随筆 民衆凱歌の大行進 No.7 創価教育の大道

随筆 民衆凱歌の大行進 No.7 (2014.6.27付)

創価教育の大道

皆が人生の勝利者に!
世界の希望の灯台に!


  教育の
  聖業 貫く
   師弟かな
  英才勝利の
     道は楽しく

 6・30「学生部結成記念日」を期して、若き智勇の俊英たち、福知の才媛たちが、はつらつと躍動している。
 向学の炎を燃やしながら、希望と正義の対話に挑む男女学生部の頼もしき活躍を、私は、いつも嬉しく伺っている。
 諸君は若いのだ。遠慮はいらない。積極果敢に学び、自由闊達に語るのだ。瑞々しい生命にみなざる熱意と誠実には、何ものも敵《かな》わない。
 若人の勇気の対話、探究の対話、友情の対話が快活に交わされるところ、必ず、新しき未来が輝き始めるのだ。
 私も、その白熱の輪に飛び込んでいくような思いで見守っている。

創大の構想50年
 学生こそ、明日の世界を照らす灯台である。そう信ずるゆえに、私は、日中国交正常化提言など、未来の展望を学生諸君に語ってきた。
 創価大学の設立構想を正式に発表したのも、50年前の1964年(昭和39年)の6月30日──第7回学生部総会の席上である。 
 私は設立の目的を訴えた。「世界の平和に寄与すべき大人材をつくりあげたい」と。
 この7年後の71年(同46年)、先師・牧常三郎先生の生誕100周年を祝しつつ、東京・八王子の丹木の丘に、創価大学が開学したのである。
 私は、教育こそ、わが総仕上げの事業と定め、恩師・戸田城聖先生から託された悲願を、弟子の誓願とし、創価教育の発展に心血を注いできた。
 命と引き換えにしても、学生たちの栄光の道を開くのだ。壮大な人材の流れを創るのだ。ただただ、そのために走り抜いてきた半世紀である。

隆々と伸びゆく
 今、創価大学は看護学部が2年目を迎え、国際教養学部も新設されて、生命尊厳の英知を輝かせゆく世界市民のスクラムが一段と拡充している。
 昨年、「中央教育棟」の大城も完成し、21世紀を開拓する価値創造の学舎《まなびや》は、いやまして隆々と大発展している。
 また、創価女子短期大学でも、東西の創価学園でも、凜々しき後継の友が若竹のように伸びている。札幌創価幼稚園の王子・王女たちも元気で頼もしい。
 さらに、人間主義を根幹とする創価教育の大道は、アメリカ創価大学(SUA)をはじめ、香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国にと、世界規模の広がりを遂げてきた。
 今や壮麗な人材の緑野と輝く創価教育同窓の連帯──。全世界で活躍するSUAの卒業生たちの集い「創宝会」「創誓会」も、約1000人の錚々《そうそう》たる陣列となった。

人材育む「土」に
 私が共に対談集を発刊したアメリカの平和研究の母・ボールディング博士は語られた。
 「『教育』とは各個人から独自の能力を『導き出し』、そこから地球上での『人間の旅路』にどう参画すべきかを学ばせることだ」
 本来、教育は“教室”の中だけに収まるものではない。もっと広大で豊かな信頼と励ましの大地に支えられている。
 “創価三代”が切り開いた教育事業に連なり、あふれる愛情で子どもたちの無限の可能性を導き出されている共戦の友の存在が、どんなに大切か。誰よりも子どもたちの成長に尽くす、使命深き教育本部の諸先生方!
 地域の後継を温かく育まれる、壮年・婦人部の未来本部長の皆様方! 
 全国各地で行われている創価青年大会に際し、一人一人の若人を励まし続けている先輩方!
 感謝は尽きない。
 中国の大文豪・魯迅は、可能性を秘めた青少年が才能の「花」を吹かせるため、我々は「土」になろうと訴えた。
 私も、わが不二の人間教育の盟友たちも、同じ決心で進んできた。
 わが生命であり、わが宝の若者たち、未来からの使者たちの成長こそ、桜梅桃李の花の如き勝利の晴れ姿こそが、私たちの何よりの喜びであり、誇りなのである。
 かつて「貧乏人と病人の集まり」と揶揄された庶民の大地から、どれほど偉大な知性と生命力と福徳を併せ持った、民衆奉仕の人材群が躍り出ていることか。世界が驚嘆する時代は、すでに始まっているのだ。
 「創価教育は、人類の平和のための道標《みちしるべ》です」とは、韓国・国立済州《チェジュ》大学の趙文富《チョムンブ》元総長のエールである。

輝く人格価値を
 若者が希望を持てない時代だといわれる。
 2014年版『子ども・若者白書』によると、世界7カ国の若者の意識調査で、日本は、将来に希望を持っている人が、どの国よりも少ないとの結果が出たという。
 日蓮大聖人は、「闇なれども灯《ひ》入《い》りぬれば明かなり」(御書1109㌻)と仰せになられた。
 時代が暗ければ暗いほど、若き生命に、希望の灯りを赫々と点していかねばならない。
 牧口先生は、『創価教育学体系』で断言された。「人格の価値を高めんとするのが教育の目的」と。
 人間生命の中には、絶望を希望へと転じゆく知憲がある。不幸を幸福へと変えゆく勇気がある。
 憎悪を慈愛に変える包容力がある。それを限りなく解き放っていくところに教育の真髄があろう。
 戸田先生も宣言されていた。
 全人類が「最高の人格価値」を顕現したならば、「世界に戦争もなければ飢餓もありませぬ。疾病《しっぺい》もなければ、貧困もありませぬ」と。
 大事なことは、自らがその「人格価値」を体現した一人になると決めることだ。その一人を育てゆくことだ。
 混沌とした時代の暗闇も、一つの希望の灯《ともしび》があれば、打ち破っていける。人びとの心が不安や無力感で濁っていたとしても、温かな光があれば、大きく包むことができる。創価の青年は、その一人、また一人と輝いてもらいたい。
 そのためにも、徹して学び、力をつけるのだ。
        ◇
 私が学生部の友と学んできた「御義口伝」には、「不変真如の理」と「隨縁真如の智」が説かれている(御書709㌻など)。
 わかりやすく言えば、「不変真如の理」とは、時代や状況によっても不変の真理である。「随縁真如の智」とは、その不変の真理に基づいた上で、刻々と変化する現実に応じて発揮される智慧のことである。
 ハーバード大学のモンゴメリー教授と、宗教が社会の進歩に果たす役割について語り合った折、この仏法の法理を紹介すると、会心の笑顔で、「その智慧が創価(価値創造)ですね」と応じてくださったことが、懐かしく思い起こされる。
 道理なき力ずくの反知性主義でも、硬直した教条主義でもない。理性の営みを光らせ、聡明に現実の課題に挑むのだ。
 不屈の忍耐と人間愛をもって、民衆の幸福のため、世界の平和のため、希望の活路を開き、多彩なる地球民族の連帯を創り広げていく。ここに、時代が切望してやまない人間主義の道がある。
 わが愛する新時代の学徒たちは、今こそ、勉学即実践、実践即勉学の鍛錬の中で、人類を照らす創価の英知を磨き上げていただきたい。

共に未来へ前進
 私の心は、いつも創価の学友と共に、先駆の学生部と共にある。
 君たちの勝利こそ、私の勝利だ!
 成長しゆく後継の若人の乱舞する英姿を思い浮かべながら、私は妻と強盛に祈り続けている。
 教育は「共育」だ。共に成長、共に前進、共に勝利である。
 ゆえに私も戦う。いな戦い続ける。100年先、1000年先の未来を見つめて!
 君よ! 貴女《あなた》よ!
 共々に学び、成長し、未来の後輩たちに栄光の歴史を残しゆくのだ!
 皆が人生の勝利者に!
 世界の希望の灯台に!
 私は、今日も祈る。

 私が贈ったSUAの歌の如く、君たちが必ず新たな夜明けを開いてくれると信じつつ。

 ♪希望の光よ/この天地より生まれ出でよ/千年を超えて/輝き続けるのだ
   …… ……
 君たちに捧げる/いかなる苦難も乗り越え/夢を実現する希望の光を!


 魯迅の言葉は『魯迅選集5』松枝茂夫訳(岩波書店)を参照
2014-06-30 : 随筆 民衆凱歌の大行進 :
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サッカーワールドカップブラジル大会に寄せて

サッカーワールドカップブラジル大会に寄せて
                   (2014.6)

 4年に一度の平和と共生の“サッカーの祭典”FIFAワールドカップが開幕!
 開会式が12日(日本時間13日)、ブラジルの「サンパウロ・アリーナ」で盛大に開催された
 これには、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領から要請を受け、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長がメッセージを贈り、同国で64年ぶりに行われるワールドカップの開幕を祝福。待ちに待った希望の祭典が、人類の連帯を深め、平和という地球文明の栄光のゴールへの新たな出発となることを心から念願した。
 SGI会長のメッセージは、キリスト教やイスラム教、ユダヤ教などの指導者らのメッセージとともに、ブラジル政府や地元通信社などのホームページに掲載された。


友情 信念 勇気広げる熱戦は全世界の青年に夢を贈る宝


 貴・ブラジル連邦共和国で、64年ぶりに行われる待望のFIFAワールドカップの開幕に際し、ジルマ・ルセフ大統領はじめブラジル国民の皆様方、そしてサッカーを共にこよなく愛する全世界の皆様方へ、心からの祝福とエールを送らせていただきます。
 「ブラジルの心」と「サッカーの心」は、幾重にも強く美しく響き合っております。
 これは、1958年(昭和33年)にブラジルがスウェーデン大会で初優勝を果たした2年後に、憧れの貴国を初訪問して以来の私のいつわらざる実感であります。
 その意味において、今回の歴史的なブラジル大会から、21世紀の世界へ赫々たる希望の光が広がりゆくことを、私は深く確信してやみません。
 その希望の光の第1は、地球を結ぶ開かれた友情の力です。
 貴国の文豪ジョゼ・リンス・ド・ヘゴは、「サッカーは、カーニバルのように友情を結ぶ力である」と語りました。
 あらゆる民族や人種や宗教の差異を超えて、人間と人間を結び合い、心と心を高め合う――この一点において、「人種デモクラシーの大国」ブラジルの文化と、サッカーの文化は、共に何と力強い「平和の文化」の模範を、人類に示してくれていることでしょうか。
 いまだ分断に苦しむ国際社会を照らす、かけがえのない平和と共生への希望の光が、ここにあります。
 第2の希望の光は、人間の尊厳を謳い上げる信念の絆です。
 本年3月、貴・ブラジルの代表チームは、南アフリカとの親善試合に、故ネルソン・マンデラ元大統領へ哀悼を捧げる腕章をつけて臨まれました。
 その光景に、私は元大統領と出会いを重ねた一人として、熱い感動を禁じ得ませんでした。
 思えば、マンデラ元大統領が、反アパルトヘイト(人種隔離)の獄中闘争を貫き通された、あの過酷なロベン島の刑務所にあっても、サッカーは「魂の自由と解放」、そして「人間の尊厳」の象徴としてプレーされ、それはやがて「虹の国」建設の大いなる力ともなっていきました。
 貴国そして世界のサッカー・ファミリーは、断固たる信念の絆でいかなる差別や暴力にも屈することなく、人間の尊厳を誇り高く守り抜いておられます。私も最大の敬意を込めて、連帯の心を表したいのであります。
 そして、第3の希望の光は、試練に怯まず未来のゴールへ挑みゆく勇気です。
 サッカーは、どんな逆境も恐れず、最後まで諦めず、皆で力を合わせて、勝利へ挑戦し抜く勇気に満ちあふれております。
 そして、その最高峰の祭典であるワールドカップそれ自体も、幾多の困難を勇敢に忍耐強く勝ち越えて、地球家族を一つに結合し、人類の生命を躍動させゆく大事業でありましょう。
 ここで繰り広げられる熱戦の一つ一つが、未来を担う全世界の若人の心へ、限りない勇気と夢を贈る宝なのであります。
 さあ、友情の心に満ちたブラジルの天地で、世界の人々が待ちに待った感動のドラマが、いよいよ始まります。
 希望の大国ブラジルで開催される、このたびの希望の祭典が、人類の連帯を深め、平和という地球文明の栄光のゴールへ新たな前進を開始しゆく出発となることを、心よりお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。 
 パラベンス、ブラジル!(ブラジルの皆さん、おめでとう!)
 アバンチ、ブラジル!(ブラジル、前進を!)
 フィールドにボールが転がると、全世界を魅了する祭典が始まる!
2014-06-15 : スピーチ・メッセージ等 :
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高等部結成50周年記念大会へのメッセージ

高等部結成50周年記念大会へのメッセージ
         (2014.6.8 東京戸田記念講堂)

私たちは必ず勝利する!
使命の道を朗らかに


 「世界広布新時代」の先頭をさっそうと進みゆく「正義の走者」の皆さん!
 栄光輝く高等部結成50周年の集い、誠におめでとう!
 日蓮大聖人は、若き南条時光の成長を深く喜ばれ、「青は藍より出でて藍より青く、氷は水より出でて水より冷たい」(御書1554㌻、通解)と仰せになられました。
 すなわち後継の弟子は、父母よりも、師匠よりも、さらに立派に成長していくのだという「従藍而青」の原理です。
 私が、恩師・戸田城聖先生の後を継いで第3代会長に就任して最初に結成したのは、他でもない、誉れ高き高等部です。私は、わが高等部の「従藍而青」の成長こそを何よりの楽しみとし、張り合いとして、いかなる迫害にも耐え抜き、世界広宣流布の道を切り開いてきました。高等部こそが、私の最大の誇りであり、未来の無限の希望なのであります。
 高等部が誕生した1964年(昭和39年)、アメリカでは人権の闘士キング博士や人道の母パークスさんたちの長き信念の戦いが実り、人種差別を撤廃する「公民権法」という法律が勝ち取られました。この運動が勝利した大きな原動力はどこにあったか。
 私はキング博士の盟友である歴史学者のハーディング博士と語り合いました。
 それは、青年の歌の力です。「ウィ・シャル・オーバーカム(私たちは必ず勝利する)」と歌い上げた青年たちが、苦難にも負けず、人間の自由と平等の夢をかなえていったのです。
 そして、今この時、世界の友とスクラムを組んで「正義の走者」の歌を高らかに歌いゆく皆さんが、必ずや広宣流布という人類の幸福と永遠の平和の壮大なる夢を実現してくれることを、私は大確信しております。
 わが不二の愛弟子である君たち、貴女《あなた》たちよ! 次の新たな50年を断じて頼みます。何があっても、題目の師子吼を忘れず、強く朗らかに、学び、鍛え、負けじ魂で、前へ前へ、走り抜いていってください。
 大切な大切な皆さんの使命の力走を祈ります。勝利を待っています。
 高等部、万歳!
 明るく、勉学第一、健康第一、親孝行第一であれ!
2014-06-12 : スピーチ・メッセージ等 :
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「世界広布新時代第6回本部幹部会」へのメッセージ

6.4「世界池田華陽会の日」6.10「婦人部の日」記念「創価女性大会」「世界広布新時代第6回本部幹部会」へのメッセージ
         (2014.6.7 東京戸田記念講堂)

 「世界広布新時代第6回本部幹部会」が7日午後、6・4「世界池田華陽会の日」と6・10「婦人部の日」を記念する「創価女性大会」の意義を込め、巣鴨の東京戸田記念講堂で開催された。これには原田会長、正木理事長、杉本婦人部長はじめ各部の代表が、SGI(創価学会インタナショナル)21カ国・地域の友と出席した。池田名誉会長は和歌とメッセージを贈り、婦人部・女子部の美しき信心を賞讃。今、一番必要なのは勇気であると訴え、仲良く朗らかに世界広布の誓いの旅を勝ち進もうと呼び掛けた。さらに現在連載中の小説『新・人間革命』第27巻の「激闘」の章に続き、次章のタイトルを「求道」とすることが発表された。

生き生きと仏法を求め 学び 語り 友の心に「生命歓喜の都」を開け!

人類は希望の哲学を渇仰
「信心の二字」に大功徳が


 一 、明るい明るい、希望輝く創価女性大会、誠に誠におめでとうございます!
 母たち、女性たちの幸福を、何より願われた日蓮大聖人も、釈尊も、さらに牧口・戸田両先生も、どれほど喜んでおられることでしょうか。
 崇高なる「求道」の心で勇み集われた、世界21カ国・地域のリーダーの皆さん方、はるばると、本当にようこそ、お越しくださいました(大拍手)。
 アメリカの皆さん、アルゼンチンの皆さん、欧州各国の皆さん、台湾の皆さん、南アジア婦人部の皆さん、そして韓国の皆さん、本当に本当にご苦労さまでございます。
 婦人部と女子部を中心として、世界の創価家族の楽しく賑やかな集いとなり、私も妻も、こんな嬉しいことはありません。
 はじめに、本日のお祝いの和歌を贈らせていただきます。
 まず一首──

 陰徳の
  母は断固と
   勝ちにけり
   女性の世紀に
    陽報いやまし

 次に──

 凜として
  華陽の青春
   幸光り
   世界の空へ
    希望の虹を

 一 、きょうは、皆さんと一緒に、あらためて深く拝読したい御聖訓があります。
 それは、日蓮大聖人が「日女御前」、いうなれば“太陽の女性”と讃えられた女性門下への一節です。創価の“太陽の女性”たちへの御金言と、私は拝してきました。
 すなわち、「此の御本尊全く余所《よそ》に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり」(御書1244㌻)と。
 「御本尊」つまり根本として尊敬《そんぎょう》すべき当体は、自分自身を離れて、どこか特別な場所にあるのではない。
 妙法を信受して題目を唱え、広宣流布に励みゆく、ありのままの私たちの「胸中の肉団」に、おわします。
 これこそ、最も清らかで何ものにも汚《けが》されず、最も尊貴で何ものにも壊されない「元初の心の都」なのです。
 これまでの「人間観」「宗教観」を根底から革命する究極の生命尊厳の大哲理を、大聖人は、かくも明快に女性に示してくださいました。
 そして、「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」(同㌻)と仰せであります。
 「信心の二字」に生き抜く一人の女性の胸中から、無量の宝の光は放たれ、末法の闇を晴らします。
 まさしく、わが学会の婦人部・女子部の皆さん方の強く正しく美しき「信心」があればこそ、御本尊の功徳力は、あますところなく現れて、今、一閻浮提を包んでいるのです。

種をまき、友人であり続ける
 一 、私と妻の忘れ得ぬ宝友である南米の広布の母は、夫の工場の倒産や家庭不和、命に及ぶ大病の中、妙法に巡りあい、一つ一つ変毒為薬し、宿命転換していきました。
 一人また一人と信心の大歓喜を語り伝え、個人で750世帯、ご一家で1000世帯を超える折伏を成し遂げて、悲しみの涙を幸せの涙に転じゆく今世の人間革命の劇を見事に飾られたのです。
 この母は語られていました。
 「人には御本尊と同じ生命があります。時間がたてば求める時が必ず来る。だから大切なのは妙法の種をまくこと。そして友人であり続けることです」「幸せになるために、一番必要なのは勇気です」と。
 「現代の奇跡」と讃嘆される世界広宣流布の伸展。これこそ、まぎれもなく、日蓮大聖人に直結する創価の女性の「信心の勝利なり」「勇気の勝利なり」と、ここに晴れ晴れと大宣言したいと思いますが、皆さん、いかがでしょうか(大拍手)。
 「人間不在」また「女性不在」さらに「生命不在」の宗教やイデオロギーに裏切られ続けてきた人類は、信ずるに足る真の希望の哲学を渇仰しています。
 私たちは、伸びゆく青年と共に、いよいよ生き生きと、大仏法を求め、学び、声を惜しまず語り抜きながら、一人でも多くの友の心に「生命歓喜の都」を、「幸福勝利の都」を、そして「永遠平和の都」を開き、輝かせていこうではありませんか!
 一、私も、おかけさまで、ますます元気に、全世界の同志と、日々、心の語らいを進める思いで、執筆を重ねております。
 小説『新・人間革命』も、今の「激闘」の章に続いて、まもなく、新たな章に入ります。
 章のタイトルは「求道」。1978年(昭和53年)5月、東北の宮城・福島訪問、さらに6月の北海道訪問の黄金の歴史を綴っていきます。
 けなげな婦人部・女子部の尊き「求道」の心を鑑として、我ら創価家族は、どこまでも仲良く朗らかに、世界広布の誓いの旅を勝ち進みましょう!
 終わりに──

 太陽の
  生命なれば
    恐れなし
   平和のスクラム
   地球を照らせや

 と贈ります。
 偉大なる創価女性学会、万歳! 全同志に健康と福徳よ、咲き薫れ! と申し上げて、私と妻のメッセージとさせていただきます(大拍手)。
2014-06-08 : スピーチ・メッセージ等 :
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随筆 民衆凱歌の大行進 No.6 希望の太陽・婦人部万歳!

随筆 民衆凱歌の大行進 No.6 (2014.6.6付)

希望の太陽・婦人部万歳!

今日も幸福の種をわが友に!
白ゆりの如く 朗らかに 笑顔輝く総会を


 母たちの
  心の種から
     幸《さち》 爛漫

 6月10日の「婦人部の日」を記念し、今、地域に開かれた「希望総会」が、日本列島の各地で楽しく、にぎやかに行われている。
 折から、二十四節気の「芒種《ぼうしゅ》」の季節を迎えた。「芒種」とは“穀物の種を蒔く”意味である。
 幸福の種、希望の種、平和の種を、一人でも多くの友に蒔いていこうと、朗らかに対話する婦人部の月にふさわしい。
 6・4「世界池田華陽会の日」を爽やかに迎えた女子部と合同の記念月間も、本当におめでとう!
 「あなたが、自分自身と未来に対し、希望をいだき続けるならば、きっと、世界をもっと住みやすい場所にすることができるはずです」とは、私たちが敬愛するアメリカの「公民権運動の母」ローザ・パークスさんの信念の言葉である。
 その通りに、いかなる試練にあっても、希望の光を自身の胸中から放ちながら、家庭を、地域を、社会を、未来を明るく照らしているのが、わが創価の女性たちである。
        ◇
 わが師・戸田城聖先生は、よく言われた。
 「二人でも三人でもいれば、御本尊の話、学会の話をして、みな、感激に満ちて帰っていく。そこから、いまの組織が発祥し、できあがっていったのである」

小さな集いから
 広宣流布は、少人数の小さな集いから始まる。婦人部の「希望総会」こそ世界広布新時代の最重要の最前線なのである。
 皆、それぞれに人知れぬ悩みとの戦いがある。
 日蓮大聖人は、「松栄れば柏悦ぶ 芝か(枯)るれば蘭なく 情《こころ》無き草木すら友の喜び友の歎き一つなり」(御書934㌻)と仰せになられた。
 友の喜びを我が喜びとし、友の歎きを我が歎きとする──共に泣き、共に笑う、最も麗しく、最も強き生命の共生の絆こそ、信心の世界であり、創価の集いである。ここにこそ、苦悩を希望へ転換しゆく、生命の安全地帯があるのだ。
 いかに小さな単位であれ、一つの会合を開くには、多大な労苦を要する。
 けれども、希望を胸に灯して、帰路に就く友の笑顔こそ、何よりの報いであり、誇りであろう。友の幸せを強盛に祈り、智慧を出し、心を尽くして、誠実に動いた功徳は計り知れない。
        ◇
 「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」(同1143㌻)
 これが御本仏の御断言であられる。
 題目は、究極の希望だ。題目を唱え、弘めゆく、創価の女性の生命こそ、希望の当体なのである。
 女子部時代に関西の白樺グループ(看護者の集い)で戦い、今はアメリカで夫と共に社会貢献の日々を送る女性から、貴重な発心の原点を伺った。
 それは、人生の大きな壁に直面し、信心の確信も揺らいでいた時のことであったという。
 ある夜、看護師として病室を巡っていた際、一人の重篤な老婦人が呂律の回らない口で、一生懸命、語りかけてきた。「しんじん」「なんみょうほうれんげきょう」……。
 「えっ?」。驚いて聞き返すと、「うちはこんな体になってしもうたから、私の代わりにあんたに南無妙法蓮華経あげてほしいねん」と言うのである。
 老婦人は多くの病気を併発し、認知症も患われていた。だが不思議にも、学会員と告げたこともないのに、彼女に“題目を”と語ったのだ。まるで彼女の悩みを鋭く感じ取ったかのように──。この老いたる庶民の母との約束が彼女の蘇生への力となった。
 「御義口伝」には、たとえ一句でも妙法に結縁すれば、その功徳は億劫にも失われることはない。仏の生命という最極の宝珠《ほうしゅ》を研き顕していくことができる、と説かれる(同793㌻、趣意)。
 誰人も避け得ぬ病や老いの現実にあっても、自他共に必ず生命の宝珠を輝かせていける。これが、妙法に巡りあえた宿福深厚の人生である。
 「生も歓喜、死も歓喜」という永遠の希望の力が、自行化他の題目を行ずる創価の信心にはあるのだ。

強く賢く前へ!
 本年9月に発足40周年を刻む「ヤング・ミセス」の健気な奮闘も、妻がいつも嬉しそうに伝えてくれる。
 皆、日々、家計のやりくり、家族の世話、子育て、地域友好など、目の回るような忙しい毎日であろう。しかし、それはまた、家族を、眷属を幸福の軌道へと導く、強く賢き女性に成長していく修行でもあるのだ。
 6月6日は牧口常三郎先生のお誕生日である。
 思えば、先生が獄中で最も頼りにされたのが、幼子を抱えた若きお嫁さんであった。先生は手紙の中で、常に孫のことを気遣われるとともに、何度も「留守を頼む」「身体を大切に」、そして「信仰が第一です」と励まし続けられたのである。
 ともあれ、名作『赤毛のアン』で有名な作家モンゴメリーは訴えている。
 「困難を笑いの種にし、それを乗りこえよ」
 信心で乗り越えられない苦難など、断じてない。困難が大きいほど深い信心に立ち、“先駆の太陽”として、常に笑顔で皆を照らしゆくヤング・ミセスに贈りたい言葉だ。
 未入会の家族を抱えた人もいる。だが、焦る必要はまったくない。幸福になるための信仰である。
 灯台が一つあれば、皆を正しく導いていける。ゆえに互いを尊重し、理解し、大きな心で包み込んでいくのだ。明るく、聡明に、仲の良い、笑顔輝く和楽の家庭をつくるために、忍耐強く努力していくことだ。
        ◇
 私が東北の友と心肝に染めてきた御金言に、「大悪は大善の来るべき瑞相なり」(御書1467㌻)とある。
 苦難の烈風の中でこそ、金剛不壊の「心の財」は、厳然と輝き現れる。
 私かよく知る仙台市の母も、宿命に挑む2人の息子に、「幸せは自分で開け!」と教えてきた。
 進行性の筋ジストロフィーという難病と闘う息子たちである。人生を暗く覆い尽くすような絶望の中で、一歩も退かず、親子は懸命に祈った。
 頻繁に吐き気に襲われ、背中を丸めて苦悶する我が子……。その背を、母は小さな手で夜通しさすった。ただただ祈りを込めてさすり続けた。
 母の祈りに、息子たちも応えようと闘った。負けなかった。母の笑顔が見たい!-と、苦しみの涙を感謝の涙に変えていった。やがて息子たちは、命の種火を熱く燃え上がらせて、大いなる創造の光を発揮する。
 今、兄は花の絵を描く「パソコン画家」として、弟は希望の詩を紡ぐ「五行歌人」として、堂々と活躍されている。
 「幸せは自分で開け!」と言い切れる母の強さ。その奥には、そうさせてみせるという母の断固たる一念が漲っていたに違いない。
 母の手の10本の指は、2人の息子の介護で全部曲がった。家族を支え、幾重にもシワを刻んだ手だ。その仏の慈悲の手を、私は、最大の尊敬の心で包んで差し上げたい。

勇気凜々と10年
 今年は「白ゆり長」「副白ゆり長」が誕生して10年となる。それ以前は正副のブロック担当員であったが、もう何十年も「白ゆり長」と呼んできた気がするのは、私だけではないだろう。それほど、勇気凜々と、美事に活躍してこられた。
 広宣流布の“第一線”のブロックが、意気揚々と戦いを起こすことほど、強いものはない。
 皆様が白ゆりのように「希望」を薫らせ、地域の「太陽」として輝いていけばいくほど、創価の前途は明々と広がる。
 歌人・与謝野晶子も言うように、「創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力」である。
 地域ごとに状況は様々であろうが、御書には「我等が居住の山谷礦野皆皆常寂光の宝処なり」(734㌻)と仰せだ。ゆえに誇り高く、“わがブロックに人材の黄金の城を!”と、真剣に祈り、粘り強く行動していくことだ。必ず道は開ける。
 その歓喜の波動の中で、一人また一人と青年部・未来部を励まし、育てていただきたい。後継の友の成長こそ創価の未来の希望であり、新時代の夜明けであるからだ。
        ◇
 「太陽万歳と叫ぼう。かくも美しい光をわれわれに与えてくれるのは太陽なのだ」と、フランスの巨匠セザンヌは言った。
 我らも、声高らかに叫び、讃えたい。
 “地域の幸福と平和の責任者”である白ゆり長、副白ゆり長、そして総白ゆり長の皆様、万歳!
 「創価の太陽」「励ましの太陽」、さらに「希望の太陽」と世界に輝き渡る婦人部、万歳、万々歳!
 今日も、愉快に晴れやかに、題目第一で満々たる生命力を! 日々、楽しく勇敢に、真心の対話で和楽と安穏の門を開きゆかれることを!

 白ゆりの
  清き祈りの
     希望道《きぼうみち》

 パークスの言葉は『ローザ・パークスの青春対話』高橋朋子訳(潮出版社)。モンゴメリーは『アンの愛情』掛川恭子訳(講談社)。与謝野晶子は『与謝野晶子評論集』(岩波書店)。セザンヌはリウォルド編『セザンヌの手紙』池上忠治訳(美術公論社)。
2014-06-06 : 随筆 民衆凱歌の大行進 :
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未来の翼 第3回 ブラジルの花

第3回 ブラジルの花         (2014.6.1付 未来ジャーナル)

朗らかな人に勝利は輝く


大変であればあるほど大きく変わるチャンス。喜び勇んで立ち向かえ

 「真実の友人がいれば、そこがふるさとである」
 これは、私の大切な友で、ブラジルを代表する音楽家のビエイラさんと分かち合う信条です。
 ですから私には、「真実の友人」がいる日本中、世界中に「ふるさと」があると思っています。
 中でも、底抜けに朗らかな友人たちがいるブラジルは、大好きな大好きな「ふるさと」なのです。

 青空には、真白き大雲が悠然とほほ笑み、緑の大地は、どこまでも雄大に広がっていました。花も木々も、そよ風と語らい、鳥も蝶も、喜び舞っていました。
 1993年2月、私はブラジルSGI(創価学会インタナショナル)自然文化センターを訪れました。ブラジル最大の都市サンパウロ近郊でも、とりわけ景観が美しいといわれる森林地帯です。
 センター内には、蓮華やヒマワリ、コスモスなど20種類以上の色とりどりの花々が咲き香っていました。メンバーの真心の作業で育てられたものです。
 環境と人間の調和を目指して。ブラジルSGIが研究拠点を設置しているアマゾンの珍魚や、大西洋、カリブ海の30数種の魚も泳いでいました。
 私は時間を見つけては、青年たちと、この花と緑の楽園を散策し、語り合いました。
 まばゆいばかりの陽光に包まれ、ひときわ鮮やかに輝く一角がありました。紫とピンク色の花が美しいクワレズメイラの庭です。
 クワレズメイラは、ノボタン(野牡丹)科の花樹で、南米原産とされています。サンパウロの街を歩くと、あちこちに植えられていて、緑の葉の間から天に向かって、生命を爆発させるかのように開花します。
 英語では「紫の栄光の木」ともいわれる、この花の如く、わがブラジルの友は、幾多の嵐にも負けず、強く明るく晴れ晴れと、栄光の人生を歩んできました。

 誰が見ていようといまいと、花は自分らしく思い切り、生命の讃歌を謳い上げます。ゆえに、花は周りに人を呼び、皆の笑顔をほころばせてくれます。
 同じように、朗らかな人は、周囲を笑顔にします。自然のうちに、快活さを伝え、挑戦の息吹を広げていくのです。
 朗らかな人には、かなわない。どんな苦難も、どんな障害も──。
 ブラジルには、「歌う者は、自分の不運を追い払う」という、ことわざがあります。
 誰だって、つらいことや悲しいことがある。だからこそ歌を歌って、陽気に笑い飛ばしていくのだ。希望がなければ、自分でつくればよいのだ──そんなブラジルの友の心意気が感じられる言葉です。
 ブラジルは、「未来の大国」といわれてきた南米最大の国です。
 その広大な国土と大自然、異なる多彩な人種の融合が織りなす世界に、多くの人々が魅了されてきました。私も、ブラジルの人々の優しさと強靭な楽観主義を、こよなく愛する一人です。
 閣もなくサッカーのワールドカップも、ブラジルで開催されます。サッカー王国・ブラジルは、ボール一つで、どんな人とも友達になれるフレンドリーな国柄です。
 また、大勢の人が仮装し、サンバのリズムに合わせて踊り、行進するリオデジャネイロのカーニバルも有名です。
 1993年2月、リオの文化会館を訪れた時、ブラジルの友と共に「創価文化カーニバル」を開き、サンバの楽器を手に声援を送ったことも懐かしい。
 御書には、「大悪が起これは必ず大善がくる」「あなた方は何を嘆かれることがあろうか。迦葉尊者でなくとも(喜んで)舞でも舞うべきところである。舎利弗でなくとも、立って踊るべきところである。上行菩薩が大地から涌出された時には、踊りながら出られたではないか」(1300㌻、通解)とあります。
 仏法の眼《まなこ》から見れば、困難があるということは、必ず勝利できるという瑞相(=兆し)なのです。
 だからこそ、大変であればあるほど、大きく変わるチャンスだと、力強く舞を舞うように喜び勇んで立ち向かっていく。これが、私たちの信心です。勇気ある信心が、最大のピンチを最大のチャンスに変えるのです。

 日蓮大聖人の御名前には、「日」という太陽と「蓮」という蓮華の花が入っています。
 太陽は最も明るい存在であり、蓮華は最も清らかな存在です。
 この日蓮仏法の真髄である題目を唱えていくならば、わが生命を太陽のように明るく輝かせ、蓮華のように清らかに咲き誇らせていけるのです。
 皆さんは「勝つため」に生まれてきました。唱題は、どんなに苦しいことがあっでも、今日という日を生き抜き、勝ち切っていく原動力です。
 私は、試練と戦うブラジルの友と語り合いました。
 「自分が強くなる以外にない。自分が大木になれば、どんな大風も平気である。むしろ楽しんでいける」
 「目には見えないが、木は毎日、生長している。私どもの唱題も、目には見えないが毎日、自分自身を福運の大木へと育てている」と。
 題目は「歓喜の中の大歓喜」(御書788㌻)です。その歓喜が、自身の生命を、大きく、また太く立派な大樹に成長させていくのです。その伸びゆく命には、あきらめや敗北はありません。どこまでも朗らかに、明るく悠々と、人生を勝ち進んでいける。
 朗らかな人が、最後に勝利する人なのです。
 私が敬愛してやまぬ大先輩に、ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁がいます。新聞記者として正義のペンを振るい、独裁政権から投獄・国外追放される迫害にも屈しなかった言論の闘士です。
 さらに、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と謳った国連の「世界人権宣言」の起草にもブラジル代表として尽力し、世界から仰がれた生命尊厳の賢者でした。
 総裁とお会いしたのは1993年2月、リオデジャネイロでのことでした。94歳というご高齢にもかかわらず、わざわざ私を空港まで迎えにきてくださいました。
 出会った瞬間、「力を合わせて、人類の歴史を変えていきましょう!」と語り合ったことが、今でも鮮やかに蘇ります。
 総裁は、親孝行の人生を歩んでこられた人です。
 「人権」といっても、「人間」を大切にすることから始まります。その出発は親孝行なのです。
 総裁は振り返られていました。
 「母は陽気で笑いを絶やさない人でした」「母をたくましくしたのは、12人の子どもたちをはじめ、その倍以上の数の孫や、見知らぬ他人の子どもたちを育て、生きる喜びを与えることを、自分の最大の喜びとし続けてきたからだと思う」と。
 地域の人たちに尽くし、幸福の花束を贈る、皆さんのお母さん方と二重写しに思えてなりません。
 生きる喜びを与えることを、自分の喜びにしていける人は幸福です。その人には、本当の朗らかさ、明るさ、そして強さがあります。

 幾多の苦難を乗り越え、人のために戦い続けたアタイデ総裁は、何ものにも揺るがぬ巌のような、信念の方でした。それとともに、破顔一笑、笑顔が素敵な方でもありました。青年と語り合うことをこよなく愛した総裁の一言一言は、強き楽観主義に貫かれ、ユーモアにあふれていたのです。
 アタイデ総裁は、「どんな悪状況でも、未来を信ずることだ」と常に語っていました。
 あまりにも大きな困難を前にして、未来なんか信じられない、という時があるかもしれない。
 しかし、絶対にあきらめてはいけない。そんな時こそ、題目を唱えて、自分で自分を励ますのです。自分にしかない使命を信じ、未来を信じ抜くのです。
 その人が苦悩の暗雲を吹き払い、心に太陽を燦々と輝かせ、周囲を照らすことができる。その君たち、あなたたちの「信じる力」が、全人類の希望の光となるのです。
 ブラジルの作家で、文学アカデミーの会員でもある巨匠パウロ・コエーリョは言います。
 「一つだけ忘れないで欲しい。あなた方はみんな、自分で思っているよりも、ずっとすばらしいということを」
 たとえ、君たちが自分自身を信じられなくとも、私は君たちを信じています。皆さんには、お父さん、お母さん、そして創価家族の同志が、ついています。だから、あせらず、堂々と、悩みを笑い飛ばしながら、進んでいこう!

 私がブラジルを初めて訪れたのは1960年10月。初の海外への平和旅の折でした。2回目は、66年。74年にも訪れようとしましたが、当時、ブラジルは軍事政権下であったため、入国のビザ(査証)が発給されず、断念せざるをえませんでした。
 ブラジルSGIの草創の友は、事実無根の誹謗や中傷の嵐の中、歯を食いしばり、社会に貢献し、一人また一人、信頼と幸福の連帯を広げてきました。
 「ムイト・マイス・ダイモク!(もっと題目を!)」を合言葉に、日本の約23倍という大地のすみずみにまで、妙法という平和と幸福の種子を蒔いていきました。
 84年、ついに18年ぶりの訪問が実現しました。「ブラジル大文化祭」の会場で轟いた、「ピケ! ピケ!」との2万人の王者の勝ちどきは、今も私の耳の奥から離れることはありません。
 私は、「戸田城聖先生とともに」との思いで、毎回、この国を訪れました。4度目の訪問は、93年2月から3月にかけてです。
 戸田先生の生誕目にあたる2月11日には、リオの地で、小説『人間革命』の全12巻完結の「あとがき」を次のように記しました。
 「私のなすべきことは、恩師に代わって、『世界の平和』と『人類の幸福』のために戦い、生き抜き、この世の使命を果たしゆくことと思っている。それが、弟子としての報恩の道であり、先生が開き示された人間革命の道であるからだ」
 師弟の誓願に生き抜く時、いかなる烈風も恐れずに、朗らかに前進する勇気が、心の底から湧き上がってきます。
 その精神を今、王者ブラジルの若き友が受け継いでくれていることを、私は何よりもうれしく思います。
 ブラジルのベリッシモという作家は、「世界は広い。僕たちが見るべき、やるべき価値のあるものが世界には、溢れ返っているんだよ」と呼びかけました。
 その通りです。
 皆さんは、心広々と世界から学びに学び、語学の力も楽しく身につけていってください。そして、ブラジルをはじめ、世界に友情の花を咲かせ、平和のスクラムを広げていただきたいのです。
 この地球という星を、真実の友人が、たくさんいる、皆さんの「ふるさと」として!
2014-06-01 : 未来の翼 世界が君を待っている :
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