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北アイルランド アルスター大学 平和学セミナーへのメッセージ

北アイルランド アルスター大学 平和学セミナーへのメッセージ
        (2013.4.10 アルスター大学)

 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の平和哲学とその実践をめぐって、北アイルランドのアルスター大学と同大学「国際紛争研究所(INCORE)」主催の平和学セミナー「分離された社会と世界における平和構築」が10日、ベルファスト市内の同大学で開かれた。
 これには、同大学のポーリーン・マーフィー名誉教授、 INCOREのブランドン・ハンバー所長をはじめ、各界の学識者が出席。戸田記念国際平和研究所創立者のSGI会長がメッセージを贈り、同研究所のウルバン所長が基調講演を行った。
 テロや武力紛争が約30年も続き、深刻な社会的分断に苦しんだ北アイルランド。1998年4月10日にベルファストで和平合意が成立し、紛争は終結をみたが、平和的共存に向けた取り組みは今も続いている。
 今回のセミナーは和平合意から15周年を記念して行われたもの。主催したINCOREは、北アイルランドを中心に紛争問題の解決を探究してきたアルスター大学の研究機関。国連大学とアルスター大学の共同プロジェクトとして93年に設立された。
 セミナーでは、はじめに、マーフィー名誉教授があいさつ。平和の実現は、98年の和平合意の枠組みをいかに履行するかが課題であるとし、池田SGI会長の思想に注目する理由を語った。
 「池田博士は傑出した仏教哲学者であるのみならず、大学などの教育・研究機関を創立されています。毎年、平和提言を発表され、世界の指導者と対話を重ねられている『行動の人』であります」
 そしてSGIを「博士が築かれた、平和に向けて行動する民衆のネットワーク」であるとたたえた。
 続いて、イギリスSGIのサミュエルズ理事長がSGI会長のメッセージを代読。会場からは、万雷の拍手が送られた。
 ここでウルバン所長が基調講演を。「内なる変革」「対話」「世界市民の意識」の3点を基盤とするSGI会長の平和哲学とその実践を紹介した。
 最後に、同大学のダンカン・モロウ教授が講評に立った。
 モロウ教授は、ベルファストの和平合意は人々が何を成し遂げうるかを示した一方で、北アイルランドの人々に対し、SGI会長が言う「精神の変革」を要請してきたと洞察。平和構築においては、政治的な枠組みだけでなく“全ての人間に責任があり、根本の道徳を見つめなくてはならない”とのSGI会長の指摘が大切であると訴えた。
 また“人間は皆、等しく重要な存在である”とのSGI会長の哲学に共感を寄せて、「争いの根本的解決に必要な、重要な示唆がある」と語った。


名誉会長のメッセージ(要旨)

生命尊厳を守り抜く連帯を!
「平和の文化」を時代の潮流に


 本日は、北アイルランドの和平合意が調印されてから15周年の佳節にあたります。
 思い返せば、ここベルファストで調印がなされる前日(4月9日)、私は、南アフリカ共和国のムベキ副大統領(当時)と東京でお会いしていました。
 アパルトヘイト(人種隔離政策)がもたらした苦しみや憎しみを乗り越えようと挑戦を続ける南アフリカの人々に思いをはせる一方で、その日に最終期限を迎えていた北アイルランドの和平交渉の成功を強く念じつつ、「平和共存の社会」を築くための方途について語り合ったことを思い起こします。
 それだけに、期限を過ぎても交渉が続けられ、翌10日に和平合意に達したとのニュースに接した時は、心の底から祝意がこみ上げてきました。
 30年に及ぶ紛争で犠牲となられた方々のご冥福を衷心よりお祈りするとともに、仏法者である私自身の決意として、「地球上から悲惨の二字をなくす」ためのさらなる対話と行動を固く誓ったことを覚えております。
 「平和の文化」は「戦争の文化」という大海に浮かぶ小島のような存在である。しかし、絶対に希望を捨ててはならない。たとえ一つでも“平和の島”が存在するなら、それは必ず、二つ、三つと広がっていくであろう──。
 これは私か対談集を編んだ、平和学者のエリース・ボールディング博士が、夫君のケネス博士と共有してきた信念として述べておられたものです。
 このボールディング博士夫妻の確信を、現代の世界で実証されるがごとく、紛争が社会に残した傷痕や、長年の対立がもたらした心理的な境界を乗り越えることの難しさに直面しながらも、「平和の文化」の道を進むことを選び取り、一歩また一歩と、「和解」と「共存」に向けた挑戦を粘り強く重ねてこられたのが、北アイルランドの皆さま方にほかなりません。
 かつてマンデラ元大統領が、「私たちは長い間、北アイルランドの人々を尊敬してきました。私たち南アフリカと同様に、多くを耐え忍び、そして今、新しい社会の建設のために皆で手を取り合って立ち上がっているからです」との共感を寄せていたように、皆さま方の存在は、過去の分断の歴史を乗り越えようと懸命に努力する世界の人々、そして、いまだ紛争や内戦に苦しむ各地の人々にとって、何にも替え難い心の希望の支えとなってきたのです。
 本日、ご臨席のポーリーン・マーフィー名誉教授は、私が創立した東京・創価学園を3年前に訪問された折、次のように生徒たちに語り掛けてくださいました。
 「今、私たちが生きている21世紀という時代は、今までの中で最も危険な世紀なのではないでしょうか。価値創造を正しく認識しなければ、私たち人間という生命が危機に陥ってしまうと思います」
 今こそ、そのメッセージを世界中で共有し、時代の潮流を「戦争の文化」から「平和の文化」へと力強く向けていかなければなりません。
 では、21世紀に生きる私たちが、共に追求すべき価値とは何か。
 私は、15年前の和平合意の成立を底流で後押しした北アイルランドの人々の切々たる思い──すなわち、“もうこれ以上、テロや暴力によって人々の命が奪われる悲劇が繰り返されてはならない”との思いを、民族や人種、宗教や文化の違いを超えて分かち合いながら、「かけがえのない生命の尊厳」を互いに守り抜くための連帯を促す価値でなければならないと思います。
 和平合意から15周年を迎えた本日、ここベルファストの地において、「分離された社会と世界における平和構築」をテーマにしたセミナーを開催されることは誠に意義深いものがあります。
 今回のセミナーの大成功を心よりお祈り申し上げるとともに、アルスター大学および国際紛争研究所のますますのご発展と、ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心から念願し、私のメッセージとさせていただきます (大拍手)。
2013-04-21 : スピーチ・メッセージ等 :
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