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中国 安徽理工大学「名誉教授」称号授与式

中国 安徽理工大学「名誉教授」称号授与式
         (2010.1.27 創価大学本部棟)

「中国の時代」をリードする安徽理工大学(顔事龍学長)が、同大学初の「名誉教授」称号を、創価大学創立者の池田名誉会長に贈った。授与式は27日、来日した同大学の張明旭・校務委員会主席らが出席し、東京・創価大学で盛大に挙行された。また名誉会長が詠んだ友誼の漢詩が、張主席に手渡された。

張明旭《ちょうめいきょく》・校務委員会主席の授章の辞

称号の授与はわが大学の一大慶事
世々代々の友好を共々に


 一、新たな年の初めのこの良き日に、世界に名だたる創価大学を訪問することができました。
 池田大作先生を本学の名誉教授に招聘申し上げるとともに、安徽理工大学の全学生を代表し、池田先生に心からの祝福を申し上げるものであります(大拍手)。
 一、池田先生は、世界に名だたる思想家であり、作家、詩人、社会活動家、国際人道主義者であります。
 長年にわたり、世界の文化・教育・平和のために尽くし、世界数十力国を歴訪され、国家元首、国家指導者、著名な学者と幅広く対談してこられました。
 先生は、一貫して中国と中国人民に対し深い友情の心をもって接してくださいました。中日友好の先駆者、平和の使者であり、10度にわたり、わが国を訪問されました。中日国交正常化と中日友好条約締結に対し、極めて重要なご貢献をなされたのみならず、歴代の中国国家指導者と深い友情を築いてこられました(大拍手)。
 また池田先生は、教育、平和、文化、社会、哲学、宗教など、各分野の著作を多数著し、それらは各国語に翻訳され、先生の思想と実践は幅広い人々に影響を与えています。そして豊富な学識と、正しき行いをもって人々を感動させ、世界200以上の大学・研究機関から名誉博士、名誉教授称号を受けておられるのです。
 一、安徽理工大学は、工学を主体としながら、理学、管理学、文学、医学、経済学、法学などの学科が協調し発展してきた大学であり、安徽省重点大学の一つであります。
 すでに10万人の卒業生を輩出し、政治、経済、科学技術の分野で活躍しています。国家機関のリーダーを務める卒業生もおります。
 本学は、学術分野における国際交流を重要視してきた大学でもあります。今回の機会を一つの契機として、池田先生が創立されました創価大学と長期にわたる友好、協力関係を樹立していきたいと念願しています。
 一、この新年の素晴らしい雰囲気の中で、私は池田先生が人類の文化、教育、世界平和に対し、卓越したご貢献をなされたことに鑑み、わが大学を代表して、本学の名誉教授称号を授与したいと存じます。
 池田先生を本学の名誉教授にご招聘しましたことは、本学の歴史における一大慶事であり、私どもの限りない栄誉であります。
 今年は、中日国交正常化38周年であります。私たちは、手を携えて両国の世々代々にわたる友好を約し合いたいと思います。中日友好交流事業と世界平和の発展を開きゆくため、共々に努力してまいろうではありませんか(大拍手)。

池田名誉会長の謝辞(代読)

学べ!学べ!民衆のために
安徽理工大学が育む人民根本の伝統


 一、中国の大発展を威風堂々と牽引されゆく名門・安徽理工大学より本日、私は最高に栄えある「名誉教授」称号を賜りました。
 最大の誇りと責任をもって拝受させていただきます。誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

戸田大学開始60周年の栄誉
 一、「安徽」──その名を聞けば、わが胸は躍ります。
 と申しますのは、私の人生の恩師・戸田城聖先生と共に、幾たびとなく心を馳せ、思いを巡らせた憧憬の天地こそ、「安徽」であったからであります。
 安徽は、悠久にして、豊饒なる資源の宝庫であります。あの項羽と劉邦の「垓下《がいか》の戦い」など、天下の命運を決する歴史の大舞台でもありました。
 古来、どれほどあまたの英傑と俊才を生み、そしてどれほど奥深き英知の文化を育んでこられたか。
 恩師のもとで学んだ哲学書『淮南子《えなんじ》』も、安徽ゆかりの宝典であります。
 私たちが大切にしている「陰徳あれば陽報あり」(御書1178㌻)という金言も、もともとはこの『淮南子』に由来するのであります。
 貴省には、世界遺産の黄山《こうざん》も聳えております。
 「全宇宙にも安徽の黄山に勝る山はない。黄山に登れば、天下に登るべき山はなく、ただ最高であると感嘆するよりほかないのだ」と、大学者・徐霞客《じょかかく》が絶讃し、詩仙・李白が「黄金の芙蓉」に譬えた、この王者の山も、師の憧れでありました。
 その72の雄大な連峰の如く、大志に燃える青年が集い、巍々堂々たる黄金の人材山脈を築き上げてこられた学府こそ、貴大学なのであります(大拍手)。
 じつは私が、恩師から、漢籍をはじめとする万学にわたって個人教授をいただいた「戸田大学」のスタートより、この1月で満60年になります。
 奇しくも、この節目に授与いただきました貴大学からの栄誉を、私は、万感を込めて恩師に捧げさせていただきたいのであります。
 先生方、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

「奮闘精神」みなぎる人材の山脈を


母校愛に感動
 一、1958年の年頭、私たちが敬愛してやまない人民の大指導者・周恩来総理は、安徽を訪問され、不滅の大講演を残されております。
 それは、全国の人民が苦難を乗り越え、努力を積み重ねよう! そして、現代化した工業、農業、科学、文化をもって、繁栄の国土を建設していこう!──との烈々たる獅子吼でありました。
 この周総理の心を心として、豊かな鉱物資源を有する淮南《わいなん》の地に雄々しく立ち上がられた教育の大城こそ、貴大学であられます。
 その誉れも高き建学の伝統は、「艱苦奮闘の精神」にみなぎる逸材の育成とうかがっております。
 それは、たとえ地下1000㍍という厳しき環境にあっても、困難をものともせず、活路を開き、価値を創造しゆく勇気と智慧の闘士であります。
 張明旭先生は、この貴大学の誉れの卒業生として、世界最先端の科学技術を磨き抜いてこられました。そして大中国の繁栄のため、科学と教育の大道を断固として切り開き、後輩の範を示されております。
 私が感動を禁じ得ないのは、この張先生の行動に、自らを育ててくれた母校への尽きせぬ報恩と愛情が満ちあふれていることであります。
 最も母校愛の深い人こそ、最も優秀な卒業生と、私はかねてより語ってきました。その偉大な手本こそ張先生であると讃えたいのであります(大拍手)。

胡錦濤国家主席
人民を拠り所としてこそ科学は発展
安徽の大教育者
「逆境が人を奮起させる 困難は思想が進歩を引き出す」


人材育成の模範
 一、安徽が生んだ不屈の大教育者・陶行知先生は毅然と叫ばれました。「逆境は人を奮起させ、生長の過程で生じた困難は思想を触発し、進歩をひき起こす」(牧野篤著『中国近代教育の思想的展開と特質』日本図書センター)と言われるのであります。
 まさしく貴大学は、いかなる試練にも屈しない人材の真髄の力をもって隆々と勝ち栄えてこられました。
 貴大学が全国の大学を代表する「卒業生就職先進《せんしん》団体」等の称号を受章されると共に、創新の息吹に満ちた「人材育成」のモデルに選出されていることも、よく存じ上げております。
 さらに、貴大学は、張先生の陣頭指揮で、アメリカとの先駆的な協力を推進され、環境共生の新時代を開きゆく「中国環境健康プロジェクト」を展開しておられます。
 私たちは、貴大学の誇り高き勝利に、万雷の大拍手を送りたいのであります(大拍手)。

「道」を示せ
 一、貴大学は、その教育精神に──
 「志存高遠」(志を高く、遠くまで持つ)
 「追求卓越」(卓越したものを追求する)
 「求真務実」(真実を求め、実践に務める)と、掲げておられます。
 簡潔な中に、なんと深遠な教育哲学が美事に結晶されていることでしょうか。それは、私たちの創価教育の理念とも深く一致するところであります。
 さらにまた、張先生が強調されている通り、貴大学は、胡錦濤国家主席が示された“科学発展は人民大衆を拠り所としてこそ実現できる”という「人民根本」の精神を堅持されています。
 私も常々、わが学生たちに「大学に学んだということは、それだけ力を発揮して、大学に行けなかった方々のために尽くすことである」と訴えてまいりました。
 思えば2年前の1月、胡錦濤主席は、ご自身の本籍の地でもある安徽省の豪雪災害に際して、敢然と現場に飛び込まれました。
 一軒また一軒と、心温まる励ましを送り続ける率先の雄姿は、いかばかり人民の心を勇気づけたことでありましょうか。
 この年の5月、胡錦濤主席と嬉しい再会を果たした私は、「仁政を主施《ほどこ》して 王道を行う 席の暖まる暇なきは 人民の為なり」と一詩を贈らせていただいたのであります。
 私が「戸田大学」で学び、若き生命に刻みつけた『淮南子』の「人間訓《じんかんくん》」に、こうあります。
 「居《お》れば為す所を智《し》り、行けば之く所を智り、事とすればと秉《と》る所を智り、動けば由る所を智る、之を道と謂う」──平居にあっては何を為すべきかを知り、行くときには向かうべきところを知り、事に臨んでは旨とすべきことを知り、動くときには何のためということを知る、これを道という──(楠山春樹著『淮南子下』明冶書院。現代表記に改めた)
 人間には目に見えなくとも、歩むべき道があります。この「道」を学生に示すことこそ、教育の使命にほかなりません。
 「教育の道」は「幸福の道」であります。
 「教育の道」は「繁栄の道」であります。
 「教育の道」は「文化の道」であります。
 「教育の道」は「正義の道」であります。
 「教育の道」は「勝利の道」であります。
 そして「教育の道」こそ、21世紀の人類が目指すべき「平和の道」ではないでしょうか(大拍手)。

学生第一を共有
 一、本日、私は誉れある貴大学の一員とさせていただきました。
 貴大学が掲げる「団結」「奮進」「博学」「奉献」との高邁なる校訓を、私は深く胸に刻んでまいります。そして張先生の信条であられる「学生第一」の精神を深く分かち合いながら、私もさらに一段と「世界市民教育」「平和世界の創造」へ献身してまいる決心であります(大拍手)。
 貴大学の立つ淮南市は、「五つの色彩」が輝く都市とも讃えられます。
 すなわち──石炭資源の「黒」。火力発電産業の「紅」。豆腐の発祥ともされる芳しき文化の「白」。悠遠な地球生命が脈動する歴史の「藍」。豊かな住環境が広がる未来の「緑」であります。
 私は、この五つに、もう一つ、加えさせていただきたい。
 それは、金剛不壊の信念の人格を育成されゆく貴大学の「黄金」の光彩であります(大拍手)。
 終わりに、貴・安徽理工大学の万古千秋のご隆盛を心よりお祈り申し上げ、私の御礼のご挨拶とさせていただきます。
 本日は、誠に誠にありがとうございました(大拍手)。

名誉会長が漢詩を贈る

黃山奇秀冠天下
安徽紙墨傳文化
理工創新求發展
文明旭日放光華


〈大意〉

黄山の妙なる絶景は天下一にして
安徽の紙と墨は秀でた文化を伝えてきた。
安徽理工大学は
創新の息吹に燃えて発展を求め抜き
文明の旭日が輝かしき光を放っている。

※文中に、大学名の「安徽理工」ならびに、張明旭・校務委員会主席の名前「明旭」が織り込まれている。安徽省は、紙と墨の産地としても有名である。
2010-02-01 : スピーチ・メッセージ等 :
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