フィリピン・国立パンガシナン大学「名誉人文学博士号」「名誉教授」称号授与式

フィリピン・国立パンガシナン大学「名誉人文学博士号」「名誉教授」称号授与式(2011.7.29 創価大学本部棟)

 フィリピンの名門・国立パンガシナン大学から、創価大学創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉人文学博士号」、池田香峯子夫人に「名誉教授」称号が授与された。ともに世界平和への崇高な唱道と教育への献身を讃えたもの。授与式は29日、東京・八王子市の創大本部棟で行われ、ビクトリアーノ・エスティーラ学長、リディア・ブドゥハン副学長、サリー・ハリン国際部長らが出席した。


池田SGI会長への授与の辞

他者への貢献の人生を啓発する平和の提唱者
 フィリピン国立パンガシナン大学は、最大の賞讃と心からの敬意を込め、池田大作博士の卓越した功績、博士が提唱される崇高な理念と行動、また、自らが模範となり人々を鼓舞する高潔な生涯を、ここに顕彰いたします。
 博士は、世界の人々が調和と平和と愛をもって共生する生き方の重要性と、その深遠なる本質を説き、著作などを通して訴えてこられました。
 そして調和、平和、分かち合いの心を積極的に唱道してこられたのです。博士の活動は、「真」「善」「美」の価値に生気を吹き込んでおります。
 品格と威厳ある人格をもつ博士は、人々が自分自身を信じ、自身の才能・活力・知識をもって他者に手を差し伸べ貢献していけるよう、啓発しています。
 それは伝播力をもって広まりました。その結果、博士は、自然、地球家族、世界的な協力関係を大事にする平和的共存のための、尊い遺産を創出されたのです。
 また博士は、世界的に名高い教育者として、世界中の多くの教育機関が世界市民を育成するために、重要な拠点として使命を果たせるよう、効果的に力を与えてこられました。
 以上の理由により、国立パンガシナン大学は、理事会の承認をもって、平和の提唱者であられる池田大作博士に「名誉人文学博士号」を授与いたします。

香峯子夫人への授与の辞

人々の「人格の力」を引き出す慈悲と献身
 わが大学は、この上ない栄誉と最大の敬意をもって、池田香峯子夫人をここに顕彰いたします。
 香峯子夫人は、「偉大さ」「慈悲深さ」「献身の心」を体現された、平凡にして、非凡なる女性であられます。
 夫人は、人々が模範とするのにふさわしい、影響力のあるリーダーです。とともに、世界市民なのであります。
 香峯子夫人は、現代の地球社会において女性に自信と力を与え、平和的共存、地球市民の意識、幸福を促進してこられました。リーダーとなり、妻となり、母となる女性の偉大さの本質を見抜いておりました。
 夫人は、すべてを兼ね備えた女性として、人を惹き付けて止まない魅力にあふれております。
 人々が「努力する力」「知恵の力」「人格の力」を引き出せるよう、夫人は「慈愛の力」を分け与えてこられました。夫人は、人類への奉仕のために貢献できる、人々の優れた資質を見出す力をもった、思いやりのある方であります。
 今世紀における世界的に高名な女性である香峯子夫人は、世界の数多くの偉大な女性リーダーのように、女性が「地球の平和」「世界の調和」「世界市民」の精神に満ちた国際社会を実現するために役割を果たし力を発揮できるよう、多大な尽力をしてこられました。
 以上の理由により、国立パンガシナン大学は、理事会の承認をもって、妻であり、母であり、偉大な女性リーダーであられる池田香峯子博士に「名誉教授」の称号を授与いたします。

SGI会長の謝辞
(代読)

教育ルネサンスの大航海へ!

学び抜く人こそ光
エスティーラ学長の信念
「最高峰を目指せ」「決してあきらめるな」
フィリピンの英雄ホセ・リサール
「私の最大の喜びは、優れた青年が現れることである」

 一、心より尊敬申し上げるビクトリアーノ・エスティーラ学長。ならびに、国立パンガシナン大学の諸先生方。さらに、敬愛するフィリピンSOI(創価学会インタナショナル)の皆さま方。
 はるばると、わが創価大学のキャンパスに、本当にようこそ、お越しくださいました。
 信念と慈愛光る偉大な人間教育の先生方を、私たちは最大の敬意を込めて歓迎申し上げます(大拍手)。
 また、このたびの東日本大震災に際しては、貴国から実に多くの真心の支援と励ましを賜りました。この席をお借りして、あらためて心より感謝申し上げます。
 本日、私は、共生の未来を、燦然たる英知の太陽で照らしゆかれる名門・国立パンガシナン大学より、最高に栄えある「名誉人文学博士」の学位記を授与いただきました。
 さらに、妻にも「名誉教授」の称号を賜り、私たち夫婦にとりまして、これはどの光栄はございません。
 エスティーラ学長をはじめ諸先生に、深く深く御礼を申し上げます(大拍手)。
 一、今年、生誕150周年を迎えた貴国の大英雄ホセ・リサール博士は叫びました。
 「私は、自分の名誉のために働いているのではない。わが国の繁栄のために働いているのである。私の最大の喜びは、私より2倍も、3倍も優れた青年たちが、20人、30人と現れることである!」と。
 嬉しいことに、わがフィリピンSGIでも、英邁な青年が陸続と育っております。
 先日は「青年友好文化祭」が盛大に開催されました。ここにお迎え申し上げたリディア・ブドゥハン副学長、サリー・ハリン国際部長が、貴大学の学生の代表と一緒に出席してくださったことも、嬉しく伺っております。
 私と妻は、敬愛してやまない貴国をはじめ、出藍の誉れの青年たちと共に、リサール博士の大精神を偲びながら、本日の栄誉を拝受させていただきたいと思っております。
 誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

世界を結ぶ海路の要衝
 一、さて、貴大学の壮麗なキャンパスが広がるパンガシナンの天地は、いにしえより、世界の海を結ぶ、マリンロードの要衝として栄えてきました。
 人間の生命にとってかけがえのない「塩」の生産が、現在も盛んな土地柄であり、“パンガシナン”とは、「塩の国」を意味すると伺っております。
 すでに16世紀には、日本とも交易が聞かれておりました。
 当時、欧州の記録にも、パンガシナンの地には、4000人の「平和の民」がいたという記述が残されております。
 この悠久のロマンを湛えたパンガシナンは現代においては、貴国の水産業の中心を雄渾に担い、風光明媚な観光地としても世界の憧れの的であります。
 その美しく豊かな宝のパンガシナンにあって、持続可能な発展と健全な社会建設を力強くリードされゆく学府こそ、貴大学なのであります(大拍手)。

団結すれば力は何倍にもなる!
 一、とりわけ、貴大学は教員養成の「優等教育機関」として名高く、また看護師試験をはじめとする国家試験でも、卓抜した実績を重ねてこられました。
 さらには通信教育制度の充実によって、多くの向学の青年や第一線の技術者、専門家にも幅広く門戸を開かれ、人間と地域社会の変革に貢献する大学としても高く評価されております。
 エスティーラ学長が誇りとされる、「わが大学は一つ」との伝統精神のもと、全学が団結して、偉大な前進を勝ちとってこられたことを、私たちは心から讃嘆申し上げたいのであります(大拍手)。
 先日のフィリピンの青年友好文化祭では、尊敬するラモス元大統領も祝福してくださいました。歴史に輝く貴国の「民衆による非暴力革命」すなわち「ピープル・パワー革命」を指揮された元大統領の故郷も、パンガシナンであります。
 ラモス元大統領は、私との語らいのなかで、青年への呼びかけとして。“新しい数学を学べ”と提唱されておりました。
 すなわち「新しい数学」とは、他の人々と協力することで、「1プラス1」は「2」ではなく「3」にも「4」にも「5」にもなる。
 一方、団結がなければ、「ゼロ」どころか「マイナス5」にもなってしまう、というのであります。
 まさに団結こそ、希望の力であります。
 一、貴大学の淵源の一つは、1922年、バヤンバンに開学した師範学校に遡ります。
 じつは、創価教育の創始者である牧口常三郎先生と不二の弟子である戸田城聖先生が出会い、新たな教育革命への第一歩を踏み出しだのは、その2年前のことでありました。奇しくも、貴大学と創価教育は、時を同じくして、崇高なる人間教育の歩みを開始したのであります。
 あの忌まわしい戦争中、日本車は、あろうことか、友好の歴史ゆかしきパンガシナンの平和の海から上陸し、貴国の民衆に計り知れない苦しみをもたらしました。その狂った軍国主義に命を賭して立ち向かったのが、牧口・戸田両先生の師弟であります。
 貴国をはじめアジアの民衆と、絶対に崩れざる信頼の連帯を結ぶことは、両先生の悲願だったのであります。
 後を継ぐ私は、その遺志を体して、貴国と平和・文化・教育の交流を積み重ね、青年が往来する心のマリンロードを開いてまいりました。
 きょうは、貴国からの最優秀の留学生の代表も出席されております。大震災で揺れ動く日本社会のなかで、毅然と探究を貫いてくださり、創立者として私は深く感謝申し上げるものであります。

学生に贈る励ましの言葉
 一、時代の深い混迷の闇を豁然と打ち晴らす光は、いったい、どこから生まれるか。それは、まず自らが力をつけると心を定めて、学んで学んで学び抜く青年の努力から生まれると、私は信ずる一人であります。
 エスティーラ学長は、学生たちを励ますにあたって、大きく5つの指針を強調されていると伺いました。
 第1に、常に最高峰を目指し、奮闘せよ。平凡な結果に満足してはならない。
 第2に、どんな境遇にあっても失望するな。自分の中から感動と勇気を取り出せ。
 第3に、あなたには、あなたにしかない使命がある。その決意と勇気と献身を、決して忘れてはならない。
 第4に、あなたの勝利が、わが大学の勝利である。
 そして第5に、決してあきらめてはいけない。希望を捨ててはいけない。人生とは旅の継続であり、夢を描き、その実現を果たした者に栄冠は輝くのだ、と。
 私は思わず、膝を打ちました。一つ一つの言葉に深き人間教育の哲学があり、青年への慈愛があり、未来への不屈の情熱が漲っています。
 私は、この5つの指針を、学長と同じ心で、わが創大生、わが短大生に贈りたいと思うのであります。

自らの責務を果たし抜け!
 一、私と妻は、本日、名誉ある貴大学の一員とさせていただきました。先生方と手を携えて、「教育ルネサンス」の大航海へ勇躍、船出し、世界の青年の交流・連帯を一段と推進していく決心であります。
 ここにこそ、人類の平和と繁栄のため、若き生命の創造力を何倍にも何十倍にも発揮し、結集しゆく航路があるからです。
 この感謝と決意を、学長が深く尊敬される、貴国の大指導者アンドレ・ボニファシオの言葉に託させていただきます。
 「我々が、自分自身に対して責任をもち、自らの責務を遂行することが、我らの同胞があとに続く模範となるであろう」と。
 終わりに、わが心の母校たる貴大学の無窮の発展、そして人類の希望と光る青年の大国・フィリピンの永遠の栄光と勝利を祈念し、貴大学の素晴らしき校歌の一節を詠じさせていただきます。
 「国立パンガシナン大学よ
 我ら その尊貴なる名を高らかに謳わん
 その旗を高らかに掲げん
 さらなる高みへと
 我らを導かんがため」
 エスティーラ学長はじめ、ご臨席の皆さま方、そして2万人を超える貴大学の教職員、学生の皆さま方のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 誠に誠に、ありがとうございました。
 マラミン・サラマッポ!(フィリピン語で「本当にありがとうございました!」)(大拍手)
2011-07-30 : スピーチ・メッセージ等 :
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