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創価大学 通信教育部 機関誌「学光」への特別寄稿

創価大学 通信教育部 機関誌「学光」への特別寄稿    (2016年5月号 「学光」)

 きょう5月16日は、創価大学通信教育部(東京・八王子市)の開学式から40周年の佳節である。通信教育部の開設は、戦争によって青春の貴重な時を奪われ、戦後は働きながら夜学に通った創立者・池田名誉会長の悲願の一つだった。創大開学から5年後の1976年(昭和51年)のこの日、創立者は、式典に出席できなかったが、激務の合間を縫って、通教生への万感の思いをテープに録音して届けた。以来、創立者と共に、生涯教育の伝統を築いてきた通信教育部。ここでは、開設40周年を記念して、創立者が通信教育部の機関誌『学光』5月号に贈った「特別寄稿」を紹介する。


「信」を「通」い合わせ人間教育の大道を


 人生の年輪を重ねると、一年ごとに、うれしい佳節を多くの友と分かち合える機会が増えます。
 その中でも、わが創価大学通信教育部の開設40周年は、この上ない喜びであり、感無量の慶事であります。
 創立以来の悲願であった通信教育部が、晴れの開学式を行ったのは、1976年(昭和51年)の5月16日。「重大な歴史の日」として、私の人生においても、黄金の輝きを放っております。
 以来、創価の誇り高き向学の友たちは、日本全国、さらに世界各地で、年齢も、立場も、国籍も超えて、互いに励まし合い、学び続けてきました。
 見事に卒業を果たした学友は、1万8000人に上ります(2016年3月現在)。教員採用試験の合格者は、15年連続で100人を超え、累計で3000人を突破し、教育界に希望と信頼を広げる連帯となりました。
 私のもとへ、通教同窓生の皆さん方から、社会での尊き奮闘と勝利を伝える便りが届かない日はなく、創立者として、これほどありがたく、胸に迫ることはありません。
 「学は光なり。無学は闇なり」――。創価教育の父、牧口常三郎先生のこの信念こそ、私が創大通教の機関誌を「学光」と命名した由来であります。
 私たちの世代は、戦争のゆえ、最も学べる時に「学の光」を奪われました。
 私も終戦の17歳の時から夜学に入り、その後も必死に働きながら学んだ一人です。
 それは、常に時間の制約と、生身の体力の限界との闘争でした。あまりに体がつらくて、教科書を一ページすら読み進めることができない日もありました。それゆえに、言うに言われぬ皆さんのご苦労は、痛いほど分かっているつもりであります。
 求道の心燃ゆる皆さん方は、それぞれに光を求めて、「学問探究の道」「価値創造の道」「人生勝利の道」を切り開くため、創価の人間主義の最高学府を選んでくださいました。その崇高な心に、私は胸奥より感謝します。
 学べば「世界」は広がる。「学ぶ」こと自体が「喜び」であり「幸福」です。「学ぼうとする決意」は即「希望の光」であり、「学び抜こうとする執念」は即「勝利の光」であるとは言えないでしょうか。

いかに学ぶか

 よき伝統には、よき原点があります。
 110年ほど前、牧口常三郎先生が、働きながら学ぶ女性たちに対して「通信教育の勉強法」を語られた、貴重な講義録が残っています(『創価教育研究』第6号に収録)
 34歳の牧口先生は、自ら創立した「大日本高等女学会」で「外国の地理」を担当されていました。
 新しい世界を学び始めた女性たちに、先生は――皆さんは、教室で直接、教師から授業を受けても理解しづらい学問を、自宅で自習しようというのですから、難しいことはもちろんです。教える側にとっても、すこぶる困難なことである――と寄り添っていかれます。そして、これまで幾多の若人を薫育されてきた経験を踏まえつつ、誠にこまやかなアドバイスを贈られるのです。
 一、教科書を読む時は、とても一回の読み流しで覚えられるものではありませんから、少なくとも2、3回は繰り返して読むこと。
 一、声に出すと記憶しやすいこと。
 一、教科書を目で見ただけでは覚えられるものではない。丁寧でなくてよいから、自分で書いてみること。
 一、ノートに書き込んだ大切な事柄は、順序よく並べ直して、繰り返して見ること。
 一、優れた学生には、いろいろと工夫して自習ノートを作って学んだ人が多いこと。
 一、用事の隙間、仕事の合間に、ちょっとずつ、二つ三つと、徐々に学ぶこと。
 まさしく時を超えても通じる実践知です。

皆が光の宝友
 牧口先生の目の前には、家庭で、職場で、さまざまな壁に直面しながら、夢や理想を胸に、孤独な勉学の闘いを開始した人たちがたくさんいました。
 どうすれば彼女たちが、初めて接した学問の高き峰々を踏破できるか――教える側が振り絞る、この「知恵の奔流」こそ、創価教育の熱き源流であったと、私には思われてなりません。
 牧口先生が通信教育にささげた情熱は、歴史に輝く教育改革の淵源の一つとなりました。それはまた、「生活の学問化」と「学問の生活化」の往復作業を土台として、考察を深めゆく「創価教育学」の核心ともなっています。
 わが恩師・戸田城聖先生は戦後も、牧口先生の価値創造の大原則を受け継ぎ、中学生向けの数学や英語などの通信添削に取り組まれました。
 牧口・戸田両先生も、私も、学びたくとも思うように学べない青春を過ごしました。だからこそ、けなげに学ぶ人々と力強く「信」を「通」い合わせて、「学は光」の大道を開きたいと願ってきたのです。
 それは、人間生命の持つ尊厳性への「信」であります。自他共の無限の可能性への「信」であります。
 さらに社会と世界を必ずよりよく変えていける人類の英知の力への「信」であります。
 今、わが創大の通信教育部の皆さん方が、この誉れの系譜に真っすぐに連なってくださっています。
 創大通教に学ばれる愛娘を、東日本大震災で亡くされた宮城県石巻市のお母さまが、その遺志を受け継がれて、通教に学ばれております。
 東北の通教家族の慈母として皆を温かく励ましてくださっていることも、涙の出る思いで伺いました。
 通教の皆さん方が、これから無数に続く学友たちとも、限りなく「信」を「通」い合わせてくれる未来を、私は思い描いております。今、厳しくも楽しき「自己との闘い」に粘り強く挑みながら学び、「心の財」を積まれている皆さんへ、そして将来の通教生たちに、私は、若き日から大切にしてきた法華経の一節を贈りたい。
 「忍辱の大力 智慧の宝蔵あり」と。
 私にとっては、創大通教で学ぶ皆さん全員が、かけがえのない光の宝友であり、最も期待してやまない英才です。共々に、栄光の開設50年を目指し、悔いなく朗らかに、新たな前進を開始していきましょう。
 最後に、いつも尊き真心と情熱で、建設の労苦を共にしてくださっている教職員の先生方、また各地でお世話になっているすべての方々に心から深謝し、
 創大通教同窓の友よ
 皆、健康王であれ!
 幸福長者であれ!
 勝利博士であれ!
 学光王者であれ!
と願い、私の寄稿とさせていただきます。
2016-05-16 : スピーチ・メッセージ等 :
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