新疆財経大学「名誉教授」称号授与式

中国・新疆財経大学「名誉教授」称号授与式 (2009.5.28 創価大学本部棟)

 中国・新疆ウイグル自治区にある「新疆財経大学」から、創価大学創立者の池田名誉会長に「名誉教授」称号が贈られた。名誉会長の日中友好への尽力と、アジアの文化・教育の振興に対する多大な貢献を讃えるもの。授与式は28日、東京・八王子市の創価大学本部棟で行われ、来日した新疆ウイグル自治区の楊剛《ようごう》常務副主席、韓子勇《かんしゆう》文化庁副庁長、新疆財経大学のアスハー・トゥアシュン学長ら一行が出席。アスハー学長から代理である山本創大学長に「名誉教授」の証書が託された。

アスハー学長の授与の辞

深遠なる学識 勇気ある行動 高尚な品性
池田先生は世界が尊敬する希有の文化人

 大変に有名な創価大学を訪れることができ、池田大作先生に「名誉教授」称号を授与できますことを、最高に光栄に思っております(大拍手)。
 はじめに私は、新疆財経大学の2万人を超える学生並びに教職員を代表しまして、池田先生・奥様に対し、崇高なる敬意を表するものであります。
 また李中耀《りちゅうよう》党委書記からも、「池田先生によろしくお伝えください」との伝言を預かりました。
 池田先生は世界でも著名な思想家であり、教育家、哲学家、作家、詩人であり、そしてまた社会活動家、写真家、国際人道主義者でもあります。
 国家間の理解と世界平和を推進し、その足跡は世界各国に及んでおります。
 特に、アジアの文化と教育、文明の発展のために、傑出したご貢献をされ、各国の人民が尊敬してやまない、希代の世界的な文化人なのであります(大拍手)。
 池田先生は、中国人民の古き友人であります。1974年以来、何度も中国をご訪問され、周恩来総理、小平副総理、江沢民主席など、中国の各世代の指導者と会見されております。長きにわたって、中日両国人民の友好往来の発展に尽力され、中国人民と深く強い友情を結んでこられました。
 そして、何よりも、中日国交正常化を提言された方であり、両国の友好のために、偉大なる貢献をされてきたのであります。
 ご存じの通り、35年前の5月30日は、池田先生が初めて中国の大地を踏みしめたその日であります。
 先生は香港から歩いて国境線に架かった鉄橋を渡り、深圳に入られました。そこから広州を経由して飛行機に乗り、北京へ向かわれたのであります。
 当時、中日の間には、まだ航空協定が結ばれていなかったために、北京と東京の間には、直行便の飛行機が就航していなかったのであります。
 このような時代背景の中、池田先生は、勇気ある行動で、中日友好の道を真っ先に開いた、まさしく、中日友好の井戸を掘った人であるといえましょう。
 先駆者として、数多くの困難を乗り越え、両国の教育・文化交流の発展の道を切り開き、決して崩れることのない「中日友好の金の橋」を築かれたのであります。
 今回の私たちの訪日は、先生の初訪中から35周年の記念日に、折よく巡り合うことができました。ここに改めまして、池田先生に衷心より感謝申し上げます(大拍手)。
 池田先生は、その深遠なる学識と高尚なる品性をもって、世界各国200以上もの著名なる大学・研究所から名誉博士・名誉教授の称号を受章されております。
 本日、池田先生に新疆財経大学「名誉教授」称号を授与する盛大な式典を挙行することは、私たちの先生に対する敬慕の念を表すものであり、中日両国人民の世々代々の友好を続けていくという決意を表すものであります(大拍手)。
 私は、池田先生に私どもの証書をお受けいただくことに対して、改めて感謝するとともに、先生が私どものような発展途中の学校に対して、払っていただいているお気遣い、ご支援に心から感謝申し上げます。
 私自身は、今回が2度目の訪日です。日本人民の友好と情熱は、私に非常に深い思い出を刻みました。
 新疆は中国西部の辺境の地にありますが、豊穣にして美しく、広大にして神秘的な大地です。各民族は勤勉にして賢明であり、お客様をおもてなしするのが大好きで、歌をうたい、舞を踊るのが上手です。
 私たちは、より多くの日本のご友人に新疆を、さらに理解していただけるよう、また新疆を大好きになっていただけるようへ是非とも皆さまにお越しいただきたいと思います。
 本日は大変にありがとうございました(大拍手)。

名誉会長の謝辞(代読)

民衆奉仕の精神を万代へ
周総理 新疆の天地を愛し青年を育成
人民に誠実たれ! それが繁栄の道


 一、ただいま、私は、悠久なる人類融合と文明創造の天地に光り輝く貴・新疆財経大学より、最高に栄えある「名誉教授」の称号を賜りました。
 思えば、私が貴国へ第一歩をしるさせていただいたのは、1974年の5月30日であります。
 以来、35年──。本日の栄誉を、私は、満腔の敬意と感謝を込めて、謹んで拝受させていただきます。誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。
 きょうより、私は誉れ高き貴校の一員として、「人間を本とする」という高邁なる建学の精神を命に銘記し、人間教育の大道を、さらに切り開いていくことを、固く、お約束申し上げます。
 李申耀党委書記が強調されているように、「人を以て範とし、教育によって人を育む」との貴大学の誇り高き教風を、私もまた世界に広く宣揚させていただきます。

自らが開拓の最前線に
学生への指針 志を高く 卓越を追求せよ!


一人一人に会うことが発展のカ
 一、貴大学が立つ、わが憧憬の都ウルムチには、じつに50もの民族が共存されていると、うかがっております。
 私たちが敬愛してやまない周恩来総理が、新中国の建設にあって、この多彩な新疆の人民に、ひときわ深い心を寄せておられた歴史を、私は心に刻んできた一人であります。
 周総理は、激務を極めるなか、建国前から6度にわたり、新疆へ足を運ばれ、人民と語らい、励ましながら、発展への布石を一つ一つ打ち続けてこられました。
 1965年の7月には、周総理は、外国訪問の帰路、新疆へ立ち寄られております。
 開拓に汗を流す青年たちと、葡萄の木の下で懇談し、激励された光景も、一幅の絵のように胸に迫ってまいります。
 総理は、この若きリーダーたちに、「努力革命」「奮勇前進」さらに「民族団結」等と書き送っておられます。
 一、周総理は、私に対しても、すべての国や民族が平等に助け合う人類の未来を展望し、語ってくださいました。そして、その大建設への壮大な夢を、私たちに託してくださったのであます。
 私が周総理にお目にかかった9カ月後、貴・新疆ウイグル自治区は、創設20周年の佳節を迎えられました。
 この折、周総理は、重篤な病の床にあられてなお、愛する新疆の山河と人民の姿に接することを悲願としておられたのであります。
 なかんずく、周総理は、全国各地から新疆の開拓に勇んで集った青年たちを、宝のごとく慈しまれ、大切に育んでいかれました。
 この総理の信頼に応え、誉れある開拓の最前線で、若き生命を燃やし、勇気と英知の人格を鍛えあげられた指導者こそ、きょう、お迎え申し上げた、楊剛常務副主席なのであります(大拍手)。

英知と教育と人材の電源地
 一、忍耐強く、鋼のごとき信念で建設に挑み続けてこられた、楊常務副主席をはじめ、偉大な人民の尽力ありて、今、新疆の発展は目覚ましいばかりであります。
 楊常務副主席が、「私たちの新疆には、鉱産資源、農業資源、観光資源、地域資源(地の利)という『四大優勢』がある」と強調されている通り、無限の可能性をはらんだ新疆が、世界的に注目されております。
 なかんずく、この新疆の英知と教育の電源地として、社会発展に寄与する、幾多の逸材を澎湃と育成してこられた貴大学に、私は最大の賞讃の拍手をお送りしたいのであります(大拍手)。
 一、ー人一人の人民を大切にされた周総理が、ここ新疆で厳然と打ち込まれていった指導者への指針も、思い起こされます。
 「大雑把な手の打ち方ではいけない。そうでなければ、私たちが一代で創業したことは、私たち一代で潰えてしまう」と。
 人民に誠実であれ、そこにこそ、万代の繁栄の道が開かれるのだ──この高邁なる精神の水脈は、まさに「人民への奉仕」を高らかに掲げる貴大学に脈動し、学問と教育の見事なる結実をもたらしております。
 古のシルクロードの大交流の劇を今に受け継ぎ、爛漫たる花を咲かせるかのように、貴大学が国内外の大学と交流を結び、学術の連携を深められていることも、皆が讃嘆するところであります。

一歩また一歩堅実な前進を
 一、私の胸には、貴大学の校訓が、力強く響いてまいります。
 「経世済公 至善至誠(世をおさめ、世の中をよく助けるに、善良、至誠たれ)」──。
 経済危機に揺れる世界は、この経済の本義を体現した若き指導者の育成を、いやまして要請しております。
 アスハー学長は、学生たちに語られました。
 「志を高く、卓越を追求せよ!
 足を地につけて、創新を求めよ!」と。
 標高5445㍍の壮麗なるボゴダ峰を仰ぐごとく、高き志を掲げて、新疆の豊饒なる大地を堅実に踏みしめゆく足取りこそ、最も確かなる発展の力であります。
 本日より、私も、敬愛してやまぬ先生方、学生の皆様方とご一緒に、「民衆奉仕」「民衆共生」の行動に、一歩また一歩、邁進していく決意です。
 結びに、明年、創立60周年を迎えられる貴大学の、ますますの隆昌と大発展を、心からお祈り申し上げ、私の御礼のご挨拶とさせていただきます。
 謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)
2009-05-31 : スピーチ・メッセージ等 :
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