随筆 民衆凱歌の大行進 No.29 希望輝く創価の人材城

随筆 民衆凱歌の大行進 No.29 (2015.11.30付)

希望輝く創価の人材城

人間の勝利のため 幸福のため
SGI永遠に「対話の大道」を歩む
使命の一日一日が100周年を開く偉業


 「人を作れ、人を作れよ」──これは、私の若き日の座右の一書『レ・ミゼラブル』の一節である。教育をはじめとする光明で、社会の悲惨の暗黒を打ち払い、人類の前身を成し遂げんとする祈りが込められている。
 ビクトル・ユゴーの時代も、また牧口、戸田両先生が『創価教育学体系』を発刊した世界大恐慌の渦中も、さらに現今の揺れ動く世界にあっても、社会変革の最大の焦点は「人」にこそあ。
 人間を、偉大な人間を育てるしかない。人間が自らの生命を光輝あらしめていくしかない。
 何のために、創価学会は生まれたのか。それは人間のためだ。自他共の「人間革命」のためだ。
 法華経に説かれる地涌の菩薩を呼び出し、この娑婆世界で、民衆の幸福と平和のために戦う人材群を築き上げるのだ。
 「創立」の誓いより85周年──。
 わが創価学会は、事実として世界中に地涌の菩薩を湧現している。壮大な人間教育の大地となり、滔々たるた人材育成の大河となって、人類社会を潤していく新時代が始まっているのだ。

広布の闘士たれ
 日蓮大聖人の立宗宣言あって700年──恩師・戸田先生には絶対の大確信があられた。
 「創価学会のごとき団体の出現が、過去七百年間に、いったい、どこに、どの時代に、あったでありましょうか」
 日蓮仏法を、現代に生き生きと蘇らせ、広宣流布ふの大闘争を開始されたのが、牧口先生であり、戸田先生である。
 学会の出現なくして、大聖人の未来記の実現はなかった。
 そして恩師は、私たち門下に100年、200年先、「あれみよ、あの人々は、広宣流布のために働いた人々である。広宣流布の闘士であったよ」と世の人に謳われ、大聖人の御賞讃を受ける人生であれ、と望まれた。
 私には、この通りの人生を歩み抜かれた、尊き「広宣流布の闘士」たちが、一人ひとり偲ばれてならない。
 大聖人は、「一切の諸仏・霊山浄土に集まらせ給いて・或は手にすえ・或は頂《いただき》をなで・或はいだき・或は悦び・月の始めて出でたるが如く・花の始めてさけるが如く・いかに愛《あい》しまいらさ給うらん」(御書
1570㌻)とお約束である。
 この仰せさながらに、創価の功労の宝友たちが、皆、三世にわたる「常楽我浄」の生命の軌道を進まれていることは絶対に間違いない。
 仏意仏勅の学会と共に生き抜く人には、限りない幸福と充実と満足の人生が永遠に開かれていくのだ。

人道の連帯広げ
 今回の本部幹部会、またSGI (創価学会インタナシヨナル)総会には、60カ国・地域から260人の尊き広宣の指導者たちがはるばる集ってくださった。
 欧州のメンバーもおられた。過日の同時テロの悲劇と犠牲に対し、深く哀悼の意を表したい。とともに、暴力と憎悪の連鎖をを止めるため、我らは一段と粘り強く、平和と人道の民衆の連帯を広げゆくことを誓い合いたい。
 また、5年前の大地震より必死に復興を遂げてきた中米ハイチからも、婦人部のリーダーが駆かけつけてこられた。
 仏教発祥の地で躍進するするインドの友も、そし
て、釈尊生誕の国ネパールの代表も参加された。
 本年4月のネパールの大震災に対し、あらためてお見舞い申し上げるとともに、地域と社会の信頼の柱として奮闘する同志をを心から労いたい。
 思えば、ネパールを私が初訪問したのは、1995年(平成7年) の10月末から11月にかけてであった。今年で、20年の節を刻んだ。
 首都カトマンズ市内で行われたネパールSGIの総会で、私たちは約しあった。──「皆、兄弟姉妹として、どこまでも仲良く進もう。一人ひとりが良き市民、良き国民として「輝く存在」になつていこう、と。
 今、まさしく“輝く人材”が林立する大発展を築いてくださった。
 世界中で、わが創価家族は麗しき異体同心の陣列で前進している。

SGI憲章20年
 ネパールなどアジア歴訪から名古屋に帰国し、
私は中部、関西の友と創立の月を祝賀した。
 大阪で行った本部幹部会、関西総会の席上、正式に発表されたのが「SGI憲章」である。 ¨
 前文では、仏法の人間主義に基づく「世界市民の理念」「寛容の精神」「人権の尊重」を掲げ、人類社会に貢献することを謳い上げた。
 その大目的の実現のために、我らが用いるものは何か──。それは、「非暴力と対話」にほかならない。
 「憲章」には「SGIは人間の交流を基調として、日蓮大聖人の仏法の理解を広げ、各人の幸福の達成に寄与していく」との項目がある。
 S G Iは、どこまでも、一対一の対話を基本にした「人間の交流」を通して、幸福と平和の光を広げていくのである。
 このほど、制定された「創価学会『勤行要典』の御祈念文も、「世界広宣流大願成就」と掲げ、「世界の平和と一切衆生の幸福のために」と結ばれている。
 仏法源流たる初転法輪(最初の説法)の後、弟子たちに呼びかけた。「いざ遊行(伝道) せよ。多くの人々の利益と幸福のために」(相応部経典) と。
 法華経の方便品には、「仏世尊は、饒益する所多く、衆生を安楽ならしめたまう」(創価学会版法華経123㌻)とあり、衆生に利益を与え、安楽にさせることが仏の目的であると説かれる。
 立正安国を願われた大聖人は、「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(御書720㌻)、すなわち妙法の力で、尽未来際へ、全民衆を救いきっていくと、御断言である。
 この仏法の正当の流れに則って、SGIの理念と実践はある。

一人と向き合う
 先師・牧口先生に折伏された教育者が40年後、手記を残している。
 若き日、牧口先生の自宅を訪れた彼に、先生はあらゆる角度から切々と仏法を語られた。
 「心の問題、それは宗教だよ」「畳の上の水練ではだめ。実行だ! 修行だ! 世界最高の宗教なるがゆえに、絶対にわかる。この最高宗教を、命がけで修行する、その努力と勇気があればね」
 さらに先生は、「老人にはなったが、私も実践はしている。若者は実行と決意、やれば必ずできる」と励まされた。大情熱と真心に触れ、青年は実践を決意したのである。
 入信の日、青年は道に迷い、約束に30分も遅れてしまった。しかし、牧口先生は「さあさあ」と、優しく案内された。その慈眼には涙が光っていたと無料の感謝とともに述懐している。
 これが、我らの「創立の父」であり、「殉教の師」であられる。眼前の一人を、徹して大切にされる先師であった。
 大聖人は、「日蓮は、この法門を語ってきたので、他の人と比べものにならないほど、多くの人に会ってきた」(同1418㌻、通解)と仰せになられた。
 人と会う、人と語る。一人また一人と対話し、妙法の種を蒔き、仏縁を結んでいく。ここに仏法実践の要諦があり、三代の師弟で切り開いてきた人間主義の光道がある。
 SGIは、永遠にこの「対話の大道」を歩み抜ていくのである。

信心の底力を!
 女性の門下かへ贈られた御抄に、「よき師と・よき檀那と・よき法と此の三《みつ》寄り合いて祈を成就し国土の大難をも払うべき者なり」(同550㌻)と仰せである。
 牧口先生も、戸田先生も、それぞれの御書に線を引かれて、大切にされていた御金言である。
 創価の師弟は、大聖人に直結し、題目の音声《おんじょう》を地球上に轟かせながら、人類に襲いかかる、いかなる試練にも挑み、世界広宣流布の大願成就へ邁進するのだ。
 今、地涌の菩薩が活躍する天地、ロシアの大文豪トルストイは、「われわれにはこの世で果たしうる特別な偉業などというものはない。われわれの全生涯が偉業でなけれはならない」と言った。
 本来、生命そのもの、人生そのものが何よりも尊い。この尊き生命の本源力を取り出《いだ》して、地道に、誠実に、懸命に生き抜く、わが同志の健闘そのものが、偉業なのだ。日々、たゆまず唱題し、仏法対話に励む一日一日が、人類史に輝く偉業なのである。
 私たちは、自身の人生の一日また一日を、勝ら飾りながら、後継の青年たち、、宝の未来っ子たちへ、しっかりと広宣流布のバトンをつないでいきたい。
 今日よりは90周年、さらに100周年へ 、勇気と誠心誠意の対話、友情と励ましの対話で、いやま
して民衆の凱歌の光を広げていこうではないか!
 その常勝の原動力こそ「信心」である。
 一家和楽の信心。
 幸福をつかむ信心。
 難を乗り越える信心。
 健康長寿の信心。
 絶対勝利の信心。
 我らが世界で実証してきた創価学会の信心──この無限の底力を発揮して、人類の悲願である、恒久平和への壮大な大河の流れを開いていくのは、いよいよこれからなのである。
 さあ、新たな拡大だ。永遠の五指針に謳う偉大なな信心の炎を燃やして!

 創価とは
  人材きらめく
   銀河かな
  価値創造の
   光は無窮に

ユゴーの言葉は『レ・ミゼラブル』豊島与志雄訳(岩波書店)、相応部経典は増谷文雄著『仏教百話』(筑摩書房)、トルストイは『文読む月日』北御門二郎訳(筑摩書房)。
2015-12-04 : 文学と人物を語る :
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