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アルメニア共和国 エレバン国立大学 名誉博士号授与への謝辞 

アルメニア共和国 エレバン国立大学 名誉博士号授与への謝辞   (2013.9.22 創価大学記念講堂)

 アルメニア共和国の名門「エレバン国立大学」から、創価大学創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉博士号」が贈られた。授与式は22日午後、東京・八王子市の創大記念講堂で行われた「創価教育同窓の集い」に続いて挙行され、エレバン国立大学のアラム・シモニャン総長、カリネ・マナシャン准教授、アレクサンドル・マルカロフ副総長補をはじめ多数の来賓が列席。各界で活躍する創価教育出身の友が祝福した。これでSGI会長が世界の大学・学術機関から受章した名誉学術称号は「340」となった。
 日本、そして世界各地から集った同窓生でにぎわう秋晴れの創大キャンパス。
 創立者は愛する友に万感の伝言を寄せた。
 「みんな、立派になった。創立者として本当にうれしい。当然、今、大変な人もいるでしょう。全部分かっているよ」
 「大事な大事な一人一人だ。みんながいれば、創価は盤石だ。万事頼むよ。きょうは、おめでとう! 全ての創価の友に万歳だ!」
 会場いっぱいに広がる笑顔。はるばる来日したシモニャン総長が、参加者に温かなまなざしを注ぐ。
 総長は力を込める。
 「池田会長を大学の一員にお迎えすることは、私たちにとって最高の栄誉であり、誇りなのです!」
 喜びの授与式はアルメニア国歌で開幕。シモニャン総長が「授章の辞」を朗読した。
 「名誉博士号」の学位記とメダルが代理の馬場創大学長に託されると、万雷の拍手が会場に響き渡った。


シモニャン総長の授章の辞(要旨)

池田会長は世界の人道的な変革へ自身の全存在をかけ奉仕

 創価大学を訪問し、創立者・池田大作先生にエレバン国立大学「名誉博士号」を授与させていただくことは、私にとって大変な名誉であります。
 わが大学と創価の皆さまの対話が始まったのは、比較的最近のことでありますが、池田SGI会長が“全ては対話から始まる”、また“対話こそが価値創造の第一歩である”と言われているように、対話にはあらゆる人間関係を結合する力が内在しています。
 そして今、我々も皆さまと共に、価値創造しゆく交流の第一歩を踏み出しました。その交流は池田会長が生涯をかけて訴え、推進してこられた理想と価値の発展を目指すものであります。我々は、教育と文化の発展を通じて人類の平和と繁栄を目指す目的において一体なのであります(大拍手)。
 会長がリーダーシップをとっておられる創価の運動においては、人開自身の価値が最も強調されています。そして、教育、文化を推進し、平和の理想を実現するために、社会に積極的に働きかけていくことが最も重要であるとされています。
 創価教育の父・牧口常三郎氏は、教育の目的は、日常生活において価値を創造する能力を培うことにあると訴えました。また池田会長は、人間はいかなる存在か、いかに生きるべきかを明確に知ることが、教育において最も重要な問題であると述べています。私はお二人の思想に心から賛同いたします(大拍手)。
 ここで、アルメニアと日本の友好促進への貢献と自国の民族への真の奉仕の一例として、ディアナ・アブガル(ダイアナ・アプカルとも)という、長年、日本に住み、日本で生涯を終えたアルメニア人女性をご紹介したいと思います。
 第1次世界大戦と1915年のジェノサイド(虐殺)の際に生き延びることができたアルメニア人の多くは、ロシアのウラジオストクを経由してアメリカやカナダに渡っていきました。
 アブガルは、その際に散逸してしまった、民族に関わる重要な文書類を再び収集・整理することに生涯を捧げました。そして論文などを通じ、ペンの力で祖国の実情を世界に訴え続けました。
 彼女のこうした活動の結果、1918年5月28日に成立したアルメニア民主共和国は、日本をはじめとする国々から承認されました。そしてアブガルはアルメニア初の領事に任命されたのです。
 我々は同じ大学教育に携わる者として、専門的視点や知識のみならず、人類の未来に対するある種のビジョンを共有しています。それは、創造、愛、尊敬、善、知恵、良心といった価値──アルベルト・シュバイツァーの言葉を借りれば“生命への畏敬”との言葉で表される真の価値──が人間関係の基礎をなすという、人類の未来へのビジョンであります。
 アルメニアにとって、教育は常に、国の独立性を保つうえで最も重要な柱でありました。その歴史は古く、アルメニア文字を発明した偉大な教育者メスロプ・マシュトツによってアルメニアに最初の学校が誕生したのは5世紀のことです。9・10世紀には高等教育機関が発展し、タテフ・アカデミーという学校では神学、哲学、芸術、文法、修辞学、文学の授業が行われました。12・13世紀のキリキア王国時代には国立のアルメニア学校が存在しました。
 13~15世紀には大学教育が発展を遂げ、教育は国家的、全国民的事業とみなされるまでになっていました。この時期に開校したグラゾルスキー大学では、教師陣が初めて哲学、文法、修辞学、生物学、歴史、神学などの教科書を執筆しました。
 18・19世紀にかけて、アルメニアの教育施設は、ロシアやインド、ヨーロッパなどにも広がりました。
 わが大学は、1919年に創立された、現代アルメニアにおいて最も歴史ある高等教育機関です。21世紀において、学術協力を推進し、大学教育の質を保証するために、以下の5点が必要不可欠であると考えております。
 第1に、教育と研究の統合、およびそれらの調和のとれた発展。
 第2に、新たな情報教育テクノロジーの導入および発展。
 第3に、研究資源・研究成果の共同利用ならびに教員・学生の交流を活発化させるため国際協力の発展。
 第4に、大学の社会的機能の向上と拡大。
 そして最後に、専門家の再教育および研究・教育人員の若返り。特に人材の採用、評価、昇進などのプロセスにおいては、革新的なアプローチを用いて、痛みを伴わない若返りを図っていくべきであります。
 このように、わが大学の研究・教育施策を紹介したのは、池田会長がご指摘しているように、「教育は我々を自由にする」からであります。「知」の世界では、誰もが出会い、交流することができます。教育は人々の心を欲望や葛藤、迷いから解放します。教育と知識は時間をかけて知恵へと昇華し、知恵は我々に対話への扉を開いてくれます。
 対話は、民族や人々の対立を乗り越え、人道的な人類社会を構築する助けとなります。
 人道主義、対話間革命に基づいた発展が遂げられるべきであるという会長のお考えに、私は心から賛同いたします。
 池田会長が記された「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」とのテーマは、何と時代を先取りした言葉でしょうか(大拍手)。
 池田会長は、偉大な思想家であり、平和の闘士、作家、教育者、そしてご自身の全存在をかけて世界をより良く、より人道的に変えていこうとされている方であります。
 ここに池田会長の、社会への卓越した貢献、平和への闘争、人道主義と教育の理想実現に向けた活動をたたえ、エレバン国立大学「名誉博士号」を授与させていただきます(大拍手)。

SGI会長の謝辞(代読)

断固と進め!君が選びし人生を

価値創造は勇気と忍耐の道
「負けじ魂」はわが全ての同窓生の中に


 一、「教育」で結ばれた人間の絆は、何と深く、何と気高く、そして、何と伸びやかに開かれていることでありましょうか!
 きょうは、東西文明を融合する偉大な精神と文化の大国・アルメニア共和国より最高峰の知性と人格の先生方をお迎えできました。
 先生方とご一緒に、私たちは“世界最古の都”の一つであるエレバンの悠久なる歴史とも、心の対話を広げることができます。
 共々に、人類の理想郷と謳われてきた貴国の天地に立って、名峰アララト山を仰ぎ見るような心で、偉大な先人たちの魂と語らい、希望の新時代を展望し合いたいと思うのであります。
 本日、94星霜に及ぶ伝統輝く貴エレバン国立大学から最高に栄えある名誉博士号を賜りました。私のかけがえのない命であり、宝であり、未来である創価同窓の友と、かくも晴れ晴れと拝受させていただけることは、何ものにも勝る喜びであります。誠に誠に、ありがとうございました!(大拍手)

挑戦に応戦し新たな発展を
 一、私は、貴国そして貴大学の黄金の足跡に学びながら、わが同窓生と、私たちの進むべき3つの道を確認し合いたいと思うのであります。
 第1に、誇り高き探究と連帯の道であります。
 私が対談を重ねた大歴史学者のトインビー博士が敬愛を込めて洞察されていたように、アルメニア民族は、度重なる迫害と受難をも断固として乗り越え、勝ち越えてこられました。
 社会も、人生も、次から次へ容赦なく襲いかかってくる「挑戦」に対し、積極果敢に「応戦」し続けてこそ、新たな発展があり、拡大があります。
 貴大学のキャンパスの正面には、アルメニアが誇る2人の偉人の銅像が、学生たちを温かく見守っております。5世紀の初頭、アルメニア文字を考案したメスロプ・マシュトツと、その偉業を支えたサーク・パルテフであります。
 大国の間で引き裂かれた、祖国の存亡の危機に際して、2人は、愛弟子たちを各地に派遣して、新しい文字の力、教育の力によって、アルメニアの思想と伝統文化を厳然と守り抜き、民族の栄光の活路を切り開いていったのであります。
 この先哲たちは、愛する民衆に、学問・教育を通して、全世界の英知と文化とつながっていくことを呼びかけてやみませんでした。
 そして、はるかな時を超えて、この高邁なる精神を脈々と継承し、大学版の欧州連命とも言われる「ボローニャ・プロセス」に参画するなど、太陽の国アルメニアから「教育の世紀」を赫々と照らしておられるのが、ここにお迎えしたシモニャン総長なのであります(大拍手)。
 うれしいことに、このほど貴大学と創価大学の間にも新たに交流協定が結ばれました。
 ともあれ、人間は、一生涯、勉強であり、一生涯、対話です。
 我らは、全世界の大学とのネットワークを力としながら、さらに生き生きと探究を深め、心広々と友情を結び広げていこうではありませんか!(大拍手)

不屈の魂燃やし大地震から復興
 一、貴国から学ぶ第2の道は、不屈の民衆貢献の道であります。
 アルメニアの18世紀の大詩人サヤト・ノヴァは、高らかに謳い上げました。
 「我を簡単に打ち倒せるなどと、信ずべからず。我が奥底の土台は、巌のごとく堅固なり」
 「心よ、悲哀に押しつぶされることなかれ!」
 「民衆に尽くせ! 自身の命を惜しまずに」
 「善をなすのも我が責任なりと
 皆に言い切れる人生を我は歩みたい」と。
 貴国の人々は、25年前に見舞われた大地震からも、まさしく、この不屈の魂で励まし合いながら、見事なる復興を果たされたのであります。
 昨年6月、光栄にも、貴大学の誉れの卒業生であり、評議会の議長でもあられる、サルグシャン大統領を、わが創価大学にお迎えできました。
 その折、東日本大震災への真心あふれるお見舞いとともに、「この試練を経て、さらに強くなられることは間違いないと信じております」と、誠に力強いエールを送ってくださったことを、私は深い感謝とともに思い起こすのであります。
 わが創価同窓の友も、東日本大震災の被災地をはじめ、それぞれの使命の天地で、地域のため、社会のため、未来のため、民衆貢献の戦いを貫いてくれております。
 誰が知らなくとも、誰が誉めなくとも、創立者の私は陰で見守り、最大に労い、讃えております。
 皆さんは使命が大きいからこそ、人の何倍もの圧迫や障害に直面するに違いない。しかし、創価の学舎に学んだ皆さんには、何ものにも打ち倒されることのない、巌のごとき堅固な土台がある。
 ゆえに、一人も残らず断じて負けるわけがない。
 途中がどうあれ、最後は必ず勝ち切れる創価の「負けじ魂」を、わが同窓生は全員が持っていることを、私は、ここに断言し、宣言しておきます(大拍手)。

わが生命に名画を創り描きゆけ
 一、貴国からのメッセージの第3は、常に新鮮なる創造の道であります。
 貴国には、輝きわたる芸術の美が満ちております。それは、言葉に尽くせぬ苦難との戦いの中で生み出されてきた、珠玉の人類の宝であります。
 楽曲「剣の舞」で名高い、アルメニアの世界的音楽家ハチャトゥリヤンは叫びました。
 「創造のみちは受難のみちである。真に新しいものを創り出すことは、だれにとっても至難のわざなのだ」
 「受難の苦しみに耐えて努力あるのみだ」(寺原伸夫著『剣の舞 ハチャトウリヤン』東京音楽社)と。
 私たちの先師であり、恩師である牧口常三郎先生と戸田城聖先生も、「創価の道」すなわち価値創造の道は、「勇気の道」であり、「忍耐の道」であると教えてくださいました。
 アルメニアの誇る巨匠アイヴァゾフスキーは、あの世界的な名画「第九の怒濤」で、人間の勇気と忍耐の真髄を描き出しております。
 私どもの東京富士美術館でも披露させていただき、深い大きな感動を広げました。
 このアイヴァゾフスキーは、「どの作品が一番気に入っていますか?」と尋ねられた際、こう、きっぱりと答えたのであります。
 「きょう、私が描き始めた絵です」と。
 ここに集った皆さん方は、最も溌刺と創造性を発揮できる年代です。うしろを振り向く必要などありません。
 あくまでも前を見つめ、いかなる怒濤にも、たくましく朗らかに立ち向かって、一日また一日、新鮮な、そして、悔いのない価値創造の名画を、わが生命に堂々と創り描いていっていただきたいのであります。
 一、光輝満つる創立100周年へ躍進されゆく貴エレバン国立大学の無窮の大発展、そして、この9月21日に、栄光の独立記念日を飾られた貴アルメニア共和国の永遠の平和とご繁栄を、私たちは心よりお祈り申し上げます(大拍手)。
 終わりに、私の大好きなアルメニアの民衆詩人チャレンツの詩を、共々に心に響かせ、御礼のあいさつとさせていただきます。
 すなわち──
 「君は、誠実な闘いに挑む戦士のごとく
 引き下がったり
 怖気づいたりすることなどあり得ない。
 進め、勇敢に、絶え間なく
 ひとたび君が選びし道を!」
 「断固として登攀の歌を歌え、
 君の定めは、常に前進することなり!」と。
 皆さん、どうか、お体を大切に!
 お元気で!(大拍手)
2013-09-25 : スピーチ・メッセージ等 :
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