インド・創価池田女子大学 第14回入学式へSGI会長夫妻からのメッセージ
インド・創価池田女子大学 第14回入学式へSGI会長夫妻からのメッセージ (2013.8.19 インド・創価池田女子大学)
インド・創価池田女子大学の第14回入学式が19日、チェンナイの同大学で挙行された。これには、名誉創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と名誉学長の香峯子夫人が万感のメッセージを贈った。式典には、ガンジー研究評議会議長のニーラカンタ・ラダクリシュナン博士が列席。同大学のセトゥ・クマナン議長、ラニ・クリストゥ・ダス学長ら教職員、在学生900人が晴れの門出を祝福した。
創価池田女子大学の門をくぐった14期生531人。
入学を決意した理由は何か。新入生は、口々に言う。
「大学が掲げる価値創造の哲学に感銘したからです」
「私のお世話になった先輩が、大学に入って生き生きとしている姿を見て、一緒に学びたいと思いました」
同大学は、著名な詩人であり、教育者であるクマナン議長らによって、2000年に開学。議長は、SGIのメンバーではない。しかし、SGI会長の思想・哲学に深く共鳴。創価教育の実践の場をインドの地につくりたいと、創立を決めたのである。
その熱意の証しは、「創価」「池田」を冠した大学名に。さらにSGI会長夫妻に、名誉創立者・名誉学長への就任を強く要請したのである。
自分自身が希望と幸福の光に!
使命輝く青春を歩め
マハトマ・ガンジーの令孫
次代をつくるのは青年
勇気と挑戦の心こそ夢を実現する原動力
一、栄光の新入生の皆さん、輝く未来への扉を開く入学式、本当におめでとう!
最高に気高く、無限の希望に躍動する式典に、私は妻と駆けつけて祝福したい気持ちでいっぱいです。
心美しい皆さんの英姿を目に浮かべながら、メッセージを送らせていただきます。
ご家族の皆様方にも、心より、お喜びを申し上げます。
一、わが信念の同志であるクマナン議長が貴女子大学を創立されて、はや14期生を迎えられました。
本年度は、新たに「タミル文学」の修士課程と、2部コースにコンピューター科学学科も設置され、これまでで最も多い新入生が入学されたと伺っております。
貴大学は、一年また一年、素晴らしき人材の連帯を広げながら、目を瞠る大発展を遂げてこられました。
「建設は死闘」であります。
私は、クマナン議長をはじめ、貴大学に連なる皆様方に、最大の尊敬と感謝を捧げたいのであります。
一、本日は、非暴力の大英雄マハトマ・ガンジー直系の、行動する知性であるラダクリシュナン博士がご臨席くださっております。
博士を敬愛してやまない私にとりましても、これほど嬉しいことはありません。
4年前、博士と私は、ガンジーの希望の哲学をめぐる対談集を発刊いたしました。
その語らいで、博士の偉大なる母上の足跡を伺い、私は心からの感動を禁じ得ませんでした。
慈愛の大潮流を社会へ世界ヘ
一、博士の母上は、マハトマの弟子として投獄にも屈せず戦う夫君を支えられながら、試練の連続の中、地域社会に貢献され、お子様方を立派に育て上げてこられた女性です。
母上は、よく語られていたといいます。
──すべての人間に“善性”があるということが自分の確固たる信念であり、希望を失わないかぎり、困難な日々も必ずよりよい時代を生み出すものだ、と。
なんと崇高な、そして、なんと明朗なる、インドの母の「太陽の心」でありましょうか!
博士と私は、「生命尊厳の世紀」を実現するためには、家庭や地域、さらには社会全体を育んでいく“母の慈愛”の潮流を、明確な形で拡大できるかどうかにかかっていると展望しました。
まさしく、この大潮流の先頭に立っている希望の学府こそ、我らの創価池田女子大学なりと、博士とご一緒に、私は宣言したいのであります。
一、思えば、マハトマ・ガンジーは、不当な差別との大闘争の中で、常に女性たちを「尊重せよ」「尊敬せよ」と訴え続けた世界第一の指導者でありました。
それは、「平和という甘露を渇望する世界に、平和の学問を教えるのは女性なのだ」(K・クリパラーニー編・古賀勝郎訳『抵抗するな・屈服するな』朝日新聞社)との強い信念に裏打ちされていたのです。
今年は、マハトマが、最初の人権闘争を開始した天地・南アフリカに第一歩を印してより、120周年の佳節であります。
マハトマの令孫であり、私どもの大切な友人であるエラ・ガンジー博士は、7歳の時、ただ一度、インドの祖父のもとで過ごした体験を何よりの宝とし、南アフリカで平和運動の女性リーダーとして、活躍を続けてこられました。
博士は、マハトマが生涯を捧げた「平和」という見果てぬ夢の実現へ、勇気と絶対にあきらめない強さをもって、力の限り挑戦を続けてこられました。
そして「次代をつくるのは青年です」と訴え、青年が平和の心を受け継いでいけば「必ず世界を変えていく力となります」と呼びかけておられます。
快活に周囲を照らして前進
一、ともあれ、わが創価池田女子大学の皆さん方を、マハトマをはじめ歴史上の偉人たちが、さらにまた世界の良識たちが、絶大なる期待と信頼を込めて、見つめておられることを、晴れやかに誇りとし、胸を張って、使命と向学の青春を前進していただきたいのであります。
「学ぶ人」が「賢い人」です。「強い人」が「優しい人」です。「負けない人」が「幸福の人」です。
マハトマ・ガンジーは語りました。
「希望の太陽は、どこか外にあるのではない。自分の中に存在する。自分の中を探究しよう。そうすれば、必ずそこに見出すことができる」
そして「昨日よりも今日、さらにより良くできるようになろうとする努力に終わりはありません」と。
新入生の皆さん方は、いついかなる時も、自分自身が「希望の太陽」と輝いて、快活に周囲を照らしながら、前へ前へ進んでいってください。皆さんには、共に励まし合い、共に学び合う、最高の学友がいます。
一生涯の友情を仲よく朗らかに結び合いながら、新たなインドと世界の「女性の世紀」を潑剌と開いていっていただきたいのであります。
麗しき21世紀の女性リーダーたちの健康と成長を、私と妻は、毎日毎日、祈ってまいります。幸多き大勝利の人生を、いついつまでも、見守らせていただきます。
新しき時代を創造しゆく14期生、万歳! 創価池田女子大学の英知と幸福の姉妹よ、永遠なれ!
インド・創価池田女子大学の第14回入学式が19日、チェンナイの同大学で挙行された。これには、名誉創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と名誉学長の香峯子夫人が万感のメッセージを贈った。式典には、ガンジー研究評議会議長のニーラカンタ・ラダクリシュナン博士が列席。同大学のセトゥ・クマナン議長、ラニ・クリストゥ・ダス学長ら教職員、在学生900人が晴れの門出を祝福した。
創価池田女子大学の門をくぐった14期生531人。
入学を決意した理由は何か。新入生は、口々に言う。
「大学が掲げる価値創造の哲学に感銘したからです」
「私のお世話になった先輩が、大学に入って生き生きとしている姿を見て、一緒に学びたいと思いました」
同大学は、著名な詩人であり、教育者であるクマナン議長らによって、2000年に開学。議長は、SGIのメンバーではない。しかし、SGI会長の思想・哲学に深く共鳴。創価教育の実践の場をインドの地につくりたいと、創立を決めたのである。
その熱意の証しは、「創価」「池田」を冠した大学名に。さらにSGI会長夫妻に、名誉創立者・名誉学長への就任を強く要請したのである。
自分自身が希望と幸福の光に!
使命輝く青春を歩め
マハトマ・ガンジーの令孫
次代をつくるのは青年
勇気と挑戦の心こそ夢を実現する原動力
一、栄光の新入生の皆さん、輝く未来への扉を開く入学式、本当におめでとう!
最高に気高く、無限の希望に躍動する式典に、私は妻と駆けつけて祝福したい気持ちでいっぱいです。
心美しい皆さんの英姿を目に浮かべながら、メッセージを送らせていただきます。
ご家族の皆様方にも、心より、お喜びを申し上げます。
一、わが信念の同志であるクマナン議長が貴女子大学を創立されて、はや14期生を迎えられました。
本年度は、新たに「タミル文学」の修士課程と、2部コースにコンピューター科学学科も設置され、これまでで最も多い新入生が入学されたと伺っております。
貴大学は、一年また一年、素晴らしき人材の連帯を広げながら、目を瞠る大発展を遂げてこられました。
「建設は死闘」であります。
私は、クマナン議長をはじめ、貴大学に連なる皆様方に、最大の尊敬と感謝を捧げたいのであります。
一、本日は、非暴力の大英雄マハトマ・ガンジー直系の、行動する知性であるラダクリシュナン博士がご臨席くださっております。
博士を敬愛してやまない私にとりましても、これほど嬉しいことはありません。
4年前、博士と私は、ガンジーの希望の哲学をめぐる対談集を発刊いたしました。
その語らいで、博士の偉大なる母上の足跡を伺い、私は心からの感動を禁じ得ませんでした。
慈愛の大潮流を社会へ世界ヘ
一、博士の母上は、マハトマの弟子として投獄にも屈せず戦う夫君を支えられながら、試練の連続の中、地域社会に貢献され、お子様方を立派に育て上げてこられた女性です。
母上は、よく語られていたといいます。
──すべての人間に“善性”があるということが自分の確固たる信念であり、希望を失わないかぎり、困難な日々も必ずよりよい時代を生み出すものだ、と。
なんと崇高な、そして、なんと明朗なる、インドの母の「太陽の心」でありましょうか!
博士と私は、「生命尊厳の世紀」を実現するためには、家庭や地域、さらには社会全体を育んでいく“母の慈愛”の潮流を、明確な形で拡大できるかどうかにかかっていると展望しました。
まさしく、この大潮流の先頭に立っている希望の学府こそ、我らの創価池田女子大学なりと、博士とご一緒に、私は宣言したいのであります。
一、思えば、マハトマ・ガンジーは、不当な差別との大闘争の中で、常に女性たちを「尊重せよ」「尊敬せよ」と訴え続けた世界第一の指導者でありました。
それは、「平和という甘露を渇望する世界に、平和の学問を教えるのは女性なのだ」(K・クリパラーニー編・古賀勝郎訳『抵抗するな・屈服するな』朝日新聞社)との強い信念に裏打ちされていたのです。
今年は、マハトマが、最初の人権闘争を開始した天地・南アフリカに第一歩を印してより、120周年の佳節であります。
マハトマの令孫であり、私どもの大切な友人であるエラ・ガンジー博士は、7歳の時、ただ一度、インドの祖父のもとで過ごした体験を何よりの宝とし、南アフリカで平和運動の女性リーダーとして、活躍を続けてこられました。
博士は、マハトマが生涯を捧げた「平和」という見果てぬ夢の実現へ、勇気と絶対にあきらめない強さをもって、力の限り挑戦を続けてこられました。
そして「次代をつくるのは青年です」と訴え、青年が平和の心を受け継いでいけば「必ず世界を変えていく力となります」と呼びかけておられます。
快活に周囲を照らして前進
一、ともあれ、わが創価池田女子大学の皆さん方を、マハトマをはじめ歴史上の偉人たちが、さらにまた世界の良識たちが、絶大なる期待と信頼を込めて、見つめておられることを、晴れやかに誇りとし、胸を張って、使命と向学の青春を前進していただきたいのであります。
「学ぶ人」が「賢い人」です。「強い人」が「優しい人」です。「負けない人」が「幸福の人」です。
マハトマ・ガンジーは語りました。
「希望の太陽は、どこか外にあるのではない。自分の中に存在する。自分の中を探究しよう。そうすれば、必ずそこに見出すことができる」
そして「昨日よりも今日、さらにより良くできるようになろうとする努力に終わりはありません」と。
新入生の皆さん方は、いついかなる時も、自分自身が「希望の太陽」と輝いて、快活に周囲を照らしながら、前へ前へ進んでいってください。皆さんには、共に励まし合い、共に学び合う、最高の学友がいます。
一生涯の友情を仲よく朗らかに結び合いながら、新たなインドと世界の「女性の世紀」を潑剌と開いていっていただきたいのであります。
麗しき21世紀の女性リーダーたちの健康と成長を、私と妻は、毎日毎日、祈ってまいります。幸多き大勝利の人生を、いついつまでも、見守らせていただきます。
新しき時代を創造しゆく14期生、万歳! 創価池田女子大学の英知と幸福の姉妹よ、永遠なれ!
2013-08-27 :
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