アメリカ創価大学新入生歓迎レセプションへのメッセージ

アメリカ創価大学新入生歓迎レセプションへのメッセージ
          (2010.8.11 アメリカ創価大学)

 カリフォルニア州オレンジ郡のアメリカ創価大学(SUA)に、栄光の10期生が入学した。新入生歓迎レセプションが11日(現地時間)、アリソビエホ市の同大学で行われ、新入生、創価大学からの交換留学生、教職員、在学生の代表、保護者らが参加。創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長はメッセージを贈り、門出を祝福した。

愛する10期生の友よ! 
一人も残らず勝利者に
世界平和の未来を頼む


 一、アメリカ創価大学(SUA)の10期生となった親愛なる新入生の皆さん! 希望と大志に燃えたご入学、まことに、おめでとうございます(大拍手)。
 大切な大切な俊英を送り出してくださったご家族の皆様方に、心からの感謝を申し上げます。
 いつもいつも、温かくSUAを見守ってくださるご来賓の皆様方、本当にありがとうございます(大拍手)。
 わがSUAは、明年、いよいよ、開学10周年の佳節を迎え、堂々たる「講堂」も完成します。
 皆さんは、この「建設の10年」を荘厳し、開学20周年へ、「新たな飛躍の10年」の開幕を告げる大事な節目に、この伸びゆくキャンパスに集ってくれました。創立者として最大の喜びをもって熱烈に歓迎します(大拍手)。
 うれしいことに、このほど、SUAの教育実績が高く評価され、アメリカ西部大学基準協会(WASC)から、「次の10年」の「再認定」を受けることができました。向学の息吹にみなぎる皆さん方の未来は、燦然と輝きわたっております(大拍手)。

対話の波を 探究の炎を

インドの科学者カティヤール博士
自分自身を信じるのだ
親元を離れて学んだ経験は人生の宝に


 一、わがSUAは、21世紀の人間教育の最高学府として、学生と教員と職員が手を携えて、理想の学府を建設してきました。著名なジョン・デューイ協会のガリソン前会長も、「SUAは文明の差異を超えた『対話のキャンパス』です」と共感の声を寄せてくださっております。
 少人数での講義を中心に、一流の教員と英才の学生が、英知の最高峰に挑み、胸襟を開いた「対話」を真摯に繰り広げております。
 「対話」は、共感性豊かな人間の心を育みます。
 「対話」は、文明と文明の間に相互理解と友情の橋を架けます。
 そして「対話」は、世界を変えゆく原動力となるのです。
 一、私は今、インド科学者会議連盟の会長等を歴任してこられたカティヤール博士と、未来のための対話を進めています。
 カティヤール博士は、私の敬愛する友人でもあったアメリカの大科学者ポーリング博士の言葉を、深く心に刻んでおられました。
 「ふつう大教授といえば、修士や博士を目指す学生を教える。しかし、本当に力ある教授こそが、入ったばかりの大学1年生を教えるべきだ」──ポーリング博士は、この自らの言葉通り、率先して若きフレッシュマンの胸に学問の喜びを植え付けてきたというのであります。
 このエピソードを紹介しながら、カティヤール博士は、「私も新入生の講義をもたせてもらいましたが、いろんな質問が出ました。それによって、結果的に私のほうが、彼らから多くを学ぶことができたと思います」と笑顔で語っておられました。
 学生と教員の“人間対人間”の魂の触発こそが、才能の芽を大きく伸ばし、内に秘めた偉大な可能性を開花させます。なかんずく、新入生のみずみずしい探究心こそが、大学をたゆみなく発展させゆく推進力なのであります(大拍手)。

学寮に脈打つ人間錬磨の伝統
 一、このカティヤール博士は、父君の薦めもあり、若き日から寮生活を送られました。親元を離れて勉学に励んだ体験を宝とされ、自由のきく家では学ぶことのできない「規律」を身につけられたことを誇りとしておられました。そして、「寮生活では“自分自身を信ずる”ことが大事です」とアドバイスをされております。
 私も視察しましたが、オックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界的な名門校にも、歴史薫る学寮がある。
 学友と切磋琢磨する人間錬磨の良き伝統が脈打っております。
 SUAの学寮は、多様性が光る地球社会の縮図であります。時には煩わしいことや、思うようにいかないこともあるかもしれない。
 しかし、その一切が偉大な世界のリーダーに育つための糧となり、バネとなることは、卒業生の皆さんも、異口同音に語っております。
 どうか、わが10期生の皆さんは、7期生、8期生、9期生の先輩とともに、夢を語り、励まし合い、友情を深めながら、賢く朗らかに、一日一日、価値を創造しゆく充実の青春を送っていただきたいのであります(大拍手)。
 一、SUAへ期待を寄せてくださっていた“平和研究の母”エリース・ボールディング博士が、遺言の如く言い残されたことがあります。
 「民主主義の社会では、51%の支持を得た政策や思想が社会の動向を決するシステムとなっています。
 しかし、本当に未来の社会の動向を決定するのは、わずか5%の、活動的で献身的な人々の力なのです。その5%の人々が、やがて文化の総体を変革していくのです」
 「私たちは、“平和の文化”を創造するために、ここにいるのです。そのために生まれてきたのです」
 「平和が誕生するということは、太陽が毎日、昇るようなものです。日々、平和は生まれ続けるのです」
 SUAの4指針の一つに掲げられた「『平和主義』の世界の指導者育成」は、まさに人類史的な要請といってよいでありましょう。
 たとえ少人数であっても、たとえ地味であっても、旭日が昇るが如き、皆さん方の一日また一日の探究の努力、友情の連帯、そして地域に根差した「平和の文化」の創造のなかに、新しい地球の未来が光り輝いていくことは間違いありません(大拍手)。

君よ今日、誓願を立てよ

なすべきことを何としてでも!
 一、キャンパスでは、かのマハトマ・ガンジーも、一緒に歩みゆく姿で皆さん方を見守っております。
 このガンジーの獅子吼を、愛する皆さんの門出に贈りたい。
 「誓いをたてるというのは、不退転の決意を表明することであり、われわれを誘惑に立ち向かわせることです」
 「古今東西の人間性についての経験は、不撓の決意なくしては、進歩は望みえないことを物語っています」
 「なすべきことを、なにがなんでも遂行する──これが誓願です。それは不抜の力の城壁になります」(森本達雄訳『ガンディー 獄中からの手紙』岩波文庫)
 どうか、今日この日、それぞれが立てた自分自身の誓願のままに、思う存分、学問に打ち込んでいただきたい。人格を磨いていただきたい(大拍手)。
 苦しくとも、くじけそうになっても、「今日も、前へ!」「今日一も、新たな一歩を!」と挑戦する。その勇気と忍耐の一歩一歩が、わが青春の宝となり、わが人生の栄光の大城を築き上げていくのであります。         
 私と妻は、皆さんの健康と無事故と大成長を、毎日、心から祈っております。
 「愛する10期生よ、一人も残らず勝利者に! 幸福博士に! そして、世界平和の未来を頼む!」と申し上げ、私の祝福のメッセージといたします(大拍手)。
2010-08-20 : スピーチ・メッセージ等 :
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