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随筆 民衆凱歌の大行進 No.30(完) 栄光と歓喜の歌を共に

随筆 民衆凱歌の大行進 No.30 (2015.12.25付)

栄光と歓喜の歌を共に

祈りも境涯も勇気も 深く大きく
一年の奮闘の感謝 明年も堂々と勝利へ!
一人立ち 広布の舞台へ躍り出よ!


 インドの詩聖タゴールは高らかに謳った。
 「わが願ひは この生涯《いのち》に 君の歓喜《よろこび》の大いなる歌 響かむこと」
 私も祈り、願い続けている。それは、全同志の人生に「幸福」と「騰利」の喜びの歌が轟き渡ることだ。
 学会創立85周年の佳節。ある会合では、「変毒為薬」の体験発表に、感動の涙と祝福の拍手が広がった。ある座談会では、皆の健闘を讃え合い、朗らかに「創価歓喜《よろこび》の凱歌《うた》」が響いた……。
 同志の勝利の報告ほど嬉しいことはない。創価の父・牧口先生も、恩師・戸田先生も、どれほどお喜びであろうか。
 「おお、生命を千倍生きることはまったくすばらしい!」── これは、苦悩を突き抜けて、交響曲「第九」(歓喜《かんき》の歌)を世に放った楽聖ベートーベンの確信である。
 わが友は、その使命と責任の大きさゆえ、来る日も来る日も、忙しい。労苦も多い。しかし、だからこそ、幾百倍、幾千倍も充実した人生を生きている。この生命を最大に輝かせているのだ。
 この一年も「私は勝った!」「我らは勝った!」と、万歳の歓呼を共々に送り合おうではないか。
        ◇
 「歓喜の歌」は、世界の創価家族を結ぶ歌となっている。
 今月5日、多摩川の畔に立つ東京・大田区の文化会館を、来日中の欧州11カ国のメンバーが訪れた時のことである。
 地元・大田のメンバーの温かな大歓迎に触れて、お礼にと、欧州の友がドイツ語で「歓喜の歌」を披露してくれた。
 それに対して、大田の赤とんぼ合唱団の皆様も「森ケ崎海岸」の合唱で応えたという。
 真心には真心で、歌声には歌声で──大田を舞台にして、何と麗しく、香しい友情と文化の連帯が織り成されたことか。

故郷から出発!
 思えば、25年前の1990年(平成2年)師走に行われた本部幹部会で、大田の合唱団の友が「歓喜の歌」をドイツ語と日本語で歌い上げてくれたのも、同じこの文化会館であった。
 実はその日は、嫉妬に狂った宗門が、「歓喜の歌」を歌うのは外道礼讃などと、時代錯誤も甚だしい文書を学会に送付した日であった。
 だが、学会は微動だにしない。この大田での「歓喜の歌」の合唱を号砲として、翌1991年「平和と拡大の年」を敢然と出発したのだ。
 私は年明けから年末まで全国を走りに走った。東京を起点に、沖縄、宮崎、大阪、兵庫、広島、愛知、神奈川、新潟、長野、群馬、埼玉、北海道、鳥取、島根、静岡、さらに千葉……と。
 世界にも翔けた。アジアにも、欧州にも、アメリカ大陸にも飛んだ。訪問先でアフリカの友とも出会いを刻んだ。
 あの地でも、この国でも、わが不二の同志が、喜び勇んで立ち上がってくれた。「民衆が主役の時代」を創る誓いと歓喜の歌声は、瞬く間に波動していったのである。
 私は今月9日、幾重にも懐かしき大田の会館を訪れた。恩師記念室で勤行・唱題を行い、全同志の健康と幸福と勝利を祈念し、深く強く誓願した。
 今再び、わが故郷であり、戸田先生と初めて出会った原点の地・大田から、人類の平和と幸福のため、民衆凱歌の大行進を始めるのだ!──と。

ガンジスの一滴
 明年1月は、戸田先生の悲願である「東洋広布」の理想を胸に、私がアジアヘの第一歩を印して55年の節を刻む。
 渡航前に福岡で行われた大会で、九州の同志が「東洋広布の歌」を力強く歌い上げてくれたことも忘れ得ぬ歴史だ。
 この初訪印の折、まだインドに永住する同志はいなかった。18年後(1979年)、3度目の訪印時でも、メンバーは少数であった。しかし、ニューデリーで懇談した40人の同志に、私は「ガンジス川の悠久の流れも一滴から始まる」と語り、一人ひとりが偉大な可能性を秘めた「一滴」なりと励ました。
 以来36星霜。明年の節目を前に、仏教発祥の「月氏の国」インドの友は、太陽の仏法の光を大きく広げ、遂に「11万1111人」の地涌の連帯を実現した。まさに「仏法西還」の大実証を打ち立ててくれたのだ。
 先月、ICCR(インド文化関係評議会) の招聘で訪印したSGI青年文化訪問団のメンバーも、「行く先々で、インドの同志の盛大な歓迎と、若々しい拡大の息吹に触れました」と、感激の報告をしてくれた。
 なぜインドは、ここまで発展できたのか。訪問団のメンバーがその理由を尋ねると、誰もが胸を張って答えたという。
 「広宣流布を、全員が『わが使命』と確信し、立ち上がったからです。『他の誰かがやってくれるだろう』という考えを持った人は、一人もいませんでした」等と。
 かのマハトマ・ガンジーは「世界で最も偉大な人は常に一人立つ」と訴えた。広布に一人立つ創価の同志こそ、この地球で最も偉大にして最も尊貴な人なりと、私は声を大にして叫びたい。
 法華経の涌出品では、六万恒河沙等の「地涌の菩薩」が出現する。ガンジスの砂の数の6万倍、まさに無数の菩薩である。
 しかも経文には、一人ひとりの菩薩がそれぞれ六万恒河沙等の「眷属」を率いていると説かれる。
 眷属とは、共に生きる仲間であり、仏の教えに連なる人びとの意味だ。なれば「一人」の地涌の菩薩には、数え切れないほど多くの人々に仏法を教え、励まし、立ち上がらせていける無窮の力が具わっているのである。
 「ガンジスの一滴」は大河を生み出す一滴だ。同様に「一人」は、無限の可能性と、かけがえのない尊厳をもった無二の一人である。
 インドの友は、それを強く確信した。だから、一人から一人へと希望の励ましは広がり、使命を自覚した地涌の勇者が躍り出ていったのだ。
 ここに永遠不変の広布の直道がある。御聖訓に「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(御書1360㌻)と仰せの通りだ。
 インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士は、青年文化訪問団への記念講演の中で、この「一人の尊厳」を説いた法華経の精神を体現しているのが、創価学会であると讃嘆してくださった。そして「人間主義の哲学を、今世紀の中心的な思想にしなければならない」と訴え、創価の青年たちに限りない期待を寄せられたのである。
 時代は「人間のための宗教」を待望している。今、若くして妙法を持《たも》った青年諸君こそ、世界広布新時代の主役なのだ。
        ◇
 法華経二十八品の後半では、種々の菩薩が次々と現れ、法華経の行者の守護を誓っていく。
 その力用は、男女青年部の創価班、牙城会、白蓮グループをはじめ、壮年部王城会、婦人部香城会、会館守る会、サテライトグループ、ドクター部、白樺会・白樺グループ、統監部など、本年も一切の広布の活動を陰で支えてくださった皆様の姿に、厳然と顕れている。百千の天の音楽を鳴りり響かせ「能く娑婆世界の諸《もろもろ》の衆生を救護《くご》する者」(創価学会版法華経616㌻) といわれた妙音菩薩は、まさに音楽隊・鼓笛隊の皆さんだ。
 本年、音楽隊の創価グロリア吹奏楽団や関西吹奏楽団、鼓笛隊の創価グランエスペランサ、創価中部ブリリアンス・オブ・ピースが、堂々の日本一に輝いた。しなの合唱団の3年連続4度目の金賞も、本当におめでとう!
 また日韓国交正常化50周年記念イベントでの創価ルネサンスバンガードの熱向や、創価沖縄かりゆし太鼓のハワイ交流、さらに東北の被災地における音楽隊の「希望の絆」コンサートに、どれほど多くの人びとが勇気をもらったことか。
 法華経の会座における誓いを見事に果たし抜く菩薩の群像を、御本仏が最大に賞賛してくださっているに違いない。

「師子王の心」で
 いよいよ「世界広布新時代 拡大の年」だ。
 励ましの大地に、仏縁の拡大、友好の拡大、青年の拡大、人材の拡大の爛漫たる花を! そのための要諦は何だろうか。
 それは第一に「祈り」の拡大である。
 第二に自身の「境涯」の拡大である。
 そして第三に「勇気」の拡大である。
 「祈り」「境涯」「勇気」──この三つの拡大を通して、わが人生と地域と世界の新時代を、朗らかに邁進していこう!
 日蓮大聖人は門下に「各各《おのおの》師子王の心を取り出《いだ》して」(御書1190㌻)と仰せである。
 いかなる「苦難の冬」にも師子王の心で敢然と挑み、我らは幸福の春風を大きく広げ、世界平和という「地球の春」「人類の春」を呼ぶのだ。
 皆、風邪をひかないように! どうか、最高に明るく楽しいお正月を、仲良くお迎えください。

 大歓喜
  生命《いのち》の讃歌を
   人類ヘ
  贈り広げむ
   新たな年も

タゴールの言葉は『タゴール詩集』渡辺照宏訳(岩波書店)、べートーベンはロマン・ロラン著『ベートーヴェンの生涯』片山敏彦訳(岩波書店)、ガンジーは『ガンディー 私にとっての宗教』所収、浦田広朗訳(新評論)。

2015-12-27 : 随筆 民衆凱歌の大行進 :
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