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マサチューセッツ大学ボストン校「名誉人文学博士号」称号授与式

アメリカ マサチューセッツ大学ボストン校「名誉人文学博士号」称号授与式
                       (2010.11.21 創価学会恩師記念会館)

創価の師弟の勝利を寿ぐ栄冠──社会貢献と人類奉仕の学府と輝く、アメリカの名門マサチューセッツ大学ボストン校から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉人文学博士号」が授与された。世界平和と全民衆の幸福への、比類なき貢献を讃えたものである。SGI会長に世界の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は「300」となった。晴れの授与式は21日午後、東京・新宿区の創価学会恩師記念会館で行われ、SGI会長夫妻がキース・モトリー学長夫妻、ウィンストン・ラングリー学事長、ウンスーク・ヒュン学事長補佐を歓迎。SGI会長に名誉博士の学位記が授与された。創価大学の山本学長、田代理事長、アメリカ創価大学のハブキ学長、学会の原田会長、長谷川副理事長(創価学園理事長)らが列席した。

モトリー学長の授章の辞

SGI会長の言葉に共鳴
悪戦苦闘した人こそ偉大な歴史を残す!


 啓発に満ちた仏教指導者であり、平和の建設者、著作家、教育者、そして人類向上のためのグローバル機関の創立者であられる池田大作氏。
 マサチューセッツ大学ボストン校は貴殿の国を訪問し、名誉人文学博士号を貴殿に授与させていただけることを光栄に存じます。
 貴殿は、東京で海苔製造業を営む家庭に生まれ、青年時代には結核と苦闘されました。
 第2次世界大戦で、またご一家は空襲に見舞われました。戦争は長兄の命をも奪ったのです。言語に絶する暴力を目の当たりにされた貴殿は、恨むことではなく、平和のために働くことに情熱を傾けられるのであります。
 19歳の若き貴殿は、「価値創造」を意味する仏教在家団体・創価学会の指導者であられた、恩師・戸田城聖氏によって変革を遂げられます。恩師亡きあと、1960年に貴殿は創価学会の会長に就任され、会員は世界中に拡大します。
 今日、貴会のグローバル・ネットワークは、192力国・地域、1200万人以上へと発展しておられます。貴殿は、平和と文化、教育を推進する上で、個人のエンパワーメント(能力開花)と社会への関わりを提唱しておられます。
 貴殿は、それらの価値観を反映させる、特定宗派に限定されない教育機関を創立され、また、池田国際対話センターや、戸田記念国際平和研究所、東洋哲学研究所を設立しておられます。
 貴殿は数多くの著作を手がけ、随筆から詩歌、子どものための物語、市民社会の関わりを強めるよう具体的に促す平和提言に至るまで、あらゆる出版物を刊行しておられます。
 貴殿は、世界平和は社会、あるいは構造的改革のみならず、自発的な個人の変革によって実現されると信じておられます。
 貴殿の著作は、幾つかの国の大学の授業でも採用されており、貴殿の思想を中心に研究を進める20以上の機関が、世界に存在しております。
 何より貴殿ご自身の言葉こそが、貴殿の意義深き影響力を最も顕著に表しております。すなわち、「人の気持ちがわからない人は、本当のリーダーにはなれない」。さらに、「悲しみと苦痛が、自分という大地を耕してくれる。そこから『人を幸福にしたい』という美しい心の花が咲くのです」と。
 マサチューセッツ大学ボストン校の多くの学生は、貴殿の苦闘に関する次の一節に勇気づけられることでしょう。
 「順風満帆に見える人よりも、厳しき試練に勇敢に挑み、粘り強く悪戦苦闘した青年のほうが、後になって光る。強くなる。はるかに偉大な歴史を残していけるのだ」
 貴殿の仏教理念へのたゆまぬ献身と、その人生と構想が他者への啓発の源とされていることを顕彰し、2010年6月4日(の卒業式で)、池田大作氏への「名誉人文学博士号」の授与を発表し、本日、11月21日、その学位記をお渡しできることを、誠に光栄に存じます(大拍手)。

SGI会長の謝辞

民衆に力を! 青年に希望を!
教育こそ私の生涯の事業


モトリー学長の崇高な信念──
「人間のため」の原点に返れ


牧口初代会長 戸田2代会長
二人の師父に捧げる栄誉


 一、教育は、生命の尊厳なる宝であります。
 教育は、幸福の平等なる光であります。
 教育は、未来への自在なる力であります。
 ゆえに、教育に捧げた労苦は、人間の究極の栄光であります。教育に邁進し抜いた人こそ、永遠の勝利者なのであります。
 本日は、人類の教育の都ボストンより、教育の真髄を体現しておられる最も尊貴な先生方がお越しくださいました。
 いかなる賓客をお迎えするよりも、このうえない喜びであります。
 誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

響き合うボストン校と創価のビジョン
「最前線で奉仕し 指揮を執れ」


子どもの幸福と人間革命のため
 一、万人に広々と開かれた、世界の「公教育」の偉大な模範の最高学府こそ、貴マサチューセッツ大学ボストン校であられます。
 貴校は、創立の時より、「最前線にて奉仕し、指揮を執れ」との高邁なビジョンを掲げてこられました。
 それは、わが「創価教育」の創立の師父である牧口常三郎初代会長、戸田城聖第2代会長の精神と深く響き合っております。
 「子どもの幸福」のための教育を訴え、軍国主義と戦い、獄死した初代会長は、アメリカの教育哲学に、最大の敬意を表しておりました。
 「人間革命」の民衆運動を展開し、「地球民族主義」の理念を提唱した第2代会長は、「信教の自由」をはじめアメリカの人権の貢献に、最大の感謝を捧げておりました。
 創価教育の80周年の佳節に拝受いたしました、貴マサチューセッツ大学ボストン校からの何よりも意義深き「名誉人文学博士号」の栄誉は、この二人の師父に捧げさせていただく無上の祝賀であります。
 先生方のご高配に、重ねて厚く厚く御礼を申し上げます(大拍手)。
 一、教育を生涯の事業と定めた私は、貴マサチューセッツ州が誇る“アメリカ公教育の父”ホレース・マンの言葉を、深く胸に刻んでまいりました。
 それは、「人類のために、何ら勝利を勝ち取らずして、人生を終えることを恥じよ!」との信念の叫びであります。
 貴校は、この人類貢献のエートス(気風)と人生勝利への大いなる力を、若き生命に惜しみなく贈ってこられました。
 私は貴校からの栄誉を、21世紀を担いゆく、わが後継の青年たちへの勇気と希望の励ましとして、貴国アメリカをはじめ世界192カ国・地域のSGIの友と分かち合わせていただきたいのであります(大拍手)。

クラーク博士の尊き心を継承
 一、教育の陽光は、国を超え、民族を超えて、青年の心を明々と照らし、赫々たる熱を贈ります。
 歴史上、貴校に脈打つ人間教育の精神は、日本にも不朽の恩恵をもたらしてくださいました。
 「青年よ、大志を抱け」の励ましで名高い、かのクラーク博士も、貴校の源流の一つであるマサチューセツツ農科大学の創立に尽力して、学長を務められた縁《えにし》の方であります。
 クラーク博士は、1876年(明治9年)、北海道の札幌農学校(現・北海道大学)の初代教頭として、愛弟子である卒業生を伴って、赴任されました。
 そして、最先端の学問や知識を伝授するとともに、「紳士たれ」とのモットーのもと、先進的な全人教育の伝統を築かれたのであります。
 その中から、牧口会長と親交が深く、「創価教育学支援会」のメンバーでもあった新渡戸稲造氏や、思想家の内村鑑三氏など、日本を代表する人材が陸続と羽ばたいていきました。
 クラーク博士は、難解な授業の理解が進むようにと、学生たちのノートを丹念に見てあげたり、時間を見つけては学生と膝を交えて懇談したりするなど、一人一人を大切にされた。
 教え子たちは、そのクラーク博士の献身の姿を、半世紀を経てもなお、「ああ、先生!」と尽きせぬ感謝をもって追想し、後世に語り伝えたのであります。〈ジョン・M・マキ著、高久真一訳『W・S・クラーク』北海道大学出版会、大島正健著『クラーク先生とその弟子たち』教文館などを参照〉
 クラーク博士の崇高なる教育者としての姿は、本日ここにお迎え申し上げた、モトリー学長はじめ、尊敬する貴校の先生方とも深く重なり合うものであります。
 学長が、激務の中、寸暇を縫っては学生と対話し、励まされながら、オーケストラの名指揮者のように、人間教育の壮大な交響楽を奏でておられる様子も、私は深い感動をもってうかがっております。
 学長は語っておられます。
 「私たちは、教育の大いなる目的を、決して見失ってはなりません。それは、人間の成長以外にはありません。“人間”なのです」と。
 今再び立ち返るべき原点が、この一点にあります。
 「人間のため」「人間の成長」という原点から出発することこそ、政治も、経済も、科学も、宗教も、現代のあらゆる営為を本源的に蘇らせていく鍵ではないでしょうか。
 私が、これまで「社会のための教育」ではなくして、「教育のための社会」へ、発想を大転換することを提唱してきたのも、この意義からであります。

教育は社会の黄金の柱

大情熱に生きよ
 一、貴校のもう一つの源流は、女子高等学校から師範学校へと続く、女性教育と教育者養成の流れであります。
 往年の師範学校のダントン校長も、「人々のために最大に貢献し、自らも最大の幸福を勝ち取りゆく人間を育成すること」を目指して、無私の大情熱を教育に注がれました。
 貴校に連なって、「ただ青年のために」と崇高な使命の人生を生き抜かれた教育者の群像が、私の命に不滅の光彩を放って迫ってくるのであります。
 時代の希望は、いやまして、民衆の「エンパワーメント(能力開花)」にあります。
 高名な国際政治学者であられるラングリー学事長は、英国のエドマンド・バークの“悪が支配を勝ち取るためになすべきことは、善良な人々が何もできないようにしておくことだ”との洞察を引かれながら、断言されておりました。
 「一人の人間が精神の力に目覚め、立ち上がれば、いかなる暴君も、それを沈黙させたり、制約したりすることはできないのです」と。
 これは、恩師に出会ってから60年余に及ぶ、私の闘争の人生の確信とも一致します。
 教育に賭けた先人たちの尊き魂を受け継ぎながら、私たちは、一人一人の生命の尊極なる力を解き放ち、山積する地球的問題群に挑みゆく人間主義の英知の連帯を、さらに勇敢に築き上げていきたいと思うのであります。
 一、21世紀に入って10年。世界の情勢は、揺れ動いております。
 だからこそ、教育という「社会の黄金の柱」「人類の黄金の柱」そして「未来の黄金の柱」を、私は、貴校の名誉ある一員として、先生方とご一緒に、いよいよ揺るぎなく確立していく決心であります。
 アメリカ・ルネサンスの哲人エマソンは、我らのボストンを高らかに歌い上げました。
 「おお 海沿いの幸福なる街よ
 あらゆる地へ導きゆく その街道」
 世界に晴れ晴れと開かれた、愛する学都ボストンが、貴校とともに永遠に勝ち栄えゆかれることを、私は心からお祈り申し上げます。

未来を照らす星と輝け!
 一、私が「アフリカの人権の獅子」マンデラ元大統領と最初にお会いしてから20年になります。先日も、92歳の元大統領が近著に署名して託してくださいました。
 敬愛してやまぬマンデラ元大統領の言葉を、永遠の青年たる学長はじめ先生方に、満腔の感謝を込めて捧げ、謝辞とさせていただきます。
 「今を生きる青年に望みたい。
 汝の運命を自ら描け!
 我らの国、大陸、そして世界のために、明るい未来への道を照らす星と輝け!」
 「教育こそ、世界を変革しゆく、最も強力な武器である」
 サンキュー・ベリー・マッチ!(大拍手)
2010-11-22 : スピーチ・メッセージ等 :
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