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忘れ得ぬあの瞬間 第13回

忘れ得ぬあの瞬間
名誉会長と共に80周年を勝利
    (2010.2.3付 聖教新聞)

第13回 沖縄を初訪問

断じて二度と戦争はさせない

 「3日間で3年分の仕事をしてくるのだ! そして、沖縄に支部を結成しよう!」
 第3代会長就任後、全国と各部の激励を、一通り終えた池田名誉会長が、いよいよ世界に打って出た。その第一歩が沖縄だった。
 終戦から15年。沖縄は、まだ米国の施政権下。渡航手続きに10日もかかる“外国”であった。
 真剣勝負の3日間。
 昭和35年(1960年)7月16日──日蓮大聖人の「立正安国論」上呈700年のその日に、名誉会長は旅立った。
 東洋広布を夢見た、恩師・戸田第2代会長の“形見の懐中時計”をたずさえて。
 17時半に沖縄着。その後、宿舎で打ち合わせ。19時半から各部別の指導会。続いて、班長・班担当員以上の幹部会。この席上、支部結成が提案された。終了後、人事検討は深夜まで及んだ。
 沖縄初の本紙の通信員、伊志嶺安進さん(副圏長)は、この日の感激を一気に綴った。
 「午後9時50分。『ああ、ついに沖縄に支部ができたのだ』。感激の大拍手がどよめき、安見新支部長の目には、涙が光っていた……」
 17日──3年前、大阪事件で不当逮捕された名誉会長が出獄した日。沖縄支部の結成大会が、那覇市内で盛大に開かれた。
 1万人以上の友が喜々として集った。その列は開会前、会場から600㍍離れた琉球政府の行政府ビル前まで連なった。
 道ゆく人が「祖国復帰への決起大会ですか?」と尋ねるほどの熱気だった。
 結成大会に続く祝賀の集いで、名誉会長は「黒田節」を舞った。
 「心も軽やかに舞を舞うように、前進の指揮を頼みます。劇のごとく、勝利の人生を共々に飾っていきましょう!」と。
 18日──東京へ帰る日の午前、沖縄戦の激戦地であった南部戦跡を視察した。
 沖縄戦ほど、権力の魔性の恐ろしさを物語るものはない。あの時、沖縄は、本土のための「捨て石」とされた。本土防衛の時間稼ぎのため、米軍を沖縄に釘付けにしようとした作戦からであった。
 結果、沖縄は「国内唯一の地上戦」を強いられた。沖縄の犠牲者は12万人以上。住民の約4分の1が亡くなったといわれている。
 ──夏の強い光が、シャツの白い生地に反射する。
 ひめゆり部隊に動員された女子学徒たちを慰霊する「ひめゆりの塔」。名誉会長は、若き乙女らが命を散らしたガマの上に立つ「慰霊碑」で追善の祈りを捧げた。朗々たる題目の音声が響いた。
 ガマとは、自然にできた洞窟・鍾乳洞。戦争中、住民や日本兵の防空壕等の役割を果たした。
 名誉会長は強く言った。
 「二度とこの悲劇を繰り返してはならない」
 鉄血勤皇隊として配属された男子学徒の慰霊塔「健児之塔」でも、「皆さんの尊い犠牲は、絶対に無駄にしません。必ず沖縄を平和の楽土にしてみせます。ご安心ください」と力強く。
 さらに、同行の友に語った。
 「そこに生きる人の境涯が変われば、国土は変わる。
 最も悲惨な戦場となったこの沖縄を、最も幸福な社会へと転じていくのが私たちの戦いだ」
 昭和37年の訪問でも、南部戦跡を訪れている。
 昭和39年12月2日、名誉会長は小説『人間革命』の最初の原稿を沖縄本部で記した。
 「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」から始まる「黎明」の章だった。
        ◇
 「ただいま帰りました!」
 飛行機のタラップを下りた名誉会長が、さっそうと空港ロビーヘ向かう。
 白の開襟シャツ。紺のズボン。
 3日前の出発時とは異なり、すっかり日焼けしている。
 18日の午後6時40分。沖縄初訪問の全日程を終え、羽田の東京国際空港へ元気に戻ってきた。
 本紙は報じた。
 「沖縄に支部誕生す。海外支部の第一陣、仏法西に巨歩を進む」
 名誉会長は空港ロビーで、出迎えた友に笑顔で語った。
 「さあ10月はアメリカだ!」
 「来年は、南米支部をつくりましょう! もう日本なんか狭苦しいよ(笑い)」
        ◇
 沖縄初訪問の3日間──着いた瞬間から激励に次ぐ激励だった。
 「まさに一分一秒も無駄にしない気迫を感じました」と同行者。
 地元新聞社の記者も言った。
 「いろんな人が沖縄に来るけれども、ここまで一人一人を激励される指導者はいない」
 名誉会長は、これまで沖縄を17回訪問しているが、「1日を1年分にする」強い一念と、「一人を徹して励ます」間断なき行動は、今も変わらない。
 初訪問から50星霜──。 
 沖縄は、皆が憧れる「東洋のハワイ」となった。
 世界中が模範とする「広宣流布の最初の地帯」と輝く。
2010-02-07 : 忘れ得ぬあの瞬間 :
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