ウズベキスタン共和国 テルメズ大学名誉教授称号授与式への謝辞

ウズベキスタン共和国 テルメズ大学名誉教授称号授与式への謝辞
      (2011.12.14 タシケント写真会館)

 中央アジア・ウズベキスタン共和国の南部に立つ「テルメズ国立大学」から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号が贈られた。これは、SGI会長の両国友好の発展と歴史研究の振興への貢献を讃えたもの。授与式は14日(現地時間)、首都タシケントにある「タシケント写真会館」で挙行され、SGI代表団として同国を訪れた池田博正SGI副会長をはじめ学会代表が出席。マフムート・ガダイシャエフ副総長から、「名誉教授」の証書が授与された。これで、SGI会長に世界の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は「320」となった。

名誉会長の謝辞


テルメズの詩人
民衆を苦しめれば 自らも不幸になる
栄光とは皆を幸福にする人生


建都2500年 不屈の歴史の都 テルメズ

ハイダロフ総長

青年よ志を高く! 現実と闘え
信念と誇りある「人間」を創れ


 一、私たちのユーラシア大陸の中央に輝き、建都2500年という悠久の歴史を湛えたテルメズは、かけがえのない人類の宝の都であります。
 10世紀、「テルメズの父」と仰がれる大思想家ハキーム・アット・テルメジは宣言しました。「教育による光が心にある時、人間は胸の奥から輝きを放つことができる」と。
 この偉大なる人間主義の精神を継承され、体現される教育の光の大城こそ、貴テルメズ国立大学であります。
 本日、貴大学より賜りました「名誉教授」の称号を、私は人間教育に人生を捧げてきた一人として、無上の誇りと厳粛なる責任をもって拝受させていただきます。誠に誠に、ありがとうございました。
 この栄誉を、私は、人生の師である戸田城聖先生に謹んで捧げさせていただくとともに、私がご一緒に対談集を発刊した英国の大歴史家トインビー博士と分かち合わせていただきたいと思っております。
 ウズベキスタンの天地について、トインビー博士は、多種多様な文明が流入し、ダイナミックに融合し、そして発信しゆく「円形交差路」と呼ばれ、深く敬愛してやまなかったのであります。
 なかでも、貴テルメズには、コスモポリタンの気風に満ちるクシャン朝の時代、平等性・寛容性・平和性に富む仏教思想を基調とした絢爛たる文化が花開きました。世界史に名高い「ガンダーラ美術」の誕生も、そうした文化交流の豊かな精華でありましょう。この時代、テルメズ出身の英才が仏典の翻訳に尽くし、中国、日本等、東アジアへの仏教の伝播が大きく進んだことも、決して忘れ得ぬ文化の大恩であります。
 このシルクロードの研究を通して、人類の平和共生への智慧を探求しゆくことは、わが創価大学の構想の一つでありました。
 創価大学が6度にわたり派遣した調査団によるテルメズ近郊の「ダルヴェルジンテパ遺跡」の発掘では、貴国、そして貴テルメズの諸先生方に絶大なるご協力、ご支援を賜り、数多くの学術成果を収めることができました。この席をお借りして、創立者として改めて御礼を申し上げるものであります。

労苦は人生の宝
 一、さて、テルメズが生んだ偉大な詩人サビル・テルメジは謳いました。
 「汝が民衆を苦しめようと企むならば、
 自身に不幸の結末を招く。
 隣人に幸福をもたらす人は、
 栄光の人生が輝く」と。
 この民衆貢献という真実の栄光の人生を歩みゆく幾多の逸材を、貴大学は育成してこられました。
 2009年の創立55周年には、カリモフ大統領が発展目覚ましい貴大学を訪問され、その傑出した学術研究を絶讃されたことも、よく知られております。
 貴大学の大前進をリードされゆくハイダロフ総長は語られました。「青少年は、自身の内面世界を高めようと意識的に努力することによって、自身の社会に果たす役割を自覚することができる」と。
 そして、総長は、単なる机上の学問ではなくして、実際に生産労働等を通して、困難や矛盾をはらんだ現実の社会を肌で感じながら、信念や世界観、自尊心をもつ人間を育成することを志向されているのであります。
 わが創価大学も、「英知を磨くは何のため 君よそれを忘るるな」そして「労苦と使命の中にのみ 人生の価値《たから》は生まれる」を合言葉としてまいりました。
 その意味からも、総長の高邁な理念に、私は心からの敬意と共鳴を表したいのであります。

多様な文明の交差路 ウズベキスタン共和国
永遠の勝利へ英知の泉に繁栄あれ


シルクロードの不死鳥の都
 一、貴テルメズは、歴史上、幾多の侵略や蹂躙にも雄々しく立ち上がり、勝ち栄えてこられた「シルクロードの不死鳥」の国土であります。
 本日、貴大学の一員とさせていただいた私も、この不屈の魂に深く学び、先生方と手を携えて、新しき千年を照らしゆく「青年教育」「人間教育」そして「平和教育」の太陽を、いやまして光り輝かせゆくことを、お誓い申し上げます。
 勇壮なる貴国の国歌には謳われております。
 「知識と学問の源泉に繁栄あれ
 汝(ウズベキスタン)の栄光よ、永遠に輝きわたれ!」
 愛する貴ウズベキスタン共和国、そして貴テルメズ国立大学の無窮のご隆昌を、心からお祈り申し上げ、私の謝辞といたします。
 カッタ・ラフマット!(ウズベク語で「ありがとうございました」)
2011-12-21 : スピーチ・メッセージ等 :
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