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21世紀への選択

21世紀への選択 マジッド・テヘラニアン共著
  単行本 潮出版社 2000.10.2刊 ¥1680(税込)
  池田大作全集 108巻 聖教新聞社 ¥3000(税込) 

対談者 マジッド・テヘラニアン(Majid Tehranian) プロフィール 

 ハワイ大学教授・戸田記念国際平和研究所所長 1937年 イラン・マシュハド生まれ 
 ハーバード大学で修士号・博士号を取得
 スパーク・マツナガ平和研究所所長などを歴任
 著書に『グローバル・コミュニケーションと世界政治』など

はじめに   池田大作
まえがき 仏教とイスラムの歴史的出合い   マジッド・テヘラニアン

第1章 仏教とイスラム──平和への対話
行動する平和学者として
生い立ち──幼き日の思い出
人間を野獣に変える“戦争の愚かさ”
「平和への道」を歩み始めるまで
人間の真価は「権力との戦い」に表れる
平和への「持続の挑戦」と「責任への挑戦」
求められる「対話」の精神
「人間性」という共通の大地に立って
「他者性の尊重」に基づく「開かれた対話」
優れた「対話の人」こそ真の平和主義者

第2章 「寛容」と「多様性」──地球ルネサンスの精神
「憎悪の連鎖」を断ち切るために
認識せずして評価するな 
イスラム文化を象徴する時間に対する価値観
自国中心の世界観からの脱却
「他者の苦」「永遠なるもの」に対する感性
「現実の行動」こそ宗教の要諦
「信頼できる人」との評価がもたらした活躍の舞台
イスラム文明の真髄──「多様性」
ルネサンスの恩人はイスラムの科学と文化
「寛容」が学者・科学者の交流を促進
画一化は死、多様性こそ文化の生命力

第3章 対立から共生へ──豊饒の時代の到来
イスラム世界の指導者と対話を
人間の内なる力は何事をも可能にする
「苦の認識」から「苦の原因の探求」へ
人々の幸福のために歩きに歩き、語りに語るのが仏
島国根性への良薬──「桜梅桃李」
政治と宗教の「創造的緊張関係」
現実世界と対話しつつ民衆の中で法を具現化
冷笑主義の蔓延する現代の病理とどう向き合うか
『法華経』の教えは「多様性讃歌」

第4章 文明間の対話──諸宗教の共存
イスラムの教義と信仰の対象
ユダヤ教、キリスト教との関係性
イスラム誕生は“7世紀の宗教改革”
モスクの管理・運営方法と宗教的指導者の役割
創始者の精神──「人間主義」の原点に帰れ
信仰は現実生活の実践に結実
礼拝は「聖なるもの」「平和」への祈り
イスラムはなぜ世界宗教になりえたか
民衆の「暮らし」のレベルで諸宗教は共存
砂漠は大海、オアシスは港、ラクダは船
生きた人間の「生の重み」を復権せよ
「30羽の鳥」たちの美しい寓話が教えるもの
必要な「驚きの発見」と「畏敬の念」

第5章 永遠の生命の視座──意識と人生の変革

仏教の根本目的は貧・瞋・痴からの自由
自らの本質を思い出し、無知の鎖を切る
言語による認識の限界を厳しく批判
「囚われの鎖」から解放する「如実知見」
いまこそ要請される欲望からの自由
経済に倫理を導入したセン博士の画期的理論
国際的な開発援助の模範「貧者の銀行」
求められる「人間の幸福のための経済」
仏教と人権思想深化の道のり
利他的行為が自らを高める
仏教の「輪廻説」が教えるもの
いまの一瞬に無限の生命を生きる
  
第6章 「宗教的精神」の蘇生──価値を創造する魂
「宗教的精神」の蘇生をめざして
「にもかかわらず」生きる──絶望を希望に転換する勇気
宗教は存在の根源への「究極的かかわり」
言葉の奥底の「意」を読み取る努力
“権力との闘争”通じ、「原点の心」を救い出す
真の宗教は理想的な共同体を建設
現実との対話こそ組織を活かしゆく「血液」
仏法の平等観の根本は、他者の「仏性」への尊敬
イスラム社会がめざした平等と寛容のあり方
異質であることは「差別」でなく「尊敬」の根拠

第7章 「地球文明」の創出──平和への第三の道
ペルシャ湾岸地域に平和を築くために
二つの文明史観──『西洋の没落』と『歴史の研究』
トインビー博士の特筆すべき業績
「自文化中心史観」のもつ覇権主義的思考
「寛容」と「共生」を基軸とする新たな地球文明
異文化の出合いの歴史──日本と西洋
20世紀の二面性──人間の二面性をそのまま反映
「同苦」の精神が、文化や国家の壁を超える
ハンティントン教授の「文明の衝突」論
「人権」を人類普遍の価値とするために
文明観の対話に欠かせない「実際的」「現実的」視座
地域ごとに異なる「対立」の原因
「文明の衝突」論が集団間の対立を煽る懸念

第8章 精神の内発性──人類を照らす普遍の光
変革のダイナミズムこそ文明の生命
文明観の創造的関係を生み出す「開かれた対話」
「ミリンダ王の問い」が現代世界に示唆するもの
自由で平等な言論社会のうえに民主主義は発展する
文明を結ぶ“対話の詩人”
「文明の十字路」としての中央アジア
多様性の奥には「人間性」という普遍の光がある
大いなるコスモス──「共生」の秩序感覚

第9章 人間の安全保障──核兵器のない世界へ
戸田平和研究所を創立した目的
平和のために具体的提案と行動を
核廃絶の指針──「原水爆禁止宣言」の意義
「戦争の世紀」を繰り返さないために
国連を「人類的機関」へと強化
国家に依存しないアクター(主体)の台頭
発達するメディア報道の問題点
メディアと民主主義の新たな可能性
情報革命に欠かせない「魂の触れ合い」
「対立的競争」から「協調的競争」へ
人間生命の内なる変革が平和を築く

第10章 世界市民の要件──「共同体」と「世界」の往還の中で
「戦争の世紀」──20世紀のもつ意味
悲劇の歴史から教訓を学びとる
人類の危機と精神の「枢軸時代」
「真理こそ神」──ガンジーの宗教観
現代に要請される「開かれた宗教」
人間のための宗教への転換
深刻化する「民族問題」を乗り越えるために
現代のアイデンティティーの危機の特徴
「郷土民」「国民」「世界民」の三つの自覚
地球化時代に対応した「平和教育」を

第11章 人類共生への「選択」──地球的統合をめざして
「人間の価値」をいかに守るか
地球一体化がもたらす善悪の両側面
「建設」「共生」を目的とする新たな経済システムの構築
ボーダレス化のなかでの「地域統合」
北東アジア地域における「平和的共同体」の創設を
中東問題解決のカギはどこにあるか
多様性と共栄を促進する「開かれた地域主義」を
強い自覚で未来を「選択」──真の自由と現実変革の力
認識においては悲観主義 意志においては楽観主義
「友情」こそ平和を広げゆく最も美しく強い“絆”
2006-05-07 : 文明間対話 :
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