韓国・国立釜慶大学「名誉国際地域学博士号」授与式

韓国・国立釜慶《プギョン》大学「名誉国際地域学博士号」授与式     (2011.9.16 創価大学本部棟)

 韓国・釜山広域市の国立釜慶(プギョン)大学から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉国際地域学博士号」が贈られた。SGI会長の長年にわたる世界平和・人類文化の発展への貢献、韓日友好への尽力等を讃えたもの。授与式は16日、東京・八王子市の創大本部棟で行われ、釜慶大学の朴孟彦《パクメンオン》総長、李炯基《イヒョンギ》大学院長、文昌權《ムンチャングォン》学生所長、姜命壽《カンミョンス》大学院チーム長が出席した。

朴総長の授与の辞

池田博士は韓日友好の懸け橋
核兵器廃絶、人権回復にも多大な貢献


 尊敬する池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に、国立釜慶大学の「名誉国際地域学博士号」を贈呈する意義深い場を設けさせていただいたことを大変光栄に存じます。わが大学は人類の共栄のために献身されてきた世界的指導者、池田SGI会長に敬意を表します。
 1971年に創価大学を創立。さらにSGIの会長として、世界平和と地球の未来を守・るために、生涯を捧げてこられたその努力は、今日、世界の人々に深い感動と恩恵を与え続けています。
 特に、池田SGI会長は国籍や民族を紹え、これまでに54カ国・地域を訪問され、各国の指導者など、世界の有識者との対話を通じ、人類の平和的な生活のために貢献してこられました。
 これらの功労が認められ、池田SGI会長は世界から700を紹える名誉市民証などを贈られ、300を超える世界の大学・学術機関から名誉教授の称号及び名誉博士の学位を授与されました。
 特に、韓国を「文化大恩の国」と称え、格別な愛情をもって、在日韓国人の参政権保障、韓日間の正しい歴史観形成などに力を注がれ、両国の友好協力において非常に重要な懸け橋の役割を果たしていらっしゃいます。
 このような世界平和、文化・教育の運動をはじめ、民族紛争の解決、核兵器廃絶、人権回復などに多大な業績を残した池田SGI会長に「名誉国際地域学博士」の学位を捧げることは、わが大学として大変意義深く、光栄の至りでございます(大拍手)。
 わが大学は1924年に韓国初の近代的工業技術教育機関として出発した釜山工業大学と、1941年に韓国初の水産高等教育機関として設立された釜山水産大学が1996年に国立大学として初めて合併し誕生した深い伝統をもつ大学です。
 教職員1400人、学生2万8000人、17万人の同窓生をもつ、韓国5大名門国立大学の一つであり、地球環境・エネルギー、海洋水産、ナノ(超微細技術)・バイオ(生物工学)・IT(情報技術)を融合させた技術など、韓国最高レベルの学問分野を通じて、地球環境を守り、地球に生きている全ての生命の価値を高める学問探究の先頭に立っております。
 わが大学は世界55カ国・地域から約1000人の留学生を受け入れております。
 本日、わが大学は池田大作名誉博士と新たな縁《えにし》を結ぶことになりました。「エコバーシティー(エコ・ユニバーシティーからの造語)」を目指し、地球環境と平和を守り、生命愛キャンペーンなど、人類の未来を導く人材を育成するため、今後ともご協力をお題い申し上げます。
 これからも、人類の進歩と発展のために、池田SGI会長の輝かしいご活躍を念願するとともに、ご健勝をお祈りし、また、わが大学から名誉博士号をお受けになられたことを、この場を借りて、お祝い申し上げます。
 結びに、池田SGI会長の名誉学位授与式のため、この場を設けてくださいました日本の創価大学学長と大学関係者の皆様、また、ご参席くださった皆様に感謝の言葉を申し上げます。
 ありがとうございました(大拍手)。

池田SGI会長の謝辞(代読)

正しき羅針盤で共生と繁栄の航路を


青年の力を伸ばし鍛えよ
朴総長
「汗を流して踏み出せば夢は可能となる」
韓国の思想家金九《キムグ》の言葉
「永久的な平和を樹立するには互いに永遠の友人になること」

 一、私が深く命に刻みつけてきた、貴国の先哲の叫びがあります。それは、千年余のいにしえ、貴・釜山の天地より、青き雄大な大海原を展望なされた信念の大文人・崔致遠《チェチウォン》先生の獅子吼であります。すなわち──
 「誓いの車輪の前に
 道の遠すぎるということがあろうか!
 智慧の大船の前に
 海の広すぎるということがあろうか!」と。
 「誓いの車輪」と「智慧の大船」を併せ持った人格ほど、強いものはありません。
 それは、いかなる険難の坂にも臆さず、堂々と理想に向かって前進する推進力であります。さらに、いかなる怒涛の嵐にも揺るがず、厳然と、大勢の人々を幸福と勝利へリードしゆく指導力であります。
 この大いなる力を、青年たちの魂に強く豊かに伸ばし鍛えることが、人間教育の真髄であると言っても、決して過言ではないでしょう。
 そして、その模範を示されゆく最高学府こそ、「地域・国・人類の明るい未来社会の創造」との大目的を高らかに掲げて、「開かれた思考」と「責任ある実践力」を兼ね備えた人材を育成しておられる貴・釜慶大学なのであります(大拍手)。
 一、偉大な名門の誉れに輝く貴大学より、本日、私は、最高に意義深き「国際地域学」の名誉博士号を賜りました。これほどの光栄はございません。厚く厚く、心より御礼を申し上げます。
 この栄誉を、私は、何よりもまず、敬愛する釜山をはじめ、貴国の良き市民として貢献をされている韓国SGIの友人たちと、深く広く、分かち合わせていただきたいと願っております。誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

文化大恩の隣国

 一、古来、美しき山と川と海の三つの宝を抱えた、貴・釜山は、「三抱《さんぽう》の郷」と謳われてきました。
 一衣帯水の韓日の悠久なる交流史にあって、かけがえのない門戸となった「海の玄関」も、貴・釜山であります。
 なかんずく、釜山を出帆された貴国の通信使が、江戸期の日本にもたらしてくださった文化の大恩は、計り知れません。
 釜山に留学した対馬藩の碩学・雨森《あめのもり》芳洲《ほうしゅう》翁も、貴国の人々は物事を深く思慮されるゆえに、「我国の人よりは其智十倍せり」(『治要管見』)と心からの尊敬を寄せてやまなかったのであります。
 今年は、奇しくも、貴国から最後の通信使をお迎えしてより満200年の節目となります。
 貴国との「通信」は、文字通り、心と心の信頼を通い合わすものでありました。そこには、今日の国際地域学の気風にも通ずる、グローバルにして学際的な理解があり、啓発があったといってよいでありましょう。
 一、実は、東北の友人たちより、韓国の皆様方に、ぜひ尽きせぬ感謝をお伝えしていただきたいと託されていることがあります。
 それは、あの東日本大震災の直後、貴国が、直ちに大規模の救助隊を被災地に派遣してくださったことであります。積み重なった瓦礫や泥をかきわけ、あたかも自身の家族を捜し出すように、懸命に捜索に尽力してくださったことを、皆が胸に熱く焼きつけております。
 この席をお借りして、貴国の皆様方のご厚情に改めて御礼を申し上げたいのであります(大拍手)。
 一、さて、貴大学のシンボル・マークには、紺青鮮やかな「羅針盤」が描かれております。
 今、21世紀の厳しい荒波を進みゆく人類にとって、絶対に手放してはならぬ「羅針盤」とは何か──。その重要な指標を、私は地球環境と生命を守る、貴大学の「エコバーシティー」構想に仰ぎ見る一人であります。
 それは、「生命への畏敬を基盤に、地球上のすべての生命の価値を高めることに寄与できる学問の探究と人材の養成」という、誠に崇高なる教育の理念であります。
 この理念のもと、貴大学は、最先端の「海洋生命工学」を中心に、環境の保護や生態系の多様な価値の研究開発に、絶大なる成果をあげておられます。
 この貴大学の目覚ましい大発展を牽引される英邁なる大教育者こそ、ここにお迎え申し上げた朴孟彦総長であられます(大拍手)。
 総長が、世界で初めて南極大陸の「金」の鉱脈を発見された地質学の泰斗であられることも、私たちはよく存じ上げております。
 総長は、大地の中から、こつこつと「金」を探し出していくように、学生自身がいまだ気づいていない才能の「鉱脈」を、最善を尽くして掘り出したい、そして命を賭けるほどの思いで、大切な大切な学生の生命を「宝石」の如く磨き光らせたいと、真情を吐露されているのであります。
 私は感服いたしました(大拍手)。
 一、教育──それは、一人一人の青年のために、自らの生命をなげうって、その尊厳の価値を、どこまでも高めていく挑戦でありましょう。
 私ども創価教育の父である牧口常三郎先生も、この信念を断固として貫き通しました。戦時中は、生命の尊厳を踏みにじり、貴国を蹂躙した日本の軍国主義と断固と戦い抜き、獄死を遂げたのであります。私たちは、その後継の道を、何も恐れずに歩み抜いてまいりました。
 きょうは、うれしいことに、貴国からお迎えしている俊英の留学生の代表も出席してくれています。
 これからも私は、韓日をはじめ、世界の青年たちが、いやまして黄金の生命の光を輝かせていけるよう、力の限りを尽くしていく決心であります(大拍手)。


変化を追うな 変化を先導《リード》せよ
 一、学生の夢の実現こそ、大学の勝利であり、教育の勝利です。
 総長は、青年たちに「汗を流して踏み出す歩みこそが、その夢を可能にする」と励ましておられます。
 「自ら汗を流す。労苦を借しまず、一歩また一歩を踏み出していく」──ここに今、すべてのリーダーが立ち返るべき原点があるといってよいでありましょう。
 さらに──
 「変化を追うのではなく、先に変化をリードせよ!」と、総長は訴えておられます。
 いかに変化の激しい時代にあろうとも、地域社会に、また国際社会に、正しき羅針盤を持った人材が陸続と躍り出て、勇敢に舵を取っていくならば、乗り越えられないわけがありません。
 その歴史の先頭に立つ存在こそ、大学ではないでしょうか。
 一、釜山にも深い足跡を残された貴国の大思想家・金九先生は宣言されました。
 「我らがこれから永久的な平和を樹立するためには、互いに永遠の友人になることによってのみ、その目的を達成できるのである」と。
 尊敬する貴大学とご一緒に、わが創価大学は、永遠の友人として共々に、「平和の航路」「共生の航路」「繁栄の航路」を力強く切り開きながら、人類の勝利と栄光の港へ邁進しゆくことを、ここにお約束して、私の謝辞とさせていただきます(大拍手)。
 偉大なる釜慶大学、万歳!
 偉大なる韓日の青年、万歳!
 テダニ・カムサハムニダ!(韓国語で「大変に、ありがとうございました」)(大拍手)
2011-09-21 : スピーチ・メッセージ等 :
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