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ブラジル カステロ・ブランコ大学「名誉博士号」授与式への謝辞

ブラジル カステロ・ブランコ大学「名誉博士号」授与式への謝辞 
      (2015.6.17 ブラジル池田文化会館)

 ブラジル・リオデジャネイロ市の「カステロ・ブランコ大学」が池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉博士号」を授与した。世界平和の建設への傑出した貢献を讃えたものである。
 授与式は17日午後5時(日本時間18日午前5時)から、サンパウロ市のブラジル池田文化会館で行われ、同大学のマウリシオ・フェヘイラ・マガリャンエス総長から池田SGI副会長に学位記が託された。
 同国の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は21となった。

 壇上でそっと涙をぬぐう女性がいた。
 アナ・パウラ・ジソーニ氏。カステロ・ブランコ大学創立者の故ヴェラ・コスタ・ジソーニ前総長の長女で、同大学のオーナーである。
 「池田博士がこれほどまでに母のことを知ってくださっていたとは、思いもしませんでした。感動で胸がいっぱいです。
 博士の謝辞には、美しい言葉がいっぱい詰まっていました。母も喜んでいるに違いありません」
 「わが大学と創価大学は同じ年に誕生し、同じ精神で結ばれています。博士に『名誉博士号』を授与することは母の悲願でした。その夢は、きょう実現しました」
 大学の設立に、どれほど、筆舌に尽くせぬ労苦があったことか。
 どれほどの苦難を乗り越えなければならなかったか。
 その真情は、同じ創立者でなければ分からない。
 ゆえに池田SGI会長は、ジソーニ前総長の功績を最大に賞讃しつつ、謝辞の中で参加者に、こう呼び掛けた。
 「このあまりにも気高い『教育の母』と、その継承の劇に、私たちは、感謝と尊敬の大拍手をお送りしたいのであります」
 ジソーニ前総長を宣揚する池田SGI会長の言葉に、温かな喝采が広がる。その音は、しばし鳴りやむことはなかった。


マガリャンエス総長の授与の辞

教育こそ変革の力!
今こそ池田博士の行動に学べ


 現代世界において、善良な市民を最も悩ませているのは、地球全体を感う無秩序です。
 宗教への不寛容や、テロ行為、人権侵害、飢餓、さらには、資源の枯渇など、地球規模の課題は枚挙に暇がありません。
 世界の指導者たちは、少なくとも半世紀以上にわたって、解決への方途を探る議論を重ねてきました。
 世界ではいまだ、安全な水を飲めない人がいます。地球上には約70億人が存在しますが、8人に1人が十分な食糧を得ることができません。その一方で、豊かな国では、多くの食べ物が無駄にされているのが現実です。
 2012年6月、ブラジルで「国連持続可能な開発会議」(リオ+20 )が行われ、各国首脳らが環境保全と経済成長の両立などについて議論しました。私も生物学者の立場で、私たちの大学の学者、学生と共に、会議に参加し、環境問題について議論しました。
 今でこそ、こうした持続可能な社会の実現に向けた議論は広がっていますが、池田大作博士は、ローマクラブの創始者アウレリオ・ペッチェイ博士との対談の中で、30年以上も前から、このテーマを議論されています。
 池田博士はまた、恩師の教え通りに半世紀以上にわたり民衆運動の指揮を執り続けた無二の人物です。人々を啓発する数々の作品た執筆するとともに、軍縮、環境保護、教育、人権などの問題と向き合い、国際協力に、戦争や紛争の
終焉のために献身された、尊敬と顕彰にふさわしい平和主義者であり、世界平和の模範の指導者であります。私たちは、常に他者の幸福のために尽力されてきた池田博士の思想と行動に学ぶべきです。
 社会を変えるために重要なのはい一にも二にも三にも教育です。より良き人を育てるためには、教育以外に方法が見つかりません。
 それは、大学の使命でもあります。わが大学は、もともと田園地帯にある小さな学校でしたが、今や、リオデジャネイロに四つのキャンパスを有し、30学科を擁する総合大学に発展しました。この大学に、30年にわたり勤めることができたのは、私の誇りです。
 こうした大学の発展は、ヴェラ・コスタ・ジソーニ前総長の夢でした。残念ながら昨年12月に亡くなられましたが、大学のために全生命を捧げた素晴らしい教育者でした。
 「教育で社会を変革できる」──それは、前早朝の口癖でした。
 本日、敬愛する前総長の思いの通りに、わが大学をあげて、池田博士に名誉博士号を授与させていただきます(大拍手)。

池田SGI会長の謝辞(代読)

若人に希望 勇気 知恵の言葉を
民衆に尽くす人材を未来へ


励ましが最善を引き出す
牧口先生
母性は本来の教育者、社会の建設者

 一、今、世界の青少年が憧れてやまない「希望都市」こそ、明年オリンピッシ開催に向けて、いよいよ躍動しゆくリオデジャネイロ市であります。
 私も大好きなリオの天地を、人道の作家ツヴァイクは、「日々何かを発見する楽しみに満ちている」「全てが鮮やかなまばゆい色に輝いている」と謳いあげ「世界で最高に美しい都」と絶讃しました(宮岡成次訳『未来の国プラジル」河出書房新社)
 ただいま私は、世界に開かれた「平和の港」リオに輝く「教育の大船」たるカステロ・プランコ大学より何よりも栄えある名誉博士の称号を賜りました。
 貴国への忘れ得ぬ初訪問より55年──。
 この栄誉を、私は、共に苦楽を分かち合って、平和と文化と教育の連帯を築いてきたブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の友人たちと、謹んで拝受いたします。
 誠に誠にありがとうございました(大拍手)。

創立精神の継承
 一、誇り高き貴大学の創立は、1971年3月。それは、わが創価大学が開学する前月のことであり、奇しき縁を感じてなりません。本日は、44星霜という同じ歳月を教育に注がれて
きた貴大学の情熱と伝統に学びながら、私たちは、三点にわたって決意し合いたいと思うのであります。
 第一に、「人材を育む母なる心を未来へ!」という点であります。
 貴大学の源流は、一人の準大なる母の奮闘によって創られました。
 その方こそ、誰もが平等な機会を得られる社会の建設に貢献することを大学の使命とされ、豊かな教養を備えた人材の育成に尽くし抜いてこられた、創立者のブェラ・コスタ・ジソーニ先生であります。
 先生は、全生命を賭して、大学を守り、学生を愛し、最高の教育環境をつくり上げられました。ユネスコ(国連教育科学文化機関)のブラジル代表としても、不滅の功績を残されております。この創立者の精神を、後継のマガリャンエス総長は、厳然と受け継がれております。
 さらに、創立者のご息女のアナ・パウラ・ジソーニ先生は、大学のオーナーとして、決然と不二の道を歩まれております。
 このあまりにも気高い「教育の母」と、その継承の劇に、私たちは、感謝と尊敬の大拍手をお送りしたいのであります(大拍手)。
 今年は、私たち「創価教育」の出発から85年であります。
 原点となった『創価教育学体系』において、平和の信念に殉じた牧口常三郎先生は、「母性は本来の教育者であり、未来に於ける理想社会の建設者」(『牧口常三郎全集第6巻』第三文明社)と力強く断言しておりました。
 青年を温かく慈しむ母性の大地ありてこそ、若き人材の大樹は天高く伸びます。
 私の知るブラジルの母たち、女性たちは、いずこにもまして、青年への慈愛が満ちています。この豊かな母性の大地から、いやまして力ある人材群が林立してゆくことを、私は確信してやまないのであります。

失敗を恐れるな
 一、第二は、「最善を引き出す励ましを若人ヘ!」ということであります。
 マガリャンエス総長が敬愛される“非暴力の父”マハトマ・ガンジーは、訴えております。「教育とは、あらゆる面において、子どもや大人から最善を引き出すこと」(M・K・ガンジー著、片山佳代子編訳『ガンジーの教育論』星雲社)である、と。
 ここにこそ教育の真髄の力があるといっても、決して過言ではないでありましょう。
 貴大学におかれましては、先生方が積極果敢に学生の輪の中に飛び込み、一対一の触れ合いを心掛けておられると伺っております。その先頭に立つ総長ご自身が、青年たちに「諦めずにとことん挑戦を」「失敗を恐れるな」とのエールを送られ、一人一人を徹して激励してこられました。
 まさに、励ましこそ、生命の最善を引き出す鍵ではないでしょうか。
 東洋の至言には、「言《ことば》と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」と説かれます。
 人間の絆の衰弱が憂慮される時代だからこそ、若人の命に届く、希望の言葉を、勇気の言葉を、知恵の言葉を、いっそう強く明るく響かせていきたいと思うのであります。

天文学者モウラン博士
苦しい時ほど生命を輝かせよ

青年の力は無窮
 一、第三に「価値創造の光を放つ無窮の青年力を世界へ!」と申し上げたい。
 私は、リオデジャネイロ生まれの天文学者モウラン博士と、ブラジルの国旗にも描かれる、南十字星の意義をめぐって語り合ったことがあります。
 モウラン博士は、煌々と輝く南十字星の背景の空が一段と暗いことに触れて、強調されました。
 「私たちも、置かれた状況が暗ければ暗いほど、また、辛ければ辛いほど、より輝かなければなりません。暗い時、苦しい時ほど、私たちの生命の輝きを際立たせるように努めなければなりません」(『天文学と仏法を語る』第三文明社)と。 
 逆境にあってこそ、生命の輝きを増し、新たな創造の光を放つ青年力が、今ほど求められている時代はないでありましょう。
 マガリャンエス総長は、学識の錬磨とともに、青年の心に不屈の炎を灯しながら、逸材の星雲を生み出してこられました。 長年、環境教育に力を注いでこられた総長は、いわゆる自然環境の専門家にとどまらず、環境そのものを変えていける力を持った人材、つまり、現状を変革していけることを自覚した指導者の育成を目標に掲げてこられたのであります。
 わが創価大学では本年、工学部が「理工学部」へと発展し、自然環境の保護を含む地球的諸問題群の解決へ、新たに「共生創造理工学科」を開設しました。
 世界は「地球共生」の理念を体し、創造力に富めるリーダーの登場を待ち望んでおります。無窮の力を秘めた宝の青年たちと共に、私たちは「共生と創造の21世紀」を、断固として光輝あらしめていこうではありませんか!
 一、貴大学は、地域と社会に開かれた学舎として、診療所や法律相談、動物病院のサービスを提供し、さらに、識字教育や疾病予防、高齢者へのIT教育といった講座を開かれるなど、民衆への奉仕を積極的に行っておられます。
 仏法において、菩薩が起こす誓願の第一は、全ての人々を救わんとする壮大な誓いであります。
 民衆の幸福、人類の平和という誓願に生きる人材を未来へ薫陶する宝城こそ、真の大学でありましょう。
 本日、私は、その模範を体現されている貴大学の名誉ある一員とさせていただきました。これからも一生涯、愛するリオの繁栄を祈りつつ、貴大学の皆さま方と連帯して、青年の道を開いてまいる決心です。
 結びに、貴大学に無限の栄光あれ! 永遠の発展あれ! と念願し、私の謝辞とさせていただきます。 ムイト・オブリガード(ポルトガル語で「大変にありがとうございました!」) (大拍手)
2015-06-29 : スピーチ・メッセージ等 :
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