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未来対話  君と歩む勝利の道 第7回

第7回 誇り高く 向上の道を!  (2012.11.1付 未来ジャーナル)

「私はやり切った」と言える人に

オーストリアの詩人 リルケ
あなたを、これまでのあなたの最善の時以上のものにするものは、すべて正しいものです

 ──本年も残り2カ月。特に中学・高校の3年生にとって大切な時期です。皆、新たな進路に向け、勉強と努力の日々を送っています。

名誉会長 未来部のみんなは、誰もが社会の柱と育ちゆく大人材です。学会の将来を担うリーダーです。
 創価家族が、皆さんの活躍する晴れ姿を楽しみに待っています。
 受験生は、風邪などひかないように、元気に頑張ってください。全員の健康と勝利を、私も毎日、真剣に祈っているからね。
      □■□
 ──ありがとうございます。メンバーと語り合う中で、進路に関する悩みを多く聞きます。将来に対し、漠然とした不安もあります。また、「どの学校に行ったらいいのか分からない」「将来の夢が見えず、進路もはっきり見えてこない」というメンバーもいます。

名誉会長 そうだろうね。
 人生は、難しい選択の連続です。とりわけ受験は、未来部のみんなが初めて迎える、大きな岐路とも言えるでしょう。分からないことや不安があって、当然です。
 だから、自分一人で悩みを抱えこまないで、親や学校の先生、信頼する先輩方に率直に相談しながら、大きな心で最高の進路を選び取っていただきたい。
 「進路」とは「進む路」です。恐れずに前へ前へ進むためにこそある。大事なのは、一歩踏み出す勇気を持つことです。
 大空には、鳥の進む道がある。
 大海には、魚の進む道がある。太陽だって、曇っても、雨が降っても、厳然と軌道を進んでいく。
 人にも人の軌道があります。幸福へと向かう軌道がある。それは「上へ上へ」と向かう軌道です。
 何があっても、強く賢く、自分で自分を向上させていく道です。
      □■□
 ──明年には新総合教育棟が完成し、発展を続ける創価大学や創価女子短期大学、アメリカ創価大学、東西の創価学園へも、多くのメンバーが挑戦しています。

名誉会長 創立者として、これほどうれしいことはありません。
できれば、受験してくれる全員を合格にしてさしあげたい。
 でも、そういうわけにもいかないし……。
 ただ私にとっては、志願してくれた人はみんな、創大生・短大生であり、学園生です。その人が必ず幸福になるよう、立派になるよう、祈りに祈っていきます。絶対に忘れません。
 これが、創立者の心です。
 もちろん、どの学校を志望しても自由です。私の大切な宝である、未来部の君たちが目指すのだから、それぞれが決めた進路で伸び伸びと断じて勝利できるよう、最大に応援したいのです。
      □■□
 ──どういう進路をとっても、向上していけばいいんですね。

名誉会長 その通りです。
 この「向上の人生」の模範を示されたのが、創価の父・牧口常三郎先生です。
 牧口先生は、みんなと同じ年代から働かねばなりませんでした。しかし、わずかな時間を見つけて本を開いて学びました。そして独創的な地理学者、偉大な教育者となられました。
 軍国主義と戦い、投獄されても、獄死されるまで学び続け、「向上の道」を進み抜かれたのです。
 このあまりにも崇高な探究者が、わが創価学会の創立者です。
 きょうは、牧口先生と同じ時代を生きたオーストリアの詩人リルケの言葉を、皆さんに贈りたい。
 「人生は正しいのです、どんな場合にも」「あなたを、これまでのあなたの最善の時以上のものにするものは、すべて正しいものです」(中村ちよ訳「若き詩人への手紙」、『リルケ全集 第6巻』所収、彌生書房刊)
 ちょっと難しいけど、自分の「最善」「ベスト」を超えていくように励ます、含蓄深い言葉です。
 自分を向上させていく道が、正しい道です。
 受験も就職も、たとえ自分の思うような道に進めなくても、その道で「自分を向上させていこう!」と決意できれば、それは正しい軌道です。絶対に大勝利の人生を歩むことができる。
 「向上する心」さえあれば、進路に「失敗」はない。ゆえに、何も恐れることはありません。

 ──『リルケ詩集』『ドゥイノの悲歌《ひか》』『マルテの手記』など、リルケの作品は、世界で時代を超えて共感を呼び、愛読されています。

名誉会長 リルケは若き日、自分で進路を選べず、悩みました。元軍人のお父さんの意向で軍人を目指す学校に入れられたのです。そこになじめず、いじめを受けた。やがて退学。今度は商業学校に入学しますが、結局そこも退学せざるを得なかった。
 本人も苦しんだだろうし、お父さんもがっかりしたようだ。
 しかし、勉強をやり直し、その後、大学に進んだころから、ペンで身を立てる決心を固め、詩や散文を書いて書いて書きまくっていったのです。
 のちに、リルケは、当時のことを、自分で選んだ道で成功できるかどうかの自己点検の時期であったと振り返っています。
 そして、文豪トルストイや彫刻家のロダンなどと出会いを重ねながら、努力を続けました。悩みに負けず、自分らしく創造の戦いを貫き通したのです。

 ──そんな生き方が結晶しているからこそ、世界の青年の心に響く詩を残せたのですね。

名誉会長 青春の魂は不屈です。転んでも、へこたれないで、また立ち上がればいいんです。
 仏法では「煩悩即菩提」と説きます。信心根本でいけば、悩んだ分、苦労した分、すべてが「心の財《たから》」に変わります。
 今、具体的な将来像が見えなくても、あせる必要はありません。
 現代は、ただでさえ、情報があふれている時代です。将来の自分を思い描こうとする時に、悲観的な情報にふりまわされ、迷ってしまうこともあるかもしれない。
 周囲の友人と成績を比べて落ち込んでしまうこともあるでしょう。受験シーズンになれば、なおさらです。
 しかし、リルケがそうであったように、目の前の課題に全力で取り組むうち、希望を持って進める「わが道」は、必ず見つかります。

 ──「受験の日は刻々と近づいてくるのに、どうしても苦手科目が克服できず不安だ」「成績がなかなか上がらず自信がない」というメンバーも多いようです。

名誉会長 そういう“勝負”の時に逃げない。「当たって砕けろ」と思い切って立ち向かったことが「自信」になる。それは、生涯にわたって自分を支えてくれます。
 私も対談した、あの大秀才のトインビー博士も、パブリックスクール(名門進学校)へ入るための試験が不安でしかたなかった。その時、ご両親から“ベストを尽くせばいいんだよ。志望校に入れなくたって、この世が終わるわけじゃない”と励まされ、ほっとし、実力を出し切れたといいます。
 「自分は自分なりに、できることをやり切った」と言える戦いをすれば、その人が勝利者です。
 日蓮大聖人は、「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書1253ページ)と仰せになられました。
 厳しい冬を乗り越えてこそ、春に美しい花が咲き薫る。
 どれだけ寒さが厳しくても、木々は一つも文句も言わず、じっと耐える。そして少しずつ着実に、養分を吸収している。
 万事、大変な時こそ、本物の強さが身につくのです。
 これから季節も、ぐっと寒くなってきます。受験生の皆さんが、忍耐と負けじ魂で冬を乗り越え、勝利の春を迎えられるよう、皆で応援していこうよ。
 未来部の一人一人が、どれほど偉大な大樹に伸びゆくか。これが、私の一番の希望です。わが21世紀使命会の皆さん、どうか、温かく見守り、こまやかに励ましていただくよう、お願いします。
      □■□
 ──はい! 一丸となって、受験生を後押ししていきます。
 ところで最近は、「本当は大学に行きたいけれど、家庭の事情で、進学を断念せざるをえない」という声が寄せられています。厳しい不況の中、保護者の方が経済的に大きな困難に直面している場合も少なくありません。

名誉会長 ご家族の皆様のご苦労は、よく分かっています。信心根本に乗り越えていけるよう、一生懸命に題目を送っています。
 未来部の皆さんにお願いしたいことは、どんなに家庭が厳しい状況であっても、絶対に卑屈になったり、感傷的になったりしてはいけないということです。
 何もかも恵まれた中から、強い人間は育ちません。逆境の中から、ダイヤモンドのように光る偉大な力を、朗らかに胸を張って、磨き上げていただきたいのです。
 牧口先生を師と仰いだ私の恩師・戸田城聖先生も、高等小学校を首席で卒業したが、家業を支えるために進学できなかった。それでも屈しないで、商店に勤めながら向学心を燃やし、小学校の教員になられました。
 私の大切な友人である韓国の趙《チョ》文富《ムンブ》博士は、名門の国立済州《チェジュ》大学の総長を務められました。この博士も、経済的な理由から中学進学を断念せざるをえなかった。だから、苦学の末に教育者になってからは、給料をはたいて、後輩の援助を続けてこられました。つらく悔しい思いが、博士の学問の道を開き、人格を輝かせたのです。
 人生は自分次第です。環境に決められるのではない。自分が環境をつくるのです。自分が道を切り開くのです。その魂を燃やすために、信心があるのです。
      □■□
 ──以前、創価大学生の体験を聞きました。彼は小・中学生のころ、いじめに遭っていました。ある日、池田先生のスピーチを聴いて決意し、いじめを克服しました。創価大学を目指しましたが、お父さんを亡くし、経済的にも厳しくなり、進学はあきらめかけました。しかし、「命の恩人である池田先生の大学に行きたい」と、必死に祈る中で、思いがけないところから学資を援助してくれる人が現れたのです。さらに創価大学は、さまざまな奨学金などの制度も大変に整備されています。
 今、彼は、創価大学の大学院博士課程で大いに学びながら、後輩の勉学もサポートしています。

名誉会長 うれしいね。不可能を可能にしてくれたんだね。
 「学は光」です。「学びの道」は明るい。その道は必ず開けていく。ゆえに、何があっても、「向学の心」を失わないことだ。前進し続けることだ。そうして進んだ道が、君にしかない、あなたにしかない「使命の道」「充実の道」「勝利の道」になっていきます。
 その力を、あなたは持っている。
 その可能性を、君は持っている。
 生命に厳然と具わる無限の力を引き出していく妙法を朗々と唱えながら、ともかく前へ前へと、誇り高く向上の道を進んでいこう!

 ※リルケの人生は、星野慎一・小磯仁著『リルケ 人と思想161』清水書院刊、秋山英夫訳編『美しき人生のために』社会思想社刊、ブリタニカ国際大百科事典などを参照した。
2012-10-31 : 未来対話 :
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