創価学園卒業式へのメッセージ
創価学園卒業式(東京校=第41回/関西校=第36回)へのメッセージ
(2011.3.16 各校キャンパス)
創価学園の卒業式が16日、東京・関西の各校キャンパスで行われた。これには、創立者の池田名誉会長がメッセージと箴言を贈り、卒業生の門出を祝福。創価教育100周年の主役たちを「新時代1期生」と讃え、「負けじ魂」で社会を照らす一人一人にと呼びかけた。この日、東西の創価小学校の卒業式、札幌創価幼稚園の卒園式も開かれた。開式に先立ち、11日に発生した東日本大震災の犠牲者の方々に哀悼の意を表し、黙とうを捧げた。
創立者のメッセージ
3・16は学園生永遠の原点
目標へ 立ち止まるな
今こそ歯を食いしばって学び抜け
今回の東日本大震災の被災地でも、皆さん方の先輩である創価学園の卒業生をはじめ、わが創価同窓の友が、地域の柱となり、太陽となって、尊い救援活動に全力で奔走してくれています。
その渦中で戦う卒業生の有志より、「3月16日は、我ら学園生の永遠の原点の日です。この日に巣立つ最優秀の後輩たちに、くれぐれもよろしくお伝えください」等との胸打つ伝言が、今朝、届きました。
今や、世界の最高峰の知性からも「学園生がいれば、21世紀の日本も世界も大丈夫だ」また「学園生にならば、世界の運命をまかせられる」など、未来への大いなる希望を託されております。
誉れ高き皆さんの門出に当たり、私は万感の思いを込めてメッセージを贈ります。
皆、きょうまで、よく頑張ってくれまし
た。創価教育の80周年、そして創価学園の40周年を、向学の志に燃える努力と、友情光る切磋琢磨のスクラム、そして深き母校愛の貢献で見事に飾ってくれました。
ありがとう! 本当にありがとう!
私は、わが卒業生の健闘に感謝し、愛する君たち、貴女たちを「新時代1期生」と讃えたい。
きょうから、創価学園の50周年、さらに創価教育の100周年という新時代へ、卒業生も在校生も、一体となって、勇気に燃え、希望に燃えて、新たな前進を開始したいと思いますが、皆さん、どうだろうか!(大拍手)
インドネシア ワヒド元大統領
「どんな困難にも決して退かない人を私は尊敬」
一、私が共に対談集を発刊した、インドネシアの哲人大統領であったワヒド博士は、若くして亡くなった父の志を厳然と受け継ぎました。そして、多様な民族が共生するインドネシアの発展に力を尽くされ、文明間の対話へ献身されたのであります。
ワヒド博士は語っておられました。
「私が尊敬するのは、どんな困難があっても、決して退かない精神がある人です。た
とえ逃げ出したくなるような状況にあっても、自らを鼓舞するだけでなく、多くの人にも同じ実践ができるようにする存在であります」と。
博士は、その模範として、創価の「負けじ魂」の私たちに絶大な信頼を寄せてくださっております。
一、思えば、私が高校卒業の皆さんと同じ年代の時は、敗戦後の大混乱の時代でした。戦争で多くの命が奪われ、空襲で一面の焼け野原が広がり、人々は確かな哲学を見失っておりました。
そのなかで、私は戸田城聖先生という最高に偉大な人生の師匠に巡りあうことができました。
正しき生命の尊厳の道を教えていただき、さらに万般の学問を授けていただいたのであります。
その大恩に報いるため、私は、ただただ、学び鍛え、力をつけて、恩師が悲願とされた民衆の幸福と、世界平和の未来を開きゆかんと決意しておりました。
この何ものにも負けぬ、青春の使命と勝利の旗をば、私は、今、乱世の社会にたくましく旅立ちゆく学園生の皆さんに譲り託したいのであります。
中国の古典である詩経には、「日々学を成し、怠らず励めば、光明の人を光り輝かせる」(楠山春樹著『新釈漢文大系62』明治書院)とあります。
皆さんが今、歯を食いしばって学び、努力した分だけ、皆さん自身の生命はいやまして光り輝く。そして、その分だけ、暗く混迷した社会を明るく照らすことができるのであります。
一、今、私は、インドの偉大な教育の母であり、名門ラビンドラ・バラティ大学の副総長であられたムカジー先生と、新しい対談を開始しております。
この対話において、真っ先に語り合ったことは、わが学園生への期待でありました。ムカジー先生は、学園生との出会いを宝とされております。その先生から学園生への、次のメッセージを伝えさせていただきたい。
「目標に到達するまで立ち止まってはなりません。
いかに困惑するような逆境に出あおうとも、恐れてはなりません。
行く手に待ち受ける争いや矛盾をはねのけて進んでください。平和こそが、あなたの最終の目標です」
どうか、自らのいる、その場所から賢く朗らかに、竹林のごとく、正義と友情と平和を広げながら、偉大なる大勝利の人生を飾っていってください。
皆、体を大事にして、成功者になってください。
お父さん、お母さんに親孝行して、偉い人になってください。
この創価学園からは、一人も不幸な人間を出したくない。いな絶対に出しません。
これが、創立者の心です。私の決心です。
これから、どこにいようとも、私の心は常に、皆さんと一緒です。いつも成長を見守っています。
創価学園、万歳!
21世紀の大指導者、万歳!
愛する新時代1期生、万歳!(大拍手)
「新時代1期生」へ「卒業指針」を贈る
「わが学園生よ 不屈の探求者たれ! 勇気の挑戦者たれ! そして 正義の勝利者たれ!」(中学・高校生へ)
「努力の人は勝利 親孝行の人は幸福 君よ 師子の心で 学びの道を!」(小学生へ)
高校卒業生へ箴言を贈る
「学園生が健在であれば 世界の未来は明るい。勇気だ。努力だ。忍耐だ。私はいつも見守っているよ。君よ! 父母も喜ぶ勝利と栄光の人生たれ!」(男子)
「学園生が健在であれば 世界の未来は明るい。希望だ。努力だ。前進だ。私はいつも見守っているよ。貴女よ! 父母も喜ぶ 幸福と勝利の人生たれ!」(女子)
(2011.3.16 各校キャンパス)
創価学園の卒業式が16日、東京・関西の各校キャンパスで行われた。これには、創立者の池田名誉会長がメッセージと箴言を贈り、卒業生の門出を祝福。創価教育100周年の主役たちを「新時代1期生」と讃え、「負けじ魂」で社会を照らす一人一人にと呼びかけた。この日、東西の創価小学校の卒業式、札幌創価幼稚園の卒園式も開かれた。開式に先立ち、11日に発生した東日本大震災の犠牲者の方々に哀悼の意を表し、黙とうを捧げた。
創立者のメッセージ
3・16は学園生永遠の原点
目標へ 立ち止まるな
今こそ歯を食いしばって学び抜け
今回の東日本大震災の被災地でも、皆さん方の先輩である創価学園の卒業生をはじめ、わが創価同窓の友が、地域の柱となり、太陽となって、尊い救援活動に全力で奔走してくれています。
その渦中で戦う卒業生の有志より、「3月16日は、我ら学園生の永遠の原点の日です。この日に巣立つ最優秀の後輩たちに、くれぐれもよろしくお伝えください」等との胸打つ伝言が、今朝、届きました。
今や、世界の最高峰の知性からも「学園生がいれば、21世紀の日本も世界も大丈夫だ」また「学園生にならば、世界の運命をまかせられる」など、未来への大いなる希望を託されております。
誉れ高き皆さんの門出に当たり、私は万感の思いを込めてメッセージを贈ります。
皆、きょうまで、よく頑張ってくれまし
た。創価教育の80周年、そして創価学園の40周年を、向学の志に燃える努力と、友情光る切磋琢磨のスクラム、そして深き母校愛の貢献で見事に飾ってくれました。
ありがとう! 本当にありがとう!
私は、わが卒業生の健闘に感謝し、愛する君たち、貴女たちを「新時代1期生」と讃えたい。
きょうから、創価学園の50周年、さらに創価教育の100周年という新時代へ、卒業生も在校生も、一体となって、勇気に燃え、希望に燃えて、新たな前進を開始したいと思いますが、皆さん、どうだろうか!(大拍手)
インドネシア ワヒド元大統領
「どんな困難にも決して退かない人を私は尊敬」
一、私が共に対談集を発刊した、インドネシアの哲人大統領であったワヒド博士は、若くして亡くなった父の志を厳然と受け継ぎました。そして、多様な民族が共生するインドネシアの発展に力を尽くされ、文明間の対話へ献身されたのであります。
ワヒド博士は語っておられました。
「私が尊敬するのは、どんな困難があっても、決して退かない精神がある人です。た
とえ逃げ出したくなるような状況にあっても、自らを鼓舞するだけでなく、多くの人にも同じ実践ができるようにする存在であります」と。
博士は、その模範として、創価の「負けじ魂」の私たちに絶大な信頼を寄せてくださっております。
一、思えば、私が高校卒業の皆さんと同じ年代の時は、敗戦後の大混乱の時代でした。戦争で多くの命が奪われ、空襲で一面の焼け野原が広がり、人々は確かな哲学を見失っておりました。
そのなかで、私は戸田城聖先生という最高に偉大な人生の師匠に巡りあうことができました。
正しき生命の尊厳の道を教えていただき、さらに万般の学問を授けていただいたのであります。
その大恩に報いるため、私は、ただただ、学び鍛え、力をつけて、恩師が悲願とされた民衆の幸福と、世界平和の未来を開きゆかんと決意しておりました。
この何ものにも負けぬ、青春の使命と勝利の旗をば、私は、今、乱世の社会にたくましく旅立ちゆく学園生の皆さんに譲り託したいのであります。
中国の古典である詩経には、「日々学を成し、怠らず励めば、光明の人を光り輝かせる」(楠山春樹著『新釈漢文大系62』明治書院)とあります。
皆さんが今、歯を食いしばって学び、努力した分だけ、皆さん自身の生命はいやまして光り輝く。そして、その分だけ、暗く混迷した社会を明るく照らすことができるのであります。
一、今、私は、インドの偉大な教育の母であり、名門ラビンドラ・バラティ大学の副総長であられたムカジー先生と、新しい対談を開始しております。
この対話において、真っ先に語り合ったことは、わが学園生への期待でありました。ムカジー先生は、学園生との出会いを宝とされております。その先生から学園生への、次のメッセージを伝えさせていただきたい。
「目標に到達するまで立ち止まってはなりません。
いかに困惑するような逆境に出あおうとも、恐れてはなりません。
行く手に待ち受ける争いや矛盾をはねのけて進んでください。平和こそが、あなたの最終の目標です」
どうか、自らのいる、その場所から賢く朗らかに、竹林のごとく、正義と友情と平和を広げながら、偉大なる大勝利の人生を飾っていってください。
皆、体を大事にして、成功者になってください。
お父さん、お母さんに親孝行して、偉い人になってください。
この創価学園からは、一人も不幸な人間を出したくない。いな絶対に出しません。
これが、創立者の心です。私の決心です。
これから、どこにいようとも、私の心は常に、皆さんと一緒です。いつも成長を見守っています。
創価学園、万歳!
21世紀の大指導者、万歳!
愛する新時代1期生、万歳!(大拍手)
「新時代1期生」へ「卒業指針」を贈る
「わが学園生よ 不屈の探求者たれ! 勇気の挑戦者たれ! そして 正義の勝利者たれ!」(中学・高校生へ)
「努力の人は勝利 親孝行の人は幸福 君よ 師子の心で 学びの道を!」(小学生へ)
高校卒業生へ箴言を贈る
「学園生が健在であれば 世界の未来は明るい。勇気だ。努力だ。忍耐だ。私はいつも見守っているよ。君よ! 父母も喜ぶ勝利と栄光の人生たれ!」(男子)
「学園生が健在であれば 世界の未来は明るい。希望だ。努力だ。前進だ。私はいつも見守っているよ。貴女よ! 父母も喜ぶ 幸福と勝利の人生たれ!」(女子)
2011-03-17 :
スピーチ・メッセージ等 :