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随筆 我らの勝利の大道 No.112 地涌の誉れの「8・24」

随筆 我らの勝利の大道 No.112   (2013.8.24付)

地涌の誉れの「8・24」

「誓い」を胸に 使命の翼を広げよ!
 挑戦と成長こそ青年の宝冠なり


誇り高く「人間革命」の師弟の旅へ!

 「青春のすばらしい喜びをあなたは知っているか」と、アメリカの偉大な民衆詩人ホイットマンは呼びかけた。
 青春の喜び──それは、未来を信じ、開き、創りゆく希望の躍動である。
 どんな苦悩や失敗にも屈せず、再び挑戦しゆく朗らかな生命の充実である。
 輝かしい出会いを刻み、強き絆の友と苦楽を分かち合う魂の共鳴である。
 そして、地道に誠実に、幸福勝利の人生の土台を築きゆく建設の誇りである。
 この青春の喜びの究極の源泉こそ、正しき信仰だ。
 幸運にも、19歳で仏法に巡りあい、66年間、まっすぐに実践し抜いてきた私は、愛する青年たちに、そう断言できる。
       ◇
 青春を
  尊き広布に
     走りゆけ
  地涌の君をば
    諸天は護らむ

 自分自身とは、いかなる存在か? 多くの若人が直面する命題といってよい。
 オーストリアの詩人ホフマンスタールは語った。
 「青年は、真の自己を感ずるときは非常に強いが、同時にまた、なにかの風を装うときは非常に脆く弱い」
 青春に、見栄や気取りなどいらない。
 仏法では、わが生命が最も尊厳な妙法蓮華の当体であると明かされている。
 「御義口伝」に「桜梅桃李の己己の当体を改めずして」(御書784㌻)と仰せの如く、ありのままの自分を、最高に自分らしく光り輝かせていける。これが信心だ。地涌の底力だ。
 自分が拠って立つ大地を持つ人は強い。負けない人生を歩める。試練をも前進の力へと転じゆけるのだ。
        ◇
 法華経宝塔品に、釈尊と多宝如来の二仏が並んで座る厳粛な場面が説かれる。
 「諸法実相抄」には、その意義を、末法に妙法を伝え残す儀式であり、「我等衆生を仏になさんとの御談合なり」(同1360㌻)と記されている。
 つまり“全ての人を”“二人も残らず”仏と同じ境涯にしようというのだ。どこまでも「一人ひとりの幸福のために」──これが仏法の根本の目的である。
 一人の人間に光を当て、生命を揺さぶり、触発する作業の中に仏法はある。

正しい人生の出発
 昭和22年(1947年)の8月14日──。
 東京・蒲田の座談会で、戸田城聖先生と私が初めてお会いした折、先生は「立正安国論」の講義をされ、烈々と語られていた。
 「私は、この世から一切の不幸と悲惨をなくしたいのです!」
 若き生命を揺さぶらずにはおかぬ師子吼であった。
 先生は、私の目をじっと見つめられて、仏法の実践を勧めてくださった。
 「青年じゃありませんか。必ずいつか、自然に、自分が正しい人生を歩んでいることを、いやでも発見するでしょう」と。
 この運命的な出会いから10日後の8月24日、私は入信したのである。
 そして本当に、先生のおっしゃる通りの「正しい人生」を悔いなく歩ませていただいてきた。
        ◇
 出会い──そこには、生命と生命の触れ合いがある。魂と魂の啓発がある。
 人は出会いの中で新しい自分を発見し、磨かれる。善き出会いは、より善く生きるための相互作用だ。
 自分の小さな殻を破り、他者と共に、他者のために──このダイナミックな交流の中でこそ成長できる。境涯も変えられる。ここに学会活動の醍醐味もある。
 御聖訓には「悪縁に遇えば迷と成り善縁に遇えば悟と成る」(同510㌻)と示されている。
 社会には、青年を不幸に引き摺り込む悪縁が溢れている。それらを鋭く見破り、痛烈に破折しながら、善縁を結び、若き善友の連帯を広げていく。この「仏縁」の拡大こそが「幸福の安全地帯」の拡大なのである。
 欧州SGI(創価学会インタナショナル)では、今年も、伝統の夏季研修会が欧州各地で開催された。
 南仏トレッツの欧州研修道場には先日、青年たちが各国から集い、“人間革命にチャレンジ!”と、仏法求道の汗を流した。この真剣な生命錬磨と麗しき人間連帯の中から、必ず偉大な社会貢献の人材群が躍り出ることを、私は信ずる。
 微生物の研究で初めて伝染病の原因を解明し、幾多の命を救ったフランスの大科学者パスツールも、人間の絆が原動力であった。
 彼は根深い偏見と戦い、決定的な実験結果で真実を立証していった。その胸には、「心の灯」と仰ぐ師匠ジャン=バチスト・デュマの姿が常にあったのだ。
 発酵や結晶学の研究、また自然発生説の検証……パスツールは必死の努力で、大きな成果を残していく。だが、いかなる成功を得ても、師に対する尊敬と愛情は微塵も変わらなかった。
 ある日、師デュマは、弟子パスツールに一つの依頼をする。当時、南仏の絹産業を危機に陥れていた「蚕の病気」の研究である。
 師から委託された研究は約5年続いた。その間に、相次いで家族を失い、彼自身も大病を患った。
 それでもパスツールは師をいたわり、自身の苦悶は胸奥に沈めながら、懸命に研究に打ち込み、遂に蚕の病気の原因を突き止める。
 後年、師は、科学や人類への弟子の貢献を絶讃した。
 「君の名は史上に最も著名にして最も尊敬せられし人として残るでありましょう」──この師の喜びを、弟子パスツールは最高の誉れとしたのである。

不二の道を胸張り
 仏法の真髄は「師弟不二」である。
 ゆえに私は、このたび、光栄にも、タイ王国の名門タマサート大学から賜った名誉哲学博士号を、報恩の心で、牧口先生・戸田先生に捧げさせていただいた。
 8月14日に執り行われた荘厳な授与式には、タイSGIの同志も招待され、出席していた。
 その一人の若き英邁な青年リーダーが、力強く決意を語ってくれた。
 「私は大学を出ていません。しかし、創価の師弟の大学で学びました。その使命は、タマサート大学の精神と一致し、民衆の中に分け入り、尽くすことです。いよいよ、青年に創価の人間主義の哲学を語り、一人ひとりが幸福を勝ち取れるよう先駆を切ります」と。
 私の心には、牧口・戸田両先生の会心の笑顔が、晴れ晴れと浮かんでいる。
      ◇
 御書には、「父母の成仏即ち子の成仏なり、子の成仏・即ち父母の成仏なり」(813㌻)とある。
 各家庭でも各地域でも、「信心の継承」をさらに深く祈り、大切な大切な未来部を育成する重要な時だ。
 それだけに、各地の「創価ファミリー大会」の充実と躍動は、本当に嬉しい。
 夏の各種コンクールも、皆で応援してあげたい。
 壮年・婦人部の未来部育成部長、青年部の21世紀使命会、学生部の進学推進部長をはじめ、皆様には大変にお世話になります。
 富士を仰ぐ甲斐の天地に難攻不落の「人の城」を築いていった勇将・武田信玄は、こう語り残している。
 「人はみな十二、三歳のときに聞いて根づいたことが、一生のあいだ忘れられず、なかでも声変わりする時分が大切だ」
 さらに信玄は、その年代に「よい者と交わればよくなり、悪い者と交われば悪くなる」と言った。
 大切な未来部の時代だ。その時に接する大人の真心の励ましが、将来の飛躍の力になることを忘れまい。
 挑戦の夏、大成長の夏を、未来部員が全員、元気に無事故で送れるよう、私も真剣に祈っている。

我らは原点がある
 今、広宣流布の最前線で活躍する陣列に、未来部の出身者がいやまして燦然と輝きを放っている。
 未来部各部は、私が自ら結成した手作りである。創価学会の永遠の興隆の“本因”は、若き後継の成長にあるからだ。
 青春時代の「誓い」は、人生を開きゆく最大の力であり、成長の原点だ。
 「誓い! それは動かすことのできない、大きな容量をもつ言葉である」と語ったのは、人類初の宇宙飛行士ガガーリンであった。
 私は、あの「8・24」の「誓い」を原点として、ただただ師匠・戸田先生に喜んでいただきたい一心で広布に生き抜いてきた。
 「壮年部の日」を、学会として、この日に定めたのも、わが盟友たる壮年部には、私と同じ心で断固と進んでほしかったからである。
 また、「8・24」は、聖教新聞にとっても「創刊原点の日」である。
 忘れ得ぬ昭和25年(1950年)のこの日、事業の最悪の苦境にあって、“学会は新聞を持たねばならぬ”と構想された恩師と共に発刊を誓った、正義の言論城の原点である。
 8月24日!
 それは、創価の師弟が、偉大な「人間革命」の旅に出発する原点の日だ。決意新たに、広宣流布の戦いを奮い起こす日だ!
 いよいよ我らの総本部の完成も、目前になった。
 だが何より大事なのは、威風堂々たる「人材の城」である。君の成長であり、貴女《あなた》の勝利だ。
 青年部・未来部の君たちの躍進と栄光こそ、世界広布の大殿堂たる総本部を荘厳する宝冠なのだ。
 わが広布後継の真の弟子たちよ! 生命尊厳の世紀を築く宝の友よ!
 「師弟の道」「青春の道」「平和の道」を胸を張って進み、人類の永遠なる幸福勝利のために、地涌の使命の翼を限りなく広げていってくれ給え!

 久遠より
  この時 誓いし
    縁《えにし》かな
  創価の師弟の
     誇り忘るな


 ホイットマンの言葉は『草の葉』鍋島能弘・酒本雅之訳(岩波書店)。ホフマンスタールは『友の書』都筑博訳(彌生書房)。パスツールの話はデュボス著『ルイ・パストゥール』竹田美文・竹田多恵訳(納谷書店)、ラド著『ルヰ・パストゥール』桶谷繁雄訳(冨山房)等を参照・引用。武田信玄の言葉は岡谷繁実著『名将言行録 現代語訳』北小路健・中澤恵子訳(講談社)。ガガーリンは『地球の色は青かった』(朝日新聞社)。
2013-08-24 : 随筆 我らの勝利の大道 :
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