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池田先生と共に 新時代を進む 第1回〜第23回

池田先生と共に 新時代を進む

第1回 いざ楽し 創価家族の共戦譜   (2017.1.6付 聖教新聞)

 青き地球を希望の光で包み、世界の創価家族が新年をスタートした。五大州のいずこでも、わが同志はにぎやかで明るい。皆が新時代の「地涌の第一走者」である。
 思えば、創価学会常住の御本尊が本部に安置され、初めての正月を迎えたのは1952年(昭和27年)。
 この御本尊の御前から、私は戸田先生の若き直弟子として出陣し、「大法弘通慈折広宣流布」へ青年拡大の翼を東京・蒲田より広げた。あの2月闘争である。
 以来65星霜──。
 私は広宣流布大誓堂で、全ての宝友のますますの健康とご多幸、全学会のいよいよの前進・団結・勝利を真剣に祈念した(3日)。
 日蓮大聖人は「此の経文は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし」(御書1310㌻)と宣言なされている。
 この一年、我らは、師子王のごとく恐れなく、不二の師子吼の題目を響かせながら、いかなる険難も勇気凜々と勝ち越えたい。
 そして若鷲のごとく颯爽と、試練の烈風をも力に転じて、広布と人生の凱歌を天空高く、世界へ未来へ、轟かせていこう!
        ― ◇ ―
 大聖人は、ある年の正月、四条金吾夫妻をねぎらい讃えられて、「法華経を持たれる人は、一切衆生の主であると、仏は御覧になっているでしょう。また、梵天・帝釈も、この人を尊敬されるであろうと思えば、うれしさは言いようもありません」(同1134㌻、通解)と仰せになられた。
 来る年来る年、広宣流布に励みゆく学会員こそ、人類の中で最も気高き使命を担うリーダーであり、梵天・帝釈をはじめ、無量無辺の諸天善神から仰がれ、守護される存在なのだ。
 “青年拡大の年”なれば、共々に若々しく張り切って「一生成仏」「人間革命」という自転と、「広宣流布」「立正安国」という公転を、たゆまず進めてまいりたい。
 そして勇敢に朗らかに、希望と幸福と平和のスクラムを拡大していくのだ。
        ― ◇ ―
 我らには絶対に信じ合える善友がいる。その信頼に応え、広布に走る人生ほど、爽快なロマンはない。負けじ魂の力走が、未来の友の希望と栄光を開くのだ。
 仲良く励ましの声を掛け合い、絶妙のチームワークで楽しき創価家族の共戦譜を勝ち綴ろうではないか!

第2回 福智輝くロマンの青春道を   (2017・1・22付 聖教新聞)

 各地の大雪や荒天による被害に、心からお見舞い申し上げます。
 厳寒の中、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」をはじめ、皆さまの健康とご多幸、絶対無事故を、毎日、真剣に祈っております。
        ― ◇ ―
 にぎやかに楽しく女子部のロマン総会が始まった。列島のあの地この地に、青春の希望の舞が躍動する。
 御聖訓に「仏になるみちは善知識にはすぎず」(御書1468㌻)と仰せである。
 善知識――善き友と支え合い、励まし合う絆にこそ、「一生成仏」という幸福への確かな軌道がある。
 このスクラムを手作りで広げる乙女たちの語らいが、どれほど尊く、大切か。
 苦楽を分かち合って祈る。共に笑い、共に歌い、共に進む。ここに、孤独や不安を深める現代社会にあって、かけがえのない連帯がある。
 草の根の対話は、地味であり、地道である。しかし、草創の女子部のリーダーたちとも、私は語り合った。
 ――世界広布といっても全ては足元から始まる。足元のできることから一つ一つ着実に積み重ねれば、必ず道は開ける、と。
        ― ◇ ―
 日蓮大聖人が女性の門下に贈られた御文を、あらためて拝読したい。
 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を、いまだきかず法華経を信ずる人の凡夫となる事を」(同1253㌻)
 誰もが幸福になるために生まれてきた。
 長い一生にあって、どんな厳しい試練の冬が襲いかかろうとも、断じて負けない。大歓喜の幸の春を、自他共に勝ち開いてみせる――この「絶対勝利」の福智の光を、わが生命に無限に漲らせていけるのが、正しき青春の信仰なのである。
 幸福は、心で決まる。境涯で決まる。哲学で決まる。
        ― ◇ ―
 今、目覚ましい発展を続けるインドなど、いずこでも、青年拡大の大いなる原動力は、華陽姉妹である。
 女子部が一人立てば、「希望の門」が開かれる。家庭に地域に、職場に社会に、さらに世界に未来に、妙法の幸の花は、幾重にも咲き広がっていくのだ。
 さあ、太陽の婦人部を中心に、皆で応援しよう!
 世界のどこよりも仲良く麗しく、朗らかな平和のロマンの集いであれ!

第3回 勇気・誠実・団結で勝て!   (2017・2・2付 聖教新聞)

 暦の上で「立春」とはいえ、まだまだ寒い日が続く中、創価の宝友が新たな二月闘争に挑んでくれている。
 日蓮大聖人は、地涌の菩薩を「大地の底にかくしをきたる真の弟子」(御書905㌻)とも明かされた。
 世界広布新時代の今この時、躍り出た地涌の若人が、どれほど深い使命と宿縁を帯びていることか。
 創価班、牙城会をはじめ、頼もしき男子部の皆さん!
 白蓮グループをはじめ、清々しい女子部の皆さん!
 そして、結成60周年へ走りゆく凜々しき男女学生部の皆さん!
 未来の凱歌は、伸びゆく君たち、貴女たちのスクラムにある。
 「青年を呼ぶのは、青年である。青年の心を揺さぶるものは、青年の叫びである」――恩師と同じ心で、私は皆さん方を絶対に信頼し、一切を見守っている。
 また受験や卒業の季節であり、宝の未来部の友、一人一人に、温かくこまやかな励ましを送っていきたい。
        ― ◇ ―
 御聖訓には、「夫れ須弥山の始を尋ぬれば一塵なり・大海の初は一露なり・一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祇の母は唯・一なるべし」(同1237㌻)とある。
 全ては、一人から始まる。
 一人を激励し、育てる。一人と対話し、仏縁を結ぶ。
 地道にして粘り強い、この執念の積み重ねこそが、創価の大勝利山を築き、広布の大海原を開くのだ。
 大聖人は「日蓮さきがけしたり」(同910㌻)と仰せになられた。御本仏に直結する「先駆」の学会精神で戦い進む皆さん方を、諸天が護らないわけがない。
 わが学会の誇りは、大変であればあるほど、一人立つ勇者が、いずこにも光っていることだ。
 御書に照らし、先駆の労は、三世十方の全ての仏を供養したのと同じ、無量無辺の大功徳に包まれることを確信していただきたい。
        ― ◇ ― 
 勝利の方程式は、常に変わらない。
 一人一人の「勇気ある信心」で勝つ!
 一日一日の「誠実なる振る舞い」で勝つ!
 そして、「異体同心の団結」で勝つ!
 我ら創価家族は、不屈の負けじ魂で前進だ。
 「青年拡大」へ、いよいよ仲良く、明るく、朗らかに、若き地涌の友を呼び出していこうではないか!

第4回 ああ感激の同志あり!   (2017・2・11付 聖教新聞)

 全国各地の大雪、暴風雪による被害にお見舞いを申し上げます。農作物への影響なども案じております。
 いまだ寒さも厳しく、わが宝友の健康・長寿、なかんずく、聖教新聞を配達してくださっている「無冠の友」の皆さま方の絶対無事故を、さらに強盛に祈ります。
        ― ◇ ―
 戸田城聖先生の生誕の日(2月11日)に当たり、恩師記念会館で報恩感謝の勤行を行った(10日)。
 「報恩抄」の文段には、「若し法を伝えて衆生を利せば、畢竟、恩を報ずるなり」と示されている。
 師恩に報いる最上の道は、妙法を語り、一人でも多くの友と仏縁を結び、幸福の人生へ導くことである。
 戸田先生は、広宣流布の拡大、立正安国の進展を何より願われた折伏の大師匠であられる。青年部を先頭に、新たな二月闘争が、日本中、世界中で繰り広げられていることを、最も喜んでくださるに違いない。
        ― ◇ ―
 恩師は、1900年(明治33年)の生まれ。文字通り、20世紀に輝きわたる不滅のご生涯であられた。
 それからまさに百年の時を経て誕生したのが、今の未来部のメンバーである。
 先生が呼び出された地涌の人材群は、もはや何ものも押しとどめることのできない潮流となった。
 恩師記念会館には、少年少女希望絵画展の作品が展示されていた。皆、本当に上手であり、若き価値創造の生命が生き生きと、また伸び伸びと躍動している。
 創価後継の若人たちが、21世紀を限りなく照らし晴らしゆく未来へ、私の心は限りなく広がる。
 会館には、我ら東京の歌「ああ感激の同志あり」の歌詞も掲げられていた。
 戸田先生にお聞かせする思いで、妻と口ずさんだ。
  
〽おお東天に 祈りあり
 元初の生命の 曙は
 春の桜の 匂うごと
 喜び勝たなん 力あり
  
 総本部の桜も、寒風に負けず蕾を膨らませている。
 功徳満開の創価の大桜を、今年も恩師に捧げたいと祈る日々である。

第5回 我らの宝城から幸福勝利の光   (2017・2・27付 聖教新聞)

 待望の新会館が各地に誕生し、心からお祝いしたい。
 わが学会の会館は、希望と幸福の宝処であり、平和と文化の大城である。
 新時代の「二月闘争」で意気軒高の東京・大田区の友からは、中心の文化会館が完成以来27年で来館者が延べ600万人になったと喜びの報告があった。
 恩師の事業が苦境にあった渦中に、私はお約束した。「広宣流布の立派な城を日本中、世界中に建てますから、ご安心ください」と。
 今、各会館に喜々として集い来る創価の宝友たちを戸田先生は、会心の笑顔で見守られているであろう。
        ― ◇ ―
 寒い日々も、広布の道場を厳然と守ってくださる、創価班、牙城会、白蓮グループをはじめ、会館守る会、婦人部の香城会、一日会館長の創価宝城会など、尊き陰徳の方々に感謝は尽きない。無量の陽報に包まれゆくことを深く確信する。
 とりわけ、3月5日の壮年部の結成記念日を前に、王城会の皆さん方の奮闘に厚く御礼を申し上げたい。
 多忙な中、懸命にやりくりしての厳護の着任とともに、澎湃と躍り出る地涌の勇士の先陣を切る大活躍も、よく伺っている。
 「王城会」――何と誇り高き名前であろうか。
 日蓮大聖人は、「王」の意義について「天・地・人を貫きて少しも傾かざるを王とは名けたり」(御書1422㌻)と仰せになられた。
 何ものにも揺るがず、正義の学会を支え抜く「黄金柱」と合致する力用である。
 わが信頼する王城会の盟友たちよ! 民衆に尽くし、民衆から仰がれ慕われゆく真正の「人間王者」として、一人ももれなく、健康で大勝利の人生を、威風堂々と飾ってくれたまえ!
        ― ◇ ―
 地域の宝の個人会場、個人会館を提供くださっているご家庭に、皆で深謝したい。心して大切に礼儀正しく、使わせていただこう。
 牧口先生は、座談会の折々、会場のご家族に丁重に挨拶をなされていた。私の妻も、大田区の実家で、幼き日に命に刻んだ牧口先生の振る舞いを、たゆまぬ前進の力としている。
 御聖訓には「かかる濁世には互につねに・いゐあわせてひまもなく後世ねがわせ給い候へ」(同965㌻)と仰せである。
 創価の城は、皆が永遠の幸福を開く宝城だ。この城と共に地域も栄える。この城から、勝利の人材を一段と送り出そうではないか!

第6回 未来部は宝 青年こそ希望   (2017・3・16付 聖教新聞)

 「3・16」のこの日を、全世界の青年部・未来部のはつらつたる前進の息吹で迎え、うれしい限りだ。
 先日の日曜日(12日)、東京・新宿区の大久保会館と若松会館を視察した。朝から男女青年部がそれぞれに元気に集い合い、未来部の卒業部員会も、ご家族や担当者の方々の見守る中、楽しく行われていた。
 厳護する牙城会の友も、凜々しく頼もしかった。
 未来部は宝だ。
 青年こそ希望だ。
 わが学会の庭で、躍動する地涌の若人たちの晴れ姿を見てくれ給え!と、私は胸を張って叫びたい。
        ― ◇ ―
 日蓮大聖人は、青年・南条時光に仰せになられた。
 「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561㌻)
 広宣流布とは、仏が抱く究極の大願である。ゆえに、この大願を起こす時、青年の生命は仏に等しく、最も気高く、最も雄渾になる。昇りゆく旭日のように、鮮烈な光を放ち始めるのだ。
 1958年(昭和33年)のきょう、恩師・戸田先生はご自身が命を賭して貫かれた広布の大願を、「いざ!」と馳せ参じた6000人の青年部代表に託された。
 皆、無名無冠なれど、心は師弟の誓いに燃えていた。
 ただ師と共に! 広布のために! この戦う心で、我ら創価の青年は道なき道を勝ち開いてきた。
        ― ◇ ―
 戸田先生は宣言された。「創価学会は、宗教界の王者として、社会のあらゆる分野に、真に優れた人物を送り出していくのだ」と。この先生の願いの通り、今、社会貢献の人材が、日本中、世界中で乱舞している。
 イタリアの同志が各界から、これほど深い信頼を寄せられているのは、なぜか。
 36年前、私と出会いを結んだ尊き求道の青年たちが先頭に立って、「信心即生活」「仏法即社会」の模範を誠実に示してくれた。いかなる苦難も団結して乗り越え、後輩を大切に育てながら、一人一人が偉大な人間革命の勝利の実証を重ねてくれたからに他ならない。
 世界広布の原動力は、永遠に青年だ。
 いよいよ全国各地で創価青年大会も始まる。
 壁を破り、決然と一人立つ青年が一切を変える。試練を越えて、永遠の土台ができる。全ては仏になる修行であり、訓練なのだ。
 何より、我らには「法華経の兵法」がある。
 「題目」で進もう!
 「励まし」で開こう!
 そして、「団結」で勝とうではないか!

第7回 いざ爛漫と創価桜の道を   (2017・3・27付 聖教新聞)

 師弟誓願の3月から「4・2」「5・3」へ、我ら創価は勝利のリズムで進む。総本部の青年桜も開花し、各地から集われる尊き友が笑顔で仰ぐ季節となった。
 年々歳々、「冬は必ず春となる」との希望の劇を宝友と飾りながら、恩師・戸田城聖先生の祥月命日を迎えられることに感無量である。
 アメリカSGIの初代から第4代まで歴代の婦人部長・書記長たちも、仲睦まじく来日された。世界広布の道なき道を、共々に開いてくれたパイオニアである。
 妻と一緒に懐かしい再会をすることができた(25日、戸田記念国際会館で)。
 皆、健康長寿と幸福和楽の実証を示しながら、姉妹のように、母娘のように、麗しく後輩を慈しみ、人材の流れを築いてくれている。
 「アメリカは大勝利します!」との若々しい心意気が、何より嬉しかった。
 全世界に輝き広がる創価家族の功徳満開の晴れ姿を、恩師もどれほどお喜びくださるであろうか。
        ― ◇ ―
 日蓮大聖人は門下の先駆の功労を讃えられ、「国中の諸人・一人・二人・乃至千万億の人・題目を唱うるならば存外に功徳身にあつまらせ給うべし」(御書1241㌻)と仰せになられた。
 法のため、友のため、社会のため、苦難に怯まず、広布に生き抜く福運は無量だ。時とともに、いやまし光る。
 学会活動には、何一つとして無駄はない。あらゆる苦労が、最極の「今生人界の思出」となり、自身と一家眷属の「人間革命」の力となる。さらには愛する地域と国土の「立正安国」へとつながっていくのだ。
        ― ◇ ―
 法華経には「日月の光明の 能く諸の幽冥を除くが如く 斯の人は世間に行じて 能く衆生の闇を滅し」(法華経575㌻)と。
 苦悩の絶えない社会にあって、生命尊厳の大哲学を持ち、希望と勇気の光を送りゆく地涌の友の使命は、いかに大きく誇り高いか。
 “どうすれば組織が盛り上がるか”と悩む青年を、私は励ましたことがある。
 ――君自身が燃えていればいいんだよ。一人の信心が、一人の成仏が、最後には全てを変えるんだから、と。
 一人から一切は始まる。自分が太陽となれば、いかなる闇も消え去るのだ。
 今の祈りと行動が種となって、必ず勝利の花を咲かせる。生き生きと友情と仏縁を広げ、いざ爛漫と創価桜の道を開きゆこう!

第8回 人材の光を! 新風を起こせ   (2017・4・7付 聖教新聞)

 あふれる春の光の中、武蔵野の天地を一路、わが創価学園へ走った(4月5日)。
 思えば、1960年のこの日も通った思い出深き道のりだ。会長就任の直前、学園の建設用地の視察に妻と訪れたのである。
 57星霜を経て、かつての雑木林には、仰ぎ見る英知の大城が聳え立っている。今や世界の教育界も注目する大発展を、学園首脳と喜び合った。始業式の前日だったが、クラブ活動や新入生の歓迎の準備等に当たる学園生が、はつらつと躍動する息吹がうれしかった。
 学園創立から50周年。関西校の大発展も目覚ましい。札幌創価幼稚園をはじめ香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国の姉妹校でも素晴らしい創価の世界市民が育まれている。
 「教育の勝利」こそが、「人類の永遠の勝利」と叫ばれた牧口先生、戸田先生の会心の笑顔が浮かぶ。
 創価教育を支えていただいている全ての方々への感謝は尽きない。そして、学園を志願してくれた友も皆、創価同窓なりと、日々、祈りを捧げている。
        ― ◇ ―
 満開の桜の立川文化会館にも、久方ぶりに足を運んだ。
 40年前に誕生してより、新たな〝本陣〟とも定めて指揮を執った会館である。
 一人を大切に! 一人を幸せに! 一人を師子に!
 反転攻勢の新時代は、この法城から開かれたのだ。
 忘れ得ぬ歴史を刻んだ「元初の間」で勤行し、今、勇んで広布に走る総東京をはじめ、全同志の福徳と大勝利を真剣に念じた。
 記念展示室では、第2総東京の懐かしい広布の共戦譜を見つめ、あの友この家族の近況も伺いつつ、誉れの宝土に題目を送った。
 4月2日、恩師の祥月命日は、「第2総東京の日」でもある。その意義は深い。
 「よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり」(御書900㌻)
 正義の魂魄を留めたる、第2総東京の大地から、創価後継の「よき弟子」が未来永遠に躍り出ていくことを私は大確信してやまない。
        ― ◇ ―
 人材は試練の中で育つ。
 戸田先生は言われた。
 「皆、地涌の菩薩として自ら願って、あえて厳しい苦難に挑むのだ。なぜか。堂々と戦い勝って、あとに続く人々に限りない希望と勇気を贈るためである」と。
 さあ、人材の光を社会に放ちゆこう! 希望と勇気の新風を起こしゆくのだ。

第9回 今日も「慈折広布」の大道を   (2017・5・9付 聖教新聞)

 晴れやかな「創価学会の日」を、世界中の内外の宝友から慶祝していただき、心より御礼申し上げたい。
 5月は、恩師・戸田先生が会長に就任され、「大法弘通慈折広宣流布」の御本尊を発願なされた月である。「慈折」の二文字、すなわち「慈悲の折伏」に、人類を照らす世界宗教の大光がある。
 3日には、広宣流布大誓堂で勤行し、全同志が健康長寿であれ、無事安穏であれ、そして幸福勝利あれと深く祈念した。
 御宝前には、総東京男子部の署名簿なども供えられており、若き地涌の友どちよ、一人も残らず栄光凱歌の青春をと祈った。
 7日には、恩師にゆかりの目黒区などを車で回り、同志に題目を送った。目黒の三田は、65年前の5月に、私たち夫婦が新出発をした地でもあり、発展の様子を懐かしく見つめた。
        ― ◇ ―
 「創価学会母の日」には、敬意と感謝を込めてピアノで「母」を弾いた。
 明るくたくましく育ちゆく未来部と青年部へ届けと「こいのぼり」「月の沙漠」そして〝大楠公〟を。恩師の故郷・北海道に思いを馳せ「さくら」も奏でた。
 厚田の戸田記念墓地公園は8000本の桜が満開となり、〝さくらまつり〟が多くの来賓方を迎えて行われる。開園より40年にして、来園された方も1000万人を超えたと伺った。
 あの夕張での闘争からは60年――。愛する北海天地の父母たちは地域の信頼の柱と仰がれ、三代城の丈夫も、華陽の乙女も、目覚ましく成長してくれている。恩師がどれほどお喜びか。
 昭和32年の7月3日、北海道から大阪へ向かう途中、羽田空港に降り立った私に、恩師は言われた。
 「広宣流布は、現実社会での格闘なのだ。どんな難が競い起ころうが、戦う以外にないのだ。大作、征ってきなさい!」と。
 不二の師弟に恐れなし。
 元初から誓った「立正安国」の遠征を勇敢に続け、正義の勝利を一つ一つ打ち立てていくのみである。
        ― ◇ ―
 我らには「一閻浮提第一の御本尊」(御書1361㌻)がある。御本仏は「あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、何事か成就せざるべき」(同1124㌻)と仰せである。
 感激の同志と励まし合い、共々に祈り抜き、祈り切りながら、今日も「慈折広布」の大道を、強く朗らかに進みゆこう!

第10回 誓春凱歌の花を爛漫と   (2017・5・28付 聖教新聞)

 わが女子部の友が「凱歌の花」の拡大月間と掲げて、はつらつと前進している。
 創価の太陽・婦人部と共に、幸福と友情の対話を明るく賢く織り成す姿を、御本仏がいかばかりお喜びくださることか。
 「乙御前は、さぞかし成長されたことでしょう。どんなに聡明になられたことでしょうか」(御書1222㌻、通解)。健気な母娘を慈しまれた御聖訓は、華陽姉妹への仰せとも拝される。
 広宣流布の誓いに走る青春は苦労も多い。しかし、尽きせぬ充実がある。歓喜がある。希望がある。
 60年前の夏、大阪事件の直後に、私は東京の下町・荒川で人情あふれる同志と一緒に、新たな民衆勝利の波を起こしていった。
 その折、座談会場のお宅の乙女からの質問に答え、「妙法のジャンヌ・ダルクたれ!」と呼び掛けたことも懐かしい。
 創価のジャンヌたちは、まさに善意と慈愛と優しい心で悩める友を励まし、社会の只中で立正安国のスクラムを勇敢に広げてきた。
 それは、一人一人が福智を光らせ、「心の財」を積みながら、皆で仲良く朗らかに幸の境涯を開きゆく平和の大革命といってよい。
 女子部が輝けば、一家も地域も、そして未来も輝く。
 「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(同552㌻)
 地涌の女性の確信の声で、あの友この友の心に、幸福凱歌の種を蒔いていただきたい。
        ― ◇ ―
 「何なる世の乱れにも各各をば法華経・十羅刹・助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(同1132㌻)――「〝まさか〟が実現」の関西の戦いの中で、皆と拝した一節である。
 いかなる壁が立ちはだかろうとも、題目の師子吼で祈り抜き、祈り切り、大胆に一歩を踏み出すことだ。
 そこに、無量の智慧を発揮し、不可能を可能にする道が必ず開かれる。
 戸田先生が青年に示された逆転勝利の鉄則がある。「真剣に祈れば智慧が湧く」「行き詰まった時が勝負だ」「大変な所へ真っ先に行け」
        ― ◇ ―
 全国を牽引する関西青年部の大行進も頼もしい。
 今日(28日)は、大阪、京都、和歌山で意気軒高に青年大会が行われる。さらに来週は福井、再来週は滋賀で予定されている。
 「負けたらあかん!」
 常勝後継の若人たちの輝く誓春乱舞を、尊き関西の父母たちと、私は何よりうれしく見守っている。

第11回 栄光の大広布城を築こう   (2017・6・8付 聖教新聞)

 偉大なる「死身弘法」の師父・牧口先生の生誕日に、懐かしい荒川文化会館を訪れることができた(6日)。
 昭和53年3月にこの師弟城が完成し、私が真っ先に行ったのは、戸田先生の追善法要(4月1日)であり、牧口先生の生誕謝恩の勤行会(6月6日)であった。
 会館の前庭に、牧口先生の御揮毫「一人立つ精神」が金文字で石に刻まれている。さらに戸田先生が認められた「大願」の石碑。その横に私が留めさせていただいたのは「共戦」の二字である。
 60年前の夏、庶民の都・荒川で、私は草創の父母たちと、新たな民衆凱歌の波を起こす弘教拡大を成し遂げた。その智慧とエネルギーも、先師の「一人立つ精神」に連なり、恩師の「大願」を成就してみせるという不二の「共戦」から生まれたのだ。
        ― ◇ ―
 誉れの勝利劇の主役は、いかなる労苦もいとわぬ「陰徳陽報」の民衆である。
 学生部の歌「広布に走れ」を最初に大合唱したのも、荒川だ。今、英知の男女学生部が結成60周年を飾りゆく、先駆の奮闘は何と凜々しいことか。
 我ら東京の歌「ああ感激の同志あり」が発表されたのも、荒川での東京支部長会であった。
 心一つに前進してくれる全国の感激の同志に感謝を込め、今再び呼び掛けたい。
 私と一緒に、不敗の東京をつくろう! 世界の同志が仰ぎ見る、永遠不滅の、栄光の大広布城を築こうよ!
        ― ◇ ―
 帰途、大好きな足立を回った。
 牧口先生は足立広布の母を励まされた。「難を乗り越えてこそ、成仏できる」と。
 その通りに、何があっても勝ち越えてくれるのが、足立のスクラムである。「大東京の王者」と、私は全幅の信頼を寄せている。さらに隅田川沿いに走り、陽光に照らされた宿縁深き葛飾、墨田、台東そして江東等の天地を見つめつつ、全ての宝友に健康あれ! 幸福あれ! 勝利あれ! と、妻と題目を送った。
        ― ◇ ―
 牧口先生が大切に拝された女性門下への御聖訓に、「口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ、梵王・帝釈の仏性はよばれて我等を守り給ふ、仏菩薩の仏性はよばれて悦び給ふ」(御書557㌻)と。
 まもなく、創価の太陽・婦人部の日(10日)である。
 題目の渦で、仏の大歓喜の生命を、あの友にも、この地にも躍動させながら、「立正安国」の大光をいよいよ放ちゆこうではないか!

第12回 前進! 正義の凱旋門へ   (2017・6・20付 聖教新聞)

 戸田城聖先生が、軍部政府との2年の獄中闘争を勝ち越え、出獄されたのは、東京・中野であった。
 それは、昭和20年(1945年)の7月3日。巡りくるその日を前に、有縁の地へ走り、中野南文化会館を視察した(18日)。
 会館には、朝から壮年部が意気軒昂に集われていた。いよいよ黄金柱の出番と「ああ感激の同志あり」を皆で大合唱したと伺った。王城会の厳護の雄姿も、頼もしい限りである。「父の日に本当に尊いですね」と妻が微笑んだ。
 勤行会を行っていた先駆の学生部も元気である。
 同会館には、隣接する杉並・方南支部の友も、太陽の婦人部を中心に集まられていた。
 方南支部といえば、昭和53年の1月、広布第2章の「支部制」開始に際し、私が結成大会に出席した忘れ得ぬ支部である。
 地域に信頼を広げる大発展が、何よりもうれしい。
 とともに、創価の凱歌へ師子奮迅の指揮を執る全国の支部長・支部婦人部長、また地区部長・地区婦人部長、ブロック長・白ゆり長をはじめ、リーダーの皆さま方の奮闘が偲ばれる。
 御本仏が、広布に献身する偉大な宝友たちを、いかばかり讃嘆されているか。
 「釈迦仏・地涌の菩薩・御身に入りかはらせ給うか」(御書1467㌻)の一節が、胸に迫ってならない。
        ― ◇ ―
 中野南文化会館には、戸田先生が出所した豊多摩刑務所の鉄の門扉が保管されている。同刑務所が取り壊された折、中野の有志が譲り受けてくれたものだ。
 恩師の出獄は、沖縄戦で日本軍の組織的戦闘が終わった直後だった。6月23日は「沖縄慰霊の日」である。
 〝命どぅ宝〟――生命こそ最極の宝。これが、恩師も敬愛した沖縄の心だ。
 生きて獄門を出た恩師は、民衆が一人一人、仏の生命を最大に輝かせ、この世の悲惨を打ち破っていく「人間革命」の道を開かれた。最も苦労した人が、最も幸せを勝ち取っていける社会をつくるのが、我らの「立正安国」の戦いである。
 その先頭に立つ「平和の勝利島」沖縄の友に、思いを馳せぬ日は一日もない。
        ― ◇ ―
 日蓮大聖人は、「いかに強敵重なるとも・ゆめゆめ退する心なかれ恐るる心なかれ」(同504㌻)と仰せである。
 この御聖訓通り、恐れなき勇気を、限りない智慧を湧き上がらせて、前進だ。
 いざ、正義の凱旋門へ!

第13回 勇気の言論で平和と幸福を   (2017・7・7付 聖教新聞)

 全同志の祈りと団結で勝ち開いた「立正安国」の凱歌こそ、牧口先生と戸田先生への何よりの報恩であろう。
 7月6日は、両先生が、戦時中の法難で、軍部政府に逮捕された日である(昭和18年)。
 74星霜を刻んだこの日、私は総本部の恩師記念会館で、殉難の師父の「不惜身命」「死身弘法」の崇高なる精神を偲び、勤行・唱題を行った。
 そして九州の記録的豪雨をはじめ中国地方、西日本の大雨に際し、少しでも被害が食い止められるよう、住民の方々が厳然と守られるようにと強盛に題目を送らせていただいた。心よりお見舞い申し上げます。
        ― ◇ ―
 総本部では、「創価学会 世界聖教会館」の起工式が行われた。明後年の秋の完成へ、尽力してくださる関係の方々に、心から御礼申し上げ、工事の無事故の進捗を祈りたい。
 恩師は聖教新聞を世界中の人に読ませたいと願われた。この心を体し、わが宝友は奔走してくれている。
 北海道では、夕張大会の60周年を、目覚ましい聖教の拡大で飾ってくれた。
 全国の「無冠の友」の尊き奮闘に感謝は尽きない。世界聖教会館には「配達員顕彰室」も設けられる。
 また、新聞長、通信員をはじめ、聖教を支えてくれる全ての方々が誇りにできる平和と正義の新・言論城としたい。世界へ人間主義の大光を放ちゆくのだ。
 仏法では、理想の指導者・転輪聖王の武器を「輪宝(車輪をかたどった宝器)」という。
 日蓮大聖人は、「輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり此の音声の輪宝とは南無妙法蓮華経なり」(御書733㌻)と仰せである。
 妙法を根本に、信念と誠実の対話で、悪や虚偽を打ち破りながら、友の心に仏縁を結び、幸の種を蒔く。この言論の大回転こそ、楽土を創りゆく希望の力なのだ。
        ― ◇ ―
 7月は「師弟」の月であり、男女青年部の結成の月だ。関西の月であり、東北、中部、さらに九州の月でもある。
 立正安国論の提出の日16日は、「沖縄原点の日」だ。「世界最初の広宣流布の地帯」に不屈の凱歌あれ!と思いを馳せつつ、私は大好きな「沖縄健児の歌」を口ずさんでいる。
 立正安国の対話の精神は「言わずんばある可からず(=言わずにはおれない)」(同17㌻)である。
 新たな建設の槌音とともに、勇気の言論で平和と幸福を広げゆこう!

第14回 世界に轟け! 常勝不敗の魂   (2017・7・14付 聖教新聞)

 「東京凱歌」――この書を私が記したのは、昭和58年であった。5月3日を祝賀し、八王子の東京会館の完成を記念して書き留めた。
 今その地には殉教の先師を宣揚する東京牧口記念会館が立つ。先師に捧げる「東京凱歌」「創価の凱歌」を轟かせてくれた全同志の尊い尊い奮闘に、あらためて私は合掌したい。
 牧口先生の顕彰室には、常に拝され研鑽なされた御書が置かれている。
 「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」「いよいよ強盛の信力をいたし給へ」(御書1143㌻)
 先生が線を引かれ、大切にされていた一節である。
 九州での甚大な豪雨の被害など自然災害が続き、ご苦労が偲ばれてならない。農作物などへの影響も深刻である。被災地の方々、農漁光部の皆さまはじめ、全ての宝友を、仏天よ護りに護れと題目を送っている。
 何があっても、我らには変毒為薬の妙法がある。苦楽を分け合う同志がいる。いよいよ強盛に「抜苦与楽(苦を抜き楽を与える)」の行動に打って出て、希望の人生を、和楽の家庭を、福徳の地域を築きゆくのだ。
        ― ◇ ―
 7月11日は、男子部結成の記念日であった。
 「強敵を伏して始て力士をしる」「師子王の如くなる心をもてる者 必ず仏になるべし」(同957㌻)
 これも、牧口先生が線を付された御文である。
 広布の激戦の中で、一段と力をつけてきた頼もしき正義の若師子たちに、この御聖訓を贈りたい。
 はつらつと前進する花の女子部は、19日に結成の日を迎える。女子部の1期生である妻が大事にしてきた三つの指針を託したい。
 「希望は心の太陽」
 「努力は心の王道」
 「苦難は心の名曲」
 華陽の乙女に、幸光れ!
        ― ◇ ―
 7月17日は大阪大会より60年。関西の誉れの父母たちに感謝は尽きない。
 戸田先生は、関西と私との団結を何よりも喜ばれ、「学会が大変な時に、自分も難の渦中に躍り出て、勇んで戦っていくところにこそ、永遠不滅なる生命の勝利がある」と言われた。
 この常勝不敗の魂は、今や日本全国、そして全世界の異体同心の絆となった。
 創価ファミリー大会が始まった。さらに、兵庫、岡山、佐賀、岩手、富山、石川と各地で、創価青年大会も行われる。地涌の若人たちの大成長の夏であれ!と祈りに祈っている。

第15回 核兵器の廃絶へ連帯を強く   (2017・8・6付 聖教新聞)

 私が師・戸田城聖先生に初めてお会いしたのは、終戦から2度目の夏。父母が復員を待ちわびていた長兄の戦死の公報が届いた、2カ月半後のことであった。
 命を賭して軍部政府と戦い抜かれた先生を信じて、19歳の私は、創価の平和闘争に身を投じた。
 戦争は、どれほど多くの尊い生命を奪い、愛する家族を引き裂き、嘆きと悲しみの底に突き落としたか。
 なかんずく、広島、長崎の被爆者の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみを、断じて忘るるな! これが、師の峻厳なる誡めであった。
        ― ◇ ―
 核兵器は、世界の民衆の生存の権利を根源的に脅かす、まさしく〝絶対悪〟にほかならない。
 戸田先生は、1957年の9月8日、仏法の生命尊厳の哲理の上から「原水爆禁止宣言」を神奈川で発表された。
 核兵器の禁止と廃絶を時代の潮流に高めることを、青年への「遺訓の第一」として託されたのだ。
 宣言から60周年となる本年の7月、ニューヨークの国連本部で「核兵器禁止条約」が採択された。核兵器の使用や保有を一切の例外なく全面的に禁止する、初めての国際条約となる。
 「核兵器のない世界」は人類の悲願である。そのためにも、民衆の連帯をいや増して強め広げなければならない。頼もしいことに、次代を担う青年部、未来部が、尊き父母たちの「平和の心」を受け継いで、学び、前進してくれている。
 生命尊厳の希望の大潮流を、さらに力強く未来へ創り起こしていきたい。
        ― ◇ ―
 「立正安国論」に「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を禱らん者か」(御書31㌻)と仰せである。
 自他共の幸福への追求と世界の平和への貢献が、一体不二で連動しているのが、我らの広宣流布である。
 今、真冬のブラジルからも、はるばると若き200人の地涌の宝友が、研修に来日してくれている。
 忘れ得ぬブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁と私は約し合った。
 ――政治・経済次元のつながりよりも、はるかに高く、広く、強く、世界市民を結び合い、人類の命運さえも変える絆を結ぼう!と。
 運命は変えられる。諦めなければ!
 平和は勝ち取れる。青年が心一つに立ち上がれば!

第16回 不二の愛弟子よ勝ちまくれ   (2017・9・12付 聖教新聞)

 広宣流布の新しいリーダーが、各地で躍り出ている。
 日蓮大聖人は、「教主釈尊の勅宣を頂戴して此の国に来れり」(御書1121㌻)と仰せになられた。
 我らは、御本仏から頂戴した使命を担い、それぞれの宿縁の国土に来たのだ。この一点を深く自覚すれば、無窮の力が湧いてくる。
 60年前の9月、「原水爆禁止宣言」の直後、私は東京・葛飾区の初代の総ブロック長として出発した。
 戸田先生の心を体し――
 「ここで全国に先駆けて模範の組織をつくるのだ」
 「ここに幸せあふれる地域を広げるのだ」
 「ここに民衆の勝利の都を築き上げるのだ」
 こう一念を定めて、私は走った。一人また一人、愛する葛飾の友の心に火を点し、75万世帯の願業の成就へ、拡大そして勝利の劇を師匠に捧げた。
 師弟不二ならば、恐れるものなど何もない。
 今、新たな役職に就いた愛弟子たちが、新時代の晴れ舞台で、思う存分、広布と人生の栄光の歴史を残しゆくことを、私は祈っている
        ― ◇ ―
 バトンタッチする先輩方の奮闘も心から労いたい。人材の流れをつくり、立派に後輩の道を開いたことは、一家眷属の福運となる。
 法華経に、無量千万億の地涌の菩薩が「同時に涌出せり」と説かれる如く、世界広布の「天の時」を迎えた。
 皆が地涌の誇りに燃えて、いよいよ団結するのだ。
 かつて東北の青森支部が新出発した時、私は、新支部長を真ん中に囲んで、9人の地区部長の方々に肩を組んでもらった。「この固いスクラムで進もう!」と。
 「異体同心なれば万事を成じ」(同1463㌻)との御金言通り、どんな立場になろうと、どこまでも創価家族と一緒に、励まし合い、守り合っていくのだ。
        ― ◇ ―
 9月12日は「竜の口の法難」の日。大聖人は、御命にも及ぶ大難の中で、「発迹顕本」なされた。
 「これほどの悦びをば・わらへかし」(同914㌻)とは、この折の仰せである。
 戸田先生は教えられた。
 「何があっても、大信力を奮い起こして、朗らかに行き詰まりを乗り越え、境涯を開いていくのだ。これが、我々の月々日々の『発迹顕本』だよ」と。
 さあ、今日も、清新な息吹で人間革命に挑戦だ。世界の友と心を通わせながら、勇敢に勝ちまくれ!

第17回 「師子王の心」で勇敢に!!   (2017・10・2付 聖教新聞)

 御本仏・日蓮大聖人が、「立正安国論」を認められ、民衆の安穏と世界の平和への道を示されたのは、文応元年(1260年)である。
 それから満700年、第3代会長に就任した私は、直ちに関西を訪れ、そして北海道・東北・関東から九州・沖縄まで日本全国を駆け巡った。愛する同志と「立正安国」の対話の大波を起こしていったのである。
 さらに10月の2日に、世界広布への一歩を踏み出した。上着の内ポケットに恩師の写真を抱いて。
 3週間ほどの短期日に、3カ国9都市を回った。
 一日一日が、まさに真剣勝負である。一人一人と誠心誠意、語り、励まし、仏縁を結んで、幸と平和の種を蒔いていった。
 「悦しきかな汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る」(御書31㌻)
 我らはいよいよ勇気凜々と確信の声を響かせて、人間性薫る「蘭室の交わり」を広げていくのだ。
        ― ◇ ―
 「立正安国」のためには、正しき哲学に生き抜く賢人を忍耐強く育て、たゆまず社会に送り出し続けていかねばならない。
 御聖訓には、「賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利・衰・毀・誉・称・譏・苦・楽なり」「此の八風にをかされぬ人をば必ず天はまほらせ給うなり」(同1151㌻)と明快に示されている。
 毀誉褒貶の八風など、物ともしない信念の賢人は、民衆の大地にこそ立つ。
 「民衆と共に」「民衆の中へ」「民衆のために」――徹して、この一点を貫き通すゆえに、我ら創価の師弟は、梵天・帝釈を揺り動かしながら、全てを勝ち越えていけるのだ。
        ― ◇ ―
 きょう(2日)、北海道・厚田の戸田記念墓地公園は開園40周年を迎える。恩師の故郷を生死不二の永遠の都にと献身くださっている方々に、感謝は尽きない。「心の財」は無量である。
 開園のあいさつで私は、先生と学んだ小説『永遠の都』の一節を引いた。
 「常に断崖の淵を歩いてきた人間にとって、最大の緊急事態も、いわば日常茶飯の出来事にすぎません」(ホール・ケイン著、新庄哲夫訳、潮出版社)
 仏法の眼から見れば、障魔が競い起こるのは、必ず勝てるという瑞相である。
 さあ、広布の長途の旅を、どんな時も朗らかに悠然と、共に励まし、共々に征こうではないか! 
 「師子王の心」で、勝利の決勝点へ!

第18回 心を結べ!仏縁を幾重にも   (2017・10・9付 聖教新聞)

 わが師の笑顔が浮かぶ。戸田先生が放たれた「原水爆禁止宣言」より60年――。
 歴史を画する「核兵器禁止条約」が国連で採択され、その発効へ力強く尽力されるICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に、今年のノーベル平和賞の授賞が決定した。
 広島・長崎の被爆者の熱願を世界へ伝え、核兵器の非人道性を訴え続けてこられた尊き奮闘に敬意を表し、心から祝福申し上げたい。
 ICANの方々と手を携え、世界中で核兵器廃絶を訴える展示の開催など民衆行動を進めてきた創価の青年を、恩師も労い、讃えてくださっているに違いない。
 「核兵器なき世界」への大いなる一歩前進である。「無理だ」「不可能だ」と絶望するような局面でも、絶対に諦めない。皆が心を合わせ、連帯を広げ、新しい力を糾合すれば、世界の未来は必ず開いていけるのだ。
        ― ◇ ―
 日蓮大聖人は仰せである。「御勘気を二度まで・かほり・すでに頸となりしかども・ついにをそれずして候へば、今は日本国の人人も道理かと申すへんもあるやらん」(御書1138㌻)
 いかなる試練があろうと、恐れなく正義を掲げ、叫び切る。その一貫した信念の行動が、人々の心を変える。
 大聖人の「立正安国」の御精神と、恩師の遺訓を原点として、我らは、どんな困難にも一歩も退かず、大誠実の対話を貫き通している。だからこそ、今や世界の良識が絶大なる信頼を寄せ、創価の前進勝利を熱く見つめているのだ。
 「地球民族の平和の柱」「生命尊厳の哲理の眼目」「人道勝利の栄光の大船」として、遠大な未来を展望しつつ、今日も一人一人と心を結び、仏縁を幾重にも広げていこうではないか!
        ― ◇ ―
 「原水爆禁止宣言」の前年(1956年)、恩師の心を体し、私は不二の関西の宝友たちと、揺るぎない民衆の正義と平和の連帯を築き上げた。
 さらに、その年の10月、全国から勇み集った同志と山口開拓闘争を開始した。まず10日間の短期決戦を一日一日、誇りも高く――「必ず勝つと決めて祈る」「心を一つに励まし合う」「勇気と確信で語り切る」と、皆で勝利へ走り抜いた。
 病気と闘う友とは、「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(同1134㌻)の御聖訓を一緒に拝した。
 広布の大使命に挑む学会員の色心は、かけがえのない「宝器」である。師子王の頑健なる大生命力が漲らないわけがない。
 わが全同志の健康を妻と強く祈念する日々である。

第19回 正義の走者は〝澎湃〟と!   (2017・10・14付 聖教新聞)

 我ら創価家族には、偉大な正義の源流がある。
 戦時中、軍部政府の弾圧にも断じて屈しなかった殉教の師父・牧口先生が、獄中で最後の葉書を綴られたのは、昭和19年(1944年)の10月13日であった。
 御本仏御入滅のこの日、先生は「三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」と大確信を記された。
 先師の死身弘法を偲び、「立正安国」の魂を胸に奮闘する全同志に届けと、八王子の東京牧口記念会館で勤行・唱題した(10日)。
 会館には、随所に線が引かれた、牧口先生の座右の御書が保管されている。
 「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」
 「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」
 「いまだこりず候」
 「悪は多けれども一善にかつ事なし」
 広布の大闘争の中でこそ、境涯革命ができ、無量の大福運を積める。ゆえに、大聖人直結の「勇気」と「執念」と「団結」で恐れなく戦い進め、との先師の師子吼が生命に響いてくる。
        ― ◇ ―
 東京富士美術館の「遥かなるルネサンス」展にも立ち寄り、イタリアが誇る美の至宝を鑑賞した。
 その一つに、ルネサンス期の美術工芸の名品「市民を救うカエサルが描かれた大皿」が展示されている。
 厳しい戦いに臨んだ古代ローマの英雄カエサルは、「この困難は、ただ機敏な行動によってのみ克服される」と叫んだ。
 学会の強さはスピードである。どんな困難にも、創価の英雄は迅速果敢な行動で栄光の逆転劇を生むのだ。
        ― ◇ ―
 牧口先生の夢を実現した創価大学・創価女子短期大学のキャンパスも回った。
 創大祭・白鳥祭を大成功で終え、愛する創大生・短大生が躍動していた。英知の世界市民たる留学生の友情も、尊く輝き光っている。
 牧口先生が若き日、用いられた筆名は「澎湃」である。水が漲るように勢いを増す生命力で「従藍而青」の人材群を育成されたのだ。
 先生が展望した、民衆の幸福と平和を開く「人道的競争」の時代が始まった。その先頭に正義の走者たる創価のメロスたちが、いよいよ〝澎湃〟と躍り出ている。
        ― ◇ ―
 寒さが本格化してきた。北海道や東北はじめ全宝友の健康と無事安穏を祈る。無冠の友も、お元気で! 皆で悔いなく走り切って、立正安国の勝利を飾ろう!

※カエサルの言葉は國原吉之助訳『ガリア戦記』講談社

第20回 苦楽を共に不屈の信心で   (2017・10・30付 聖教新聞)

 相次ぐ台風の被害に心よりお見舞い申し上げます。各地の皆さまの無事安穏を、また早期の復旧を、さらに被災された方々の変毒為薬を強盛に祈ります。
 そして尊き配達員の宝友が日々、健康で、絶対無事故であるよう、妻と真剣に題目を送っています。
        ― ◇ ―
 「月月・日日につより給へ」(御書1190㌻)
 我らは、この御聖訓通り、どんな時も、たゆむ心なく、「人間革命」という幸福の自転を繰り返し、「広宣流布」という平和への公転を、皆で力強く進めていくのだ。
 言うに言われぬ苦労も、思いも寄らぬ試練もある。
 あの剛毅な四条金吾でさえ、打ち続く苦境に、思わず「大難雨の如く来り候」と弱音をこぼしたことがあったようだ。
 日蓮大聖人は、大きく包容してくださりつつ、譬えを引かれ、難を乗り越える信心を愛弟子に打ち込まれた。〈同1136㌻〉
 松の木は長年の風雪を耐えながら、見事な枝振りの風格を備えるではないか。法華経の行者は、難に遭うほど生命の勢いを倍増し、「久遠長寿の如来」として永遠に崩れざる大境涯を必ず開いていけるのだ――。
 厳愛の叱咤に、金吾夫妻は再び立ち上がり、「雨の如く」襲いかかる讒言にも屈しなかった。信心即生活、仏法即社会の模範を示し、「よかりけり・よかりけり」と謳われゆく勝利を飾っていったのである。
 「雨」といえば――
 雨の関西文化祭(1966年)、雨の沖縄平和文化祭(83年)、そして雨の神奈川青年平和音楽祭(84年)等々、思い出は尽きない。
 天が試すような逆境を、一緒にはね返した負けじ魂の若人たちが、堂々たる大樹と育ち、名指揮を執ってくれている。
 わが創価家族の大闘争は御本仏が全て御照覧であられる。一人一人の健気な同志が、「陰徳陽報」の大果報を勝ち得ないわけがない。
        ― ◇ ―
 間もなく、70カ国・地域からSGIの代表が、秋季研修会で来日する。栄光の創立記念日は目前である。
 世界のリーダーと肩を組んで、心新たに、全員が若々しい生命で出発するのだ。
 苦も楽も分かち合って、万年先の地涌の友まで照らし、励ましゆける不屈の民衆凱歌の叙事詩を、いよいよ朗らかに綴り広げようではないか!

第21回 誓願の青春スクラムは堂々   (2017・11・6付 聖教新聞)

 「青年拡大の年」の総仕上げへ、日本も、世界も、若人が力強く邁進している。
 仏法源流のインドでは、男女青年部が10万を突破する地涌の大連帯を築いた。釈尊、そして日蓮大聖人が、いかばかりお喜びか。
 創立の月・11月は、「男子部の日」(5日)、「女子部の日」(12日)の節を刻む。
 淵源は、1961年、戸田先生に誓った精鋭の大結集を成し遂げた総会である。
 ――この世から「悲惨」の二字をなくすのだ。その根本の力が広宣流布である。人間革命の平和の光を地球上に広げゆこうではないか――師弟不二の心で、我らは拡大の誓願へ走った。
 御書には「末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり」(1304㌻)と説かれる。
 一人の青年に妙法を受持させることは、その生命を最極の宝塔と輝かせゆくことである。これほど、未来を照らし晴らす聖業はない。
 一人また一人と糾合した青年群の熱と力で、この半世紀余り、大法弘通の潮流を起こし続けてきたのだ。
 そして今、尊き父母の折伏精神を受け継ぐ青春スクラムが、新たな地涌の人材を続々と呼び出している。未来部の成長も目を瞠る。21世紀はもとより22世紀の慈折広布の展望も、私の心には明るく広がる。
        ― ◇ ―
 恩師は、関西で弘教に挑む私に詠んでくださった。

 我が弟子が
  折伏行で
   築きたる
  錦州城を
   仰ぐうれしさ
  
 「折伏行」こそ、師恩に報じゆく無上の道である。折伏行の中に、勇気も、誠実も、英知も、忍耐も、全てが含まれている。この仏道修行に挑戦する青春は、常勝の栄光と福徳に包まれる。
 関西はじめ、各国各地に聳え光る新時代の錦州城をうれしく仰ぐ日々である。
        ― ◇ ―
 私が対談したトインビー博士は言われていた。
 ――多くの指導者は、生死の問題を真正面から解決しようとせず、全て避けて通っている。ゆえに、世界の未来の根本的解決法は見いだせない。私はこの道を高等宗教、なかんずく大乗仏教に求めてきた、と。
 大聖人は、「生死の大海を渡らんことは妙法蓮華経の船にあらずんば・かなふべからず」(御書1448㌻)と仰せになられた。
 「生老病死」の苦悩を本源的に打開しゆくSGIは、人類の哲学の大船である。
 若きキャプテンたる男女青年部を先頭に、平和の大航路を颯爽と進みゆこう!

第22回 世界の友と人間革命の行進   (2017・11・16付 聖教新聞)

 全国、全世界の同志と共に、晴れ晴れと創立の日を迎えることができ、これほどうれしいことはない。
 栄光の未来を開く宝友の幸福勝利と無事安穏、そしてSGIの大発展を祈って、広宣流布大誓堂で勤行・唱題した(13日)。
 総本部も一段と整い、人間主義の言論城「世界聖教会館」の建設も進む。尊き同志を迎える「総合案内センター」「創価宝光会館」も来年着工の運びとなった。
 創価の法城は千客万来の賑わいである。「太陽の仏法」は、いよいよ赫々と人類を照らしている。
 「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(御書1439㌻)
 御本仏の仰せを胸に、喜び勇んで出発しよう!
        ― ◇ ―
 大誓堂の北側広場に「人間革命の歌」の碑がある。
 1976年(昭和51年)の年末に除幕された懐かしい歌碑である。この碑の前で、寒風に胸張る創価班、厳護の誇りの牙城会、清々しき花の白蓮グループの友らと記念の写真に納まったことも思い起こされる。
 青年こそ、希望の光だ。
 我らには地涌の誉れありと、皆で高らかに歌った。
 「地よりか涌きたる 我なれば 我なれば この世で果たさん 使命あり」
 碑の歌詞の最後に、私は刻み留めた。
 「恩師戸田城聖先生に捧ぐ 弟子 池田大作」と。
 この師弟の共戦譜を継ぐ人間革命の行進が、幾百千万と世界に輝いている。
        ― ◇ ―
 秋季研修会で来日したSGIのリーダーが、埼玉の友と33会場で感動の交流を繰り広げた。交歓会には、多くの友人の方々も参加され、有意義な対話の花また花が咲き薫ったと伺った。
 愛する埼玉といえば、恩師の命を受け、1951年(昭和26年)の9月から足かけ3年、志木支部の川越地区の御書講義など、各地へ走った日々が蘇る。
 草創の父母たちと共に学んだ一節に「後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布して」(法華経601㌻)とある。
 当時、村あげての圧迫にも、勇敢に誠実に信心を貫く友に、私は申し上げた。
 ――必ず素晴らしい世界広布の時代が来る。その時を目指して、励まし合い、断じて退転せずに走り抜こう、と。
 今まさに、その時が来た。
 「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(御書1361㌻)
 生き生きと、自信満々と大仏法を語りゆこう!
 皆、健康で、絶対無事故の一日一日を!

第23回 信心は幸福と勝利のために   (2017・12・18付 聖教新聞)

 この一年、聖教新聞を配達しておられる無冠の友をはじめ、広布の会場を提供くださっているご家族の皆さま。創価班、牙城会、白蓮グループ、王城会、香城会、また会館守る会、一日会館長の創価宝城会の皆さま。新聞長、教宣部等の皆さま。
 そして、生老病死の四苦を常楽我浄の四徳で包み、永遠の幸福道を開く儀典長・儀典委員の皆さまの尊き使命に合掌し、感謝を捧げます。
 「陰徳あれば陽報あり」(御書1178㌻等)
 広布の「陰徳」に徹する命それ自体が仏の当体であり、無量の「陽報」に包まれゆくことは断じて間違いありません。
        ― ◇ ―
 わが師・戸田先生が生涯の願業とされた75万世帯の弘教を成し遂げたのは、1957年(昭和32年)の12月である。
 この時、広布の最前線には、数多くの新入会の友が躍り出ていた。フレッシュな人材の力は、誠に計り知れない。
 「一人」がいかに、かけがえのない宝であるか。それを知悉して地道な労作業を担ってくださっているのが、誉れの統監部の方々である。
 わが創価学会が、どれだけの人を救い幸福にしてきたか。どれだけの地涌の菩薩を地球上に呼び出しているか。「皆、仏子」「皆、使命の人」と、一人ももらさずサーチライトを当てるように慈光を注ぐ。この正確無比なる統監の土台があってこそ、壮大な世界広布の伸展があるのだ。
 結成65周年に当たり、心から深謝申し上げたい。
        ― ◇ ―
 60年前、願業を達成された恩師は「何のための信心か」と、三つの指針を示された。後に私が二つを加えて、「創価学会永遠の五指針」となった。
 一、一家和楽の信心
 一、幸福をつかむ信心
 一、難を乗り越える信心
 一、健康長寿の信心
 一、絶対勝利の信心
 この栄光輝く生命の軌道に、さらに一人でも多くの友を導いていきたい。
 日蓮大聖人は、「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず」(同793㌻)と仰せになられた。
 仏法を語り、仏縁を結ぶ。たとえ、すぐに発心せずとも、その仏縁が永遠の幸福の絆となる。勝利の光となり、平和の宝となるのだ。
 「いよいよ」の心で、皆が栄え光る「栄光の年」へ、出発しようではないか!
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2017-12-31 : 新時代を進む :
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随筆 永遠なれ創価の大城 26 黄金輝く一年に感謝

随筆 永遠なれ創価の大城 26   (2017年12月29日付 聖教新聞)

黄金輝く一年に感謝

「栄光の年」へ「師弟共戦」の心で!
宿縁深き同志と「地涌の義」を証明


 年の瀬になると、胸に染み入る御聖訓がある。門下の女性の真心を賞でられた一節である。
 「三千大千世界に七日間、降る雨の数は、数え尽くせるかもしれない。十方世界にある大地の塵の数を、数え知っている人はいるかもしれない。
 しかし法華経の一文字を供養する功徳は計り知ることは難しいと、仏は説いておられます」(御書1483㌻、通解)と。
 尊き婦人部をはじめ、わが創価家族の計り知れない奮闘を賛嘆してくださっている御文と、私には拝されてならない。
 この黄金の一年も、我らは、広宣流布と立正安国へ、一人ひとりが無量無辺の「心の財」を積みながら、力の限り前進を果たすことができた。

陰徳陽報の栄冠
 とくに、この本年最終号に至るまで聖教新聞を配達してくださる“無冠の友”の皆様方に、あらためて感謝申し上げたい。
 日蓮大聖人は、「雨ふり・かぜ(風)ふき・人のせい(制)するにこそ心ざしはあらわれ候へ」(同1548㌻)と仰せである。
 寒風や降雪の日、冷え込む日も多い。その中を、かじかむ手に白い息を吹きかけながら、一軒、また一軒と言論の光を届けゆく、強盛な「心ざし」の栄光の走者に、全同志で大喝采を贈ろうではないか!
 座談会など、友が集う会場を提供してくださっているご家庭への感謝も尽きない。
 御書には「家に讃教の勤めあれば七難必ず退散せん」(1374㌻)と示されている。
 妙法の音声に満ちた個人会場があってこそ、地域の広布は伸展し、郷土の安穏も築かれる。庶民の和楽の集いこそ〝世界平和の縮図〟なのである。
 明年、完成5周年となる「広宣流布大誓堂」では、日本中、世界中の友を迎えて、誓願勤行会が行われている。これまでに参加された海外の求道の友は、123カ国・地域に及ぶ。無事故で清々しく運営に当たってくれている役員の方々にも深謝したい。
 仏法では、「俱生神」すなわち人が生まれた時から左右の肩には同生天・同名天がいて、全ての行為を交互に天へ報告していると説かれる。
 大聖人は、この譬えを通して、夫の四条金吾を佐渡まではるばる送り出した、日眼女の支えを賞讃されている(御書1115㌻)。
 誰が知らなくとも、誰が誉めなくとも、仏天は全てお見通しである。陰の献身は、一切合切が自らの福徳となり、命の輝きとなる。
 「陰徳陽報」という、生命の究極の栄光がここにあるのだ。

若人よ進め戦え
 「熱原の法難」の渦中、師弟共戦の勇気ある信念で、新年を出発した若き南条時光に、大聖人は仰せられた。
 「花は開いて果となり・月は出でて必ずみち・燈は油をさせば光を増し・草木は雨ふればさか(栄)う・人は善根をなせば必ずさかう」(同1562㌻)と。
 妙法流布に勇敢に生き抜くことこそ、最極の大善根であり、自他共の生命を栄え光らせゆく道といってよい。
 この道を私たち青年に教えてくださったのが、戸田城聖先生である。
 私は入会から一年が過ぎた頃、先生の法華経講義を受講できた感激を記した(1948年9月)。
 「若人よ、大慈悲を抱きて進め。
 若人よ、大哲理を抱きて戦え。
 吾れ、弱冠20にして、最高に栄光ある青春の生きゆく道を知る」
 この「栄光ある青春」に、地涌の若人を一人また一人と呼び出して、師弟の道を邁進しゆくことが、私の戦いとなった。
 そして10年――。後継たる男女青年が先駆し、戸田先生が生涯の願業と定められた75万世帯の大折伏を成就できた。
 恩師のもとで行われた歴史的な3・16〝広宣流布の記念式典〟は、その集大成であったのだ。

青春勝利の舞を
 思えば、この「3・16」の大儀式と時を同じくして、信濃町の近くに完成したのが、旧・国立競技場であった(1958年3月)。
 アジア競技大会(1958年)、東京オリンピック(1964年)をはじめ、幾多の大規模なスポーツや文化の祭典が開催され、青春勝利の感動のドラマが繰り広げられてきた舞台である。
 〝民衆を救い、社会を救いゆく人材十万を結集せよ!〟との恩師の遺命を果たさんと、この国立競技場に創価の若き精鋭10万が集ったのは、1961年(昭和36年)の11月であった。
 若人が戦い切り、栄光の勝ち鬨を上げた姿を象徴するように、スタンド上には、「勝利」の二字が掲げられた。
 ――戸田先生! この日本の潮、世界の希望となりゆく地涌の若人を、どうぞご覧ください!
 あの日、恩師の笑顔を思い浮かべ、報告した心の叫びは、不二の弟子として最高の喜びである。
 そして今日、師弟の誓いの劇は、大きく晴ればれと世界に広がった。
 インドでは本年、青年部10万人という大拡大を見事に成し遂げてくれた。あの国でも、あの地域でも、新しき地涌の力の台頭は嬉しい限りだ。
 先日(今月2日)、建設が進む新・国立競技場の側を車で通った。
 2020年、東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場である。青空には、巨大なクレーンが林立し、新たな創造の息吹が感じられた。
 奇しくも今、世界聖教会館の建設工事が進められ、総本部の総合案内センターや創価宝光会館も着工される。
 創価の世界市民がいやまして胸を張り、人類社会に、平和と栄光の大連帯を広げゆく新時代が始まっているのだ。

わが新しき決意
 愛する沖縄の天地で、私が小説『人間革命』を書き始めたのは、1964年(昭和39年)の12月であった。
 いずこにもまして苦しんでこられた沖縄が、いずこにもまして幸福に栄えていただきたい。この思いで、「沖縄を『東洋のハワイ』に」とのビジョンも語り合ってきた。
 今、沖縄の観光客数は、ハワイにも勝るとも劣らぬ勢いで増加していると伺った。
 「命どぅ宝(命こそ宝)」の沖縄も、平和と調和が光る「アロハの心」のハワイも、人類を照らす不屈の勝利島として、ますます繁栄されゆくことが、私の悲願である。
 恩師とゆかりの長野で『新・人間革命』の執筆を開始してからは、今年で25年目となり、全30巻の総仕上げに入っている。全同志一人ひとりに「人間革命」の栄光譜あれとの祈りを込めて!
 さらに70歳を迎えた時には、小説に加えて「随筆」の連載という、新たな〝ペンの闘争〟に挑み始めた。
 第1回には、80歳までに「世界広布の基盤完成なる哉」との展望を記し、「このあとは、妙法に説く不老不死のままに、永遠に広宣流布の指揮をとることを決意する」と綴り残した。
 90歳になる今、一層、熱い思いが湧き上がる。
 「不思議なる霊山一会の愛弟子たちと共に、末法万年尽未来際までの地涌の義を決定づける」――これが、新しい一年に臨む私の決意である。

世界青年部総会
 現在、私が心から楽しみにしていることがある。それは、明年3月に予定されている「世界青年部総会」だ。
 全国で〝紅の朝〟の如く若き生命を光らせた男女青年部が、21世紀の広布後継と前進を誓い合う。さらに全世界でも、地涌の若人たちが、希望と友情の総会を開催するというのである。
 まさに物理的な距離を超えて結合した、世界同時の3・16「師弟共戦の誓いの会座」となるに違いない。法華経に説かれた壮大な会座を仰ぐ思いで、私は青年たちの挑戦を見つめている。
 そして、この若き英雄たちのスクラムを見守り、全力で応援してくれる父母や同志たちに、尽きせぬ感謝を捧げたい。
 私たちは、この青き地球に生まれ合わせ、苦悩多き現実世界の中から「立正安国」の誓願に燃えて立ち上がった。
 万人の生命の故郷たる地球を、勇気と慈悲の妙音で包みながら、桜梅桃李の人材が乱舞しゆく時代を創っているのだ。
 その誇り高き魁として躍り出て、生命尊厳の大法を弘めゆく哲人こそ、創価の青年なのである。
 御書には仰せである。「我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」(1343㌻)
 君たち、貴女たちよ!
 自らが地涌の勇者の「一人」と立ち上がり、壁を破って成長しよう!
 自らが大切な「一人」の友を見つけ、心から励ましていこう!
 自らがいる場所から、対話と友情の種を蒔き、信頼と安心の花園を広げようではないか!
 皆、体を大切に! 
 仲良く、朗らかに、さあ「栄光の年」へ出発だ。
2017-12-29 : 随筆 永遠なれ 創価の大城 :
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御書と歩む 51〜100(完)

御書と歩む 51 池田先生が贈る指針   (2017・2・2付 聖教新聞)

仏縁の拡大は幸福の拡大

 されば此の経文をよみて見候へば此の経をきく人は一人もかけず仏になると申す文なり(千日尼御返事、1319㌻)

通解 (法華経の一字一句を読めば、一切経を読むことになる)それゆえ、この経文(方便品の「若有聞法者 無一不成仏」)を読んでみると、この法華経を聞く人は、一人も欠けることなく仏になるという文なのである。

同志への指針
 一字一句でも耳にした人は一人も残らず成仏に至る──これが法華経の偉大な力だ。
 妙法を聞いた人が、すぐに発心しなくても、決して落胆することはない。妙法を語れば、必ず仏縁は結ばれ、相手の生命の仏性は、既に揺り動かされているからだ。
 私たちが対話した分だけ、幸と希望のスクラムは大きく広がる。さあ、勇気凜々と行動を! 楽しく朗らかに!


御書と歩む 52 池田先生が贈る指針   (2017・2・9付 聖教新聞)

家族を照らす「太陽」に

 浄蔵・浄眼は父の妙荘厳王・外道の法に著して仏法に背き給いしかども二人の太子は父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり終に父を導いて沙羅樹王仏と申す仏になし申されける(聖愚問答抄、1492㌻)

通解 浄蔵・浄眼は、父の妙荘厳王が外道の法に執着して仏法に背かれていた。けれどもこの二人の王子は、父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり、ついに父を導いて沙羅樹王仏という仏に成したのである。

同志への指針
 法華経に説かれる浄蔵・浄眼の二人の王子は、仏法で得た歓喜の功徳の姿を見せることで父親を正法に導いた。まさしく「人間革命」の力だ。
 一人の「希望の太陽」が昇れば、必ず一家和楽を実現できる。妙法を持った人間性の輝きが、皆を明るく照らし、幸福家族を創るのだ。焦る必要はない。日々、太陽の如く、わが使命の軌道を朗らかに進み抜こう、勝利の春へ!


御書と歩む 53 池田先生が贈る指針   (2017・2・16付 聖教新聞)

生命の宝塔を林立させよ

 末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり(阿仏房御書、1304㌻)

通解 末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほかには宝塔はないのである。もしそうであれば、身分の貴さや賤しさ、立場の上と下は関係なく、南無妙法蓮華経と唱える人は、その人自身が宝塔であり、また、その人自身が多宝如来なのである。

同志への指針
 〝あなたの生命こそ最極の宝塔なり〟と御本仏は語り掛けられた。妙法は、生命を蹂躙する魔性を打ち破り、宝塔を自他共に輝かせる哲理だ。
 65年前、東西冷戦の渦中、二月闘争に走りゆく私たち青年に、恩師は「地球民族主義」を提唱された。開かれた対話で差異を超え、生命の宝塔を林立させていく。地道にして最も力強く、幸と平和の連帯を拡大する道が、ここにある。


御書と歩む 54 池田先生が贈る指針   (2017・2・24付 聖教新聞)

一遍の唱題に無量の福徳


 釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う(観心本尊抄、246㌻)

通解 釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足している。私たちは、この妙法蓮華経の五字を受持すれば自然に釈尊の因果の功徳を譲り与えられるのである。

同志への指針

 私たちの唱える題目の力は無量無辺である。釈尊はじめ一切の仏の修行の功徳も、仏の威徳も、全部この妙法五字に具わっている。
 ただ一遍の唱題でも、功徳力は絶対である。ましてや、自行化他にわたる誓願の唱題行の福徳は、三世永遠に、わが生命とわが眷属を包んでいくのだ。「歓喜の中の大歓喜」の題目を、今日も朗々と唱えゆこう!


御書と歩む 55 池田先生が贈る指針   (2017・3・2付 聖教新聞)

「師子王の心」で勝ち進め!

 願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ(閻浮提中御書、1589㌻)

通解 願わくは、わが弟子等は師子王の子となって、群狐に笑われることがあってはならない。

同志への指針
 師子王は百獣を恐れない。
 大聖人の正統として、我ら壮年部は広宣流布と立正安国の誓願に走り抜いている。「師子王の心」を取り出せないわけがない。いかなる険難も悠然と乗り越えゆくのだ。
 信頼する勇猛精進のわが戦友よ、厳然と皆を守りゆく創価家族の父たちよ、「忍辱の鎧」をまとい、混迷の社会に断固と勝利の大道を開きゆこうではないか!


御書と歩む 56
 池田先生が贈る指針   (2017・3・14付 聖教新聞)

後継の魂を明々と燃やせ

 ただ世間の留難来るとも・とりあへ給うべからず、賢人・聖人も此の事はのがれず(四条金吾殿御返事、1143㌻)

通解 ただ、世間の種々の難が襲ってきても、とりあってはいけない。賢人や聖人であっても、このことは逃れられないからである。

同志への指針
 偉大な使命の青春なればこそ、苦難は大きい。悪口罵詈は正義の誉れである。
 地涌の若人として、労苦をいとわず誓願を貫く一日一日は、最も誇り高い。
 試練が偉大な生命を鍛える。「苦楽ともに思い合せて」題目を唱え、強く朗らかに進むのだ。必ず道は開ける。
 「3・16」は、永遠に青年の出発の日だ。恐れなく、わが最高峰へ挑みゆけ!


御書と歩む 57 池田先生が贈る指針   (2017・3・22付 聖教新聞)

学会活動が最高の回向に

 今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時・題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり(御義口伝、712㌻)

通解 今、日蓮およびその門下が、故人を追善する時、法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と唱えたならば、題目の光が無間地獄に至って、即身成仏させることができる。回向の文はこのことから事起こるのである。

同志への指針
 題目の大功力は亡くなった方々の生命にも厳然と届く。悲しい別れであったとしても、妙法の光明で赫々と照らし、必ず成仏の境涯へ導いていける。
 なかんずく自行化他の題目を唱え、広布に邁進しゆく学会活動には、「生も歓喜、死も歓喜」という永遠の生命の凱歌が轟く。この偉大な功徳を故人に回らし向けるのだ。ここに回向の本義がある。


御書と歩む 58 池田先生が贈る指針   (2017・3・31付 聖教新聞)

未来部員は世界の宝

 経王御前を儲させ給いて候へば現世には跡をつぐべき孝子なり後生には又導かれて仏にならせ給うべし(経王御前御書、1123㌻)

通解 経王御前をもうけられたので、現世には、必ず跡を継ぐ孝子である。また、後生には、この子に導かれて仏に成られるであろう。

同志への指針
 御本仏は、門下の後継の誕生を、これほどまでに喜ばれている。未来部が、いかに偉大な「令法久住」の宝か。一人の未来っ子の生命から、明日の希望の世界が広がる。人類を仏の境涯へ高めゆく使命を帯びているのだ。
 だからこそ、一人一人の声に耳を傾け、最大に褒め讃えたい。入学・進級など新たな出発の春。はつらつたる前進と成長を皆で応援しよう!


御書と歩む 59 池田先生が贈る指針   (2017・4・6付 聖教新聞)

妙法の女性に福徳あれ

 日月は地におち須弥山はくづるとも、彼の女人仏に成らせ給わん事疑いなし、あらたのもしや・たのもしや(松野殿御返事、1390㌻)

通解 たとえ、日や月が地に落ち、須弥山が崩れることがあったとしても、かの女性が仏に成られることは疑いない。まことに、頼もしいことである。

同志への指針
 妙法を持った女性が幸福にならないわけがない! 尊きヤング・ミセスの皆さんを、御本仏がどれほど御賞讃されていることか。
 目まぐるしい変化と慌ただしい毎日の中で、学会活動に励む挑戦の一歩一歩は、自身と一家眷属の永遠の「心の財」を積む黄金の足跡である。
 未来を創りゆく宝友の皆さんに健康と幸あれ! 妻と題目を送っています。


御書と歩む 60 池田先生が贈る指針   (2017・4・14付 聖教新聞)

人格の光で社会を照らせ

 御みやづかいを法華経とをぼしめせ、「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」とは此れなり(檀越某御返事、1295㌻)

通解 主君に仕えることが、法華経の修行であると思いなさい。「あらゆる一般世間の生活を支える営み、なりわいは、全て実相(妙法)と相反することはない」と、経文に説かれているのは、このことである。

同志への指針
 新出発の春だ。心機一転、新しい環境に飛び込む友も多い。壁にぶつかることもあろう。それは前進しているゆえだ。失敗することもある。次に成功するためだ。
 「太陽の仏法」を行ずる青年は、何があっても、明るく賢く逞しくあれ! 我らは、仕事で価値を創造し、社会に貢献し、自身の人間革命をしていけるのだ。勇気で進め! 誠実で開け! 粘りで勝て!


御書と歩む 61 池田先生が贈る指針   (2017・4・20付 聖教新聞)

剣豪の如く教学を磨け

 この御文は大事の事どもかきて候、よくよく人によませて・きこしめせ(上野殿御返事、1510㌻)

通解 このお手紙には大事のことを書き記している。よくよく人に読ませて、お聞きになりなさい。

同志への指針

 〝剣豪の修行の如き鍛錬〟──65年前、御書全集の「発刊の辞」で、恩師は学会伝統の行学の姿勢を厳と示された。
 教学は生命の宝剣だ。剣豪が基本の素振りを怠らぬように、たゆまず御書を開くのだ。教学を磨き深めれば、境涯が広がる。友に希望と勇気の励ましを送ることができる。
 どこまでも御書根本に、「広宣流布」と「立正安国」の確信の対話を!


御書と歩む 62 池田先生が贈る指針   (2017・4・26付 聖教新聞)

父母に最高の親孝行を

 法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり、我が心には報ずると思はねども此の経の力にて報ずるなり(上野殿御消息、1528㌻)

通解 法華経(御本尊)を持つ人は、父と母の恩を報じているのである。自分の心には父母の恩を報じているとは思わなくても、この経の力によって報じているのである。

同志への指針
 正しい信仰は最高の親孝行である。「成仏」という永遠の幸福の光を、大恩ある父母に送ることができるからだ。
 青年に、背伸びなどいらない。ありのままの自分で、題目を唱えながら、学び鍛え、前進していけばよいのだ。ここに、わが生命を最大に充実させ、皆に希望と喜びを広げゆける青春がある。
 未来を創る君たちよ、朗らかに育ちゆけ!


御書と歩む 63 池田先生が贈る指針   (2017・5・13付 聖教新聞)

広布の勝利劇を綴りゆけ

 世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし(佐渡御書、956㌻)

通解 世間の浅いことには、命を失うことはあっても、大事な仏法のために命を捨てることは難しい。それ故に仏になる人もいないのである。

同志への指針
 人間として生を受けたことが、いかに尊貴な福運か。ゆえに「浅き事」に流されて、悔いを残してはならない。
 恩師は私に〝若き命を「大事の仏法」に懸けてみよ。絶対に正しき人生を歩める〟と約束くださった。この70年の軌跡が、その証明である。
 私も叫びたい。〝地涌の若人よ、広宣流布という壮大なロマンの勝利劇を、思う存分に綴りゆけ!〟と。


御書と歩む 64 池田先生が贈る指針   (2017・5・20付 聖教新聞)

全世界の誓願の友と出発

 諸天善神並びに地涌千界等の菩薩・法華の行者を守護せん此の人は守護の力を得て本門の本尊・妙法蓮華経の五字を以て閻浮提に広宣流布せしめんか(顕仏未来記、507㌻)

通解 諸天善神ならびに地涌の菩薩などは、法華経の行者を守護するだろう。この人はそれらの守護の力によって、本門の本尊である妙法蓮華経の五字を閻浮提に広宣流布させていくだろう。

同志への指針
 御本仏の未来記の通り、妙法を閻浮提に流布したのは創価学会だ。今、日本中、世界中の尊き友が「大法弘通」の誓願を掲げ、祈り行動してくれている。
 「太陽の仏法」が、赫々と人類を照らす時を迎えた。
 我らは日蓮大聖人の正統として、「慈折広宣流布」という平和と幸福の大道を勝ち開くのだ。仏天の守護の力をいよいよ湧き立たせながら!


御書と歩む 65 池田先生が贈る指針   (2017・5・23付 聖教新聞)

大確信の名指揮を頼む

 一つ船に乗りぬれば船頭のはかり事わるければ一同に船中の諸人損じ・又身つよき人も心かひなければ多くの能も無用なり(乙御前御消息、1220㌻)

通解 一つの船に乗り合わせた時、船頭の舵取りが悪ければ、船に乗った人々は一斉に命を落としてしまう。また、体が強い人でも、心が弱ければ多くの才能も役に立たない。

同志への指針
 ひとたび船出したからには舵取りの責任は重大だ。リーダーは、いかなる嵐にも決して揺らいではならない。
 断じて皆を守り、幸と勝利の港へ導いてみせると、強盛に祈り抜くのだ。その信力・行力の強さによって、仏力・法力も必ず強くなる。
 苦労が大きい分、福徳もまた大きい。一人一人の力を引き出しながら、一切の波濤を越えゆく名指揮を頼む!


御書と歩む 66 池田先生が贈る指針   (2017・6・2付 聖教新聞)

どこまでも信心が根本

 ただ心こそ大切なれ、いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたる・ほくちに・火をうちかくるが・ごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし(四条金吾殿御返事、1192㌻)

通解 ただ心こそ大切である。いかに日蓮が祈っても、あなた自身が不信ならば、濡れている火口に火を打ちかけるようなものである。勇んで強盛に信力を出しなさい。

同志への指針
 我らには最強無敵の「法華経の兵法」がある。その真髄の力を発揮する極意は、「心こそ大切」の一点である。
 妙法への大確信と師弟不二の勇気があれば、必ず祈りは成就する。困難な時こそ、互いに励まし合いながら、いよいよ強盛に信力を奮い起こすのだ。
 共々に「絶対勝利の信心」で壁を破り、輝く歴史を創りゆこうではないか!


御書と歩む 67 池田先生が贈る指針   (2017・6・7付 聖教新聞)

迅速こそ責任感の表れ

 貴辺此の病を受くるの理或人之を告ぐ予日夜朝暮に法華経に申し上げ朝暮に青天に訴う除病の由今日之を聞く喜悦何事か之に過ぎん(除病御書、1298㌻)

通解 あなたがこの病気にかかったことを、ある人から伺った。病気平癒を日夜朝暮、法華経に申し上げ、青天に訴えていたが、病が治ったことをきょう聞き、これ以上喜ばしいことはない。

同志への指針
 門下が病から回復したことを聞かれて、即座に送られたお手紙である。この大慈大悲に、究極の「人の振舞」が拝される。
 「心」は即「行動」に移してこそ伝わる。「迅速さ」に誠実が表れる。学会は、このスピードで勝ってきた。根本は友を思う「祈り」である。
 日々、同志・友人の健康福徳を祈り、人間主義の黄金のスクラムを広げゆこう!


御書と歩む 68 池田先生が贈る指針   (2017・6・18付 聖教新聞)

「信」強き行動の知性たれ

 今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり信は智慧の種なり(御義口伝、725㌻)

通解 いま日蓮と弟子檀那が南無妙法蓮華経と信じ唱えるが故に、自ずから求めずして、これ以上ない大宝珠を得るのである。信は智慧の種である。

同志への指針
 今日の世界広布を築いたのは誰か。悪口罵詈にも怯まず、大法弘通に生き抜いてきた無名の庶民である。
 部結成60周年を迎える地涌の学徒は、この民衆凱歌の尊き信仰の真髄を誇り高く受け継いでいただきたい。
 わが後継の学生部よ、勇気凜々と「立正安国」の対話に打って出るのだ。祈り学び、走り語り、普賢の知性をいよいよ光らせてくれ給え!


御書と歩む 69 池田先生が贈る指針   (2017・6・21付 聖教新聞)

創価の女性は「幸の太陽」

 妙の文字は月なり日なり星なりかがみなり衣なり食なり花なり大地なり大海なり、一切の功徳を合せて妙の文字とならせ給う、又は如意宝珠のたまなり(妙心尼御前御返事、1484㌻)

通解 「妙」の文字は、月である。太陽である。星である。鏡である。衣服である。食物である。花である。大地である。大海である。一切の功徳を合わせて「妙」の文字となられたのである。または如意宝珠(意のままに何でも取り出すことができる宝の珠)である。

同志への指針
 夫に先立たれ、幼子を抱えて毅然と信仰を貫く母への御聖訓である。妙法は、どんな闇も晴らす希望の光源だ。
 自行化他の題目を唱えゆく女性に行き詰まりはない。日々の生活を色心ともに豊かに照らし、進むべき未来に功徳の花を咲かせていける。
 創価の女性こそ、幸の太陽だ。大地のように、大海のように、心広々と平和のスクラムを勝ち光らせていくのだ。


御書と歩む 70 池田先生が贈る指針   (2017・6・24付 聖教新聞)

人間の価値は哲学と行動に

 法華経の行者は川流・江河の中の大海・衆山の中の須弥山・衆星の中の月天・衆明の中の大日天、転輪王・帝釈・諸王の中の大梵王なり(妙心尼御前御返事、1484㌻)

通解 法華経の行者は、全ての川や大河の中の大海であり、多くの山の中の須弥山であり、多くの星の中の月天であり、多くの光の中の大日天であり、転輪聖王・帝釈天・そのほかの王たちの中の大梵天王である。

同志への指針
 法華経の行者は、どこまでも世間で仏法の力を証明し抜いていくのだ。
 その境涯は、聳え立つ須弥山の如く、王者の中の大王者の風格である。それは、持つ哲学が第一であり、信念の行動が尊貴なるゆえである。
 仏法は勝負だ。勇敢な大音声を地域・社会に響き渡らせてこそ、広布は前進する。
 不二の壮年部よ、勝利を決する師子吼を頼む!


御書と歩む 71 池田先生が贈る指針   (2017・6・26付 聖教新聞)

「一人立つ」拡大の歴史を

 日本国の中に但一人・南無妙法蓮華経と唱えたり、これは須弥山の始の一塵大海の始の一露なり(妙密上人御消息、1241㌻)

通解 日蓮は、日本国の中でただ一人、南無妙法蓮華経と唱えた。これは須弥山となった始めの一塵であり、大海となった始めの一露である。

同志への指針
 広宣流布は、人類の宿命を転換し、恒久平和を開きゆく大事業だ。この最極の挑戦に連なる我らの誇りは高い。
 一人の生命を揺さぶる対話は、難事中の最難事である。だからこそ、命は磨かれ、心の財が積まれる。
 突破口を開くのは、青年の勇気だ。「一人立つ」若人の誠実と確信の声こそ、「黄金の一塵」であり、「福徳の一露」なのである。


御書と歩む 72 池田先生が贈る指針   (2017・6・29付 聖教新聞)

苦難を恐れずいよいよ前へ!

 いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし(兵衛志殿御返事、1090㌻)

通解 どのようなことがあっても、少しも弛んではならない。いよいよ声を張り上げてせめていきなさい。

同志への指針
 壁に突き当たった時が、まことの勝負である。苦難を勝ち越えた東京の大先達・池上兄弟のように、たゆまず団結して挑み抜くのだ。
 我らには題目の師子吼がある。勇気の一念が、状況を一変させる。学会精神に燃える勇者の声から、勝利の反転攻勢が始まるのだ。
 「いよいよ・はりあげて」攻め抜け!──これが「法華経の兵法」の極意である。



御書と歩む 73
 池田先生が贈る指針   (2017・7・14付 聖教新聞)

励ましとは「祈り」から

 尼ごぜんの御所労の御事我身一身の上とをもひ候へば昼夜に天に申し候なり(富木殿御返事、978㌻)

通解 尼御前(富木常忍の夫人)のご病気のことは、わが身の上のことと思っているので、昼も夜も(健康を)諸天に祈っている。

同志への指針
 大聖人は、門下の病気をわが事として受け止め、題目を送ってくださった。この大慈大悲を拝し、友の悩みに寄り添い、一緒に祈り、打開してきたのが創価家族である。
 「一人を徹して大切に」――これが御本仏に直結する学会精神だ。
 変毒為薬の妙法である。離れていても題目の功力は必ず届く。真心の祈りから迸る励ましを、今日も友の生命へ!


御書と歩む 74 池田先生が贈る指針   (2017・7・20付 聖教新聞)

行学錬磨の光の道を


 日は赫赫たり月は明明たり・法華経の文字はかくかく・めいめいたり・めいめい・かくかくたり、あきらかなる鏡にかををうかべ、すめる水に月のうかべるがごとし(南条殿御返事、1529㌻)

通解 日が赫々と照り、月が明々と輝くように、法華経の文字も赫々明々、明々赫々と照り輝いている。明鏡に顔を映し、澄んだ水に月の影を浮かべているようなものである。

同志への指針
 法華経、そして御書の文字は、万年までも照らす黄金の光だ。民衆の幸福と平和への道を映し出す明鏡である。
 日蓮仏法の根幹たる「広宣流布の信心」の血脈は、創価学会にのみ流れ通っている。この尊き和合僧の中に、真実の行学の錬磨があるのだ。
 一緒に御書を拝し、大聖哲の太陽の魂に触れながら、赫々・明々たる人間革命の光の道を進みゆこう!



御書と歩む 75
 池田先生が贈る指針   (2017・7・27付 聖教新聞)

若き生命に触発を

 一切の草木は地より出生せり、是を以て思うに一切の仏法も又人によりて弘まるべし(持妙法華問答抄、465㌻)

通解 一切の草木は大地から生ずる。このことから考えると、一切の仏法もまた、人によって弘まるのである。

同志への指針
 全ては「人」で決まる。創価学会は壮大な人間錬磨の大地である。地涌の人材を限りなく育て、人類の輝かしい未来を開いていくのだ。
 21世紀使命会、未来本部長はじめ未来部を激励してくださる方々に感謝は尽きない。
 若き生命を触発するのは、真心の祈りと誠実の励ましだ。生き生きと信仰の大確信を語り伝えよう。未来の大樹を大いに伸ばしながら!


御書と歩む 76 池田先生が贈る指針   (2017・8・3付 聖教新聞)

家族で生命を磨き合う夏に

 深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり(一生成仏抄、384㌻)

通解 深く信心を起こして、日夜朝暮に怠らず、わが心を磨くべきである。どのように磨くべきか。ただ南無妙法蓮華経と唱えることが磨くことになる。

同志への指針
 誰人にも開かれた、生命を磨く最極の方途。それが唱題行である。夏は親子一緒に勤行をする好機だ。家族一同で題目を唱える場は、何よりの希望と和楽の会座である。
 ある時は親が子に信心の確信を伝え、ある時は子が善知識となって親を導く。たとえ離れていても祈りは通ずる。
 我らは、皆が学会家族だ。共々に張りのある勤行で、生命錬磨の夏を!


御書と歩む 77
 池田先生が贈る指針   (2017・8・11付 聖教新聞)

友情こそ人生の宝

 周公旦と申せし人は沐する時は三度握り食する時は三度はき給いき、たしかに・きこしめせ我ばし恨みさせ給うな仏法と申すは是にて候ぞ(崇峻天皇御書、1174㌻)

通解 周公旦という人は(客人が来れば)沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。しっかりお聞きなさい。(私〈日蓮〉の言うことを聞かずに失敗しても)私を恨まないようにしなさい。仏法というのは、このことをいうのである。

同志への指針

 短気な四条金吾を戒められた御聖訓である。礼儀と誠実、真心の配慮――常識豊かな、人間性あふれる振る舞いにこそ、仏法の精神は脈動する。
 「良き市民」として、わが地域に心の交流を広げる。懐かしい旧友と語らいを深め、新しい友と縁を結ぶ。友情こそ人生の宝であり、信頼こそ生命の誉れである。
 他者を尊敬し、聡明に「善の交友録」を綴りゆこう!


御書と歩む 78 池田先生が贈る指針   (2017・8・17付 聖教新聞)

使命の青春に栄光あれ

 竜馬につきぬる・だには千里をとぶ、松にかかれる・つたは千尋をよづと申すは是か、各各主の御心なり(九郎太郎殿御返事、1553㌻)

通解 (故・上野殿は、ただ南無妙法蓮華経の七字を信じて仏に成られた。あなた方もその一族なので、同じように志を果たされるであろう)竜馬(駿馬)についたダニは千里を飛び、松に懸かった蘿は千尋をよじ登るというのは、このことであろう。あなた方は、故・上野殿と同心である。

同志への指針
 正しき信仰を受け継いでいけば、どれほど偉大な境涯が開かれるか――大聖人が後継に贈られた御聖訓である。
 妙法と共に、使命の大空を自在に舞い飛ぶ青春となり、同志と共に、福徳の大地に幸の連帯を広げる人生となる。
 創価班・牙城会の大学校生や白蓮グループの乙女が生命尊厳の大哲学を探究し、実践してくれている。若き地涌の友に健康と団結と勝利あれ!


御書と歩む 79 池田先生が贈る指針   (2017・8・21付 聖教新聞)

妙法は幸福と勝利への智慧

 普とは諸法実相・迹門の不変真如の理なり、賢とは智慧の義なり本門の随縁真如の智なり(御義口伝、780㌻)

通解 (普賢菩薩の)「普」とは諸法実相を意味するから、迹門の不変真如の理を表す。「賢」とは智慧の義であるから、本門の随縁真如の智を表すのである。

同志への指針
 私が学生部の精鋭に「御義口伝」の講義を開始してから55年。いよいよ、人類を照らす生命尊厳の哲学の太陽は輝きを増している。
 未来を担い立つ若き地涌の英才は、不変真如の理も、随縁真如の智も、究め磨き、普く賢い大指導者へと、力をつけていただきたい。
 平和と安穏の社会を築く、新時代の「普賢」の陣列を世界が待っている。


御書と歩む 80 池田先生が贈る指針   (2017・8・30付 聖教新聞)

求道のドラマを共々に

 法華経を余人のよみ候は口ばかり・ことばばかりは・よめども心はよまず・心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ(土籠御書、1213㌻)

通解 他の人が法華経を読むのは口ばかりで、言葉の上だけでは読んでも、心では読まない。また、心で読んでも身で読まない。あなたが色心の二法にわたって法華経を読まれたことは尊いことである。

同志への指針
 信心は観念ではない。現実をよりよく変えゆく挑戦であり、実践である。
 広宣流布への行動の中で御書を拝するのだ。学会は御書を身で読み切ってきたからこそ、大発展したのである。
 この誉れの「行学の二道」に今、世界中の求道の同志が取り組んでいる。共に祈り、共に学び、共に成長する――日々、御書を繙き、人間革命のドラマを綴りゆこう!

御書と歩む 81 池田先生が贈る指針             (2017・9・7付 聖教新聞)

朗らかに人間革命の劇を

 法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去って彼に行くには非ざるなり、道場とは十界の衆生の住処を云うなり(御義口伝、781㌻)

通解 (法華経の行者が)法華経を受持する所を「当詣道場」というのである。この娑婆世界を去って、極楽浄土等のほかの国土へ行くことではない。「道場」とは十界の衆生の住所である娑婆世界をいうのである。

同志への指針
 仏道修行の道場は遠くではない。「今」「ここ」にある。わが地域である。
 60年前の9月、私は、東京・葛飾区に初代の総ブロック長として立った。一人一人に「信心してよかった」という喜びを味わわせてほしいとの師の心を体し、人情あふれる友と地域広布へ走った。
 我らの地域よ、十界互具の衆生の朗らかな「人間革命」の劇で輝き光れ!

御書と歩む 82 池田先生が贈る指針   (2017・9・14付 聖教新聞)

「負けじ魂」のリーダーたれ

 きわめて・まけじだましの人にて我がかたの事をば大事と申す人なり(可延定業書、986㌻)

通解 (四条金吾は)極めて負けじ魂の人で、自分の味方を大切にする人である。

同志への指針
 御本仏は「負けじ魂」を大切になされた。その模範が四条金吾である。医術に優れ、自らが苦境にあっても、同志を守り、旗頭となって戦い抜いた。創価のドクター部の大先輩といってよい。
 〝師弟のため、同志のため、一歩も退かない!〟との一念に、いかなる魔も打ち破る力が湧く。わが友よ、「あの人がいれば安心だ」と慕われゆくリーダーたれ!

御書と歩む 83 池田先生が贈る指針   2017・9・18付 聖教新聞)

心ゆくまで追善の題目を

 いかにも・いかにも追善供養を心のをよぶほどはげみ給うべし、古徳のことばにも心地を九識にもち修行をば六識にせよと・をしへ給う・ことわりにもや候らん(上野殿後家尼御返事、1506㌻)

通解 何としても、追善供養を心の及ぶ限り、励まれるのがよいであろう。昔の智者の言葉にも「心の根底を第九識におき、修行は六識においてしなさい」と教えているが、道理ではないだろうか。

同志への指針
 家族や宝友との愛別離苦は誰人も避けられない。しかし、自行化他の題目を唱えることで、心の及ぶ限り追善供養できる。生死を超えて、共に妙法の光明に包まれるのだ。
 広宣流布を目指し、現実の生活の中で、日々、仏道修行に励むことこそ、最高の追善となる。その福徳が、無量の先祖、無量の子孫までの「常楽の旅路」を赫々と照らし晴らしゆくのだ。

御書と歩む 84 池田先生が贈る指針   (2017・9・30付 聖教新聞)

生命尊厳の社会を築け!

 仏法渡って今に七百余年前代未聞の大法此の国に流布して月氏・漢土・一閻浮提の内の一切衆生仏に成るべき事こそ有り難けれ有り難けれ(教行証御書、1283㌻)

通解 日本に仏法が渡ってから今、七百余年になる。前代未聞の大法が、この国に流布して、インド・中国をはじめ、一閻浮提の一切衆生が仏に成ることができるとは、なんとありがたいことではないか。

同志への指針
 大聖人の「立正安国」の大闘争から七百五十余年。一切衆生の幸福と平和という大願を受け継いで、今、世界中で地涌の友が立ち上がっている。一閻浮提広宣流布の「天の時」が来た。
 乱世を照らす立正安国の哲学を、人類が渇仰している。我らは一歩も退かない。一人一人と確信の対話を広げ、民衆の笑顔が光る生命尊厳の社会を築きゆこう!

御書と歩む 85 池田先生が贈る指針   (2017・10・4付 聖教新聞)

臨終只今の悔いなき日々を

 相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給へ、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ(生死一大事血脈抄、1338㌻)

通解 強く心して強盛の大信力を出し、南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念しなさい。生死一大事の血脈をこれよりほかに決して求めてはならない。

同志への指針
 戸田先生にお仕えし、戦う日々、心肝に染めた御聖訓である。今この時を、弟子として「臨終正念」「臨終只今」の決意で、悔いなく生き切るのだ、と。
 眼前の戦いに、題目を唱えて挑む中にこそ、仏の智慧と力が流れ通うのである。
 今日の課題は何か。張りのある勤行で明確に祈り、生命力を漲らせて、一日一日を勝ち切っていくことだ。

御書と歩む 86 池田先生が贈る指針   (2017・10・5付 聖教新聞)

いかなる障魔も吹き飛ばせ

 種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし(上野殿後家尼御返事、1506㌻)

通解 (誘惑や脅しなど)種々の大難が出てきても、私の正しい法義が智者に破られることがない限り、決して受け入れることはない。それ以外の大難は、私にとっては風の前の塵のような、とるに足りないものである。

同志への指針
 御本仏は命にも及ぶ大難・佐渡流罪の中で、民衆の生命を「宝塔」と輝かせ、留難の地も寂光土へ転じられた。
 この大境涯に連なり、勝利島部など地域本部をはじめ、わが同志は、試練を勝ち越え、信頼を広げてきた。
 我らには、何ものにも破られざる正義の大哲理がある。いかなる障魔も塵の如く吹き飛ばし、地域に社会に「平和の柱」を打ち立てるのだ。

御書と歩む 87 池田先生が贈る指針   (2017・10・12付 聖教新聞)

題目には無量無辺の功徳力

 今法華経は四十余年の諸経を一経に収めて十方世界の三身円満の諸仏をあつめて釈迦一仏の分身の諸仏と談ずる故に一仏・一切仏にして妙法の二字に諸仏皆収まれり、故に妙法蓮華経の五字を唱うる功徳莫大なり(唱法華題目抄、13㌻)

通解 今、法華経は、四十余年の諸経を一経に収め、十方世界の(法・報・応の)三身円満の諸仏を釈迦一仏の分身の諸仏であると説くゆえに、一仏は一切仏であり、妙法の二字に諸仏は皆、収まるのである。ゆえに妙法蓮華経の五字を唱える功徳は莫大である。

同志への指針
 妙法は一切を動かす大宇宙の根源の力である。ゆえに、我らの唱題の音声は、十方世界に轟きわたる。届かないところなどない。
 自行化他の題目に、諸天は舞い、十方の諸仏は歓喜する。万人の仏性を呼び覚ます、無量無辺の功徳力がある。
 宿命転換も唱題だ。人間革命も唱題だ。広宣流布も唱題だ。地涌の題目の底力を、今こそ発揮しようではないか!

御書と歩む 88 池田先生が贈る指針   (2017・10・19付 聖教新聞)

嵐に不動の鍛えの信心で

 きたはぬ・かねは・さかんなる火に入るればとくとけ候、冰をゆに入るがごとし、剣なんどは大火に入るれども暫くはとけず是きたへる故なり(四条金吾殿御返事、1169㌻)

通解 鍛えられていない鉄は、燃え盛る火に入れれば、すぐに溶けてしまう。それは、氷を湯に入れたようなものである。剣などは、大火に入れても、しばらくは溶けない。これは、鍛えられているからである。

同志への指針
 わが門下は鍛え抜いた宝剣なり! 試練の炎にも怯むことなかれ! これが御本仏の烈々たる師子吼であられる。
 「仏法は勝負」だ。断じて負けない金剛不壊の生命を発揮する信仰なのだ。ひたぶるに仏道修行に徹しゆく人は、「ここぞ」という時に、必ず絶対勝利の実証を示せる。
 創価の青年は、何ものにも翻弄されぬ「世雄」(社会の英雄)と勝ち光れ!

御書と歩む 89 池田先生が贈る指針   (2017・10・21付 聖教新聞 衆院選前日)

「一念に億劫の辛労」を!

 一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり(御義口伝、790㌻)

通解 一念に億劫の辛労を尽くして、自行化他にわたる実践に励んでいくなら、本来、わが身に具わっている仏の生命が瞬間瞬間に現れてくる。いわゆる南無妙法蓮華経は精進行である。

同志への指針
 いかなる壁も、題目を唱え抜いて突破する。一念を定めた今の勇猛精進が、億劫にも通ずる地涌の大闘争だ。
 妙法のために尽くす辛労に一切の無駄はない。広宣流布の最前線で、負けじと勇んで戦い進む中でこそ、仏の智慧は躍動する。諸天も動き、必ず活路は開けるのだ。
 信頼するわが同志よ、悪戦苦闘を突き抜けて、歓喜の大功力を漲らせてくれ給え!

御書と歩む 90 池田先生が贈る指針   (2017・10・29付 聖教新聞)

妙法の福徳は燦然たり

 仏法の中に内薫外護と申す大なる大事ありて宗論にて候(崇峻天皇御書、1170㌻)

通解 仏法の中に、「内薫外護」という大変に大事な法門があって、それは仏法の要である。

同志への指針
 内なる仏性を薫発すれば、外からの守護が必ず現れる。「内薫外護」の法門の通り、四条金吾夫妻は不屈の信心で相次ぐ苦境を大逆転した。
 誰が見ていなくとも、誠実に積み重ねた善行を、仏天は御照覧である。因果の理法に照らされて、全て自身を荘厳する大果報となるのだ。
 陰徳の人生に栄光の陽報はいよいよ輝く。私の70年の信仰の大確信である。

御書と歩む 91 池田先生が贈る指針   (2017・11・2付 聖教新聞)

一念を定めて祈り抜け

 南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり(新池御書、1443㌻)

通解 「南無妙法蓮華経」と、他の事にとらわれることなく唱えていく時に、自然と三十二相・八十種好を具えるのである。「如我等無異」(我が如く等しくして異なること無からしめん)といって、釈尊のような仏にやすやすと成るのである。

同志への指針
 一念を定めて妙法を唱え抜けば、ありのままの凡夫の姿で仏と同じ生命を具えていけるとのお約束である。
 広布に進みゆく学会活動の中でこそ、互いの仏性を触発して、皆が人間革命することができる。
 誰も差別なく、置き去りにしない。「如我等無異」という仏の誓願に連なって、我らは題目を響かせ、向上と幸福のスクラムを広げゆくのだ!

御書と歩む 92 池田先生が贈る指針   (2017・11・7付 聖教新聞)

新たな拡大の道を

 日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし(諸法実相抄、1360㌻)

通解 はじめは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第に唱え伝えてきたのである。未来もまたそうであろう。

同志への指針
 広宣流布は「一人立つ」精神から始まる。「一対一の語らい」からこそ、法は広まる。必ず「二人・三人・百人と」唱え伝わっていくのだ。
 いずこの地も、いずこの国も、大聖人に直結する、無名にして偉大な創価の友から、大法弘通の金字塔が築かれてきたことを忘れまい。
 「未来も又しかるべし」──地涌の連帯の新たな拡大へ、大確信の対話を!

御書と歩む 93 池田先生が贈る指針   (2017・11・9付 聖教新聞)

無冠の友の功労に感謝

 仏は文字に依って衆生を度し給うなり、問う其の証拠如何、答えて云く涅槃経の十五に云く「願わくは諸の衆生悉く皆出世の文字を受持せよ」文(蓮盛抄、153㌻)

通解 仏は文字によって衆生を救われるのである。問う。その証拠はどうか。答えていう。涅槃経の巻十五に「願わくは、もろもろの衆生よ、ことごとく、みな、出世間(仏法の世界)の文字を受持しなさい」とある。

同志への指針
 日蓮大聖人は民衆救済の御書を留められた。この金文字が輝き光る聖教新聞を日々、配達する無冠の友こそ御本仏の尊き使者であられる。諸天も讃嘆する大聖業だ。
 どうか、「無冠即栄光」「無冠即福徳」の誇りも高く、健康・無事故の幸道を!
 寒風の日も、雨や雪の日も、朝一番に届く真心の温もりに感謝合掌し、皆が聖教と共に生命の暁鐘を打ち鳴らそう!

御書と歩む 94 池田先生が贈る指針   (2017・11・21付 聖教新聞)

妙法は世界第一の〝良薬〟

 入道殿は閻浮提の内日本国の人なり、しかも身に病をうけられて候病之良薬の経文顕然なり(妙心尼御前御返事、1479㌻)

通解 (妙法蓮華経の五字は「全世界の人の病の良薬」と説かれているが)入道殿は、この「全世界」の中の日本国の人である。しかも、その身に病を受けられている。「病の良薬」の経文は、はっきりとしている。

同志への指針
 妙法とは、生命の無上の「良薬」である。
 いかなる病魔にも負けない大生命力を涌現できる。医療を最大に生かす智慧も発揮できる。必ずや幸と栄光の境涯を開いていけるのだ。
 この大良薬の功力を引き出すのが、信心である。強盛な祈りと聡明な生活で、断じて健康長寿の人生であれ! わが宝友に、私と妻は、朝な夕な、題目を送っている。

御書と歩む 95 池田先生が贈る指針   (2017・11・23付 聖教新聞)

信心即生活の賢者たれ

 敵と申す者はわすれさせてねらふものなり、是より後に若やの御旅には御馬をおしましませ給ふべからず、よき馬にのらせ給へ(四条金吾殿御返事、1185㌻)

通解 およそ敵というものは、(その存在を)忘れさせて狙うものである。今後もしも旅に出られる際は、馬を惜しんではならない。良い馬にお乗りなさい。

同志への指針
 門下の無事を願い、乗る馬のことまで案じられる。これが御本仏のお心である。
 油断と慢心に魔は忍び寄る。「信心即生活」とは観念ではない。惰性を排して、具体的に勝ち取るものだ。
 張りのある勤行と教養ある生活リズムで健康管理を! 交通事故や火災に注意し、悪縁を寄せ付けぬ鋭き用心を!
 栄光の人生を飾りゆく創価の賢者たれ!

御書と歩む 96 池田先生が贈る指針   (2017・11・30付 聖教新聞)

会うことが広宣流布

 書は言を尽さず言は心を尽さず事事見参の時を期せん(太田入道殿御返事、1012㌻)

通解 書は言葉の全てを言い尽くすことはできない。言葉もまた心を残らず表し尽くすことはできない。さまざまな事柄は、会った時を期して話すことにしたい。

同志への指針
 恩師は「人に会うことが広宣流布だ」と言われた。直接会って、心を開き、語り合う。この積み重ねが、創価の慈折広布の原動力である。
 黙々と広布を支えてくれる同志。言い知れぬ苦悩と戦う友。そのもとへ足を運び、励ましの声を送る――。ここにこそ、御本仏の心を携えた菩薩行がある。
 「足は経なり」。足どりも軽く、今日も会って語ろう!

御書と歩む 97 池田先生が贈る指針   (2017・12・8付 聖教新聞)

清新な祈りから出発!

 妙の一字の智火以て此くの如し諸罪消ゆるのみならず衆罪かへりて功徳となる毒薬変じて甘露となる是なりへ(千日尼御前御返事、1316㌻)

通解 妙の一字の智慧の火は、一切を焼き尽くす火のようなものである。あらゆる罪が消えるだけでなく、それら全ての罪はかえって功徳となる。「毒薬が変化して甘露となる」とは、このことである。

同志への指針
 どんな苦悩の闇も幸福の光へと転じる。これが「妙の一字」にそなわる智慧の力だ。
 過去の罪業が深いなどと嘆く必要は断じてない。今ここから一切を変毒為薬できるのが、我らの信仰だからだ。
 創価の父母は、自行化他の題目で、宿命転換を断固と成し遂げてきた。
 ゆえに若人よ、広布と人生の栄光へ、今日も清新な勤行・唱題から出発するのだ!

御書と歩む 98 池田先生が贈る指針   (2017・12・14付 聖教新聞)

会場提供の功労は永遠

 今此の所も此くの如し仏菩薩の住み給う功徳聚の砌なり、多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし(四条金吾殿御返事、1194㌻)

通解 (法華経の行者のいる所に諸仏・菩薩らが雲集する)今この場所も同様である。仏・菩薩の住まわれる功徳の聚まる場所である。(この場所で)多くの月日の間、日夜、読誦している法華経の功徳は大空にも余っているであろう。

同志への指針
 地涌の友が集う場所は、仏・菩薩がおられる宝処である。無量の功徳と喜びが満ち溢れてくる。
 広布の会場は、いずこも法華経の会座そのものだ。提供してくださるご家庭の福徳は広大無辺である。諸天に守られ、子孫末代まで栄えゆかれることは絶対に間違いない。
 尊き支えと功労に、心から感謝と敬意を込めて、大切に使わせていただこう!

御書と歩む 99 池田先生が贈る指針   (2017・12・19付 聖教新聞)

善知識の対話で幸の連帯を

 此の法門を知識に値わせ給いて度度きかせ給うべし、日本国に知る人すくなき法門にて候ぞ(刑部左衛門尉女房御返事、1401㌻)

通解 この法華経の法門を善知識(善友)に会って度々聞かれるべきである。日本国に知る人の実に少ない法門なのである。

同志への指針
 広宣流布は友情を結びゆく聖業だ。自らが善き友になれば、必ず善き仏縁が広がる。
 生命の仏性を信じ、開きゆく仏法対話に励む人は、仏の使いであり、最高の善知識である。信仰の確信と歓喜をありのままに語って、友の生命に幸福の種を蒔くのだ。
 「幸せになってほしい」との真剣な祈りが届かないわけがない。最極の麗しき希望と信頼の連帯を築きゆこう!

御書と歩む 100 池田先生が贈る指針   (2017・12・29付 聖教新聞)

人間革命の勝利劇を!

 設ひ・いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只法華経の事のみさはくらせ給うべし(兄弟抄、1988㌻)

通解 たとえ、どんな煩わしい苦難があっても、夢の中のこととして、ただ法華経のことだけを思っていきなさい。

同志への指針
 険難の峰を登りゆく池上兄弟へ示された信仰の極意である。煩わしい困難が次々に襲いかかろうとも、ただ一筋に広布大願に進み切るのだ。決定した師子吼の前には、一切の魔は退散する。
 煩悩は即菩提である。大きく悩んだ分だけ大きな境涯が開かれる。勝利を決するのは自分自身だ。全てを変毒為薬し、我らは皆で人間革命の逆転劇を勝ち飾りゆくのだ。
2017-12-29 : 御書と歩む :
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随筆 永遠なれ創価の大城 25 師弟凱歌の物語

随筆 永遠なれ創価の大城 25   (2017年12月1日付 聖教新聞)

師弟凱歌の物語

人間革命の「勝ち鬨」を高らかに!
「今」を燃えて生きよ! そこに栄光の「未来」が


 錦繡の丘に立つ師弟の大城は、いつ訪れても、荘厳である。
 八王子の東京牧口記念会館は、紅と黄金の千葉万葉に包まれ、柔らかな陽光に照らされていた。
 広宣流布と立正安国の大闘争に殉じていかれた先師の崇高なご生涯を偲び、「初代会長牧口常三郎先生顕彰室」で、私は妻と勤行・唱題を行った(11月16日)。
 日本の軍部政府による弾圧で、牢獄に囚われてもなお一歩も退かず、看守とも信念の対話を重ねられた牧口先生である。
 獄中からの最後の便りに、「三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」と記されていた。
 当時、73歳。寒く狭い独房にあっても、その命には、まさしく「師子王の心」が明々と燃え上がっていたのである。
 妻は幼き日、実家での座談会にお迎えした牧口先生とご一緒に題目を唱えた。先生の威風も堂々たる音律は、命に刻みついて離れないという。
 「御義口伝」には、師子吼の意義について、「師弟共に唱うる所の音声なり」(御書748㌻)と説かれる。
 我ら創価の師弟は、常に初代会長の広布への「不惜身命」「死身弘法」の大精神に連なって、勤行・唱題の会座に臨む。ゆえに、いかなる三障四魔も断じて恐れることはないのだ。

命の限り前へ!

 学会家族の前進の大目的は、全人類の幸福と、地球の平和という遠大にしてロマンあふれるドラマの実現だ。これは、師から弟子へ、親から子へ、世代から世代へと語り継がれ、受け継がれていく大叙事詩である。
 命の限り、前へ前へ! 日蓮大聖人は、「身の力・心のはかり事・先先には百千万ばい(倍)こへたり」(同1062㌻)とも表現されている。
 妙法に生き抜く色心に、停滞はない。胸中の生命力はいや増し、無量無辺の福智を発揮していけるのである。
 尊き広布の幾春秋を重ね、唯一無二の人間革命の物語を綴っておられる全国・全世界の同志に、ますますの健康あれ! 幸福あれ! 栄光あれ!と、今日も私は妻と祈りを重ねている。

牧口先生の御書
 東京牧口記念会館の顕彰室には、牧口先生が使われた「御書」が展示されている。至る所に剣豪の如き研鑽の跡がある。
 「開目抄」のページを開くと、「大願を立てん」(同232㌻)の個所には二重線が引かれ、欄外にも大きく赤い文字で「大願」と記されている。
 「誓願の心」こそ、法華経の行者の心であり、日蓮仏法の魂であり、仏教の根幹なのである。
 釈尊は、「最上の幸福」とは何かと問われ、自ら「正しい誓願」を起こすことこそが、「こよなき幸せである」と答えた。
 確固たる誓願を立てた人は強い。負けない。状況がどうであろうと、他人から何を言われようとも、動じることはない。
 「開目抄」に「其の外の大難・風の前の塵なるべし」(同㌻)と仰せの通り、大いなる確信と喜びを人生に与えてくれる揺るぎない力こそ、正しい誓願なのである。

誓願の道を70年
 では、最も正しい誓願とは何か。それは、最も正しい人生の道を貫き通すことだ。
 大田区蒲田の座談会で初めて恩師・戸田城聖先生とお会いした時、19歳の私は質問した。
 「正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか」
 戸田先生は、初対面の一青年に、懇切丁寧に答えてくださった。
 日蓮大聖人が人生の最重要の難問題、すなわち「生老病死」の打開と生命の尊厳を解き明かされていることを力説され、こう私を力強く励まされたのである。
 「実践してごらんなさい。青年じゃありませんか」と。
 師を信じ、誓願の道を走り始めて70星霜――こよなく正しい人生の物語を、師と共に、同志と共に示し広げてこられたことに感謝は尽きない。
 小説『人間革命』も、「正しい仏法とは何か」「正しい人生とは何か」を、創価の師弟を通して後世に伝えたいと願い、愛する沖縄の天地で執筆を開始した。「黎明」の章を書き起こして、あす2日で53年となる。沖縄では、その意義を踏まえ、希望の声弾む、記念の「地区ファミリー総会」を県内全土で開催されると伺っている。
 小説『新・人間革命』第30巻は、いよいよ「勝ち鬨」の章へと入る。ここまで続けてこられたのも、ひとえに読者の皆様の温かなご支援ありてこそである。

ドラマは続く!
 かつて、聖教新聞で小説『高杉晋作』を連載してくださった山岡荘八氏も、幾度となく「人間革命」と語られていた。
 唯一の戦争被爆国である日本に生きる一人として、戦争の残酷さを痛感されていたのであろう。1950年(昭和25年)から新聞連載が開始された名作『徳川家康』第一巻の「あとがき」には、こう綴られている。
 「新しい哲学によって人間革命がなしとげられ、その革命された人間によって社会や政治や経済が、改められたときにはじめて原子科学は『平和』な次代の人類の文化財に変ってゆく――」
 そして、この夢を自著『徳川家康』に託して、「人間革命の可能」を限界まで描こうとする気概を述べられていたのだ。
 ゆえに今、世界192カ国・地域に広がった、創価の「人間革命」の大連帯を、きっと喜んでくださるに違いない。
 ともあれ私も、毎朝、聖教新聞を配達してくださる「無冠の友」の方々をはじめ、不二の言論の同志との「共戦」の思いを込めて、力の限り執筆を続けていきたい。
 「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」――この命題を託して、幾百万の庶民の蘇生のドラマと、師弟の凱歌の物語を描き留めていくのみである。

「心の一法」から
 本年、日中国交正常化の45周年を記念し、ご一緒に対談集を発刊した中国の王蒙元文化相が強く訴えられていた。
 ――現代人が科学技術などの物質的な価値ばかりを追求してきた結果、世界は今、「人間の心」の問題に直面している。これからは一層、精神的な価値を生み出すことが重要である、と。
 仏法では「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書563㌻)と説かれている。
 戦争も飢餓も、地球環境の問題も、詰まるところ、全て人間の「心の一法」に帰着すると言って決して過言ではない。
 不可思議にして、つかみがたい心を、聡明に、また豊かに広げながら、善へ、正義へ、平和へと力強くリードする法こそ、我らの信奉する日蓮仏法に他ならない。
 この大確信と誇りの炎を燃やしながら、わが心の輝きをもって、今いる家庭を、地域を、職場を、そして社会を、国土を、希望の大光で照らしていこうではないか!

英知・情熱・勝利
 明2018年、わが学会は「世界広布新時代 栄光の年」と掲げた。
 学会の年間テーマに初めて「栄光」の二字が輝いたのは、半世紀前の、1968年(昭和43年)である。
 発表したのは、前年(1967年)の11月、青年部総会の席上である。
 この折、私は若人たちに三つの指針を贈った。「英知」「情熱」そして「勝利」と。「栄光の年」の主体者は青年を措いて他にないと固く信じ、託したのである。
 広宣流布大誓堂の完成5周年を迎える明年は、新たな世界広布の50年を開く一年となる。
 栄光への門出に当たり、信ずる地涌の青年たちに、そして全国・全世界の宿縁深き同志たちに、私は今再び捧げたい。
 「英知」――徹して御書を学び、英知を磨け! ここに人類の未来を照らす直道があるからだ。
 「情熱」――折伏への情熱を忘るな! 自他共の幸福に生きよ! 学会は永遠に折伏の団体だ。
 「勝利」――他の誰でもない、自分に勝て! 今日を勝て! その源泉こそ、勤行・唱題のたゆみなき実践なり。 
 「生きているあいだ何事も先へのばすな、きみの生は行為また行為であれ」とは、ドイツの文豪ゲーテの叫びである。
 限りある人生だ。同じ生きるなら、わが生命を最大に充実させたい。
 「今」を完全燃焼して生きることが、一つまた一つと栄光の「未来」を開くことになる。
 御本仏は宣言された。「所詮誓願と云うは題目弘通の誓願なり」(御書846㌻)と。
 さあ、「広宣流布」の大誓願を掲げ、世界の友と出発しよう! 共々に人間革命の「勝ち鬨」を高らかに上げるのだ! 
 わが広布の足跡も、我らの地域の前進も、全て「未来までの栄光の物語」になると確信して!


 釈尊の言葉は『ブッダのことば』中村元訳(岩波書店)、山岡荘八は『山岡荘八全集1 徳川家康 第1巻』(講談社)、ゲーテは「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」(『ゲーテ全集8』所収)登張正實訳、潮出版社。
2017-12-01 : 随筆 永遠なれ 創価の大城 :
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