全国最高協議会へのメッセージ

全国最高協議会へのメッセージ
     (2010.12.23 創価学会恩師記念会館)

全国最高協議会が23日、東京・新宿区の創価学会恩師記念会館で行われ、池田名誉会長がメッセージを贈った。

勝利の鐘を打ち鳴らせ!

生まれ変わった息吹で「人材・躍進の年」へ出発
この一年 全同志の奮闘に感謝


「先手」「真剣」の指導者に!

戸田先生
人生は、ちょっとの違いで決まる。ちょっとのところでいい加減になり、横柄になり、油断して崩れてしまう

 一、「人材・躍進の年」へ、そして、創立100周年へ、勝利の暁鐘を打ち鳴らしゆく全国最高協議会、本当にご苦労さま!(大拍手)
 リーダーが心を合わせ、呼吸を一致させて、真摯に未来への協議を行うことが、どれほど大切か。
 古代ギリシャの格言がある。
 「賢者たる者は後で考えるのではなくて前もって考えておかねばならない」(橋本隆夫訳「ドーリス喜劇」、『ギリシア喜劇全集7』所収、岩波書店)
 学会も、これまで万事にわたってスピーディーに、先手、先手を打ってきた。だから勝った。
 時代は目まぐるしく動いている。ますます、この賢者の「真剣さ」が大事になっていると申し上げたい。
 わが師・戸田城聖先生は、指導者を常に厳しく戒められた。
 その厳しさが慈悲であった。
 先生は、「人生は、ちょっとのところで決まる。ちょっとのところで、いい加減になったり、横柄になったり、油断して崩れてしまう」と。
 仏法は、永遠に魔との大闘争である。
 ゆえに心を引き締め、新たな広宣流布の前進を、勇躍、開始したい。
 一、この創立80周年、学会は見事なる大勝利の歴史を残すことができた。
 全同志の深き信心と勇敢なる行動、そして、他のどこの世界にもない麗しき異体同心の団結があればこそである。
 日蓮大聖人が、いかばかり、おほめくださっていることか。
 婦人部をはじめ、わが創価の同志は、この一年も、無量無辺の「心の財《たから》」を積んだのである。
 これほど気高き生命の長者はおられない。
 どうか、各方面の尊き同志に、私からの最大の感謝と賞讃をお伝えしていただきたい(大拍手)。

重要な節目を迎える明年!
 一、創立100周年への第一歩をしるす2011年は、創価学会にとって幾重にも重要な節目である。
 第1に、初代・牧口常三郎先生の生誕140周年(6月)、第2代・戸田城聖先生の会長就任60周年(5月)である。
 両先生に、さらにさらに喜んでいただける、慈折広宣流布の拡大と勝利を成し遂げたい。
 また、婦人部の結成60周年(6月)である。広布の母たちを、これまで以上に大切にし、宣揚していく一年としたい。
 さらに、男女青年部の結成60周年(7月)である。
 60年とは、再生・新生の節である。
 未来部も、「創価学会後継者の日(5月5日)」制定から35周年となる。
 不思議なリズムで、新たな「創価青年学会」の成長の時を迎えている。
 なお、壮年部も、結成45周年(3月)であることを銘記し、意気軒高に進みたい。
 聖教新聞も、創刊60周年(4月)である。
 この席をお借りして、尊き無冠の友の皆様、新聞長をはじめ、購読を推進してくださっている方々に、心から感謝を申し上げたい(大拍手)。
 全国各方面も、それぞれに佳節を刻む。
 関西は、あの「大阪の戦い」から55周年。
 常勝大関西、来年も、よろしく頼む。
 世界広宣流布にあっても、最初の「アジア・ヨーロッパ訪問」から50周年となる。
 各国・各大陸の広布の伸展も目覚ましい。
 新しい人材も続々と育っている。
 さらに明年は──
 創価大学の開学40周年(4月)、アメリカ創価大学(オレンジ郡)の開学10周年(5月)でもある。
 なんと希望に燃えた、明るくにぎやかな、創価の平和・文化・教育の行進であろうか。
 ともどもに、生まれ変わった息吹で、励まし合い、見違えるような「躍進」の歴史を残したい(大拍手)。

若き友に春風の励ましを

青年育成の4点
 一、一切は、「人材」を育てることから始まる。
 私は今、中華文化促進会の高占祥主席と対談を進めている。
 その語らいの焦点も、「青年の育成」である。
 高主席自身、中国最大の青年団体・全青連(中華全国青年連合会)のリーダーとして活躍されてきた。その日々を原点として、今度は自らが、青年の育成に全力を挙げておられる。
 この高主席は、青年に接する際、4点を心がけておられるという。それは、「温暖」「尊重」「信任」、そして「責任」である。
 まず、「温暖」とは、青年に人間的な温かさをもって接することである。硬直した、冷たい態度では、青年には受け入れられない。
 続いて「尊重」とは、青年の人格を尊重することである
 決して、下に見たりしない。青年を尊重する人が、青年から尊敬される。
 さらに「信任」とは、青年を信じることである。信頼こそが、青年の自信と力を湧き出す源となる。
 そして「責任」とは、青年を断固として育て上げるという責任感を持つことである。
 高主席は強調されている。
 「青年は、未来へ向かって伸びゆく種のような存在です。春風のような暖かさを与えることで、花が咲き、実を結ぶことができるのです」と。
 まったく同感である。私たちは、これまでにも増して、青年たちへ春風の励ましを贈りたい。

花作りのポイントは「こまやかな心遣い」

黄色い蘭の花
 一、今、うれしいことに、女子部の華陽姉妹が、さわやかに人華のスクラムを広げてくれている。
 花といえば、今年も黄色いカトレアの花が2輪、明るく咲いた。
 美しい洋蘭の中でも「女王」と呼ばれるカトレアは、ひときわ芳しい。
 3年前の2月、シンガポール国立植物園が、新種の蘭に“香峯子蘭”(デンドロビューム・カネコ・イケダ)と命名してくださった。妻は、全世界の婦人部・女子部の代表として、その栄誉を謹んで受けさせていただいた。
 その折、私は記念の意味も込め、近くの花屋さんで、黄色いカトレアを一鉢買ってきてもらって、妻の誕生日に贈った。
 そのままでは一年限りとなるところを、花が終わったあとも、管理者の方が真心こめて、大切に育ててくれた。以来、毎年、この時期に、清々しく花を咲かせ続けている。
 年に1度、咲く花は、その丹精の結晶なのである。
 とくに、カトレアを育てる上で、大事なポイントは、太陽の光をできるだけ長く浴びさせることであるという。それも、ただ日なたに置くのではなく、真夏の日光などで焼けてしまわないよう、日差しを弱める工夫も必要なようだ。
 また「水やり3年」といわれるように、水のあげ方も難しい。カトレアなどは、水をあげすぎると根腐れを起こしてしまうからだ。
 しかし、初心者でも基本を学んで、上手に育て上げる人がいる。そのカギは、1日5分でも、花への心遣いができるかどうかにある、とうかがった。
 花を育て咲かせることは、人材育成に通ずる面が多々あるといってよい。
 ともあれ、人材の花咲く創価の城は、多くの功労者の方々の深き真心に支えていただいている。
 とりわけ、各地の会場提供者の皆様方の尊き献身に心から御礼申し上げたい。
 また会館守る会、壮年部王城会、婦人部香城会、創価宝城会、そして会館管理者、香城グループ(クリーンメイト)、マスターメイトなど、会館を支えてくださる皆様方に、最大の感謝を捧げたい。
 私も妻も、懸命に題目を送らせていただいている。いつもいつも、本当にありがとう!(大拍手)

我が地域を繁栄の都に

 一、戸田先生のもとで、私が直々に講義を受けた「当体義抄」には仰せである。
 「所詮、妙法蓮華の当体とは、法華経を信ずる日蓮の弟子檀那等の、父母から生じた肉身そのものをいうのである。
 正直に方便の教えを捨て、ただ法華経を信じ、南無妙法蓮華経と唱える人は、煩悩・業・苦の三道が、法身(仏が証得した真理)・般若(真理を悟る智慧)・解脱(生死の苦悩から脱却した真の自由な境地)の三徳と転じて、三観(三つの観点から法を観ずること)・三諦(究極の真理を三つの側面から捉えたもの)が、そのまま一心にあらわれ、その人が住するところは常寂光土となるのである」(御書512㌻、通解)
 日蓮仏法の真髄を明かされた甚深の法門である。
 どんなに、煩悩や業苦が渦巻く現実社会にあっても、妙法を唱え、広宣流布に生きゆく人は、このわが身を「妙法蓮華」の当体と光り輝かせて、決して崩れない幸福境涯を開いていくことができる。
 これが、御本仏の御約束である。
 わが創価学会は、この日蓮大聖人の仰せ通りに実践し、そして一人一人が宿命との戦いに打ち勝って、妙法の大功力を実証してきたのである。

声高らかに大仏法を語れ
 一、どんな厳しい試練にあったとしても、断じて負けない。絶対に変毒為薬できる。
 その「百発百中」の現証を厳然と示し切ってきたのが、創価の80年であるといってよい。
 仏法には「教行証」が説かれている。
 つまり、仏の教えである「教」、その教えによって立てた修行の「行」、その修行によって得られる果徳の「証」である。
 末法の時代において、「教行証」を兼ね備えているのは、結論すれば、日蓮大聖人の大仏法しかない。
 すなわち、大聖人に直結の創価学会だけが、今、現実の上で、「教行証」を完璧に兼備している。全国、全世界の座談会で生き生きと語られる歓喜の体験こそ、その何よりの証明である。
 時代は乱れている。悩める友は多い。
 だからこそ、いよいよ声高らかに、大仏法を語り、妙法の功徳を咲き薫らせてまいりたい(大拍手)。

百年、千年の「平和の大計」を
 一、わが師・戸田先生は叫ばれた。
 「百年の大計、いな、何千年の平和の大計をたて、もって、日蓮大聖人の御恩に報ずるとともに、民衆万年の幸福を確立することが、創価学会の使命である」
 創価学会は1930年(昭和5年)──第1次世界大戦(1914~18年)と第2次世界大戦(1939~45年)の間に誕生した。
 当時、宗門は、大聖人が御一代をかけて戦い抜かれた「立正安国」の魂を忘れ去り、かえって国家主義に加担する体たらくであった。
 その時に、民衆の大地から、仏意仏勅の創価学会が出現したのである。
 創立の父・牧口先生は、「立正安国」の精神を体し、殉教なされた。正義の殉教は、人間として究極の道であり、学会の運動の永遠の原点となった。
 創価学会は、大聖人の本義に立ち返って、妙法による人間革命を、一切の根本とした。一人また一人と、民衆自身が声をあげた。「人類の幸福」のため、「社会の繁栄」のため、「世界の平和」のために、何ものも恐れぬ地涌の菩薩の対話を開始したのである。
 戸田先生が展望された「百年の大計」──。
 まさに創立100周年は、目覚めた地涌の民衆による「立正安国」の揺るぎなき基盤の完成の時といってもよい。
 そこから、人類の幸福境涯を築きゆく広宣流布の大河が、さらに滔々と「万年の外」「未来までも」流れ通いゆくのだ。
 ゆえに、これからの一年一年が「真剣勝負」である。その出発が、明年である。なかんずく、わが足元の地域から、信頼と友好を広げながら、「立正安国」の盤石なる土台を固めていきたい。
 大聖人は仰せである。「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ、仏種は縁に従って起る是の故に一乗を説くなるべし」(御書1467㌻)
 皆、大聖人から、直接、使命の国土をまかせられた、地域の幸福責任者である。楽しく賢く対話を重ね、仏縁を結びながら、わが天地に、「立正安国」の楽土を築き広げてまいりたい(大拍手)。

ポーランドの女性作家

海のような忍耐力で粘り強く困難に挑め

奇跡の復興を遂げたワルシャワの民衆
不可能を可能に 正義 連帯 執念が力


 一、おかげさまで、「ポーランドの至宝」展も、深い感動を広げながら、東京、大阪、北九州で大盛況を収め、今、広島で開催されている。〈広島県立美術館で、明年1月12日まで開催〉
 この至宝展は、16年前、来日されたワレサ大統領と私の会見が出発点である。
 かつて、東欧の民主化を開いた闘士ワレサ氏は語られた。
 「真理と正義こそがこの世で最も重要なものだ」
 「人は自分が正しいと信じていたら、そのために闘わなければいけない」「俺はライオンのように闘うぞ」
 「一人の人間にも事態を変える力がある」「われわれは勝つ!」
 ワレサ氏が、非暴力の民衆運動によって社会を大きく変革するために、先頭に立って獅子のごとく戦い、勝ったことは、有名である。
 この心意気をわが胸に燃え上がらせよと、特に青年部のリーダーに申し上げたい。
 さらに、氏は指摘していた。
 「私たちが達成したことは、私たちが連帯して共に闘ったからこそ、可能だったのです」
 「この連帯ということを忘れてしまえば、私たちは敗北してしまうでありましょう」
 私たちの強さも、連帯にある。
 大聖人は「自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして」と仰せである。〈御書1337㌻〉
 この御聖訓を、皆で心肝に染め、各方面、各地域で一丸となって協力し、「人材・躍進の年」の完勝を飾ってもらいたい(大拍手)。
〈ワレサの言葉は、「真理……」「人は……」「俺は……」「私たち……」「この連帯……」がユーレ ガッター・クレンク菩、池田芳一・栗山次郎・土屋洋二・新家一誠・森田明訳『ワレサとの対話』自由都市社から。「一人の……」「われわれは……」が筑紫哲也・水谷驍訳『ワレサ自伝』社会思想社から〉

勝利の劇を!
 一、第2次世界大戦中、あの独裁者ヒトラーの“ワルシャワを壊滅せよ”との命令のもと、ポーランドは残虐な攻撃を受けた。
 今回のポーランドの至宝展で紹介されている美術品は、その破壊のなかを、命がけで守り抜かれた、まさに宝の中の宝である。
 戦後、破壊されたワルシャワの王宮や市街は、市民一人一人の執念の努力によって完璧に復元された。そして、奇跡の蘇生を遂げた市街は、ユネスコの世界遺産の指定を受けたのである。
 女性の作家マリア・ドンブロフスカは、「困難にめげない」で、断固、励まし合い、復興に立ち上がっていく人々を描き残した。
 「ここに踏みとどまらなければなりません。ここで働かなければいけないのです」
 「楽なところに逃げださない。困難な場所に留まるのよ」
 「ワルシャワは生きています!」
 「世界で最も生命に溢れた都市よ」
 「海のような忍耐力を持ち、粘り強く働いて、今のこの困難を抜け出し……」と。〈佐藤昭裕訳「ワルシャワ巡礼記」、『文学の贈物』所収、未知谷〉
 忍耐強く、断固として、わが地域を繁栄の都に!──創価の女性たちの心とも、深く響き合う歴史である。
 この幾多の戦乱と苦難を乗り越えてきたポーランドにも、今、妙法という平和と幸福の種子が植えられ、広がっている。ポーランドSGIは、本年、1支部3地区から、1本部3支部の新体制となり、昨年の6倍の新入会の友を加えることができたとの、うれしい報告もあった。
 明年は、欧州広布50周年。尊き欧州の同志が、それぞれの国や地域で、良き国民、良き市民として貢献し、ますます偉大な人生の勝利の劇を綴り残されることを祈りたい。

生老病死の苦を越えて常楽我浄の歓喜の曲を

妙法は大良薬
 一、日蓮大聖人は、夫の病と闘う婦人に仰せである。
 「この仏は不死の薬を説かれたのである。今の妙法蓮華経の五字がこれである。しかも、この五字こそ閻浮提の人の病の良薬と説かれている」(御書1479㌻、通解)
 妙法は、一閻浮提の人々の生老病死の苦悩を打開する第一の良薬である。
 生身の体である。体調を崩す時もあろう。
 不況の乱世である。経済苦に直面する時もあろう。
 しかし、この妙法の大良薬を抱いた人生に、恐れるものはない。いかなることがあっても、より強盛な信心を奮い起こせば、永遠不滅の仏の境涯へと上昇していけるのだ。
 牧口先生は、戦時中、私の妻の実家での座談会にも、足を運ばれ、特高刑事の監視のもとで、毅然と常楽我浄の大哲学を語り抜かれた。妻の実家も、明年で入信70周年を迎える。
 牧口先生は、仏の境涯である「常楽我浄」の四徳について、わかりやすく「常に楽しく我浄《われきよ》し」という心であると教えてくださっていた。
 「生老病死」という人類の本源的な苦悩を、「常楽我浄」へと転じゆく開拓者が創価の我らである。妙法とともに、同志とともに、三代の師弟とともに、「常に楽しく我浄し」との心で、この人生を生き抜き、戦い切っていくのだ。
 明年も、「常楽我浄」という生命の希望と歓喜の曲を、朗らかに世界中に奏でてまいりたい。

一緒に連戦連勝

 一、終わりに、戸田先生のご指導を申し上げたい。
 「どのような状況にあっても、自分自身が、深く『偉大な信心』に立てば、すべてを開いていける。自分が『変わり』、自分が『成長』し、自分が『責任』を持てば、一切に『勝利』できるのだ。要は自分だ」
 「一緒に連戦連勝の人生を生き抜こう!」
 全国の同志の皆さん、この1年、重ねて、大変にご苦労さま!
 創価学会は勝ちました。皆さんの功徳は大きい。
 私も、いよいよ威光勢力を増して、広宣流布の戦いを進めます。
 皆も一緒に戦おう!
 一緒に勝とう!
 お帰りになりましたら、各地の大切な同志に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 ともに、ともどもに、 「人材」の大城を! 「躍進」の金字塔を!
 昇りゆく元初の太陽のように、ますます元気で戦い、朗らかに勝っていきましょう。
 どうか、よいお正月をお迎えください。
 ありがとう!
 ご苦労さま!(大拍手)
2010-12-26 : スピーチ・メッセージ等 :
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