農漁村ルネサンス体験主張大会へのメッセージ

農漁村ルネサンス体験主張大会へのメッセージ   (2016・2・6 新宿区常勝会館)

今月17日は「農漁光部の日」。この日を記念する第20回農漁村ルネサンス体験主張大会が6日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で行われ、同部の代表が参加した。
 大会には、池田SGI会長がメッセージを寄せ、「一切の根本である『食』を育み、『命』を養う農漁業の営みは、人知れず、そして労苦をいとわずに、自らの心血を注ぎゆく究極の聖業であります」と、農漁業に従事する友をたたえた。
 山口県の岡村淳一郎さんが「未来を開くアジ船団の若き船長」、香川県の土居加代子さんが「私のオリーブは世界ブランド」、長野県の野村利彦さんが「人生かけた『ノムさんのトマト』」と題してそれぞれ体験発表。会場は共感の大拍手に包まれた。
 原田会長は「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(御書761㌻)を拝読。わが使命の天地で、人間革命のドラマをつづり、自他共の幸福を築きゆこうと念願した。


メッセージ

「食」を育み「命」を養う究極の聖業

  日本列島を明るく結び、そして希望の未来を開きゆく農漁村ルネサンス体験主張大会、誠におめでとうございます(大拍手)。
 ご多忙の中、全国の中継会場にご臨席を賜りました諸先生方、ご友人の方々に心より御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。
 素晴らしい主張を発表してくださる皆さん方、また陰で大会を支えてくださっている皆さん方も、感謝に堪えません。
 愛する東北の同志の心意気を起点とする、この大会も、おかげさまで、今や全国35万人以上の方々が参加され、旭日のごとく地域を照らし、社会を照らす〝日本最大級の農漁村の集い〟となりました。
 一切の根本である「食」を育み、「命」を養う農漁業の営みは、人知れず、そして労苦をいとわずに、自らの心血を注ぎゆく究極の聖業であります。
 私も海苔屋の息子です。少年時代に、真冬の東京湾での海苔作りを手伝った思い出を、今も掛け替えのない宝としております。
 わがふるさとでは、どんな寒風の日のつらい労作業であっても、決して「寒い」とは口にしませんでした。あえて朗らかに「今日は、いいあんばいですね」と声を掛け合い、ねぎらい合ったのです。海が冷たければ冷たいほど色つやのよい、おいしい海苔ができると考えられていたからです。
 時を超えて、今も農漁業を貫く、誇り高き「負けじ魂」と麗しいチームワークに、私は最大の敬意と感謝を表したいのであります。
 今、私たち創価の連帯は、世界五大陸の102カ国・地域に広がりました。そして、いずこにあっても、生命尊厳の仏法の哲理を実践しながら、農漁業に取り組んでいる誉れの同志がおります。
 先月は、イタリア全土の22会場を映像で結び、歓喜の大会が盛大に開かれました。その中心会場となった私どものミラノの会館は、いにしえ、緑したたる農場が広がっていた天地です。現在、16世紀の建物を修復した事務所や近代的な講堂が立つ敷地の前には、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが設計に携わったとされる運河が、ゆったりと流れております。
 経済の難局が続く時代にあって、私の友人たちも激闘を重ねておりますが、その中で、力強い成長産業として、イタリア社会の活力となっているのが、農林水産業であると伺いました。
 聞けば、戦後の急速な発展のなかで、イタリアの村は、日本以上に、深刻な過疎化が進み、街は荒んでしまったといいます。
 そうした中で、地域の自慢の食材や美しい景色、伝統の建物などを大切に生かして、新しい田舎の魅力をつくろうと、手作りの運動が起こりました。
 当初は「無謀だ」と批判されましたが、地道な訴えの積み重ねで、だんだんと理解が拡大していきました。やがて、国レベルの取り組みとなり、世界から観光客が訪れる憧れの田園風景が、見事に築かれていったのです。
 この創造的な挑戦においては、何といっても女性の活躍が際立ち、さらにうれしいことに、多くの若者が希望を見いだしているといいます。
 ファシズムと勇敢に戦い、地球環境を守る先駆を切った、ローマクラブ創立者のペッチェイ博士も、私との対談で、こうした草の根の運動を高く評価されていたことを、懐かしく思い起こすのであります。
 昨年のミラノ万博では、和食を紹介する日本館に長蛇の列ができました。また先日は、3年連続で日本の農林水産物・食品の輸出額が過去最高になったと発表されました。今、世界の熱い視線が、安全でおいしい日本の食に注がれる時代となったのです。
 なかんずく、青き地球を包む壮大なスケールで、女性力・青年力を発揮し、知恵と創意工夫を重ねゆく、わが農漁光部の皆さんと大切な友人の方々こそ、生命共生と地域復興の新時代を切り開く〝ルネサンス〟の主役である!――私は、そう確信してやみません。
 課題は、あまりにも多いでしょう。しかし、だからこそ、私たちの農漁業の未来には、無限の沃野が開かれております。
 古代ローマの哲人セネカは、“賢者との出会いが、何より必要である”と叫びました。
 大地を踏みしめ、大海原を見つめながら、最極の人生を生きゆく賢者が集い合う今日の会合が、大いなる知恵を分かち合い、新たな船出の機会となることを念願し、記念のメッセージとさせていただきます。
 「生命の世紀」の先頭を照らす、平和の太陽のスクラム、万歳!(大拍手)
2016-05-07 : スピーチ・メッセージ等 :
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