「世界平和詩人」賞授与式

「世界平和詩人」賞授与式
     (2010.8.7 インド・チェンナイ市内)

 50カ国・地域の詩人の集いである「世界詩歌協会」から池田SGI会長への「世界平和詩人」賞の授賞式が7日、インド・チェンナイ市内で挙行された。 SGI会長の詩業と行動を讃えた授賞式は、第3代会長就任50周年を祝賀する「詩人の集い」の席上で行われた。そして、詩人・学術者ら61人が8時間半にわたって讃辞を詠いあげるなか、栄誉の盾が贈られた。ここでは、その讃辞とSGI会長の謝辞の抜粋を紹介する。

世界詩歌協会 パドマナーバン会長

博士の哲学は灯台の光のごとく


 創造性に富んだ詩人や作家は、三つの「E」、つまり「Expose(暴く)」「Educate(教育する)」「Enlighten(目覚めさせる)」を忘れてはなりません。
 「暴く」とは不正義(悪)と非寛容を暴く」こと、「教える」とは「人々に新たな価値と、人類愛、慈悲、愛、平等、公平、階級のない社会を教える」ことです。そして、「目覚めさせる」とは「希望と大志あふれる明るい未来という新たなビジョンに目覚めさせる」ことです。
 世界と社会は真理、敬虔、美、調和という価値を基盤にしなくてはならないのです。
 今日、池田博士は、世界の識者の中でも格別の光を放つ存在であられます。2003年に私は『池田大作──灯台の光・偉大な光』を発刊いたしました。
 博士は、世界にはびこる悲しむべき事態に疑問を投げかけます。不正義と非寛容を糾弾します。自然に目を向け、自然を愛でます。苦悶を見つけ、安堵を与えます。青年に大いなる希望を見出します。次々に新しい発想が生まれます。
 新思考。新たな目覚め──博士の詩は、老若男女、青年、統治者も被治者も階級を問わず、人々を覚醒する輝きを放っています。
 博士の『勝利の詩』『平和への闘争』などのご著作は、博士が平和、文化、調和のために休みなく戦う闘士であることを証明するものです。
 対立ではなく対話を通し、調和と理解は得られるものだ、と博士は言われます。
 ブッダは、川の権利をめぐる二つの部族の争いを対話によって鎮めました。博士はブッダの後を継ぐ方です。
 創価学会の会長就任以来の歴史的な50年間、博士は、文化、平和、調和、愛、人類愛を通して、世界192カ国・地域に新たな世界秩序構築の運動を広げてこられました。
 行動する仏教、行動する平和、行動する対話、行動する教育を実践してこられました。
 詩人として、仏法者として、哲学者として、作家として、平和の提唱者として、現代の最も偉大な人物の一人であられます。
 偉大な精神は、世界を啓発します。偉大な書物もまた、然りです。博士の卓越したご功績、特に、民衆間、国家間の平和のためのご功績を讃え、「世界詩歌協会」は歓びをもって、池田大作博士に「世界平和詩人」賞を授与いたします。
 この賞は、博士の絶え間ない闘争に対する私どもの支持を象徴し、かつ強化するものであります。
 私ども詩人は、不朽の詩人たちが、真に人間らしい、人道的な社会の到来のために、これからも詩心を持ち続け、努力をし続けねばなりません。

国際調和センター エランゴ会長

慈悲の松明で人類を照らす

 言葉の戦争は家族、社会、そして全世界において平和と調和を破壊する。
 しかし、第2次世界大戦は数千万人の心臓の鼓動を止め
 無情な原爆は二つの都市を日本の地図から消し
 無実の魂の素晴らしい夢を粉砕した。
 破壊的な戦争の瓦礫の中で
 世界平和の決然たる闘士は
 影のように踊る戦争を見つめ登場した。
 慈悲の魂は失意とともに涙を流し
 そこに「平和のための詩人」が生まれた
 行動によって、ダルマ(法)を説くために。
 戦争に反対した、若い力強き英雄は
 慈愛と友愛の種を植えた
 その英雄は池田大作博士
 「世界平和詩人」
 「世界民衆詩人」
 世界詩歌協会の理解者であり擁護者!
 世界平和の先覚者
 激烈な嵐のなか
 立ち上がり
 岸辺に停泊しゆく船を
 照らす灯台のごとく
 未来に掲げる人間性の
 松明を世界に示した!
 博士は、全人的、透明な
 慈悲深きブッダの哲学と
 ますます増しゆく
 ダルマの力で
 全人類の心を照らす!
 人類へ献身するため
 慈悲の心で
 全ての人間における愛と平等を
 友愛によって平和を授けるために。

創価池田女子大学 クマナン議長

戦い続ける有徳の指導者

 夜明けの
 マリーナの岸辺に
 黄金の輝きを湛え
 太陽が姿を現す
 人生に歓びをもたらしながら。
 慈悲のかたまりであり
 教え子の皆から尊敬され
 戦争に反対したため
 投獄された戸田城聖
 その弟子・池田大作
 あくなき平和の心で
 打ち続く苦難をものともせず
 戦い続ける有徳の指導者
 池田大作博士
 偉大なる詩人
 何よりも各国で
 何千もの青年を
 何十万もの平和を愛する人々を励まし啓発してきた。
 創価学会インタナショナルの
 並はずれた優れた指導者
 謹んで敬意を表する。
 どれほど
 多くの博士号や
 賞を受けられようとも
 博士は変わらない。
 青年が
 戦争のない世界に
 生きられるようにとの
 決意で
 池田大作博士は
 日夜たゆむことなく
 戦い続ける。
 我等は常に
 博士とともに進む
 博士の使命を
 博士の歩まれる道を
 前進するのだ。

タミル語詩人 アヤナラーパン氏

人間主義の新世界の建設者


 出自とするは
 つましき家
 その家は第2次世界大戦の戦禍を被り
 その大戦は彼の兄を奪い
 人生の転機を与えた。
 懸命の努力で自らに課題を科し
 昼も夜も学び続け
 彼は立派な教養を身に付けた。
 彼の先達である
 牧口常三郎と戸田城聖に導かれ
 彼は創価学会の会長となった。
 池田博士に見られる複数の側面。
 人を引き付ける磁石のような人格
 仏法の教師
 児童雑誌の編集者
 真理を現す雄弁家
 地球的諸問題を書き訴えるエッセイスト
 庶民の指導者
 人間主義の哲学者
 社会改革の思想家
 多種多様な機関の教育者
 写真の芸術家
 国際的評価の詩人
 数多の書籍の作者
 社会正義の闘士
 新世界の建設者
 原子力兵器と闘う偉大なる戦士
 日本の大指導者
 そして
 世界平和の救世主。

世界詩歌協会 ムルガイヤン氏

精神の高みをもたらす賢人

 われらの祖先は明言した
 ──すべての場所が
 わが故郷──と。
 ゆえに今日
 あなたはわが仲間
 そして、これは
 継続される関係。
 愛情は、場所や境界線などに妨げられぬもの
 人間性が、精神の高みをもたらしてくれる。
 世界は、あなたを通して知ることになる。
 人間主義が、精神の崇高をもたらすことを。
 それが、あなたの生命の源泉
 あなたの祖国で戦争と闘争が勃発したとき
 あなたの心は、泣きに泣き、やがて静観した。
 平和は、その存在を確立するために、もがき闘った。
 仏法は、あなたの人生を通して現れた。
 その仏法は広がり
 その光は満ちた。
 人類は、バニヤンの本のように、進歩を遂げた
 時の痕跡が、土の一部に
 溶け込むうちに。
 考えめぐらす民衆が
 オアシスに見出したもの
 そう! まさに!
 創価学会は開花した。
 何千年もの時を経て
 人類のための人生の道が
 ようやく現れた。
 賢人イケダ
 無私無欲、勤勉が謳われた古代の大叙情詩プラナールルの規範に適う人物が世界的な運動を巻き起こす。
 あなたよ生き続けよ!
 それが私か熱望すること
 何世紀にもわたり
 名声と
 人々の祈りと共に。

作家 ジョイ博士

邪悪を一掃する正義の人物

 池田博士
 貴殿が人類のためになされた
 崇高な貢献の
 多大な恩恵を受けた世代の代表として
 私は貴殿を讃えます!
 邪悪なる者たちが
 悪事を働き
 正しい人間を破壊し
 神が創造した
 この美しき世界を消滅させようと
 悪魔と手を結んでから
 神は、数多の天使を
 地上に送り
 悪魔的な破壊から
 世界を救い
 地上に完全なる
 正義と平和を再び打ち立てられようとした。
 池田博士が
 天啓の使命を
 果たされんことを祈る。
 地上から死をもたらす
 邪悪を一掃し
 平和、繁栄、人類愛
 正義の統治を永遠にもたらす使命
 親愛なる池田博士
 ご安心下さい。
 世界中の善意の市民は皆
 共に博士の使命を遂行します。
 博士の生涯のうちに
 全人類が戦争、テロ、暴力の恐怖なく
 平和のうちに暮らせる日がくることを願います。
 あなたが詩歌を通して訴えてこられ
 その実現を願い
 さまざまなご尽力をされてきた通りに。
 平和と繁栄を享受する世界は、永久にあなたを思い起こす
 感謝をもって。

インド政府 ナラヤナン元事務次官

平和の訴えは全大陸に響く

 私たちは今日
 池田大作博士に「世界平和詩人」賞を授与した
 博士の世界平和の訴えは
 世界の全大陸にあまねく響き渡っている
 世界平和を
 広宣流布を
 博士は総体革命と呼ぶ
 我々が知る従来の政治革命や経済革命、教育革命とは全く異なる革命を──
 博士の烈々たる叫び
 この新しき革命は
 一人一人が自分で自分を内から変革し
 勇敢に、決然と
 いかなる障害、侮蔑、嘲り、抑圧、冷笑をものともせずに立ち向かう革命
 「自由と平和の世界宗教」を目指して行進する
 文化の革命は
 博士の綴る
 博士の語る一行一行に
 そして思うに
 博士の呼吸する
 一つ一つの息吹の中に
 こだまし
 あらゆる人々の心は
 その革命に共鳴するのだ
 ここに集った我々詩人は
 80代のこの平和の戦士
 恐れを知らぬ
 不屈の勇者池田博士と
 博士の平和への使命の
 ますますの成功と
 一日も早い成就を祈ろうではないか
 遠からず、博士が言われる自由と平和の世界宗教──広宣流布の旗を
 博士ご自身が
 たなびかせる日を
 そして今日、我々は皆
 この平和の使命の戦士として、身を捧げようではないか。

弁護士 セルブラージ氏

千年紀を代表する創造的天才

 釈尊ゆかりの地である
 インドヘ、ようこそ。
 釈尊が訪問したとされる
 タミル・ナードゥヘ
 ようこそ。
 カリンガ戦争の後
 アショカ大王が仏法に帰依し
 インドに
 平和をもたらした。
 第2次世界大戦の後
 仏法への信仰ゆえに
 日本は強く、そして平和になった。
 池田大作博士は、仏法者として
 その信念ゆえに投獄され
 今、「世界平和詩人」賞が授与され
 「マン・オブ・ザ・ミレニアム(千年紀を代表する人物)」として
 哲学者、思想家、詩人、創造的天才として詩歌を通し、平和を広げている。
 博士の言葉は予言的で
 博士の思想は哲学的で
 博士のビジョンは神秘的で
 博士の使命は仏法である。
 著作家、教育者として
 比類なく卓越し
 迫害に打ち勝ち
 博士は本然的で、思慮深く、格調高く、精神的かつ形而上学的である。
 池田大作博士、おめでとうございます!
 博士の詩的な正義に
 我々は皆で集い
 共に座し、共に考え
 共に歌い、共に書き綴ろうではないか。
 詩歌を通して
 平和と調和をもたらすために。

池田SGI会長の謝辞(抜粋)

詩人とは生命の開拓者
人間の心に希望の種を


 「戦争ほど、残酷なものはない。
 戦争ほど、悲惨なものはない。
 だが、その戦争はまだ、つづいていた」
 これは、一人の人間の変革が全人類の宿命の転換を可能にすることを主題に掲げて、私が書き記してきた、小説『人間革命』の冒頭の一節であります。
 この地球上から戦争という惨禍を根絶すること──これこそが、第2次世界大戦の終戦を17歳で迎えた私が、詩人として文筆活動を貫き通してきた大目的であります。
 そしてまた、これこそが、インドを源流とする生命尊厳の仏法の実践者として、必然の大使命であると、私は固く深く、心に誓ってまいりました。
 私たちSGIの誇りは、人類の教師たる釈尊を範と仰ぎつつ、いかなる圧迫にも屈することなく、人道と平和のために戦い抜いてきた、不撓不屈の黄金の歴史にあります。
 創価学会の創立者である牧口常三郎初代会長は、国家神道を精神的支柱に戦争を遂行する軍部政府の弾圧で、投獄されております。しかし、信教の自由を叫び、決して信念を曲げることなく、牢獄の中で、73歳の生涯を閉じました。
 私の恩師である戸田城聖第2代会長も、牧口会長と共に投獄されました。そして、師の遺志を継ぎ、人類の平和と幸福のために、一生をなげうつ決意を固めて、出獄したのであります。
 戸田会長は、逝去の7カ月前にあたる1957年9月、私たち青年を前に、「原水爆禁止宣言」を発表いたしました。そこには、人間は等しく、尊厳無比なる「仏」の生命を具えた、かけがえのない至宝の存在であるとの、仏法者としての信念がありました。
 私は、詩人とは、豊かな想像力を働かせ、森羅万象の奥にある宇宙根源の法則に眼を向け、人間生命の内奥を凝視し、そこから紡ぎ出された言葉をもって無限なる精神の力を呼び覚ます人であると思っております。その意味では、わが師匠の炯眼は、「詩人の眼」そのものでありました。
 ともあれ、戦争の惨禍に泣いた人には、平和を享受し、幸福になる権利があります。平和のために戦う、使命と責任があります。
 私は、1993年の8月6日、すなわち日本の広島に世界で初めて原子爆弾が投下されて48年のその日、小説『人間革命』の続編となる『新・人間革命』の筆を起こしました。その冒頭は、次の言葉で始まっております。
 「平和ほど、尊きものはない。
 平和ほど、幸福なものはない。
 平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」
 では、その平和建設のために、何をなさねばならないのか──。
 マハトマ・ガンジーは、「魂の力は、原爆より強い」と獅子吼されました。この魂の力こそ、平和を生み出す原動力でありましょう。
 さらに詩聖タゴールも、「平和というものは、外からくるものではなく、内から出てくるものなのです」(我妻和男ほか訳「書簡集」、『タゴール著作集第11巻』所収、第三文明社)と叫ばれました。
 大事なことは、国家、民族、宗教、イデオロギーといった枠に縛られず、一個の人間を、人間として愛し、慈しむ、清らかな心の泉を持つことではないでしょうか。
 私の胸奥には、パドマナーバン会長の賢者の明察が響いて離れません。
 「心に平和があれば、家庭に平和が生まれる。家庭に平和があれば、社会に平和が広がる。社会が平和であれば、国家に平和が訪れる。国家が平和であれば、世界に平和を築くことができる」と。
 壮大な生命の讃歌で地球社会を包みゆくことは、現代を生きゆく詩人たちに託された重大なる闘争といってよいでありましょう。
 研ぎ澄まされた心で、自らの想像力の翼を大きく広げ、戦禍に苦しむ人々と同苦していく。そのなかで紡ぎ出された言葉をもって、共鳴の調べを響かせ、人間の心に平和の砦を築き上げていく──それが詩人の使命なのであります。
 最後に、ご列席の諸先生方への賞讃と、私の決意を詩に託し、結びの言葉とさせていただきます。

詩人よ!
生命の開拓者よ!
われらは言葉という
黄金の鍬をもって
荒寥たる
精神の原野を耕す。
したたり落ちる汗を
拭おうともせず
ただ ひたすら
希望の種を蒔き
慈愛の水を注ぐ。
平和の沃野は
人間の心にこそ
あるからだ!

詩人よ!
魂の解放者よ!
われらの胸には
黄金の太陽が
燃えている。
あらゆる差別の
暗闇を照らし
戦禍に
打ちのめされた
人びとの
諦観と虚無の
分厚い氷壁を
情熱の炎で
溶かしゆくために!
人間が皆
兄弟姉妹となり
地球社会の
市民として集い合う
普遍なる
真理の大宮殿に
光もて 人びとを
いざなうために!

詩人よ!
心に宝冠を戴く
勇者たちよ!
大宇宙の
妙なる律動に
深く心を
共鳴させながら
自在の翼を
広げゆくのだ!
人類が
猜疑と憎悪と争闘の
地底より
平和の空高く
飛翔するために!

われらは決して
ペンを置くまい。
断じて
声を惜しむまい。
幸の花々が 世界を
埋め尽くす日まで
命燃え尽きるとも
魂の詩を
うたい続けるのだ!
2010-08-29 : スピーチ・メッセージ等 :
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