創価大学入学式(創価大学=第43回、創価女子短期大学=第29回)へのメッセージ

創価大学入学式(創価大学=第43回、創価女子短期大学=第29回)へのメッセージ
        (2013.4.2 創価大学記念講堂)

 創価大学の第43回、創価女子短期大学の第29回入学式が2日、東京・八王子市の創大記念講堂で挙行された。これには、創立者の池田名誉会長が祝福のメッセージを贈り、わが生命の創造力を鍛え、「悔いなき成長の一日一日を!」「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」と呼び掛けた。席上、南米アルゼンチン共和国の「池田大作国際平和研究センター」のフランシスコ・デリッチ所長が祝辞を述べた。
 学問への情熱みなぎる入学式。
 創立者の池田名誉会長は式典後、新入生に万感の伝言を寄せた。


アルゼンチン 池田大作国際平和研究センター
フランシスコ・デリッチ所長の祝辞


創立者の示す平等と共生の価値観こそ
21世紀の地球文明を築く基盤


 ラテンアメリカの青年が今、どのように21世紀を生き抜こうとし、彼らが、どのような人間的な地球社会を希求しているのか──彼らの思いをお伝えする機会を賜りましたことを、創価大学とSGI(創価学会インタナショナル)の皆さまに心から感謝申し上げます。
 「新しい文明の構築」とは、単に“グローバル化”を意味するものではありません。より崇高な目的を志向すること、そして、皆が平等で、皆が公益に寄与し、精神性において国境のない地球社会をつくることを意味しています。
 ラテンアメリカにおいて、民主主義の普及のために最も勇敢に戦ったのは青年です。民主主義とともに友愛はあります。ラテンアメリカの民衆は、何十年も君臨し続けた数々の独裁政権により、いわれなき迫害を受け、政治的な自由を抑圧され、社会と関わる機会を制限されました。
 ラテンアメリカの青年たちは、文明の衝突を回避すべく、精神性豊かな平和の懸け橋の構築を提唱されている、東洋の池田大作先生の声に耳を傾けています。それは、彼らがヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、世界の青年と共にこの新しい精神性あふれる懸け橋を行進することをん望んでいるからなのです。
 また、それは、人間と自然を結ぶ巨大な懸け橋が築かれることでもあります。何世紀もの間、人類は自然を敵とみなし、自然を搾取してきました。人間は愚かにも自らが自然の一部であること、自然を守れば、自らが守られることを理解していなかったのです。
 南米には世界最大の河川と最も広大な森林地帯があります。今、ラテンアメリカの青年は、川と森を守り、地球の自然資源の保護に貢献しようとしています。彼らは世界の青年に呼び掛け、動植物と文化の絶滅を食い止めるため、各地の大小の川と森を守ろうとしています。
 新たな地球社会と文明を築くためには、価値創造の教育が必要であり、全ての人々が平和と民主主義の重要性を訴えることが求められます。
 どこかで何かが起きることをただ待っているだけでは平和は訪れません。受け身ではなく、戦争を回避し、連帯しゆくための具体的な実践が不可欠です。平和は、人間にとっても自然にとっても不可欠な条件なのです。
 平和は教育によって築かれ、教育は平和のためのツールです。教えること、そして自ら学ぶことは、新たな時代建設の基盤です。良い価値観を認め、普及させることは喫緊の課題です。
 この理念に基づき、アルゼンチンの青年の手によって、ブエノスアイレスで創設されたのが「池田大作国際平和研究センター」なのであります。今後、研究センターの活動を通し、良き価値観を普及する橋渡しとなる友情のネットワークを構築していく予定です。
 「池田大作国際平和研究センタター」は、人類益のためにつくられた研究所です。その使命は、将来について悩む青年を注意深く見守り、導くことです。
 ラテンアメリカの18歳から25歳の多くの青年は、労働人口に加わることなく、志半ばに夢を諦めるしかありません。
 今後、わが研究センターは、青年が抱えている諸問題に取り組み、池田先生の提唱されている価値創造の教育を促進させることにより、青年が仕事と人生において歩むべき道を見いだす手助けをさせていただきたいと願っています。
 新入生の皆さまは、本日、最も崇高な生き方を学ぶことができる大学に入学されました。本日より、池田先生が教えておられる偉大な人間革命のドラマの主人公となられます。新入生の皆さまの幸運をお祈り申し上げます(大拍手)。

創立者のメッセージ

悔いなき成長の一日一日を!
誉れの友と勝利の青春を飾れ


4月2日は創価の原点
新入生と共に新たな建設へ出発


未来を創る挑戦者たれ

軍政下で正義を貫いたデリッチ博士
試練の時に勇気を燃やせ

 一、百花繚乱と、人材も花も咲きあふれる入学式、誠におめでとうございます。私が創立した大学へ、よくぞ、来てくれました。
 ご家族の皆様方、いまだ厳しい経済状況の中、大切なお子さま方を送り出してくださり、創立者として心から御礼を申し上げます(大拍手)。
 一、きょう4月2日は、「創価教育」の師・戸田城聖先生の祥月命日であり、わが創価大学の「開学の日」であります。来る年来る春、この日を起点として、創大・短大は「創立」の初心に立ち返り、フレッシュな新入生の皆さんと一緒に、新たな躍進を開始していくのであります。
 これまで大学の大発展を立派に牽引してくださった山本英夫学長から、馬場善久新学長へのバトンタッチも行われた。わが第1期生の卒業生から母校の学長が誕生したことは、創大の新たな飛翔の瑞相といってよいでありましょう。
 一、今、新総合教育棟の建設も、いよいよ総仕上げを迎えております。私も度々、大学を視察して、その堂々たる威容を、間近でうれしく仰ぎ見ております。
 この壮麗な新校舎で学び始める皆さんが、いやまして創価教育の黄金時代を築いてくださることを、私は確信します。

激動の21世紀に同窓生が大活躍
 一、40年前の4月、私は草創のキャンパスで、新入生たちに、「創造的人間たれ」と呼びかけました。
 皆さんの尊き先輩方は、この私の希望を見事に実現してくれました。今、社会の各界で、創価同窓生は「創造力」が光ると、高く評価され、信頼を集めております。
 激動の21世紀の進展に伴って、ますます「創造的人間」が求められています。その意味から、きょうは「創造」を中心に3点にわたり、祝福のエールを送らせていただきたい。

看護学部1期生 おめでとう

学び抜け!平和のために

アルゼンチンの詩人
10回倒れても10回起き上がるのだ

 一、第1に申し上げたいことは、「生命の創造力を健やかに鍛えよ!」ということであります。
 このたび、待望の看護学部看護学科が開設されたことは、何よりの喜びです。栄光の看護学部・第1期生の皆さん! 本当におめでとうございます(大拍手)。
 「この世で最も偉大な力」とは何か。私が共に対談集を発刊した“アメリカの良心”ノーマン・カズンズ博士は、それは、「生命の再生能力」であると結論された。すなわち「生命の創造力」であります。
 看護学部の指針に掲げられた「生命の尊厳を探究する」上でも、「生きる力を引き出す」に際しても、そして「共に勝利の人生を開く」ためにも、重要なのは、この「生命の創造力」ではないでしょうか。
 看護学部のスタートを機に、「平和のフォートレス(要塞)」たる創大は、一切の根本である「生命」に一段と光を当てていきたい。とともに、一人一人が、これまでにもまして、心身の「健康」を大事にしながら、健やかに、思う存分、わが生命の創造力を鍛え、発揮していっていただきたいのであります。

忘れ得ぬ出会い
 一、私の青春時代は、結核との闘いの連続でした。戦時中、軍需工場で働いていた時、医務室でお世話になった看護師のご婦人がおります。
 それはそれは、親身になって看護してくださり、「若いんだから頑張って!」「絶対に生き抜いていくんですよ」と温かく励ましてくださいました。残酷な「戦争」への怒りを率直に毅然と語っておられたことも、思い起こされます。
 そうした平和を願い、命を慈しんでこられた、無数の気高き「看護の母」たちの祈りを結実させて、私たちは「生命尊厳の世紀」を、断固と創り開いていこうではありませんか!(大拍手)
 一、第2に「未来を創造しゆく挑戦者たれ!」と申し上げたい。
 本日は、私が心から敬愛する、アルゼンチンのデリッチ博士が参加してくださっております(大拍手)。
 デリッチ博士は、自らが正しいと信ずる価値観のために行動する、真実の、戦う正義の知性であられます。
 かつて軍政下にあって、博士は、圧迫にも断じて屈せず、信念の言論戦を貫き通された。人権弾圧の実態を知らせるため、世界の知識人に向け、2000通もの手紙も綴られた。
 人生も社会も、最も苦しい試練の時に、勇気を奮い起こして挑戦し抜く中に、偉大な未来が創造されるのであります。
 博士は、素晴らしい知恵に輝く母上から、学ぶことの大切さを教わり、教育こそ未来を創る原動力なりとの信条を実証されました。
 私は感涙を禁じ得ません(大拍手)。
 わが新入生の皆さんも、海よりも深く、空よりも高い、父母たちの愛情と真心に、ベストを尽くして応えていってください。

文明を結びゆく共生の英知磨け
 一、第3に「多様にして創造性光る大連帯を!」と申し上げたい。
 うれしいことに、今年も多くの最優秀の留学生をお迎えでき、今、46カ国・地域の英才たちが学んでくれております(大拍手)。
 また、創大は、世界の140以上の大学と交流協定を結び、その教育プログラムは文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されました。
 今後、英語を使っての授業が全学的に増加していくと伺っています。短大も、アメリカ創価大学への留学など、語学を学ぶ環境が充実しております。
 どうか、世界に開かれ、文明を結ぶ、この学舎《まなびや》で生き生きと語学を習得し、地球社会の共生の英知を心豊かに学んでください。
 多様性を尊重し、学び合い、連帯していく中にこそ、尽きることのない創造性と平和の源泉があるからです。
 一、終わりに、アルゼンチンの詩人にして大教育者アルマフエルテの獅子吼を贈りたい。
 「10回倒れても、10回起き上がるのだ。さらに100回、500回と立ち上がるのだ」と──。
 青春の誉れとは、決してへこたれない不屈の挑戦にあります。
 皆さんの尊き挑戦を、いついかなる時も、私は絶対にして不二なる味方として折り、見守り、応援し続けてまいります。
 わが生命の君たち、あなたたちよ!
 「健康・無事故で、悔いなき成長の一日一日を!」
 「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」──と申し上げて、私のお祝いのメッセージといたします(大拍手)。

新入生への伝言

 「入学おめでとう。入学式の様子を逐次、聞いておりました。最優秀の皆さんが入学してくれて、創立者として、こんなにうれしいことはありません。皆さんの成長を心より楽しみにしております。いつもいつも見守っています。留学生の皆さんも、ようこそ!」 「パイオニア吹奏楽団の皆さんもありがとう。銀嶺合唱団の皆さんもありがとう。皆さんの演奏と合唱の真心が私の心に届いてきました。
 どうか、未来を開き、時代を創る新入生の皆さん、新学長のもとでしっかり勉強し、親孝行してください。私の最高の願いです。新入生の皆さん、頼むよ。
 保護者の皆さま、おめでとうございます。全役員の皆さまも雨の中をご苦労さまです。本日は本当におめでとう!」
2013-04-03 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

fmiokun

Author:fmiokun
FC2ブログへようこそ!

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索