キルギス共和国・オシ人文教育大学・オシ農業大学「名誉教授」称号授与式

キルギス共和国・オシ人文教育大学・オシ農業大学「名誉教授」称号授与式
                       (2010.8.17 創価大学記念講堂)

 中央アジア・キルギス共和国の第2の都市オシに立つ著名な二つの大学が、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に、その全人類的な価値の発展に対する多大な貢献を讃え、「名誉教授」称号を授与した。授与式は17日、創価大学記念講堂(東京・八王子市)で開催された通信教育部生による「学光祭」に引き続き挙行。「ムィルサベコフ記念オシ人文教育大学」のカヌィベク・イサコフ学長、「オシ農業大学」のセイートベク・アマトフ学長から、SGI会長代理の山本創大学長に「名誉教授」の証書が託された。一行とともに来日したオシ国立大学元総長のベックテミル・ムルズブライモフ博士(キルギス共和国国立科学アカデミー付属化学・化学技術研究所所長)らが祝福した。

ムルズブライモフ博士の祝辞

池田会長のごとく可能性を開拓せよ

 私は、長年、大学の通信教育部長と通信教育担当副総長を務めてまいりました。ですので、通信教育の奥行きとその難しさはよく存じ上げております。仕事と勉学の両立はとても大変です。日々、その困難に地道に挑戦されている皆様方に、心からの敬意を表明いたします(大拍手)。
 私にとりまして、創価の皆様との日本での交流は2度目になりますが、その身の福運と名誉に心より感謝しております。
 また、幾重にも意義深き2010年に馳せ参じることができ、二重の喜びであります。本年5月は、池田会長の創価学会会長ご就任50周年であられました。そして11月には、学会創立80周年の佳節を迎えられます。
 その池田会長の素晴らしいご活躍を支えてこられたのが香峯子夫人であられます。お二人は約60年前に結婚され、人生を共に歩んでこられました。お二人の姿は、深い敬愛と相互理解と支え合いの模範であります。
 池田会長は、卓越した哲学者・思想家として、作家、詩人、社会活動家、教育者、さらに素晴らしい芸術家として、また平和と文化と教育の運動を推進するSGI会長として、キルギスをはじめ、世界中で著名であられます。会長は、まさに現代を代表する偉大な知性の方であられます(大拍手)。
 キルギスでは特に、作家アイトマートフ氏をはじめ、ゴルバチョフ氏やサドーヴニチィ氏など、現代の優れた知識人との対談集を出版された方として、よく知られております。2007年には、わが国で池田会長の「自然との対話」写真展が開催され、市民は、会長のもう一つの才能に触れるという素晴らしい機会に恵まれました。
 池田会長のご活動については、いかに語ろうとも語り尽くすことはできません。会長は、生涯、探究心を保ちながら、自身の輝かしい才能を開拓し続けておられます。そして善と光を求める人や、自身とその内面を生涯、磨こうと決意している一人一人との対話に努めておられます。
 私の胸には、ある古の哲人の言葉が蘇ってきます。それは、「生ある限り、学べ!」であります。まさに偉大な師匠・池田会長の人生と幅広い才能とご活動は、この箴言の正しさを見事に証明しておられます(大拍手)。
 一人一人の人間の心に、果てしない創造力が秘められていると仏法が説いているように、池田会長は、外の力に頼るのではなく、自身の力を確信することを常に訴えておられます。人間は希望さえあれば何でも叶えることができます。私たちが自信を失わずに常に努力し続ければ、平和を構築することができます。すべては一人一人の努力にかかっております。
 私は、池田会長との友情を誇りに思っております。本日は、わが故郷の二つの大学からの名誉教授称号のご受章をお祝いすることができ、喜びにたえません。大切な友人である会長が、人間主義と平和の構築のために、益々お元気でエネルギーに満ち溢れ、ご長寿であられますよう、心よりお祈り申し上げます(大拍手)。
 最後に、昨日、私たちは創価学園を訪問し、学園生の皆様に愛唱歌(「負けじ魂ここにあり」)を歌っていただきました。この5番の歌詞は、池田会長が作詞されたと伺いました。心より感動いたしました。私たちが取り組むべきことが、すべてここに書かれていると思います(大拍手)。

オシ人文教育大学・イサコフ学長の授与の辞

人間主義と教育の道を築いた人物

 本日の式典にご列席の皆様。そして、尊敬する通教生の皆様。
 自由ともてなしの国キルギスの国民を代表して、古音良き伝統文化と近代技術を併せ持ち、勤勉さと倦むことのない姿勢で世界を驚嘆させる、日出ずる国の皆様にご挨拶を申し上げます。
 近代のグローバル化の中で、その影響は世界のみならず、個々の人間にも及びます。
 私たちは、「世界はどこに向かっているのか?」「民族的価値はどうなるのか?」「人間と自然の共存関係が崩壊する危険はないのか?」という問いの答えを模索しています。
 こうした課題に、世界の著名人との対談を通して、真剣に取り組んでおられるのが、哲学者にして、詩人、仏法者である池田会長であります。
 その一つの例は、わが国を代表する作家チンギス・アイトマートフ氏と、環境破壊のテーマを中心に論じ合われた対談であります。
 池田会長の論文や著作には、私たちの祖国・キルギス共和国でも大きな関心が寄せられ、研究されております。
 哲学者、社会活動家であられる池田会長は、全人類に関わる問題をたゆまず探求し、解決の道を、私たちに示してくださっております。
 85年の歴史を持つオシ人文教育大学は2010年3月29日、学術評議会の決定第22号により、池田会長にオシ人文教育大学名誉教授の称号を授与することを決定いたしました。
 本日、私は、池田会長にこの称号を授与させていただく栄誉に与《あずか》ることができました。
 人類の人間主義と教育の理念の発展への大いなる貢献に対して、尊敬する池田会長に「オシ人文教育大学名誉教授」の称号を授与いたします。
 キルギスと日本の友情がこれからもより深まりゆくこと、また、日本の大地が平和の大空の下で末永く繁栄し続けることを、ご祈念申し上げます(大拍手)。

オシ農業大学・アマトフ学長の授与の辞

全人類的価値への貢献を世界が注目

 尊敬する創価大学の教職員の諸先生方!
 尊敬する通教生の皆様! ご列席の皆様!
 オシ農業大学教職員、学生一同を代表して、日出ずる国・日本の皆様に謹んでご挨拶申し上げます!
 日本では、自国の伝統や習慣、教育文化を大切に守りながらも、全人類的な価値が重んじられています。そしてさらに、私が深く感動するのは、世界的に著名な社会・宗教活動家であり哲学者、詩人であられる池田SGI会長の歩んでこられた人生の道であり、教育活動であります。
 池田会長は、哲学や教育、心理学、文学などの分野で優れた業績を残され、世界中の識者から注目されております。
 池田会長のご著作は、30を超える言語に翻訳されております。
 オシ農業大学学術評議会は、池田会長の全人類的価値の発展に対する多大なるご貢献と、学術・社会・教育・宗教の分野におけるご活動、さらに、キルギスと日本の友好促進に対するご貢献を讃え、「オシ農業大学名誉教授」の称号を授与させていただくことを決定いたしました。
 池田会長がますますお元気であられますよう、また、人類の宝と思想を守りゆく大きな潮流が世界中に広がりますよう、そして、日本がさらに繁栄し、平和な空が広がりますよう、お祈り申し上げます!
 キルギスと日本の友好のさらなる発展をご祈念申し上げます!(大拍手)

SGI会長の謝辞
(代読)

学び続けよ 太陽の心で!
魂の凱旋門を目指して


詩心光るキルギスの格言
友情は偉大なる幸福
平和と繁栄のシルクロードを


 一、心より尊敬申し上げます諸先生方、「世界遺産」の秀麗なるスレイマン山に抱かれ、3000年の悠久の歴史を誇る「シルクロードの都」の貴オシ市より、本当に、ようこそ、お越しくださいました。
 特に、ご多忙を極めるムルズブライモフ博士が、あの6年前の忘れ得ぬご来学に引き続いて、どれほど深い友誼の心で訪問くださったことか。
 詩心光る、貴キルギスの格言は教えております。
 「友情は偉大なる幸福なり」
 そして「真の友は永遠の友なり」と──。
 「精神のシルクロード」で結ばれた宝の友である先生方を、私たちは熱烈に歓迎申し上げます(大拍手)。
 一、「強靭なる鋼鉄」という深き意義のお名前を持たれたムルズブライモフ博士は語られました。
 「たゆみなき学習こそ、21世紀における成功への鍵である。今日、決めようではないか!
 私たちは永遠の学生であるということを!
 人生の最後まで勉学を続けることを! そして、常に向上し続けることを!」と。
 まさしく、わが創価大学通信教育部の「生涯学習」の信念と完璧に一致しております。
 私は、「学は光」の誉れも高き通教生の友、創友会の皆さんと一緒に、最大の喜びをもって、オシ人文教育大学、そしてオシ農業大学の両校の名誉教授の称号を拝受させていただきます。
 まことに、まことに、ありがとうございました(大拍手)。
 また通教生の皆さん、猛暑の中、尊いスクーリング、本当にご苦労さまでございます。
 教員の先生方、職員の方々にも重ねて御礼を申し上げます。
 そして本日の晴れやかな学光祭の大成功、まことに、おめでとうございます夭拍言。

強くあれ!
 一、私の大好きな貴キルギスの格言に「汝よ、強くあれ、すべてを支える大地の如く」とあります。
 大地は強い。いかに踏みつけられても微動だにしません。そして万物を育んでいくのであります。
 仏法では、師匠は大地であり、弟子は草木であると譬えております。人間の世界において、この師弟ほど荘厳な生命の絆はありません。
 オシ人文教育大学のイサコフ学長、そしてオシ農業大学のアマトフ学長は、お二人とも、ここにおられる、ムルズブライモフ博士を師匠と仰がれ、「われは“ムルズブライモフ学校”の弟子なり!」と、誇り高く宣言されております。
 貴国の民衆を大地の如く支え、若き人材の大草原を広げておられる崇高な人間教育の師弟に、私たちは満腔の敬意を表したいのであります(大拍手)。
 一、この式典を、ぜひ、ご覧いただきたかった方がおります。貴国の大文豪で、私が共に対談集を発刊した、今は亡きアイトマートフ先生であります。
 実は、ちょうど20年前の夏8月、先生は、ここ創価大学で、向学の息吹にみなぎる通教生を前に、歴史的な講演をしてくださいました。
 私に、「素晴らしき創大生、なかんずく通教生の皆さんとの出会いは、私にとって“魂の凱旋門”を通ったような一日でした」と、
会心の笑みを浮かべておられたことが忘れられません。
 アイトマートフ先生は言われました。
 「いかなる状況であれ、人間の最強の武器は英知である」
 「知性の持てる創造力は、唯一、太陽のエネルギーに匹敵するのではないだろうか」
 まことに「学ぶ心」こそ、何があろうとも勝ち光っていく創造の太陽でありましょう。
 オシ人文教育大学とオシ農業大学の校章には、どちらも「太陽」が描かれております。まさしく両大学とも、赫々たる知性の大光を太陽の如く放っておられるのであります。
 一、貴オシ人文教育大学の開学は、1925年。牧口常三郎先生によって『創価教育学体系』が発刊される5年前のことであります。
 以来85年間、貴・人文教育大学は、いかなる時代の荒波も越えて、学術界・芸術界・教育界など各界に、錚々たる逸材を送り出してこられました。
 なかんずく、中等教育の教員数は、3万5000人に及びます。その多くの先生方が、農村部や高山地帯、遠隔地域などに勇んで飛び込んで、気高い人間教育の実践に励んでおられることに、私は心から感動を禁じ得ないのであります。
 イサコフ学長ご自身、青春時代、苦学に苦学を重ねてこられました。それだけに、青年に対する慈愛はあまりにも深い。いざという時には、学長自ら学寮に泊まり込んで、陣頭指揮で学生たちを厳然と守り抜いてこられたことも、よく存じ上げております。学長は語られました。
 「私は、いつ学生と接しても、その抱える問題や苦労を理解し、解決するよう努めています。良きアドバイスや励ましを贈れば、学生たちも必ず信頼し応えてくれるのです」と。至言であります。
 創大の通教出身者からも、多くの教育者が躍り出ております。
 働きながら学んできた努力と苦労を光らせ、「創価教育」の真価を発揮してくれていることもうれしい限りです。
 オシ人文教育大学は「深い根と大いなる未来を持つ教育機関」とのモットーを掲げておられます。深く根を張りゆくイサコフ学長のリーダーシップのもと、栄光の「創立100周年」へ大発展を続けゆかれることを、私たちは心からお祈り申し上げたいのであります(大拍手)。

忍耐が未来を開く
困難に負けない勇者たれ


信頼を広げよ!
 一、そして、2003年に創立され、「教育の世紀」「農業の世紀」「生命の世紀」を牽引しておられる旭日の学府が、貴オシ農業大学であります。
 「皆のために専門家を!」と、アマトフ学長が私財をなげうって創立に尽力されたご心情が、私は大学の創立者として、胸に迫ってなりません。
 貴・農業大学は「教育を皆の身近に!」との明快なる指標を掲げて、門戸を大きく開いておられます。多様な農作物の新種の開発、さらに、ナノテクノロジーの研究等々の最先端の取り組みも高い評価を得ておられます。
 アマトフ学長が、農業の使命の道を選んだ学生たちを励まされた言葉に、私は心を打たれました。
 「何ものにも揺るがぬ心を持て!」
 「周囲に信頼を広げよ!」
 「目的達成への確固たる信念を持て!」と。
 1000年の昔、キルギスの大哲学者バラサグンは、食を満たし、命を支える「農」の人々の思いやりに、甚深の感謝と敬愛を表しました。そして、「農」の人々との交流によってこそ、魂は浄化されると訴えました。
 「食は命」「農こそ宝」なのであります。
 偉大な使命の遂行には、それだけ試練が立ちはだかるのが、必然でありましょう。
 だからこそ、この賢者バラサグンの箴言を思い起こしたいのであります。
 「忍耐は、明日の幸福へと続く道である」
 「忍耐は、天の高みへと続く道である」
 ともあれ、貴・農業大学の崇高なる理念と実力が、「食糧」が最重要の課題である現代世界を、いやまして燦然と照らしゆかれることを、私たちは確信してやみません(大拍手)。
 本日、オシ人文教育大学、オシ農業大学の一員とさせていただいた私も、先生方と手を携えて、キルギスと日本、そして世界の青年が往来しゆく、新たな「平和と繁栄のシルクロード」を、さらに広々と開いてまいる決心であります。
 一、わが創価教育の父・牧口常三郎先生と同世代である、貴国の偉大な信念の大詩人トクトグル・サティルガノフ先生の獅子吼を、私は全世界の青年に伝えたい。
 「勇者はいずこでも光る、その謙虚さと素朴さで、いかなる困難にも負けない勇気で」
 敬愛してやまぬムルズブライモフ博士をはじめ、先生方の益々のご健勝と、わが魂の故郷であるオシ市の無窮の平和とご発展を心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 キルギス、万歳!
 学光の王者、万歳!
 チョン・ラフマット!(キルギス語で「本当に、ありがとうございます」)(大拍手)
2010-08-20 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

fmiokun

Author:fmiokun
FC2ブログへようこそ!

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索