生死一大事血脈抄講義

生死一大事血脈抄講義
  聖教新聞社 2008.2.11刊 ¥1000(税込)

第1回 生死一大事の法──師弟不二の大闘争で全民衆に真の幸福を
[講義]

 「生死」は宗教の根本課題
断見・常見を超える仏法の智慧
妙法蓮華経の生死
「成仏の血脈」を伝える仏法の師弟
[御文]
㈰夫れ生死一大事血脈とは所謂妙法蓮華経是なり、其の故は釈迦多宝の二仏宝塔の中にして上行菩薩に譲り給いて此の妙法蓮華経の五字過去遠遠劫より已来寸時も離れざる血脈なり(御書1336p)
㈪妙は死 法は生なり此の生死の二法が十界の当体なり又此れを当体蓮華とも云うなり(御書1336p)
㈫是くの如く生死も唯妙法蓮華経の生死なり(御書1337p)
㈬釈迦多宝の二仏も生死の二法なり(御書1337p)
㈭然れば久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我等衆生との三つ全く差別なしと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり(御書1337p)
㈮所詮臨終只今にありと解りて信心を致して南無妙法蓮華経と唱うる人を「是人命終為千仏授手・令不恐怖不堕悪趣」と説かれて候(御書1337p)
㈯過去の生死・現在の生死・未来の生死・三世の生死に法華経を離れ切れざるを法華の血脈相承とは云うなり(御書1337p)

広宣流布の大願と師弟
㉀総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思いを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か(御書1337p)
㈷日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継がしめんとするに・還つて日蓮を種種の難に合せ、結句此の島まで流罪す、而るに貴辺・日蓮に随順し又難に値い給う事・心中思い遣られて痛ましく候ぞ(御書1337p)
㉂過去の宿縁追い来つて今度日蓮が弟子と成り給うか・釈迦多宝こそ御存知候らめ、「在在諸仏土常与師倶生」よも虚事候わじ(御書1338p)

血脈の本義=「信心の血脈」
㉃只南無妙法蓮華経釈迦多宝上行菩薩血脈相承と修行し給え(御書1338p)
㈹相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給え、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ、煩悩即菩提・生死即涅槃とは是なり、信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり(御書1338p)

第2回 真実の血脈──妙法の智水を流れ通わし全人類を生死の苦から救う
[御文]
御状委細被見せしめ候い畢んぬ、夫れ生死一大事血脈とは、所謂妙法蓮華経是なり、其の故は釈迦、多宝の二仏宝塔の中にして上行菩薩に譲り給いて此の妙法蓮華経の五字過去遠遠劫より已来寸時も離れざる血脈なり(御書1336p1行目~2行目)
[講義]
妙法蓮華経こそ生死一大事血脈の大法
法華経の血脈の正統性
釈迦・多宝・上行が担う役割
 釈迦仏=法の「正しい」「適切さ」
 多宝仏=法の「普遍性」
「衆生本有の妙理」を目覚めさせる
妙法を顕す「心の力」
妙法を弘める「実践の力」
学会員こそ誉れの地涌の勇者

第3回 本有の生死──「生も歓喜、死も歓喜」で真の自由と希望を我が生命に
[御文]
妙は死法は生なり此の生死の二法が十界の当体なり又此れを当体蓮華とも云うなり、天台云く「当に知るべし依正の因果は悉く是蓮華の法なり」と云云此の釈に依正と云うは生死なり生死これ有れば因果又蓮華の法なる事明けし、伝教大師云く「生死の二法は一心の妙用・有無の二道は本覚の真徳」と文、天地・陰陽・日月・五星・地獄・乃至仏果、生死の二法に非ずと云うことなし、是くの如く生死も唯妙法蓮華経の生死なり、天台の止観に云く「起は是れ法性の起・滅は是れ法性の滅」云云、釈迦多宝の二仏も生死の二法なり(御書1336p2行目~1337p2行目)
[通解]
[講義]

生と死は根源の妙法に具わるリズム
大海原と波の譬え
晴れ晴れと仲のよい久遠元初の世界
因果倶時の蓮華の法
大宇宙の大生活力を我が身に開く
宇宙は本来、慈悲の行業

第4回 妙法蓮華経の生死──全人類を仏界で包む慈悲と希望の生死観
[講義]
生死の無限の可能性を示す「生死の二法」
生命変革の可能性を示す当体蓮華
一念の転換を説く因果倶時
万物の生死・変化は「妙法蓮華の生死」
釈迦多宝の二仏も生死の二法
仏界の生死

第5回 妙法蓮華経の受持──民衆救済の誓願に生き永遠に「仏界の生死」を
[御文]
然れば久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我等衆生との三つ全く差別なしと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云、此の事但日蓮が弟子檀那等の肝要法華経を持つとは是なり(御書1337p2行目~4行目)
[通解]
[講義]

「迷いの生死」から「仏界の生死」へ
迷いの生死を超えて安穏の大境涯を
生死一大事血脈のための信心の要件
㈰「仏界の生死」を体現した久遠実成の釈尊
㈪「仏界の生死」に生き抜くことを教えた「皆成仏道の法華経」
㈫「一体」「無差別」であると信解し「仏界の生死」に生き抜く衆生
「法華経を持つ」真実の生き方

第6回 臨終只今と臨終正念──「今」が三世永遠の勝利を築く
[御文]
所詮臨終只今にありと解りて信心を致して南無妙法蓮華経と唱うる人を「是人命終為千仏手授・令不恐怖不堕悪趣」と説かれて候、悦ばしいかな一仏二仏に非ず百仏二百仏に非ず千仏まで来迎し手を取り給わん事・歓喜の感涙押え難し、法華不信の者は「其人命終入阿鼻獄」と説かれたれば・定めて獄卒迎えに来つて手をや取り候わんずらん浅まし浅まし、十王は裁断し、倶生神は呵責せんか。
 今日蓮が弟子檀那等・南無妙法蓮華経と唱えん程の者は・千仏の手を授け給わん事・譬えば瓜夕顔の手を出すが如くと思し食せ(御書1337p4行目~9行目)
[通解]
[講義]

「仏界の生死」への信解
次の生への輝かしい出発
「臨終只今」の人は「生も歓喜、死も歓喜」
「心の財」を築く重要性
「解りて」とは「生命奥底の自覚」
障魔を打ち破る

第7回 生涯不退の信心──今世の信心の確立で三世永遠の幸福の血脈を
[御文]
過去に法華経の結縁強盛なる故に現在に此の経を受持す、未来に仏果を成就せん事疑いあるべからず、過去の生死・現在の生死・未来の生死・三世の生死に法華経を離れ切れざるを法華の血脈相承とは云うなり、謗法不信の者は「即断一切世間仏種」とて、仏に成るべき種子を断絶するが故に生死一大事の血脈これ無きなり(御書1337p9行目~11行目)
[通解]
[講義]

三世の生死
仏法の三世の因果は「現在」が中心
「不退転の信心」が三世を決める
日々、信心と祈りの深化を
信仰者のライフサイクル
 第一期 学生期
 第二期 家長期
 第三期 林住期
 第四期 遊行期

第8回 異体同心──広布大願の絆で結ばれた和合僧に真の血脈が通う
[御文]
総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思いを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か、剰へ日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し(御書1337p12行目~14行目)
[通解]
[講義]

本抄後半の主題は「和合僧」と「師弟」
「自他彼此の心なく」
「水魚の思いを成して」
異体同心と血脈
心を一つにして祈る
完璧な勝利のリズム
「同心」とは
㈰広布大願
㈪同志を尊敬する心
㈫師弟不二の信心
「創価学会仏」

第9回 師弟不二──広布大願に生き抜く師弟の絆は三世永遠
[御文]
日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継がしめんとするに・還つて日蓮を種種の難に合せ結句此の島まで流罪す、而るに貴辺・日蓮に随順し又難に値い給う事・心中思い遣られて痛ましく候ぞ、金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず・鉄は水火共に堪えず・賢人は金の如く愚人は鉄の如し・貴辺豈に真金に非ずや・法華経の金を持つが故か、経に云く「衆山の中に須弥山為第一・此の法華経も亦復是くの如し」又云く「火も焼くこと能わず水も漂わすこと能わず」云云、過去の宿縁追い来つて今度日蓮が弟子と成り給うか・釈迦・多宝こそ御存知候らめ、「在在諸仏土常与師倶生」よも虚事候はじ(御書1337p14行目~1338p2行目)
[通解]
[講義]

「師の心」とは「広宣流布の大願」
万人に開かれてこそ真の血脈
広布の大願に不惜身命っが不可欠
難を越えて法華経を受持する「真金の人」
師弟は三世の宿縁
「在在諸仏土 常与師倶生」
法華経の精髄は「師弟」

第10回 本化地涌の利益──生命本有の妙法の力で万人を救う真の菩薩行
[御文]
殊に生死一大事の血脈相承の御尋ね先代未聞の事なり貴貴、此の文に委悉なり能く能く心得させ給え、只南無妙法蓮華経釈迦多宝上行菩薩血脈相承と修行し給え、火は焼き照らすを以て行と為し・水は垢穢を浄むるを以て行と為し・風は塵埃を払ふを以て行と為し・又人畜草木の為に魂となるを以て行と為す・大地は草木を生ずるを以て行と為し・天は潤すを以て行と為す・妙法蓮華経の五字も又是の如し・本化地涌の利益是れなり、上行菩薩・末法今の時此の法門を弘めんが為に御出現之あるべき由・経文には見え候へども如何が候やらん、上行菩薩出現すとやせん・出現せずとやせん、日蓮先ず粗弘め候なり(御書1337p14行目~1338p2行目)
[通解]
[講義]

「実践」こそ仏法の生命線
五大の力用によって地涌の利益を示す
「菩薩仏」の境涯
世界に地涌の陣列が

第11回 上行菩薩──万人の「内なる力」開く民衆勝利の究極の先駆者
[講義]
釈迦・多宝から上行への付嘱の意義
本果妙の仏から本因妙の仏へ
本因妙の仏法の核心──魔性との闘争
「人間のための宗教」の大道

第12回 煩悩即菩提・生死即涅槃──迷いと苦悩の我が身に確信と歓喜と希望を開け!
[御文]
相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給え、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ、煩悩即菩提・生死即涅槃とは是なり、信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり、委細の旨又又申すべく候、恐恐謹言。

 文永九年壬申二月十一日
             桑門 日蓮花押
 最蓮房上人御返事(御書1337p14行目~1338p2行目)
[通解]
[講義]

血脈を受け継ぐ信心の要諦
自身の生命変革が血脈の根幹
即身成仏の境涯、功力を表現
相対種の因果と変毒為薬の妙法
「ありのまま」の仏
歓喜の中の大歓喜

第13回 信心の血脈──民衆のために不惜身命で戦う師弟不二の実践に成仏の血脈
[講義]
「信心の血脈」の全体像
「師弟不二の信心」が究極
仏法の生死観は人類の希望の根源
阿仏房の「師を求める信心」
南条兵衛七郎への指南
「最高の正しい人生」に生きる誇り
2008-02-06 : 教学著作 :
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