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随筆 我らの勝利の大道 No.115 御書根本の勇将たれ

随筆 我らの勝利の大道 No.115     (2013.9.25付)

御書根本の勇将たれ

輝け!『行学二道』の勇気の太陽
「人生勝利」「幸福栄光」の大博士に!


世界が生命の大哲理を待っている

 日蓮大聖人が説いた静かなうねりが込められた『御書』は、人類の魂の書です」──インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士が、こう断言されていた。
 仏教文化研究の世界的権威であられる博士は、続けて語られている。
 「だからこそ、私たちが御書を学ぶことで、世界の危機を転じゆく崇高な道が開かれていくのです」と。
 我ら創価の教学運動は、まさしく世界最高峰の哲学を究め、人類の未来を照らしゆく希望の行進なのだ。
 今、青年部教学試験2級を目前に、求道の若人が真摯に研鑽を続けている。
 また、11月に行われる伝統の教学部任用試験への尊い挑戦も始まった。
 私は“全員が信心の勝利者たれ”と祈りつつ、受験メンバーを支える同志の方々、さらに講義等を担当される先輩方にも、心から感謝の思いを捧げたい。
        ◇
 険難の
  坂に挑まむ
     御書 胸に

 大聖人は、最愛のわが子を亡くした悲しみの門下に寄り添われて仰せである。
 「法華経は仏説なり仏智なり一字一点も是を深く信ずれば我が身即仏となる」
 「毒薬変じて薬となり衆生変じて仏となる故に妙法と申す」(御書1437㌻)
 御書は、いかなる悲哀からも蘇生する光源である。
 誰人たりとも幸福勝利を開きゆく推進力である。
 この御書に則り、今、あの地この地で婦人部総会が行われ、仲良く朗らかな対話の花が咲き薫っていることを、御本仏もいかばかりお喜びくださることか。

師子吼が「文字」に
 本年は、大聖人が法本尊開顕の書である「観心本尊抄」を著されてより、740周年にあたる。
 竜の口の法難を経て佐渡に流罪されて3年目(文永10年=1273年)の御執筆であられた。
 佐渡での大聖人の境遇は過酷なものであった。その身命を削られての御苦闘は今、青年たちが研鑽している「種種御振舞御書」にも克明に記されている。
 佐渡で最初の冬を越されたのは、「天井は板間が合わず、四方の壁は破れて雪が降り積もって消えることがない」(同916㌻、通解)ような、粗末な塚原の三昧堂であった。衣食にも事欠かれていた。
 その厳しい冬を乗り越えられて、一谷《いちのさわ》に住まいを移されたが、念仏の強信者の監視下に置かれ、命を狙われることもあった。
 しかし、大聖人は執筆の手を休められなかった。状況が厳しければ厳しいほど、徹して書き続けられた。
 紙の調達も困難で、一枚も無駄にはできなかった。
 例えば「観心本尊抄」は、17枚の紙の表裏にぎっしりと書き込まれている。そのうち12枚は普通の和紙だが、残りの5枚は、裏の字が透けるような、小さく薄い雁皮紙である。
 その貴重な紙に綴られた終盤には、「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(同254㌻)等の御聖訓が、雄渾なる筆跡で記されている。
 命に及ぶ迫害の只中にあって、不屈の魂で民衆の幸福のために言論闘争を貫かれた御生涯を拝する時、感涙を禁じ得ない。
 「仏の御心はこの文字に備れり」(同1122㌻)と仰せの如く、御書を開き拝せば、時空を超えて、大聖人の大師子吼が、烈々と生命に轟いてくるのだ。
        ◇
 現代にあって御書に直結し、大法弘通の実践を貫いている門下は、創価の師弟の他に絶対にない。
 学会は、これまで、幾度となく、年間のテーマを「教学の年」と掲げ、大いなる前進を続けてきた。
 最初の「教学の年」は、50年前の昭和38年(1963年)であった。
 恩師・戸田城聖先生に誓った「300万世帯の拡大」を達成して、意気軒昂に迎えた年である。
 勝ち戦の時にこそ、永遠に絶対勝利の因をつくらなければならない。
 年頭の1月2日、私はリーダー1200人に自ら「法華初心成仏抄」を講義することから出発した。
 続いて6日には、全国で任用試験が行われた。
 年末年始、研鑽に励んでこられた尊き「庶民の博士」の方々を少しでも労いたいと、私は受験会場を何カ所も回った。子連れの親御さんも多くおられた。「一人も残らず未来の大指導者に」と、お子さん方を激励したことも懐かしい。
 8日には羽田空港から、アメリカ、欧州、アジアと、約3週間で世界を一周する広布旅に飛び立った。
 私は空港まで見送ってくれた友に語った。
 ──世界の広宣流布のために、10年、30年、100年先の布石をしてくるよ、と。
 行く先々で、教学試験も行った。まだ海外の同志が少ない時代である。多くは宿舎にメンバーを招いての口頭試問であった。しかし、誰もが皆、真剣であった。
 友の求道心に応えながら、私が心がけたことは、国情や文化、民族性などを進んで学び、深く理解することである。その国その地域に即し、仏法の人間主義を伝える方途を見極めていくことである。

「冬は必ず春」と
 この時の旅の最後は台湾であった。搭乗予定の飛行機が大幅に遅れ、乗り換えたのが、給油で台湾に立ち寄る便だったのだ。だが、全く予定外であったのに、友は待ってくれていた!
 健気な友の祈りに引き寄せられたような、松山空港での出会いであった。私は「冬は必ず春となる」(同1253㌻)との一節を友に贈り、全力で励ました。
 台湾では戒厳令下、組織の解散命令が出されるなど、試練の冬が続いたが、同志は、この御金言を抱合しめて苦難を耐え抜いた。
 試練の冬の中で金剛不壊の信行学は磨かれる。一節でもいい、御書をわが身で読んだ人は強い。断じて負けない。絶対に幸福の春を呼ぶことができるのだ。
 台湾SGI(創価学会インタナショナル)は、冬の時代を晴れ晴れと乗り越えた。行政院賞や内政部の社会優良団体賞(17回連続)を受賞するなど、絶大な信頼を社会で勝ち得るまでに大発展を遂げている。
 台湾のリーダーが、力を込めて語っていた。
 「『冬は必ず春となる』との御聖訓を胸に進んできた私たちは今、『春暖花開《しゅんだんかか》、満庭芳香《まんていほうこう》(春の暖かさに花開き、満園に芳香漂う)』の言葉の如く、勝利の実証を示しています」

繙けば力が湧いた
 私が対談したアメリカ実践哲学協会会長のルー・マリノフ博士は言われた。
 「日蓮大聖人は、世界に計り知れない尊い贈り物を与えてくださいました。私たちはそのことに深く感謝しなければなりません」
 欧州で「行学の二道」の先駆を歩んだ一人が、1960年代、北海道からドイツへ渡った青年である。
 若くして両親を亡くした彼は、家計を助けるために子どもの頃から働かざるを得ず、小学校も思うように通うことができなかった。
 打ち続く宿命との戦いの中で、仏法に巡りあえた。そこで一番苦心したのが教学であった。漢字がほとんど読めなかったのである。
 同志に御書の読み方を教えてもらい、漢字に振り仮名をつけた。一節一節、声に出して、書いては読んだ。
 心に刻む御文があった。
 「立正安国論」の「蒼蝿驥尾に附して万里を渡り」(同26㌻)の一節だ。
 渡独後、炭鉱で働いた。疲れ切って帰宅した時も、御文を見つめれば、力が湧いた。ささくれ、節くれだった指で御書を幡き、黒くすすけた顔をすり寄せるようにして、御金言を拝した。
 ドイツ広布を願い、ドイツ語も必死で学んだ。数少ない草創の同志と共に弘教に奔走した。後に欧州SGIの中心者となるドイツの青年が入会したのも、その頃のことである。
 仏法の精緻な「一念三千」の法理と、一切衆生の生命に仏性を見いだす人間平等の哲学は、欧州の知性にも、驚きと感動をもって受け止められた。
 何より、同志たちが自らの信仰体験で示した仏法の力が、広布拡大の原動力となっていった。
 幾多の広布の開拓者たちの汗と涙の奮闘によって、全世界に妙法の種が蒔かれていったことを、私は永劫に忘れない。
 御書は、今や海外10言語以上で翻訳され、民族や文化の違いを超えて、希望の光を贈る宝典である。
 仏法研鑽の偉大な息吹は全世界を包んでいる。本年は55カ国・地域で教学試験が行われる。
 世界のSGIのリーダーたちも、御書を根本に「異体同心の団結」で一丸となって、慈折広宣流布の指揮を執ってくれている。
 総本部の完成と時を同じくして、生命尊厳の大哲理を深め広げる潮流が、いやまして高まる世界広布の新時代なのだ。

探究と実践が両輪
 我らの信心の目的とは、自分自身の無限なる「人間革命」と共に、全人類の平和と幸福という、壮大なる「広宣流布」の推進だ。
 大聖人は、その実現への根本的な生命の軌道を、明確に示してくださった。
 「行学の二道をはげみ候べし、行学た(絶)へなば仏法はあるべからず」(同1361㌻)と。
 「行」とは、広布への祈りであり、拡大への勇気の行動である。
 「学」とは、御書の研鑽であり、自他共に絶え間なき教学の深化である。
 「自分の思想がいかに重要で真理をふくんでいるか確信していれば、情熱がおのずからわきおこる」とは、ドイツの哲学者ショーペンハウアーの信念である。
 私は誉れの門下たちに、最極の宝の中の宝である「行学」の魂を託したい。
 大聖人は、「法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成仏す可し」(御書416㌻)と仰せである。
 大仏法の探究者たちよ、一生涯、人生勝利の大哲学者たれ!
 妙法の実践者たちよ、一人も残らず、幸福栄冠の大博士に!

 偉大なる
  行学二道の
    勇者をば
  大聖人は
    讃え守らむ


 ショーペンハウアーの言葉は『読書について』鈴木芳子訳(光文社)。
2013-09-25 : 随筆 我らの勝利の大道 :
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