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「2011年度・リサール協会第18回国際総会」へのメッセージ

「2011年度・リサール協会第18回国際総会」への池田SGI会長のメッセージ
         (2011.2.17~19 マニラ市内)

 本年は、フィリピンの「独立の父」ホセ・リサール博士の生誕150周年。記念の「2011年度・リサール協会国際総会」が2月17日から19日までマニラ市内で開かれ、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が祝福のメッセージを贈るとともに、フィリピンSGIの代表が出席した。
 リサール協会も本年が、創立100周年の佳節。第18回となる国際総会は「新時代のリサールたち──あらゆる分野を革新し、ボーダー(境界)を超えゆく新しき指導者」をテーマに、15カ国から350人以上が出席した。
 同協会からはSGI会長に「リサール大十字勲章」「国際平和賞」「国際青年平和賞」等が贈られており、キアンバオ元会長とSGI会長の語らいは、『世界の文学を語る』に収められている。こうした交流とSGI会長への深い信頼から、今回、メッセージが要請されたもの。
 メッセージは同総会のパンフレットにも掲載され、フィリピンの有力紙「マニラブリティン」紙が2月17日付で全文を紹介。キアンバオ元会長からは、SGI会長に感謝を伝える書簡が寄せられた。


池田SGI会長のメッセージ


リサール博士
ぼくは大衆の幸福を 教育を手段に追求する
教育こそ平和への万年の光
博士が夢見た「人間共和の世界」へ
21世紀の若きリサールを育てよ


 一、21世紀の「知性と良識の太陽」と輝きゆく、リサール協会の第18回国際総会の開催、誠におめでとうございます。
 名誉あるリサール協会の一員として、また、リサール博士の祖国フィリピンをはじめ、192カ国・地域に広がる創価学会インタナショナルを代表して、祝福のメッセージを贈らせていただきます。
 一、真に偉大な人物は、民族を超え、時代を超えて、不滅の光を放っております。そして、明鏡の如く、現在のあるべき姿を照らし出し、灯台の如く、未来の進むべき道を指し示してくれるものであります。
 その象徴こそ、私たちが仰ぎ見るホセ・リサール博士ではないでしょうか。
 事実、博士の卓越した思想と行動は、これまでも世界の五大州で広く敬愛され、讃嘆されてきました。
 アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領は「フィリピン最大の天才にして、最も尊敬すべき愛国者」と讃え、スペインを代表する哲学者ミゲル・デ・ウナムーノも「人類史上、稀有の代表的人惣と高く評価したことは、よく知られるところであります。
 アメリカやスペイン、さらにフランス、ドイツ、スイス、ベルギー、そして、日本の東京の地にも、博士を讃える記念碑が厳然と建立されています。
 それは、世に多くある戦争の英雄を讃える顕彰とは、天地雲泥の意義を持つ、平和と人道の大英雄の顕彰であります。
 私の創立した創価大学でも、貴リサール協会から賜りました博士の胸像を、学生たちが偉大なる魂を呼吸しゆく重宝とさせていただいております。
 本年は、このリサール博士の生誕150周年であり、さらにまた博士の精神を厳然と継承し、全世界に宣揚してこられた、貴リサール協会の設立100周年でもあります。
 私は、この命躍る大佳節を心からお祝い申し上げるとともに、リサール博士の体現された、崇高なヒューマニズムと哲学を、さらに強く、さらに深く世界へ広げゆく決意を、新たに致しております。
 一、人類は今、グローバリゼーションの急速な進展とともに、大きな変化の時代を迎えております。
 世界の各地では、多様な価値観や利害が衝突し、さまざまな軋轢が生まれる一方で、エネルギーや地球環境問題など、国境を超えた連帯なくしては、もはや解決しえない課題が山積しております。
 その試練の挑戦を迎え撃って、新たな人類の飛躍の好機へと転じゆく存在こそ、かのリサール博士の如く、開かれた心と柔軟な知性で、人類益のために貢献しゆく世界市民のリーダーでありましょう。
 今まさに貴協会が、記念総会のテーマとして掲げられた「新時代のリサールたち──あらゆる分野を革新し、ボーダー(境界)を超えゆく新しき指導者」こそが希求され渇望されているのであります。
 私たちには、ホセ・リサール博士という、偉大にして永遠なる世界市民がいます。その傑出した思想と行動を、人類の模範とし鑑として学びゆける幸福を、私は改めて嚙みしめるのであります。
 この喜びは、リサール博士が夢に見た「人間共和の世紀」に向かって、博士に続いて命を惜しまず行動しゆく決意と連動しております。それは、人類が連帯し、新たな創造力を発揮しゆく地球社会の大建設といってよいでありましょう。
 その壮大な事業を成し遂げゆくためには、リサール博士が一貫して訴え、自ら実践された「教育」に力を注いでいく以外にない──私は、そう確信する一人であります。
 リサール博士は、不朽の名著『ノリ・メ・タンヘレ』の中で、主人公イバルラに、「社会変革」のためのいかなる暴力をも、きっぱりと否定させたあと、次のように語らせております。
 「ぼくは大衆の福祉を愛する、それだからこそ学校を建てるのだ。その幸福を、教育を手段として、順を追った前進によって、ぼくは追求する。光のない所に道はない」(岩崎玄訳、井村文化事業社)と。
 リサール博士が見定めておられたように、教育は、人間を創り、文化を創り、平和を創ります。教育こそ、人類の平和への万年の光なのであります。
 私が世界の各地に創価一貫教育の学舎《まなびや》を創立してきたのも、リサール博士より10歳後に誕生して日本の軍国主義と戦い獄死した、殉教の教育者・牧口常三郎と、その遺弟・戸田城聖から、「教育即正義」「教育即平和」との信念を受け継いだからにほかなりません。
 一、では、これからの世界市民教育において、目指すべき指標は何か。
 私の大切な宝の友人であり、敬愛してやまぬ同志であるキアンバオ元会長は、私との語らいで、この点を明晰に示してくださいました。
 すなわち、リサール博士が、波瀾万丈の闘争の果てに、未来を担う青年や子どもたちに期待し、託したものは何であったか。それは、「高潔を愛する心」であり、「真摯にして確固たる人格」であり、「明晰に思考する頭脳」であり、「公明正大な行為」であり、「同胞への愛」であった、と。
 私が感銘するのは、このリサール博士が託された世界市民像を、貴リサール協会の先生方が生き生きと具現化されていることであります。
 思えば、リサール博士は、流刑先で書簡に綴られておりました。
 ──真実を求める人々は、自らが描く像の周りに集まる、美術の学生たちのようである。
 そして、たとえ、像そのものを直接、見ることができなくとも、先人たちが描いた絵をまねて描さながら、「真実」に迫っていくことができるのである、と。
 「真実の人物」の偉大さは、その魂を継ぐ人が続く限り、朽ちることはありません。いな、その実像は、より鮮明に伝えられて、後世の人々を鼓舞し、最良の手本として永遠に生き続けるのであります。
 その後継の鑑を、厳然と示されているのが、貴リサール協会の先生方であられると、私は最大の敬意と感謝を捧げたいのであります。
 大事なことは、その理想の世界市民の形成は、今から、ここから、自分自身から始めることができるということでありましょう。本日の総会のテーマに「革新」とあるように、自らを「革新」することは一切の起点であり、原点なのであります。
 この点、仏法では、エゴや無関心、他者との差異や臆病に囚われた「小さな自分」──「小我」(個人的自我)を革新して、勇気と智慧と慈悲に満ちた「大我」(宇宙的・普遍的自我)を顕現していく生き方を教えております。現代的に表現するならば「人間革命」であります。
 それは、リサール博士の青春が示しているように、生き生きと真理を探究し、誠実に人々の幸福のために献身し、そして恐れなく正義を叫び抜いていく道であります。
 ともあれ、私たちは、リサール博士の如く、たゆみなく学び、動き、語り、鍛え、戦うなかで、自らを革新し、革命してまいりたい。そして、リサール博士の分身となって、尽きることのない活力と創造性を発揮しながら、世界市民の心のボーダーレス時代を開いてまいりたいと思うのであります。
 私自身は、貴協会の尊敬する諸先生方と共々に、人類の平和と幸福に貢献しゆく、“21世紀の若きリサール博士”の育成のために、さらなる決意で取り組みゆくことを、ここに改めてお誓い申し上げます。
 一、結びに、貴協会の益々のご発展と、貴国の永遠無窮の栄光、そして諸先生方のますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。
 マラミン・サラマッポ! (フィリピン語で「誠にありがとうございました!」)
2011-03-13 : スピーチ・メッセージ等 :
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