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栄光の日々 3 岩手 水沢

栄光の日々 名誉会長と我らの人生 3
               (2010.1.29付 聖教新聞)
8000人の自由勤行会 岩手 水沢

「思う存分、叫ぶのだ!」

 「明日は、自由勤行会にしよう!」
 池田名誉会長の提案が伝えられた時、時計はすでに午後8時を回っていた。
 名誉会長が6年半ぶりに岩手・水沢訪れた昭和54年(1979年)1月11日。
 夕刻の新年記念代表幹部会を終えた後だった。明日は、だれでも自由に来ていいよ──吉報は口伝えで、瞬く間に広った。
 県として日本最大の面積を誇る岩手三陸の久慈、宮古、釜石、大船渡、県北の二戸、そして北上、花巻、一関、盛岡からも、友は勇んで名誉会長のもとへ。
 師の呼びかけに呼応し、広大な大地から涌き出でるかのように集った地涌の同志は8千人。
 まるで法華経の会座のごとき、歓喜踊躍の勤行会。
 名誉会長は綴った。「生き生きと、伸び伸びと、人生の花を咲かせゆく、霊鷲山の縮図があった」
        ◇
 「嬉しそうにしていますが、何かあるんですか」
 水沢駅へ向かう列車。ウキウキしている会員に、乗客は思わず声を掛けた。
 「水沢に行って、池田先生に会うんです!」
 釜石や宮古の友。列車で向かう人は、早朝5時には自宅を出発。何度も乗り換えて約6時間の道程。
 車に乗り合わせた友は、つづら折りの仙人峠を越えた。天候の良い日でも困難な山道を、吹雪の中、懸命に走り越えた。師が待つ水沢には、光が差していた。
        ◇
 午前も午後も、何度も行われた自由勤行会。名誉会長は進んで司会を務めた。
 指名された参加者がマイクの前へ。「話をするのが好きな、天下の学生部であります」。突然のことに支離滅裂。ドッと笑いが広がる。
 「そこの、おじいさん! 何か一言どうぞ」
 すると「きょうは、池田先生にお会いできて、皆さん、うれしいですね。ありがとうございました」──あの人も、この人も、あいさつに立った。絶妙なやりとりに、笑顔が輝く。
 「うれしい、うれしい。岩手の実家に帰ったような気持ちです」と名誉会長。ユーモアを込め、身ぶり手ぶりも交え、大声援を送る。
 その一挙一動に、お腹を抱えて笑う。汗をかくほど笑う。先生も一緒になって笑っている。幹部は思った。「岩手の会員が、こんなに明るく笑うなんて」
 名誉会長は語った。
 「自由に話させるんだ。思う存分に叫ぶんだ。そこから岩手の新時代が始まるのだ!」
        ◇
 勤行会の合間。名誉会長は、役員に語りかけた。
 「どのくらい来ているか見てきてほしい。自分の目で見てくるんだよ」
 急いで外に出た。水沢駅から会館に向かって、途絶えることのない同志の流れができていた。
 山間部の大変な地域で信心に励んでいる人がいる。悪侶に苦しめられてきた友がいる。信心から遠ざかっていた人までいる。
 みんな、一人一人が先生との強い絆で結ばれているんだ。この絆を断ち切ることなど、誰にもできない!
 午後8時を回った。「もう会えないかも」と、はやる心で駆けつけた友。案内された先には名誉会長が。「どこから来たの」「遠いところご苦労さま」と温かく包み込むように励まし、記念のカメラに。
 「20年経った時に、今日のことが、どれほどすごいことだったか分かりますよ」
        ◇
 嫉妬に狂った悪侶が、跳梁した二戸。すぐさま歌を詠み、友に贈った。

  恐るるな
   共に仏子と
      地涌舞

 出会いから3年後の昭和57年1月、二戸では学会の青年主張大会が開かれた。
 会場からあふれる人々。市長も喝采を送っていた。
        ◇
 別室に、冷たいタオルで頭を冷やす名誉会長の姿があった。時間になると、
 「戸田先生が見ていてくださる」と立ち上がり、会場へ向かった。
 師を思えば無限の力が涌く。「先生! 先生!」と叫んで勝ち進め! それが真正の弟子だ──名誉会長の激闘は、夜まで続いた。
 凍てつく大地を打ち破った自由勤行会。
 師のもとへ。師と共に。強い絆と不屈の魂で結ばれた岩手の友。その勝利の舞が、今再び始まった。
2010-02-02 : 栄光の日々 :
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