新時代第41回本部幹部会
創立80周年記念 第5回全国青年部幹部会/
新時代第41回本部幹部会/全国婦人部幹部会への名誉会長のメッセージ
(2010.6.3 創価国際友好会館)
今こそ未来を開く時! 「創立80周年記念 第5回全国青年部幹部会」「新時代第41回本部幹部会」「6・10『婦人部の日』記念 全国婦人部幹部会」が3日午後、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で行われた。これには原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、10カ国・地域のSGI(創価学会インタナショナル)代表が出席。池田名誉会長は記念のメッセージと和歌を贈り、正義と勇気の大行進を呼びかけた。
原田会長の指導(要旨)
創価の城は 今日も晴ればれ──池田名誉会長の和歌のごとく、まばゆい陽光と新緑につつまれた幹部会。
みずみずしい青年の心で、明るく楽しき大前進を誓い合う。
原田会長は、開催を祝しつつ、次のように語った。
「地区」が広布の主戦場
全幹部が一人一人を励まし
今こそ池田門下が立ち上がれ
一、立正安国の月・7月へ、大勝利を決する「創立80周年記念 第5回全国青年部幹部会」、ならびに「新時代第41回本部幹部会」「全国婦人部幹部会」の開催、大変におめでとうございます(拍手)。
また10カ国・地域から参加されているSGI(創価学会インタナショナル)の同志も、ようこそお越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
一、昨夜、本日の本部幹部会について、池田先生から指導がありました。
「明日の本部幹部会については、弟子の君たちが、団結して、しっかりやりなさい。皆が、創価学会のすべての責任を担って戦う時が来ているのである。学会の将来にとって、今が一番大事な時である。ゆえに、私を頼るのではなく、君たちが全責任をもって、やる時代である。私は、これからも君たちを見守っているから、安心して、総力を挙げて広宣流布を推進しなさい」とのことでした。
本日、先生に出席いただけないことは残念ですが、先生の真情を伺うにつけても、もはや甘えは許されません。弟子が、今こそ決然と総立ちする時です。すでにこれまで、戦いのすべては、先生に教えていただきました。戸田先生にお仕えされた若き日の死闘を通しながら、弟子の奮闘が、どうあるべきかを、事細かに教えてくださいました。あとは本門の池田門下が、どう実践するかです。戦いと行動あるのみです。それぞれが死力を尽くして動きに動き、語りに語りきり、励ましに励まし抜いていこうてはありませんか(大拍手)。
一、先月の本部幹部会、中国最高峰の名門・清華大学から名誉教授称号を受章した先生は、その折、清華大学が地域・社会に、どう貢献できるかを重視している点に触れて、このように指導くださいました。
「わが地区の一人一人の力を高めゆくところから、勝利と真の発展の道は必ず広がっていくということを知ってください」
ここにこそ全国完勝への最重要の鍵があると、私どもは深く銘記してまいりたい。
思えば50年前、第3代会長に就任された先生は、戸田先生の7回忌までに300万世帯の弘教達成を師子吼されました。そして、その勝負を決する焦点は、「勢い」であり、「地区」でありました。
先生は、第3代会長就任から2カ月間で、すでに、その行動は日本全国に及んでおります。すさまじい「勢い」であります。
正義の庶民の底力を満天下に
その第一声となった関西幹部会で、“広布の主戦場は地区である”と強く訴えられ、“全幹部が地区へ打って出るならば、300万世帯は必ず達成できる”と断言された。
続く男子部幹部会でも青年部に“各地区の推進力たれ”と期待を寄せるなど、先生が訴えられたのは一貫して「地区根本」でした。
当時の聖教新聞には、会長就任以来の最前線の様子が「空気は一変した」「“生きている”という感じだ」等と報じられています。
「わが地区の一人一人の力を高めゆくところから、勝利と真の発展の道は必ず広がっていく」───この一点に、私どもは焦点を絞り、勝利への総仕上げをしてまいりたい。
地区員一人一人の80周年の勝利に向けて、壁にぶつかっている同志はいないか。もっとたたえるべき同志はいないか。まだ立ち上がれていない同志はいないか──。
全幹部が「地区」に入りきり、先生の心をわが心とし、先生の分身となって、地区の一人一人に光を当て、励まし、たたえ、共に祈り、共に戦い、共に信心の確信と喜びをつかみ、共に勝利していく。
縁の下に入って、地区部長・婦人部長を支え、地区の勢いを最高潮にもっていく。この戦いに全幹部が徹し抜いてまいりたい。
つい先ほども、先生から、「最高幹部自らが、率先して地区の最前線に入り、しっかり励ましていくことが大事だよ」と、指導をいただきました。まさに「竹の節を一つ破《わり》ぬれば余の節亦破《わ》るるが如し」(御書1046㌻)との御聖訓の通りであります。
地区の全メンバーが総立ちとなり、全地区が一丸となって前進してまいりたいと思います(拍手)。
一、本日のメッセージにありました指導─
第1に、「強盛なる祈りで勝て!」。
第2に、「異体同心の団結で勝て!」。
第3に、「勇気と執念の行動で勝て!」。
この3指針のままに、一人一人が「絶対に勝つ」という一念を燃え上がらせ、最後まで執念で祈り抜き、断じて勝利をしてまいりたい。
今こそ、大創価学会の底力、池田門下の底力、正義の庶民の底力を、満天下に示しきってまいろうではありませんか(大拍手)。
名誉会長の和歌とメッセージ
幾山河
越えゆき激戦
勝ちにけり
創価の城は
今日も晴ればれ
大切な
また大切な
広宣の
同志の生命《いのち》は
三世の仏か
断固たる
正義の指揮 執る
わが弟子が
晴れて勝ち抜き
歴史を残せや
さあ勇気と正義の大行進を
全地区よ立て! 創価の底力を満天下に
一、皆さんご苦労さまです。
おかげさまで、広宣流布は、いよいよ勢いを増して前進しております。
これも、すべて、尊き学会員の皆さんの祈りが強いからであります。信心が深いからであります。
わが創価学会は、日本一、否、世界一の盤石なる「平和」と「文化」と「教育」の大城となりました。
うれしいことに、今、広布満開、人材満開の花盛りであります。
きょうは、学会精神が燃え上がる全国青年部幹部会、おめでとう!(大拍手)
男子部も、女子部も、そして男女学生部も、よく頑張ってくれている。
また、晴れわたる全国婦人部幹部会、おめでとう!(大拍手)
偉大な創価の母たちに、私も妻も心からの祝福と感謝を捧げたい。いつもいつも、ありがとう!(大拍手)
そして、地球の一番遠くから、約40時間もかけて、はるばると駆けつけてくださったペルーの皆さん、本当にようこそ、いらっしゃいました(大拍手)。
韓国の皆さん、希望あふれる記念講堂の建設の槌音とともに、躍動する青年部の大前進も、よくうかがっています。皆さんこそ、揺るぎない「平和の黄金の柱」です(大拍手)。
人材光る香港、そしてマカオの皆さん、お懐かしいです(大拍手)。
「世界の幼児教育の模範」と輝く香港創価幼稚園の大発展を、牧口先生も、どれほど喜ばれていることでしょうか。
花の婦人部幹部会 おめでとう!
偉大な母に心から感謝
出発しよう!
一、日本全国、また全世界の皆さんの力で、第3代会長就任50周年の5月3日を、最高に晴れ晴れと勝ち飾ることができ、心より御礼を申し上げます(大拍手)。
6月は「婦人部の月」「世界池田華陽会の月」「学生部の月」。
そして7月は「青年の月」「師弟の月」「立正安国の月」であります。
創立80周年という大きな佳節にあって、大事な戦いを決しゆく出発が、本日の本部幹部会であります。
弟子で決まる!
一、法華経の会座において、幾度も繰り返される弟子の誓願があります。
それは、“私たち弟子は、師匠の仰せ通りに広宣流布を成し遂げます。どうか、ご安心ください。心配なさらないでください”という誓願であります。
弟子たちが、本気になり、一丸となって、不惜身命の祈りと行動を起こしてこそ、真実の勝利がある。
これが、法華経の後継の真髄なのであります。
ゆえに、私は、きょうは、あえて出席いたしません。
厳然と一切を見守っておりますから、原田会長を中心に、皆で明るく元気いっぱいに行いなさい。
師の分身として
一、戸田先生は、75万世帯の願業が一歩一歩、達成に近づいていくなかで、私たちに、一つ一つ、戦いの指揮を託していかれました。
先生は「みんなも立派に育ってきたからな。君たちに任せるよ。自分たちで責任をもって考え、進めていきなさい」と言われ、時には本部幹部会等にも出られなかったのであります。
それは、未来のために考え抜かれた師子王の訓練であることが、私にはよくわかりました。
先生は、仏法において、何よりも大切な「時」というものを鋭く見極められて、弟子たちが永続的に前進し、勝利し、発展していける流れを創ってくださったのです。
特に、私に対しては厳しかった。
「大作、私が打てる手は全部、打っておいたぞ。あとは、おまえが思う存分、戦いまくれ! 勝ちまくれ!」と厳命されたのであります。
今、私も、戸田先生とまったく同じ心です。君たちに万事を託していく総仕上げの「時」を迎えているからであります。
創価学会は日蓮大聖人に直結して、末法万年尽未来際まで広宣流布を成し遂げていく仏意仏勅の教団であります。
師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれるのであります。
戸田先生の愛弟子として、私は、行くところ向かうところ、「立正安国」の勝利の旗を打ち立ててきました。
正法正義のために、師匠の分身として勇敢に激戦に飛び込んでいく弟子には、仏と同じ智慧と力が必ずわき上がってくる。これが妙法の絶対の功力であります。
どうか、皆さん方は、今こそ、自らの使命の大舞台で、威風堂々と、広布と人生の勝利の歴史を断固として創り残してもらいたい。
強盛なる祈りで勝て
異体同心の団結で勝て
勇気と執念の行動で勝て
常に心は一体
一、御聖訓を拝し、三つの勝利の要諦を確認したい。
第1に、「強盛なる祈りで勝て!」。
御聖訓に、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192㌻)、「ふかく信心をとり給へ、あへて臆病にては叶うべからず候」(同1193㌻)と仰せの通りであります。
第2に、「異体同心の団結で勝て!」。
有名な「異体同心事」には、「日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし」(同1463㌻)と断言なされております。
そして第3に、「勇気と執念の行動で勝て!」。
大聖人は池上兄弟に「此れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆ(弛)む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし、設ひ命に及ぶともすこしも・ひるむ事なかれ」(同1090㌻)と仰せになられました。
ともあれ、師弟は不二であります。ゆえに、どんな時でも常に師弟の心は一体です。師弟が不二であれば、何も恐れるものはない。
皆、体を大切に! 正義の我らは、朗らかに前進しよう!。
また、お会いしよう!(大拍手)
…………………………………………………………………………………………………………………………………
進め! 広布の旗高く 功徳満開の人生たれ
わが友よ「大山《たいざん》」「大桜《おおざくら》」の如く
幹部会の席上、かつて池田名誉会長が認めた、二つの「書」が、池田副理事長から紹介された。
墨痕鮮やかな「大山」の文字。
脇書には「わが友よ 嵐に不動乃信心たれと祈りつつ」「五十四年五月三日 創大にて 式後 記す也」と。
雄渾なる「大桜」の筆。
脇書には「わが友乃功徳満開たれと祈りつつ」「五十四年五月三日 創大にて 合掌」と認《したた》めている。
昭和54年(1979年)5月3日、名誉会長は“第3代会長辞任”の本部総会に出席した。場所は、創価大学の中央体育館である。
終了後、渡り廊下を歩く名誉会長のもとへ、幼子を抱えた婦人部が「先生!」「先生!」と大きな声をあげながら、駆け寄ってきた。
「ありがとう! お元気で!」──大きく手を振って応える名誉会長。
その胸には“こういう尊い方々を、一体、誰が守っていくのか”との叫びが、こだましていた。
その直後に、創大で認めたのが、この二つの書である。
このあと、名誉会長は、学会本部には戻らず、そのまま、神奈川文化会館に向かった。
この日の夜、神奈川文化会館で認めたのが「共戦」。
2日後の5月5日には、「正義」の揮毫を。
そして1年後の昭和55年に関西で記したのが「五月三日」の書である。〈本年4月の本部幹部会で紹介〉
同志愛がほとばしる揮毫から、ただ一人、反転攻勢の戦いを開始して、30星霜──。
名誉会長は、今日の世界192力国・地域に広がる創価学会の大発展を築き上げた。
特に、ここに掲げられた二つの書には、全学会員に寄せる、深い心が託されている。
つまり──
「わが同志は、一人ももれなく『大山』のごとく、 『嵐に不動の信心』で、この一生を生き抜いてもらいたい」
そして──
「『大桜』のごとく、『功徳満開』の人生を勝ち取ってもらいたい」との、常に変わらざる師匠の心である。
とともに、名誉会長は、「わが学会は、揺るぎない
精神界の王者として、大山のごとく、社会に、そびえ立っていくのだ」「幸福勝利の『創価桜の道』を、断じて、世界に開いていこう!」とも語っている。
「大山」──「嵐に不動の信心たれ」
「大桜」──「功徳満開の人生たれ」
この精神を生命に刻み、我らは師弟完勝の最高峰へ挑みゆく!
新時代第41回本部幹部会/全国婦人部幹部会への名誉会長のメッセージ
(2010.6.3 創価国際友好会館)
今こそ未来を開く時! 「創立80周年記念 第5回全国青年部幹部会」「新時代第41回本部幹部会」「6・10『婦人部の日』記念 全国婦人部幹部会」が3日午後、東京・千駄ケ谷の創価国際友好会館で行われた。これには原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、10カ国・地域のSGI(創価学会インタナショナル)代表が出席。池田名誉会長は記念のメッセージと和歌を贈り、正義と勇気の大行進を呼びかけた。
原田会長の指導(要旨)
創価の城は 今日も晴ればれ──池田名誉会長の和歌のごとく、まばゆい陽光と新緑につつまれた幹部会。
みずみずしい青年の心で、明るく楽しき大前進を誓い合う。
原田会長は、開催を祝しつつ、次のように語った。
「地区」が広布の主戦場
全幹部が一人一人を励まし
今こそ池田門下が立ち上がれ
一、立正安国の月・7月へ、大勝利を決する「創立80周年記念 第5回全国青年部幹部会」、ならびに「新時代第41回本部幹部会」「全国婦人部幹部会」の開催、大変におめでとうございます(拍手)。
また10カ国・地域から参加されているSGI(創価学会インタナショナル)の同志も、ようこそお越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
一、昨夜、本日の本部幹部会について、池田先生から指導がありました。
「明日の本部幹部会については、弟子の君たちが、団結して、しっかりやりなさい。皆が、創価学会のすべての責任を担って戦う時が来ているのである。学会の将来にとって、今が一番大事な時である。ゆえに、私を頼るのではなく、君たちが全責任をもって、やる時代である。私は、これからも君たちを見守っているから、安心して、総力を挙げて広宣流布を推進しなさい」とのことでした。
本日、先生に出席いただけないことは残念ですが、先生の真情を伺うにつけても、もはや甘えは許されません。弟子が、今こそ決然と総立ちする時です。すでにこれまで、戦いのすべては、先生に教えていただきました。戸田先生にお仕えされた若き日の死闘を通しながら、弟子の奮闘が、どうあるべきかを、事細かに教えてくださいました。あとは本門の池田門下が、どう実践するかです。戦いと行動あるのみです。それぞれが死力を尽くして動きに動き、語りに語りきり、励ましに励まし抜いていこうてはありませんか(大拍手)。
一、先月の本部幹部会、中国最高峰の名門・清華大学から名誉教授称号を受章した先生は、その折、清華大学が地域・社会に、どう貢献できるかを重視している点に触れて、このように指導くださいました。
「わが地区の一人一人の力を高めゆくところから、勝利と真の発展の道は必ず広がっていくということを知ってください」
ここにこそ全国完勝への最重要の鍵があると、私どもは深く銘記してまいりたい。
思えば50年前、第3代会長に就任された先生は、戸田先生の7回忌までに300万世帯の弘教達成を師子吼されました。そして、その勝負を決する焦点は、「勢い」であり、「地区」でありました。
先生は、第3代会長就任から2カ月間で、すでに、その行動は日本全国に及んでおります。すさまじい「勢い」であります。
正義の庶民の底力を満天下に
その第一声となった関西幹部会で、“広布の主戦場は地区である”と強く訴えられ、“全幹部が地区へ打って出るならば、300万世帯は必ず達成できる”と断言された。
続く男子部幹部会でも青年部に“各地区の推進力たれ”と期待を寄せるなど、先生が訴えられたのは一貫して「地区根本」でした。
当時の聖教新聞には、会長就任以来の最前線の様子が「空気は一変した」「“生きている”という感じだ」等と報じられています。
「わが地区の一人一人の力を高めゆくところから、勝利と真の発展の道は必ず広がっていく」───この一点に、私どもは焦点を絞り、勝利への総仕上げをしてまいりたい。
地区員一人一人の80周年の勝利に向けて、壁にぶつかっている同志はいないか。もっとたたえるべき同志はいないか。まだ立ち上がれていない同志はいないか──。
全幹部が「地区」に入りきり、先生の心をわが心とし、先生の分身となって、地区の一人一人に光を当て、励まし、たたえ、共に祈り、共に戦い、共に信心の確信と喜びをつかみ、共に勝利していく。
縁の下に入って、地区部長・婦人部長を支え、地区の勢いを最高潮にもっていく。この戦いに全幹部が徹し抜いてまいりたい。
つい先ほども、先生から、「最高幹部自らが、率先して地区の最前線に入り、しっかり励ましていくことが大事だよ」と、指導をいただきました。まさに「竹の節を一つ破《わり》ぬれば余の節亦破《わ》るるが如し」(御書1046㌻)との御聖訓の通りであります。
地区の全メンバーが総立ちとなり、全地区が一丸となって前進してまいりたいと思います(拍手)。
一、本日のメッセージにありました指導─
第1に、「強盛なる祈りで勝て!」。
第2に、「異体同心の団結で勝て!」。
第3に、「勇気と執念の行動で勝て!」。
この3指針のままに、一人一人が「絶対に勝つ」という一念を燃え上がらせ、最後まで執念で祈り抜き、断じて勝利をしてまいりたい。
今こそ、大創価学会の底力、池田門下の底力、正義の庶民の底力を、満天下に示しきってまいろうではありませんか(大拍手)。
名誉会長の和歌とメッセージ
幾山河
越えゆき激戦
勝ちにけり
創価の城は
今日も晴ればれ
大切な
また大切な
広宣の
同志の生命《いのち》は
三世の仏か
断固たる
正義の指揮 執る
わが弟子が
晴れて勝ち抜き
歴史を残せや
さあ勇気と正義の大行進を
全地区よ立て! 創価の底力を満天下に
一、皆さんご苦労さまです。
おかげさまで、広宣流布は、いよいよ勢いを増して前進しております。
これも、すべて、尊き学会員の皆さんの祈りが強いからであります。信心が深いからであります。
わが創価学会は、日本一、否、世界一の盤石なる「平和」と「文化」と「教育」の大城となりました。
うれしいことに、今、広布満開、人材満開の花盛りであります。
きょうは、学会精神が燃え上がる全国青年部幹部会、おめでとう!(大拍手)
男子部も、女子部も、そして男女学生部も、よく頑張ってくれている。
また、晴れわたる全国婦人部幹部会、おめでとう!(大拍手)
偉大な創価の母たちに、私も妻も心からの祝福と感謝を捧げたい。いつもいつも、ありがとう!(大拍手)
そして、地球の一番遠くから、約40時間もかけて、はるばると駆けつけてくださったペルーの皆さん、本当にようこそ、いらっしゃいました(大拍手)。
韓国の皆さん、希望あふれる記念講堂の建設の槌音とともに、躍動する青年部の大前進も、よくうかがっています。皆さんこそ、揺るぎない「平和の黄金の柱」です(大拍手)。
人材光る香港、そしてマカオの皆さん、お懐かしいです(大拍手)。
「世界の幼児教育の模範」と輝く香港創価幼稚園の大発展を、牧口先生も、どれほど喜ばれていることでしょうか。
花の婦人部幹部会 おめでとう!
偉大な母に心から感謝
出発しよう!
一、日本全国、また全世界の皆さんの力で、第3代会長就任50周年の5月3日を、最高に晴れ晴れと勝ち飾ることができ、心より御礼を申し上げます(大拍手)。
6月は「婦人部の月」「世界池田華陽会の月」「学生部の月」。
そして7月は「青年の月」「師弟の月」「立正安国の月」であります。
創立80周年という大きな佳節にあって、大事な戦いを決しゆく出発が、本日の本部幹部会であります。
弟子で決まる!
一、法華経の会座において、幾度も繰り返される弟子の誓願があります。
それは、“私たち弟子は、師匠の仰せ通りに広宣流布を成し遂げます。どうか、ご安心ください。心配なさらないでください”という誓願であります。
弟子たちが、本気になり、一丸となって、不惜身命の祈りと行動を起こしてこそ、真実の勝利がある。
これが、法華経の後継の真髄なのであります。
ゆえに、私は、きょうは、あえて出席いたしません。
厳然と一切を見守っておりますから、原田会長を中心に、皆で明るく元気いっぱいに行いなさい。
師の分身として
一、戸田先生は、75万世帯の願業が一歩一歩、達成に近づいていくなかで、私たちに、一つ一つ、戦いの指揮を託していかれました。
先生は「みんなも立派に育ってきたからな。君たちに任せるよ。自分たちで責任をもって考え、進めていきなさい」と言われ、時には本部幹部会等にも出られなかったのであります。
それは、未来のために考え抜かれた師子王の訓練であることが、私にはよくわかりました。
先生は、仏法において、何よりも大切な「時」というものを鋭く見極められて、弟子たちが永続的に前進し、勝利し、発展していける流れを創ってくださったのです。
特に、私に対しては厳しかった。
「大作、私が打てる手は全部、打っておいたぞ。あとは、おまえが思う存分、戦いまくれ! 勝ちまくれ!」と厳命されたのであります。
今、私も、戸田先生とまったく同じ心です。君たちに万事を託していく総仕上げの「時」を迎えているからであります。
創価学会は日蓮大聖人に直結して、末法万年尽未来際まで広宣流布を成し遂げていく仏意仏勅の教団であります。
師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれるのであります。
戸田先生の愛弟子として、私は、行くところ向かうところ、「立正安国」の勝利の旗を打ち立ててきました。
正法正義のために、師匠の分身として勇敢に激戦に飛び込んでいく弟子には、仏と同じ智慧と力が必ずわき上がってくる。これが妙法の絶対の功力であります。
どうか、皆さん方は、今こそ、自らの使命の大舞台で、威風堂々と、広布と人生の勝利の歴史を断固として創り残してもらいたい。
強盛なる祈りで勝て
異体同心の団結で勝て
勇気と執念の行動で勝て
常に心は一体
一、御聖訓を拝し、三つの勝利の要諦を確認したい。
第1に、「強盛なる祈りで勝て!」。
御聖訓に、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192㌻)、「ふかく信心をとり給へ、あへて臆病にては叶うべからず候」(同1193㌻)と仰せの通りであります。
第2に、「異体同心の団結で勝て!」。
有名な「異体同心事」には、「日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし」(同1463㌻)と断言なされております。
そして第3に、「勇気と執念の行動で勝て!」。
大聖人は池上兄弟に「此れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆ(弛)む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし、設ひ命に及ぶともすこしも・ひるむ事なかれ」(同1090㌻)と仰せになられました。
ともあれ、師弟は不二であります。ゆえに、どんな時でも常に師弟の心は一体です。師弟が不二であれば、何も恐れるものはない。
皆、体を大切に! 正義の我らは、朗らかに前進しよう!。
また、お会いしよう!(大拍手)
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進め! 広布の旗高く 功徳満開の人生たれ
わが友よ「大山《たいざん》」「大桜《おおざくら》」の如く
幹部会の席上、かつて池田名誉会長が認めた、二つの「書」が、池田副理事長から紹介された。
墨痕鮮やかな「大山」の文字。
脇書には「わが友よ 嵐に不動乃信心たれと祈りつつ」「五十四年五月三日 創大にて 式後 記す也」と。
雄渾なる「大桜」の筆。
脇書には「わが友乃功徳満開たれと祈りつつ」「五十四年五月三日 創大にて 合掌」と認《したた》めている。
昭和54年(1979年)5月3日、名誉会長は“第3代会長辞任”の本部総会に出席した。場所は、創価大学の中央体育館である。
終了後、渡り廊下を歩く名誉会長のもとへ、幼子を抱えた婦人部が「先生!」「先生!」と大きな声をあげながら、駆け寄ってきた。
「ありがとう! お元気で!」──大きく手を振って応える名誉会長。
その胸には“こういう尊い方々を、一体、誰が守っていくのか”との叫びが、こだましていた。
その直後に、創大で認めたのが、この二つの書である。
このあと、名誉会長は、学会本部には戻らず、そのまま、神奈川文化会館に向かった。
この日の夜、神奈川文化会館で認めたのが「共戦」。
2日後の5月5日には、「正義」の揮毫を。
そして1年後の昭和55年に関西で記したのが「五月三日」の書である。〈本年4月の本部幹部会で紹介〉
同志愛がほとばしる揮毫から、ただ一人、反転攻勢の戦いを開始して、30星霜──。
名誉会長は、今日の世界192力国・地域に広がる創価学会の大発展を築き上げた。
特に、ここに掲げられた二つの書には、全学会員に寄せる、深い心が託されている。
つまり──
「わが同志は、一人ももれなく『大山』のごとく、 『嵐に不動の信心』で、この一生を生き抜いてもらいたい」
そして──
「『大桜』のごとく、『功徳満開』の人生を勝ち取ってもらいたい」との、常に変わらざる師匠の心である。
とともに、名誉会長は、「わが学会は、揺るぎない
精神界の王者として、大山のごとく、社会に、そびえ立っていくのだ」「幸福勝利の『創価桜の道』を、断じて、世界に開いていこう!」とも語っている。
「大山」──「嵐に不動の信心たれ」
「大桜」──「功徳満開の人生たれ」
この精神を生命に刻み、我らは師弟完勝の最高峰へ挑みゆく!
2010-06-05 :
スピーチ・メッセージ等 :