝えていただくことをお願いして、私のメッセージとします。
 従藍而青の愛弟子の君たち、あなたたちに健康あれ! 勇気あれ! 凱歌あれ!(大拍手)
2017-08-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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九州インド青年先駆総会へのメッセージ 

九州インド青年先駆総会へのメッセージ    (2017年7月23日 九州池田講堂)

世界広布は我らの手で

 初めに、このたびの豪雨災害に際し、重ねてお見舞い申し上げるとともに、復旧・復興の支援へ尊い汗を流してくれている九州の友に、心から感謝します。
 60前、わが師•戸田先生は、ここ大九州から、仏教発祥の天地•インドへ思いを馳せながら、「東洋広布」さらに「世界広布」の実現を、私たに烈々と託されました。それは遥々と何度も九州へ折伏に足を運ばれた牧口先生 のお心でもありました。
 時は満ち、時来たりて、今日ここに創価の三代がいずこにもまして信頼し愛する九州家族と共に、仏法源流のインドに踊り出た、かくも凜々しき地涌の宝友をお迎えすることができました。
 深き宿縁で結ばれた、久遠らのインドの兄弟姉妹を、私たちは万雷の拍手をもって、熱烈に大歓迎しようではありませんか!
 「日蓮さきがけしたり」(御書910㌻)との御本仏の師子吼に直結して、九州とインドが共々に頼もしく翻してくれているのが、誇り高き「先駆」の旗であります。
 今回の来日を目指し、インドの皆さんがどれほど目覚ましい世界先駆の青年拡大を成し遂げてこられたか。私たちは、よくわかっております。
 そして、その偉大な同志を、断じて先駆の共戦で迎えるのだと、九州の皆さんは立正安国の戦いも先頭に立って、民衆の凱歌を轟かせてくれました。
 大聖人が全てを御照覧です。
 御聖訓に「先さきをしてあらん者は三世十方の仏を供養する功徳を得べし」(同1415㌻)と仰せの通り、インド家族と九州家族の一人一人の 功徳は無量無辺であると、晴れ晴れと確信していただきたいのであります。
 今、大聖人の太陽の仏法は、全地球を赫々と照らし始めました。
 今日は、改めて「諫暁八幡抄」を皆で拝したい。
 「月は西より東に向へり月氏の仏法の東へ流るべき相なり、日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり」「日は光明・月に勝れり五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり」「各各我が弟子等はげませ給へはげませ給へ」(同588〜589㌻)と。
 いまだ世界は紛争や対立が渦巻き、また自然災害も打ち続き、民衆を覆う苦悩の闇は深いものがあります。だからこそ、創価の平和と文化と教育の連帯が、地球社会の希望と輝きを増しているのです。
  私たちは「五五百歳長き闇を照す」太陽の仏法の大光を、いやまして鮮烈に放ってまいりたい。そして、この末法万年尽未来際にわたる大遠征の「先駆中の先駆」を、私は牧口先生、戸田先生とご一緒に、九州とインドのスクラムに託したいのであります。
 では、人類に勇気と英知の陽光を贈るために、大切なことは何か。
 私たちが敬愛するインドのカラム元大統領は、生前、「心に点火を!」と呼び掛けておられました。〝火の国〟九州の魂とも共鳴する信念です。
 わが九州の父母たちが、草創の時から、いかなる悪口罵詈にも怯まず、大情熱と大誠実の対話を粘り強く重ねて、一人また一人と、妙法の炎を心に点火してきた歴史を私は忘れることはできません。
 御義口伝には釈尊の最初の弟子に触れられ、妙法の智慧の火には、生死苦悩の開を照らし晴らす光があるとともに、煩悩を燃やして価値創造のエネルギーに転ずる熱と力があると示されております。
 さあ、九州とインドの男女青年部の皆さん! 世界一の生命尊厳の哲理の炎を明々と掲げ、不屈の負けじ魂で自他共に人間革命の勝利劇を地域へ社会へ、世界へ未来へ、繰り広げてくれたまえ。
 かけがえのない宝の皆さんの健康と幸福、ご一家の繁栄を強盛に祈ります。
 世界の模範の異体同心のスクラム、万歳!
 「アジア広布、世界広布は我らの手で」と、明るく仲良く楽しく勝ち進もう!
2017-08-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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創価学園創立50周年 創価学園「栄光の日」の集いへのメッセージ

創価学園創立50周年 創価学園「栄光の日」の集いへのメッセージ   (2017年7月15日 東西 創価学園)

「平和の旗」「友情の旗」高らか

 創価学園創立50周年を寿ぐ7・17「栄光の日」記念の集いが15日、東京と関西の各キャンパスを映像と音声でつないで開催された。これには、創立者の池田大作先生がメッセージを贈り、大成長を遂げゆく学園生を心から祝福。「栄光は挑み続ける人に輝く」と強調した。
 1957年(昭和32年)7月、新たな民衆勢力の台頭を恐れた権力により、無実の罪で投獄された創立者。約2週間にわたる勾留の末、「7・17」に出獄し、正義の師子吼を放った。これが「栄光の日」の源流である。
 それから60星霜。真夏の太陽の光が燦々と降り注ぐ両学園キャンパスに、〝負けじ魂〟のバトンを継ぐ学園生の誓いが輝いた。


メッセージ

栄光は挑み続ける人に輝く

 一、みんな、暑い中、ご苦労さま! この1学期も、よく頑張ってくれました。私は、わが学園生の一人一人の勇敢なる挑戦を、忍耐強い努力を、そして目を見張る大成長を、何よりうれしく讃えたい思いでいっぱいです。みんな、本当にありがとう!
 わが創価学園の創立50周年を祝う「栄光の日」のテーマに、皆さん方は「我らの旗」「常勝の旗」と高らかに掲げました。
 私は、「創価教育の父」である牧口常三郎先生の会心の笑顔を思い浮かべております。というのも、牧口先生は「旗」を大切にされていたからです。
 ご自身が学ばれた新潟の荒浜小学校の創立50周年には、同窓の親友たちと一緒に、恩返しの心で素晴らしい母校の旗をつくり、贈られました。先生の深い母校愛と後輩たちへの思いやりは、一生涯、変わらなかったのです。
 その意味において、牧口先生は、学園生の麗しい「友情の旗」「連帯の旗」を、さぞかし喜ばれていることでありましょう。とともに、この夏休みは、「ありがとう」を力に変えて、親孝行もよろしくお願いします。
 一、きょうは、一点、「栄光は挑み続ける人に輝く」と申し上げたい。
 この7月7日、尊い「平和の旗」がニューヨークの国連本部に翻りました。歴史的な「核兵器禁止条約」が採択されたのです。被爆者の方々をはじめ、人類の悲願である「核兵器のない世界」への大いなる一歩が刻まれました。
 今から60年前、師匠である戸田城聖先生から「原水爆禁止宣言」を託された私は、先生の師子吼を何としても実現するため、対話と行動を重ねて、道なき道を切り開いてきました。
 国連で採択された条約は、まさに先生が叫ばれた核兵器の全面禁止を定めたものであり、私は志を同じくする世界の友、なかんずく、牧口先生と戸田先生の思いを受け継ぎ、21世紀を担い立つ若き皆さんたちと、平和の大潮流をさらに力強く広げていきたいと、決意を新たにしています。
 かつて私は、広島で小学校1年生の時に被爆した乙女へ、「大思想は 原爆を恐れじ」と認めて贈ったことがあります。
 その方は今も、平和と正義の言論の闘士として戦い続けてくれています。
 一、思えば、私が対談を重ねた現代化学の父・ポーリング博士も、「核兵器や軍事力という悪の力より、さらに偉大な力――それは人の心であり、精神の力である」との信念に立って、命の限り世界平和に尽力されました。
 いかなる悪の力にも断じて屈しない、この正義の「偉大な力」を、わが生命に、一日また一日、「今に見よ!」と、じっくり蓄えているのが、皆さんの学園生活なのです。
 一、ポーリング博士と共に、人生の最後の最後まで、核兵器をなくすために、挑んで挑んで、挑み抜いた大科学者が、ロートブラット博士です。
 この博士が、私との対談集で強調されていたことが、「どんな努力も無駄にはならない」「私たち一人ひとりには、ものごとを変える力があります」ということでした。
 あきらめず、へこたれず、挑戦を続けていけば、必ず社会を変えることができることを、博士は烈々と示されました。
 さらに、連帯すれば、世界までも変えていける。
 時間がかかるかもしれないが、長い目でみれば、最後には、連帯した民衆が勝利すると、断言されたのです。
 そして、たゆまぬ「挑戦の人生」、すなわち真実の「栄光の人生」を勝ち飾られたロートブラット博士も、ポーリング博士も、心から期待し、人類の前途の希望を託してくださったのが、わが「創価教育」の若き世界市民たちなのであります。
 一、どうか、皆さんは「われ学園生なり」という誇りの原点と、「われ世界へ未来へ雄飛せん」という遠大な目的を忘れず、学び進んでいってください。
 特に、この夏は、何でもよい。一つ、これをやり抜くと決めて取り組んでみてはどうかと、提案しておきます。「負けたらあかん」「負けじ魂朗らかに」と、良き学友たちと励まし合いながらの前進であってください。
 愛する君たち、あなたたちの金の汗輝く挑戦を、私はいつもいつも見守っています。皆さんの躍進こそが、私の最大の喜びであり、栄光なのです。
 ご家族に、また、地域の方々にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
 健康第一、無事故第一で、元気に楽しく充実した、鍛えの夏であれ!(大拍手)
2017-08-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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国連SDGsハイレベル政治フォーラム SGI主催の教育会議へのへのメッセージ

国連SDGsハイレベル政治フォーラム SGI主催の教育会議へのへのメッセージ   (2017年7月10日 国連本部)

 アメリカ・ニューヨークの国連本部で10日、「持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム」が開幕し、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加している。12日には同フォーラムの公式関連行事として、SGIなど3つの市民団体が、ノンフォーマル(学校外)教育をめぐる会議を主催。SGI会長の池田大作先生がメッセージを贈った。
 国連では2015年、地球上から貧困をなくし、持続可能な世界を実現するために、国際社会が取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択。昨年、その実施が世界中で始まった。
 SDGsには、30年までの具体的行動計画として17の目標と169項目のターゲットが掲げられている。目標達成に向けた各国の進捗を確かめ課題を検証する場が、年一度のハイレベル政治フォーラムである。

メッセージ

平和と人道の世界の建設へ――教育で民衆を“変革の主体者”に


 「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する国連ハイレベル政治フォーラムのサイドイベント(関連行事)として、目標の推進を支える「ノンフォーマル教育(学校外教育)」の重要性と、そのツールの効果と役割について討議する円卓会議を、今回、国連関係者や専門家の方々をお迎えして開催できましたことに、世界192カ国・地域の創価学会インタナショナルのメンバーを代表し、心からの感謝を申し上げます。
 SDGsは、地球益や人類益に立脚した、「民衆の民衆による民衆のためのアジェンダ(行動計画)」であり、平和と人道の世界を築くための共通目標です。
 その対象は17の分野、169項目という非常に多岐に及ぶものだけに、達成を危ぶむ声もあります。しかし、目標の数の多さは、それだけ大勢の人が深刻な問題に直面していることの証左であり、どれ一つとして、そのままにしてよいものではないはずです。
 SDGsが掲げる「誰も置き去りにしない」とのビジョンは、遠大な目標ではありますが、「同じ人間として同じ地球で共に生きる」との思いを一人一人が深め、身近な場所から行動を起こす中で、時代変革の波を力強く広げることができるのではないでしょうか。
 その大きな原動力となるのが、世界市民教育や、持続可能な開発のための教育に代表される「教育」です。
 私は、長年、持続可能な開発における「教育」の役割の重要性について訴えてまいりました。
 2002年にヨハネスブルクで行われた国連の「環境開発サミット」の際には、①地球環境問題の現状を知り、学ぶこと(Learn)、②持続可能な未来を目指し、生き方を見直すこと(Reflect)、③問題解決のために、ともに立ち上がり、具体的な行動に踏み出すためのエンパワーメント(Empower)、の三つのステップに基づく教育の推進を提言しました。
 この提言をもとに、2010年にSGIと地球憲章インタナショナルとの共同で「希望の種子」展を制作し、現在までに36カ国・地域で開催してきました。この展示は、多くの若い世代をはじめ、市民社会の幅広い人々が訪れるノンフォーマル教育の場ともなってきました。
 今回の円卓会議では、この展示を用いて、環境教育センターと協力し、インド各地で実施したノンフォーマル教育の効果測定の結果が発表され、その意義や課題が議論されると伺っております。
 問題が大きすぎたり、複雑化している場合、知識や情報を得るだけでは、自分自身との関わりが見いだしにくく、具体的な行動に踏み出すまでには至らない場合も少なくないといえます。その意味で、持続可能な未来を開くための教育ツールは、「自分自身の行動や生き方」が、「地域の未来」や「地球の未来」に密接につながっており、「一人一人が変革の主体者」であるとの自覚を促す体験を生み出すものとなることが、大切ではないでしょうか。
 この問題意識に立って、SGIは、昨年11月に地球憲章インタナショナルと共同で、新たなノンフォーマル教育ツールとして、SDGs啓発アプリ「マプティング」を制作・発表しました。このアプリは、世界各地のSDGsに関連する写真や動画を撮影し、世界地図上で共有するものです。操作を通じて、SDGsが身近なものであるとの実感を与えるとともに、「地域」から「世界」を見たり、また「世界」から「地域」を見る体験を与えてくれます。
 こうした、身近で具体的な体験を通じて、SDGsに対する意識を高め行動していくことの意味は、大変に大きいものであると思います。
 引き続き、SGIはそれぞれの地域社会における草の根のネットワークを生かし、ノンフォーマル教育の取り組みを積み上げながら、志を同じくする皆さま方と共に、持続可能な地球社会の建設を目指していく所存です。
 結びに、ご臨席の皆さま方のご健勝と、関係諸団体のますますの発展を心より念願するとともに、この会議を契機として、「教育」が引き出すプラスの力がより一層注目されることを念願して、私のメッセージとさせていただきます。
2017-08-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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