イシク・クル国立大学名誉教授称号授与式

キルギス イシク・クル国立大学名誉教授称号授与式                            (2009.4.10)

 中央アジア・キルギス共和国の「K・ティニスタノフ記念イシク・クル国立大学」から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に、「名誉教授」称号が贈られた。日本とキルギスの教育・文化交流への多大な貢献を讃えるもの。授与式は10日、東京・八王子市の創価大学本部棟で行われ、来日したイシク・クル国立大学のアルィムバイ・トクトソピエフ総長、同大学の元講師で、現在、市民イニシアチブセンター「リーグ」の理事長を務めるバヌル・アブディエワ氏、総長令嬢のナジラ・アルバノワさんが出席した。

トクトソピエフ総長の授与の辞

池田会長の対談集は人類の心を覚醒させる

平和の「人間教育」に深く賛同
我々には創価の思想を広げゆく責任が


 池田大作SGI会長の人間主義思想を継承される、創価大学の親愛なる教職員、学生の皆様!
 キルギスのカシム・ティニスタノフ記念イシク・クル国立大学の教授ならびに7000人の学生を代表し、深い敬意をお伝えすることができ、これ以上の喜びはありません。
 本日は、私の人生にとって素晴らしい原点の一つとなりました。桜花爛漫の日本において、創価の精神と人間主義の発展という高い理想を掲げ行動しておられる方々の心に触れることができたからです。
 皆様の前で、世界の偉人であり、人間主義の指導者である池田大作先生に、本学の名誉教授の証書とローブを授与させていただけることは、私の人生において、最も崇高な使命の一つであり、最高の栄誉であります。
 池田先生の著作は、本学にとって最高の財産です。
 著名なイギリスの歴史家トインビー博士をはじめ、キルギス出身の作家アイトマートフ氏、モスクワ大学のサドーヴニチィ総長、ロシアの児童文学者リハーノフ氏等、さまざまな信条・宗教を代表す
る世界の多くの識者と語り合われた、池田先生の対談集を、私自身、また、本学の教職員、学生たちは読ませていただきました。
 私は、その言葉の数々に深い感動を覚えました。それらは、常に身近で、率直であり、すべての人々にとって分かりやすく、納得できる言葉であります。
 これらの対談集は、人生の意味に満ちあふれ、人間の尊厳を傷つけるようなことは決してありまん。
 池田先生の著作は、氏の人格、精神性、寛大さを映し出しております。また、独断を捨て、謙虚にどこまでも探求する心を教え、浮き足立つ人々や傲慢な人たちの目を覚醒させます。
 そして、すべての人々に、普通の暮らしや良識、机上の空論ではない真の価値と伝統との結びつきを実感させてくださいます。
 驚くべき簡明さと正視眼、生き生きとしたユーモアこそ、池田先生が持ち合わせておられる真の偉大な英知の表れです。
 また、それは、どのような状況にあろうとも、自分らしくあり続ける才能と、氏が交流されるすべての人々に示される、驚くべき民主主義の精神の表れに、ほかなりません。
 偉大な人間主義者であり、指導者、教育者、詩人、作家、世界の多くの大学の名誉博士、仏教団体「創価学会インタナショナル」会長であられる、深く尊敬する池田先生との出会いを、胸高鳴る思いと緊張の思いでお待ちしておりました。
 このように無事、本日を迎えられ、安堵するとともに、今後、価値を創造する「創価の思想」を多くの人々に伝え、広げゆく責任を実感しております。
 K・ティニスタノフ記念イシク・クル国立大学学術評議会は、池田大作先生に対して、本学の名誉教授称号の授与を満場一致で決定いたしました。
 “人々により多くの善をなせ、なぜならば善は進歩の基礎であるからだ”とは、池田先生の信念であり、ご生涯そのものであります。この言葉は、私たちに、もっと楽観主義で、自信を持って生きること、そして、技術と効率を優先し拝金主義がはびこる時代にあって、“人間の顔”を失ってはならないことを教えてくださっています。
 敬愛する池田先生の著作を通して、私たちは、最高の人間性と無限の精神世界、偉大なる信仰という輝き渡る新しい宝物を発見することができました。
 私は、平和の人間教育は、未来へと伸びゆく将来性あるものであり、新しい人材の輩出を求める現代社会の期待に応えるものであると、深く賛同するものです。
 創価の運動に巡り合って1年。私たちは、池田先生が全生涯を捧げてこられた運動について書かれたご著作を通して、自然と宇宙の無限性、人類の使命、地球における人間の存在といった問題について、思索する機会を得ることができました。
 また私自身、「法華経」の教えに触れ、崇高な精神性を実感することができ、池田先生に感謝申し上げるとともに、池田先生の理念がイシク・クル地域に広まりゆくことを強く確信しております。
 この一つの大きな“ダイヤモンド”から放たれる光は、その周りを縁取る小さな宝石の光によって、さらに美しく輝いていくことでしょう。
 深く尊敬する池田大作先生は、日本のみならず、全世界の知性を代表する、青年たちの師であり、精神的指導者の模範です。
 尊敬するご列席の皆様、K・ティニスタノフ記念イシク・クル国立大学を代表し、池田大作氏に対する本学の名誉教授称号の証書とローブを、ご名代である山本学長に託させていただきます。
 池田先生、香峯子夫人のますますのご健勝、ご長寿、そして、創価の理念が拡大し、地球上のすべての人々に、新たな価値を開きゆかれんことを心よりお祈り申し上げ、私の授与の辞とさせていただきます(大拍手)。

池田SGI会長の謝辞(代読)

青年の熱情こそ最大の希望

近代キルギスの創始者の一人
「民衆を輝く智慧へ導け!」


 一、杏の花が咲き誇りゆく憧れのキルギスの天地より、桜花爛漫の日本へ、はるばると、本当にようこそ、お越しくださいました。
 私の大好きな、貴国の格言は教えております。
 「友情は偉大なる幸福である」
 「真の友は永遠の友である」
 本日は、天山山脈のごとく、壮大なる人材の山脈を築き上げてこられた伝統輝く貴大学と、新たな「英知と友好のシルクロード」を開くことができました。これほどの名誉と喜びはございません。
 誠に誠に、ありがとうございました(大拍手)。

崇高な民衆貢献
 一、悠久なる人類と文明の営みを、その碧く深く澄み渡った水面《みなも》に映してきた「中央アジアの真珠」こそ、イシク・クル湖であります。
 貴大学が、その名前を冠される、貴国の教育大臣を務められたティニスタノフ先生は、20世紀の最初の年である1901年に、このイシク・クル地方に誕生されました。
 奇しくも、1900年生まれの私の恩師・戸田城聖先生と同世代であります。
 のみならず、戦乱と圧制の20世紀前半にあって、両先生は共に、偉大な二頭の獅子のごとく、正義の信念を貫き通されました。
 ティニスタノフ先生は、独裁権力の激しい弾圧と戦われながら、貴国の教育・文化・学術の大興隆に尽くし抜かれ、そして殉じられたのであります。
 この魂の巨人は、人々の心に勇気と希望の力を贈りながら、「民衆を輝く智慧へ導きゆけ!」と、繰り返し叫んでやみませんでした。
 この崇高なる民衆貢献の精神を、厳然と継承してこられた使命の大殿堂こそ、貴イシク・クル国立大学であります。
 深遠なる湖水のごとく、深き意義を帯びた本日の栄誉を、私は最大の誇りを込めて、わが師匠に捧げさせていただきたいのであります(大拍手)。

青年育成の情熱
 一、貴大学から、貴国の科学アカデミーの総裁をはじめ、各界の第一級の知性や最高峰の大教育者等々、数多《あまた》の逸材が限りなく躍り出てこられました。
 本日、お迎え申し上げた総長が、母校が誇りとする最優秀の英才であられることも、私たちはよく存じ上げております。
 その総長のもと、若き俊英たちが手を携えて、「学生のための教育」に大情熱を燃え上がらせておられることも、世界の大学建設の模範と光っております(大拍手)。
 イシク・クル湖は、その神秘的な姿から、大宇宙を見つめる「地球の瞳」とも謳われております。
 今、深刻な経済危機に揺れ動く世界にあって、大切なことは何か。
 それは、いたずらに時流に翻弄されるのではなくして、透徹した「慧眼」で未来を見据えながら、一人一人の青年を励まし、育てていくことではないでしようか。
 その意味において、総長が標榜される「人間主義」の教育の指標は、まさに、これからの人類の進むべき道を的確に示されております。
 それは第一に、「人間を強くし、自身の内にある最良のものを引き出す教育」。
 第二に、「対立する者同士であったとしても、互いの尊厳と最良のものを開花させゆく人間の育成」。
 そして第三に、「いかなる変化にも負けない、人間社会の中心軸となる偉大な精神性、偉大な創造者の育成」なのであります。私は感銘いたしました。いな、感嘆いたしました。

人類を潤す交流
 一、「イシク・クル」という湖の名前は、「熱き海」という意義であるとうかがっております。
 今、精神の凍えゆく世界にあって、最大の希望は、人間生命の熱情にこそあります。総長が見事に指摘されているように、青年の熱と力を、いかに引き出
し、結集していくかであります。
 「エンパワーメント(能力開花)」という「人間教育」の主眼も、ここにあるといってよいでありましょう。
 世界屈指の透明度を誇るイシク・クル湖には、100以上とも言われる清流が、間断なく流れ注いでおります。
 さまざまな河川の流れを受け止めゆくイシク・クル湖は、常に新鮮で、多様な生態系が息づく、豊潤な水質を保持しているのであります。これは、世界との開かれた教育交流、青年交流の意義にも通じていくと、私は思ってまいりました。
 本日は、うれしいことに、総長の聡明なるご令嬢も列席してくださっております。
 貴国と日本、さらには、世界の青年が、一段と心の対話と交流を結び、広げながら、みずみずしく創造性を触発し合い、寛容や融合の力を深め合っていく。そこに、人類を潤しゆく、新たな“平和と繁栄の宝の湖”が広がりゆくのではないでしょうか(大拍手)。

キルギスの大詩人
英雄の雄姿に学べ!
喜びの日も悲しみの日も
友と仲良く進みたまえ


平和の道を共に
 一、今年の3月、貴国をはじめとする中央アジアの5力国で、北半球初の「非核兵器地帯条約」が発効したとの朗報が世界を走りました。貴国より、「核兵器なき世界」を照らしゆく、新しき平和の旭光が輝き始めております。
 11世紀、貴国で活躍した大学者カーシュガリー先生は、大著『チュルク諸語集成』の中で、イシク・クル周辺を中心とする「世界地図」を描かれました。
 今、新しき千年紀に、貴大学から、英邁なる世界市民が陸続と羽ばたき、“恒久平和の世界地図”が荘厳されゆく未来を、私は心躍らせながら、思い描く一人であります。
 明年、晴れ晴れと「創立70周年」を飾られる貴大学の永遠不滅の栄光を、私たちは心よりお祈り申し上げます。
 そして私が敬愛する貴国の大詩人サティルガノフ先生の一詩を朗読し、私の謝辞とさせていただきます。
 「青年よ、英雄の雄姿に学びたまえ!
 そして、いずこの地にあっても友を助け
 喜びの日も悲しみの日も
 友と仲良く進んでいってくれたまえ!」
 チョン・ラフマット!〈キルギス語で「本当に、ありがとうございます」〉(大拍手)
2009-04-11 : スピーチ・メッセージ等 :
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