スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

新時代第35回本部幹部会

ドイツ・「ワイマール・ゲーテ協会」特別顕彰授与式/創立80周年記念第2回全国青年部幹部会/新時代第35回本部幹部会での名誉会長のスピーチ                     (2009.12.12 東京牧口記念会館)

 世界文学の最高峰ゲーテ。その精神を探究し、未来へ宣揚しゆく、伝統あるドイツの学術団体「ワイマール・ゲーテ協会」(ヨヘン・ゴルツ会長)から、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「特別顕彰」が贈られた。授与式は12日、「創立80周年記念 第2回全国青年部幹部会」「新時代第35回本部幹部会」に続いて、八王子市の東京牧口記念会館で開催された。これには、同協会顧問のマンフレット・オステン博士、ウテ・オステン夫人が出席。席上、ゲーテの依頼で1816年に制作された貴重な「ゲーテ・メダル」が、“ゲーテの最大の理解者であり、平和と人道に尽くしてきた池田会長に”と贈呈された。謝辞に立ったSGI会長は、ゲーテの英知の言葉を引きながら、若き友の幸福と勝利を願ってスピーチした。

オステン顧問の授章の辞

たゆみなき活動から永遠性が!
明年の創価学会「創立80周年」を祝福


 親愛なる池田先生、ご出席の皆様。
 (日本語で)残念ながら、私の日本語はとても下手です(笑い)。だからちょっと今、英語で話したいのです(笑い、大拍手)。
 ゲーテはその戯曲、「トルクヴァート・タッソー」の中で、「親しい友こそが世界であると思わぬ者は 世界に知られる値打がございません」(小栗浩訳)と述べております。
 ワイマール・ゲーテ協会は、池田先生がゲーテの最大の理解者であることを存じております。貴殿はご自身の人生の中で、幾多の行動と言論を通して、常にそのことを証明してこられました。
 ワイマールおよび世界のゲーテ協会の友人ならびに会員は、貴殿の生涯を通じてのゲーテヘの理解に対し、衷心より感謝申し上げます(大拍手)。
 この感謝の思いを表す意味で、ワイマール・ゲーテ協会会長、ヨヘン・ゴルツ博士に代わり、ゲーテと同時代を生きた偉大な彫刻家、ヨハン・ゴットフリート・シャドウが制作したゲーテ・メダルを授与させていただけることを大変に光栄に存じます(大拍手)。
 このメダルを制作した彫刻家について、一言ご説明させてだきます。
 ヨハン・ゴットフリート・シャドウは、世界的にも有名な、べルリンのブランデンブルク門の上に設置されている馬車の像を制作した彫刻家です。
 シャドウは1816年にワイマールにゲーテを訪門し、ゲーテから直接、依頼を受けて、ゲーテの肖像入りのメダルを12個制作しました。本日、授与させていただくメダルは、その一つです(大拍手)。
 ゲーテ自身も12のメダルの中の二つを所有していました。
 また本日のこのゲーテ特別顕彰式典への讃辞として、ワイマール・ゲーテ協会会長より、池田先生に証書を授与させていただきたいとのお話がございました。
 ゲーテの信奉者であり、ワイマール・ゲーテ協会顧問として満腔の謝意を込めて、私からこの証書を池田先生に進呈させていただきます。大変におめでとうございます(大拍手)。
 ゲーテの指針が示すとおり、私自身も池田先生同様「だゆみない活動……それが永遠性につながる」と確信しております。
 ゲーテの言う平和と人道のために尽力されてこられた池田先生へ、最大の感謝を込めて、本日ここに顕彰させていただきます(大拍手)。
 ゲーテは、「先生」──世界の偉大なる師匠なのです。
 最後に、1930年に創立された創価学会が、明年80周年の佳節を迎えられることに対し、心からの祝福を申し上げ、加えて、ますますのご発展をお祈り申し上げます。
 大変におめでとうございます(大拍手)。

ゴルツ会長の顕彰状

ゲーテの精神を多くの青年に
人間革命の力で世界を改善


 “冠を編むのは、たやすい。しかし、それにふさわしい頭《こうべ》(人物)を見出すのは難しい”というゲーテの箴言があります。この言葉は、ドイツの高名な彫刻家・画家であるヨハン・ゴットフリート・シャドウの手がけたゲーテ・メダルが池田大作会長に贈呈されることによって、くつがえされました。
 すなわち、かつてシャドウがワイマールにおいてゲーテを訪ねた際に創作したゲーテ・メダルの彫刻にふさわしい“頭”、すなわち人物として池田会長を見出すことは、たやすいことだったからです。
 メダルの裏面には、ギリシャ文字で「行動せよ。翼を待ったわが友、ペガサス」と刻まれています。まさに、ゲーテ自身も池田会長と同様に、“死後の生の確信は、私にあっては、活動という概念の中から生じてくる”と確信していたのです。
 池田会長は、他者の幸福のため、人間主義そして自身の人間革命によって世界を改善するという精神を掲げ、先に述べたゲーテの中心的思想と同じように、たゆむことなく献身的に行動を続けておられます。
 会長が生涯にわたってゲーテを模範とされていることは、会長ご自身のご著作に印象深く記されております。また、さまざまな執筆物や、とりわけ高校生・大学生などの青少年を対象に行われたゲーテに関する講演において、人間の精神と人格の形成に資するものとして、ゲーテの生涯や著作から、数多くの事例を引用しておられます。
 それだけにとどまらず、ゲーテの精神を抱いた池田会長の行動は、日本の枠を超えて展開されています。その一例として、かつてゲーテがビンゲン市のロフスベルクを訪れたことを記念し、ライン川沿いの街ビンゲン市に設立されたヴィラ・ザクセン総合文化センターがあげられます。
 1999年、ヴィラ・ザクセンではゲーテ生誕250周年を祝賀し、1週間にわたって様々な祭典が執り行われました。また、その後もヴィラ・ザクセンで幾度となく、ゲーテに関する講演会が行われているのは、ごく自然なことのように思われます。
 このように、ゲーテに関する意義深い功績を讃え、本日2009年12月12日、ヨハン・ゴットフリート・シャドウ作のゲーテ・メダルを、池田会長に贈呈していただくよう、ワイマール・ゲーテ協会顧問のマンフレット・オステン博士にお願いいたします。
 この場をお借りし、全世界のゲーテ協会会員を代表して深く御礼を申し上げるとともに、池田会長のご健勝、そしてゲーテの精神にもとづくさらなるご行動とご活躍を、心からお祈り申し上げます。

SGI会長のスピーチ


青年よ平和の世紀を開け!

ゲーテ「正しいことを たゆまず行《おこな》え!」


勇気を出せ 強気でいけ
胸を張って正義を語れ


 一、遠くドイツからお越しくださった文化の使節を、私たちは最高の礼をもってお迎えしたい(大拍手)。
 〈ワイマール・ゲーテ協会の特別顕彰授与式が12日行われ、貴重な「ゲーテ・メダル」が池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に贈られた〉
 ドイツが世界に誇る大文豪ゲーテ。
 彼は、1749年の8月28日、フランクフルトで生まれた。本年は生誕260周年の佳節にあたります。
 かつて私は、ゲーテの生家を、妻とともに訪れました。1981年(昭和56年)5月のことです。
 案内を受け、ゆっくりと見学した。往時を偲んで、ある時は感動し、ある時は心で涙しながら、長い時間、見て回った。
 黄金の思い出であります。
 今も世界で愛読されている『若きウェルテルの悩み』。世界文学の最高峰の一つである
 『ファウスト』。ゲーテの作品は数多い。
 さらにワイマールに招かれ、大臣となり、政治、教育、文化、芸術などの発展にも貢献しています。
 ゲーテは自然科学の分野でも、動物学、植物学、地質学、光学など、さまざまな研究を進め、業績を残しました。幾多の指導者が敬愛してやまない“精神の巨人”なのです。
 ドイツの大詩人・シラーと親友であったことも有名です。
 よき人は、よき人とつきあっている。偉大な人は、偉大な人を離さないものです。
 ゲーテとシラーは、ともに、名門モスクワ大学から名誉称号を贈られています。
 〈池田SGI会長はモスクワ大学から「名誉博士号」(1975年)と「名誉教授」称号(2002年)を受章している〉

一流に学ベ!
 一、ここで、本日ご出席いただいた、ワイマール・ゲーテ協会顧問のオステン博士についてご紹介したい。
 博士は、ドイツのケルン大学で法学博士号を取得された後、外交官として活躍された。
 その間、1986年から92年まで、在日本ドイツ大使館にも勤務されています。その時代から、私についても研究してくださったとうかがいました。
 きょうの出会いを、本当にうれしく思います(大拍手)。
 博士は、父君の影響で、幼少のころからゲーテの作品に親しんでこられた。素晴らしい教育です。
 一、どんな分野であれ、「一流」に触れさせる意味は大きい。
 きょうのこの会場にも、お子さんをもつ親の方々がおられるでしょう。
 子どもにゲーテのことを語れば、「お父さん、すごいな!」(笑い)と尊敬される。
 頭ごなしに「こうしなさい」「ああしなさい」というだけでは、子どもも嫌になる。それよりも、よき刺激を与えることだ。偉大なものに触れてこそ、目が開かれるのです。
 本来、仏法は普遍の英知を説いている。ゲーテに学ぶことが、最も価値ある人間の道に通じていくのです。

欧州の文化首都
 一、かつてオステン博士は、ドイツSGIのヴィラ・ザクセン総合文化センターで、素晴らしい講演をしてくださった。この場を借りて、感謝申し上げます(大拍手)。
 博士が顧問を務める「ワイマール・ゲーテ協会」は1885年、ドイツ中部の都市ワイマールに、ゲーテ研究の推進を目的として設立されました。
 ワイマールは、ゲーテが政治、文化、芸術の活動の拠点として、長年にわたって住んだ天地です。
 現在も、ヨーロッパを代表する歴史と文化の都市として知られ、1999年には「欧州文化首都」に選ばれています。
 ワイマール・ゲーテ協会は、ヨヘン・ゴルツ会長のもと、世界50力国に約3500人の会員を擁します。
 欧州のみならず、南米やアジアにも研究者のネットワークを広げています。

一人の友を励ませ
ゲーテ「行動せよ」「進んで人を助けよ」


気高くあれ!
 一、それは1777年、ドイツの寒い冬のことでありました。
 北風に向かって、勇んで28歳の若き指導者が馬に乗り、旅を続けておりました。
 冷たい雹が降っても、青年は、ひるまない。ワイマールの都から遠く離れた、悩める無名の友のもとへ、青年は森を抜け、山を越えていきました。
 一人を励ますために走った、この若き指導者こそ、私たちの敬愛するゲーテなのであります(大拍手)。
 大変な中を、ただ友のためにと行動する。学会の活動、仏法の修行も同じです。
 こういう人が偉くなるのです。このことを忘れないでいただきたい。
 自分は苦労を避けて、楽ばかりしている人が、偉大になるわけがない。
 一番貧しい中で、一番大変な中で、一番陰で戦った人こそが、本当に偉大な人間になるのです。
 ゲーテは叫んだ。
 「人間よ気高くあれ」(星野慎一訳『ゲーテ詩集』潮文庫)
 ちょっとしたことで落ちこんだり、すぐにくたびれて、だらけたり、意気地なしになったりしてはいけない。
 “気高くあれ! グッと胸を張れ!”──これがゲーテの心でありました。
 彼は、こうも言う。
 「進んで人を助け善であれ!」(山口四郎訳「くさぐさの歌」、『ゲーテ全集1』所収、潮出版社)
 学会活動、仏法の精神にも通じる言葉です。
 そして、「正しいことを つねに倦むことを知らずおこなえ」(高安国世訳「神性」、『ゲーテ全集第1巻』所収、人文書院)と。
 ゲーテの訴えは、仏法者の行動とも、深く響き合っている。
 私は若き日に、戸田先生から、「ゲーテを読んだか」「どこまで読んだか、内容を言ってみなさい」と厳しく鍛えられた。
 「ゲーテのように生きなさい! 戦いなさい!」と、何度も何度も言われました。
 戸田先生も私も、ゲーテが好きでした。世界に輝く大文豪です。一生懸命、読み、研究しました。
 青年時代に住んでいたアパートの本棚には、ゲーテの著書がたくさん並んでいた。
 また、妻もゲーテが好きで、一緒に、ゲーテについて語り合つたことを思い出します。
 ともあれ、ゲーテの文学を読む人は多い。しかし、その精神を受け継いで行動を起こす人は、どれだけいるだろうか。
 ここにお迎えしたオステン博士をはじめ、貴協会の方々こそ、高貴なる「ゲーテ精神」の体現者であります(大拍手)。
 きょうの出会いを、私は心から楽しみにしておりました。
 尊きご夫妻に、万雷の拍手をもう一度、送りましょう!(大拍手)。

勇気と信念の翼を広げよ!
 一、オステン博士が、意義深き「ゲーテ・メダル」を、どれほど深いお心でお持ちくださったか。
 連絡をいただいた時も、今も、私は心の中で涙を流しました。誠に、ありがとうございました(大拍手)。
 大文豪の命が光る、この人類の宝のメダルには、「行動せよ。翼を持ったわが友、ペガサス」と刻まれている。
 このメダルが、いかに貴重なものか。私は、よく存じ上げています。
 ゲーテが依頼し、12個しか作られなかったうちの一つである。〈1816年制作〉
 まさに“宝の中の宝”である。
 私は、貴協会のご厚情に、世界192力国・地域の青年とともに、ゲーテの心を携え、勇気と信念の翼を広げて、お応えしていく決心であります(大拍手)。

感謝の心を忘れるな!
 一、オステン博士は、ゲーテの報恩の心を通して、「感謝の念をもって生きるとき、はじめて生命は意義深いものになる」と強調しておられます。
 仏法でも報恩を説きます。まさしく博士の主張は人生の法則に則っておられます。
 人間の道に背く恩知らずを許してはならない──それがゲーテの心でありました。
 ここで私たちは、大変に母思いであり、母を大切にしたゲーテを見習って、世界の偉大な母たちに敬意を表し、「婦人部の皆様、ありがとう!」と心からの感謝を捧げてまいりたい。〈参加者が立ち上がって、婦人部に感謝の言葉を贈り、最敬礼した〉

人間を苦しめる戦争は絶対反対

仇を討つ!
 一、お母さんを大事にするのです。それを忘れてはいけない。
 特に若い皆さんに、そう申し上げておきたい。
 終戦のとき(1945年〈昭和20年〉8月15日)、私は17歳。
 わが家もまた、例に漏れず、あの戦争に苦しめられた一家でした。
 戦時中、私の4人の兄は次々と戦地に召集された。
 一家の柱の父も病気がちで、母の苦労は並大抵ではなかった。
 その母を助けたいと思い、私は小学校6年生の時から3年間、新聞配達もしました。
 昭和20年に入ると、わが家は強制疎開で取り壊され、新しい家も空襲で直撃を受け、灰燼に帰した。どん底の中のどん底でした。本当に苦しみました。
 だから私は、戦争反対です。戦争が憎い。
 初代会長の牧口先生は、誤った思想を奉じて戦争を遂行した軍部政府に、真っ向から反対して投獄され、獄死されました。
 第2代会長の戸田先生も、牧口先生にお供して、2年間の獄中生活を強いられました。
 この獄中で、牧口先生の死を知らされた戸田先生は、独房の中で、ただ一人、涙にかきくれました。
 そして、「必ずや牧口先生の仇を討つ!」と心に誓い、出獄後、平和への大闘争に立ち上がっていかれたのです。
 ここに創価学会の師弟の原点があります。
 戸田先生のもとで、「平和の世紀」を開くために戦った私もまた、正義の民衆の団体を弾圧せんとする権力の横暴によって、無実の罪を着せられ、牢獄に入りました。

戸田先生
一番大事なのは民衆


いかなる行動をしているか
 一、こうした生死を越えた経験を通して、恩師の戸田先生が、弟子の私に何度も教えてくださったことがあります。それは、次のようなことでした。
 「どんなに立派な肩書を持った人であろうとも、人間は人間である。相手の立場や地位を見て、ペコペコと頭を下げたりしてはならない」
 「人間にとって大切なのは、いかなる思想を持ち、いかなる行動をしているかだ。
 ゆえに人類最高の思想を学び、人々の幸福のために行動している創価の青年は、どんな人に対しても、胸を張って、堂々と、わが信念を語っていくのだ」
 「一番大事なのは民衆である。創価学会は民衆の団体だ。青年が主体である。
 ゆえに、どんな時も強くいけ! 勇気! 勇気だ!」と。
 民衆こそ王者です。若き皆さんには、恐れるものなど何もない。
 勇気をもって、希望をもって、朗らかに、また堂々と、わが胸中の正義を叫び抜いていただきたい。
 それがゲーテの生き方でした。よろしく頼みます!(大拍手)

親孝行で光れ! 偉大な母に感謝!

言葉が大事! 態度が大事!
 一、きょうは未来部の代表も参加している。本当にうれしい!(大拍手)
 未来部の皆さんは、学びに学んで、親孝行をしてください。
 親に苦労させたり、苦しめたり、悲しい思いをさせてはいけない。
 いろいろあるだろうけれど、どんな親であっても、心の中では子どものことが心配でならない。皆さんのことが一番大切なのです。その心が分からないといけない。
 親に喜んでもらうのです。ほっとさせ、安心させてあげるのです。
 そのためにも、皆さん方は、言葉を大切にしていただきたい。はっきりと言葉に表してこそ、心の思いは相手に伝わっていく。皆さんの言葉と態度が大事です。それは、何よりも価値があるのです。
 親の言うことには、
 「ハイ!」と返事をする。それができるのが、大きな心の人だ。
 時には、「お母さん、きょうは私がお手伝いするから休んでいてください」と優しい言葉をかけてあげるのです。一言、そう言えば、どれほど、親はうれしいか。きっと陰で涙を流して、喜んでくれるでしょう。
 未来部、そして青年部の皆さん、親孝行を頼みます!(大拍手)

臆せず進め! 太陽と共に勝て
君よ 創価のゲーテたれ


「人間は必ず変われる!」と教えたゲーテ
対話で全世界を結べ
インドネシアの大作家
友情は炎の敵意にまさる


 一、ゲーテは、わが青春の魂の友であります。
 私は、読んで読んで読みまくりました。
 ゲーテというと、やはり戸田先生のことを思い出す。一流の教育者であり、何もかもご存じの天才的な指導者であられた。
 軍国主義に抵抗し、断じて信念を曲げなかった先生は、「牢獄で2年間、勉強したよ」ともおっしゃっていた。
 どんな場所でも勉強できる、大境涯を開いていける──そのことを身をもって示された。立派な、不世出の先生でした。虚偽を見破る鋭さは、怖いほどでした。
 ゲーテは“優れた師に学び、さらに発展させよ”と教えた。ゲーテ自身も、そうでした。
 彼は“偉大な師匠を見つけよ。その人に学ぶことが、一番大事なのだ”と示唆しております。
 この賢人ゲーテの励まし通り、私は師弟の道を走り抜いてまいりました。そして広宣流布を進め、世界中に仏法を広めました。世界の各地に、未来への“第一歩”を印したのです。
 きょうは海外の同志の皆様、本当にご苦労さま! ありがとう!
 本当に、本当にありがたい方々である。
 皆で拍手を送りましょう!(大拍手)
 はるばる遠くから、大変な苦労をして来てくださったのである。
 尊い志の同志に対して、幹部が「よくお越しくださいましたね!」と心を込めて迎えるのは当然のことです。

人を活気づけるものは「対話」
 一、戸田先生と私は、ゲーテをめぐって何回も何回も語り合いました。偉大な師匠だった。あらゆることを教わりました。
 社会変革への燃える心を、まだ若い20代の私に対して、深く深く打ち込まれた。
 そして私もまた戸田先生に、民衆のための闘争を誓ったのである。
 きょうは懐かしき語らいを思い起こしつつ、ゲーテから学ぶ指針を3点、お話ししておきたい。
 第1は、「対話」であり、「友情」であります。私たちでいえば、友の幸せを願い、正義と真実を語り抜く「折伏」に通じるでしょう。
 ゲーテは、こんなやりとりを記している。
 ──金よりも素晴らしいものは何か?
 それは光である。
 光よりも活気づけるものは何か?
 それは会話である、と(国松孝二訳「ドイツ亡命者の談話」から。『ゲーテ全集第8巻』所収、人文書院)
 学会は「対話」で勝ちました。「折伏精神」で勝ちました。これからも大いにやろう!〈会場から「ハイ!」と勢いよく返事が〉
 勇敢なる「対話」の人こそ、創価のリーダーである。
 そして、リーダーならば、同志が本当に喜び、心から安心できる、そういう展望を示していくことです。

「抜苦与楽」の心
 一、ゲーテは、この世から苦しみを少しでも減らしたい、皆に喜びを贈りたいと願って、一生を過ごした。
 仏法の「抜苦与楽」の実践にも通ずる。
 そのゲーテの武器こそ、「対話」だったのであります。
 私も「対話」で世界に「友情」を結んできました。今や192力国・地域に、たくさんの学会の同志がおられる。
 日本だけではない。世界中の民衆と「対話」を広げてきたのです。

世界の指導者と深めた「友情」
 一、各国の大統領や首相とも、私は、胸襟を開いて語り合ってきました。
 そのなかには、生涯にわたる友情を結んだ方々も少なくありません。
 統一ドイツのヴァイツゼッカー初代大統領も、私の大切な友人です。二人で、いつまでも語り合いました。
 オステン博士の王者の風格は、この哲人大統領と実によく似ておられると申し上げておきたい(大拍手)。

知性と行動光る人間王者たれ!
 一、きょうは、大切な宝の友人である、インドネシア大学の先生方も出席してくださった。誠にありがとうございます。
 インドネシアの信念の大作家プラムディヤ先生は、「素晴らしい友情は炎の敵意にまさる」(押川典昭訳『プうムディヤ選集5』めこん)と綴られた。
 権力でもなく、利害でもない、大誠実で築かれた心の友情ほど強いものはありません。
 どうか、偉大なる創価の青年部の君たちもまた、世界一の「平和と人道の大連帯」を、さらに強め、開いて、若き創造者としての出発をお願いしたい。
 「若き創価のゲーテたれ!」と私は叫びたい。いいですね!〈青年部から「ハイ!」と力強い返事が〉
 ゲーテは、実践も強い。頭もいい。知性と行動、その両方が優れている。これが本当の人間王者です。

人間革命の前進
 一、ゲーテに学ぶ第2は、「人間革命の前進」であります。
 ゲーテは、人間形成の物語の中で、「世の中のいちばん役立たずに見えた」女性が、人々とともに、地道に、そして立派に活躍しゆく挿話を描く。「人間とはどんなに変りうるものか」とも記しています(登張正實訳「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」、『ゲーテ全集8』所収、潮出版社)
 人間は限りなく向上できる──これこそ、仏法とゲーテが目指しゆく「人間革命」の軌道にほかならない。
 大事な一点です。
 わが胸中の太陽を輝かせながら、どこまでも強く、明るく、晴れやかに、喜びの光を広げていくのです。
 この希望と充実の花の道を、“華陽の乙女”女子部の皆さんは、朗らかに進んでください! 愉快な前進をお願いします!
 〈「ハイ!」と女子部の友の快活な返事が〉
 一人ももれなく、幸福になるのです。
 大切なことは、悩みにぶつかった時に、相談できる人、信頼できる人をもつことです。
 愚かであってはならない。つまらないことで、苦しんではいけない。何でも、ご両親や先輩、友人に相談しながら、賢明なる青春を送ってほしい。
 私と妻は、心から、そう祈っています。

ゲーテは別離、病、誹謗にも負けなかった
我が胸中に大哲学の光


永遠に勝利の大生命を開け
 一、ゲーテに学ぶ第3は、「永遠に勝利の大生命を開きゆくこと」であります。
 人間らしく、自分らしく、大いに羽はたいていける土台をつくらなければならない。
 ゲーテは大病に苦しんだ。最愛の家族にも先立たれた。最も高貴な行動を貫いて、最も卑劣な誹謗を浴びた。
 しかし、断じて負けずに、わが生命を威風も堂々と燃え上がらせて戦いました。
 「日のある限り、活動せよ!」(末村謹治訳『ゲーテ全集第32巻』改造社)と。
 そしてゲーテは、死をも悠然と見つめながら、“生命は永遠に活動を続けるものだ”と確信していた。
 〈ゲーテは、「われわれの精神は、絶対に滅びることのない存在であり、永遠から永遠にむかってたえず活動していくものだ」と語っている(エッカーマン著、山下肇訳『ゲーテとの対話』岩波文庫)
 生命は永遠である。
 ゲーテの洞察は、仏法に近かった。
 ともあれ、わが壮年部の皆さん!
 ゲーテのごとく、師子となって戦ってもらいたい!
 若々しく、はつらつと!
 90歳になっても「まだ20歳ですか?」(笑い)と言われるくらいの気概でいこう!
 青年たちのために、心を尽くすのだ。婦人部・女子部に最大に感謝していくのです。
 威張る人は、誰からも尊敬されないものだ。
 感激もなく、挑戦もなく、うまく立ち回る、要領だけの人間になってはいけない。
 皆のために働けば、気持ちがいい。健康にもいい(笑い)。
 私はまだ、81歳で青年の心意気です。あらゆる勝利への手を打ち、前進しています。
 どうか皆さんも、最前線の友の意見によく耳を傾けながら、一段と頼りにされ、信頼される名指導者になっていただきたい。

ハーバード大学で仏法の真髄を語る
「生も歓喜、死も歓喜」


悩みに負けるな自分らしく光れ
 一、かつてゲーテが自らの全集を寄贈したアメリカのハーバード大学で、私は2度、講演いたしました。
 そこで私は、仏法の生死観の真髄を「生も歓喜、死も歓喜」と論じました。
 〈SGI会長は2度目の講演「21世紀文明と大乗仏教」で、生死の苦の解決こそ、哲学・宗教の出発点であったと指摘。大乗仏教で説く「大我」とは二切衆生の苦を我が苦となしゆく『開かれた人格』の異名」であるとし、「大いなる人間性の連帯にこそ、いわゆる『近代的自我』の閉塞を突き抜けて、新たな文明が志向すべき地平があるといえないでしょうか」と展望。そして「『生も歓喜であり、死も歓喜である』という生死観は、このダイナミックな大我の脈動の中に、確立されゆくことでありましょう」と述べている〉
 終了後、万雷の拍手を送っていただいたことは、今もって忘れることができません。
 また、フランス学士院、中国社会科学院や北京大学など、世界各地の学術機関で講演を行ったことも、懐かしい思い出です。
 ともあれ、いかなる苦難があろうとも、大宇宙の法則に則って、正義の道を開き、人々の幸福を祈り、今を真剣に生ききっていく。その生命は、生死を超えて、歓喜に躍動するのです。
 太陽が輝いて全世界を照らすように、永遠の大歓喜に生命が包まれる。その原動力が仏法です。
 その反対に、悩んで、悩みに負けて、いつも不満ばかり。自暴自棄になって、人の幸福を妬む。人を蹴落としても、自分さえよければいい──そうした醜い心に支配されてしまえば、結局は不幸である。愚かです。
 大歓喜の人生を生きよう!
 戦おう、大いなる希望のために!
 そこに人生の醍醐味がある。
 自分らしく、自分の夢のために生ききって、素晴らしい毎日を送るための信仰です。
 これを実行しよう!〈「ハイ!」と元気な返事が〉

生き生きと!
 一、ゲーテが生涯をかけて挑戦し続けた、教育の発展も、文化芸術の興隆も、福祉の政治も、そして人類の平和と幸福も、その根幹には、正しき生命観・生死観の確立がなければならない。
 これが21世紀の焦点であります。私がお会いした世界の識者も、この点に深く共鳴しておりました。
 私たちは、「常楽我浄」の生命哲学の旗を高く掲げたい。
 生き生きと、若々しく進もうではないか!──そう呼びかけるゲーテの声が、私の胸に響いてならない。
 ゲーテが願い求めた「人間の尊厳」のために、我らは、学会創立80周年の明年も前進しよう! 断固として、自分自身が勝ちまくっていこう! いいね!〈「ハイ!」と力強い返事が〉
 わが使命の戦野に躍り出たならば、勝たなければ損である。
 何のために生きているのか。何のために仏法があるか。
 それを胸に刻んで、「断じて負けるな!」と申し上げたい。
 一、私の青春時代、師匠である戸田先生にゲーテの詩をお聞かせ申し上げた光景は、今も心に鮮やかです。
 先生の日々の薫陶は、正義が勝ち栄える社会を築きゆくためでありました。
 結びに、懐かしいゲーテの詩の一節を朗読して、御礼のあいさつといたします。
 「わたしはいつも人間のよろこびを謳う
 ただしい道をそれぬかぎり/人間は実にうつくしく/永遠に人間は偉大である」(大山定一訳「しろがねの真昼は…『ゲーテ全集第1巻』所収、人文書院)
 悲しみの道ではなく、喜びの道を、そして正しい道を、まっすぐに進むのだ。
 そしてまた──
 「臆することなく起って進め、/世の人々はためらい惑うとも。/気高い者が明知と勇気をもって事にあたれば、/すべてのことは成就するのだ」(手塚富雄訳『ファウスト』中公文庫)
 ダンケ! ダンケ!(ドイツ語で「ありがとうございました!」)
 誠にありがとうございました(大拍手)。
 きょうの式典のことは、ゲーテの詩歌とともに、皆、一生涯、忘れないでしょう。
 海外の友も、未来部の皆さんも、本当によく来られた。ありがとう!(大拍手)
2009-12-22 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

fmiokun

Author:fmiokun
FC2ブログへようこそ!

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。