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福建農林大学名誉教授称号授与式

中国 福建農林大学「名誉教授」称号授与式
         (2009.4.17 創価大学本部棟)

 中国の福建省の省都・福州市にある名門「福建農林大学」(鄭伝芳《ていでんほう》・校務委員会主任、鄭金貴《ていきんき》学長)から、創価大学創立者の池田名誉会長に「名誉教授」の称号が贈られた。これは、日中友好と世界平和への貢献を讃えたもの。授与式は17日、福建農林大学の翁善波《おうぜんは》副学長らが出席し、東京・八王子市の創大本部棟で開催された。

翁副学長の授与の辞

池田先生の中日友好の偉業を中国人民は永遠に忘れない!

 草花が香り始める春4月、万物が躍動し始める希望の季節に、私どもは、福建農林大学4万人の教職員・学生の友好の心を携えて、池田大作先生に対する本学の名誉教授の称号を授与するため、美しき創価大学を訪れることができました。
 感激の心抑えがたく、私は、福建農林大学の鄭伝芳・校務委員会主任、および鄭金貴学長の代理として、池田先生に対し、崇高なる敬意と感謝とともに、衷心より祝福を申し上げるものです。
 池田先生は、世界的な詩人であり、哲学者、思想家、教育者、社会活動家、創価大学の創立者であられます。半世紀にわたり、文化・教育活動、そして世界平和のために寄与され、人類の平和と進歩、文化教育交流卓越したご貢献をされました。先生は、一員して中国と中国人民に深い理解を示され、中国人民の古き友人として、中国を数多く訪問されました。
 また池田先生は、中日友好のために奔走され、周恩来総理など中国の4世代にわたる指導者と深き友情を育まれ、中日友好の平和の使者として仰がれ、中国人民から深く尊敬されています。
 池田先生が、中日両国人民の友好のために果たされた貢献を、中国人民は永遠に忘れません。
 福建農林大学は、1936年に創立され、農林学を主体としながらも、工学、経済学、理学、経営学、文学、法学など多くの学部を有している福建省の重点大学であり、中国教育部が認定した学部教育が最も優れている優秀大学でもあります。
 本学は、風光明媚な福建省の省都である福州市に位置し、キャンパスの広さは233・64㌶あり、博士課程の専門学科は45課程、修士課程の専門学科は78課程、学部の専門学科は66課程あり、様々な形態の学生を含めて学生総数4万人、教職員は2400人にのぼります。
 創立から73年、「明徳、誠智、博学、創新」の校訓のもと、建学の特色を明確にし、高水準の学問的成果を収め、経済発展と社会の進歩に寄与しながら、8万人の優秀な人材を輩出してきました。
 池田先生を福建農林大学の名誉教授に招聘したことは、本学の4万人の教職員および学生、8万人の同窓の友の、池田先生の高尚な人格に対する尊敬の思いのみならず、私どもの中日友好、そして平和の信念に対する決心の表れでもあります。
 私どもは、これを契機に、池田先生とともに、創価大学と深き友好関係を結んでゆきたいと念願しております。そして、中国と日本の大学間交流のために、そして中日両国人民の友好往来のために尽力してまいりたいと思います。
 中国には“親友に遠い近いは関係ない。千里は、なお近隣のようなものだ”との故事があります。
 海に面した福建は中国の南東地域に位置し、「孔子・孟子の故郷のような文化が繁栄している場所」と言われ、人々は飾らない純朴な人柄を持ち、風光明媚な山水の風景を有しております。
 本日、私は、この機会をお借りし、また本学を代表し、皆様方に本学、そして福建省に来ていただきたく、招請申し上げます。
 本学のキャンパスは、優れた景観を有しており、73年の歴史が醸し出す豊かな気風が脈打っております。人々を楽しませる気風、豊かな文化、優れた民俗、繁栄した社会を有する福建は、皆様に美しい印象を与えるでしょう。
 結びに、皆様方の心温まる歓迎に心から感謝甲し上げるとともに、池田先生のご健康、創価大学のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。そして、中日の友好が末永く続いてゆくことを念願し、私の授与の辞とさせていただきます(大拍手)。

池田名誉会長の謝辞

共生の世紀へ 英知と情熱の開拓を

福州の木・榕樹は厳しき土地に大樹と育つ
生命の無限の創造性を開け
福建農林大学の校歌 困難を畏れず山の頂に直立す

 一、本日は、わが憧れの「海のシルクロード」の起点・福州より、光り輝く平和と友情の善なる金波を携えられた、英邁なる先生方をお迎えすることができ、これほどの喜びはございません。
 今、私は、「五つの品格」を壮麗に詠い上げられた貴・福建農林大学の校歌を胸に轟かせながら、貴校の73年の歴史に思いを馳せております。

 蜜蜂の勤勉に学びて
 書物の花叢《かそう》(群れ咲く花)にて採集に勤《いそ》しむ。
 かの黄牛《こうぎゅう》の開拓の耕耘(農作)に学びて
 知識の領域にて勇敢に新機軸を打ち出す。
 小さき草の無私の奉献に学びて
 キャンパスを青春の馨しさで満たす。

 駿馬の栄光を勝ち取らむとするに学びて
 人生の戦いの途《みち》を奮い立ちて前進す。
 かの青き松の頑強さに学びて
 大地に根ざし、風霜を懼《おそ》れず、困難と危険を畏れず、誇らかに山の頂に直立す。

 ここには、なんと敬虔な、自然との共生の心が光っていることでありましょうか。
 また、なんと誠実な、真理の探究の情熱があふれ、そして、なんと尊貴な、正義の行動の勇気が漲っていることでありましょうか。
 この理想の品格を体した逸材の壮大なる林立を築き上げてこられた貴大学の伝統に、私は最大の敬意を表するものであります。
 その一員に連なる誉れ高き使命と重大な責任を命に刻みつつ、私は、栄えある貴大学の名誉教授の称号を謹んで拝受させていただきます。
 先生方、誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

命を育む聖業
 一、6世紀に編纂された世界最大の農業の古典たる『斉民《せいみん》要術』などには、「食は民の本、民は国の本」(西山武一、熊代幸雄訳『斉民要術』上、農業総合研究所)と論及されております。
 一切の根本は、民衆です。ゆえに、民衆を尊敬し、貢献していく力ある人材を育成しゆく人間教育こそ、社会を繁栄させる大地であります。
 その最先端の模範を示されているのが、まさしく貴大学なのであります(大拍手)。
 とともに、古来、「食は命」であります。「食」を育む農林業が、どれほど重要であるか。この生命を育み、支えゆく人類普遍の聖業を、貴大学は、その名に冠しておられます。
 かねてより、21世紀を「生命の世紀」「環境の世紀」そして「農林業ルネサンスの世紀」と展望してきた私たちにとって、貴大学との連帯は、誠に深い意義を持っているのであります。
 歴史を振り返れば、農林業においても、貴国は日本の計り知れない大恩の国です。改めて申し上げるまでもなく、貴国の農の恩恵を、日本は幾重にも受けてまいりました。稲作も、そして、お茶も、そうであります。
 福建は、茶の栽培で千年以上の歴史を誇り、貴大学の天地・福州は、中国三大茶市として繁栄してきました。近年、日本でも多くの人々に愛飲されているウーロン茶は、福建が原産地であることは、あまりにも有名であります。

農業を大切にする社会は発展
 一、昨年、東京でお迎えした折にも話題となりましたが、胡錦濤国家主席は「調和社会」の建設を掲げられ、「生態文明」を志向されております。
 特に、「農業」「農村」そして「農民」という「三農」を最重要のテーマとして、前進の指揮を執られていることも、よく存じ上げております。
 私自身、1960年、創価学会の第3代会長に就任してより、一貫して祈り続けてきたことは、日本においても、世界においても「飢饉がないように! 豊作であるように!」という一点です。
 さらに「農業を大切にしない社会は、生命を粗末にする野蛮な社会となり、すべての面で行き詰まる」との信念を、トインビー博士をはじめ、世界の識者と強く深く語り合ってまいりました。
 1974年の国連の会議を機に、いわゆる「世界食糧銀行」すなわち「世界の食糧安全保障、食糧配分機構の体制の確立」等の提言も重ねてまいりましまいりました。「食糧の安全保障」こそ、「平和と人間の安全保障」の根幹だからであります。
 昨年の「北海道・洞爺湖サミット」でも、このテーマが語り合われ、具体的な一歩が踏み出されたことを、私は強い期待を込めて見つめていた一人です。
 今日、胡国家主席の指導のもと、貴大学は、長年、民族紛争に苦しんできたアフリカのルワンダ共和国に対しても、貴重な農業支援を行い、その柱となっておられます。
 そこにも私は、貴大学を希望の港として、新たな「生命尊厳のシルクロード」が開かれゆく光彩を感じてならないのであります。

調和のモデル

 一、貴・福州は、「榕城《ようじょう》」つまり「榕樹《ようじゅ》(ガジュマル)の天地」と呼ばれてきました。すでに宋代の張伯玉《ちょうはくぎょく》先生によって「榕樹」の植樹が進められてきた足跡も、よく知られるところであります。
 そして現代においては、貴大学が緑化運動の先頭に立たれております。鄭伝芳主任が標榜されるように、貴大学のキャンパスが、「四季折々に到る所で花が咲き、その花の香に鳥が囀り、その果実が香を漂わせる」という人間と自然の調和のモデルを見事に示されていることに、世界の教育界も注目しています。
 貴・福州の木「榕樹」は、いかなる風雨にも耐え抜き、やせた土地でも、たくましく根を張って大樹と育ちゆく木であります。
 仏典では、この「榕樹」が小さな小さな種から、大きな大きな巨木に育ちゆく姿を通して、生命の不可思議な力を教えております。
 いかに険しい試練の時代にあっても、一人一人の青年の生命には、大宇宙をも包みゆく無限の可能性が秘められているのであります。
 教育とは、その「成長する力」を信じ、「苦難を勝ち越えゆく創造の力」を引き出す挑戦でありましょう。
 そしてまた教育とは、貴国の思想書 『淮南子《えなんじ》』に「天地宇宙は一人《いちにん》の身なり」(楠山春樹著『新釈漢文大系54』明治書院)とある通り、一人の人間と大自然・大宇宙が分かち難く結び合っている、大いなる生命の連関に目覚めていくことではないでしょうか。ここにこそ、人類の万古長青の発展の活路が、前途洋々と開かれゆくことを、私は確信してやみません(大拍手)。
 一、私と妻が忘れ得ぬ出会いを刻んだ中国文学の母・謝冰心先生は、福州のご出身であられました。
 私の胸には、滞日中、謝先生が、私たちの文化講演会で語ってくださった信念の呼びかけが蘇ってまいります。それは、“進む道は困難な曲がりくねったものであれ、未来は明るいと考えて前進しよう”との人生観です。

人材の花よ薫れ
 一、19世紀に活躍した、福州生まれの大英雄・林則徐《りんそくじょ》先生が、自らの書斎に掲げていた座右の銘が、私は青春時代から好きでした。
 それは「海は百川を納め、容るること有るは、すなわち大なり」という名句であります。誠に、スケールの大きな福州スピリットと言えましょう。
 私も本日より、名誉ある貴大学の一員として、さらに広々と大海原のような心で人材を育て、一段と世界に友好交流を結びながら、教育と農林業の勝利の大航路を、切り開いていく決心です。
 終わりに、諸先生方のますますの万事如意のご健勝を、深く祈念申し上げます。
 そして明後年に、栄光の創立75周年を迎えられる貴大学に、いやまして千紫万紅の人材の花が咲き薫りゆくことを、心からお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)

名誉会長 福建農林大学に漢詩を贈る

福田牛耕芳草
建家築園伴青松
農忙恰似蜂採蜜
林無靜樹馬如風

〈大意〉
 福田(仏典に説かれる福徳を生ずる田)では牛が耕し、芳しい草が青々と茂り、
 民は家を建て、庭を造り、青松の樹を植える。
 農繁期の忙しさは、蜜蜂が舞い飛ぶ姿にも似て、
 林では、駿馬が駆け抜けるたびに木々が風に揺れる。

漢詩の各行の頭の文字をつなぐと「福建農林」となる。詩には同大学の校歌の歌詞が織り込まれている。
2009-04-19 : スピーチ・メッセージ等 :
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