マグサイサイ工科大学「創立100周年名誉教授」称号授与式

フィリピン ラモン・マグサイサイ工科大学「創立100周年名誉教授」称号授与式
                                    (2010.3.26 創価大学)

 フィリピン共和国の名門学府である「ラモン・マグサイサイ工科大学」から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「創立100周年 名誉教授」称号が授与された。これは、本年2月に創立100周年を迎えた同大学が、SGI会長の平和促進と青年育成への貢献を讃えるもの。授与式は26日、フェリシアノ・ロセテ学長夫妻、ゾシモ・バタッド客員教授が出席し、東京・八王子市の創大本部棟で盛大に行われた。

名誉教授の証書
 ラモン・マグサイサイ工科大学は、創立100周年の佳節に当たり、本学学術評議会の推奨により理事会から付与された権限に基づき、創価学会インタナショナル会長・池田大作博士に「創立100周年 名誉教授」称号を授与いたします。
 これには、義務と責任に加え、すべての権利、栄誉、特権が付随するものです。
 この称号は、世界192カ国・地域に広がる創価学会インタナショナルの発展を通じて、「個々人が持つ可能性を、希望や勇気や利他主義の実践へと開花させる運動」の中心的な役割を池田大作博士が担ってこられたことを賞讃し、授与されるものです。
 創価一貫教育の中核を成す「価値向上」との創立の精神は、アジアのみならず、全世界における平和、文化、教育の促進への博士の献身のご生涯を凝縮し、表現したものです。
 また、東洋哲学研究所、池田国際対話センター、戸田記念国際平和研究所の創立者として、人類社会の紛争の根本的原因の根絶のために積極的に尽力してこられただけでなく、文化交流、対話、講演、出版、教育を通し、平和を大いに促進する原動力の仕組みをも提供してこられました。
 博士が写真家として、100以上もの著作をもつ作家として、そして何よりも仏法者として、生み出してこられたものは、世界中の幾百万もの人々、特に「私どもの未来」である青年を驚嘆させ、彼らに啓発を与えてきたということです。
 本学の紋章および理事会書記長と学長の署名をもって、名誉教授称号の授与を、ここに証します。

SGI会長の謝辞(代読)

青年の無限のエネルギーが時代を創る

学び動け!「大衆のために」
フィリピンの作家
民衆に蒔かれた種は育ち続ける
若き生命の大地に勝利の種を


 一、心から尊敬申し上げるフェリシアノ・ロセテ学長、エレデンシア令夫人、そして、懐かしきゾシモ・バタッド博士、さらに、フィリピンSGIの代表の皆様方。
 白く美しきサンパギータの花咲き薫るフィリピン共和国から、桜の季節を迎えた創価大学へ、本当にようこそ、おいでくださいました。心より熱烈に歓迎申し上げます(大拍手)。
 一、「最も重要で不可欠な、国家の歴史的資産」とは、いったい何でありましょうか。
 貴大学が、その名を冠せられた貴国の大英雄マグサイサイ第7代大統領の答えは、誠に明快でありました。
 それは「人材」であります。「人材」こそが、何ものにも替え難い宝であると言われるのであります。
 それゆえに、マグサイサイ大統領は断言されました。
 「人材」を育てゆく「教育」への愛情こそ、「人間として最も優れた特質」なり、と。
 この崇高なる信念に立脚して、人類貢献の幾多の逸材を育成してこられた教育の大殿堂こそ、貴ラモン・マグサイサイ工科大学なのであります(大拍手)。

栄えある称号をわが恩師に捧ぐ
 一、じつは、私の人生の師匠である戸田城聖先生は、マグサイサイ大統領に、格別に深い敬愛を寄せておりました。
 1956年、私たちは人間主義の機関紙・聖教新聞を、アジアの大指導者にお送りしたことがあります。
 その際、インドのネルー首相や中国の周恩来総理らとともに、恩師から直々に名前があがった方こそ、貴国のマグサイサイ大統領であったのです。大統領の逝去の前年のことであります。
 戦時中、2年間の投獄にも屈せず、日本の軍国主義と戦い抜いたわが恩師は、貴国をはじめアジアの平和と繁栄を、強く強く祈り続けてやみませんでした。アジアの人々と真の友情と信頼を結ばずして、日本の未来はないと言明されておりました。
 本日、マグサイサイ大統領の精神が脈打つ貴大学から、最高に栄えある名誉教授の称号を授与していただき、私は、この恩師と一緒に拝受しているような無量の感慨を禁じ得ません。
 誠に誠にありがとうございました(大拍手)。

民衆奉仕の伝統
 一、マグサイサイ大統領は、「大衆のために」と掲げ、行動を貫いてこられました。
 民衆を、いかに守り、いかに幸福にしていくか。自ら気どらない庶民の普段着の姿で、名も無き人間群の中へ勇んで飛び込んで、共に苦楽を分かち合っていかれたのであります。
 その「民衆奉仕」の魂を、貴大学は真っすぐに受け継いでこられました。
 農学校を淵源とされる貴大学が、何より大切な「食」を支える農漁業の振興に尽力してこられたことも、不滅の歴史であります。
 また、国内の各地に、マンゴーの苗木を供給され、その植樹の広がりは、農業の発展、また環境の保全に資するものとして高く評価されております。
 その尊い貢献を思う時、私の胸には、「王(=指導者)は民を親とし民は食を天とす」(御書1554㌻)との御金言が響いてくるのであります。
 さらに、貴大学は、地域社会と緊密に連携し、教育を満足に受けられなかった人々や少数民族を対象とした、多くの貴重な教育プログラムも提供されています。
 「社会の恵まれない人々の『玄関先』にまで高等教育を運ぶ」──このあまりにも崇高な貴大学の「民衆第一」の教育の理念と努力に、私は感涙を抑え難いのであります。
 一、この貴大学を、今日の見事なる大発展に導かれたのが、ロセテ学長であられます。
 学長は、ただただ「学生のために」と、知恵と勇気をもって学術・研究の水準の向上に努めてこられました。
 就任以来、それまで12あった学位プログラムは65に拡大。また奨学金の充実などにより、入学者数も、じつに4倍へと飛躍的な大発展を遂げられております。
 学長の傑出したリーダーシップのもと、サンバレス州に広かった七つのキャンパスは、それぞれの地域の特色と融合しながら、最先端の研究機関として、地域社会を照らす「知性の灯台」と光っています。そして、貴大学は、「持続可能な開発」のための英才の育成という、未来を照らしゆく聖業を果たし続けておられます。
 その英才たちの優れた技術と献身は、アジアのみならず、世界においても一段と重要になりゆくことは間違いありません。
 「リーダーシップとは、何をすべきかを知る智恵であり、それを最後まで徹底的にやり抜く勇気である」──この学長の断固たる信条を、私は世界の若きリーダーたちに広く伝えたいのであります(大拍手)。

正義の大情熱を「炎」のごとく!
 一、本年の2月、貴大学は「創立100周年」の記念行事を盛大に挙行されました。数多くの卒業生が晴れ晴れと凱旋され、深き母校愛に満ち溢れた、誠に荘厳なる式典であったと伺っております。
 貴大学は歴史の風雪を越えて、堂々と勝ちに勝ったのであります。
 青年を信じ、青年の持つ無限の力を引き出してこられた、偉大なる「人間教育」の100年の勝利の栄冠を、私たちは、最大の尊敬をもって祝福し、讃嘆申し上げたいのであります(大拍手)。
 一、思えば、マグサイサイ大統領も、青年を深く信じておられました。
 ──青年は、自身のエネルギーをどこかで役に立てたいという、待ちきれないほどの熱意を持っている。この青年のエネルギーこそ、国家や歴史を形成するリーダーを生み出す力となる──と。
 この青年の無限のエネルギーを、新時代の建設の力へ解き放っていくことこそ、教育の使命でありましょう。
 貴大学の素晴らしき校章に描かれた「炎」のごとく、私たちは、青年の正義の大情熱を、いよいよ明々と燃え上がらせていきたいと思うのであります。

智慧と勇気の種を世界に!
 一、貴国の作家ウィルフレッド・ヴィルトゥシオ先生は語られました。
 「民衆の胸の中に蒔かれた種はきっと育ち続ける」(寺見元恵編訳「マリア」、『フィリピン短編小説珠玉選(1)』所収、井村文化事業社)
 本日よりは、私も貴大学の一員として、先生方と手を携えて、一人一人の若き生命の大地に、「平和の種」「文化の種」「教育の種」を、そして「勇気の種」「智慧の種」「勝利の種」を蒔き広げゆく決心であります。

ホセ・リサール博士
恩師たちから受け継いだ英知の財産を次の世代へ


マグサイサイ元大統領
「教育」への愛情こそ「人間の最も優れた特質」


 一、きょうは、貴国からお迎えしている留学生をはじめ、多くの学生の代表が、春休みにもかかわらず、出席してくれました。
 感謝を込めて、私は、貴国の大偉人ホセ・リサール博士の言葉を捧げたい。
 「知恵が全人類の財産であるとすれば、その財産を相続できるのは、善の心を持った人々だけだということを忘れてはならない」
 「私は、恩師たちから受け継いだ英知の財産を、あなたに伝えようと努力してきた。次の世代に、譲るにあたって、私はできる限り、その財産を増やすようにした」「あなたは、さらに三倍にも増やしてほしい」(「メリ・メ・タンヘレ」)
 終わりに、愛するフィリピン共和国の無窮の栄光を、心よりお祈り申し上げます。
 そして、わが心の誉れの母校たる貴大学から、新たな百年、そして千年へ、「地域社会の勝利」即「人類世界の勝利」という希望の大光《たいこう》が、赫々と輝きわたることを念願し、私の謝辞とさせていただます。
 マラミン・サラマッポ!(フィリピン語で「本当にありがとうございました!」)(大拍手)
2010-03-27 : スピーチ・メッセージ等 :
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