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「核兵器なき世界への連帯」長崎展へのメッセージ

「核兵器なき世界への連帯」長崎展へのメッセージ
                 (2013.11.2 長崎市 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館)

 創価学会インタナショナル(SGI)が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の協力で制作した「核兵器なき世界への連帯──勇気と希望の選択」展の長崎展が2日、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で開幕した。これは被爆地・長崎を挙げての国際会議である第5回「核兵器廃絶──地球市民集会ナガサキ」(2~4日)の自主企画展示として行われるもの。開幕式には、長崎市の田上富久市長、「地球市民集会ナガサキ」の朝長万左男実行委員長、アメリカの核時代平和財団のデイビッド・クリーガー会長など多数の来賓が参加。池田SGI会長はメッセージを寄せ、核兵器廃絶のために長崎の人々が共感を広げてきた「勇気と希望の選択」を、21世紀の世界を動かす平和の大潮流へ高めていかねばならないと訴えた。会期は今月10日まで。

核兵器の不使用を人類規範に
“被爆地の声が時代を動かす”


 今回の開催にあたり、ご協力をいただいた関係者の皆さまに、192カ国・地域のSGIを代表し、心より御礼申し上げます。
 戦後、70年近くにわたって、被爆者の方々やご家族をはじめ、長崎の皆さま方が、世界に訴え続けてきたメッセージとは何か。
 それは、長崎を“核攻撃を受けた最後の都市”にすること──すなわち、自分たちが味わった経験を、世界中の誰にもさせない、これから生まれてくる未来の世代にも断じてさせない、との誓いであります。
 先月、この長崎の精神とも相通じる、「核兵器の人道上の影響に関する共同声明」が国連総会第1委員会で発表されました。
 昨年5月以来、4回にわたって積み重ねられてきた共同声明の柱は、「いかなる状況下でも」と明記されている通り、一切の例外を認めることなく、核兵器の不使用を求めている点にあります。
 これは、「核兵器の非人道性」を真摯に受け止め、その重大性に鑑みて、“核兵器は絶対に使用してはならない兵器である”との規範意識を国際社会で確立していくための重要な取り組みにほかなりません。
 最初は16カ国だった賛同国も、回を重ねるごとに共感の輪が広がり、先月の声明に対しては、実に125カ国にまで連帯が拡大しました。
 わずか1年半足らずのうちに、日本の初参加をはじめ、国連加盟国の約3分の2を占めるまでの賛同国の拡大を果たす上で、かけがえのない後押しの役割を果たしたのも、長崎そして広島の方々の真摯な叫びと行動であったことは、多くの人々が認めるところであります。
 毎年、8月9日に世界に発信されてきた「長崎平和宣言」はもとより、2011年11月には長崎市などの尽力によって国連欧州本部に原爆資料の常設展が開設されたほか、昨年4月には長崎大学に「核兵器廃絶研究センター」が発足しました。そして今年は、NPT再検討会議の準備委員会に「ナガサキ・ユース代表団」が派遣されております。
 このユース代表団の提案で、準備委員会の本会議で発表されたNGOによる声明に、次の一文が盛り込まれたと伺っております。
 ──私たちは被爆者と全く同じ経験はしていませんが、被爆者の証言を聞くことによって、どれほど核兵器が非人道的なものであるか想像することはできます──と。
 非常に重要なメッセージであります。科学的な分析やデータだけでは、核兵器の非人道性を語る上で十分ではありません。原爆投下が人間にもたらした本当の苦しみや痛みは、生身の声や言葉を通じてしか伝わらないからです。そしてまた、その言葉が語り継がれ、より多くの人々に共有されてこそ、「核兵器のない世界」を求める心と行動は、世代から世代へと、どこまでも力強く、着実に広がっていくからです。
 被爆者として核廃絶運動の先頭に立ち続け、7月に逝去された山口仙二さんは生前、署名活動に奮闘する高校生らを、「平和というと大きな問題と考えてしまうが、自分たちにできることをやっていけばいい。小さくても継続することで輪は広がり、世界を動かす力になる」(「長崎新聞」2008年8月8日付)と励まされたことがありますが、この言葉に象徴される“長崎の心”こそ、私どもが今回の展示を通じて発信したいメッセージの核心をなすものであります。
 私と対談集を編んだパグウォッシユ会議のロートブラット博士も「ナガサキ」と「ヒロシマ」を平和行動の原点として立ち上がった方でしたが、この山口さんの言葉と響き合う信条を述べていたことを思い起こします。
 「私は民衆が、社会に影響を与える力を持っていると信じています。どんな努力も無駄にはならない。池に小石を投げれば波紋が広がります」「どんな人にも、社会を変えていく、この波紋を生み出す力がある」(『地球平和への探究』潮出版社)と。
 この市民社会からの発信という面で重要な歴史を刻んでこられたのが、2000年にスタートし、今年で5回目を迎える「核兵器廃絶──地球市民集会ナガサキ」であります。
 毎回の集会を通じて、長崎の方々が一つ一つ積み上げられ、共感の波動を広げてきた「勇気と希望の選択」を、今こそ、21世紀の世界を動かす大潮流へと高めていかねばなりません。
 そのために、今回の集会のテーマとして掲げられている通り、「核兵器の非人道性」を世界を動かすための“アルキメデスの支点”としながら、地球市民の心で平和のために行動する諸団体や多くの方々と力を合わせて、核兵器の禁止に向けた具体的な動きを加速させるべく、国際世論を幅広く喚起していきたいと願うものです。
 結びに、ご臨席の皆さま方のご健勝とともに、さまざまな面でご協力をいただきました各団体の益々のご発展をお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
2013-11-04 : スピーチ・メッセージ等 :
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