マカオ理工学院 名誉教授称号授与式

マカオ・マカオ理工学院 名誉教授称号授与式
                 (2011.1.29)

【マカオ1月29日】東西文明の融合の都・マカオの発展をリードする「マカオ理工学院」から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に、「名誉教授」称号が授与された。中日友好と平和・文化・教育への貢献を讃えた栄誉。授与式は1月29日午前(現地時間)、同学院の講堂で挙行された。これには、マカオの崔世安行政長官の代理として社会文化庁の張裕長官が出席。さらに中国中央政府連絡弁公室文化教育部の劉暁航部長、中国外交部駐マカオ政策研究室の張武専主任、マカオ中華教育会の李沛霖会長、マカオ理工学院の李向玉学長らが参加した。代理の池田SGI副会長(創大理事)に、名誉教授称号の証書が手渡された。式典ではマカオSGIの代表らが祝福した。

李学長の授与の辞

 池田大作先生は、世界的に著名な仏教思想家であり、哲学者、教育者、社会運動家、作家、桂冠詩人、写真家、そして世界的な文化人、国際人道主義者として知られております。
 国連平和賞をはじめ、国連難民高等弁務官事務所の人道賞、アインシュタイン平和賞、中国文化部の中国芸術貢献賞、文化交流貢献賞、中日友好協会の「平和の使者」称号、中国人民対外友好協会の「人民友好の使者」称号が贈られているほか、インド国連協会からの平和・国際理解賞、ブラジル「南十字国家勲章」、フランス「芸術・文学勲章」、オーストリア「学術・芸術最高勲位栄誉章」等が各国から顕彰されております。
 さらにまた、周恩来総理、小平副総理、胡耀邦総書記、江沢民国家主席、胡錦濤国家主席、温家宝総理といった中国歴代の国家指導者と会見を重ね、高い評価を受けておられます。
 池田先生が指揮する創価学会インタナショナルは、今や、世界192の国・地域に広がり、池田先生ご自身が訪問された国々は50カ国を超え、1600回以上にわたり、各国の要人、識者と対話を繰り広げられ、人類の平和と未来の幸福について、探求してこられました。
 1991年、池田先生はマカオを初訪問され、当時のマカオ東亜大学で、「新しき人類意識を求めて」と題する卓越した講演をされました。
 東洋と西洋の異なる文明、文化が共存するマカオを讃えられ、「人類の調和を考える貴重な先例」と評価されました。
 また、仏法哲学をもとに、「仁、義、礼、智、信」の「五常」を捉え直し、啓発を与えてくださったのです。
 池田先生の講演が示したものは、先生が世界各地で訴えておられるように、まさに、“仏法を基調とした文化と教育の推進を通し、世界の恒久平和を勝ち取り、暴力と戦争に反対し、人類の幸福に貢献する”との創価精神であり、燦然と輝く理念であります。
 また、池田先生は、現在までに、中国の100を超える大学及び研究機構より、名誉学術称号をご受章されています。
 このような才知に富んだ方を、また、このように中日友好と世界平和を推進されている方を、そして、徳高き、衆望を担う方を、「名誉教授」として招聘できることは、マカオ理工学院にとりまして、何よりの栄誉でございます。そして、マカオの教育界、思想文化界にとりましても栄誉なことであり、これは、誰もが疑う余地もないところであります。
 私は昨年、幸運にも、日本の創価大学を訪問させていただきました。大学の荘厳なキャンパス、意気軒高で情熱あふれる教職員・学生の方々、厳粛にして活気あふれる学風に驚きと、尊敬の念を禁じえませんでした。
 特に、マカオ理工学院が目指す“東西文明の止揚”が、創価大学の建学理念のなかでも謳われ、すでに実践されていることを目の当たりにし、我々は深い啓発と、大いなる勇気を得たのであります。ここに、マカオ理工学院は、共通の基盤の上に立った、日本の創価大学との学術交流に期待を寄せるものです。
 マカオの400年余の歴史のなかで蓄積された、「論語」に示される「和して同ぜず」といった調和社会の理念。池田先生が20年前にマカオで提唱された、仏法理念から捉え直した「仁、義、礼、智、信」の概念。両者が互いに照らし合う、マカオと日本の文化交流の歴史の新たな1ページを綴ってまいりたいと存じます。まことに、ありがとうございました。

池田SGI会長の謝辞(代読)

文明と人間を結ぶ理想の都マカオから世界へ共生の光を

マカオ理工学院は世界の名門と連合
交流から新たな創造
建設は死闘! 人材の大城を築く


 一、今、世紀を超えて、私の心に響いてくる先哲の達見があります。それは、愛するマカオの天地で、民衆のために奉仕の青春を送った孫文先生の叫びであります。
 「蓋《けだ》し学問は立国《りっこく》の根本であり、東西各国の文明は皆学問によって発達したものである」(外務省調査部編『孫文全集』中巻、原書房=現代表記に改めた)と。
 孫文先生も、さぞかし喜び見守っておられるであろう最先端の学問の大城こそ、貴・マカオ理工学院であられます。
 本日、光輝満つる貴学院の誉れある一員とさせていただきましたことは、私の無上の誇りであります。誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。
 一、東西文明が融合する人類の宝の都・マカオを、私が初めて訪問させていただいたのは、1991年の1月30日のことでありました。
 私は多くの青年たちと語り合い、グローバル化の加速する世界にあって、マカオこそ、異文化の共存と人類の調和の貴重な先例として、ますます大きな光彩を放っていくであろうと展望したことを、昨日のように鮮やかに思い起こします。
 以来、20星霜──。今、颯爽と21世紀の世界の先頭に立つマカオの大発展ほど、うれしいことはありません。
 このマカオ躍進の原動力であられる貴学院からの栄誉を、私は、何よりもまず、尊き社会貢献に徹してこられたマカオSGIの同志と共に、分かち合わせていただきたいのであります(大拍手)。

牧口会長の慧眼
 一、孫文先生とほぼ同時代を生きた、「創価教育」の創始者である牧口常三郎先生は、今年が生誕140周年であります。
 独創の地理学者でもあった牧口先生は、それぞれの都市が持つ、人々を吸引する力に注目し、そこに繁栄の源泉があると洞察しておりました。その一つが、学術および教育の吸引力であります。
 私は、マカオには、小さな地域でありながら、実に大いなる学術・教育の吸引力が漲っていることに感嘆し、かねてより、マカオを「21世紀のアテネ」と譬え、「永遠の東洋の理想の都」と敬愛してきました。
 今、活力あふれるマカオの建設において、最も重視されているのも、崔世安《さいせいあん》行政長官が強調される通り、教育であり、人材育成であります。
 貴学院は、その模範を見事に示されております。今や、向学の俊英が陸続と志願してやまない、最難関の学府として聳え立っておられます。
 まことに、建設は死闘であります。
 李向玉《りこうぎょく》学長、そして先生方の建学のご苦労が、大学を創立した者として、私には痛いほど偲ばれてならないのであります(大拍手)。
 一、「マカオに根差し、祖国に依拠し、世界に目を向け、一流を争う」──この建学の理念のもと、貴学院は、カリキュラムの設置や学術研究においても、一貫してマカオ社会の発展と緊密に連携し、尽力されてきました。
 「長者書院」をはじめ、学長が陣頭指揮を執られる「生涯教育」は、長寿社会の希望と光っております。市民に開かれたセミナーも、毎年、約2万人が参加する自己啓発の場であります。「1国2制度研究センター」など、マカオを代表する研究機関の意義も、まことに大きい。
 2008年の四川大地震や、昨年の青海省の玉樹《ぎょくじゅ》県大地震に際して、貴学院の先生方や学生が率先して支援をされたことも、感銘深く伺っております。
 あらゆる次元において、貴学院は不断に卓越性を追究し、時代や社会の要請に一流の英知と人材力で応えてこられたのであります(大拍手)。

天下の大事業も小さな努力から
 一、たゆみなき努力の積み重ねほど、強いものはありません。
 マカオにゆかり深き近代中国の思想家・鄭観応《ていかんおう》の言葉は、私の青春時代からの信念と合致しております。
 「天下の事業・文章・学問・技芸は、かならず小さなことを積んでいって、高く大きくなるものであり、浅近《せんきん》なところからはじまって深遠なところに至るものである」(坂出祥伸訳「西学」、『中国古典文学大系58』所収、平凡社)と。
 なかんずく、学問・教育という永遠を見つめた聖業においては、心すべき要諦でありましょう。
 450年を超える営々たる人間の交流、文明の交流の歴史が刻まれてきた世界遺産マカオは、気宇壮大な世界市民を育む上でも、かけがえのない天地であります。
 貴学院は、「一般教養と専門知識の両方に長け、中国と西洋の両方に融通し、実用に長けた人材」を育成してこられました。
 北京大学やロンドン大学など、世界の名門と連合して、十有余の修士課程を開設するなど、ダイナミックな交流を通して、最高峰の水準の教育学術環境を創り広げておられることも、よく存じ上げております。
 この国際性に富んだ貴学院から、どれほどスケールの大きな逸材が育ちゆかれることか。
 その先駆の道を切り開いてこられた李学長の座右の銘を、私たちは、あらためて噛みしめたいと思います。
 それは、「海は百川《ひゃくせん》を納める。容《い》るる有《あ》るは乃ち大なり(すべてを納める大海原の如き大きな度量を持て)」との名言であります。これこそ、新たな人類の創造力を生み出す「学びの心」であり、地球社会の平和と共生を広げゆく「寛容の人格」ではないでしょうか(大拍手)。

「進取の心で」「絶対にあきらめない」
勇気で進め! 繁栄の航路を


 一、古来、マカオは「蓮華島」とも謳われてきました。
 蓮華は、「如蓮華在水」また「因果倶時」など、仏法思想においても、最も深遠なる意義を象徴する妙なる草木であります。
 「絶えず進取の心を持ち、絶対にあきらめない」──この不退にして不屈の負けじ魂を燃え上がらせた貴学院の英才たちが、蓮華の大輪のごとく、いやまして持続可能な人間開発の花を咲かせ、「調和社会」の豊かな繁栄の結実をもたらしゆかれることを、私は確信してやみません(大拍手)。
 一、貴学院の後方に広がる松山には、歴史に名高い「ギアの灯台」が立っております。
 いかに暗夜の荒れ狂う海であっても、一基の灯台が厳然と光を送りゆけば、無数の船が安全に進むことができます。
 私自身、貴学院の一員として、皆様と共にいやまして赫々と「勇気」の光、「英知」の光を、そして「平和」と「文化」と「教育」の大光を、未来へ贈りゆく決心であります(大拍手)。
 一、終わりに、貴学院の「発展の航路」、マカオと中国の「繁栄の航路」に、永遠の勝利あれ! 無窮の栄光あれ! と、心より念願し、私の謝辞とさせていただきます。
 謝謝!(中国語で「ありがとうございました」)(大拍手)

SGI会長 漢詩を贈る

植根蓮島向明天
才俊玉成意志堅
同是人間行教者
煙波相隔更相連


蓮華島と名高い
 澳門《マカオ》の天地に根差した貴学院は、
 積極的に「世紀の人材を培い育て、
 素晴らしい明日を建設せむ」との
 建学の方針を以て発展されている。
李向玉学長は、学生たちを
 美しき宝玉の如き人材に育てむ、との
 確固たる志を立てられた。
同じく教育推進の為に心を砕く人間として
果てしなく広大な海を隔ててはいても
 その心と心は互いに結ばれている。

※文中に、李学長の名前(向玉)が折り込まれている。
2011-02-02 : スピーチ・メッセージ等 :
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