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名誉会長と共に 新時代を駆ける  No.11〜39(完)

第11回 勇気で開け 勝利の歴史を  (2015.3.28付 聖教新聞)

 桜開花の今、広布に走る友の生命は、いやまして輝く。
 平和のため、地域のため、社会のため、妙法と共に、師と一体で戦う。これが我らの今世の使命だ。
 最高に尊貴な信心の努力を、どこまでも地道にやり抜こう。これが我らの勝利の軌道だ。
 広宣流布のため、立正安国のため、尊い尊い大奮闘は、諸天が見ている。
 御本仏が全て御照覧である。
 大変でしょうが、これほど偉大な仏道修行はない。全部、仏になるための苦労だからだ。
 日蓮大聖人は「賢者はよろこび愚者は退く」(御書1091㌻)と仰せになられた。
 どうか、賢者の中の大賢者として、喜び勇んで打って出て、自他共に幸福境涯を開く大革命を成し遂げていただきたい。
        *   *
 戸田先生は「慈悲は勇気が表となる」と教えてくださった。
 理想への勇気!
 友情への勇気!
 拡大への勇気!
 団結への勇気!
 勝利への勇気!
 信心とは究極の勇気だ。
 苦難がなければ喜びもない。
 惰性の日々に感激はない。
 友のためなら労苦を惜しまず、率先し最前線に駆けつけ、今ここに「ああ感激の同志あり」と謳われゆく君たちよ!
 大切な大切な宝友と励まし合い、皆が「人間革命」し、皆が「宿命転換」できる大闘争を、仲良く、朗らかに、貫き通していこう。
 誓いの旗を高く掲げ、自分自身の神々しい劇を演じていくのだ。
 そして、「正義の民衆が最後は必ず勝つ」という痛快なる広布と人生の喜びの姿を、断固として示し切っていこうではないか。
 未来のために、偉大なる絶対勝利の歴史を共に! 共々に! 異体同心のスクラムで!

第12回 永遠《とわ》に崩れぬ人材の大城《だいじょう》を
  (2015.4.5付 聖教新聞)

 人をつくることだ。青年こそ未来だ。一切は人で決まる。
 戸田先生は言われた。「苦労しない人間に、いったい何かできるか。だから、なんでもやっておくことだよ」
 今の労苦が一生の宝となる。なかんずく広宣流布のために悪戦苦闘することは、最極の「今生人界の思出」(御書467㌻)となり、無量無辺の福運となる。
 戸田先生の祥月命日の2日、私は恩師記念会館で勤行・唱題し、追善の祈りを捧げた。戦時中、命がけで立正安国の大願を貫かれた牧口先生、戸田先生を偲び、平和の誓いを新たにした。
 師と共に戦う。師のごとく戦う。ここに学会の原点がある。
 師弟の魂を、私は小説『人間革命』に留めた。執筆してきた原稿の綴りの表紙に、こう記した。
 「死身弘法 不惜身命 此の心 学会精神なり」
 「昭和54年4月2日」との日付と共に。
 最も苦しんだ民衆が最も幸福に輝く社会を築くため、我らは行動する。どんなに厳しい試練があろうと、一歩も退《ひ》かない。
 逆境に挑む中でこそ、一人一人が師子に育っていくのだ。
 地域へ、世界へ、金剛不壊の信念の人材の波をつくることが希望の未来を開くのである。
        *   *
 かつて私は、恩師の誕生日に和歌を捧げた。
 「関西に 今築きゆく 錦州城 永遠《とわ》に崩れぬ 魔軍抑えて」
 今再び、永遠に崩れぬ大城を築き、そびえ立たせるのだ。
 御書に「いかなる事ありとも・すこしもたゆ《弛》む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし」(1090㌻)と仰せである。戦いは、最後まで執念で攻め抜いた方が勝つ。
 地涌の菩薩の大使命を胸に、勇敢に正義を語りきるのだ。
 我らには「絶対勝利の信心」がある。今こそ学会精神を燃え上がらせて、皆が青年の心で前進しよう!

第13回 前進! 不屈の団結の力で  (2015.4.11付 聖教新聞)

 武蔵野の春の光にあふれた東京・八王子の天地を、私は妻と共に訪れた(9日)。大学のキャンパスでは、植樹から40年の年輪を刻んだ、日中友好を謳う「周桜」を仰ぎ見た。向学の息吹に燃える新入生にもお会いした。若き皆さんの凜々しい心意気が頼もしかった。
 創大も、短大も、世界市民の最高学府として、目を見張る大発展の姿が、うれしい限りだ。
 百花繚乱の人材城を、創価教育の先師・牧口先生、恩師・戸田先生が、どれほど喜ばれることか。
 恩師は、後継の友が成長し、勝利することを、一番、楽しみにされた。私も同じ気持ちだ。
 わが胸に恩師の声が響く。
 「我らは勝つために生まれてきた。途中に何があろうが、最後に勝て! 断じて勝て! 最後に勝てば、全部、勝利なのだ」
 愛する君よ、貴女《あなた》よ、使命の青春を勝利の歴史で飾れ!
        *   *
 広宣流布の闘士の殿堂・東京牧口記念会館では、日本と世界の全同志に、和楽あれ、ご多幸あれ、勝利輝けと祈念した。
 広場にある、馬上の若きナポレオン像の台座には、彼の言葉が記されている。
 「世界には二つの力しかない。『剣』と『精神』の力である。そして最後は『精神』が必ず『剣』に打ち勝つ」と。
 一切に打ち勝つ究極の精神の力が、信心である。
 日蓮大聖人は「力あらば一文一句なりともかた《談》らせ給うべし」(御書1361㌻)と仰せになられた。皆が力を出し切り、正義と真実を語り切っていこう。それが全て自他共の幸福の種となる。時代を変え、諸天を動かし、功徳の花を咲かせる。
 苦難と真正面からぶつかって、題目を唱え切るのだ。苦しみが大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。どんな時も、勇気ある信心を貫く人が、勝利者だ。
 進もう、不屈の団結の力で!

第14回 広布に戦う「心の財《たから》」は無量  (2015.4.19付 聖教新聞)

 仏意仏勅の創価学会が誕生して、今年で85年になる。
 また、殉教の牧口先生の後を継がれた戸田先生が、戦後の焼け野原で、学会再建に一人立たれて70年──。さらに、共戦の同志と共に、私が第3代の前進を開始してより55年である。
 今、創価の人間主義のスクラムは、世界192カ国・地域に広がった。仏縁を結び、皆の心に幸福の種を蒔いている。これほど偉大なことはない。
 全ては、わが同志の「信心の勝利」「団結の勝利」である。
 健気な陰徳の行動に、陽報は計り知れない。「かく《隠》れての信あれば・あら《顕》はれての徳あるなり」(御書1527㌻)である。
 広布のため奮闘する一人一人に、「心の財」は無量であり、その福徳は、仏縁を結んだ友にも、勝ち開いた地域にも、必ず大きく広がる。
 今世の使命の闘争に「賢者はよろこび」(同1091㌻)と、いよいよ励まし合いながらの勇猛精進を頼みます。
        *   *
 一人を大切にする。
 誰人《たれびと》も尊重する。
 その人間尊敬の真髄こそ「不軽菩薩」の実践である。最高の「人の振る舞い」である。立正安国を願い、臆さず誠実に、真心を尽くして対話をする。相手がどうあれ、聡明に自信満々と、信念を語り切るのだ。これが自他共に「仏になる道」だ。
 勇敢に大目的を目指す中で、自身の悩みも見おろす境涯を開き、人間革命ができる。
 日蓮大聖人は池上兄弟の団結の戦いを讃え、「未来までの・もの《物》がたり《語》なに事か・これにすぎ候べき」(同1086㌻)と仰せになられた。
 これ以上ない晴れの舞台で、極楽百年にも勝る一日一日の大功徳を、仲良く楽しく積みながら、末法万年尽未来際まで輝きわたる広布の物語を、一丸となって勝ち綴ろう!
 皆が健康で、無事故で、一人ももれなく所願満足の大功徳を受け切っていかれるよう、日々題目を送っています。

第15回 前へ前へと栄光の峰へ!  (2015.4.25付 聖教新聞)

 4月24日、私は妻と恩師記念会館で厳粛に勤行・唱題した。
 第3代会長に就任より55年。
 御聖訓通りに競い起こる三障四魔を全て勝ち越え、恩師の構想を一切、実現したことを、牧口・戸田両先生に報告申し上げた。苦楽を共に、戦い続けてくれている全同志の健康と無事故とご多幸、そして所願成就を懇ろにご祈念した。
        *   *
 世界の平和と民衆の幸福を願われて、日蓮大聖人は建長5年(1253年)4月28日、立宗宣言をされた。迫害を覚悟の上で説き始められたのである。
 「開目抄」には仰せである。
 「我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず」(御書232㌻)
 このお心を拝し、広宣流布と立正安国へ挑む我らこそ、世界の「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」である。
 誉れ高く生き抜きたい。
 恐れなく戦い抜きたい。
 皆、正義の開拓者だ。万年に輝きわたる、共戦の歴史を今、つくっているのだ。苦労は全部、生きる。一つも無駄はない。誰がなんと言おうが、「誓いを貫いた!」「やりきった!」──こう言える人が勝利者である。
        *   *
 戸田先生は「人生は強気でいけ!」と叫ばれた。信心で突破できない
壁などない。
 人生、勢いのある人が勝つ。
 人生、諦めない人が勝つ。
 人生、祈り抜いた人が勝つ。 
 大闘争の中で、皆が大功徳を受け切っていくのだ。立派な後継を育て、何ものにも負けない民衆の人材城を築くのだ。
 師弟不二の信力・行力があるところ、偉大な仏力・法力が湧き起こらないわけがない。嵐を越えてこそ、希望の虹は輝く。栄光の峰へ、異体同心で、前へ前へと進むのだ。
 全世界の友と5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を断固、勝ち飾ろう!

第16回 大勝利の5月3日、万歳!  (2015.5.2付 聖教新聞)

 我らの5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝い、日本中、世界中の同志から喜びと決意の声が届いている。
 今や、仏法の人間主義の慈光は五大州を照らす。戦争から平和へ、あらゆる苦難を越え、人類の心を結んでいる。仏法史上、これはどの壮挙があろうか。
 異体を同心とする前進のリズムのなか、師弟不二で築いた栄光と勝利だ。
 本当にありがとう!
 恩師・戸田先生は、よく言われていた。「私は何がうれしいか。それは、学会員から『こんなに幸せになりました。健康になりました』と報告を受けることが一番うれしい」と。
 恩師は「自分が幸福になるぐらいは、何でもない。簡単なことです。他人まで幸福にしていこうというのが信心の根底です」とも言われていた。その通り、わが友が社会に広げた笑顔と和楽の花は、世界192カ国・地域に咲き薫る。
 創価家族の勇気と誠実と団結の金字塔である。世界広布新時代の躍進の大道が開かれた。
 御本仏・日蓮大聖人が、どれほど、お喜びくださっていることか。人知れぬ苦労も、全て「我が一念に納めたる功徳善根なり」(御書383㌻)と大確信していただきたい。
        *   *
 広布へ戦う皆さん方こそ「一切衆生の中の第一の人」です。諸仏が讃える誉れ高き生命の大勲章を胸に、いやまして勝利の人生を、ともどもに邁進していきましょう!
 未来永遠に栄えゆく、広布と人生の「難攻不落の大城」「常勝不敗の大城」を築くために、「いまだこりず候」(同1056㌻)の負けじ魂で進みたい。
 全同志が健康長寿で、無量無辺の大福運に包まれゆくことを祈りに祈っています。
 晴れわたる5月3日の師弟の勝利、万歳!

第17回 大法弘通へ 楽しく朗らかに  (2015.5.23付 聖教新聞)

 君も立て! 我も立つ!
 共戦の心で、新しき一歩前進を開始した友の姿が頼もしい。
 日蓮仏法は、全人類を照らす光だ。創価学会常住の御本尊には「大法弘通慈折広宣流布大願成就」とお認《したた》めである
 いよいよ世界広布の太陽が、時代の闇を破り、赫々と昇りゆくことは、絶対に間違いない。
 仏教発祥のインドでも、日本での研修会に参加した友の報告会が、早速、元気に行われ、全土に同事中継されたと伺った。
 今、求道と決意と喜びの波動は、世界中に広がっている。共に題目を唱えながら、勇敢に、楽しく、朗らかに進みたい。
        *   *
 心に揺るぎない確信があってこそ、真の幸福は築かれる。
 戸田先生は言われた。
 「自分には御本尊を信じているという偉大な力がある。どんな困難にぶつかっても、どんな境遇になっても、どんな時代になっても、必ず乗り切っていける信心がある。この確信が大事だ。これが人生の宝である」
 御本尊の大功徳は、全部、私たちの一日一日の生活の中に、ほとばしり出る。御本仏の大慈悲心、大智慧力を信じ抜くことによって、わが身そのままで、偉大なる仏の生命を開いていける。全てを変毒為薬できる。
 日蓮大聖人は強盛な信心を貫く女性門下に、御本尊は天では日月、家では柱、無量の宝を思うままに取り出《だ》せる如意宝珠のようである等と、分かりやすく教えられている。そして御本尊を持《たも》てば、「一切の仏・菩薩、諸天善神等が集《つど》ってきて、昼夜にわたって、つねに影の添うように護られるでありましょう。よくよく信じていきなさい」(御書1477㌻)と励ましを送られた。
 自他共に幸福になる仏法だ。広布の道は、健康と安穏の道である。青年を先頭に、多宝の友も生き生きと、歓喜と功徳の体験の花を満開に咲かせよう!

第18回 一人を大切に 感激の集いを  (2015.5.31付 聖教新聞)

 鹿児島県・口永良部島《くちのえらぶ》の噴火で避難された皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。皆様のご無事とご健康、そして一日も早く安穏な生活を取り戻せますよう、懸命に祈っております。
        *   *
 いよいよ、平和の太陽が輝く婦人部の記念月間が始まる。全国の津々浦々でグループ単位の総会が開催される。日頃の感謝を込めて、大成功を皆で祈ろう。
 心通う少人数の集いを大事にする。これが学会の伝統だ。
 牧口先生は座談会となれば、自分が真っ先に行かれた。1人が来ると、その1人とじっくり語り合う。2人目が来れば2人と、3人来れば3人と語り合う。そうやって懇切丁寧に希望の人間学を話していかれた。
 戸田先生も、よく言われた。
 「ただ一人でもいい。その一人の人に全力で法を説き、体験を語り、広布のこと、人生のことを心から話し合っていけばよいのだ」
 出会いを結ぶ一人一人が、感激し合って帰る。「来てよかった」「元気になった」「本当に楽しかった」と喜び合える、励ましの集いこそが、仏法の会座なのである。
 法華経に「当起遠迎《とうきおんごう》、当如敬仏《とうにょきょうぶつ》」(当《まさ》に起《た》って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)とある。法を求める人を、仏様を迎える心で最大に尊敬し大切にすることだ。
        *   *
 悩みのない人生などありえない。栄華を極めても「夢の中のさか《栄》へ・まぼろしの・たのしみ」(御書386㌻)であると、日蓮大聖人は仰せだ。
 幸福は、いかなる試練があろうとも、決して負けない心に光る。その心を磨くのが、仏道修行である。
 信仰を持《たも》った人間が、どれほど強く尊いか。自らが苦難に打ち勝つ姿を通して、悩める友に勇気と希望を贈っていける。今世の使命を果たし切るまで、共に祈り、語り、進み抜こう!

第19回 師子王の心で大仏法を語れ  (2015.6.7付 聖教新聞)

 6月6日は、牧口初代会長の生誕144周年であった。創価の大連帯が平和への光となって五大州に広がる様子を、どれほどお喜びであろうか。戦時中、厳しき弾圧にも屈せず、正義を貫いて殉教された尊いご生涯を偲び、私は東京牧口記念会館で勤行・唱題した。
 「初代会長牧口常三郎先生顕彰室」には、当時、使われていた牧口先生の「御書」が展示されていた。至るところに線が引かれ、書き込みがあり、峻厳な研鑽の姿が胸に迫る。
 日蓮大聖人が大難の中で認《したた》められた佐渡御書の一節「師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし」(御書957㌻)にも朱線が引かれている。
 君よ、師子王の心で進め! そう呼び掛けているようだ。
        *   *
 57歳の年に入信された牧口先生は北海道、東北、関東、信越、関西、中国、九州、さらに静岡と、全国へ弘教の歩みを運ばれた。
 「人生に関する問題は、対話でなくては相手に通じない。 『立正安国論』 も、問答の形式ではないか」
 こう先生は語られていた。
 軍部に投獄されても、看守や取り調べの検事に対して、堂々と仏法を語り、折伏された。
 絶筆となった獄中からの書簡には「カントノ哲学ヲ精読シテ居ル」との言葉とともに「三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」と記されている。
 恐れなき勇気──これこそ、崇高なる創価の魂である。先師のごとく堂々と、我らも仏法を語りたい。大切な友に「あなたの生命に仏界があるのですよ」「題目は宇宙につながる根本法則です」「妙法は生命力の根源なのですよ」と、体験を、確信を、喜びを伝えよう。
 きょうという日は二度と来ない。楽しく心広々と、出会いの劇を繰り広げようではないか!

 偉大なる
  師匠もちたる
    幸せは
  万代までも
    我らの誉れと

第20回 唱題は万代の幸を築く  (2015.6.13付 聖教新聞)

 友のため、平和社会の建設のために進みゆく、わが同志の心意気は、すがすがしい。列島各地で婦人部総会も、たけなわである。青年を先頭に、弘教も目を見張る勢いだ。
 創価の女性に幸福あれ、全同志に勝利あれと祈って、私は12日、妻と共に恩師記念会館で勤行・唱題した。
 御聖訓には「悦きかなや・楽しいかなや不肖の身として今度心田に仏種をうえたる」(御書286㌻)と仰せである。
 妙法を持った私たちは、わが生命に仏種を植えた。信心を貫き通せば、必ず仏果が実る。何と楽しく、うれしいことか。
 自身の幸福の大樹を育てながら、友の心田に希望の種を蒔いていく。自他共に大歓喜にあふれる我らの人生なのである。
        *   *
 「愚癡は福運を消し、感謝の唱題は万代の幸を築く」
 私の妻が胸に刻み、友に贈ってきた指針である。
 昭和54年5月、妻が婦人部総会に参加した神奈川の地でも、友は功徳の実証を光らせ、後継のリーダーが活躍していると伺った。ご長寿の多宝会のお母様をはじめ、福運に満ちた素晴らしいお写真も拝見した。 10年、20年、30年と、不退転の心で進めば、わが生命は常楽我浄の薫風に包まれる。一家も栄え、地域に万代に崩れぬ幸福の楽土を築いていけるのだ。
 母は太陽だ。朗らかな広布の母ありて、壮年部も青年部も未来部も明るく前進していける。何かと多忙で大変でしようけれども、「陰徳あれば陽報あり」(同1170㌻)と仰せの通り、その分、功徳と栄光は計り知れません。
 創価の太陽・婦人部の皆様、どうか、お元気で!

 世界一
  誇る われらの
    婦人部は
   福徳ゆたかに
      使命も尊く

第21回 行学の二道こそ 幸福の大道  (2015.6.21付 聖教新聞)

 全国各地で「教授補登用講座」が開催されている。求道の心輝くリーダーを最大に讃えたい。
 秋には「青年部教学試験1級」「教学部任用試験」が行われる。教学は大仏法の研鑽運動であり、究極のエンパワーメント(内発的な力の開花)に通じよう
 海外でも教学試験に、たくさんの友が挑戦している。合否を超えて、学ぶ喜びがあふれ、生きる希望が湧き、新しい人生が開かれた――そういう声も聞かれる。尊い限りだ
 「行学の二道」こそ、世界広布の道である。幸福の大道であり、人材育成の王道だ。
 御書には「行学たへ《絶》なば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ」(1361㌻)と仰せである。
 最極の生命哲学を学び実践してつかんだ、ありのままの感動を友に語っていけば、それが折伏である。心の垣根を取り払い、苦楽を分かち合いながら、伸びやかに平和への友情を広げていきたい。
        *   *
 女子部の伝統光る教学運動も素晴らしい。人の幸不幸は一生を通して見なければ分からない。だからこそ青春時代に福運を積み、何があっても負けない智慧と力を身につけることだ。
 大確信に立つ、聡明な女性の祈りに勝るものはない。あらゆる苦難をはねのけ、信頼と賞讃を集めるブラジルも、婦人部の深き祈りがあった。皆の合言葉は「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」である。ボリビアも同じである。
 一番大変な時に、勇敢に戦えば、未来の大発展の一因ができる。
 戸田先生はよく語られていた。「妙法は活の法門である。全ての体験を活かしていけるのだ。何ひとつ、塵も残さず、無駄なことはない。これが信心の大功徳です」
 人間革命の大哲学で、悲しみさえも喜びへと転じゆく幸福勝利の劇を、あの友この友と飾りゆこう!

第22回 永遠の功徳は難と戦う中に  (2015.7.6付 聖教新聞)

 今年も、7月6日、初代会長・牧口先生、第2代会長・戸田先生の法難の日を迎えた。
 戦時中の1943年(昭和18年)のこの日、牧口先生は折伏に赴いた静岡・下田で、戸田先生は東京・白金台の自宅で、逮捕された。悪法たる治安維持法の違反と不敬罪の容疑であった。
        *   *
 日蓮大聖人の仏法は、本来、万人が妙法の当体であり、仏の生命を具えた尊極無上の存在であると教える。「生命の尊厳」を守り抜き、「人間の平等」を打ち立てる根本の哲理である。
 それは、国家神道を精神の支柱として、思想を統制し、一国を挙げて戦争を推し進めようとした軍部政府とは、真っ向から対立するものであった。
 約1年4カ月の間、獄中で耐え忍び、戦い抜かれた牧口先生。手紙に悠然と「災難と云《い》ふても、大聖人様の九牛《きゅうぎゅう》の一毛《いちもう》(=ほんのわずか)です」と記されている。
 信仰を持《たも》った生命の究極の強さが、燦然と光を放っている。
        *   *
 御聖訓には、「三類の敵人を顕さずんば法華経の行者に非ず之を顕すは法華経の行者なり」(御書441㌻)と仰せである。
 牧口先生は、三類の強敵と戦い、死身弘法を貫かれた。生きて牢獄を出た戸田先生は、人間革命の民衆運動に一人立たれた。
 ここに、創価の平和と正義の起点があり、アジアをはじめ全世界から、絶対の信頼を寄せられる原点がある。
 戸田先生は、牧口先生の三回忌に師を偲んで語られた。
 「あなたの慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました」
 何と崇高な創価の師弟か。
 我らはその誉れの後継である。ゆえに何も恐れない。苦難を勝ち越える中に、永遠の功徳が湧く。師子王の心に、栄光と勝利は輝く。勇気ある信心で、大いなる境涯を開きゆこう!

第23回 後継の未来部を皆で応援!  (2015.7.26付 聖教新聞)

 いよいよ、青春の生命《いのち》燃ゆる、未来部育成の夏が来た。
 頼もしい壮年・婦人部の未来本部長、心熱き男女青年部の21世紀使命会、さらに教育本部や学生部、そして未来部を支え励ましてくださっている全ての皆様方に感謝申し上げたい。
 我らの友情は、世界である。
 我らの悲願は、平和である。
 アメリカ未来部の研修では、皆が眼前の課題に挑もうと約し合ったと伺った。未来部が座談会を盛り上げるインド、心の垣根なく若き連帯を広げるドイツなど、北中南米やアジアやヨーロッパ、さらにアフリカ、オセアニアでも、未来部が、ぐんぐん伸びている。
 未来部は、一人ももれなく、人類の宝だ。
 「桜梅桃李」というように、桜は桜、梅は梅、桃は桃、李《すもも》は李の個性があり、使命がある。自分にしかない自分の花を、必ず必ず咲かせていける。その原動力が仏法である。
        *   *
 希望ある人生は強い。負けない。くめども尽きぬ永遠の希望の泉──それが信心である。
 特に夏は、家族で信心継承の語らいを深める好機であろう。
 戸田先生も、よく言われていた。わが子だからといって、子ども扱いをしてはいけない。信心の後継者だ、と。
 真剣な祈りを込めた言葉は必ず通ずる。ありのままに、わが家の広布史を語っていくことも大切であろう。
 御書に「師子王の子は師子王となる」(御書1216㌻)と仰せである。
 一時的に壁にぶつかることがあったとしても、「御本尊が仏子を不幸にするはずがない。必ずよくなるに決まっている」との深き確信と祈りを根本に、長い目で見守っていくことだ。
 創価家族の大きな慈愛の心で、後継の宝を育んでいこう!

第24回 友の心に希望と喜びの曲を
  (2015.8.2付 聖教新聞)

 音楽は、心から心に響く。力強いファンファーレが轟けば、必ず希望の前進が始まる。
 平和の天使・鼓笛隊、創価の楽雄・音楽隊は、この夏も、各地のパレードなどで大活躍してくれている。
 猛暑の中、本当にありがとう! 皆さんの健康と無事故と大成長を祈っています。
 今や世界約30カ国・地域で舞う鼓笛隊。何と神々しい姿か。
 太陽のように明るく!
 月光のように清らかに!
 そのリズムと旋律は、いずこにも喜びの花を咲かせる。
 音楽は、言葉を超え、あらゆる差異を超えて、人々を結ぶ。
 明年は結成60周年──。鼓笛隊出身のリーダーは皆、模範の存在である。
 きょうも挑戦のマーチを! 題目を朗々と唱え、自他共に仏の生命を呼びあらわしながら、涼やかな瞳で、きらめく笑顔で、大歓喜の妙音を社会に広げていただきたい。
        *   *
 悲しみの友に癒やしを。
 苦悩の友に励ましを。
 東北の被災地に何度も足を運び、真心の調べを奏でながら、共に涙し、歩みを重ねてきた日本一の音楽隊、ありがとう!
 圧倒的な名演奏に、信心の訓練が光る。人間性を磨き、技術を磨く、地道な努力が尊い。
 今の鍛えと苦労こそ宝だ。
 鍛錬した生命は無敵である。
 戸田先生は、「青年の意気と力とは、じつに世界の歴史を変えていくのである」と語られた。
 友を鼓舞し、心に勇気を送る皆さんこそ、新時代の旗手だ。音楽隊は先駆の人材を限りなく育む誇り高き楽団である。
 法華経寿量品には、「諸天は天鼓《てんく》を撃って 常に衆《もろもろ》の妓楽《ぎがく》を作《な》し」と説かれている。生き生きと演奏する音楽隊・鼓笛隊のステージをほうふつさせる。
 我らは魂の王者の行進を!
 共に健康と充実の日々を!

第25回 清々しい勤行で大成長の夏  (2015.8.8付 聖教新聞)

 厳しい暑さが続いている。
 わが友が体調を崩さず、健《すこ》やかな日々であるよう祈り念じています。
 勤行・唱題は健康の源泉である。
 きょうも「御本尊に向かおう」「題目をあげよう」──その一念に色心が輝き、生命力が増す。
 日蓮大聖人は仰せである。「題目を唱える声は、十方世界で届かぬところはない」(御書808㌻、通解)
 妙法は全宇宙に通ずる。朗々たる音声《おんじょう》は諸天を動かす。題目に勝る力はない。
 苦しければ苦しいまま、うれしければうれしいまま、子どもが母親を求めるように、ありのままの思いを込めて、御本尊を信じ抜き、祈り抜くことだ。
        *   *
 私たちが勤行で読誦する法華経寿量品には、こうある。
 「一心欲見仏 不自惜身命 時我及衆僧 俱出霊鷲山」
 (一心に仏を見たてまつらんと欲して 自《みずか》ら身命を惜しまざれば 時に我《わ》れ及び衆僧《しゅそう》は 俱《とも》に霊鷲山に出《い》ず)
 幾重《いくえ》にも意義深い文《もん》である。
 戸田先生は、この経文などについて講義され、御本尊を拝めば、気がつかなくとも、自分の生命の中に御本尊が現れると教えられた。そして、 “我々の体に大聖人即御本尊の力が満ち満ちてくる” と結論された。
 朝夕の勤行は、壮大な法華経の会座に参列し、久遠元初に立ち還る厳粛な儀式である。
 わが生命に仏の智慧と力を限りなく涌現し、自らの現実の舞台を寂光土へと変えていく絶対勝利の起点なのである。
 勤行は一家和楽のリズムでもある。夏は、未来部のお子さん方をはじめ、家族で勤行するチャンスだ。
 白馬が大草原を駆けるような清々《すがすが》しい勤行で、黄金の価値が光る大成長の日々を送りたい。
 希望輝く人間革命の大道を、共に祈り進んでいこう!

第26回 異体同心の祈りから出発  (2015.8.22付 聖教新聞)

 創立85周年の秋へ、広布と人生の大いなる飛躍のために、いよいよの出発である。
 有名な御聖訓に仰せである。「軍《いくさ》には大将軍を魂とす大将軍をく《臆》しぬれば歩兵《つわもの》臆病なり」(御書1219㌻)
 リーダー自身が生まれ変わった決意で立つことだ。皆の力で、今こそ黄金の歴史を飾ろう。わが愛する天地に、永遠に輝く人材城を威風堂々と築くのだ。
 法華経方便品に「勇猛《ゆうみょう》精進」とある。勇猛とは信心である。自行化他の題目は、精進行である。法のため、人のため、真剣に悩み、祈り、勇敢に戦い続ける人にこそ、無量の智慧と慈悲が湧いてくる。
 創価学会は、いかなる時代にも「勇猛精進」を貫いてきた。苦しむ友の味方になって、勇気ある信心で勝ち開いている。
 どこまでも異体を同心とする「信心の団結」で進むのだ。そこに一切の勝利の源泉がある。
        *   *
 壮大な広宣流布の活動といっても、その実践のホシは何か。
 「座談会」
 「教学の研鑽」
 「一対一の個人指導」である。
 これが牧口先生、戸田先生以来の学会の伝統であるからだ。
 この3本の柱が、強力に、忍耐強く、実践される限り、やがて時代を動かし、人道と正義の連帯を広げ、新しい平和の世界を創っていくことができる。
 誰一人、使命のない人などいない。病と闘う人もいる。経済苦に挑む人もいる。どうしても会合に出られない場合もあろう。だからこそ訪問・激励が大事だ。励ましこそ光である。
 深き祈りから発する言葉は、必ず心に届く。友を目覚めさせる。懸命に信心に励む同志こそ、菩薩であり、仏なのだ。
 自分が変われば、地域も変わる。世界をも変えていける。この人間革命のドラマを、共に晴れ晴れと綴ろうではないか!

第27回 知性の友よ歴史をつくれ  (2015.8.30付 聖教新聞)

 はつらつと広布に走りゆく男女学生部の英姿がまぶしい。
 あす31日は「学生部の日」。代表に御義口伝の講義を開始した日だ。
そして9月9日は「女子学生部の日」である。
 地球全体が皆さんの舞台だ。未来の全てが皆さんの時代だ。目を世界に向け、足はしっかり現実の大地を踏みしめ、学んで学んで学び抜けと申し上げたい。
 御義口伝には仰せである。
 「妙の一字の智剣を以て生死煩悩の繩を切るなり」(御書746㌻)
 苦しみや迷いに打ち勝ち、最高の人生をつくる智慧は、題目によって涌現する。
 何があっても、自分を卑下する必要などない。今はじっくり実力をつけ、人格を磨くのだ。
 創価の民衆の大地で戦う一つ一つが偉大な歴史となる。それを誇り高く確信し、10年、20年、30年先を目指して、英知と友情の連帯を広げゆくのだ。
        *   *
 さらに御義口伝には、「南無妙法蓮華経と唱え奉るは自身の宮殿に入るなり」(同787㌻)とも明かされている。
 仏道修行に励む人は、わが生命の宮殿が輝く。金剛不壊の幸福境涯に住していける。広布のために祈り、教学を研鑽し、対話を貫きゆく日々は、自他共の宮殿を荘厳しているのである。
 信心は、急速に、より良く変わっていくための実践だ。
 戸田先生は、「たゆまず迸り、流れ出ずる水の信心であれ!」と言われていた。
 若き創価の普賢菩薩《ふけんぼさつ》たる学生部には、「一閻浮提広布」を前進させゆく使命があり、宿縁がある。インド創価学会の目覚ましい拡大の原動力も、男女学生部である。
 若き知性の指導者の君よ!
 世界の友と誓いのスクラムを組んで、破邪顕正の鋭い言論を響かせながら、明るく朗らかに勝ち進んでくれたまえ!

第28回 慈愛と励ましの光は三世に  (2015.9.20付 聖教新聞)

 秋の彼岸に当たり、私も、亡くなられたご家族の方々、そして広宣流布に連なる全ての方々の先祖代々の追善回向を懇ろに行い、三世永遠にわたる安穏と福徳を、心から祈念させていただいている。
 題目の光は全宇宙に届く。慈愛と励ましの祈りは、友の生命を大いなる希望で照らす。
 日蓮大聖人は、幼くして父を亡くした南条時光に心を尽くして激励された。
 お腹がすいて食べ物を求め、のどが乾いて水を求め、恋しい人に会いたいと思うように、御本尊を信じて信心をするのですよと分かりやすく教えられている(御書1558㌻、趣意)。
 さらに、「とにかくに法華経に身をまかせ信ぜさせ給へ、殿一人にかぎるべからず・信心をすすめ給いて過去の父母等をす《救》くわせ給へ」(同1557㌻)と力強く仰せである。
 妙法を唱えれば、生老病死を悠然と乗り越えられる。常楽我浄の薫風を必ず故人にも広げていけるのだ。
 創価家族と共に、広布のために生き抜く。これこそが、亡き人への最高の追善となることを深く確信していただきたい。
        *   *
 いついかなる時も、戦う心を失わない人は強い。負けない。若々しい。大聖人が「賢者はよろこび愚者は退く」(同1091㌻)と仰せの通りだ。
 ゆえに「歓喜の中の大歓喜」の題目を忘れず、新時代のリーダーは、師弟不二で生き生きと一歩前進の名指揮を執るのだ。
 全てが一生成仏のため、広宣流布のため、立正安国のためである。大きく動き、大きく仏縁を広げて、皆が大きく功徳を受け切っていただきたい。
 いよいよ創立85周年の秋《あき》だ。わが人生の勝利劇を飾るのだ。一にも二にも団結して、一切の魔を打ち破っていくことだ。皆が頑健で、仏の智慧と力を、思う存分、発揮していけるよう、私は毎日、題目を送っている。

第29回 青年と創価の勝利道《しょうりどう》を走れ
  (2015.10.4付 聖教新聞)

 さわやかな対話の秋が来た。昼は太陽の光を燦々と浴びて、夜は満天の星々と語りながら、我らの広宣流布の長征は進む。
 戸田先生は、よく壮大な天文学の話をされながら、「科学が進歩すればするほど、仏法の法理の正しさが証明される」と達観しておられた。
 21世紀は「生命の世紀」だ。ますます生命というフロンティア(開拓の最前線)に焦点が当てられることは間違いない。
 生命と宇宙を貫く最高峰の仏法哲理を究めゆく青年部教学試験1級に挑んだ皆様に、心からご苦労さまと申し上げたい。
 合否を超えて、学んだ全員が幸福博士であり、勝利博士だ。人間学の大博士である。
 御書は「希望の経典」である。わが身に刻んだ全てが、一生の栄光の土台となる。誇り高く確信し、一文一句なりとも語り広げて、自他共の幸福の大道を進んでもらいたい。
        *   *
 各地で支部・地区の総会が、にぎやかに開催される。
 体験こそ力だ。体験こそ喜びだ。御書に「一切は現証には如《し》かず」(1279㌻)と仰せである。自身満々に語ることだ。
 真心を込めて現実に広宣流布に貢献した一つ一つが、生命の福徳と積まれる。
 一心に広布に尽くした人こそが、生々世々、大王のごとき自在の境涯を開くことができる。
 リーダーは、一筋に戦う人を誰よりも大切にし、守り讃えていくべきだ。
 今、世界の青年も求道心に燃えている。我らはメロスのように、友のため、大いなる希望のため、誓願の決勝点へ、若々しく走り抜くのだ。
 異体同心の団結で、創立85周年の秋を晴れ晴れと飾ろう!

第30回 人をつくれ 人を伸ばせ  (2015.10.10付 聖教新聞)

 人材を育てる人が、真の人材である。
 戸田先生は支部長に対して「絶えず“人物”を見つけ、育てることに心を砕いてもらいたい」とよく言われていた。
 自分が率先して力を発揮するとともに、どれだけの人を見いだし、育て、広宣流布へ向かわせることができるか。ここに、未来を開く鍵がある。
 わが支部、地区、ブロックから新しい人材を誕生させよう。
 リーダーが最前線に飛び込んで悩みに耳を傾ける。一緒に広布へ歩き、心から励ます。それがどんなにうれしいか。地道な激励こそ人材育成の力である。
 教学部任用試験も、仏法の偉大さを深く知る絶好の機会だ。
 垣根なく、ありのままに、創価の真実を語れば、全部が仏縁となる。深き祈りがあれば、自分が今いるその場所から、新たな波動を起こしていけるのだ。
        *   *
 日蓮大聖人は、「人のために灯《ひ》をともせば、自分の前も明るくなる」(御書1598㌻、通解)と教えておられる。
 悩める友に寄り添い続け、同苦し、共に一歩を踏み出していく。これが菩薩の生き方だ。
 「煩悩即菩提」である。悩みが全て幸福のエネルギーになる。自他共に未来を照らす光となる。
 激動の時代だ。思いがけない苦難に直面することもあろう。それに耐え、題目を唱え抜いて、粘り強く乗り切っていくのだ。必ず乗り切れるからこそ、現れてきた試練である。後になれば何でもないものだ。
 戸田先生の力強い言葉が、今も、胸に響く。
 「妙法を唱えている人は、長い人生のうえから見れば、全てが変毒為薬される。ゆえに何も心配しないで、信心強盛に生き抜け!」
 一日の命は全宇宙の財宝より尊い。そう仏法は説いている。
 一日一日が真剣勝負だ。
 一日一日が勇猛精進だ。
 黄金の日々を共に飾ろう!

第31回 地域から希望と幸福の光を
 (2015.10.17付 聖教新聞)

 広宣流布の祈りは、一切を勝ち開く。御聖訓通りの難の連続の中で、私は、ひたぶるに御本尊に祈り抜いてきた。
 「無量無辺の広布の道を開いてみせる」「創価学会に威光勢力を与えたまえ」と。
 嵐を越えて、今や慈折広布の大道は五大州に広がった。世界が創価の平和・文化・教育運動に熱い共感を寄せている。
 「日蓮大聖人御入滅の日」に当たり、東京牧口記念会館で、御本仏への報恩感謝と、世界広布への誓願、全同志の健康と幸福と勝利を祈念した(13日)。
 そして、わが尊き牧口共栄会をはじめ、全国の会館守る会の皆様に心からの感謝を捧げた。
 大聖人は仰せである。
 「自分と他人、彼《かれ》と此《これ》という分け隔ての心をもたず、水と魚のように親密な思いを抱き、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えたてまつるところを生死一大事の血脈というのである」(御書1337㌻、通解)
 我らは創価家族だ。苦楽を共にしながら、何があっても支え合っていくのだ。目の前の友を心から励まし、一人から一人へ喜びの波を広げていきたい。
 一人を大切に、どこまでも団結第一で、新時代を築きゆこう。
        *   *
 青年部が核兵器廃絶、アジアの友好、東北の復興を柱に繰り広げている「SOKAグローバルアクション」が大きな感動を呼んでいる。青年こそ希望だ。
 思えば、大聖人が入滅される前、最後に講義をされたのは、「立正安国論」であったといわれる。まさに、大聖人の仏法は「安国論」から出発し、「安国論」に帰着する。最後の最後まで、世界の平和、社会の安穏のための言論闘争を貫かれた。
 「一身の安泰を願うなら、まず世の静穏《せいおん》、平和を祈るべきである」(同31㌻、通解)
 この大精神のまま、愛する地域のために語りに語り、希望と幸福の光を広げよう。

第32回 見事な勝利の一日一日を  (2015.11.1付 聖教新聞)

 全国各地で、支部総会、地区総会が大成功で行われている。功徳の体験あり。希望の歌声あり。友情広がる有意義な集いとなり、うれしい限りである。
 出会いは人生の花だ。信じ合える絆は宝だ。
 私も、正義に生きる恩師・戸田先生との出会いが人生を決めた。苦悩渦巻く社会で、この流転から人々を解放し、困難を打開しゆく仏法ならば、一生をかけてみよう──こう決意して、師弟の道を歩み始めた。
 「自分は、妙法を流布しきって、この人生を飾るのだ」「一生涯、民衆の本当の味方となって、生き抜いていこう」──わが一念を定めれば、全てが開けていく。信心根本の軌道ほど、強く、充実した人生はない。
        *   *
 戸田先生は時に散策しながら人生哲学を教えてくださった。
 ビル街のせわしない光景に、心まで殺風景になってはいけないなと呵々大笑《かかたいしょう》して語られた。
 「大作、一緒に青空を見上げようよ。無限の世界は美しいな。人間もまた、無限のものをもっているから、美しくあらねばならないな」と。
 心広々と、境涯を高めていくことだ。妙法流布によって、平和で安穏な社会を築いていくのだ。皆の心を明るく豊かにしながら、美しい人間文化を花開かせるのが、創価の世界である。
 いよいよ我らの創立の月だ。油断せず、健康・無事故で、見事な勝利の一日一日を積み重ねていっていただきたい。
 仏法は「現当二世」──現在と未来を勝つためにある。過去世にいかなる宿業があろうとも、一切を必ず「変毒為薬」していける妙法である。
 御聖訓に「災《わざわい》来《きた》るとも変じて幸《さいわい》と為らん」(御書 979㌻)と仰せだ。たとえ転んでも、くよくよせずに、また立ち上がって、前へ前へと進めばいい。現在から未来へ挑戦し抜く人が、友に勇気と希望を贈れるのだ。

第33回 仏法は永遠の幸福開く哲学  (2015.11.8付 聖教新聞)

 伝統の教学部任用試験を目指し、仏法の生命哲学を学ばれている皆様こそ、偉大な求道の哲学者である。多くの会友の方も受験されると伺い、うれしい。共に研鑽し、応援してくださる先輩方も、本当にありがとうございます。
 日蓮大聖人は門下へのお手紙に「法華経を耳に触れるならば、これを種として必ず仏になるのです」(御書 552㌻、通解)と仰せになられた。たとえ一文一句でも心に刻めば、いかなる乱世にも揺るがない智慧と慈悲と勇気の光源となる。
 妙法の功徳には「開」「具足円満」「蘇生」の三義がある。
 妙法は、あらゆる法と功徳を具えた根源的にして円満な法であり、全てのものの本来の価値を開く力用がある。ゆえに、どんなに行き詰まった境遇の人をも蘇生させ、成仏させることができるのだ。
        *   *
 私自身、戸田先生のもとで御書を学んだことは、最高の青春の誉れだ。試練に挑む中で、御書の一節一節が常に新鮮な感動をもって胸に迫ってくる。それを深く実感する日々であった。
 大聖人は「一生をむなしく過ごして、万年の間、悔いてはならない」(同970㌻、通解)と教えられた。だからこそ最も大事なのは生老病死を乗り越える、永遠の幸福の道を探究することだ。
 苦悩の民衆を救わんと、命に及ぶ大難の連続を忍ばれた大聖人のご生涯を思えば、自分自身の苦難を乗り越える勇気が湧いてくる。
 恩師は語られた。「大聖人の大慈大悲を世界に宣揚しなければならない。大聖人ほどの仏様は断じて他にはおられないからだ」と。
 悩みがあるから幸福になれる。煩悩即菩提・生死即涅槃である。焦らず悠然と進むのだ。
 学会は、宿命を使命に変え、万人が健康で幸福に、そして共に平和に生きる智慧を学ぶ大学校なのである。

第34回 広布の労苦に福徳は無量
  (2015.11.14付 聖教新聞)

 創立85周年を祝賀し、海外60カ国・地域からSGI(創価学会インタナショナル)の代表が研修のため来日する。皆で心から歓迎し、世界の尊き求道の友と新たな広布の拡大へ晴れ晴れと出発したい。
 全世界に踊り出る地涌の菩薩の陣列を、牧口先生、戸田先生がどれほどお喜びであろうか。
 戸田先生は「創価学会は仏意仏勅によって生じた団体なるがゆえに、君たちの想像を超えて素晴らしき団体なのだ」と力を込めて語られた。
 我らは久遠からの同志だ。万人の成仏という、人間としての最高の使命と責任を持って、末法に生まれてきたのだ。
 「皆地涌の菩薩の出現に非《あら》ずんば唱へがたき題目なり」(御書1360㌻)である。それを自覚したとき、胸中に無上の歓喜と光栄が滾々《こんこん》と湧き上がる。
        *   *
 全国、また世界各地で、喜びの弘教が上げ潮の勢いだ。
 「行学の二道」に励む頼もしい後継の人材群も育っている。
 平和・文化・教育の光を広げ、励ましの社会をつくりゆく人間主義の大連帯は、異体同心で築き上げた金字塔である。
 信心こそ人生の無上の道だ。冥の照覧は絶対である。広布の労苦は、全て無量の福徳となって自身を飾る。私は、奮闘する同志の肩を抱き、心から労い讃えたい気持ちでいっぱいである。
 日蓮大聖人は、信心の志《こころざし》厚き先駆の門下に仰せである。
 「国中の人々が、一人、二人、そして千万億の人が題目を唱えるならば、思いもしなかった功徳が身に集まることでしょう」(同1241㌻、通解)
 今、一つ一つ新しい平和の種を蒔く。幸運の種を植える。それが木となり、大樹となる。
 自らの人生を喜びで飾りながら、社会をも繁栄と安穏へ変えていく実践だ。自他共の幸福の軌道を誇り高く進みゆこう!

第35回 信心とは無限の希望の泉  (2015.11.28付 聖教新聞)

 大雪や荒天の中、聖教新聞を配達してくださっている尊き無冠の友の皆様、本当にありがとうございます。くれぐれも、無事故第一でお願いします。大切な皆様方の健康とご多幸を、毎日、懸命に祈っております。
        *   *
 教学部任用試験は、多くの会友の方々、新入会の方々も研鑽され、受験された。尊き求道をあらためて心から讃えたい。
 学びゆく人には、常に光がある。充実と向上の輝きがある。学会の哲学運動は、地域に「希望の連鎖」を広げている。
 「創価学会に青年が多いのはなぜか」。かつて東北のラジオ局から問われた戸田先生は「それは哲学が深いからである」と答えておられた。
 仏法こそ永遠の幸福の道だ。信心は無限の希望の泉である。
 有名な御聖訓に「大願ををこせ」(御書 1561㌻)と。
 夢を持ち、大いなる目標に向かって進む人は、自分も強く大きくなる。生きる喜びがある。洋々たる未来が開けていく。
 わが胸に大目的の柱を打ち立てるのだ。友と手を携えて、人生の勝利への旅路を歩みたい。
        *   *
 大難を勝ち越えて仏になる。日蓮大聖人が門下に送られた御書を拝すれば「退転させてなるものか」「断固として勝たせるのだ」「一人ももれなく幸福にするのだ」との炎のごときお心が烈々と迫ってくる。
 「生死一大事血脈抄」では「自他彼此の心なく」「水魚の思を成して」「異体同心にして」(同1337㌻)妙法を唱えゆくことが大事なのだと教えられている。
 我らは永遠に異体同心の「信心の団結」で進むのだ。大聖人から「立派な人であった」「立派な信心であった」と賞讃される人生でありたい。
 同志《とも》が一人も残らず、断じて幸せになってもらいたい。これが私の願いである。心広々と幸福と平和の連帯を拡大しよう!

第36回 大誠実で味方をつくれ  (2015.12.6付 聖教新聞)

 今の一念が、未来をつくる。
 明年は「世界広布新時代 拡大の年」。
 昭和31年、「大阪の戦い」「山口開拓指導」の拡大の歴史から60周年となる。 
 大阪の戦いで打ち立てた1万1111世帯の弘教。さらに山口開拓指導で切り開いた10倍の発展。全ては、偉大なる同志と共に築いた不滅の金字塔だ。
 この世から「悲惨」の二字をなくしたい。燃えるような戸田先生の思いを、わが誓願として戦った。師に勝利を報告することが、無上の誇りであった。師の心を心として、広布の最前線へ飛び込んでいったのである。
 新しい拡大のホシとは何か。
 祈りから始めることだ。
 最高の智慧、最高の行動だ。
 戸田先生は「外交というものを自分の一生の地盤にすることだ。立派な人間としての大外交をしていきなさい」と言われた。どんどん人と会い、対話せよ! 人の心をつかみ、味方をつくれ!──これが先生の励ましであり、薫陶であった。
 苦しんでいる友の心に幸せの種を蒔き、一人の友に大誠実を尽くそう。その根本の力は題目だ。生命力と英知が湧き、苦難を乗り越える勇気がみなぎる。
        *   *
 大阪でも、山口でも、常に共に御書を拝した。御義口伝には「一念に億劫の辛労を尽くして、自行化他にわたる実践に励んでいくなら、本来わが身に具わっている仏の生命が瞬間瞬間に現れてくる。いわゆる南無妙法蓮華経は精進行である」(御書790㌻、通解)と仰せである。
 広布のために戦い続ける人が仏だ。歩み通すのが仏道修行である。そのなかで健康になり、信心も深まる。「師子王の心」を取り出して、人間革命していくのだ。
 一切の勝利の要諦は、どこまでも師弟不二、異体同心の団結を貫くことである。
 さあ、世界の友と心一つに、悔いのない前進を! わが地域に広宣流布の新しい夜明けを

第37回 拡大の旗高く前進!前進!
  (2015.12.12付 聖教新聞)

 わが故郷であり、恩師・戸田先生と初めてお会いした東京・大田区に立つ文化会館を、久方《ひさかた》ぶりに訪れた(9日)。    恩師記念室で勤行・唱題し、愛する大田の同志、そして全国・全世界の創価家族の健康・幸福・勝利を強く深く祈念した。
 蒲田支部が弘教で壁を破った「2月闘争」の歴史を留める展示を、妻と懐かしく拝見した。誉れある「蒲田支部旗」と男子部の「第1部隊旗」もあった。
 当時、私は、師と不二の心で拡大の突破口を開いた。
 前進! 前進! 喜びあふれる共戦の友の声が蘇ってくるようだった。今再び、広宣の拡大の旗を高く掲げて進みたい。
 御聖訓には仰せである。
 「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出《おもいで》なるべき」(御書467㌻)
 広布に戦った思い出は、後になるほど輝きを増す。仏縁を結んだ人は、大事な眷属となる。
        *   *
 この一年、新しい地涌の人材が陸続と立ち上がった。皆、本当によく頑張ってくれている。
 日蓮大聖人は、池上兄弟と夫人たちの信心の団結を「未来までの物語として、これ以上に素晴らしいものはない」(同1086㌻、通解)と賞讃された。
 いついつまでも讃えられる、私たちの“勝利の物語”を、仲良く朗らかに綴っていきたい。
 戸田先生は、逆境と闘う友を励まされた。「苦しみが大きければ、大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。苦しさと、真正面からぶつかって、南無妙法蓮華経と唱え切りなさい。どんなときも、御本尊を忘れるな」
 いかなる宿業をも断ち切る利剣が、題目と折伏である。
 さあ明年へ、広布と人生の希望の旗をともどもに掲げよう!
 寒いので、体を大事に。
 法のため、友のため、社会のため、未来のために、思い切り戦おうではないか!

第38回 広布の城は希望の電源地  (2015.12.20付 聖教新聞)

 世界広布の新しい歴史を開いたこの一年、会場提供のご家庭には、座談会をはじめ、大変にお世話になりました。皆で心から感謝申し上げたい。本当にありがとうございます!
 戸田先生は、よく語られた。
 「私たちがお世話になっている、この『信心の城』は大切な広宣流布の発信地であり、人材錬磨の『城』である」
 牧口先生も戸田先生も、自宅で会合を開き、折伏をされた。
 私の妻の実家も、広布の会場であった。戦時中、特高刑事の監視のもと行われた座談会で、牧口先生が正義を叫ばれる姿を妻は生命に焼き付けている。
 私もアパート暮らしの男子部時代から、自宅を広布の拠点にし、同志を励ましてきた。
 最高に尊い仏法の会座を支える功徳は、三世に輝き、無量無辺である。「冥の照覧」を深く強く確信していただきたい。
        *   *
 学会の会館は、幸福と勝利の電源地であり、安心と友好の広場だ。守る会をはじめ、会館を荘厳してくださる全ての皆様方にも深く感謝申し上げたい。会館を荘厳することは、わが生命を最大に荘厳することである。
 広布の城に集い、そこから出発する人は、希望と勇気と智慧が湧く。生命力があふれ出る。
 ある会館の近隣に住まれる識者の方が“会館に集う人は清々しい。それ以上に、出てくる姿は、もっと清々しい。生命が躍動し、輝いています”と感嘆されていた。うれしく、誇り高い。
 「妙とは蘇生の義なり」(御書 947㌻)である。創価の宝城は、地域社会の希望のオアシスなのだ。
 御書には「家に讃教の勤めあれば七難必ず退散せん」(同1374㌻)と示されている。
 御本尊まします各家庭も、苦難に負けない金剛の城である。妙法の音声を朗々と響かせて、和楽と幸福の光を広げゆこう!

第39回 最高の新年勤行会から出発  (2015.12.29付 聖教新聞)

 大いなる決意が、大いなる歴史を創る。
 心晴れ晴れと、最高の新年勤行会から明年「世界広布新時代 拡大の年」を出発したい。
 信心即生活である。
 聡明に、絶対無事故で、健康第一で、有意義な一日一日を積み重ねていただきたい。
 日蓮大聖人の仏法は全人類を照らす「太陽の仏法」である。
 断じて平和を! 今、妙法の音声は五大州に響きわたる。
 万人に光を! 創価の誓願の祈りは地球を包んでいる。
 正月の御書に「さいわい《福》は心よりいでて我をかざる」「法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし」(御書1492㌻)と仰せである。我らは信心の「心」で勝つ。
 曇りの日も、吹雪の日さえも、雲を突き抜ければ、燦たる陽光が輝いている。
 それと同じく、何があろうと、わが生命に元初の太陽を輝かせ、忍耐強く、使命と充実の軌道を進みたい。
        *   *
 戸田先生は師子吼された。
 「広宣流布という大目的のために、一人一人が自分の力を最大に発揮していけば、おのずから深い団結がなされていく。
 そうすれば、この世で恐れるものは何もない」
 妙法は、三世にわたる永遠の生命の上から、自らを人間革命し、人々も救うことができる。故人への追善もできるし、子孫をも繁栄させていける。さらに社会も、世界も、希望へ、幸福へ、人間主義の方向へと大きく動かしていけるのだ。
 本因妙の仏法である。「今から」「自分から」「わが地域から」友情の語らいをいよいよ広げよう。
 創価家族はどこまでも、異体同心で、一切の根幹である信心を深め、大歓喜のスクラムを拡大しながら、仲良く、朗らかに、痛快なる新年のスタートを切ろうではないか!
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2015-12-29 : 名誉会長と共に 新時代を駆ける :
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御書とともに Ⅱ 43〜74(完)

御書とともに Ⅱ 43 名誉会長が指針を贈る   (2015・1・6付 聖教新聞)

今を、悔いなく生き切れ!


 命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也(富木入道殿御返事、955㌻)

通解 命は限りあるものである。これを惜しんではならない。ついに願うべきは仏国土である。

同志への指針
 同じ一生ならば、断じて悔いなく、価値ある幸福勝利の劇を飾りゆくことだ。
 広宣流布こそ、わが使命なり。この一点に立った人生ほど、強く尊く深いものはない。
 限りある命だからこそ、今この時を真剣勝負で生き切ることだ。目の前の一人を大切に、仏国土を目指し、声も惜しまず語ろう! ここに、永遠に崩れざる所願満足の大境涯が築かれることを忘れまい。

御書とともに Ⅱ 44 名誉会長が指針を贈る   (2015・1・16付 聖教新聞)

妙法流布の人は世界の宝

 妙法の五字を弘め給はん智者をばいかに賤《いやし》くとも上行菩薩の化身か又釈迦如来の御使かと思うべし(法華初心成仏抄、550㌻)

通解 妙法蓮華経の五字を弘められる智者に対しては、いかに賎しくても、上行菩薩の化身か、または釈迦如来の御使いかと思うべきである。

同志への指針
 どんなに財宝を贈っても、その人の宿命を転換し、永遠に幸福にすることはできない。妙法を持《たも》たせることは、その人の生命を永遠なる幸福の軌道へとリードすることだ。これほどの善はない。
 大聖人に直結し、広布に生き抜く弘教の人こそ、最も尊貴な「世界の宝」の存在だ。
 今この時に躍り出た「地涌の誇り」を胸に、大仏法を生き生きと語り、弘めゆこう!

御書とともに Ⅱ 45 名誉会長が指針を贈る   (2015・1・23付 聖教新聞)

まず強き祈りから始めよ

 祈禱に於ては顕祈顕応《けんきけんのう》・顕祈冥応《けんきみょうおう》・冥祈冥応《みょうきみょうおう》・冥祈顕応《みょうきけんのう》の祈禱有りと雖も只肝要は此の経の信心を致し給い候はば現当の所願満足有る可く候(道妙禅門御書、1242㌻)

通解 祈りとその結果には、顕祈顕応、顕祈冥応、冥祈冥応、冥祈顕応の四種があるが、ただ肝心なことは、この法華経の信心をされるならば、現在および未来の所願は満たされるであろうということである。

同志への指針
 「祈りとして叶わざるなし」の妙法である。
 信心の功徳には、はっきりと顕れる「顕益《けんやく》」と、目に見えない大利益《りやく》が生命に積まれる「冥益《みょうやく》」がある。根本の冥益は絶対であり、大事な時の顕益もまた厳然である。
 現在、そして未来の「所願満足」を確信して、まず祈りから始めよう! 祈り抜く、祈り切る──ここにこそ、常勝の方程式があるからだ。

御書とともに Ⅱ 46 名誉会長が指針を贈る   (2015・2・4付 聖教新聞)

社会で勝利の実証を

 強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ(四条金吾殿御返事、1118㌻)

通解 強盛な大信力を出して、法華宗の四条金吾、四条金吾と、鎌倉中の上下万人をはじめとして日本国の全ての人の口に褒めたたえられていきなさい。

同志への指針
 職場や地域で信頼されてこそ、真の「信心即生活」「仏法即社会」である。信心を根本に真心と智慧を尽くし、どこまでも誠実な「人の振る舞い」に徹していくことだ。
 激動の社会、変化の時代である。だからこそ「強盛の大信力」を奮い起こし、わが使命の舞台で、断じて勝利の実証を打ち立てよう!
 「うたはれ給へ」──これが、広宣流布の希望の劇だ。

御書とともに Ⅱ 47 名誉会長が指針を贈る   (2015・2・12付 聖教新聞)

同志の絆こそ勝利の源泉

 心ざしあらん諸人は一処にあつまりて御聴聞あるべし(寺泊御書、951㌻)

通解 志のある人々は、同じ場所に集まって、この文(=本抄)を聴聞しなさい。

同志への指針

 文永8年(1271年)、大難の渦中、越後の寺泊(現・新潟県長岡市)で認《したた》められた御聖訓である。佐渡流罪から満600年後、新潟に誕生された牧口常三郎先生はこの仰せ通り、乱世に忍難弘通の座談の波を起こしていかれた。
 同志が集まって共に祈り、御書を拝して励まし合う。この会座から、我ら創価家族は尽きることのない勇気と活力を発揮して勝ち進むのだ!

御書とともに Ⅱ 48 名誉会長が指針を贈る   (2015・2・20付 聖教新聞)

一切の労苦が功徳と輝く

 功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり、法華経の説文の如く修行するを六根清浄と得意可《こころうべ》きなり(御義口伝、762㌻)

通解 功徳とは即身成仏であり、また六根清浄である。 法華経の経文に説かれているように修行することが六根清浄であると、心得ていきなさい。

同志への指針
 仏道修行の苦労に無駄はない。全てが、わが生命を根源から清らかに輝かせる光明とのなる。どんな苦難も悠々と乗り越える力が湧いてくる。大宇宙を闊歩できるような自在の大境涯が開かれてくる。
 これが「六根清浄」の功徳であり、「人間革命」の実証である。泥沼に薫る清浄無比の蓮華の如く、我らは現実社会の只中で、幸福と勝利の大輪を咲かせ切っていくのだ。

御書とともに Ⅱ 49 名誉会長が指針を贈る   (2015・2・24付 聖教新聞)

理想の寂光土を今ここに

 法華涅槃を信ずる行者は余処《よそ》に求む可《べ》きに非《あら》ず此《こ》の経を信ずる人の所在の処は即ち浄土なり(守護国家論、72㌻)

通解 法華経・涅槃経を信じる行者は、他の所に浄土(清浄な国土)を求めるべきではない。この経を信じる人のいる所がそのまま浄土なのである。

同志への指針
 理想と幸福の寂光土はどこか遠くにあるのではない。「今ここ」に築くものである。
 環境を嘆いても変わらない。妙法を実践する人は、家庭も地域も職場も、必ず希望と幸福の方向へ輝かせていくことができる。
 我らは「立正安国」の旗高く、誓いの天地に「友情の花」「福徳の花」を爛漫と咲かせていきたい。そこに浄土があり、仏国土があるからだ。

御書とともに Ⅱ 50 名誉会長が指針を贈る   (2015・3・5付 聖教新聞)

不動の自分を築きゆけ

 法華経の行者として・かかる大難にあひ候《そうろう》は・くやしくおもひ候《そうら》はず、いかほど生《しょう》をうけ死にあひ候とも是ほどの果報の生死《しょうじ》は候はじ(四条金吾殿御返事、1116㌻)

通解 法華経の行者として、このような大難にあったことを、悔しいとは思わない。どれほど多く、この世に生を受け、死に出あったとしても、これほどの幸せな生死はないであろう。

同志への指針
 日蓮大聖人は、いかなる迫害にも「喜悦はかりなし」の大境涯であられた。
 仏法の眼《まなこ》で見れば、苦難には全部、意味がある。全てが永遠に崩れざる幸福境涯を築くための試練なのだ。
 苦しみがないから幸福なのではない。何ものにも負けない自分を毅然と築く中に、真の幸福と安穏がある。戦う心に、三世を貫く大満足の果報が約束されるのだ。

御書とともに Ⅱ 51 名誉会長が指針を贈る   (2015・3・13付 聖教新聞)

喜び勇んで前へ! 前へ!

 各各《おのおの》なにをかなげ《歎》かせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まい《舞》をも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立ってをど《踊》りぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど《踊》りてこそい《出》で給いしか(大悪大善御書、1300㌻)

通解 あなた方は何を嘆《なげ》くことがあろうか。(必ず大善がくるとの喜びに)迦葉尊者でなくても、舞を舞うべきところである。舎利弗でなくても、立って踊るべきところである。上行菩薩が大地から現れた時には、まさに踊り出られたのである。

同志への指針
 あの「大阪の戦い」で関西の不二の同志と心に刻んだ御聖訓である。どんな大悪も大善に変えてみせると、勇気と団結の舞を舞いながら、未曽有の拡大と勝利を飾った。
 我らは広宣流布を誓願して躍り出た地涌の菩薩である。一人一人が、かけがえのない主役だ。この歓喜の躍動の生命は誰人《たれびと》にも止められない。地涌の底力を使命の大地に漲らせて、いざや前進だ!

御書とともに Ⅱ 52 名誉会長が指針を贈る   (2015・3・26付 聖教新聞)

病に負けない妙法の力

 設《たと》い業病なりとも法華経の御力《おんちから》たのもし、阿闍世王は法華経を持《たも》ちて四十年の命をのべ陳臣《ちんしん》は十五年の命をのべたり(富木尼御前御返事、975㌻)

通解 たとえ業病であっても、法華経の御力は頼もしい。阿闍世王は法華経を受持して40年も寿命を延ばし、天台大師の兄の陳臣も15年も寿命を延ばした。

同志への指針
 牧口先生が大切にし、病の友を励まされた一節である。病気は誰人《たれびと》も避けられない。しかし、「法華経の御力たのもし」である。嘆いてはならない。負けてはならない。師子吼の題目で病魔を打ち破っていくのだ。
 仏の大境涯を勝ち開くための病である。毅然と「更賜寿命」の功力を顕していくのだ。
 私も妻と、全同志の健康長寿を祈りに祈り抜いている。

御書とともに Ⅱ 53 名誉会長が指針を贈る   (2015・3・30付 聖教新聞)

創価とは勇者の集いなり

 御いのりの叶い候《そうら》はざらんは弓のつよ《強》くしてつる《弦》よはく・太刀《たち》つるぎ《剣》にて・つかう人の臆病なるやうにて候べし、あへて法華経の御とがにては候べからず(王舎城事、1138㌻)

通解 祈りが叶わないのは、弓が強いのに弦《つる》が弱く、太刀や剣《つるぎ》があっても使う人が臆病なようなものである。決して法華経の失《とが》によるものではない。

同志への指針
 勇気ある信心に勝る力はない。弓を引き絞って的を射るように、強盛に祈るのだ。宝剣を堂々と掲げて魔を断ち切り、勇敢に動くのだ。
 創価とは勇者の集いなり。わが誉れの同志が「勇気」の二字で妙法の絶対の功徳力を湧現してきたゆえに、今日の世界広布の大発展がある。
 臆さず、惑わず、祈りきり、語り抜こう! 不屈の実践に諸天の守護は厳然である。

御書とともに Ⅱ 54 名誉会長が指針を贈る   (2015・4・14付 聖教新聞)

威風堂々と正義の道を

 敢えて日蓮が私曲《しきょく》に非ず只偏《ひとえ》に大忠《だいちゅう》を懐《いだ》く故に身の為に之を申さず神の為・君の為・国の為・一切衆生の為に言上《ごんじょう》せしむる所なり(北条時宗への御状、170㌻)

通解 これは日蓮の身勝手な邪見ではない。ただひとえに大忠を懐くゆえであって、自身のために申すのではない。神のため、君のため、国のため、一切衆生のために申し上げるのである。

同志への指針
 日蓮大聖人は、ただただ、世界の平和と一切衆生の幸福を願われ、「立正安国」の大闘争を貫かれた。
 私たちの社会への貢献は、この大聖哲の御精神をそのまま受け継ぐものだ。ゆえに、仏の力が出ないわけがない。諸天が守らないわけがない。
 万人が求めてやまない、人間共和の世界を築く挑戦だ。威風も堂々と、誇り高く正義を語り抜こう!

御書とともに Ⅱ 55 名誉会長が指針を贈る   (2015・4・21付 聖教新聞)

満々たる仏の力で凱歌を

 釈迦・多宝・十方《じっぽう》の仏・来集《らいしゅう》して我が身に入《い》りかはり我を助け給へと観念せさせ給うべし(弥三郎殿御返事、1451㌻)

通解 〝釈迦仏・多宝仏・十方の仏よ、集い来《きた》って、わが身に入りかわり、我を助けたまえ〟と祈念しなさい。

同志への指針
 広宣流布の言論戦に臨む門下への御聖訓である。              
 〝わが身に、諸仏よ入り給え〟と決然たる一念で祈り切ることを教えておられる。
 広布の誓願を貫く生命にはありとあらゆる仏が入其身《にゅうごしん》する。それほど、尊貴な我らである。ゆえに、諸天善神が守りに護らないわけがない。
 大宇宙の善の働きを、全て味方にしながら、満々たる仏の力で堂々と進みゆくのだ。

御書とともに Ⅱ 56 名誉会長が指針を贈る   (2015・4・23付 聖教新聞)

強き一念で不可能を可能に

 李広将軍と申せし・つはものは虎に母を食われて虎に似たる石を射しかば其の矢羽《は》ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし(四条金吾殿御返事、1186㌻)

通解 昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を食い殺されて、虎に似た石を射たところ、矢は羽ぶくら(矢の先と反対側についている羽根形の部分)まで石に突き刺さった。しかし、あとで、それが石と知ってからは、射ても矢は石に立つことがなかったという。

同志への指針
 強き一念の力は、岩をも貫く。人間生命の持つ底力を引き出すための妙法であり、信仰である。
 不可能を可能にするのは、「断じて成し遂げるのだ」との決定《けつじょう》した祈りである。勝利への執念である。
 断じて諦めない! 最後に必ず勝ってみせる!──この強き心が諸天善神を動かす。
 一切を味方に変える。信心こそ、壁を破る最極の力だ。

御書とともに Ⅱ 57 名誉会長が指針を贈る   (2015・4・29付 聖教新聞)

広布の信心に偉大な功力が

 曼陀羅と云うは天竺の名なり此には輪円具足とも功徳聚とも名《なづ》くるなり、此《こ》の御本尊も只信心の二字にをさまれり以信得入とは是なり(日女御前御返事、1244㌻)

通解 曼陀羅というのはインドの言葉であり、訳すと輪円具足とも功徳聚ともいうのである。この御本尊も、ただ信心の二字に納まっている。「信によってこそ入ることができる(以信得入)」とはこのことである。

同志への指針
 我らの御本尊には汲めども尽きぬ功徳が具わっている。「祈りとして叶わざるなし」の偉大な御本尊であられる。
 大事なのは、私たちの「信心」である。「智慧第一」の舎利弗も、ただ「信」によって初めて成仏の道に入ることができた。広宣流布を誓い、祈り、行動する——その自行化他の信力・行力によってこそ、無量の仏力・法力が自在に顕れ出るのである。

御書とともに Ⅱ 58 名誉会長が指針を贈る   (2015・5・12付 聖教新聞)

心一つに広布へ!

 修利槃特《すりはんどく》と申すは兄弟二人なり、一人もありしかば・すりはんどくと申すなり、各各《おのおの》三人は又かくのごとし一人も来《きた》らせ給へば三人と存じ候なり(転乗軽受法門、1000㌻)

通解 (釈尊の弟子の)修利槃特《すりはんどく》というのは、兄弟二人の名前である。(兄弟のうち)1人だけいても、『すりはんどく』と呼ばれたのである。あなた方3人(大田左衛門尉、曾谷入道、金原法橋《かなはらほっきょう》)もまた、これと同じである。1人でも来られたならば、3人(一緒に)来られたと思うのである。

同志への指針
 日蓮大聖人は、3人の門下が心一つに進む姿を、こよなく称賛された。兄弟姉妹の如く、皆で支え合い、励まし合う。これが、我ら創価家族の和楽の世界である。仲良く、どこまでも仲良く! ここに無量無辺の功徳は輝き渡る。
 広宣流布の前進は、異体を同心とする「団結」から生まれるのだ。共々に力を合わせ、新たな凱歌の歴史を綴りゆこうではないか!

御書とともに Ⅱ 59 名誉会長が指針を贈る   (2015・6・4付 聖教新聞)

友の幸福を祈り抜く

 人是を用ひず機に叶はずと云へども強いて法華経の五字の題名を聞かすべきなり、是ならでは仏になる道はなきが故なり(法華初心成仏抄、552㌻)

通解 人が用いず、機根に合わないといっても、強いて法華経の五字の題名を聞かせるべきである。これでなくては、仏になる道はないからである。

同志への指針
 ただ一筋に、友の幸福を祈り、仏法の素晴らしさを語る。「誰もが皆、仏なり」とは、我らの揺るぎなき哲学であり、信念である。一人一人の生命の可能性を信じ、開いていく、その心こそが「仏の心」なのである。
 その時は反発したとしても必ず友の仏性を薫発する「縁」となる。この最も地道で、最も忍耐強い実践の中にこそ、仏への大直道があるのだ。

御書とともに Ⅱ 60 名誉会長が指針を贈る   (2015・7・8付 聖教新聞)

人間革命のドラマを語り抜け
 法華経の即身成仏の法門は竜女を証拠とすべし、提婆品に云く「須臾の頃《あいだ》に於て便ち正覚を成ず」等云云(妙一女御返事、1261㌻)

通解 法華経の即身成仏の法門は、竜女の現証を証拠とすべきである。法華経提婆品には 「瞬間のうちに、正覚を成ずる(成仏する)」 とある。

同志への指針
 即身成仏という素晴らしい法理も、 一人の竜女の姿が証明となった。
 体験に勝る力はない。苦難に負けず、 広宣流布のため、学会活動に励んでいること自体が、偉大な勝利の体験だ。一生成仏の実像である。
 ありのまま、自信満々と、誠実に、わが人間革命の挑戦のドラマを伝える。それこそが、友の心に幸福と希望をか輝かせゆく種となるのだ。

御書とともに Ⅱ 61 名誉会長が指針を贈る   (2015・7・11付 聖教新聞)

決然と一人立て!
 日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一渧《たい》・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし(撰時抄、288㌻)

通解 日蓮が法華経を信じ始めたのは、日本国にとっては、一滴の水、一粒の塵のようなものである。やがて、二人、三人、十人、百千万億人と、人々が法華経の題目を唱え伝えていくようになると、妙覚の須弥山ともなり、大涅槃の大海ともなるに違いない。

同志への指針
 いかなる大事業も、決然と立つ一人から始まる。大海原が一滴の水から始まり、最高峰も一つ一つの微麈で構成されるように、一人から一人への対話によって人間主義の大連帯も築かれる。
 「誰か」ではない。「自分」である。地涌の若人が師子王の心で立ち上がる時、拡大の突破口は必ず開かれる。
 広宣流布の未来を、君よ、君たちよ、断じて頼む。

御書とともに Ⅱ 62 名誉会長が指針を贈る   (2015・7・30付 聖教新聞)

一遍の題目に無量の福徳が
 無一不成仏《むいちふじょうぶつ》と申して南無妙法蓮華経を只一度申せる人・一人《いちにん》として仏にならざるはなしと・と《説》かせ給いて候(南条殿御返事、1573㌻)

通解 (無量劫の間、一度もうそをつかなかった功徳で仏になった釈尊が)「一人として成仏しない者はない」といわれ、南無妙法蓮華経をただ一度でも唱える人は、一人として仏にならないものはない、と説かれているのである。

同志への指針
 一人ももれなく幸福に──ここに諸仏の願いがある。この大慈悲の結晶が題目にほかならない。一遍の題目にも無量無辺の功徳力《くどくりき》がある。題目三唱でも、心を込めて行えば、無限の力が湧く。
 広宣流布の誓願を掲げ、御本仏直伝の題目を唱える我らだ。病魔にも、不幸にも負けるわけがない。大確信の唱題行に挑み、自行化他の実践に励みゆこう!

御書とともに Ⅱ 63 名誉会長が指針を贈る   (2015・8・19付 聖教新聞)

満月が輝きわたるように
 三つのつな《綱》は今生に切れぬ五つのさわ《障》りはすで《既》にはれぬらむ、心の月くもりなく身のあか《垢》きへはてぬ、即身の仏なり・たうとし・たうとし(光日尼御返事、934㌻)

通解 三つの綱は今生《こんじょう》において切れた。五つの障《さわ》りもすでに晴れたであろう。心の仏性の月は曇りがなく、身に付いた罪障の垢は消え果てた。あなたは即身の仏である。まことに尊いことである。

同志への指針
 日蓮大聖人は、理不尽な差別や束縛に苦しむ女性たちに平等と自在の「生命尊厳」の法理を明かされた。わが子を失いながらも毅然と信心を貫く光日尼を「即身の仏なり」と最大に讃嘆なされている。
 いかに深い悲しみがあろうと、妙法とともに生き抜く女性は、満月が輝きわたるように、晴れ晴れと幸福境涯を勝ち開くことができる。これこそ平等大慧の仏法なのだ。

御書とともに Ⅱ 64 名誉会長が指針を贈る   (2015・8・27付 聖教新聞)

大歓喜の生老病死の人生を
 四面とは生老病死なり四相《しそう》を以て我等が一身の塔を荘厳するなり、我等が生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは併《しかしなが》ら四徳の香《か》を吹くなり(御義口伝、740㌻)

通解 (宝塔の)四つの面とは生老病死のことである。この四つの相をもって、我らの一身の生命の宝塔を荘厳するのである。我らが生老病死に当たって、南無妙法蓮華経と唱え奉ることは、そのまま常楽我浄の四つの徳の香りを吹き薫らせているのである。

同志への指針
 「生老病死」は誰人《たれびと》も避けられない人生の実相である。その打開のために仏法は説かれた。万人が「常楽我浄」の境涯を開きゆける道である。
 妙法と共に生きる人生に恐れるものはない。題目を唱える我らには、老いも病も死も生命の宝塔を荘厳する尊い宝となり、歓喜の劇となる。
 この人類を包む究極の希望の香風《こうふう》を、いやまして広げゆこうではないか!

御書とともに Ⅱ 65 名誉会長が指針を贈る   (2015・9・11付 聖教新聞)

尊極の生命を引き出す
 末代の凡夫出生《しゅっしょう》して法華経を信ずるは人界に仏界を具足する故なり(観心本尊抄、241㌻)

通解 末代の凡夫が人間と生まれてきて、法華経を信ずるのは、人界に、もともと仏界を具足しているからである。

同志への指針

 誰人《たれびと》も仏界を具えているからこそ、妙法を信じられる。無上の生命の輝きを求めゆく万人の奥底《おうてい》の願いに応えるのが、我らの仏法対話だ。
 ゆえに身構えたり、気負ったりする必要などない。ありのままの人間性で、相手の幸福を祈り、生命の無限の可能性を「信ずる」心を呼び覚ましていく。この語らいが、自他共の仏界を引き出す尊極な行為である。

御書とともに Ⅱ 66 名誉会長が指針を贈る   (2015・10・15付 聖教新聞)

確信の体験を語りゆけ
 法華経の行者は信心に退転無く身に詐親《さしん》無く・一切法華経に其《そ》の身を任せて金言の如く修行せば、慥《たしか》に後生《ごしょう》は申すに及ばず今生《こんじょう》も息災延命にして勝妙《しょうみょう》の大果報を得《え》・広宣流布大願をも成就す可きなり(祈禱経送状、1357㌻)

通解 法華経の行者は信心において退転なく、身において詐《いつわ》り親しむことなく、一切、法華経に身を任せて金言の通り修行するならば、確かに後生《ごしょう》はいうまでもなく、今生《こんじょう》においても息災延命ですぐれた大果報を得、広宣流布の大願をも成就することができよう。

同志への指針

 妙法は究極の正義の法則である。この大法に則って仏道修行に励むならば、絶対に勝利の果報をつかむことができる。これが御本仏の大確信であられる。
 一人の信仰体験が友の心に勇気と希望の火を灯《とも》す。そこから新たな体験が生まれ、幸と平和の花が咲き広がる。
 一人一人が幸福を勝ち取っていく希望の連鎖こそ、「慈折広宣流布」の実証なのだ。

御書とともに Ⅱ 67 名誉会長が指針を贈る   (2015・10・22付 聖教新聞)

青年の宝は「信頼」
 いかにわろくとも・わろきよし人にも又上《かみ》へも申しさせ給うべからず候、よきところ・よきところと申し給はば又かさねて給はらせ給うべし(四条金吾殿御返事、1183㌻)

通解 たとえどんなに悪い土地であっても、悪いということを、他人やまた主君に言ってはならない。良い所、良い所と言っていれば、また重ねてたまわることもあろう。

同志への指針
 青春は、思うようにいかない境遇との戦いだ。嘆かず、怯まず、その境遇を勝ち開いていく力が創価である。
 戸田先生は「青年の一番の宝は信頼である」と言われた。それには、愚痴を排し、一つ一つ約束と責任を誠実に果たすことだ。「よきところ・よきところ」と信心の眼《まなこ》で捉え、祈り切り、戦い抜くことが、必ず人間革命の光となることを忘れまい。

御書とともに Ⅱ 68 名誉会長が指針を贈る   (2015・10・29付 聖教新聞)

勇気こそ仏法の真髄
 日蓮が法華経の智解《ちげ》は天台・伝教には千万が一分《いちぶん》も及ぶ事なけれども難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし(開目抄、202㌻)

通解 日蓮が法華経の法理を理解する智慧は天台大師や伝教大師には千万分の一にも及ばないけれども、難を耐え忍び、慈悲が優れていることについては、実に恐縮するほどである。

同志への指針
 日蓮大聖人は、幾多《いくた》の大難を乗り越えられ、末法の全民衆のために大慈悲の闘争を貫かれた。「忍難《にんなん》」と「慈悲」が、日蓮仏法の真髄である。
 私たちにとっては「勇気」が「慈悲」に通ずる。苦難を恐れず広布に邁進することも、宿命と戦う友に妙法を下種していくことも、全て「勇気」の二字から始まる。
 大聖人に直結する学会精神は勇気、そして忍耐にあり!

御書とともに Ⅱ 69 名誉会長が指針を贈る   (2015・11・6付 聖教新聞)

根本は幸福を願う真心
 過去の不軽菩薩は一切衆生に仏性あり法華経を持《たも》たば必ず成仏すべし、彼れを軽んじては仏を軽んずるになるべしとて礼拝の行をば立てさ給いしなり(松野殿御返事、1382㌻)

通解 過去の不軽菩薩は〝一切衆生に仏性がある。法華経を持《たも》ったならば、必ず成仏する。その一切衆生を軽蔑することは、仏を軽んずることになる〟といって、一切衆生に向かって礼拝の行を立てたのである。

同志への指針
 不軽菩薩は〝いかなる衆生にも仏性がある〟と信じて、出会う人を礼拝し続けた。
 この無上の菩薩行を現代に展開しているのが、私たちの対話だ。究極の人間尊敬の実践である。万人の幸福を願い、一人一人の仏の生命を呼び覚ましていくのだ。
 ゆえに、不軽の如く、勇敢であれ! 聡明であれ! 不屈であれ!

御書とともに Ⅱ 70 名誉会長が指針を贈る   (2015・11・12付 聖教新聞)

庶民に尽くすリーダーたれ
 孔子は九思一言《きゅうしいちげん》・周公旦《しゅうこうたん》は浴《ゆあみ》する時は三度《みたび》にぎり食する時はかせ給う、古《いにしえ》の賢人なり今の人のかがみなり(四条金吾御書、1175㌻)

通解 孔子は九つの思いを重ねた上で一言をいだした。周公旦は客人が来れば沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。それが古の賢人であり、今の人の鑑である。

同志への指針

 リーダーは、礼儀正しく、思慮深く、どこまでも温かくあれ! 御書には、最高の人間学が示されている。
 この世で最も尊く、偉いのは誰か。それは、民衆の幸福のために尽くす人である。創価の友である。
 ゆえに、一人一人を最大に敬い、讃え、大切にしながら、現実社会に最極の賢人のスクラムを広げていくのだ。

御書とともに Ⅱ 71 名誉会長が指針を贈る   (2015・12・11付 聖教新聞)

学会を守る功徳は無量

 釈迦仏は・我を無量の珍宝を以て億劫の間・供養せんよりは・末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐべしとこそ説かせ給いて候(南条殿御返事、1578㌻)

通解 釈尊は「私を、無量の珍宝をもって、億劫という果てしなく長い間、供養するよりも、末法の法華経の行者を、たとえ一日でも供養する功徳のほうが、百千万億倍も勝れている」と説いておられる。

同志への指針
 妙法は、あらゆる仏を仏たらしめる根源の法である。妙法を悪世末法に弘める「法華経の行者」ほど崇高な存在はない。創価学会は「法華経の行者」が結集《けつじゅう》した仏勅の教団である。ゆえに、学会を守り、学会のために行動しゆく功徳は、無量無辺である。
 全世界の尊きわが同志に、汲めども尽きぬ福徳あれ! 所願満足の人生であれ! と、私は真剣に祈り抜いている。

御書とともに Ⅱ 72 名誉会長が指針を贈る
   (2015・12・17付 聖教新聞)

常に励ましあって前へ
 常にかた《語》りあわ《合》せて出離生死《しゅつりしょうじ》して同心に霊山浄土にてうな《頷》づきかたり給へ(華果成就御書、900㌻)

通解 常に語り合って生死の苦しみを離れ、同心に霊山浄土においてうなずき合って語らいなさい。

同志への指針

 我らは、三世永遠の使命の絆で結ばれた同志である。
 学会は、御聖訓通りの麗しい和楽の世界だ。皆が支え合い、希望と幸福を築く。創価家族は「常に」語り合い、励まし合っていくのだ。
 共に祈り、学び、行動していく中で、団結は一層深まっていく。苦楽を分かち合い、広宣流布に挑む連帯こそ、生死の苦悩を乗り越え、勝ち越えゆく原動力なのだ。

御書とともに Ⅱ 73 名誉会長が指針を贈る   (2015・12・23付 聖教新聞)

「自分」が立ち上がれ
 日蓮をば日本国の上一人より下万民に至るまで一人もなくあや《失》またんと・せしかども・今までかう《斯》て候事は一人なれども心のつよき故なるべしと・おぼすべし(乙御前御消息、1220㌻)

通解 日蓮のことを、日本国の上一人より下万民に至るまで、一人ももれなく亡き者にしようとしたが、今までこうして無事に生きてこられたことは、日蓮は一人であっても法華経を信じる心が強いから、諸天が守護されたと思いなさい。

同志への指針

 いずこの地、いつの時代にも、大聖人直結の「一人」が立ち上がれば、必ず妙法は広まる。世界192カ国・地域への慈折広宣流布も、師弟を根本にした一人立つ勇者たちの不屈の大闘争で築かれた。
 「誰か」ではない。「自分」である。「いつか」ではない。「今」である。
 「強き心」「燃え上がる信心」で、わが地域の広布新時代を大きく勝ち開こう!

御書とともに Ⅱ 74 名誉会長が指針を贈る   (2015・12・28付 聖教新聞)

「冥の照覧」は厳然
 人の身には同生同名と申す二《ふたり》のつかひを天《てん》生《うま》る時よりつけさせ給いて影の身に・したがふがごとく須臾《しゅゆ》も・はなれず(同生同名御書、1115㌻)

通解 人の身には同生同名《どうしょうどうみょう》という二人の使いを天はその人が生まれた時からつけられており、この二人の使いは影が身に従うように、寸時も離れない。

同志への指針
 大聖人がおられる佐渡まで夫(四条金吾)を送り出した日眼女《にちげんにょ》への御賞讃である。
 婦人部の皆様をはじめ全同志の奮闘ありて、この一年、世界広宣流布は大いなる躍進を遂げた。人知れず重ねる尊き友の労苦を、諸天も大喝采しているに違いない。
 「冥の照覧」は絶対である。学会活動に無駄はない。必ずや福徳と薫り、感謝と讃嘆の声に包まれるのだ。
2015-12-29 : 御書とともに :
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新時代第7回全国男子部幹部会へのメッセージ

新時代第7回全国男子部幹部会へのメッセージ
  (2015.12.20 鳥取県米子市 米子文化会館)

 「新時代第7回全国男子部幹部会」が20日午後、鳥取・米子市の米子文化会館で晴れ晴れと開催された。これには、原田会長、橋元青年部長、竹岡男子部長らが、山光(鳥取・島根)はじめ中国方面から駆け付けた1300人と出席した。池田SGI(創価学会インタナショナル)会長はメッセージを寄せ、青年学会の連帯のエネルギーで理想社会の建設をと呼び掛けた。さらに幹部会を記念して、「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書563㌻)の御聖訓とともに「君よ 世界広布の模範と光れ! 君らしく 君の声で どこまでも正義を毅然と叫び抜け!」との言葉を贈った。

メッセージ

広布と人生の新たな開拓に挑め

生命尊厳の哲理 人間主義の励ましで誓願の天地を常寂光の都に

 一、大晴天のもと、懐かしい懐かしい米子での全国男子部幹部会、誠におめでとう!
 わが愛する君たちの大闘争ありて、今、山光のわが天地より、全世界に先駆けて、拡大の太陽が赫々と昇り、堂々たる勝利の歌が響いております。鳥取の諸君、島根の諸君、そして、全中国の諸君、日本一の大折伏、本当におめでとう!(大拍手)
 年の瀬に、寒風のなか、最後の最後まで、挑戦を貫き通してきた諸君、よくぞ頑張ってくれました。闘争のなかで、練習を重ねてきた出演者の諸君の努力も、胸を熱く打たれる活動体験も、全部、伺っています。ありがとう! 本当にありがとう!
 さらに、陰の労活を惜しまず、一切を支えてくれている役員の諸君に、最大に感謝します。
 後継の君たちの総決起を、祈り続け、真心を込めて大応援してくださった婦人部・壮年部の方々が、どれほどうれしく誇らしく見つめておられることか。
 この偉大な父母《ちちはは》たちと、私も一緒に涙する思いで、大喝采を送ります。
 一、55年前、32歳の私は、冬の日本海を臨む鳥取砂丘に立ち、山光広布の開拓者たちと語り合いました。「広宣流布のために、怒濤に向かって、勇敢に突き進もう!」と。いずこにもまして信義にあつき山光の同志は、その通り、いかなる苦難の怒濤にも、私と共に戦い抜き、勝ち越えてくれました。
 そして今、雄々しき諸君が、この山光魂を受け継いでくれている。今日、私は再び、君たちと鳥取砂丘に立って、未来を展望する思いで、これからの創価の50年の一切を託します。
 一、日蓮大聖人は、「我等らが居住して一乗を修行せんの処は何《いず》れの処にても常寂光の都為《た》るべし」(御書1343㌻) と仰せになられた。
 妙法流布に生き抜く師弟は、いかなる試練にあっても、自らの誓願の天地を、常寂光の都と輝かせていくことができる。
 ゆえに、山光そして大中国の創価の太陽たる君たちは、乱世の深き闇を、生命尊厳の哲理の光で打ち破っていただきたい。
 悩み凍えている人々の心を、人間主義の励ましの熱で温めていただきたい。
 そして、人類の夢に見た理想社会を、青年学会の連帯のエネルギーで築き上げていただきたいのであります。
 その希望の光彩に満ちた最先端の平和の都こそ、わが鳥取であり、わが島根であり、我らの中国であると、宣言していこうではありませんか!
 明年の中国広布60年、一人一人が、仕事でも広宣流布の戦いでも、新たな開拓に挑み、断固たる大勝利の歴史を創ってくれたまえ!
 諸君を送り出してくださった、ご家族の皆さん、地域の同志の皆さんに、どうかくれぐれもよろしくお伝えください。健康で無事故で、よいお年を迎えてください。
 陽《ひ》出《い》ずる中国、万歳! 山光の若き地涌の大英雄よ、世界に輝きわたれ!(大拍手)
2015-12-27 : スピーチ・メッセージ等 :
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随筆 民衆凱歌の大行進 No.30(完) 栄光と歓喜の歌を共に

随筆 民衆凱歌の大行進 No.30 (2015.12.25付)

栄光と歓喜の歌を共に

祈りも境涯も勇気も 深く大きく
一年の奮闘の感謝 明年も堂々と勝利へ!
一人立ち 広布の舞台へ躍り出よ!


 インドの詩聖タゴールは高らかに謳った。
 「わが願ひは この生涯《いのち》に 君の歓喜《よろこび》の大いなる歌 響かむこと」
 私も祈り、願い続けている。それは、全同志の人生に「幸福」と「騰利」の喜びの歌が轟き渡ることだ。
 学会創立85周年の佳節。ある会合では、「変毒為薬」の体験発表に、感動の涙と祝福の拍手が広がった。ある座談会では、皆の健闘を讃え合い、朗らかに「創価歓喜《よろこび》の凱歌《うた》」が響いた……。
 同志の勝利の報告ほど嬉しいことはない。創価の父・牧口先生も、恩師・戸田先生も、どれほどお喜びであろうか。
 「おお、生命を千倍生きることはまったくすばらしい!」── これは、苦悩を突き抜けて、交響曲「第九」(歓喜《かんき》の歌)を世に放った楽聖ベートーベンの確信である。
 わが友は、その使命と責任の大きさゆえ、来る日も来る日も、忙しい。労苦も多い。しかし、だからこそ、幾百倍、幾千倍も充実した人生を生きている。この生命を最大に輝かせているのだ。
 この一年も「私は勝った!」「我らは勝った!」と、万歳の歓呼を共々に送り合おうではないか。
        ◇
 「歓喜の歌」は、世界の創価家族を結ぶ歌となっている。
 今月5日、多摩川の畔に立つ東京・大田区の文化会館を、来日中の欧州11カ国のメンバーが訪れた時のことである。
 地元・大田のメンバーの温かな大歓迎に触れて、お礼にと、欧州の友がドイツ語で「歓喜の歌」を披露してくれた。
 それに対して、大田の赤とんぼ合唱団の皆様も「森ケ崎海岸」の合唱で応えたという。
 真心には真心で、歌声には歌声で──大田を舞台にして、何と麗しく、香しい友情と文化の連帯が織り成されたことか。

故郷から出発!
 思えば、25年前の1990年(平成2年)師走に行われた本部幹部会で、大田の合唱団の友が「歓喜の歌」をドイツ語と日本語で歌い上げてくれたのも、同じこの文化会館であった。
 実はその日は、嫉妬に狂った宗門が、「歓喜の歌」を歌うのは外道礼讃などと、時代錯誤も甚だしい文書を学会に送付した日であった。
 だが、学会は微動だにしない。この大田での「歓喜の歌」の合唱を号砲として、翌1991年「平和と拡大の年」を敢然と出発したのだ。
 私は年明けから年末まで全国を走りに走った。東京を起点に、沖縄、宮崎、大阪、兵庫、広島、愛知、神奈川、新潟、長野、群馬、埼玉、北海道、鳥取、島根、静岡、さらに千葉……と。
 世界にも翔けた。アジアにも、欧州にも、アメリカ大陸にも飛んだ。訪問先でアフリカの友とも出会いを刻んだ。
 あの地でも、この国でも、わが不二の同志が、喜び勇んで立ち上がってくれた。「民衆が主役の時代」を創る誓いと歓喜の歌声は、瞬く間に波動していったのである。
 私は今月9日、幾重にも懐かしき大田の会館を訪れた。恩師記念室で勤行・唱題を行い、全同志の健康と幸福と勝利を祈念し、深く強く誓願した。
 今再び、わが故郷であり、戸田先生と初めて出会った原点の地・大田から、人類の平和と幸福のため、民衆凱歌の大行進を始めるのだ!──と。

ガンジスの一滴
 明年1月は、戸田先生の悲願である「東洋広布」の理想を胸に、私がアジアヘの第一歩を印して55年の節を刻む。
 渡航前に福岡で行われた大会で、九州の同志が「東洋広布の歌」を力強く歌い上げてくれたことも忘れ得ぬ歴史だ。
 この初訪印の折、まだインドに永住する同志はいなかった。18年後(1979年)、3度目の訪印時でも、メンバーは少数であった。しかし、ニューデリーで懇談した40人の同志に、私は「ガンジス川の悠久の流れも一滴から始まる」と語り、一人ひとりが偉大な可能性を秘めた「一滴」なりと励ました。
 以来36星霜。明年の節目を前に、仏教発祥の「月氏の国」インドの友は、太陽の仏法の光を大きく広げ、遂に「11万1111人」の地涌の連帯を実現した。まさに「仏法西還」の大実証を打ち立ててくれたのだ。
 先月、ICCR(インド文化関係評議会) の招聘で訪印したSGI青年文化訪問団のメンバーも、「行く先々で、インドの同志の盛大な歓迎と、若々しい拡大の息吹に触れました」と、感激の報告をしてくれた。
 なぜインドは、ここまで発展できたのか。訪問団のメンバーがその理由を尋ねると、誰もが胸を張って答えたという。
 「広宣流布を、全員が『わが使命』と確信し、立ち上がったからです。『他の誰かがやってくれるだろう』という考えを持った人は、一人もいませんでした」等と。
 かのマハトマ・ガンジーは「世界で最も偉大な人は常に一人立つ」と訴えた。広布に一人立つ創価の同志こそ、この地球で最も偉大にして最も尊貴な人なりと、私は声を大にして叫びたい。
 法華経の涌出品では、六万恒河沙等の「地涌の菩薩」が出現する。ガンジスの砂の数の6万倍、まさに無数の菩薩である。
 しかも経文には、一人ひとりの菩薩がそれぞれ六万恒河沙等の「眷属」を率いていると説かれる。
 眷属とは、共に生きる仲間であり、仏の教えに連なる人びとの意味だ。なれば「一人」の地涌の菩薩には、数え切れないほど多くの人々に仏法を教え、励まし、立ち上がらせていける無窮の力が具わっているのである。
 「ガンジスの一滴」は大河を生み出す一滴だ。同様に「一人」は、無限の可能性と、かけがえのない尊厳をもった無二の一人である。
 インドの友は、それを強く確信した。だから、一人から一人へと希望の励ましは広がり、使命を自覚した地涌の勇者が躍り出ていったのだ。
 ここに永遠不変の広布の直道がある。御聖訓に「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(御書1360㌻)と仰せの通りだ。
 インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士は、青年文化訪問団への記念講演の中で、この「一人の尊厳」を説いた法華経の精神を体現しているのが、創価学会であると讃嘆してくださった。そして「人間主義の哲学を、今世紀の中心的な思想にしなければならない」と訴え、創価の青年たちに限りない期待を寄せられたのである。
 時代は「人間のための宗教」を待望している。今、若くして妙法を持《たも》った青年諸君こそ、世界広布新時代の主役なのだ。
        ◇
 法華経二十八品の後半では、種々の菩薩が次々と現れ、法華経の行者の守護を誓っていく。
 その力用は、男女青年部の創価班、牙城会、白蓮グループをはじめ、壮年部王城会、婦人部香城会、会館守る会、サテライトグループ、ドクター部、白樺会・白樺グループ、統監部など、本年も一切の広布の活動を陰で支えてくださった皆様の姿に、厳然と顕れている。百千の天の音楽を鳴りり響かせ「能く娑婆世界の諸《もろもろ》の衆生を救護《くご》する者」(創価学会版法華経616㌻) といわれた妙音菩薩は、まさに音楽隊・鼓笛隊の皆さんだ。
 本年、音楽隊の創価グロリア吹奏楽団や関西吹奏楽団、鼓笛隊の創価グランエスペランサ、創価中部ブリリアンス・オブ・ピースが、堂々の日本一に輝いた。しなの合唱団の3年連続4度目の金賞も、本当におめでとう!
 また日韓国交正常化50周年記念イベントでの創価ルネサンスバンガードの熱向や、創価沖縄かりゆし太鼓のハワイ交流、さらに東北の被災地における音楽隊の「希望の絆」コンサートに、どれほど多くの人びとが勇気をもらったことか。
 法華経の会座における誓いを見事に果たし抜く菩薩の群像を、御本仏が最大に賞賛してくださっているに違いない。

「師子王の心」で
 いよいよ「世界広布新時代 拡大の年」だ。
 励ましの大地に、仏縁の拡大、友好の拡大、青年の拡大、人材の拡大の爛漫たる花を! そのための要諦は何だろうか。
 それは第一に「祈り」の拡大である。
 第二に自身の「境涯」の拡大である。
 そして第三に「勇気」の拡大である。
 「祈り」「境涯」「勇気」──この三つの拡大を通して、わが人生と地域と世界の新時代を、朗らかに邁進していこう!
 日蓮大聖人は門下に「各各《おのおの》師子王の心を取り出《いだ》して」(御書1190㌻)と仰せである。
 いかなる「苦難の冬」にも師子王の心で敢然と挑み、我らは幸福の春風を大きく広げ、世界平和という「地球の春」「人類の春」を呼ぶのだ。
 皆、風邪をひかないように! どうか、最高に明るく楽しいお正月を、仲良くお迎えください。

 大歓喜
  生命《いのち》の讃歌を
   人類ヘ
  贈り広げむ
   新たな年も

タゴールの言葉は『タゴール詩集』渡辺照宏訳(岩波書店)、べートーベンはロマン・ロラン著『ベートーヴェンの生涯』片山敏彦訳(岩波書店)、ガンジーは『ガンディー 私にとっての宗教』所収、浦田広朗訳(新評論)。

2015-12-27 : 随筆 民衆凱歌の大行進 :
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台湾 建国科技大学 「終身名誉教授」称号授与式への謝辞

台湾 建国科技大学 「終身名誉教授」称号授与式への謝辞
    (2015.11.19 建国科技大学国際会議場)

 大学創立50周年を記念して台湾の「建国科技大学」から、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「終身名誉教授」称号が授与された。教育と文化を通した平和建設への貢献を讃えたもの。授与式は19日午後、同大学の国際会議場で、創立記念行事として挙行され、同大学の吳聯星理事長、陳繁興学長、吳明杰理事、各学部長、教職員、学生ら180人が出席。代理の田代創価大学理事長に「終身名誉教授」の証書が託された。また、SGI会長は吳理事長の長年にわたる大学建設への労苦を讃え、漢詩を贈った。

吳理事長の授章の辞

グローバルな意識を啓発

 池田大作先生は世界的に著名な宗教家であり、思想家、平和運動家、教育者、作家、詩人であります。
 1928年に東京で生まれ、現在は創価学会名誉会長、ならびにSGI会長として、仏法の生命哲学に基づき、世界平和と文化・教育運動を全力で進めておられます。
 池田先生のリーダーシップのもと、創価学会は長きにわたって文化・教育の交流などを通し、世界平和の促進に卓越した貢献をしてこられました。
 また、池田先生は、人間主義の最高学府である創価大学を創立され、グローバルな視野を備え世界平和を推進する人材を、数多く輩出されています。
 以上の理由に基づいて、本学は創立50周年を慶祝する記念行事として、池田先生に対する「終身名誉教授」称号の授与式を執り行うことになりました。
 今回の「終身名誉教授」は、陳繁興学長の推薦を受け、校務主管行政会議の席上、全会一致で決定したものです。
 SGI会長であられる池田先生は、世界平和促進と社会の繁栄のために膨大な著作を執筆されている哲学者であり、詩人、教育者であります。また、世界各地に幼稚園から大学にいたる一貫教育の学府を創立されました。
 また、「国連平和賞」、国連難民高等弁務官事務所「人道賞」「1997年タゴール平和賞」、「アルバート・アインシュタイン平和賞」、「トルストイの時代」賞、そして、フランス「芸術・文化勲章オフィシエ章」など数々の栄誉を受けられています。そのほか、モスクワ大学、北京大学、グラスゴー大学、デンバー大学をはじめ、世界の著名な大学・学術機関から860を超える名誉博士・教授等の称号を受章されました。
 本学は人類社会の発展促進、世界平和の追求、文化・教育交流の推進等の池田先生の偉大なご貢献に最高の敬意を表するため、「終身名誉教授」称号をお贈りいたします。池田先生はこの称号に最もふさわしい人物です。
 最後に、ご列席の皆さまのご健勝、そして終身名誉教授になられた池田先生のご健勝とご長寿をお祈りし、あいさつとさせていただきます(大拍手)。

池田大作SGI会長の謝辞(代読)

教育の大交流から新しき創造 希望の人材群を星雲のごとく


心の力は無限!不撓不屈たれ
吳理事長
青春の苦境を超え 学びの大城築く
孫文
「できると信じればついには成功する」

 一、栄光燦たるたる貴・建国科技大学の創立50周年を、心からお祝い申し上げます。誠に誠に、おめでとうございます!
 そして、この晴れやかな佳節に、誉れある貴大学の一員として連ならせていただきましたご厚情に、最大に感謝申し上げます。
 この最高の栄誉を、模範の良き市民として、平和と文化と教育の旗を掲げ、社会の繁栄と人材の育成に貢献している、大切な大切な台湾SGIの友人たちと共に、私は分かち合わせていただきます。先生方、本当にありがとうございました!
 一、私の心には、貴大学の誇り高き魂の歌声が響いてまいります。
 「天地闊《ひろ》く、日月光りて、弦歌《げんか》四方に起こり、/八卦山《はっけさん》の前に草木香《かぐわ》し/科技興《おこ》り、百工《ひゃっこう》昌《さか》んなりて、建国千方を奮わす。/中華の児女《じじょ》は最も堅強《けんきょう》なりて、/学は精湛《せいじん》にして、術は優良なり」と。
 宇宙をも包みゆく大いなる心で、科学技術と人間教育に邁進されゆく信条が謳い上げられております。
 私の恩師・戸田城聖先生は、戦時中、日本の軍部政府と対峙して、2年間の投獄を耐え抜き、戦後は、「人間革命」、そして「地球民族主義」のビジョンをもって青年を薫陶した教育者です。
 この恩師は「麗しの島」と讃えられる詩情豊かな台湾に深い敬愛の念を抱き、よく私に「一緒に行きたいな」と語っておりました。
 この憧れの天地で、幾多の秀麗なる人材を育成してこられた貴大学の半世紀の歩みに、私は強く胸を打たれるのであります。本日は、3点に約しつつ、
感謝を込めて申し上げたいと思います。

苦難を使命に!
 一、第一に、「自己の道を切り開く」ということであります。
 「志あれば、ついに成る」との大信念を貫かれた孫文先生は、不朽の大著『建国方略』で強調されました。
 「わが心が、これは行ないうると信ずれば、山を移し海を埋めるような難事でも、ついには成功の日を迎える」「心の作用はかくも大きいのである。心とは万事の本源である」(伊藤秀一訳「心理建設」、『孫文選集第2巻』所収、社会思想社)
 この心の無限の力を体現した模範の指導者こそ吳聯星理事長であられると、私は讃嘆申し上げたいのであります
 理事長は青春時代、苦境の家族を支えるため、夢であった進学を断念して、懸命に働き抜かれました。その深い心の痛みがあればこそ、青年たちに学ぶ喜びに満ちた最高の教育を贈りたいとの、宗高な志を掲げられたのです。そして、大実業家として勝ち得た経験と知恵を尽くして、堂々たる学城を築き上げて来られました。
 まさしく、大いなる不撓不屈の志には、苦難を使命に変える力があります。
 今、天空に連なる星のごとく、社会で輝き光る卒業生の活躍を、理事長は、どれほど嬉しく見守っておられることでしょうか。その心情を、私も大学を創立した人間として深く共有するものであります。
 大志をもって「自己の道を切り開く」ことを示してこられた理事長の尊き足跡こそ、不動の北極星のごとく、これからの青年たちの希望の指標となるであろうことを、私は、確信してやみません。

チャレンジ精神で時代開く
「学力」「実力」「願力」の三力の全体人間こそ


永続的平和のために
 一、貴大学に共鳴してやまない第二の点は、「人材こそ一切の根本である」ということです。
 私は、このたび共に対談集を発刊した劉遵義博士から、祖父と慕う于《う》右任《ゆうじん》先生の貴重な書を贈っていただいたことがあります。
 そこには「万世の為に太平を開く」との言葉が、墨痕鮮やかに認《したた》められておりました。
 孫文先生の盟友であられた于右任先生は、「中国文化の基本の重点は『人が本位』である」(西出義心著『于右任傳 金銭糞土の如し』書道芸術社)と喝破され、多くの大学や学校を創設されました。
 混迷を深める世界は、ますます強く、永続的な平和と発展を築く人材を要請しております。
 その意味で、貴大学が教育方針として、「三力《さんりょく》」すなわち「学力《がくりょく》」「実力《じつりょく》」「願力《がんりょく》」を掲げておられることに、私は感嘆しています。
 真理を求め、明らかにしていく「学力」。
 真理を現実に応用して創造的成果を挙げていく「実力」。
 そして、人のため、社会のためにと願い立ち、強い意志で貢献・奉仕していく「願力」──。
 この三つを併せ持った「全体人間」こそ、変化の激しい多様な社会のいずこにあっても、断じて勝利の活路を開いていける、確かな人材像でありましょう。

生命の可能性を!
 一、そこで第三に申し上げたいのは、「限りなき創造精神を光らせる」ということです。
 大詩人・蘇東坡は「智者は能く物を創す(智者は模倣するのみならず発明するに至る)」(釈清潭訳註『蘇東坡全詩集第4巻』日本図書センター、現代表記にめた)と詠いました。実学の英知の学府たる貴大学には、積極果敢な創造精神、開拓精神、チャレンジ精神が脈打っております。
 先端技術のプロフエッショナルを育成してこられた貴大学は、産業界とも連携し、世界有数のグローバル企業など170もの企業と技術開発を推進しております。毎年、国際的な発明コンクールに挑戦し、数々の輝かしい栄誉を獲得されている努力と成果に、最大の敬意を表するものであります。
 私どもの「創価」とは「価値創造」という意義であり、創価教育は創造的人間の育成を目指しております。
 ともあれ、人間の生命に秘められた、限りなき価値創造の力を、どこまで引き出し、豊かに開花させることができるか。この教育の挑戦が、これからの人類の命運を決するといっても決して過言ではないでありましよう。
 中国の古代科学史に名高き思想家・王充《おうじゅう》は、「切磋琢磨、乃ち宝器を成す」(山田勝美著『新釈漢文体系69 論衡 中』明治書院、現代表記に改めた)と語りました。
 現代のグローバル社会においては、教育の交流こそ世界市民の宝器を成す切磋琢磨であり、新たな希望の創造力を薫発する道ではないでしょうか。
 私たちは、兄と仰ぐ貴大学の皆さまと共々に、平和と幸福の未来を照らしゆく希望の人材の星雲を創出していきたいと願ってております。
 結びに、私にとっても、かけがえのない母校たる貴・建国科技大学が、創立60周年、70周年、そして100 周年へと、「活力・優質・傑出」の建学の理念そのままに、無窮に発展されゆくことを、心よりお祈り申し上げ、御礼のあいさつとさせていただきます(大拍手)。

SGI会長が漢詩を贈る

建學多年労苦路
國中桃季遍四方
聯弾流水高山曲
星月爭輝共一天

〈大意〉
吳理事長のもと
 多年にわたって
 大学建設の苦難を勝ち越えられ
数多の英才が
 社会のいたる所で
 あまねく活躍しておられます。
貴大学と創大は
 高山流水の曲を
 連弾して奏で
それはあたかも
 星と月が一つの天に在って
 輝き合うかの如きであります。

※文中に、大学名と「建國(国)」、吳理事長の名前「聯星」が織り込まれている。
2015-12-04 : スピーチ・メッセージ等 :
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「世界広布新時代第14回本部幹部会」「SGI総会」へのメッセージ

「世界広布新時代第14回本部幹部会」「SGI総会」へのメッセージ
       (2015.11.18 東京戸田記念講堂)

 創価学会創立85周年を慶祝する「世界広布新時代第14回本部幹部会」が18日午後、「SGI(創価学会インタナショナル)総会」の意義を込め、巣鴨の東京戸田記念講堂で晴れやかに開催された。これには、原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長をはじめ各部の代表が、60カ国・地域の友と出席。池田SGI会長はメッセージを贈り、世界広布の大誓願へ、一人を大切にする「人間尊敬」の対話の大潮流をと呼び掛けた。。また、この日、牧口常三郎初代会長の祥月命日(18日)の追善勤行法要が東京・信濃町の広宣流布大誓堂で厳粛に行われ、原田会長が各部の代表、海外からの参加者と出席した。


メッセージ

いやまして世界市民の連帯強く 我らの生命の凱歌で地球を包め


学会は仏意仏勅の平和の教団
「暴力の連鎖」に屈せぬ「人道の連鎖」を


 一、晴れやかに創立85周年を勝ち飾る本部幹部会、またSGI(創価学会インタナショナル)総会、誠におめでとう!
 何と明るく、何と温かな、そして何と希望あふれる創価家族の祝賀でしょうか!
 きょうは、世界60カ国・地域の尊きリーダーが、それぞれの天地の熱い友の思いを携えて、はるばると、この師弟の殿堂に集ってくれています。
 各国・各地の見事なる広宣流布の大発展を、私たちは感激の同志の大拍手をもって、讃えようではありませんか!(大拍手)

この姿を見よ!
 一、恩師・戸田城聖先生は言われていた。
 「私の願いは、一人として功徳を受けない同志がいないことである。みなに功徳を受け切った生活をさせたい。そのために、私は闘争する。全世界に向かって、どうだ、この姿は!と言わせてもらいたい」と。
 学会は、御聖訓通り粉然と競い起こる三障四魔を、一つ一つ乗り越え、一人一人が宿命転換の劇を勝ち開いてきました。
 とりわけ、この創立85周年、日本でも世界でも、わが同志は生き生きと功徳の体験を語りながら、大法弘通の躍進を成し遂げてくれました。
 私は「この創価家族の勝利の実証を見てくれ給え! 我ら地涌の菩薩が地球を包みゆく生命の凱歌を聞いてくれ給え!」と、宣言したいと思うが、皆さん、どうでしょうか!(大拍手)

広宣流布の時
 一、日蓮大聖人は「夫《そ》れ仏法を学せん法は必ず先《ま》ず時をならうべし」(御書 256㌻)と仰せになられました。鋭く「時」を見極め、「時」を逃さず、勇敢に聡明に、最善の行動をする──ここに仏法者の信条があります。
 撰時抄において、末法とは「一閻浮提に闘諍起るべき時節なり」(同246㌻)、すなわち、世界中に暴力や争いが渦巻く時代であると喝破されております。その時こそ「生命尊厳」の大仏法を、一閻浮提に広宣流布していく時であると、厳然に示されているのであります。
 未来の地涌の菩薩たちへ託された、この御遺命を果たさんがため、第1次世界大戦と第2次世界大戦という二つの大闘諍のはざまに出現した仏意仏勅の平和の教団が、創価学会であります。
 牧口先生は、戦争の魔性に真っ向から立ち向かい、殉教なされました。
 その正義の遺志を受け継がれた戸田先生と、後継の弟子たる私には、断固たる覚悟があり、決心がありました。
 それは、第2次大戦をもって、人類最後の「大闘諍」とする。どんなことがあっても、三度《みたび》の世界大戦だけは絶対に起こさせないとの大誓願です。
 民衆を苦しめる悲惨の二字を断じて無くさんがために「一閻浮提広宣流布」という地球の恒久平和への大直道を創り開いてみせる──この創価三代を貫く誓いのままに、我らは走って走って、走り抜いてきました。
 そして、人間主義を掲げた「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」として、何ものにも負けない世界市民の大連帯を、ここまで創り上げてくることができたのであります。
 一、今なお世界各地では、さまざまな紛争が打ち続き「闘諍堅固」の様相は深まっています。
 だからこそ、決意も新たに撰時抄の一節を拝したい。
 「日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一渧《いったい》・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし仏になる道は此《こ》れよりほかに又もとむる事なかれ」(同288㌻)と。
 「生命尊厳」の潮流は、一人の偉大な人間革命から広がります。
 私たちは、一切を蘇生せしめていく妙法の音律を轟かせて、いかなる「暴力の連鎖」にも屈しない「人道の連鎖」をいやまして強め、地球民族の平和と共生の大海原を洋々と開いていこうではありませんか!
 そして一人一人を大切にする「人間尊敬」の対話をたゆまず積み重ね、生老病死の苦悩を打開しゆく智慧と力を、一段と発揮してまいりたい。
 なかんずく、負けじ魂の頼もしき青年たちを大いに慈しみ励ましながら、人類の境涯を「常楽我浄」という、永遠の幸福と希望と和楽の最高峰へと高めていきたいのであります。

麗しい団結で
 牧口先生も戸田先生も大事にされていた御聖訓に、「各各我が弟子となのらん人人は一人もをく(臆)しをもはるべからず」(同910㌻)──おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は一人も臆する心を起こしてはならない──とあります。
 どうか、私と共に、いよいよ師子王の心に燃え、この世で最も麗しい異体同心の団結を光らせ、世界広宣流布の大願成就へ、勇猛精進していこうではありませんか!
 愛する全同志に、満腔の感謝の題目を送りつつ──
 栄光輝く師弟不二の人材城、万歳!
 偉大なる太陽の母のスクラム、万歳!
 世界192カ国・地域の素晴らしき創価家族、万歳! と叫んで私のメッセージといたします。(大拍手)
2015-12-04 : スピーチ・メッセージ等 :
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第1回「未来部E-1グランプリ」へのメッセージ 

第1回「未来部E-1グランプリ」へのメッセージ   (2015.11.8 創価大学ディスカバリーホール)

メッセージ

勇気 英知 友情の世界市民に


 To my dear friends of the Future Division whom I trust with all my heart!(私が心から信頼する、親墨なる未来部の皆さん!)
 新しい歴史を創る第1回の「未来部E-1グランプリ」、誠におめでとう!
 全国の各地から、グローバル人材の学びや・創価大学ヘよく集《つど》ってくれました。
 きようの日を目指して、皆さん一人一人が真剣に努力と奮闘を重ねてきたことを、よく分かっています。若き世界市民たちの素晴らしいチームワークの挑戦に、私は心から万歳を叫びます。
 いつも励ましてくださる担当者の方々も、本当にありがとうございます。
 負けない青春には、希望の「太陽」があります。一人の太陽の若人がいれば、そこから闇は消え去り、家庭も地域も社会も明るく変えていくことができます。
 私と対談集を発刊したプラジルの天文学者モウラン博士は語られました。「幸福は、いろいろな障害を乗り越えることと結びついています。困難が大きければ大きいほどくそれを乗り越えた時の幸は大きいのです」(『天文学と仏法を語る』第三文明社刊)と。
 悩みや苦労がないことが、幸せではありません。どんな逆境にあろうとも、自らの生命に「負けじ魂」を昇らせて、目の前の試練の峰を、一つまた一つと登り続けていく先に、勝利の頂は必ず開かれます。
 ゆえに、わが未来部は、断じて失敗を恐れない「勇気の人」であれ!
 何があっても、へこたれずに学び抜いていく「英知の人」であれ!
 開かれた心で、賢く朗らかに連帯を築きゆく「友情の人」であれ!
 そのために、最強無敵のエンジンである題目を唱え抜いていってください。
 わが創価学会は、人類を幸福と平和ヘリードしゆく21世紀の世界宗教です。そして皆さんこそが、その誇り高き担い手です。きようの「E-1グランプリ」は、皆さんの晴れがましい、はるかな未来ヘの出発の一歩なのです。
 どうか、この青き地球を舞台に、思う存分「正義の走者」のスクラムを広げゆくために、いよいよ生き生きと、楽しく、語学の力を磨いていってください。
 かけがえのない宝である皆さんの健康と成長を、私は祈り続けていきます。帰ったらご家族にも、地域の同志の方々にも、よろしくお伝えください。
 Be the sun that lights up the world with rays of hope!(希望の光で、世界を照らしゆく太陽たれ!)
2015-12-04 : スピーチ・メッセージ等 :
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新時代第6回全国男子部幹部会へのメッセージ

新時代第6回全国男子部幹部会へのメッセージ       (2015.10.25 福岡市 九州池田講堂)

 11・5「男子部の日」を祝賀する「新時代第6回全国男子部幹部会」が25日午後、福岡市の九州池田講堂で晴れやかに開催された。これには、原田会長、橋元青年部長、竹岡男子部長をはじめ全国の代表が、九州各地から駆け付けた3500人と出席した。池田大作名誉会長はメッセージを寄せ、「一人ももれなく不撓不屈の大勝利者に」と念願した。さらに幹部会を記念して「一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけ(魁)したり」(御書910㌻)の御聖訓とともに「九州男児の君よ 不屈の勇者たれ! 忍耐と負けじ魂で 新時代の広布の山を勝ち登れ!」との言葉を贈った。

メッセージ

世界を先駆! 青年よ新しき広布の山を勝ち登れ


大歓喜の歌を高らかに
「何があっても一人立ち 祈り 前進する」
永遠なれ 誉れの九州魂!


 一、大晴天のもと、世界広布の山を勝ち登りゆく男子部幹部会、誠におめでとう!
 私の心には、九州男子部の大勝利の歓喜の歌が轟いています。いな、一緒に歌っています。全地区が総立ちして成し遂げた日本一の折伏、本当によく頑張った。
 九州男児をこよなく愛された牧口先生、戸田先生と共に、私は、世界の先頭を走る君たちの、出陣の太鼓も大合唱も演技も、一切を見守っております。
 戦い切って、勝利島たる。島々をはじめ、九州の各地から集った皆さん、ご苦労さま! 時間をやりくりして、心一つに練習を重ねてきた出演者の皆さん、深い縁《えにし》あって九州で奮闘しているSGI(創価学会インタナショナル)メンバーの皆さん、ありがとう!
 さらに陰ですべてを支えくれている、誇り高き役員の諸君に、心から感謝します。
 そして、若き後継者たちを、いつもいつも熱く励まし、最大に応援してくれている九州広布の偉大な母たち父たちに、私は、皆さんと、万雷の大拍手をもって感謝を捧げたいと思うけれども、どうだろうか!(大拍手)
 一、尊き九州家族は、いかなる苦難の嵐にも歯を食いしばり、「先駆の九州いざ楽し」との心意気で、私と一緒に戦い抜いてくれました。
 先輩たちが掲げ抜いてきた先駆の勇気を、今、諸君が立派に受け継いでくれて、こんなうれしく、頼もしいことはありません。
 きょうは、私と九州の友を深く結ぶ種種御振舞御書の一節を、共々に拝したい。それは、「法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけ(魁)したり、わたうども(和共)二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし」 (御書910㌻)との御聖訓であります。
 御本仏・日蓮大聖人が教えてくださった、この「さきがけ」すなわち「先駆の勇気」ほど強いものはい。深いものはない。尊いものはない。
 人がどうあれ、状況がどうあれ、広宣流布のため勝ってみせると、一人立って祈る。一歩、前へ踏みだす。そこから、すべて勝ち開いてきたのが、学会精神です。我らの永遠の九州魂です。
 一、きょう、諸君は、懐かしい「田原坂《たばるざか》」の曲に合わせ、剣舞を舞ってくれました。
「田原坂」に「天下取るまで 大事な身体 蚤にくわせて なるものか」とあります。君たちは計り知れない使命の人だ。つまらないことで、大事な自分に傷をつけてはならない。賢く、また油断なく、万人ももれなく不撓不屈の大勝利者になっていただきたいのであります。
 どうか、わが九州男子部は、どこよりも温かく麗しい団結で、アジアの友も、世界の同志も包んでいただきたい。
 そして、世界広布の最高峰の山を断固、登り切って、先駆の勝利の旗を翻し、大歓喜の歌を高らかに歌い上げてくれたまえ!
 ご家族の皆さん、地域の同志の皆さんに、くれぐれもよろしくお伝えください。
 わが不二の九州男児よ、世界広布新時代の拡大、そして勝利を断じて頼む! (大拍手)
2015-12-04 : スピーチ・メッセージ等 :
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随筆 民衆凱歌の大行進 No.29 希望輝く創価の人材城

随筆 民衆凱歌の大行進 No.29 (2015.11.30付)

希望輝く創価の人材城

人間の勝利のため 幸福のため
SGI永遠に「対話の大道」を歩む
使命の一日一日が100周年を開く偉業


 「人を作れ、人を作れよ」──これは、私の若き日の座右の一書『レ・ミゼラブル』の一節である。教育をはじめとする光明で、社会の悲惨の暗黒を打ち払い、人類の前身を成し遂げんとする祈りが込められている。
 ビクトル・ユゴーの時代も、また牧口、戸田両先生が『創価教育学体系』を発刊した世界大恐慌の渦中も、さらに現今の揺れ動く世界にあっても、社会変革の最大の焦点は「人」にこそあ。
 人間を、偉大な人間を育てるしかない。人間が自らの生命を光輝あらしめていくしかない。
 何のために、創価学会は生まれたのか。それは人間のためだ。自他共の「人間革命」のためだ。
 法華経に説かれる地涌の菩薩を呼び出し、この娑婆世界で、民衆の幸福と平和のために戦う人材群を築き上げるのだ。
 「創立」の誓いより85周年──。
 わが創価学会は、事実として世界中に地涌の菩薩を湧現している。壮大な人間教育の大地となり、滔々たるた人材育成の大河となって、人類社会を潤していく新時代が始まっているのだ。

広布の闘士たれ
 日蓮大聖人の立宗宣言あって700年──恩師・戸田先生には絶対の大確信があられた。
 「創価学会のごとき団体の出現が、過去七百年間に、いったい、どこに、どの時代に、あったでありましょうか」
 日蓮仏法を、現代に生き生きと蘇らせ、広宣流布ふの大闘争を開始されたのが、牧口先生であり、戸田先生である。
 学会の出現なくして、大聖人の未来記の実現はなかった。
 そして恩師は、私たち門下に100年、200年先、「あれみよ、あの人々は、広宣流布のために働いた人々である。広宣流布の闘士であったよ」と世の人に謳われ、大聖人の御賞讃を受ける人生であれ、と望まれた。
 私には、この通りの人生を歩み抜かれた、尊き「広宣流布の闘士」たちが、一人ひとり偲ばれてならない。
 大聖人は、「一切の諸仏・霊山浄土に集まらせ給いて・或は手にすえ・或は頂《いただき》をなで・或はいだき・或は悦び・月の始めて出でたるが如く・花の始めてさけるが如く・いかに愛《あい》しまいらさ給うらん」(御書
1570㌻)とお約束である。
 この仰せさながらに、創価の功労の宝友たちが、皆、三世にわたる「常楽我浄」の生命の軌道を進まれていることは絶対に間違いない。
 仏意仏勅の学会と共に生き抜く人には、限りない幸福と充実と満足の人生が永遠に開かれていくのだ。

人道の連帯広げ
 今回の本部幹部会、またSGI (創価学会インタナシヨナル)総会には、60カ国・地域から260人の尊き広宣の指導者たちがはるばる集ってくださった。
 欧州のメンバーもおられた。過日の同時テロの悲劇と犠牲に対し、深く哀悼の意を表したい。とともに、暴力と憎悪の連鎖をを止めるため、我らは一段と粘り強く、平和と人道の民衆の連帯を広げゆくことを誓い合いたい。
 また、5年前の大地震より必死に復興を遂げてきた中米ハイチからも、婦人部のリーダーが駆かけつけてこられた。
 仏教発祥の地で躍進するするインドの友も、そし
て、釈尊生誕の国ネパールの代表も参加された。
 本年4月のネパールの大震災に対し、あらためてお見舞い申し上げるとともに、地域と社会の信頼の柱として奮闘する同志をを心から労いたい。
 思えば、ネパールを私が初訪問したのは、1995年(平成7年) の10月末から11月にかけてであった。今年で、20年の節を刻んだ。
 首都カトマンズ市内で行われたネパールSGIの総会で、私たちは約しあった。──「皆、兄弟姉妹として、どこまでも仲良く進もう。一人ひとりが良き市民、良き国民として「輝く存在」になつていこう、と。
 今、まさしく“輝く人材”が林立する大発展を築いてくださった。
 世界中で、わが創価家族は麗しき異体同心の陣列で前進している。

SGI憲章20年
 ネパールなどアジア歴訪から名古屋に帰国し、
私は中部、関西の友と創立の月を祝賀した。
 大阪で行った本部幹部会、関西総会の席上、正式に発表されたのが「SGI憲章」である。 ¨
 前文では、仏法の人間主義に基づく「世界市民の理念」「寛容の精神」「人権の尊重」を掲げ、人類社会に貢献することを謳い上げた。
 その大目的の実現のために、我らが用いるものは何か──。それは、「非暴力と対話」にほかならない。
 「憲章」には「SGIは人間の交流を基調として、日蓮大聖人の仏法の理解を広げ、各人の幸福の達成に寄与していく」との項目がある。
 S G Iは、どこまでも、一対一の対話を基本にした「人間の交流」を通して、幸福と平和の光を広げていくのである。
 このほど、制定された「創価学会『勤行要典』の御祈念文も、「世界広宣流大願成就」と掲げ、「世界の平和と一切衆生の幸福のために」と結ばれている。
 仏法源流たる初転法輪(最初の説法)の後、弟子たちに呼びかけた。「いざ遊行(伝道) せよ。多くの人々の利益と幸福のために」(相応部経典) と。
 法華経の方便品には、「仏世尊は、饒益する所多く、衆生を安楽ならしめたまう」(創価学会版法華経123㌻)とあり、衆生に利益を与え、安楽にさせることが仏の目的であると説かれる。
 立正安国を願われた大聖人は、「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(御書720㌻)、すなわち妙法の力で、尽未来際へ、全民衆を救いきっていくと、御断言である。
 この仏法の正当の流れに則って、SGIの理念と実践はある。

一人と向き合う
 先師・牧口先生に折伏された教育者が40年後、手記を残している。
 若き日、牧口先生の自宅を訪れた彼に、先生はあらゆる角度から切々と仏法を語られた。
 「心の問題、それは宗教だよ」「畳の上の水練ではだめ。実行だ! 修行だ! 世界最高の宗教なるがゆえに、絶対にわかる。この最高宗教を、命がけで修行する、その努力と勇気があればね」
 さらに先生は、「老人にはなったが、私も実践はしている。若者は実行と決意、やれば必ずできる」と励まされた。大情熱と真心に触れ、青年は実践を決意したのである。
 入信の日、青年は道に迷い、約束に30分も遅れてしまった。しかし、牧口先生は「さあさあ」と、優しく案内された。その慈眼には涙が光っていたと無料の感謝とともに述懐している。
 これが、我らの「創立の父」であり、「殉教の師」であられる。眼前の一人を、徹して大切にされる先師であった。
 大聖人は、「日蓮は、この法門を語ってきたので、他の人と比べものにならないほど、多くの人に会ってきた」(同1418㌻、通解)と仰せになられた。
 人と会う、人と語る。一人また一人と対話し、妙法の種を蒔き、仏縁を結んでいく。ここに仏法実践の要諦があり、三代の師弟で切り開いてきた人間主義の光道がある。
 SGIは、永遠にこの「対話の大道」を歩み抜ていくのである。

信心の底力を!
 女性の門下かへ贈られた御抄に、「よき師と・よき檀那と・よき法と此の三《みつ》寄り合いて祈を成就し国土の大難をも払うべき者なり」(同550㌻)と仰せである。
 牧口先生も、戸田先生も、それぞれの御書に線を引かれて、大切にされていた御金言である。
 創価の師弟は、大聖人に直結し、題目の音声《おんじょう》を地球上に轟かせながら、人類に襲いかかる、いかなる試練にも挑み、世界広宣流布の大願成就へ邁進するのだ。
 今、地涌の菩薩が活躍する天地、ロシアの大文豪トルストイは、「われわれにはこの世で果たしうる特別な偉業などというものはない。われわれの全生涯が偉業でなけれはならない」と言った。
 本来、生命そのもの、人生そのものが何よりも尊い。この尊き生命の本源力を取り出《いだ》して、地道に、誠実に、懸命に生き抜く、わが同志の健闘そのものが、偉業なのだ。日々、たゆまず唱題し、仏法対話に励む一日一日が、人類史に輝く偉業なのである。
 私たちは、自身の人生の一日また一日を、勝ら飾りながら、後継の青年たち、、宝の未来っ子たちへ、しっかりと広宣流布のバトンをつないでいきたい。
 今日よりは90周年、さらに100周年へ 、勇気と誠心誠意の対話、友情と励ましの対話で、いやま
して民衆の凱歌の光を広げていこうではないか!
 その常勝の原動力こそ「信心」である。
 一家和楽の信心。
 幸福をつかむ信心。
 難を乗り越える信心。
 健康長寿の信心。
 絶対勝利の信心。
 我らが世界で実証してきた創価学会の信心──この無限の底力を発揮して、人類の悲願である、恒久平和への壮大な大河の流れを開いていくのは、いよいよこれからなのである。
 さあ、新たな拡大だ。永遠の五指針に謳う偉大なな信心の炎を燃やして!

 創価とは
  人材きらめく
   銀河かな
  価値創造の
   光は無窮に

ユゴーの言葉は『レ・ミゼラブル』豊島与志雄訳(岩波書店)、相応部経典は増谷文雄著『仏教百話』(筑摩書房)、トルストイは『文読む月日』北御門二郎訳(筑摩書房)。
2015-12-04 : 文学と人物を語る :
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