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御書と歩む 51〜100(完)

御書と歩む 51 池田先生が贈る指針   (2017・2・2付 聖教新聞)

仏縁の拡大は幸福の拡大

 されば此の経文をよみて見候へば此の経をきく人は一人もかけず仏になると申す文なり(千日尼御返事、1319㌻)

通解 (法華経の一字一句を読めば、一切経を読むことになる)それゆえ、この経文(方便品の「若有聞法者 無一不成仏」)を読んでみると、この法華経を聞く人は、一人も欠けることなく仏になるという文なのである。

同志への指針
 一字一句でも耳にした人は一人も残らず成仏に至る──これが法華経の偉大な力だ。
 妙法を聞いた人が、すぐに発心しなくても、決して落胆することはない。妙法を語れば、必ず仏縁は結ばれ、相手の生命の仏性は、既に揺り動かされているからだ。
 私たちが対話した分だけ、幸と希望のスクラムは大きく広がる。さあ、勇気凜々と行動を! 楽しく朗らかに!


御書と歩む 52 池田先生が贈る指針   (2017・2・9付 聖教新聞)

家族を照らす「太陽」に

 浄蔵・浄眼は父の妙荘厳王・外道の法に著して仏法に背き給いしかども二人の太子は父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり終に父を導いて沙羅樹王仏と申す仏になし申されける(聖愚問答抄、1492㌻)

通解 浄蔵・浄眼は、父の妙荘厳王が外道の法に執着して仏法に背かれていた。けれどもこの二人の王子は、父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり、ついに父を導いて沙羅樹王仏という仏に成したのである。

同志への指針
 法華経に説かれる浄蔵・浄眼の二人の王子は、仏法で得た歓喜の功徳の姿を見せることで父親を正法に導いた。まさしく「人間革命」の力だ。
 一人の「希望の太陽」が昇れば、必ず一家和楽を実現できる。妙法を持った人間性の輝きが、皆を明るく照らし、幸福家族を創るのだ。焦る必要はない。日々、太陽の如く、わが使命の軌道を朗らかに進み抜こう、勝利の春へ!


御書と歩む 53 池田先生が贈る指針   (2017・2・16付 聖教新聞)

生命の宝塔を林立させよ

 末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり(阿仏房御書、1304㌻)

通解 末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほかには宝塔はないのである。もしそうであれば、身分の貴さや賤しさ、立場の上と下は関係なく、南無妙法蓮華経と唱える人は、その人自身が宝塔であり、また、その人自身が多宝如来なのである。

同志への指針
 〝あなたの生命こそ最極の宝塔なり〟と御本仏は語り掛けられた。妙法は、生命を蹂躙する魔性を打ち破り、宝塔を自他共に輝かせる哲理だ。
 65年前、東西冷戦の渦中、二月闘争に走りゆく私たち青年に、恩師は「地球民族主義」を提唱された。開かれた対話で差異を超え、生命の宝塔を林立させていく。地道にして最も力強く、幸と平和の連帯を拡大する道が、ここにある。


御書と歩む 54 池田先生が贈る指針   (2017・2・24付 聖教新聞)

一遍の唱題に無量の福徳


 釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う(観心本尊抄、246㌻)

通解 釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足している。私たちは、この妙法蓮華経の五字を受持すれば自然に釈尊の因果の功徳を譲り与えられるのである。

同志への指針

 私たちの唱える題目の力は無量無辺である。釈尊はじめ一切の仏の修行の功徳も、仏の威徳も、全部この妙法五字に具わっている。
 ただ一遍の唱題でも、功徳力は絶対である。ましてや、自行化他にわたる誓願の唱題行の福徳は、三世永遠に、わが生命とわが眷属を包んでいくのだ。「歓喜の中の大歓喜」の題目を、今日も朗々と唱えゆこう!


御書と歩む 55 池田先生が贈る指針   (2017・3・2付 聖教新聞)

「師子王の心」で勝ち進め!

 願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ(閻浮提中御書、1589㌻)

通解 願わくは、わが弟子等は師子王の子となって、群狐に笑われることがあってはならない。

同志への指針
 師子王は百獣を恐れない。
 大聖人の正統として、我ら壮年部は広宣流布と立正安国の誓願に走り抜いている。「師子王の心」を取り出せないわけがない。いかなる険難も悠然と乗り越えゆくのだ。
 信頼する勇猛精進のわが戦友よ、厳然と皆を守りゆく創価家族の父たちよ、「忍辱の鎧」をまとい、混迷の社会に断固と勝利の大道を開きゆこうではないか!


御書と歩む 56
 池田先生が贈る指針   (2017・3・14付 聖教新聞)

後継の魂を明々と燃やせ

 ただ世間の留難来るとも・とりあへ給うべからず、賢人・聖人も此の事はのがれず(四条金吾殿御返事、1143㌻)

通解 ただ、世間の種々の難が襲ってきても、とりあってはいけない。賢人や聖人であっても、このことは逃れられないからである。

同志への指針
 偉大な使命の青春なればこそ、苦難は大きい。悪口罵詈は正義の誉れである。
 地涌の若人として、労苦をいとわず誓願を貫く一日一日は、最も誇り高い。
 試練が偉大な生命を鍛える。「苦楽ともに思い合せて」題目を唱え、強く朗らかに進むのだ。必ず道は開ける。
 「3・16」は、永遠に青年の出発の日だ。恐れなく、わが最高峰へ挑みゆけ!


御書と歩む 57 池田先生が贈る指針   (2017・3・22付 聖教新聞)

学会活動が最高の回向に

 今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時・題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり(御義口伝、712㌻)

通解 今、日蓮およびその門下が、故人を追善する時、法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と唱えたならば、題目の光が無間地獄に至って、即身成仏させることができる。回向の文はこのことから事起こるのである。

同志への指針
 題目の大功力は亡くなった方々の生命にも厳然と届く。悲しい別れであったとしても、妙法の光明で赫々と照らし、必ず成仏の境涯へ導いていける。
 なかんずく自行化他の題目を唱え、広布に邁進しゆく学会活動には、「生も歓喜、死も歓喜」という永遠の生命の凱歌が轟く。この偉大な功徳を故人に回らし向けるのだ。ここに回向の本義がある。


御書と歩む 58 池田先生が贈る指針   (2017・3・31付 聖教新聞)

未来部員は世界の宝

 経王御前を儲させ給いて候へば現世には跡をつぐべき孝子なり後生には又導かれて仏にならせ給うべし(経王御前御書、1123㌻)

通解 経王御前をもうけられたので、現世には、必ず跡を継ぐ孝子である。また、後生には、この子に導かれて仏に成られるであろう。

同志への指針
 御本仏は、門下の後継の誕生を、これほどまでに喜ばれている。未来部が、いかに偉大な「令法久住」の宝か。一人の未来っ子の生命から、明日の希望の世界が広がる。人類を仏の境涯へ高めゆく使命を帯びているのだ。
 だからこそ、一人一人の声に耳を傾け、最大に褒め讃えたい。入学・進級など新たな出発の春。はつらつたる前進と成長を皆で応援しよう!


御書と歩む 59 池田先生が贈る指針   (2017・4・6付 聖教新聞)

妙法の女性に福徳あれ

 日月は地におち須弥山はくづるとも、彼の女人仏に成らせ給わん事疑いなし、あらたのもしや・たのもしや(松野殿御返事、1390㌻)

通解 たとえ、日や月が地に落ち、須弥山が崩れることがあったとしても、かの女性が仏に成られることは疑いない。まことに、頼もしいことである。

同志への指針
 妙法を持った女性が幸福にならないわけがない! 尊きヤング・ミセスの皆さんを、御本仏がどれほど御賞讃されていることか。
 目まぐるしい変化と慌ただしい毎日の中で、学会活動に励む挑戦の一歩一歩は、自身と一家眷属の永遠の「心の財」を積む黄金の足跡である。
 未来を創りゆく宝友の皆さんに健康と幸あれ! 妻と題目を送っています。


御書と歩む 60 池田先生が贈る指針   (2017・4・14付 聖教新聞)

人格の光で社会を照らせ

 御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり(檀越某御返事、1295㌻)

通解 主君に仕えることが、法華経の修行であると思いなさい。「あらゆる一般世間の生活を支える営み、なりわいは、全て実相(妙法)と相反することはない」と、経文に説かれているのは、このことである。

同志への指針
 新出発の春だ。心機一転、新しい環境に飛び込む友も多い。壁にぶつかることもあろう。それは前進しているゆえだ。失敗することもある。次に成功するためだ。
 「太陽の仏法」を行ずる青年は、何があっても、明るく賢く逞しくあれ! 我らは、仕事で価値を創造し、社会に貢献し、自身の人間革命をしていけるのだ。勇気で進め! 誠実で開け! 粘りで勝て!


御書と歩む 61 池田先生が贈る指針   (2017・4・20付 聖教新聞)

剣豪の如く教学を磨け

 この御文は大事の事どもかきて候、よくよく人によませて・きこしめせ(上野殿御返事、1510㌻)

通解 このお手紙には大事のことを書き記している。よくよく人に読ませて、お聞きになりなさい。

同志への指針

 〝剣豪の修行の如き鍛錬〟──65年前、御書全集の「発刊の辞」で、恩師は学会伝統の行学の姿勢を厳と示された。
 教学は生命の宝剣だ。剣豪が基本の素振りを怠らぬように、たゆまず御書を開くのだ。教学を磨き深めれば、境涯が広がる。友に希望と勇気の励ましを送ることができる。
 どこまでも御書根本に、「広宣流布」と「立正安国」の確信の対話を!


御書と歩む 62 池田先生が贈る指針   (2017・4・26付 聖教新聞)

父母に最高の親孝行を

 法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり、我が心には報ずると思はねども此の経の力にて報ずるなり(上野殿御消息、1528㌻)

通解 法華経(御本尊)を持つ人は、父と母の恩を報じているのである。自分の心には父母の恩を報じているとは思わなくても、この経の力によって報じているのである。

同志への指針
 正しい信仰は最高の親孝行である。「成仏」という永遠の幸福の光を、大恩ある父母に送ることができるからだ。
 青年に、背伸びなどいらない。ありのままの自分で、題目を唱えながら、学び鍛え、前進していけばよいのだ。ここに、わが生命を最大に充実させ、皆に希望と喜びを広げゆける青春がある。
 未来を創る君たちよ、朗らかに育ちゆけ!


御書と歩む 63 池田先生が贈る指針   (2017・5・13付 聖教新聞)

広布の勝利劇を綴りゆけ

 世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし(佐渡御書、956㌻)

通解 世間の浅いことには、命を失うことはあっても、大事な仏法のために命を捨てることは難しい。それ故に仏になる人もいないのである。

同志への指針
 人間として生を受けたことが、いかに尊貴な福運か。ゆえに「浅き事」に流されて、悔いを残してはならない。
 恩師は私に〝若き命を「大事の仏法」に懸けてみよ。絶対に正しき人生を歩める〟と約束くださった。この70年の軌跡が、その証明である。
 私も叫びたい。〝地涌の若人よ、広宣流布という壮大なロマンの勝利劇を、思う存分に綴りゆけ!〟と。


御書と歩む 64 池田先生が贈る指針   (2017・5・20付 聖教新聞)

全世界の誓願の友と出発

 諸天善神並びに地涌千界等の菩薩・法華の行者を守護せん此の人は守護の力を得て本門の本尊・妙法蓮華経の五字を以て閻浮提に広宣流布せしめんか(顕仏未来記、507㌻)

通解 諸天善神ならびに地涌の菩薩などは、法華経の行者を守護するだろう。この人はそれらの守護の力によって、本門の本尊である妙法蓮華経の五字を閻浮提に広宣流布させていくだろう。

同志への指針
 御本仏の未来記の通り、妙法を閻浮提に流布したのは創価学会だ。今、日本中、世界中の尊き友が「大法弘通」の誓願を掲げ、祈り行動してくれている。
 「太陽の仏法」が、赫々と人類を照らす時を迎えた。
 我らは日蓮大聖人の正統として、「慈折広宣流布」という平和と幸福の大道を勝ち開くのだ。仏天の守護の力をいよいよ湧き立たせながら!


御書と歩む 65 池田先生が贈る指針   (2017・5・23付 聖教新聞)

大確信の名指揮を頼む

 一つ船に乗りぬれば船頭のはかり事わるければ一同に船中の諸人損じ・又身つよき人も心かひなければ多くの能も無用なり(乙御前御消息、1220㌻)

通解 一つの船に乗り合わせた時、船頭の舵取りが悪ければ、船に乗った人々は一斉に命を落としてしまう。また、体が強い人でも、心が弱ければ多くの才能も役に立たない。

同志への指針
 ひとたび船出したからには舵取りの責任は重大だ。リーダーは、いかなる嵐にも決して揺らいではならない。
 断じて皆を守り、幸と勝利の港へ導いてみせると、強盛に祈り抜くのだ。その信力・行力の強さによって、仏力・法力も必ず強くなる。
 苦労が大きい分、福徳もまた大きい。一人一人の力を引き出しながら、一切の波濤を越えゆく名指揮を頼む!


御書と歩む 66 池田先生が贈る指針   (2017・6・2付 聖教新聞)

どこまでも信心が根本

 ただ心こそ大切なれ、いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたる・ほくちに・火をうちかくるが・ごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし(四条金吾殿御返事、1192㌻)

通解 ただ心こそ大切である。いかに日蓮が祈っても、あなた自身が不信ならば、濡れている火口に火を打ちかけるようなものである。勇んで強盛に信力を出しなさい。

同志への指針
 我らには最強無敵の「法華経の兵法」がある。その真髄の力を発揮する極意は、「心こそ大切」の一点である。
 妙法への大確信と師弟不二の勇気があれば、必ず祈りは成就する。困難な時こそ、互いに励まし合いながら、いよいよ強盛に信力を奮い起こすのだ。
 共々に「絶対勝利の信心」で壁を破り、輝く歴史を創りゆこうではないか!


御書と歩む 67 池田先生が贈る指針   (2017・6・7付 聖教新聞)

迅速こそ責任感の表れ

 貴辺此の病を受くるの理或人之を告ぐ予日夜朝暮に法華経に申し上げ朝暮に青天に訴う除病の由今日之を聞く喜悦何事か之に過ぎん(除病御書、1298㌻)

通解 あなたがこの病気にかかったことを、ある人から伺った。病気平癒を日夜朝暮、法華経に申し上げ、青天に訴えていたが、病が治ったことをきょう聞き、これ以上喜ばしいことはない。

同志への指針
 門下が病から回復したことを聞かれて、即座に送られたお手紙である。この大慈大悲に、究極の「人の振舞」が拝される。
 「心」は即「行動」に移してこそ伝わる。「迅速さ」に誠実が表れる。学会は、このスピードで勝ってきた。根本は友を思う「祈り」である。
 日々、同志・友人の健康福徳を祈り、人間主義の黄金のスクラムを広げゆこう!


御書と歩む 68 池田先生が贈る指針   (2017・6・18付 聖教新聞)

「信」強き行動の知性たれ

 今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり信は智慧の種なり(御義口伝、725㌻)

通解 いま日蓮と弟子檀那が南無妙法蓮華経と信じ唱えるが故に、自ずから求めずして、これ以上ない大宝珠を得るのである。信は智慧の種である。

同志への指針
 今日の世界広布を築いたのは誰か。悪口罵詈にも怯まず、大法弘通に生き抜いてきた無名の庶民である。
 部結成60周年を迎える地涌の学徒は、この民衆凱歌の尊き信仰の真髄を誇り高く受け継いでいただきたい。
 わが後継の学生部よ、勇気凜々と「立正安国」の対話に打って出るのだ。祈り学び、走り語り、普賢の知性をいよいよ光らせてくれ給え!


御書と歩む 69 池田先生が贈る指針   (2017・6・21付 聖教新聞)

創価の女性は「幸の太陽」

 妙の文字は月なり日なり星なりかがみなり衣なり食なり花なり大地なり大海なり、一切の功徳を合せて妙の文字とならせ給う、又は如意宝珠のたまなり(妙心尼御前御返事、1484㌻)

通解 「妙」の文字は、月である。太陽である。星である。鏡である。衣服である。食物である。花である。大地である。大海である。一切の功徳を合わせて「妙」の文字となられたのである。または如意宝珠(意のままに何でも取り出すことができる宝の珠)である。

同志への指針
 夫に先立たれ、幼子を抱えて毅然と信仰を貫く母への御聖訓である。妙法は、どんな闇も晴らす希望の光源だ。
 自行化他の題目を唱えゆく女性に行き詰まりはない。日々の生活を色心ともに豊かに照らし、進むべき未来に功徳の花を咲かせていける。
 創価の女性こそ、幸の太陽だ。大地のように、大海のように、心広々と平和のスクラムを勝ち光らせていくのだ。


御書と歩む 70 池田先生が贈る指針   (2017・6・24付 聖教新聞)

人間の価値は哲学と行動に

 法華経の行者は川流・江河の中の大海・衆山の中の須弥山・衆星の中の月天・衆明の中の大日天、転輪王・帝釈・諸王の中の大梵王なり(妙心尼御前御返事、1484㌻)

通解 法華経の行者は、全ての川や大河の中の大海であり、多くの山の中の須弥山であり、多くの星の中の月天であり、多くの光の中の大日天であり、転輪聖王・帝釈天・そのほかの王たちの中の大梵天王である。

同志への指針
 法華経の行者は、どこまでも世間で仏法の力を証明し抜いていくのだ。
 その境涯は、聳え立つ須弥山の如く、王者の中の大王者の風格である。それは、持つ哲学が第一であり、信念の行動が尊貴なるゆえである。
 仏法は勝負だ。勇敢な大音声を地域・社会に響き渡らせてこそ、広布は前進する。
 不二の壮年部よ、勝利を決する師子吼を頼む!


御書と歩む 71 池田先生が贈る指針   (2017・6・26付 聖教新聞)

「一人立つ」拡大の歴史を

 日本国の中に但一人・南無妙法蓮華経と唱えたり、これは須弥山の始の一塵大海の始の一露なり(妙密上人御消息、1241㌻)

通解 日蓮は、日本国の中でただ一人、南無妙法蓮華経と唱えた。これは須弥山となった始めの一塵であり、大海となった始めの一露である。

同志への指針
 広宣流布は、人類の宿命を転換し、恒久平和を開きゆく大事業だ。この最極の挑戦に連なる我らの誇りは高い。
 一人の生命を揺さぶる対話は、難事中の最難事である。だからこそ、命は磨かれ、心の財が積まれる。
 突破口を開くのは、青年の勇気だ。「一人立つ」若人の誠実と確信の声こそ、「黄金の一塵」であり、「福徳の一露」なのである。


御書と歩む 72 池田先生が贈る指針   (2017・6・29付 聖教新聞)

苦難を恐れずいよいよ前へ!

 いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし(兵衛志殿御返事、1090㌻)

通解 どのようなことがあっても、少しも弛んではならない。いよいよ声を張り上げてせめていきなさい。

同志への指針
 壁に突き当たった時が、まことの勝負である。苦難を勝ち越えた東京の大先達・池上兄弟のように、たゆまず団結して挑み抜くのだ。
 我らには題目の師子吼がある。勇気の一念が、状況を一変させる。学会精神に燃える勇者の声から、勝利の反転攻勢が始まるのだ。
 「いよいよ・はりあげて」攻め抜け!──これが「法華経の兵法」の極意である。



御書と歩む 73
 池田先生が贈る指針   (2017・7・14付 聖教新聞)

励ましとは「祈り」から

 尼ごぜんの御所労の御事我身一身の上とをもひ候へば昼夜に天に申し候なり(富木殿御返事、978㌻)

通解 尼御前(富木常忍の夫人)のご病気のことは、わが身の上のことと思っているので、昼も夜も(健康を)諸天に祈っている。

同志への指針
 大聖人は、門下の病気をわが事として受け止め、題目を送ってくださった。この大慈大悲を拝し、友の悩みに寄り添い、一緒に祈り、打開してきたのが創価家族である。
 「一人を徹して大切に」――これが御本仏に直結する学会精神だ。
 変毒為薬の妙法である。離れていても題目の功力は必ず届く。真心の祈りから迸る励ましを、今日も友の生命へ!


御書と歩む 74 池田先生が贈る指針   (2017・7・20付 聖教新聞)

行学錬磨の光の道を


 日は赫赫たり月は明明たり・法華経の文字はかくかく・めいめいたり・めいめい・かくかくたり、あきらかなる鏡にかををうかべ、すめる水に月のうかべるがごとし(南条殿御返事、1529㌻)

通解 日が赫々と照り、月が明々と輝くように、法華経の文字も赫々明々、明々赫々と照り輝いている。明鏡に顔を映し、澄んだ水に月の影を浮かべているようなものである。

同志への指針
 法華経、そして御書の文字は、万年までも照らす黄金の光だ。民衆の幸福と平和への道を映し出す明鏡である。
 日蓮仏法の根幹たる「広宣流布の信心」の血脈は、創価学会にのみ流れ通っている。この尊き和合僧の中に、真実の行学の錬磨があるのだ。
 一緒に御書を拝し、大聖哲の太陽の魂に触れながら、赫々・明々たる人間革命の光の道を進みゆこう!



御書と歩む 75
 池田先生が贈る指針   (2017・7・27付 聖教新聞)

若き生命に触発を

 一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし(持妙法華問答抄、465㌻)

通解 一切の草木は大地から生ずる。このことから考えると、一切の仏法もまた、人によって弘まるのである。

同志への指針
 全ては「人」で決まる。創価学会は壮大な人間錬磨の大地である。地涌の人材を限りなく育て、人類の輝かしい未来を開いていくのだ。
 21世紀使命会、未来本部長はじめ未来部を激励してくださる方々に感謝は尽きない。
 若き生命を触発するのは、真心の祈りと誠実の励ましだ。生き生きと信仰の大確信を語り伝えよう。未来の大樹を大いに伸ばしながら!


御書と歩む 76 池田先生が贈る指針   (2017・8・3付 聖教新聞)

家族で生命を磨き合う夏に

 深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり(一生成仏抄、384㌻)

通解 深く信心を起こして、日夜朝暮に怠らず、わが心を磨くべきである。どのように磨くべきか。ただ南無妙法蓮華経と唱えることが磨くことになる。

同志への指針
 誰人にも開かれた、生命を磨く最極の方途。それが唱題行である。夏は親子一緒に勤行をする好機だ。家族一同で題目を唱える場は、何よりの希望と和楽の会座である。
 ある時は親が子に信心の確信を伝え、ある時は子が善知識となって親を導く。たとえ離れていても祈りは通ずる。
 我らは、皆が学会家族だ。共々に張りのある勤行で、生命錬磨の夏を!


御書と歩む 77
 池田先生が贈る指針   (2017・8・11付 聖教新聞)

友情こそ人生の宝

 周公旦と申せし人は沐する時は三度握り食する時は三度はき給いき、たしかに・きこしめせ我ばし恨みさせ給うな仏法と申すは是にて候ぞ(崇峻天皇御書、1174㌻)

通解 周公旦という人は(客人が来れば)沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。しっかりお聞きなさい。(私〈日蓮〉の言うことを聞かずに失敗しても)私を恨まないようにしなさい。仏法というのは、このことをいうのである。

同志への指針

 短気な四条金吾を戒められた御聖訓である。礼儀と誠実、真心の配慮――常識豊かな、人間性あふれる振る舞いにこそ、仏法の精神は脈動する。
 「良き市民」として、わが地域に心の交流を広げる。懐かしい旧友と語らいを深め、新しい友と縁を結ぶ。友情こそ人生の宝であり、信頼こそ生命の誉れである。
 他者を尊敬し、聡明に「善の交友録」を綴りゆこう!


御書と歩む 78 池田先生が贈る指針   (2017・8・17付 聖教新聞)

使命の青春に栄光あれ

 竜馬につきぬる・だには千里をとぶ、松にかかれる・つたは千尋をよづと申すは是か、各各主の御心なり(九郎太郎殿御返事、1553㌻)

通解 (故・上野殿は、ただ南無妙法蓮華経の七字を信じて仏に成られた。あなた方もその一族なので、同じように志を果たされるであろう)竜馬(駿馬)についたダニは千里を飛び、松に懸かった蘿は千尋をよじ登るというのは、このことであろう。あなた方は、故・上野殿と同心である。

同志への指針
 正しき信仰を受け継いでいけば、どれほど偉大な境涯が開かれるか――大聖人が後継に贈られた御聖訓である。
 妙法と共に、使命の大空を自在に舞い飛ぶ青春となり、同志と共に、福徳の大地に幸の連帯を広げる人生となる。
 創価班・牙城会の大学校生や白蓮グループの乙女が生命尊厳の大哲学を探究し、実践してくれている。若き地涌の友に健康と団結と勝利あれ!


御書と歩む 79 池田先生が贈る指針   (2017・8・21付 聖教新聞)

妙法は幸福と勝利への智慧

 普とは諸法実相・迹門の不変真如の理なり、賢とは智慧の義なり本門の随縁真如の智なり(御義口伝、780㌻)

通解 (普賢菩薩の)「普」とは諸法実相を意味するから、迹門の不変真如の理を表す。「賢」とは智慧の義であるから、本門の随縁真如の智を表すのである。

同志への指針
 私が学生部の精鋭に「御義口伝」の講義を開始してから55年。いよいよ、人類を照らす生命尊厳の哲学の太陽は輝きを増している。
 未来を担い立つ若き地涌の英才は、不変真如の理も、随縁真如の智も、究め磨き、普く賢い大指導者へと、力をつけていただきたい。
 平和と安穏の社会を築く、新時代の「普賢」の陣列を世界が待っている。


御書と歩む 80 池田先生が贈る指針   (2017・8・30付 聖教新聞)

求道のドラマを共々に

 法華経を余人のよみ候は口ばかり・ことばばかりは・よめども心はよまず・心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ(土籠御書、1213㌻)

通解 他の人が法華経を読むのは口ばかりで、言葉の上だけでは読んでも、心では読まない。また、心で読んでも身で読まない。あなたが色心の二法にわたって法華経を読まれたことは尊いことである。

同志への指針
 信心は観念ではない。現実をよりよく変えゆく挑戦であり、実践である。
 広宣流布への行動の中で御書を拝するのだ。学会は御書を身で読み切ってきたからこそ、大発展したのである。
 この誉れの「行学の二道」に今、世界中の求道の同志が取り組んでいる。共に祈り、共に学び、共に成長する――日々、御書を繙き、人間革命のドラマを綴りゆこう!

御書と歩む 81 池田先生が贈る指針             (2017・9・7付 聖教新聞)

朗らかに人間革命の劇を

 法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去って彼に行くには非ざるなり、道場とは十界の衆生の住処を云うなり(御義口伝、781㌻)

通解 (法華経の行者が)法華経を受持する所を「当詣道場」というのである。この娑婆世界を去って、極楽浄土等のほかの国土へ行くことではない。「道場」とは十界の衆生の住所である娑婆世界をいうのである。

同志への指針
 仏道修行の道場は遠くではない。「今」「ここ」にある。わが地域である。
 60年前の9月、私は、東京・葛飾区に初代の総ブロック長として立った。一人一人に「信心してよかった」という喜びを味わわせてほしいとの師の心を体し、人情あふれる友と地域広布へ走った。
 我らの地域よ、十界互具の衆生の朗らかな「人間革命」の劇で輝き光れ!

御書と歩む 82 池田先生が贈る指針   (2017・9・14付 聖教新聞)

「負けじ魂」のリーダーたれ

 きわめて・まけじだましの人にて我がかたの事をば大事と申す人なり(可延定業書、986㌻)

通解 (四条金吾は)極めて負けじ魂の人で、自分の味方を大切にする人である。

同志への指針
 御本仏は「負けじ魂」を大切になされた。その模範が四条金吾である。医術に優れ、自らが苦境にあっても、同志を守り、旗頭となって戦い抜いた。創価のドクター部の大先輩といってよい。
 〝師弟のため、同志のため、一歩も退かない!〟との一念に、いかなる魔も打ち破る力が湧く。わが友よ、「あの人がいれば安心だ」と慕われゆくリーダーたれ!

御書と歩む 83 池田先生が贈る指針   2017・9・18付 聖教新聞)

心ゆくまで追善の題目を

 いかにも・いかにも追善供養を心のをよぶほどはげみ給うべし、古徳のことばにも心地を九識にもち修行をば六識にせよと・をしへ給う・ことわりにもや候らん(上野殿後家尼御返事、1506㌻)

通解 何としても、追善供養を心の及ぶ限り、励まれるのがよいであろう。昔の智者の言葉にも「心の根底を第九識におき、修行は六識においてしなさい」と教えているが、道理ではないだろうか。

同志への指針
 家族や宝友との愛別離苦は誰人も避けられない。しかし、自行化他の題目を唱えることで、心の及ぶ限り追善供養できる。生死を超えて、共に妙法の光明に包まれるのだ。
 広宣流布を目指し、現実の生活の中で、日々、仏道修行に励むことこそ、最高の追善となる。その福徳が、無量の先祖、無量の子孫までの「常楽の旅路」を赫々と照らし晴らしゆくのだ。

御書と歩む 84 池田先生が贈る指針   (2017・9・30付 聖教新聞)

生命尊厳の社会を築け!

 仏法渡って今に七百余年前代未聞の大法此の国に流布して月氏・漢土・一閻浮提の内の一切衆生仏に成るべき事こそ有り難けれ有り難けれ(教行証御書、1283㌻)

通解 日本に仏法が渡ってから今、七百余年になる。前代未聞の大法が、この国に流布して、インド・中国をはじめ、一閻浮提の一切衆生が仏に成ることができるとは、なんとありがたいことではないか。

同志への指針
 大聖人の「立正安国」の大闘争から七百五十余年。一切衆生の幸福と平和という大願を受け継いで、今、世界中で地涌の友が立ち上がっている。一閻浮提広宣流布の「天の時」が来た。
 乱世を照らす立正安国の哲学を、人類が渇仰している。我らは一歩も退かない。一人一人と確信の対話を広げ、民衆の笑顔が光る生命尊厳の社会を築きゆこう!

御書と歩む 85 池田先生が贈る指針   (2017・10・4付 聖教新聞)

臨終只今の悔いなき日々を

 相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給へ、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ(生死一大事血脈抄、1338㌻)

通解 強く心して強盛の大信力を出し、南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念しなさい。生死一大事の血脈をこれよりほかに決して求めてはならない。

同志への指針
 戸田先生にお仕えし、戦う日々、心肝に染めた御聖訓である。今この時を、弟子として「臨終正念」「臨終只今」の決意で、悔いなく生き切るのだ、と。
 眼前の戦いに、題目を唱えて挑む中にこそ、仏の智慧と力が流れ通うのである。
 今日の課題は何か。張りのある勤行で明確に祈り、生命力を漲らせて、一日一日を勝ち切っていくことだ。

御書と歩む 86 池田先生が贈る指針   (2017・10・5付 聖教新聞)

いかなる障魔も吹き飛ばせ

 種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし(上野殿後家尼御返事、1506㌻)

通解 (誘惑や脅しなど)種々の大難が出てきても、私の正しい法義が智者に破られることがない限り、決して受け入れることはない。それ以外の大難は、私にとっては風の前の塵のような、とるに足りないものである。

同志への指針
 御本仏は命にも及ぶ大難・佐渡流罪の中で、民衆の生命を「宝塔」と輝かせ、留難の地も寂光土へ転じられた。
 この大境涯に連なり、勝利島部など地域本部をはじめ、わが同志は、試練を勝ち越え、信頼を広げてきた。
 我らには、何ものにも破られざる正義の大哲理がある。いかなる障魔も塵の如く吹き飛ばし、地域に社会に「平和の柱」を打ち立てるのだ。

御書と歩む 87 池田先生が贈る指針   (2017・10・12付 聖教新聞)

題目には無量無辺の功徳力

 今法華経は四十余年の諸経を一経に収めて十方世界の三身円満の諸仏をあつめて釈迦一仏の分身の諸仏と談ずる故に一仏・一切仏にして妙法の二字に諸仏皆収まれり、故に妙法蓮華経の五字を唱うる功徳莫大なり(唱法華題目抄、13㌻)

通解 今、法華経は、四十余年の諸経を一経に収め、十方世界の(法・報・応の)三身円満の諸仏を釈迦一仏の分身の諸仏であると説くゆえに、一仏は一切仏であり、妙法の二字に諸仏は皆、収まるのである。ゆえに妙法蓮華経の五字を唱える功徳は莫大である。

同志への指針
 妙法は一切を動かす大宇宙の根源の力である。ゆえに、我らの唱題の音声は、十方世界に轟きわたる。届かないところなどない。
 自行化他の題目に、諸天は舞い、十方の諸仏は歓喜する。万人の仏性を呼び覚ます、無量無辺の功徳力がある。
 宿命転換も唱題だ。人間革命も唱題だ。広宣流布も唱題だ。地涌の題目の底力を、今こそ発揮しようではないか!

御書と歩む 88 池田先生が贈る指針   (2017・10・19付 聖教新聞)

嵐に不動の鍛えの信心で

 きたはぬ・かねは・さかんなる火に入るればとくとけ候、冰をゆに入るがごとし、剣なんどは大火に入るれども暫くはとけず是きたへる故なり(四条金吾殿御返事、1169㌻)

通解 鍛えられていない鉄は、燃え盛る火に入れれば、すぐに溶けてしまう。それは、氷を湯に入れたようなものである。剣などは、大火に入れても、しばらくは溶けない。これは、鍛えられているからである。

同志への指針
 わが門下は鍛え抜いた宝剣なり! 試練の炎にも怯むことなかれ! これが御本仏の烈々たる師子吼であられる。
 「仏法は勝負」だ。断じて負けない金剛不壊の生命を発揮する信仰なのだ。ひたぶるに仏道修行に徹しゆく人は、「ここぞ」という時に、必ず絶対勝利の実証を示せる。
 創価の青年は、何ものにも翻弄されぬ「世雄」(社会の英雄)と勝ち光れ!

御書と歩む 89 池田先生が贈る指針   (2017・10・21付 聖教新聞 衆院選前日)

「一念に億劫の辛労」を!

 一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり(御義口伝、790㌻)

通解 一念に億劫の辛労を尽くして、自行化他にわたる実践に励んでいくなら、本来、わが身に具わっている仏の生命が瞬間瞬間に現れてくる。いわゆる南無妙法蓮華経は精進行である。

同志への指針
 いかなる壁も、題目を唱え抜いて突破する。一念を定めた今の勇猛精進が、億劫にも通ずる地涌の大闘争だ。
 妙法のために尽くす辛労に一切の無駄はない。広宣流布の最前線で、負けじと勇んで戦い進む中でこそ、仏の智慧は躍動する。諸天も動き、必ず活路は開けるのだ。
 信頼するわが同志よ、悪戦苦闘を突き抜けて、歓喜の大功力を漲らせてくれ給え!

御書と歩む 90 池田先生が贈る指針   (2017・10・29付 聖教新聞)

妙法の福徳は燦然たり

 仏法の中に内薫外護と申す大なる大事ありて宗論にて候(崇峻天皇御書、1170㌻)

通解 仏法の中に、「内薫外護」という大変に大事な法門があって、それは仏法の要である。

同志への指針
 内なる仏性を薫発すれば、外からの守護が必ず現れる。「内薫外護」の法門の通り、四条金吾夫妻は不屈の信心で相次ぐ苦境を大逆転した。
 誰が見ていなくとも、誠実に積み重ねた善行を、仏天は御照覧である。因果の理法に照らされて、全て自身を荘厳する大果報となるのだ。
 陰徳の人生に栄光の陽報はいよいよ輝く。私の70年の信仰の大確信である。

御書と歩む 91 池田先生が贈る指針   (2017・11・2付 聖教新聞)

一念を定めて祈り抜け

 南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり(新池御書、1443㌻)

通解 「南無妙法蓮華経」と、他の事にとらわれることなく唱えていく時に、自然と三十二相・八十種好を具えるのである。「如我等無異」(我が如く等しくして異なること無からしめん)といって、釈尊のような仏にやすやすと成るのである。

同志への指針
 一念を定めて妙法を唱え抜けば、ありのままの凡夫の姿で仏と同じ生命を具えていけるとのお約束である。
 広布に進みゆく学会活動の中でこそ、互いの仏性を触発して、皆が人間革命することができる。
 誰も差別なく、置き去りにしない。「如我等無異」という仏の誓願に連なって、我らは題目を響かせ、向上と幸福のスクラムを広げゆくのだ!

御書と歩む 92 池田先生が贈る指針   (2017・11・7付 聖教新聞)

新たな拡大の道を

 日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし(諸法実相抄、1360㌻)

通解 はじめは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第に唱え伝えてきたのである。未来もまたそうであろう。

同志への指針
 広宣流布は「一人立つ」精神から始まる。「一対一の語らい」からこそ、法は広まる。必ず「二人・三人・百人と」唱え伝わっていくのだ。
 いずこの地も、いずこの国も、大聖人に直結する、無名にして偉大な創価の友から、大法弘通の金字塔が築かれてきたことを忘れまい。
 「未来も又しかるべし」──地涌の連帯の新たな拡大へ、大確信の対話を!

御書と歩む 93 池田先生が贈る指針   (2017・11・9付 聖教新聞)

無冠の友の功労に感謝

 仏は文字に依って衆生を度し給うなり、問う其の証拠如何、答えて云く涅槃経の十五に云く「願わくは諸の衆生悉く皆出世の文字を受持せよ」文(蓮盛抄、153㌻)

通解 仏は文字によって衆生を救われるのである。問う。その証拠はどうか。答えていう。涅槃経の巻十五に「願わくは、もろもろの衆生よ、ことごとく、みな、出世間(仏法の世界)の文字を受持しなさい」とある。

同志への指針
 日蓮大聖人は民衆救済の御書を留められた。この金文字が輝き光る聖教新聞を日々、配達する無冠の友こそ御本仏の尊き使者であられる。諸天も讃嘆する大聖業だ。
 どうか、「無冠即栄光」「無冠即福徳」の誇りも高く、健康・無事故の幸道を!
 寒風の日も、雨や雪の日も、朝一番に届く真心の温もりに感謝合掌し、皆が聖教と共に生命の暁鐘を打ち鳴らそう!

御書と歩む 94 池田先生が贈る指針   (2017・11・21付 聖教新聞)

妙法は世界第一の〝良薬〟

 入道殿は閻浮提の内日本国の人なり、しかも身に病をうけられて候病之良薬の経文顕然なり(妙心尼御前御返事、1479㌻)

通解 (妙法蓮華経の五字は「全世界の人の病の良薬」と説かれているが)入道殿は、この「全世界」の中の日本国の人である。しかも、その身に病を受けられている。「病の良薬」の経文は、はっきりとしている。

同志への指針
 妙法とは、生命の無上の「良薬」である。
 いかなる病魔にも負けない大生命力を涌現できる。医療を最大に生かす智慧も発揮できる。必ずや幸と栄光の境涯を開いていけるのだ。
 この大良薬の功力を引き出すのが、信心である。強盛な祈りと聡明な生活で、断じて健康長寿の人生であれ! わが宝友に、私と妻は、朝な夕な、題目を送っている。

御書と歩む 95 池田先生が贈る指針   (2017・11・23付 聖教新聞)

信心即生活の賢者たれ

 敵と申す者はわすれさせてねらふものなり、是より後に若やの御旅には御馬をおしましませ給ふべからず、よき馬にのらせ給へ(四条金吾殿御返事、1185㌻)

通解 およそ敵というものは、(その存在を)忘れさせて狙うものである。今後もしも旅に出られる際は、馬を惜しんではならない。良い馬にお乗りなさい。

同志への指針
 門下の無事を願い、乗る馬のことまで案じられる。これが御本仏のお心である。
 油断と慢心に魔は忍び寄る。「信心即生活」とは観念ではない。惰性を排して、具体的に勝ち取るものだ。
 張りのある勤行と教養ある生活リズムで健康管理を! 交通事故や火災に注意し、悪縁を寄せ付けぬ鋭き用心を!
 栄光の人生を飾りゆく創価の賢者たれ!

御書と歩む 96 池田先生が贈る指針   (2017・11・30付 聖教新聞)

会うことが広宣流布

 書は言を尽さず言は心を尽さず事事見参の時を期せん(太田入道殿御返事、1012㌻)

通解 書は言葉の全てを言い尽くすことはできない。言葉もまた心を残らず表し尽くすことはできない。さまざまな事柄は、会った時を期して話すことにしたい。

同志への指針
 恩師は「人に会うことが広宣流布だ」と言われた。直接会って、心を開き、語り合う。この積み重ねが、創価の慈折広布の原動力である。
 黙々と広布を支えてくれる同志。言い知れぬ苦悩と戦う友。そのもとへ足を運び、励ましの声を送る――。ここにこそ、御本仏の心を携えた菩薩行がある。
 「足は経なり」。足どりも軽く、今日も会って語ろう!

御書と歩む 97 池田先生が贈る指針   (2017・12・8付 聖教新聞)

清新な祈りから出発!

 妙の一字の智火以て此くの如し諸罪消ゆるのみならず衆罪かへりて功徳となる毒薬変じて甘露となる是なりへ(千日尼御前御返事、1316㌻)

通解 妙の一字の智慧の火は、一切を焼き尽くす火のようなものである。あらゆる罪が消えるだけでなく、それら全ての罪はかえって功徳となる。「毒薬が変化して甘露となる」とは、このことである。

同志への指針
 どんな苦悩の闇も幸福の光へと転じる。これが「妙の一字」にそなわる智慧の力だ。
 過去の罪業が深いなどと嘆く必要は断じてない。今ここから一切を変毒為薬できるのが、我らの信仰だからだ。
 創価の父母は、自行化他の題目で、宿命転換を断固と成し遂げてきた。
 ゆえに若人よ、広布と人生の栄光へ、今日も清新な勤行・唱題から出発するのだ!

御書と歩む 98 池田先生が贈る指針   (2017・12・14付 聖教新聞)

会場提供の功労は永遠

 今此の所も此くの如し仏菩薩の住み給う功徳聚の砌なり、多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし(四条金吾殿御返事、1194㌻)

通解 (法華経の行者のいる所に諸仏・菩薩らが雲集する)今この場所も同様である。仏・菩薩の住まわれる功徳の聚まる場所である。(この場所で)多くの月日の間、日夜、読誦している法華経の功徳は大空にも余っているであろう。

同志への指針
 地涌の友が集う場所は、仏・菩薩がおられる宝処である。無量の功徳と喜びが満ち溢れてくる。
 広布の会場は、いずこも法華経の会座そのものだ。提供してくださるご家庭の福徳は広大無辺である。諸天に守られ、子孫末代まで栄えゆかれることは絶対に間違いない。
 尊き支えと功労に、心から感謝と敬意を込めて、大切に使わせていただこう!

御書と歩む 99 池田先生が贈る指針   (2017・12・19付 聖教新聞)

善知識の対話で幸の連帯を

 此の法門を知識に値わせ給いて度度きかせ給うべし、日本国に知る人すくなき法門にて候ぞ(刑部左衛門尉女房御返事、1401㌻)

通解 この法華経の法門を善知識(善友)に会って度々聞かれるべきである。日本国に知る人の実に少ない法門なのである。

同志への指針
 広宣流布は友情を結びゆく聖業だ。自らが善き友になれば、必ず善き仏縁が広がる。
 生命の仏性を信じ、開きゆく仏法対話に励む人は、仏の使いであり、最高の善知識である。信仰の確信と歓喜をありのままに語って、友の生命に幸福の種を蒔くのだ。
 「幸せになってほしい」との真剣な祈りが届かないわけがない。最極の麗しき希望と信頼の連帯を築きゆこう!

御書と歩む 100 池田先生が贈る指針   (2017・12・29付 聖教新聞)

人間革命の勝利劇を!

 設ひ・いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只法華経の事のみさはくらせ給うべし(兄弟抄、1988㌻)

通解 たとえ、どんな煩わしい苦難があっても、夢の中のこととして、ただ法華経のことだけを思っていきなさい。

同志への指針
 険難の峰を登りゆく池上兄弟へ示された信仰の極意である。煩わしい困難が次々に襲いかかろうとも、ただ一筋に広布大願に進み切るのだ。決定した師子吼の前には、一切の魔は退散する。
 煩悩は即菩提である。大きく悩んだ分だけ大きな境涯が開かれる。勝利を決するのは自分自身だ。全てを変毒為薬し、我らは皆で人間革命の逆転劇を勝ち飾りゆくのだ。
2017-12-29 : 御書と歩む :
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