随筆 我らの勝利の大道 No.92

随筆 我らの勝利の大道 No.92   
               (2012.12.29付)
尊き全同志に感謝

広布の誉れは永遠 功徳は無量なり
勝利から勝利へ! 決意も新たに


平和・安穏・幸福へ確かな一歩

 大勝利
  広布の歴史に
   三世まで
  友の奮闘
   名誉と光らむ

 「青年学会 拡大の年」を、我らは戦い、勝った。
 大勝利のこの一年──。私は、わが愛する同志一人ひとりの手を取り、高く掲げて、大健闘を讃えたい気持ちでいっぱいである。
 創価の母・婦人部の奔走は、何と神々しいことか。
 黄金柱の壮年部の、堂々たる前進も美事である。
 世界の希望である青年の活躍は一段と目覚ましい。
 偉大な生命尊厳の哲理を持《たも》ち、地域のために祈り、語り、動き、一人ひとりと地道に友情を広げる。その一歩また一歩が、いかに尊貴であることか。
 ロシアの法華経研究の母であるヴォロビヨヴァ博士は、語っておられた。
 「私は創価学会の皆様に叫びたい。
 皆様の一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
        ◇
 今日も、「無冠の友」の皆様方は、厳寒の中で、誉れのわが地域を走り抜いてくださっている。
 この一年も、黙々と我らの宝城を荘厳してくださった「守る会」の同志がいる。
 さらに、今月、結成60周年を迎えた「統監部」の友が、緻密な貢献を続けられていることも、よく存じ上げている。
 それぞれの地域で、大変お世話になっている個人会場のご家庭にも、皆で心から感謝申し上げたい。
 わが学会は、陰の労苦を惜しまない尊き尊き皆様方によって支えられている。
        ◇
 日蓮大聖人が佐渡流罪の大難を勝ち越えて鎌倉へ帰られる折の、佐渡の門下との惜別の情を綴られた一節がある。「国府尼御前御書」に、こう仰せである。
 「つら(痛)かりし国なれども そ(剃)りたるかみ(髪)をうしろ(後)へひかれ・すす(進)むあし(足)もかへりしぞかし」(御書1325ページ)
 ──大変に辛い流刑地でしたが、わが身を顧みず、私を守ってくださった方々とお別れする時は、まさに後ろ髪を引かれる思いがしました──と、門下の陰の支えに深い感謝の念を表されている。
 私には、人知れず学会を厳然と護り、広布のため、後輩のためにと尽くしてくださっている、偉大な多宝の父母たちへの仰せであると拝されてならない。
 大聖人はこの国府尼に対して、「後生には霊山浄土に・まいりあひ・まひらせん」(同ページ)とも語りかけておられる。
 日蓮仏法の精神に照らせば、大聖人と御一緒に、我らは生死を超えて「常楽我浄」の生命の旅を未来永劫に続けていけるのである。
 私も、霊山に旅立たれた同志の方々に、朝な夕な、追善回向の題目を送らせていただいている。私の生命から、永遠なる広布の戦友たちが離れることはない。
 このたび蓮祖ゆかりの天地に、新たに佐渡平和会館が誕生した。佐渡の素晴らしい地域広布の大発展を、大聖人が、いかばかりお喜びくださることだろうか。

全員が大人材に!
 この12月で、師・戸田城聖先生が、男子部の人材グループ「水滸会」を結成されてから60年となる。
 初会合の冒頭、先生は「水滸会から巣立った者は、いずれそれぞれの道で一流の人物となっていくのだ」と宣言された。
 その直後の昭和28年(1953年)1月2日。25歳の私は、男子部の第1部隊長の任を受けた。
 「1年間で1千人の連帯への拡大」という目標を掲げて、337人の陣列から行動を開始した。
 私が率先して実行し、リーダーに訴えたことは──
 第1に、わが同志を慈しみ、励ますこと。
 第2に、目標達成まで祈り切ること。
 第3に、自分自身が成長し続けること。
 第4に、勇気をもって戦い抜くこと、である。
 この挑戦の中で、一人ひとりが信心の喜びに目覚め、秘めていた力を、思う存分に発揮していった。そして、皆が喜々として、励まし合いながら、目標を突破していったのである。
 実践によって青年を育て、滔々たる大河の如く、平和の人材群を、社会へ、世界へ送り出していく。ここに、創価の本領がある。
 この一年も、わが青年部の君たち、貴女《あなた》たちは、本当によく戦ってくれた。
 女子部の清新なる“華陽リーダー”も、皆、大きく成長してくれた。
 新たな男女青年部の躍進そして勝利が、新たな広布の道を開くのだ。
 雄々しき青年たちよ!
 太陽の心の乙女たちよ!
 英知の学才たちよ!
 大成長の青春たれ!
 皆、かけがえのない若き生命の明鏡を、自分らしく磨き上げながら、一流の「人間の賢者」「幸福の博士」、そして「平和の指導者」に育っていただきたい。そのための最高の修行が、日々の勤行・唱題であり、学会活動なのである。

負けじ魂の挑戦を

 「一々のことばを秤の皿に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、われわれ青年の特権」とは、明治の文豪・森鷗外の言だ。
 勇敢にして闊達に、正義の声をあげる若人がいれば、未来は必ず変わる。
 鷗外が30代後半、福岡県の小倉(現在の北九州市内)に暮らしたことは有名である。
 私にとっても思い出深い北九州で開催した、第1回「九州青年部総会」から、明年で40周年を迎える。
 昭和48年(1973年)の3月21日、会場に集った青年は、勝利の喜びに満ちあふれていた。
 学会に烈風が吹き荒ぶ中にあって、不屈の信念をもって、反転攻勢に打って出てくれたのが九州の青年たちであった。
 正義の学会は、いかなる逆風も追い風に変えて、いやまして発展していけることを、先駆の拡大の歴史で実証してくれたのだ。
 席上、私は次代を担う青年たちに、次の出発に向けて5つの行動規範を提案した。「正信」「研鑽」「誠実」「品格」「連持」である。
 「連持」とは、地道に、堅実に、粘り強く、努力を持続していく力だ。この執念がなければ、自らが起こしたチャレンジを結実させることはできない。
 戸田先生は語られた。
 「青年は決して、へこたれてはいけない。自分の今の使命の舞台で全力を挙げて頑張ることだ。『なくてはならない人』になることだ」と。
 何があろうとも、負けじ魂で挑戦し続ける青年に、勝利の栄冠は輝くのだ。

今いる場所で光れ

 昭和52年(1977年)の師走──。
 私は、オープンしたばかりの立川文化会館の記念勤行会に出席し、語った。
 「勝ったね! すごい会館だ。功徳も福運も日本一の会館にしようよ!」
 「悠久山」という名称を贈った、この会館を中心に、以来35年間、地元の新立川総区をはじめ、第2総東京のわが同志は、「悠久なる人材の山脈」を創り上げてくれた。
 私にとっても、一人ひとりと金の出会いを結び、広布の未来を託してきた縁深き宝城である。
 この会館で、私が常に心がけてきたこと──それは「近隣友好」であった。
 皆が利用する最寄り駅の駅長には、すぐ地元幹部に挨拶に行ってもらった。
 私自身も、周辺の民家やお店などにも足を運んで、地域の方々と交流を深めていった。会館の敷地内で採れた果物を御宝前にお供えして、日頃の感謝の気持ちを込めて、ご近所にお配りしたこともあった。
 日蓮大聖人は「まことの・みち(道)は世間の事法にて候」(御書1597ページ)と仰せである。
 世間を離れて仏法はない。自分の今いる場所こそ、仏道修行の場であり、仏縁を結びゆく広宣流布の本舞台なのである。
 「生きることのよろこびは大きい/だが自分が生き 人を生かすよろこびはもっと大きなよろこびだ」
 このゲーテの言葉のように、我らは、地域の安穏へ、世界の平和へ、「立正安国」の旗をさらに高く掲げて、「歓喜の中の大歓
喜」(御書788ページ)の連帯を力強く、また朗らかに広げていくのだ。
 なかでも東北の皆様は、大震災から2度目の冬を迎えられている。
 私も妻も、心からお見舞い申し上げるとともに、わが尊き同志の健康長寿と幸福勝利を、さらに強く祈り抜いていく決心である。

勝って兜の緒を!
 今月、待望の「創価文化センター」が開館した。
 オープンに先立って、私も妻と共に伺わせていただき、「戸田大学」で使用した教材などの展示品を見て、実に懐かしかった。
 戸田先生が心血を注がれた、私への個人教授「戸田大学」で、なぜ徳川幕府は300年の基盤を築くことができたかが、テーマになったことがある。
 戸田先生の鋭き一つの着眼は、「勝って兜の緒を締めよ」の精神にあった。
 徳川の草創期、“天下の御意見番”と讃えられた、三河武士の大久保彦左衛門は、厳と書き留めた。
 それは、自軍の勝ち戦の中、ある老武者が「いまだ敵は多し。味方は少なく候へば、『勝って兜の緒を締めよ』ということあり」と語った戒めである。
 油断を排した、この「真剣勝負」の一念の継承を、恩師は見逃されなかった。
 いわんや、広宣流布という末法万年にわたる大願の戦いに終わりはない。それは、全人類を平和へと導いていく間断なき行動と対話の連続闘争であるからだ。
 この粘り強き勇猛精進に、私たち自身の人間革命があり、宿命転換がある。自他共の幸福と喜びがあり、崩れざる一生成仏の軌道が開かれるのだ。
 ゆえに我らは、来る「青年学会 勝利の年」も、異体同心のスクラムを堅固に組みながら、新たな決意で、勝利から勝利へ前進を続けよう!
 青年と共に、青年の心と勢いで、歴史に燦然と輝く「民衆常勝」の新時代を切り開こうではないか!

 この人生
  さらに勝ち抜け
   誇り持ち
  創価の城と
    共に栄えて

 鷗外の言葉は『青年』(岩波書店)。ゲーテは『ゲーテ全集I』大山定一訳(人文書院)。大久保彦左衛門は『日本思想大系26』所収「三河物語」齋木一馬・岡山泰四校注(岩波書店)参照。
2012-12-30 : 随筆 我らの勝利の大道 :
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