スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

随筆 民衆凱歌の大行進 No.12 「行学の二道」を励みゆけ

随筆 民衆凱歌の大行進 No.12 (2014.9.23付)

「行学の二道」を励みゆけ


「御書」を拝し「境涯」を開こう!
苦難は誉れ 透徹した信心の眼《まなこ》を磨け

教学試験を通し自他共に大成長を!

 この生命
  御書と共に
    勝ち開け
  変毒為薬の
   宝剣かかげて

 若き日、師・戸田城聖先生と湘南電車(東海道本線)に乗っていた時のことである。車中でも、先生は御書の講義をしてくださっていた。
 ちょうど車窓から太平洋の眺望が開けた。
 先生は「あの太平洋のような大境涯の信心で、この御書を拝することだ。そうでなければ、凡夫が御本仏のお心に近づくことはできないのだ」と語られた。
 「御書」を開くことは「境涯」を開くことだ。御書を拝して、広大無辺なる御本仏のお心に迫り、自らの小さな殻を打ち破る戦いをするのだ。
 先日、新時代の第1回を飾る全国男子部幹部会が、四国で開催された。
 四国では、婦人部と女子部一体のサンフラワー大会も行われている。
 四国出身の哲人・中江兆民は、「哲学なき人民は、なにをしても深い意味がなく、浅薄さをまぬがれない」と叫んだ。
 生命尊厳の大哲学を掲げた地涌の友の総決起を、“志国《しこく》”の先哲たちも、さぞかし喜ぶことであろうと、私は確信する。
        ◇
 大聖人は仰せである。
 「日蓮は日本国のはしら(柱)なり」(御書312㌻)、また「日蓮は一閻浮提第一の聖人なり」(同974㌻)と。
 人びとを不幸に陥れる思想の乱れを正し、人類を救済しゆく世界の柱。その確信と情熱が、御書には満ち溢れている。
 困難に打ち勝つ哲学!
 人生を生き抜く智慧!
 正と邪を見抜く英知!
 人類を結びゆく熱願!
 新時代を照らす希望!
 御書を学ぶことは、大聖人の大精神を、わが生命に響かせゆくことだ。
 今月28日には「教学部初級試験・青年部教学試験3級」が行われる。また11月には「教学部任用試験」が予定されている。
 受験者の皆さんにとって、忙しい中、試練の挑戦であろう。しかし、だからこそ、その求道の功徳は、どれほど大きいことか。
 大聖人は、法華経について質問された女性門下を、「御尋ね候事ありがたき大善根にて候」(同1402㌻)と、最大に讃嘆されている。
 温かく教え、励まし、共に研鑽される先輩方にも感謝したい。その労苦は、三世に崩れざる「心の財」を積む栄光の汗となる。
 役員に当たってくださる皆さんも、お世話になりますが、一切無事故の運営を、どうか、よろしくお願いします。

如説修行の師弟
 大聖人が「竜の口の法難」に遭われ、発迹顕本なされた天地・神奈川の鎌倉に立つSGI(創価学会インタナショナル)教学会館は、今年で開館15周年を迎えた。
 海外からも多くのメンバーがこの会館を訪れ、地元の同志が温かく歓迎してくださっている。
 大聖人は法難を振り返り、述べておられる。
 「仏になる道は必ず身命をすつるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」(同891㌻)
 命にも及ぶほどの大難と戦い、断固と打ち勝ってこそ、仏の境涯を開くことができる、と。
 横暴な軍部政府の弾圧によって投獄された初代会長・牧口常三郎先生は、法華経を如説修行された大聖人の仰せを、身をもって読まれた。
 本年11月には、牧口先生の殉教から70年の節目を迎える。
 獄中からご家族にあてた手紙に、こうある。
 「ただ経文を以て信仰して居るので安心してゐる」「何の不安もない。必ず『変毒為薬(毒を変じて薬と為す)』となると存じます」、さらに「三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」と。
 ここには恐れや悲壮感など微塵もない。
 牧口先生と共に正義の獄中闘争を貫かれた戸田先生も、後に語られた。
 「法華経の意味をかすかながらも身読することができました。なんたるしあわせでございましょうか」
 御本仏の仰せの如く!
 御聖訓のままに!
 お二人の師弟の死身弘法の大闘争があったからこそ、大聖人の御精神は現代に蘇った。この創価の誉れの原点を、断じて忘れてはならない。
 御書を拝していけばいくほど、創価学会こそが大聖人直結の仏勅の団体であると、深く理解することができる。私たちにとっての不惜身命とは、この学会と共に、師弟の誓いを胸に、どこまでも生き抜くことだ。

「信」の一字で
 戸田先生は、御書を拝する姿勢について、「信の一字をもって、一切をつらぬいていることを、知らなくてはならない」と教えてくださった。
 そして「民衆救済の大確信と、燃ゆるがごとき大聖人の情熱が、その根底をなしていることを、読みとらなくては、また無意味になることを知らなくてはならない」と。
 絶対なる「信」をもって学ぶ。そして民衆救済の大確信のままに、自らも広宣流布に走る。
 この「信」と「行」をもって拝した時、「信心の火が、いやがうえにも、燃えあがる」とも、先生は言われていた。
 ここに、自らの絶望を希望に変え、宿命を使命に転じゆく光がある。
 大聖人は、千差万別の悩みに苦しむ門下それでれに渾身の激励を綴ってくださっている。
 だからこそ、御書を自らの身に当てて拝していきたい。大聖人から直接賜ったお手紙と捉え、実践していくのだ。
 ──あるシンガポールの壮年部員は、交通事故で下半身不随となった。その後も、結核、足の大やけど……次々と起こる宿命の嵐。打ちのめされそうな心を支えたのは、次の一節だったという。
 「必ず三障四魔と申す障《さわり》いできたれば賢者はよろこび愚者は退く」(同1091㌻)
 この難は、私の信心を試しているのだ! そう確信した創価の賢者は今、「自分の姿で仏法の力を証明する」との誇りに燃え、自他共の幸福の道を、雄々しく歩んでくれている。
 御書を心肝に染めた人は強い。その胸には嵐に揺るがぬ柱が立つ。いかなる障魔をも見破り、断ち切っていける。それが。真剣勝負の研鑽で磨いた信仰の利剣なのだ。
        ◇
 今月、新出発の“関西家族”が御聖訓を命に刻みながら、「折伏」「人材」そして「団結」を合言葉に、今再びの大前進を開始している。
 あの昭和31年の「大阪の戦い」の渦中、私は関西の友と、常に御書を拝して勝ち進んだ。
 「各各なにをか なげ(歎)かせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まい(舞)をも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立ってをど(踊)りぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど(踊)りてこそい(出)で給いしか」(同1300㌻)
 ある時は、この「大悪大善御書」の一節を通し、同志に呼び掛けた。
 「不可能を可能にする戦いを信心で勝ち取り、世間をアッと言わせようではないか」
 「御書根本」とは、わが大関西に脈々と流れ通う「常勝の鉄則」である。
 大阪の激戦の中、一人の女子部の友に、「決して忘れてはいけないよ」と贈った御文がある。
 それは、「我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然《じねん》に仏界にいたるべし」「つたな(拙)き者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし」(同234㌻)との「開目抄」の一節であった。
 「まことの信心」は、苦難の時に試される。
 「まことの師弟」は、一人の時に試される。
 その後、彼女は使命の宝土ブラジルヘ移り住んだ。婦人部のリーダーとして、この御文を抱きしめながら、生涯、戦い抜き、南米広布の盤石なる礎を築いてくれた。
 御書に照らし、妙法に生き抜き、結ばれた絆は三世永遠である。
 彼岸に当たり、亡くなられた全功労者の方々、また、わが同志の先祖代々の諸精霊の追善回向を、私は懇ろに行わせていただいている。
        ◇
 仏法研鑽の波は、世界に大きく広がっている。
 中南米は4月と8月、欧州は7月、北米・オセアニアは8月に教学研修会を開催。今月はSGI青年研修会のため、海外50カ国・地域から250人の若きリーダーが意気高く集った。
 さらにアジアの各国・各地域で教学の研修会が活発に行われ、アフリカ各地でも地道な教学運動が続けられている。
 また教学試験は、近年、世界の50前後の国々や地域で実施されている。男女青年部をはじめ皆、仏法の人間主義の智慧を求めて真剣だ。

平和と幸福の道
 “宗教革命とは、人類の幸福への直道なり。
 そのためには、自らが、この大哲理をば実践し、会得しゆくことだ”
 私が若き日の日記に記した信条である。
 人類の平和と幸福の大道を開くため、「異体同心」の法理を学び、実践する創価の世界市民は、時代の激流の中で、調和と共生の模範を地球社会に示しているのだ。
 この創価の大運動に、インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長は、期待を寄せてくださった。
 人類が何千年もの間、抱き続けてきた夢──その夢の中から生まれ、今、聞こえてくる歌声。それが創価学会なのです」
 我らには、「慈悲と哲理」の地涌の誇りがある。
 さあ、御書を幡こう!
 君よ、貴女《あなた》よ、「行学の二道」を励みゆけ!
 今日も、共に最高峰の大哲学を学ぶ喜びに燃えて躍進だ! 「世界広布」即「人類平和」の偉大な夢に向かって!


 辛くとも
  今日も御書を
   拝しつつ
  誇りも高く
    笑顔で飾れや

 中江兆民の言葉は「一年有半」飛鳥井雅道訳(『日本の名著36 中江兆民』所収)中央公論社。牧口先生の獄中書簡は一部補足。
スポンサーサイト
2014-09-23 : 随筆 民衆凱歌の大行進 :
Pagetop

池田名誉会長が贈る 勝利の人間学 51〜60

第51回 わが地域を「幸福の楽土」に  (2014.5.7付 創価新報)

近隣こそ広布の最前線
 日蓮大聖人は、信頼する門下に、「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ」(御書1467㌻)と励まされている。
 「其の国」とは、どこか──それは、まず自分たちの住む地域から始まる。わが近隣こそ、御本仏から任された広布の最前線である。私も若き日から、自らのアパートをはじめ、地元の方々を大切にしてきた。顔を合わせるたびに声を掛け、心を通わせた。
 元気な挨拶一つでも、「いい青年がいるな」「感じのいいお嬢さんだな」と、安心してもらえるものだ。皆さんは、誠実な振る舞いで心を開き、使命の地域に「信頼と希望の絆」を織り成していただきたい。

誠実に聡明に善友の連帯を
 大聖人は南条時光に「友達の一日に十度・二十度来《きた》れる人なりとも千里・二千里・来れる人の如く思ふて礼儀いささ(聊)か・をろ(疎)かに思うべからず」(同1527㌻)と仰せになられた。親しい間柄であっても、遠来の友を迎えるような礼儀と真心で、誠実に接していくことを教えられている。
 とともに、「悪知識を捨てて善友に親近せよ」(同1244㌻)とも戒めておられる。仏法は最高の人間学である。真実の友情を結び、崩れざる連帯を聡明に広げる道である。

地区が広宣勝利の起点
 広宣流布の前進の鍵は「地区」にある。
 一歩また一歩、活力あふれ、人材光る「地区」を築いていく──最も尊い闘争である。
 わが後継の青年部も、自身の「地区」から勝利のドラマを創っていくのだ。
 仕事が忙しくて、地区の活動に間に合わない時も、参加できない時もあるだろう。
 しかし、その場に行けなくても、報告・連絡はできる。智慧を使い、連携を取り合っていく。その呼吸の一致から、波動は生まれる。
 力ある人材とは、責任をもつ人のことだ。
 君が、貴女《あなた》が、「わが地区の広布の主役なり。太陽なり」との自覚と誇りをもって、颯爽と、広布の新風を起こしてくれ給え!

第52回 平和と正義の若き連帯を  (2014.5.21付 創価新報)

周囲に希望を送る存在に
 互いに尊敬し、成長を競い合って、健闘を讃えていくのが、我ら創価のスクラムである。
 妬んだり、責め立て合ったりするような陰湿な世界は、まったく無縁なのである。
 大変であればあるほど、温かな励ましの言葉、勇気の出る言葉をかけていくのだ。
 日蓮大聖人は、「人のために火をともせば・我がまへあき《明》らかなるがごとし」(御書1598㌻)と仰せである。
 友を元気にすれば、自分も元気になる。皆に希望を送れば、共々に希望の明るい未来が開かれる。どこまでも仲良く朗らかに、平和と正義の青年の連帯を広げていただきたい。

新たな広布の開拓闘争を
 青年の心の力は無限である。それを解き放っていくカギが、「一念三千」の法理である。
 わが師・戸田城聖先生は言われた。
 「信心を、一言でいうならば、『心』を決めることである。同じ決めるのであれば、『勝つ!』と決めなさい」と。
 断じて勝ってみせると決める。真剣に祈る。そして勇敢に行動する。やり切ったことが、すべて永遠の財産となる。
 「決めて」「祈って」「行動する」──この勝利のリズムで、新たな広布の開拓闘争を勝ちまくれ!

若き熱と力が新時代を創る
 「新しき世紀をつくるものは、青年の熱と力である」と恩師は叫ばれた。
 この師子吼を、私は自分への呼びかけと受け止めた。「君の熱と力で時代を変えよ」と。
 今また、新時代を創るのは青年しかない。それは青年に託された特権なのだ。
 ゆえに、君たちよ! 何の遠慮もいらない。決然と挑むのだ。大胆に進むのだ。理想も高く、情熱を燃やし、不屈の魂で挑戦するのだ。
 いよいよ「創価青年大会」が始まった。
 やるからには、「これだけ成功させた」という自身の最高の勝利の歴史を創ろう! 君たちの勇戦で、万年に輝く「青年学会」を築いてくれ給え! 歌声も高らかに!

第53回 世界に広がる 華陽のスクラム  (2014.6.4付 創価新報)

賢く聡明に使命の道を
 女子部は「学会の宝」である。「広布の門」である。女子部員が一人いれば、周囲の皆がパッと明るくなる。希望が大きく開かれる。
 女子部の皆さん方が一人も残らず、絶対に幸福になること。これが私の祈りである。
 皆、自分を大事にしていただきたい。価値的に行動し、夜は帰宅が遅くならないよう、無事故で健康第一の前進をお願いします。
 ともあれ、「聡明」であることが「幸福」の条件である。悪縁に振り回されることなく、賢く毅然と、尊き使命の道を歩み抜くのだ。

自分らしく あなたらしく
 「御義口伝」には、「自身の内なる妙法を悟って、自身の宮殿に入るのである。南無妙法蓮華経と唱えていくことは、自身の宮殿に入っていくのである」(御書787㌻、通解)と仰せである。
 広宣流布に生きゆく皆さん自身の心に、幸福の大宮殿が晴れ晴れと広がっている。
 人と比べて落ち込む必要など全くない。心ない悪口を言われようと、一喜一憂せず、自分らしく凜として生きることだ。  「桜梅桃李」ゆえに、人は人、自分は自分である。どこまでも信心で、わが生命を磨き、あなたらしく輝きを敦っていくことだ。

仲良きところに幸福がある
 戸田先生は、女子部の友に語られた。
 「鎖の輪は、一つ一つガッチリと組み合って、切れることがない。人間も同じだ。心強き一人ひとりが、固く手を結べば、広宣流布は必ず進む。人と人との輪を作りなさい」と。
 一人は気ままなようで、わびしい。境涯も深まらないし、可能性も閉ざされてしまう。
 人を幸福にする人が、幸福である。
 人を喜ばせゆく人が、喜びに包まれる。
 だからこそ、伸び伸びと心を開いて、善き友人、善き同志、善き先輩に触れ、深き友情のスクラムを築いていこう!
  華陽姉妹の皆さんは、お父さん、お母さんを大切に! 友と友との仲良き人華《にんげ》の花園を、地域へ職場へ、社会へ世界へと、朗らかに咲き薫らせていっていただきたい。

第54回 先駆の使命の学生部  (2014.6.18付 創価新報)

力ある人間指導者に
 夕張事件、大阪事件――「三類の強敵」が競い起こる中、わが学生部は誕生した。
 恩師・戸田城聖先生は、「ただ嬉しいという言葉以外にない」と喜ばれた。
 正義の力ある人間指導者よ、踊り出でよ!
 権力の魔性と戦う矢面にあって、私は北海天地から祈りを込めてメッセージを送った。
 日蓮大聖人は、「智者とは世間の法より外《ほか》に仏法を行《おこなわ》ず、世間の治世の法を能《よ》く能く心へて候を智者とは申すなり」(御書1466㌻)と仰せである。
 男女学生部の皆さんは、どこまでも民衆を守り抜き、社会に勝利の旗を打ち立てる英知と勇気のリーダーに成長していただきたい。

苦労と挑戦の日々を
 苦労即鍛錬である。悩みを恐れず、労苦をいとわず、黄金の青春の劇を創造するのだ。その中でこそ、心も頭も体も鍛え上げられる。全てが自分のかけがえのない財産となる。
 挑戦即勝利である。あえて高い目標に挑むのだ。自らの無限の可能性を開拓するのだ。
 祈って、動いて、戦い抜いて、失敗してもなお挑戦し続けた人が、最後は必ず勝つ。
 私も働きながら夜学で学んだ。師匠の事業を支える悪戦苦闘の渦中も、研鑚を止《や》めなかった。大変だったからこそ、今の私がある。
 「鉄《くろがね》は炎《きたい》打てば剣《つるぎ》となる」(同958㌻)との御聖訓を、若き宝剣の皆さんに贈りたい。

大目的を胸に学び抜け
 牧口常三郎先生は、軍部政府の弾圧によって投獄された独房で「青年時代からあこがれて居た本が読めるので、却《かえ》つて幸《さいわ》ひである」(獄中書簡)と悠然と学ばれていた。
 学ぶことは、人間の最高の権利である。
 人は学び続ける限り、行き詰まらない。幸福勝利の軌道を向上していける。
 ゆえに君よ、貴女《あなた》よ、今日も学びゆけ!
 我ら創価の人間革命の運動は、100年先、200年先の人類が進む平和の大道を開いているのである。その偉大な大目的に向かって、「先駆」の誇りに燃え、学び勝ちゆけ!

第55回 師子の誉れ 男子部よ勝て  (2014.7.2付 創価新報)

冥の照覧の大確信を
 信心は格好ではない。「戦う心」で決まる。
 男子がひとたび立つならば、「戦う心」を燃やして、「これだけ道を開いた」「これだけ拡大した」という歴史を創るのだ。
 誰が見ていなくとも、誰が褒めなくとも、誇り高く、わが使命の劇を演じていくのだ。
 私たちの一念と行動は、御本仏が全て御覧になってくださっている。全宇宙の諸天・諸仏が見守っている。この「冥の照覧」を大確信して戦うのだ。見栄や気取りなど、いらない。勇敢に大胆に、眼前の壁を突破せよ!

苦難こそ成長の好機《チャンス》
 日蓮大聖人は、父親から信心を猛反対されていた池上兄弟に、「いよいよ・をづる心ねすがた・をはすべからず」(御書1084㌻)と、仰せになられた。
 広宣流布のために進めば、必ず三障四魔が競い起こる。その時こそ、成長できる。「人間革命」「宿命転換」のチャンスである。
 臆病の心に負けてはならない。怯んでしまえば、そこに魔は増長して付け込んでくる。
 「師子王の心」を取り出《いだ》して、恐れなく迎え打てば、魔は退散するのだ。全ての苦難は、偉大な指導者になるための試練である。

青年城を築く時は今
 御書には「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(同231㌻)と記されている。
 「未来」を決するのは、「今」である。
 ゆえに今こそ、新たな人材を、一人また一人と、励まし、育てるのだ。その地道にして忍耐強い労作業以外に、学会の永遠の発展も、広宣流布の万代の伸展もない。
 一人の「本物の人材」がいれば、全体が栄える。
 要領では、人は育たない。わが身をなげうつ真剣勝負の「魂」と「魂」の触発で、「本物の人材」は育つのだ。そのなかで、自分もまた、本物に成長していけるのだ。
 さあ、わが信ずる男子部の諸君! 君たちの満々たるエネルギーで、日本そして世界の未来を開く金剛の青年城を築いてくれ給え!

第56回 未来部を励ます夏
  (2014.7.16付 創価新報)

よき友だちとして
 さあ、この夏、宝の未来部を育てよう!
 わが未来部の一人一人が「学会の未来」であり、「世界の希望」であり、「人類の明日」である。未来部を育てる以上の聖業はない。
 とりわけ、青年部の皆さんが、よき兄、よき姉、よき友として、元気で誠実に、温かく接してくれることが、いかに重要か。
 「仏になるみちは善知識にはすぎず」(御書1468㌻)である。「善知識」すなわち「よき友」の存在が、若き生命を強く正しく育む。
 何でも話を聞いてくれる、親身に相談にのってくれる、一緒に真剣に祈ってくれる ─ その真心の励ましこそ、未来部の成長の力だ。

まず一人を育てよう
 まず「一人」を育てることから始まる。
 少子化の時代だからこそ、ますます一人が大事になる。また、丁寧に心を配って、長い目で見守リ、伸ばしていくことができる。
 御聖訓には、「一人を手本として一切衆生平等」(同564㌻)と仰せである。
 一人の信心が、家族や眷属など、周囲の皆の成仏の道を広々と開いていくのだ。
 一つの太陽が昇れば、一切が明るくなる。
 未来部の太陽が昇れば、一家も、地域も、世界まで、希望の光で照らしていける。

人材育成の勝負の時
 恩師・戸田城聖先生は「後生畏るべし」という『論語』の言葉がお好きだった。そして、私たちに「君たちは『後生』だから、先生である私より偉くなれ! 弟子が偉くなることこそが、師匠の勝利なのである」と励ましてくださった。
 「青年畏るべし」「未来部畏るべし」である。
 あとに続く人を自分以上の人材にしていく。自分が先輩から激励してもらった以上に、後輩を大切に激励していく— この最も尊い魂の触発が、学会の人材育成の伝統である。
 今、どれだけ新しい人材を見つけ、新しい人材を育てるかで、広布の未来は決まる。今が勝負の時である。青年部の皆さんは、私に代わって、未来部を励ましていただきたい。

第57回 一人から平和の大潮流を    (2014.8.6付 創価新報)

民衆の声を力に
 絶対に平和であらねばならない。
 戦争だけはしない、させないということを、人類の共通の理念にしていくべきである。
 ラテン語の格言には「平和を願うならば、戦争の準備をせよ」とあった。
 しかし、断じてそうではない。「平和を願うならば、平和の準備をせよ」である。
 「平和の準備」とは何か。それは、平和を願う民衆の声を結集していくことだ。なかんずく、青年の大情熱の声こそが力だ。
 日蓮大聖人は、「輪宝とは我等が吐く所の言語音声なり」(御書733㌻)と仰せである。
 「声」こそ「輪宝(車輪をかたどった宝器)」である。この「非暴力の武器」「文化の武器」を使って、我らは21世紀を「平和の世紀」「生命尊厳の世紀」としていくのだ。

鍵は全て人間にあり

 平和を壊すのも人間、平和を創るのも人間である。解決の鍵は、全て人間にある。
 ゆえに、我らは人間の「内なる悪」と戦い、仏という極善の生命を開発する道を選ぶ。この人間革命の道が即、平和の道であるからだ。
 平和は違い彼方にあるものではない。
 自分が今いる場所で、友と会い、誠実に対話を重ねる。どこまでも、一人を大切にする。そこから、平和の大潮流は生まれるのだ。
 特に、聡明な女性たちの“草の根の語らい”こそ、その最も確かな原動力である。

自他共の喜びの青春
 御本仏は、「すべての衆生が受ける、それぞれ異なる苦しみは、ことごとく日蓮一人の苦しみである」(同758㌻、通解)と仰せになられた。
 なんという大慈大悲であろうか。仏法とは、究極の「慈悲」の法である。御本尊に祈り、勇気をもって広宣流布に励むなかで、人を深く思いやる境涯を開くことができる。
 人の不幸の上に、自分の幸福を築かない。自他共に喜びあふれる青春を進みゆくのだ。
 生命尊厳の哲理を持《たも》つ青年よ、悩める友へ、苦しむ友へ、励ましと希望の光を送ろう! 君たちの友情で、平和の地球を輝かせるのだ。

第58回 新入会の友よ 朗らかに!   (2014.8.20付 創価新報)

焦らずに粘り強く
 新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。
 67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。
 しかし、戸田城聖先生の「青年らしく勉強し、実践してごらん」との言葉を信じて、勤行も、教学も、折伏も、一つ一つ先輩に教えてもらいながら挑戦していった。
 その体験から、皆さんに申し上げたいことは、ともかく「焦らないで」「粘り強く」ということである。
 すぐに祈りが叶う場合もあれば、すぐには叶わない場合もある。しかし「冥益」といって、時が経てば経つほど、すべて良い方向に進んできたことが、必ず実感できるものだ。
 ゆえに、御書の通り、何があっても題目を忘れず、学会と共に前進していただきたい。
 希望に燃えて、人生に勝つための信心である。自分自身が勝利者となり、一家眷属も幸福に栄えさせていくための仏法である。
 新入会の皆さんが、自分に勝ち、社会で勝ち、人生を勝ち切って、「信心してよかった」と思えるよう、私も毎日、祈っている。

善き友、善き同志と共に
 御書に「たすくる者強ければたうれず」(1468㌻)と仰せの通り、信心を続けていく上で大切なのは、同志とのつながりである。
 分からないことがあれば、何でも率直に、周囲の同志や先輩に聞いていただきたい。
 また、忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
 少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていくなかで、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。
 新入会の友のニューパワーで、広宣流布、すなわち世界の平和と人類の幸福へ、朗らかにニューウェーブを起こしてくれ給え!

第59回 教学は最高の勝利の武器!   (2014.9.3付 創価新報)

御書を繙き自分を磨け
 御書の一文字、一文字には、日蓮大聖人の民衆救済への大情熱が漲り、正義の師子吼が刻まれている。御書を繙けば、わが胸中に、仏の大生命が脈打ち、仏の声が轟き渡る。
 毎日、一行でもよいから、拝読していこう。
 「日興遺誠置文」には「当門流に於ては御書を心肝に染め」(御書1918㌻)と仰せである。
 人間の心は、縁に触れて揺れ動くものだ。だからこそ、御書を「心の師」(同1088㌻)と定めて、最高無上の正道を進むのだ。
 日蓮仏法は、世界一の生命哲学である。
 この仏法を根本に生きれば、世界一の生命の哲人、幸福の博士に必ずなっていける。

共に成長の教学試験に
 教学は、最高の勝利の武器である。
 戸田先生は『御書全集』の「発刊の辞」で、その研鑽の姿勢を剣豪の修行に譬えて、「厳格なる鍛錬は、学会の伝統・名誉ある特徴」と断言された。
 いよいよ教学試験の秋の到来である。
 御聖訓に「法門を身につけていく人を頼りに法門を聴聞するようにしなさい」(同1224㌻、通解)と仰せの通り、求道の心で学び合う若人の姿ほど、美しく気高いものはない。
 どうか、試験を受ける側も、教える側も、“共に主役なり”との自覚で切磋琢磨し、大いに学び、成長してもらいたい。
 そして、皆が「信心の勝利者」即「青春の勝利者」となっていただきたい。

哲学なき時代に光を
 わが恩師は、「信は理を求め、求めたる理は信を深からしむ」と言われた。教学によって信心が深まる。実践の力が強まる。「行学の二道」は人間革命の直道なのである。
 「わかる」ことは「かわる」ことだ。
 今は「哲学なき時代」である。人類の宿命を転換する「新しい思想」「力ある哲学」が渇仰される。心ある人は、真剣に求めている。
 「平和と幸福の大哲理」を持《たも》った、君たち、貴女《あなた》たちこそ、世界の希望の光だ。その自覚と誇りに燃えて、きょうも御書を開こう!

第60回 「誓い」は貫いてこそ   (2014.9.17付 創価新報)

新たな決意で生き生きと
 青年は、常に新たな出発だ! 共に生き生きと躍進だ! この勢いが青年の生命だ。
 日蓮仏法は「本因妙」の仏法である。
 今この時に、妙法を唱え、現在そして未来の勝利の「因」を直ちに刻むことができる。
 ゆえに過去に囚われる必要はない。現状に安住してもならない。常に「これから」だ。新たな決意で「これから」を創り開くのだ。
 師弟の誓いに生き抜く青春に、停滞はない。みずみずしい求道の息吹が、惰性や慢心を打ち破るからだ。
 誓いは貫いてこそ、誓いである。そこから、尽きることのない「躍進」の力が生まれる。

広布の大願に「仏力」が

 日蓮大聖人は、青年門下に「我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561㌻)と叫ばれた。
 広宣流布こそ、御本仏の誓願である。
 この仏と同じ誓願に立って、祈り、行動する時、わが生命に「仏の勇気」「仏の智慧」「仏の力」が無限に湧いてくる。
 これこそが、不可能を可能にする源泉だ。
 これほど価値ある誇り高い生き方はない。
 自分で決めて、勇んで勝利の道を開くのだ。すべてを御本仏が御照覧である。胸を張って、友の幸福のために動くのだ。
 「自発能動」こそ、青年の特権である。

師子の人材城を築こう
 勝利、勝利、また勝利の前進――これが、学会青年部の誓いである。永遠に勝ち進むためには、何よりも人材の流れを築くのだ。
 今、日本中、世界中で新たな希望に燃えた若人が躍り出ている。この若き地涌の友が、一人ももれなく、正義の師子に、平和の天使に、強く明るく伸び伸びと育ってほしい。
 恩師は、「人間をつくることだ。指導者をつくることだ」と、常々、語っておられた。
 創価家族の温かい励ましの中で、人は育つ。
 一段と、題目を大地に響かせて、地涌の菩薩を呼び出そう! そして、わが地域から、人材拡大のうねりを起こそうではないか!
2014-09-23 : 勝利の人間学 :
Pagetop

創価教育同窓の集いへのメッセージ

創価教育同窓の集いへのメッセージ   (2014.9.21 創価大学創大記念講堂)

 伝統の「創価教育同窓の集い」が21日、東京・八王子市の創大記念講堂で盛大に開催された。これには、創立者の池田名誉会長が万感のメッセージを寄せ、誉れの同窓生たちの凱旋を祝福。「世界一の友情の大連帯、万歳!」と呼び掛けた。韓国の名門・国立済州大学元総長の趙文富博士一行が来賓として出席。席上、創立者が長年にわたって親交を結んできた趙博士が記念講演を行った。

 爽やかな秋晴れの創価大学のキャンパス。
 全国、世界各地から、同窓生たちが青春の誓いを胸に喜々として集った。
 友情の連帯光る「創価教育同窓の集い」。
 冒頭に紹介されたメッセージに続き、集いの途中、創立者・池田名誉会長は真心の伝言を寄せた。
 「今、皆さんの晴れやかな創価教育同窓の集いに思いをはせ、素晴らしい青空を見ながら、会場の様子をお聞きしながら、学生歌を何度も聞いています」「きょうは、よく集まってくれました。うれしい。ありがとう」
 万雷の拍手が轟く創大記念講堂。参加者の瞳には、新たな船出への決意が光った。その〝父子の絆〟を温かく見つめる国立済州大学元総長の趙文富博士。
 趙博士と創立者は7度の出会いを刻む。その語らいは2冊の対談集に結実している。
 記念講演で趙博士は、こう呼び掛けた。
 「人生の価値を教えてくれた創立者・池田先生への感謝の念は尽きません」
 「池田先生のもとで学んだ皆さんは、最も価値のある生き方を知っています。これほど、幸せなことはありません。どうか、誇り高き人生を歩んでください」
 集いには、創友会(創大)、通教創友会(同)、短大白鳥会(創価女子短大)、鳳友会(東京・創価学園)、蛍会(関西創価学園女子)、金星会(同男子)、創陽会(札幌創価幼稚園)、創宝会(アメリカ創大=SUA)、創誓会(SUA大学院)の友らが参加。
 創大の馬場学長、田代理事長のあいさつに続き、2人のメンバーが活動報告した。
 パイロットとして活躍する岡田望さん(鳳友会・創友会27期)は「この先、どんな困難にも負けず、使命の空へ大きな翼を広げ、羽ばたいていきます」と力強く語った。
 税理士の袋恵美子さん(創友会28期)は「今後も〝わが母校は創価〟との誇りも高く、悩める人に寄り添い、なくてはならない税理士に成長していきたい」と述べた。
 創友会賞の授与の後、寺西創友会委員長があいさつ。原田創大最高顧問は「〝大学の真価は卒業生で決まる〟との創立者の指針を胸に、一人一人が使命の舞台で堂々たる勝利の劇を」と望んだ。
 同日、創大1期~7期の女子寮出身の代表者「11・5グループ」、創大女子寮出身者「創大香峯会」、女子短大出身者「短大白鳥会」等の大会が行われた。



創立者のメッセージ

21世紀の命運を担い立て
30代の苦闘が人生の土台築く


 一、大学という「人材の港」が、ひときわ輝き光るのは、現実社会の波濤を越えて舞い戻ってきた、誉れの卒業生たちの凱旋を迎える時であります。
 万難を排して、日本中、世界中から、よくぞ集ってくれました。私は、立派に成長した一人一人を、諸手を挙げて迎え入れ、それでれの尊い貴い奮闘に耳を傾け、労い、讃嘆したい思いでいっぱいであります。皆、本当にありがとう!
 本日は、私たちの宝の友人である、韓国の名門・済州《チェジュ》大学の趙文富《チョムンブ》元総長ご夫妻、また趙誠倫《チョソンユン》教授ご夫妻がお越しくださいました。
 学園や大学に在学中、趙文富先生にお会いした人も少なくありません。さらに済州大学での研修などで、ご夫妻に父母のように温かく歓待していただいた友もいるでしょう。
 我らの創価家族の集いに、これほど懐かしく、これほど嬉しいお客様はおられません。皆で、万雷の大拍手をもって大歓迎しようではありませんか!(大拍手)
 一、きょうは、愛する皆さんと一緒に、目覚ましく大発展しゆく母校を散策しながら、ゆったりと懇談するような思いで、3点、エールを贈らせていただきます。

根の深き木は
 第一に「いよいよ深く勝利の根を張れ!」ということであります。趙先生との対談では、朝鮮王朝の大指導者・世宗《セジョン》大王についても語り合いました。この大王のもとで作られたハングルの詩歌(「龍飛御天歌」)の名句に、こう詠われております。
 「根の深き木は 風に動かず/花かぐはしく実たわわなり/源の深き水は ひでりに乾かず/川をなし海にいたるなり」と。
 今、社会も世界も、目まぐるしく揺れ動いています。変化は激しい。こういう時代だからこそ、大事なことは、心を定めて、揺るぎない信念の根を張ることであり、たゆまず学び、尽きることのない智慧の源を湛えることではないでしょうか。
 今、東京富士美術館(八王子市)では、英国の「ロイヤル・アカデミー展」が開催されています。
 このアカデミーの初代レノルズ会長は、青年芸術家たちに“自分自身の感覚に頼って始める人は、開始早々、研究に行き詰まってしまいます”と戒めていました。
 そして偉大な巨匠の実践によって確立された創造の道を、まず謙虚に学んでいくことを推奨したのです(相澤照明「ジョシュア・レノルズ卿の講話集 翻訳と注解 第1講話」、『佐賀大学文化教育学部研究論文集』10(1)所収、佐賀大学文化教育学部刊参照)。これは万般において、若き世代が心に留むべき原則でありましょう。
 ここに集った皆さんは、多くが30代半ば。私より50歳も若い。いよいよ、これからが勝負です。21世紀の命運を、その双肩に担い立っていくリーダーたちです。
 一、私が創価学会の第3代会長に就任したのは、32歳でした。もともと医者から、30歳まで生きられないと言われていた病弱な体でしたし、学会の会長職は、師匠である戸田城聖先生も7年にして逝去された激務です。
 ですから、就任の日に妻は「きょうは、わが家のお葬式」と言いました。
 以来、一日また一日、一年また一年、いつ倒れても悔いを残さないという決心で祈り抜き、戦い抜きました。巡り来る記念の5月3日を、妻は「ああ命があったのか」との思いで迎えていました。
 妻が初めて赤飯を用意してくれたのは、就任8周年の5月の3日です。全身全霊で生き切った悪戦苦闘の連続の30代に、私たちは今日の発展の因を刻みました。
 創価学園、創価大学の創立への布石をしたのも、この年代です。
 どうか、若き後継の皆さんも、何があろうと、焦らず嘆かず惑わず、じっくり悠然と粘り強く、勝利の根を深く張り、栄光への源を満々と湛えていってください。

他者のために生命を燃やせ
 一、第2に申し上げたいことは、 「いよいよ明るく友情の橋を架けよ!」ということです。
 韓国と日本には、世界史から見ても注目すべき、深い平和友好の歴史があります。
 いにしえの数多《あまた》の文化の伝来はもとより、江戸時代、来日した朝鮮通信使からも、日本は多くを学びました。ある朝鮮通信使は帰国後、日本の友に書き送っております。
 “あなたとは国が異なり、遠く万里を離れ、山海が隔てています。しかし、私たちは、心は通い合っています”(松田甲著『日鮮史話』原書房刊参照)と。
 誠に友情はいかなる差異も越え、いかなる激流も越えて、人間の心と心を結び、高めていく普遍の力があります。
 なかんずく、教育の世界における友情ほど、明るく強く、一切を超克していく結合はありません。

虹の橋は永遠!
 一、創価大学は、この友情の力、英知の連帯で人類を結びゆく「平和のフォートレス」です。海外との学術交流の協定も、今、48カ国・地域150大学となっております。
 愚昧な反目や憎悪が渦巻く社会なればこそ、わが卒業生は、誇り高き創価の世界市民として、誠実に毅然と明朗に、友情の虹の橋を幾重にも広げていただきたいのです。
 一、最後に「いよいよ強く希望の光を放て!」と申し上げたい。
 趙先生の若人への激励に「青年は、自分をもとに、他人のために生きようと苦悩した時にこそ、力が湧き、人間として生まれた真の幸福を感じるのである」(『池田大作全集』第112巻、聖教新聞社刊)とあります。
 趙先生ご夫妻は、その通りの崇高な人生を歩み抜いてこられました。奥様も約40年にわたり小学校の先生として、親にも勝る慈愛を教え子に注ぎ続けてこられたのです。
 太陽が自らを燃焼させて万物を育むように、リーダーが試練に挑み、苦難を勝ち越えゆく中にこそ、友を照らし、未来を照らす希望の光が放たれるものでありましょう。
 一、きょうは、1期生をはじめ母校愛深き創価同窓の代表も集ってくれています。
 私は、つい先日も、関西創価小学校の伸びゆく6年生と嬉しい出会いを刻みました。
 今、創価大学のキャンパスには、韓国の美しき国花・無窮花《ムグンファ》(ムクゲ)が絶え間なく咲き誇っております。
 この無窮花の如く、どこまでも続く人材の花を、平和の花を、そして勝利の花を、共々に咲き薫らせゆくことを、強く朗らかに約し合って、私の御礼と祝福のあいさつとさせていただきます。
 世界一の友情の大連帯、万歳! お元気で!(大拍手)
2014-09-22 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop

ロシア連邦サハ共和国 S・F・ゴーゴレフ記念ヤクーツク教育カレッジ「名誉教授」称号授与への謝辞

ロシア連邦サハ共和国 S・F・ゴーゴレフ記念ヤクーツク教育カレッジ「名誉教授」称号授与への謝辞
    (2014.9.16 ヤクーツク市内同カレッジ)

 ロシア連邦サハ共和国の「S・F・ゴーゴレフ記念ヤクーツク教育カレッジ」から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号が授与された。世界平和への多大な貢献を讃えるもの。授与式は16日、首都ヤクーツク市の同カレッジで行われた創立100周年の記念式典の席上、挙行され、クラヴジヤ・コプィロヴァ学長、学生・教職員らが出席。代理である大場SGI理事長に「名誉教授」の証書と記念のバッジが託され、SGI会長の謝辞が代読された。
 黄金色に染まった木々の葉が、そよ風に揺れていた。
 この日は、ヤクーツク教育カレッジの100周年の創立記念日。
 会場前方のスクリーンには、SGI会長の事績を紹介する映像が次々と映し出される。
 平和の実現を目指すSGIの発足。創価一貫教育システムや文化・芸術・学術機関の設立。世界の識者との数々の対談集――。
 ナレーターの声に、ひときわ力がこもる。
 「人間それ自体が最高の価値であり、人類は運命を共にする存在であるという哲学。そして、暴力と戦争なき世界という理想。これが池田会長の根幹をなす思想です。
 平和建設は今、世界の各地で焦眉の課題となっています。ゆえに、きょう、世界平和への多大な貢献を讃え、池田会長を『名誉教授』としてわが大学に迎えることは非常に意義深いことです。池田会長こそ、『平和の鐘』を打ち鳴らす人物なのです!」


SGI会長の謝辞(代読)

励ましの太陽 知性の大樹 平和と共生の大河たれ!

教育こそ生命を輝かせる源
ワシリエフスキー初代学長
教師は、心の養育者

一、今、私の命には、ヤクートの誇る劇作家ソフロノフ先生の一節が、清冽な雪解けの水の流れの如く響いてまいります。
 「さあ、最初に目を覚ました人々よ/さあ、誰よりも早く起きたあなたよ/叫ぶのだ。大声で歌うがいい/皆を起こすのだ。春の日を呼ぼう!」と。
 この言葉の通り、1914年の9月16日、貴サハ共和国で最初の「教育者育成の学舎」として誕生し、向学の青年の英知の眼《まなこ》を開き、民衆の幸福と平和の春を広げてこられたのが、貴ヤクーツク教育カレッジであられます。
 そして、今日ここに、栄光の凱歌の100周年を威風も堂々と勝ち飾られました。
 人間教育に人生を捧げてきた一人として、私は、このユーラシア大陸に輝き光る貴カレッジの大佳節を、貴国をはじめ世界192カ国・地域の宝友たちと、嵐のような大拍手をもって祝賀申し上げたいのであります。誠に誠に、おめでとうございます!
 本日、あまりにも意義深き「創立の日」に、誠に過分なる「名誉教授」の称号を賜りました。
 校章に描かれた「太陽に向かい、階段を上りゆく探究者」の英姿を胸に刻みつつ、貴カレッジの名誉ある一員として、先生方と共々に、全人類的価値の創造へ、新たな一歩を踏み出させていただきます。
 心より、厚く厚く御礼を申し上げます。

若き学才を伸ばし 偉大な志を育てる
 一、100年前の9月16日のその日、「闇を切り裂く松明」と謳われた鮮烈な貴校の開学式で、ワシリエフスキー初代学長は宣言なされました。
 「教師は、心の養育者であれ」
 「教師は、学生が才能を埋《うず》めてしまうことなく、可能な限り伸ばせるように努めよ」
 「教師は、学生が情熱を傾けるべき志の方向性について心を砕け」
 この三つの誠に明快なる指針であります。
 この確固たる理念のもと、貴カレッジは「知識」とともに「心」を育み、若き「学才」を遺憾なく伸ばされて、偉大な「志」の逸材を陸続と育成してこられました。
 私は、貴カレッジの崇高なる100年の歴史と伝統に学び、これからの100年に赫々と受け継いでいくべき「人間教育の指標」を3点にわたって、確認させていただきたいのであります。

自他共に幸福開く人間の力を信じよ
 一、その第1は、「生命の可能性を信じ照らしゆく、励ましの太陽たれ!」ということであります。
 貴校の誉れある1期生であり、民衆と苦楽を共にされた大政治家アンモソフ先生は洞察されました。
 「教育は、人間生命の根本的な改革者である。教育は、人間を生まれ変わらせるものである」と。
 まさしく、正しき教育こそ、人間が人間として、真に人間らしく、生命を光輝あらしめる源であり、一生涯、自他共に生き生きと蘇生せしめていく力でありましょう。
 その教育に臨むに当たって、最も大事な心構えは何でしょうか。私は、コプィロヴァ学長先生の信条に賛同いたします。
 それは、教師が学生一人一人に「あなたはこの世界でかけがえのない存在だ」と信じて接することであります。
 そして一人一人が、「自分の力で人生を切り開き、周りの人たちをも幸福にできる人間になる」ように、励まし、リードしていくことであります。
 教え子たちを心から慈しまれ、その通りに薫陶なされている学長先生の実践は、5年前にご訪問いただいた、わが創価大学の教職員にも深い感銘を残されました。偉大なサハ共和国の教育の母に、私たちは最大の敬意と感謝を捧げたいのでありますv。
 「創価教育」の創始者である牧口常三郎先生は、第2次世界大戦中、軍国主義に抗し、生命尊厳の信念に殉じました。
 本年は、この平和の闘士の獄死より70年。私たちは、「教育は、子どもたち、学生たちを、一人ももれなく幸福にするためにある」との先師の志を貫いてまいりました。
 貴カレッジと共有する、この揺るぎない原点に立って、教育ルネサンスの励ましの陽光を、いやまして世界の若人たちに送っていきたいと思うのであります。

永久凍土に根を張るシベリアの木々
いかなる試練にも粘り強く


不撓不屈の忍耐で比類なき功績残す
 一、第2の指標は、「いかなる試練にも屈しない、勇敢なる知性の大樹たれ!」であります。
 100年前の開学式には、はるか遠方の農村から歩きに歩き通して駆け付けた向学の青年もいたという歴史を、私は涙の出る思いで伺いました。
 貴校の草創期に苦学を重ねられたゴーゴレフ先生は、卒業後、革命、新国家の樹立など最も困難な時代に、教育大臣として重責を担い立たれました。
 そして貴校で鍛え上げられた不撓不屈の忍耐力で、「義務教育の導入」や「ヤクート語教育の定着」をはじめ、比類なき功績を残していかれた足跡は、よく知られております。
 貴共和国をはじめ、シベリアの大地には、「地球の肺」と呼ばれる如く、人類の命を守ってくれている大森林(タイガ)が広がっています。
 その中には、永久凍土地帯で根を下方に伸ばせない分、主に側方に伸ばし、樹高の3倍から5倍もの根を張り巡らせる木々があるといいます。
 それは、いかに過酷な環境でも、そこで粘り強く根を張り、大樹となって勝ち栄えていく、サハに漲る生命力の象徴といってよいでありましょう。
 貴校の1期生であられる大文化人オユンスキー先生の名句に、「私の心は堅固である。知性は勇敢である」とあります。
 前途に幾多の試練が待ち受ける時代だからこそ、教育の真髄の底力で、「堅固な心」と「勇敢な知性」を併せ持った人材の大樹を、さらに林立させていかねばなりません。

新たな100年へ世界市民の潮流を
一、第3に、「人類の心と心を結ぶ平和と共生の大河たれ!」と申し上げたい。
 オユンスキー先生によって編さんされた貴共和国の英雄叙事詩「オロンホ」には、「人は、屈辱を受けるために、この世に生まれるのではない」「我は、世界のあらゆる人々を守るために、ここにやってきたのだ!」とあります。
 私も1974年の9月、東西冷戦の渦中に、シベリアの上空を飛んで、ロシアとの友好の第一歩をしるしました。
 その折、歓迎してくださった方々に私は申し上げました。
 「シベリアの美しい冬に、人びとが窓からもれる部屋の明かりに心の温かさ、人間の温かさを覚えるように、私どももまた、社会体制は違うとはいえ、人びとの心の灯《ひ》を大切にしてまいることを、お約束します」と。
 うれしいことに、40年の歳月を経て、今、この友情の「心の灯」は、教育交流を通し、若き世代に、いよいよ明々と継承されております。
 貴共和国の素晴らしい国歌には、「我らがレナ川は伸び伸びと流れゆく/生命の水を満々と湛え/調和と力を運びゆく/全ての民族に平和を与えんと」とあります。きょうより新たな100年へ、この広大無辺なる前進の息吹で、世界市民教育という平和と共生への「生命の大動脈」を、共に、共々に、滔々と流れ通わせていこうではありませんか!
 結びに、英邁なるコプィロヴァ学長先生をはじめ、ご列席の皆様方の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 貴ヤクーツク教育カレッジに永遠の勝利あれ! 貴サハ共和国に無窮の栄光あれ!
 マフタール!(ヤクート語で「ありがとうございました」)(大拍手)
2014-09-22 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop

新時代第1回全国男子部幹部会へのメッセージ

新時代第1回全国男子部幹部会へのメッセージ   (2014.9.14 四国池田文化会館)

  「新時代第1回全国男子部幹部会」が14日午後、香川・高松市の四国池田文化会館で堂々と行われた。これには原田会長、棚野総合青年部長、橋元青年部長、竹岡男子部長をはじめ全国各方面の男子部長らが、四国4県から駆けつけた友と出席した。池田大作名誉会長はメッセージを贈り、心から祝福。師弟一体で世界広布を成し遂げゆく大使命を深く強く自覚しながら、新たな船出を開始しようと呼び掛けた。

志国《しこく》の後継《きみ》よ 出港《とき》は今! 師弟の航路を突き進め‼

我らは人類を希望と幸福に導く大船!
平和革命の大思想を語れ



 世界広布新時代の歴史に永遠に輝きわたるであろう男子部の新出発、誠におめでとう!(大拍手)
 本門の男子部が、いよいよ立ち上がった。これほど頼もしい決起はない。
 なかんずく、魁光る四国男子部の見事なる拡大戦を、心から労い、讃えたい。
 香川、高知、愛媛、徳島の各県各地から勇んで集ってくれた諸君、熱血の名演技を見せてくれた出演者の諸君、陰で一切を支えてくれている役員の諸君、本当にありがとう!
 私はいずこにもまして苦労を分かち合い、戦い抜いてきた、最も信頼する四国広布の父母《ちちはは》たちと一緒に、後継の君たちに万雷の大拍手を贈りたいのであります。(大拍手)
 日蓮大聖人は、「此の経を一文一句なりとも聴聞して神《たましい》にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし」(御書1448㌻)と仰せになられました。
 この現実の世界は、「生老病死」という苦悩が襲いかかる荒海です。
 その波濤を越えて、大勢の人々を乗せ、希望と幸福と平和へ導いていく大船こそ、若くして妙法を持《たも》った君たちなのです。
 ゆえに、悩める友のなかに分け入って、この生命尊厳の大哲学を語り、青年世代を強く正しく大きくリードしていってください。
 わが恩師・戸田城聖先生は、ここ四国の天地が近代日本の革命児を生んだ誉れの歴史を通しながら、「新時代の平和革命の大思想」こそ日運大聖人の仏法であると宣言されました。
 今いる場所から、自分も友も地域社会も幸福へと変えていく、青春の勝利の大航路を、思う存分、切り開いていってくれ給え!
 君たちと私は、この世で共に世界広布を成し遂げゆくことを誓い合って踊り出てきた師弟である。この大使命をいやまして深く強く自覚しながら、新たな創価学会の発迹顕本の船出をしよう!
 正義の四国男子部、万歳! 紅燃ゆる男子部に躍進あれ! 追撃の手をゆるめるな!
2014-09-22 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop

婦人部ヤング・ミセス 首都圏トップランナー大会へのメッセージ

婦人部ヤング・ミセス 首都圏トップランナー大会へのメッセージ
        (2014.9.9 創価世界女性会館)

皆さんは勇気・励まし・勝利の太陽


 ヤング・ミセスの皆さんの尊い健闘を、妻と「けなげだね」「うれしいね」と語り合いながら、一つ一つ、伺っております。本当によく頑張ってくれています。
 日蓮大聖人は女性の門下に仰せになりました。
 「口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ、梵王・帝釈の仏性はよばれて我等を守り給ふ、仏菩薩の仏性はよばれて悦び給ふ」(御書557㌻)と。
 皆さんの題目の音声《おんじょう》から、すべては始まります。
 トップランナーとは、どんな時も、妙法と共に、前へ踏み出す「勇気の太陽」です。
 トップランナーとは、どんな人も、妙法の光で照らす「励ましの太陽」です。
 トップランナーとは、どんな境遇からも、妙法の力で幸福の楽土を広げていく「勝利の太陽」です。
 わが師・戸田城聖先生は言われました。
 「生活の中、家庭の中で、大変な苦労もある。その中、信心をやり切っていけば、妙法の大功徳を、わが人生で証明していける。自身の仏性の生命で、すべての眷属を包んでいけるんだよ」と。
 さあ、朗々と祈り、張り切った命で、躍進の先頭を、ヤング・ミセスがはつらつと行進していってください。
 皆さんと私の生命は、いつも題目で結ばれています。これからも、大切な大切な一人一人に、妻と共に一生懸命、題目を送り続けてまいります。
 どうか、健康第一で!
 賢く工夫して睡眠をとり、夏の疲れが出ないよう、気をつけてください。
 世界一の花のヤング・ミセス、万歳! 希望あれ! 和楽あれ! 勝利あれ!
2014-09-22 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop

「世界広布新時代第7回本部幹部会」「青年部幹部会」へのメッセージ

「世界広布新時代第7回本部幹部会」「青年部幹部会」へのメッセージ   (2014.9.6 創価大学記念講堂)

 「世界広布新時代第7回本部幹部会」が6日午後、「全国青年部幹部会」「全国学生部大会」「SGI(創価学会インタナショナル)青年研修会」の意義を込め、東京・八王子市の創価大学記念講堂で開催された。これには原田会長、正木理事長、杉本婦人部長はじめ各部の代表が、研修会で来日した50カ国・地域の友と出席した。池田名誉会長はメッセージを贈り、今この時に躍り出た創価の青年こそ、広宣流布を成し遂げゆく地涌の菩薩であると強調。平和の未来を担い立つ友に「地涌の底力で世界を変えゆけ!」と呼び掛けた。席上、明2015年のテーマ「世界広布新時代 躍進の年」が発表された。

今この時に「地涌の青年」が躍動 勇気と智慧で世界を変えゆけ!

信心で難を乗り越えられない難はない
君よ勇猛精進で勝て

ニュージーランドの平和学者
「同じ目的を持った仲間を大切に」

 一、生き生きと躍動する新出発の本部幹部会、また、目覚ましく成長する青年部の幹部会、そして、英知光る男女学生部の大会、誠におめでとう!
 海外50カ国・地域から勇み集ってくれた皆さん、本当にありがとう! 世界広布の未来を担い立つ偉大なる求道のリーダーたちに万雷の大拍手を送り、皆で讃嘆しようではありませんか!(大拍手)

大樹と育て!
 一、みずみずしい緑に包まれた、この創価大学のキャンパスは、一朝一夕に出来上がったものではありません。
 開学に先立つ何年も前から、一面の荒れ地であった建設予定地を、汗だくになり、手に血豆をつくりながら、懸命に整地してくれた尊き青年たち、また、地域の父母たちがいました。
 私は、今も深い感謝を込めて題目を送っています。
 私の会長就任7周年となる1967年(昭和42年)の5月には、この丹木の丘に、青年部、未来部の代表と共に1万本を超える植樹を行いました。
 その折、私は、まだ小さな木々の苗を見つめつつ、「このすべてが大樹と育った時を、広宣流布と確信して進んでいこう!」と申し上げました。
 以来47星霜──。
 今や、仰ぎ見る大樹の並木道も広がり、春には「桜の城」と輝きわたる2500本の桜花をはじめ、梅や桃、レンギョウやツツジ、ムクゲなど、四季折々に百花繚乱の絵巻が、向学の若人たちの青春を彩ってくれております。
 来学される世界の識者の方々からも、「これほど美しいキャンパスは見たことがない」と、感嘆の声が寄せられております。
 「生命の尊厳」といっても、「人間教育」といっても、決して観念論ではない。
 具体的に、自然と共生する美しい環境を創り広げていくことも、「依正不二」の実践なのであります。
 一、今日は、この武蔵野の天地に、日本全国、さらに世界の各地から、若き地涌の菩薩が一堂に会しました。
 日蓮大聖人は、地涌の菩薩を先頭に、無数の菩薩が続々と集い来った、法華経の師弟後継の儀式を、「むさしの(武蔵野)のすすき(芒)のごとく」(御書1245㌻)と譬えられております。
 まさに、他のどこでもない。
 過去でもなければ、将来でもない。
 末法万年尽未来際まで、一閻浮提広宣流布を成し遂げゆく地涌の菩薩は、「今」この時、この場所に、わが創価の青年として躍り出てくれたと、私は、声高らかに宣言したいのであります。
 一、私が戸田先生のもとで心肝に染め、さらに原田君(原田稔会長)たち草創の学生部の友と学び合った「御義口伝」の一節があります。
 法華経涌出品の一文を通して、「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり」(同790㌻)。
 地涌の菩薩の力──それは、権力にも非ず、財力にも非ず、学歴にも非ず、ありのままの人間の力であります。生命の究極の力であります。
 南無妙法蓮華経を唱え、広宣流布の誓願に立ち上がり、いかなる辛労もいとわず勇猛精進していく。
 そこに、何ものにも負けない、何ものにも屈しない地涌の底力が滾々と湧き起こってくる。御本仏が、そう断言され、約束してくださっているのであります。
 ゆえに、私は申し上げたい。
 「君たち、貴女《あなた》たちよ、地涌の底力で世界を変えゆけ!」と。

使命の国土に
 一、2度の世界大戦で、人類が存亡の危機に直面した20世紀に、牧口・戸田両先生が、地涌の菩薩を呼び出されたのが、創価学会であります。
 どんな悪口罵詈にも怯まぬ、あまりにも健気な父たち、母たちと共に、私は、一人一人の宿命に戦いを挑みながら、紛然と競い起こる三障四魔も、三類の強敵も、断固として打ち破り、世界192カ国・地域に、「平和」と「文化」と「教育」の大連帯を築き上げてきました。
 40年前の9月、第一歩をしるして題目を染み込ませたロシアの大地でも、今、幾多の地涌の菩薩が大歓喜の舞を繰り広げ、社会に大いに貢献しています。
 一番乱れた悪世に、一番大変な逆境の中で、一番苦しんでいる衆生を励まし、救っていくことを、自ら願い求めて、それぞれの使命の国土に出現したのが、地涌の菩薩であります。
 力のない地涌の菩薩はいない。
 慈悲のない地涌の菩薩はいない。
 難を乗り越えられない地涌の菩薩は絶対にいないのであります。
 私自身、青春時代から、病気も、経済苦も、事業の苦境も、国家権力の弾圧も、忘恩の裏切りも、狂気の如き迫害も、一切、勝ち越えてきました。
 師弟は「従藍而青」なるゆえに、後継の青年たちが、私以上の戦いをできないわけがありません。
 無上の栄光と勝利が待っています。
 一、ニュージーランドの世界的な平和学者であるクレメンツ博士は、このたび、私との対談の締めくくりに、青年への無限の期待を込めて、アフリカの人権の大英雄マンデラ氏の呼び掛けを贈ってくださいました。
 それは、「楽観主義であれ!」。
 すなわち、「楽観的であるということは、顔を常に太陽へ向け、足を常に前へ踏み出すこと」なりと。
 そして博士は、「同じ目的をもった仲間を大切に!」と強調されました。
 この地球上にあって、我ら創価家族は、広宣流布という最も尊貴な大目的をもった、最も温かく、最も麗しい異体同心の仲間です。
 人類の宿命を転換しゆく、この地涌の陣列を、私たちは、一人を大切に、さらに「二人・三人・百人と」(同1360㌻)広げながら、希望に燃え、勇気に燃えて、躍進していこうではありませんか!
 全国、全世界の同志のご健康と無事安穏、そして所願満足の大勝利の人生を、私は妻と祈りに祈っております。
 どうか、お元気で!
 強く、明るく、朗らかであれ!(大拍手)
2014-09-08 : スピーチ・メッセージ等 :
Pagetop
ホーム

プロフィール

Author:fmiokun
FC2ブログへようこそ!

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。