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アメリカ合衆国・デポール大学「名誉人文学博士号」授与式への謝辞

アメリカ合衆国・デポール大学「名誉人文学博士号」授与式への謝辞
                   (2016年12月28日 総本部)

 創立118年の歴史を誇るアメリカ・シカゴの民衆教育の名門学府「デポール大学」から、創価大学創立者の池田大作先生に「名誉人文学博士号」が授与された。紛争の根絶、世界平和実現に向けた不断の尽力と、あらゆる差異を超えて民衆の連帯を築いてきた功績をたたえたもの。授与式は28日午後、東京・信濃町の総本部で行われ、デポール大学のデニス・H・ホルトシュナイダー学長、同大学「池田大作教育研究所」所長のジェイソン・グーラー准教授、創大の馬場善久学長らが出席。代理の池田博正創大最高顧問に学位記が手渡された。

池田先生の謝辞(代読)

人類の紛争根絶へ不断の尽力

 一、今、私の胸には、大好きなシカゴを幾度となく訪問した思い出が、鮮やかに蘇ってまいります。
 私が初めてシカゴを訪れたのは、1960年10月。キング博士を中心とした公民権運動のうねりが、全米各地に巻き起こっていました。
 多彩な人々が行き交うリンカーン・パークを散策しながら、人間が肌の色や、宗教、信条、地位などによって、決して差別されることのない、平和と共生の世界を断じて築いていこう――こう強く決意したのであります。
 以来、志を同じくするアメリカの友人たちとのスクラムは大きく広がりました。若き世界市民が、あらゆる差異を超えて共に学び合うアメリカ創価大学も、その志を継承してくれております。
 貴大学は、まさしくリンカーン・パークに近接してメインキャンパスを構え、1898年の創立より、一貫して、人間の尊厳と平等、幸福のために尽力してこられました。
 早い段階から、女性のためのプログラムを開設し、さらには学位を授与してこられた歴史も、誠に有名であります。
 近年は、ホルトシュナイダー学長の卓越したリーダーシップのもと、全米を代表する理想の大学として、大いなる躍進を遂げてこられました。
 アメリカの「最も革新的な大学」の一つとして高く評価され、学生たちからも「最も幸福度の高い大学」と讃えられていることも、よく存じ上げております。
 その誇りも高き名門学府から、本日、光栄にも、最高に栄えある称号を賜りました。
 私は、このヒューマニズムの宝冠を、よき国民として、よき市民として献身する、貴国アメリカをはじめ、世界192カ国・地域のSGIの友と一緒に、謹んで拝受させていただきます。
 誠に、誠にありがとうございます。

シカゴの教育に学んだ先師
 一、今年は、私ども創価教育の創始者であり、平和の殉教者である牧口常三郎先生の生誕145周年でありました。さらに明年は、その先師の構想を最初に実現した創価学園の創立より、50周年となります。
 この節目に、創価教育の理念と実践を深く理解していただいている貴大学より賜りました栄誉は、先師への何よりの報恩であるとともに、創価教育の未来への限りない励ましであると、感謝は尽きません。
 実は、わが先師は、小学校の校長として、シカゴの教育から重要なる啓発を受けていた一人であります。
 先師は、苦学する児童のために、東京でいち早く無料給食を実施したパイオニアでありました。95年前の師走の全国紙で、先駆の取り組みが大きく取り上げられております。
 この手本としたのが、シカゴ郊外の学校で、貧窮の児童のために行われていた「ペニーランチ」(1セントという安価での給食提供)だったのであります。
 ただただ児童の幸福を願い、世界の最先端の教育現場に旺盛に学びつつ、積極果敢な改革に挑んでいた一つの象徴であります。
 当時、シカゴにも、ヨーロッパから多くの移民が増え、経済の格差や貧困が深刻な社会問題となっていました。
 そうした困難の時代にあって、貴大学は庶民に広く門戸を開き、卓越した教育を提供する、民衆のための大学として、不朽の貢献を果たしてこられました。
 先師が、誉れ高き歴史を刻まれる貴大学と、このように交流を深めていることを知ったならば、どれほど喜んでくれるでありましょうか。
 先師は、貴国の偉大な哲学者であり、シカゴの天地にも不滅の足跡を留められたジョン・デューイ博士を深く尊敬してやみませんでした。
 近年、研究が進み、デューイ博士が1919年の来日の際、東京の小学校長会でも講演されたことが新たに確認されております。この講演会には、先師も校長として出席し、博士と出会いを結んだのではないかと推察されております。
 デューイ博士が提唱された、教育における「コペルニクス的転回」を、私はあらためて思い起こすのであります。
 すなわち、「このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の諸々のいとなみが回転する。子どもが中心であり、この中心のまわりに諸々のいとなみが組織される」(『学校と社会』宮原誠一訳、岩波文庫)との宣言であります。
 今、政治も、経済も、さらには宗教さえも、激しく揺れ動く世界情勢にあります。私は、まさしく、子どもたち、青年たちを太陽と仰ぎ、そして教育こそ、21世紀の中心の太陽と定める「コペルニクス的転回」が、人類に要請されていると思えてならないのであります。
 世界の教育者、また教育学術機関が、幾重にも手を携え、連携していくところにこそ、いかなる混迷の闇も照らし晴らす、陽光があるのではないでしょうか。

世界を良くする賢き人間よ育て
 一、この地球を包みゆく壮大な教育のネットワークにとって、貴大学は、かけがえのない要の存在であられます。
 貴大学は、「我は汝に、知恵の道を示さん」とのモットーを掲げ、大学教育における、真の知性の在り方を探究してこられました。
 ホルトシュナイダー学長は、この理念について、鋭く論じておられます。
 「我々は、ただ〝教育された人間〟ではなく、〝賢き人間〟の育成を目指しています。
 この世界で最も価値のあるものを選択し、追求する視座を持ち、世界に良き変化をもたらすために、ひたむきに人生のエネルギーを注ぎゆく卒業生を輩出していきたいのです」と。
 まさに、至言であり、私は心から賛同を申し上げたいのであります。
 学長は、「知恵の探究」は、「生涯にわたり続く旅」であり、「人間は、出会う人々から、知恵を学ぶのである」と語られました。
 私たちは貴大学の伝統と知恵に真摯に学びながら、尊敬する先生方とご一緒に、この「知恵の探究」と「人材の育成」の旅に勇んで邁進してまいりたい。
 そして、後継の若人たちと共々に、世界に「善の価値」「幸福の価値」「平和の価値」「人道の価値」を創造しゆく教育の大連帯を、さらに大きく広げてまいりたい――そう誓いを新たにしております。
 結びに、わが誉れの母校となった貴大学の無窮の栄光と発展を、心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 誠にありがとうございました(大拍手)。
2016-12-30 : スピーチ・メッセージ等 :
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