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随筆 我らの勝利の大道 No.102 師子奮迅の力を!

随筆 我らの勝利の大道 No.102   (2013.4.27付)

師子奮迅の力を!

「立正安国」へ 地涌の連帯
いざや立て 歴史に残せや 広布劇


 いざや立て
   歴史に残せや
       広布劇

 30年前(昭和58年)の4月21日、私は愛する東北の同志と、仙台の榴岡《つつじがおか》公園を訪れた。
 美事な桜が、「悠然と、君も勝ち抜け」と、王者の如く爛漫と咲いていた。
 その桜が、未曽有の大震災にも負けず、今年も、復興・新生に生きゆく友の傍らで、生命の輝きを放ちながら咲いたと伺っている。
 御聖訓には、「我等衆生・法華経を信じ奉るは根をつけたるが如し」(御書827ページ)と仰せである。
 大震災からの一日一日、一月一月の歩みは、どれほど大変であるか。しかし、その「能忍(能く忍ぶ)」の信心によって、わが生命の大地に、永遠に揺るがぬ「幸福の根」が張られる。
 あまりに健気な東北の友に、希望の花、勝利の花よ、咲き薫れと祈りたい。
        ◇
 新年度を迎えた創価大学・創価女子短期大学、そして東西の創価学園では、新入生をはじめ理想に燃えた英才たちが、元気に向学の青春をスタートした。
 八王子の創大も、小平の学園も、四季折々に美しい富士が望める。
 聞けば、近年、都内から富士山が見える日も増えているそうだ。
 「関東の富士見百景」(2005年選定)のうち東京23区内では、たとえば「東京富士見坂」が、わが故郷・大田をはじめ、目黒、世田谷、荒川、杉並の各区に選出されている。
 この百景には、神奈川、埼玉、干葉などでも多くの新名所が選ばれていた。
 烈風にも悠然と聳える富士を心に仰ぎつつ、今日も朗らかに進みたいものだ。

使命に生きる誇り
 かつて聖教新聞にも登場いただいた作家の新田次郎氏に、名作『富士山頂』がある。富士山頂──完成当時、世界で最も高所に置かれた気象レーダーの建設を描いた長編である。
 この大事業は、高地への建設資材の運び上げや乱気流、高山病等、幾多の困難との戦いであった。
 だが作業員たちは、その労苦の結晶が歴史に残る、「おれがあれを作ったのだと子孫に云える」という自負を胸に、建設の死闘を続けたのである。
 己の使命に懸けた、この気概! 苦難を誇りとして戦う、この気骨!
 我ら創価の師弟が、いかなる労苦をも惜しまず開拓しゆく世界広布の大道は、一代限りの戦いではない。
 初代会長・牧口常三郎先生、2代会長・戸田城聖先生、さらに3代の私と、師弟不二の“魂のバトン”を受け継ぎ、そして万代へと広がる栄光の道を、宿縁深き地涌の同志と共に晴れ晴れと開いていくのだ。
 私たちは、後に続く未来の世代に宣言したい。
 誇りも高く、「我らが切り開いた一閻浮提広宣流布の大道を見よ!」と。
 この万年に続く「世界の平和」と「人類の幸福」への大遠征も、地道な一歩、執念の一歩を積み重ねていく以外にない。「最も遠くまで行く人」とは、「歩み続ける人」であるからだ。
 その“一歩”とは、自分自身を鼓舞する“もうひと踏ん張り”の勇気である。
 さらにまた、同志への励ましの“ひと声”であり、友人との真心こもる対話の“ひと声”である。自らの勇気の関わりから、次の一人また一人へと、立ち上がる生命のスイッチが入る。
 まず一人立つ。そこから全ては始まるのだ。これが「人間革命」即「広宣流布」の鉄則である。
        ◇
 「観心本尊抄」には、「現証有れば之を用ゆ」(御書242㌻)という一節がある。
 今、欧州の青年部では、一人ひとりが勇んで自身の人間革命に挑み、師弟共戦の勝利の歴史を築こうと、「実証キャンペーン」の運動を展開している。
 家庭で、学校で、職場で、地域で、いずこであれ、信心を根本に生き生きと頑張る。何でもいい、成長と勝利の姿を示す──そのこと自体が誉れの実証である。

自他共の勝利へ!
 「この仏法をやり抜けば、必ず幸せになる。絶対に勝利者となる」──これは、私が師・戸田先生にお会いした当時、深く生命に刻んだ大確信の指導である。
 この幸福勝利の大道を、世界中の若き弟子たちが歩んでいることが嬉しい。
 今月、SGI(創価学会インタナショナル)春季研修会のために、世界55カ国・地域から250人の友が集ってくれた。
 皆、様々な悩みや課題がある。自身の宿命との戦いもある。そのなかで、わが同志は「祖国の平和と繁栄を築きたい」「社会に貢献できる人材になりたい」「苦しんでいる人を助けたい」と瞳を輝かせる。
 なんと尊貴な志の勇者たちであろうか!
 「但偏に国の為 法の為 人の為にして身の為に之を申さず」(同35㌻)
 日蓮大聖人は、「立正安国論」に注がれた御真情を、こう記されている。
 この御心を、他の誰かではなく、真っ直ぐに“わが使命”として受け止めて、全地球のあの地この地から勇んで躍り出てきた地涌の菩薩たちよ!
 「立正安国」の精神は、まさに、わが創価の同志の生命と行動に脈打っていると確信してやまない。
 「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を禱らん者か」(同31㌻)と、大聖人は強く促された。
 それは、「一身の安堵」に執着するエゴイズムを打ち破り、いうなれば「他人の不幸のうえに自分の幸福を築くことはしない」との誓いを共有することだ。
 本気で「自他共の幸福」を祈る自身へと変革することだ。そして、自分の身の回りから、「自他共の幸福」のために行動する人びとの連帯を、粘り強く広げることである。
 この草の根のスクラムを強固にしていくことが、「生命尊厳の社会」「人間のための社会」の土台となり、崩れざる民衆の幸福と平和を築いていくのだ。
        ◇
 昭和59年の8月、ブラジルSGIの婦人部の代表12人が、はるばると来日してくださった。長野研修道場で、私と妻も最大に歓迎させていただいた。
 この折、一緒に「三重秘伝抄」を学びながら、私は申し上げた。
 「信心さえあれば、今いる場所を『寂光土』に変えていけるんだよ」と。
 つい先日も、その時に参加されていた方から、嬉しい連絡をいただいた。
 懐かしいこの母が貢献するサンパウロ州サンカエターノ・ド・スル市は、国連の「人間開発指数」において、5500を超えるブラジルの全都市の中で第1位に選ばれるなど、理想的な発展を遂げているという。
 そして、その模範の市民の活躍として、わが創価の友が絶大なる信頼と賞讃を寄せられているのだ。
 「30年かけて、『寂光土』建設の大いなる実証を示すことができました!」との尊い報告に、私は妻と深く深く合掌した。

聖教は対話の広場
 この4月20日は、わが聖教新聞の創刊62周年の記念日であった。
 愛読者の方々、配達員の無冠の友をはじめ、聖教を支えてくださる皆様方に、心より感謝申し上げたい。
 我らの「立正安国」への戦いは、どこまでも言論戦であり、地道な対話である。その対話の場を創ることが新聞の使命でもある。
 ゆえに聖教よ、人びとの心と心を結べ! 未来を開く談論風発の広場となれ!
 今、大聖人の「立宗760周年」を迎え、我らはいやまして強く、民衆を護り抜く正義の言論の師子吼を誓い合いたい。
 連載中の私の小説『新・人間革命』は、5月3日から「奮迅」の章に入る。
 法華経の涌出品に、仏の偉大なる力を譬えて「師子奮迅之力」(創価学会版法華経463㌻)とある。
 この「奮迅」には「将に前《すす》まんとするの状」(今まさに前進しようとする姿)との意義もある。
 師子王が奮い立ち、疾駆前進する雄姿──これこそ創価の師弟であろう。
 法華経の開経である無量義経の会座には、その名に「師子」を冠した諸菩薩も列なっていた。「師子吼王菩薩」「師子遊戯世《ゆけせ》菩薩」「師子奮迅菩薩」「師子精進《しょうじん》菩薩」「師子威猛伏《いみょうぶく》菩薩」である(同5㌻)。
 師子の如く、烈々と正義を叫び、自在に世界を駆け巡り、猛然と奮闘し、弛みなく精進し、その威厳で敵を圧倒する──そういう力で人を救う菩薩であろうか。
 御書には、「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」(1124㌻)と仰せである。
 「立正安国」の誓願を燃え上がらせ、朗々と妙法を唱え戦う我らに、「師子奮迅の力」が漲ってくることは絶対に間違いない。
 何ものも恐れるな!
 断じて負けるな!
 共に励まし合い、共々に「師子奮迅の力」を出して、戦い、勝とうではないか!

 恐るるな
  師子の心で
    今日も明日《あした》も


 新田次郎の作品は『富士山頂』(文芸春秋)を参照・引用。
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2013-04-28 : 随筆 我らの勝利の大道 :
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南アフリカ共和国 国立クワズール・ナタール大学「名誉社会科学博士号」授与式への謝辞

南アフリカ共和国 国立クワズール・ナタール大学「名誉社会科学博士号」授与式への謝辞
    (2013.4.22 クワズール・ナタール大学)

 南アフリカ共和国の国立クワズール・ナタール大学(M・W・マホバ学長)から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉社会科学博士号」が贈られた。人類的な諸問題の解決へ、対話の力で連帯を促進した貢献を讃えるもの。授与式は22日(現地時間)、クワズール・ナタール州ピーターマリッツバーグ市内で行われた同大学人文学部卒業式の席上、厳粛に挙行され、同大学の総長代理であるR・ヴィタール副総長補、C・ポトヒーター副総長補(人文学部長)をはじめ各界の来賓、卒業生および家族ら2500人が出席。代理である池田博正SGI副会長に学位記が託され、SGI会長の謝辞が代読された。南アフリカSGIの代表も参加した。
 連日の雨はあがり、南アフリカの陽光が降り注いでいた。
 式典の会場は、ピーターマリッツバーグキャンパスに隣接する、ロイヤル農業協会「オリンピアホール」。
 “アフリカの指導者たち”の晴れの門出を喜び合う人々であふれていた。
 大学が立つピーターマリッツバーグ市は、人権運動の“原点の地”として知られる。
 インド独立の父マハトマ・ガンジー。青年時代、弁護士として同市を訪れたことをきっかけに、生涯にわたる人種差別との闘いを決意した。
 ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領。1962年、反アパルトヘイト(人種隔離)運動で逮捕されたのが同市の郊外だった。以来、延べ27年半の獄中闘争が始まる。
 クワズール・ナタール大学もまた、誇り高き人権闘争の歴史が脈打つ、二つの大学が統合されたものだ。
 前身の一つ、国立ナタール大学は1910年、南アフリカ連邦の成立とともに創立。白人のための大学だったが、47年に黒人らのための医学院を設立した。黒人に教育の機会を提供した同国初の大学の一つとなった。
 2002年、同大学の「ネルソン・マンデラ医学院」からSGI会長に、人間の尊厳と世界平和への貢献を讃えて「人権・平和賞」が授与されている。



ムツーラ教授の推挙の辞

教育を興隆し青年を育成
民衆の幸福と平和を目指す


 池田大作氏は、50年以上にわたり世界平和の文化を構築することを目指し、教育、平和、そして文化を含む、多岐にわたる分野において、国際的なご貢献を続けてこられました。
 氏の卓越した手法の特徴は、熱心な対話です。教育、核廃絶、持続可能な発展、人権等の問題の解決に向け、連帯していくことを目指し、池田氏は、ネルソン・マンデラ、ローザ・パークス、ワンガリ・マータイ、ラジブ・ガンジー、バツラフ・ハベル、ジョン・ガルブレイス等の著名な活動家や個人との対話を続けてこられました。
 池田氏は、日本の貧しい家庭に育ち、高等教育を受ける機会も限られていました。現在、氏は、世界的に認められる創価教育システムの創立者です。この教育は、各個人に内在する無限の可能性への確信を基本理念としています。
 また、さまざまな言語での出版活動に従事し、国際的な平和研究と文化交流の促進を目指した諸研究所を設立しております。
 仏法者として、1960年、32歳の時に、在家の仏教運動を展開する創価学会の会長に就任されました。この運動には、192カ国・地域に1200万人に及ぶ会員がおり、世界的なネットワークを築いております。
 さらに池田氏は、会員が、個々人の内面における変革(人間革命)と社会貢献の実践に取り組めるよう励ましを送っております。
 創立した教育機関は、世界6カ国・地域に建設された幼稚園、日本の小学校から大学院までの一貫教育の学校、そしてアメリカに設立された教養大学を含んでおります。
 なお、このアメリカの大学は、アメリカの時事解説誌である「USニューズ・アンド・ワールド・リポート」が2012年に発表したベスト大学ランキングにおいて、全米のリベラルアーツ(一般教養)大学の中で、上位100校に選ばれました。
 池田氏は、アフリカン・ルネサンスの必要性を理解し、1960年代から、“アフリカは21世紀の大陸である”と訴えております。そして、歴史的に最も苦しみ抜いた人こそが最も幸福になる権利があるとの理念を掲げてこられました。
 池田氏は、人権、非暴力、環境倫理、女性のリーダーシップ並び一に経済的正義に関する対話を推進することを目指し、1993年にボストン21世紀センター(後に「池田国際対話センター」と改名)を設立されました。
 池田氏の幅広い分野におけるご功績に対し、世界の300以上の諸機関から名誉学術称号が授与され、さらに700以上の市・州並びに地方自治体から名誉市民称号やさまざまな顕彰が贈られてねります。2002年には、ナタール大学のネルソン・マンデラ医学院から「人権・平和賞」を受賞されました。
 池田氏の貢献と活動は、特定の信仰という限られた視野を超え、学校教育並びに社会における教育と青年への励ましにより、世界平和と個人のエンパワーメント(内発的な力の開花)の基盤強化を目指しています。
 クワズール・ナタール大学は、教育、平和、対話の推進の分野における池田氏の傑出したご功績を讃え、本学における最高栄誉である「名誉社会科学博士号」を授与いたします(大拍手)。

SGI会長の謝辞

新しき「生命尊厳の太陽」が登る!
人類の母なる大地アフリカに学べ


希望を!苦難の時こそ

ガンジー
内なる心の灯で世界を照らせ

マンデラ元大統領の獄中の信念
くじけない人に栄光は輝く

 一、晴れやかな卒業式、誠におめでとうございます(大拍手)。
 私も大学を創立した一人として、卒業式という日が持つ、格別な「喜び」と「感謝」と「希望」を、皆様方と深く共有させていただいております。
 私は、アフリカ大陸をリードされゆく知性の殿堂、クワズール・ナタール大学より、名誉社会科学博士号を賜りました。
 よき市民、よき国民として社会に貢献しゆく、貴国・南アフリカ共和国をはじめ、世界192カ国・地域のSGI(創価学会インタナショナル)のメンバーを代表して、この栄誉を拝受させていただきます(大拍手)。
 一、さらに私は、この英知の称号を、わが「創価教育」の創始者である2人の師匠、牧口常三郎先生と戸田城聖先生に、謹んで捧げさせていただきたい。
 2人は、第2次世界大戦中、その「生命尊厳」の信念と行動のゆえに、軍部政府によって弾圧を受け、牧口先生は獄死された。そして、後継の戸田先生は獄中闘争を貫いて、戦後、「地球民族主義」の理念を掲げ、平和の民衆運動を展開していったのであります。
 「人類は軍事の競争から人道の競争へ進め!」「この地球上から断じて悲惨をなくすのだ」と叫んだ2人の師は、偉大なる「人権擁護の砦」より賜った宝冠を、何よりの喜びとし誇りとされると、私は確信してやみません。
 一、貴大学が、「人間の尊厳」、そして真実の「自由と平和」のために献身する、勇敢な知性の指導者を、どれほど多く送り出してこられたことか。
 「黒人意識運動」を牽引した勇者スティーブ・ビコが、アパルトヘイト(人種隔離)に対する闘争に決然と立ち上がったのも、まさに国立ナタール大学在学中のことでありました。
 私の胸には、アフリカこそ、殺伐とした現代世界に偉大な贈り物、つまり「人間的な顔」を贈ることができるのだ、とのビコの獅子吼が響いて離れません(峯陽一・前田礼・神野明訳『俺は書きたいことを書く』現代企画室)
 私自身、青年時代から一貫して「21世紀はアフリカの世紀」であると訴えてきました。
 また折々に、地球社会に温かな「人間の顔」をもたらしていく源泉は、アフリカの文化と智慧にこそ求められると提唱し、世界の識者と語り合ってまいりました。
 一、思えば、インドの非暴力の英雄マハトマ・ガンジーが、若き日、人権闘争を誓い、戦った原点の天地も、貴大学のキャンパスが広がるピーターマリッツバーグであり、ダーバンでありました。
 「内なる灯《ひ》が輝くとき、それは全世界を照らす」
 「内なる光によって照らされていない限り、正しいことは何一つできない」
 これは、マハトマ・ガンジーの絶対の確信でありました。
 教育は、この「内なる灯」を若き生命に明々とともしゆく挑戦といってよいでありましょう。

人生の叙事詩を勝利で飾りゆけ
 一、貴大学のネルソン・マンデラ医学院が、その名に冠しておられるマンデラ元大統領とは、私も親交を続けさせていただいております。
 最初の出会いは1990年の秋、元大統領が27年半に及ぶ投獄を勝ち越えられて8カ月後、日本を初訪問された折のことです。
 500人の青年と、南アフリカ人民の愛唱歌「オリサッサ・マンデラ」の歌声で熱烈に歓迎すると、マンデラ氏は会心の笑顔で応えてくださいました。
 語らいの一つの焦点も、青年の教育でありました。
 マンデラ氏は、獄中で綴られております。
 「暗澹たるときでも真実を見限ることなく、あきらめることなく何度も試み、愚弄されても、屈辱を受けても、敗北を喫してもくじけない人に、栄誉は与えられます」(長田雅子訳『ネルソン・マンデラ 私自身との対話』明石書店)と。
 現代世界は、いまだ多くの人々が内戦や飢餓、貧困や格差、人権侵害に苦しみ、地球規模の環境問題や核戦争の危機は、人類の生存を脅かし続けております。
 しかし、マンデラ氏が、牢獄の深い闇にあっても、不屈の闘志で前へ前へ進み続けたように、「希望」を失わない限り、人類の明るい未来は必ずや開かれます。
 現に20世紀においても、決して崩れることがないと思われていた植民地支配も、アパルトヘイトも、さらに東西冷戦も、厳然と終止符を打つことができたではありませんか。
 希望がなければ、希望をつくればよい。
 光がなければ、自分が太陽になればよい。
 一人の人間が、わが生命に「希望の太陽」を輝かせていくならば、その光彩は、わが家族、わが地域、わが国土を照らしながら、必ずや大いなる変革を可能にするのであります。
 一、本日、貴大学を卒業される学生の皆様方は、一人ももれなく、「アフリカン・ルネサンス」を担い立つ「新時代の旭日」であります。
 今、まさに貴大学から、そして南アフリカの天地から、新たな「アフリカの世紀」すなわち「生命尊厳の世紀」の夜明けが告げられる光景を、私は深い感動をもって、仰ぎ見つめております。
 親愛なる卒業生の皆さん、どうか、いかなる困難や試練があろうとも、強く賢く朗らかに乗り越えながら、深き使命の人生の叙事詩を断固として勝利で飾っていってください。
 私も、名誉ある貴大学の一員として、同窓の皆様方の幸福勝利を真剣に祈りつつ、一生涯、愛するアフリカのさらなる発展と栄光のために貢献しゆくことを、ここに固くお誓い申し上げます。

最も苦しんだ人が最も幸福に!
 一、終わりに、わが胸にあふれてやまないアフリカへの思いを一詩に託し、私の御礼とさせていただきます。

 わが敬愛する宝友・アフリカ!
 人類の母なる大地・アフリカよ!
 21世紀はアフリカの世紀だ。
 最も苦しみ抜いた人こそが
 最も幸福になる権利がある。
 アフリカよ、あなたこそ光だ。
 アフリカには、人類史を転換しゆく
 大いなる使命が輝いている。

 悲しみの夕べもあるだろう。
 怒りと絶望の夜もあるに違いない。
 されど 友よ
 心静かに月光と語ろう!
 心広々と銀河を仰ぎ見よう!
 苦難の時こそ
 希望! 希望! 希望!
 これこそ
 アフリカの不屈の魂であるからだ。

 聞き給え!
 生命を燃え上がらせるドラムの響きを。
 歌い給え!
 多様性の花咲く共生の讃歌を。

 人間よ 自らの偉大さに目覚めるのだ。
 汝自身の尊さに胸を張れ!
 わが胸中に無量の智慧の宝蔵あり。
 自分が太陽と輝けば
 この世から闇は消え去る。

 我らは家族だ。兄弟姉妹だ。
 アフリカに学べ!
 アフリカに続け!
 その時 世界は変わる。
 新しい人間主義の夜明けが来る。

 私は祈る。ひたぶるに祈る。
 アフリカから
 希望の旭日よ昇れ!
 わが友の歓喜の歌よ
 地球上に響きわたれ!
 今日も! 明日も!
 永遠に!

 ご清聴、ありがとうございました(大拍手)。
2013-04-26 : スピーチ・メッセージ等 :
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北アイルランド アルスター大学 平和学セミナーへのメッセージ

北アイルランド アルスター大学 平和学セミナーへのメッセージ
        (2013.4.10 アルスター大学)

 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の平和哲学とその実践をめぐって、北アイルランドのアルスター大学と同大学「国際紛争研究所(INCORE)」主催の平和学セミナー「分離された社会と世界における平和構築」が10日、ベルファスト市内の同大学で開かれた。
 これには、同大学のポーリーン・マーフィー名誉教授、 INCOREのブランドン・ハンバー所長をはじめ、各界の学識者が出席。戸田記念国際平和研究所創立者のSGI会長がメッセージを贈り、同研究所のウルバン所長が基調講演を行った。
 テロや武力紛争が約30年も続き、深刻な社会的分断に苦しんだ北アイルランド。1998年4月10日にベルファストで和平合意が成立し、紛争は終結をみたが、平和的共存に向けた取り組みは今も続いている。
 今回のセミナーは和平合意から15周年を記念して行われたもの。主催したINCOREは、北アイルランドを中心に紛争問題の解決を探究してきたアルスター大学の研究機関。国連大学とアルスター大学の共同プロジェクトとして93年に設立された。
 セミナーでは、はじめに、マーフィー名誉教授があいさつ。平和の実現は、98年の和平合意の枠組みをいかに履行するかが課題であるとし、池田SGI会長の思想に注目する理由を語った。
 「池田博士は傑出した仏教哲学者であるのみならず、大学などの教育・研究機関を創立されています。毎年、平和提言を発表され、世界の指導者と対話を重ねられている『行動の人』であります」
 そしてSGIを「博士が築かれた、平和に向けて行動する民衆のネットワーク」であるとたたえた。
 続いて、イギリスSGIのサミュエルズ理事長がSGI会長のメッセージを代読。会場からは、万雷の拍手が送られた。
 ここでウルバン所長が基調講演を。「内なる変革」「対話」「世界市民の意識」の3点を基盤とするSGI会長の平和哲学とその実践を紹介した。
 最後に、同大学のダンカン・モロウ教授が講評に立った。
 モロウ教授は、ベルファストの和平合意は人々が何を成し遂げうるかを示した一方で、北アイルランドの人々に対し、SGI会長が言う「精神の変革」を要請してきたと洞察。平和構築においては、政治的な枠組みだけでなく“全ての人間に責任があり、根本の道徳を見つめなくてはならない”とのSGI会長の指摘が大切であると訴えた。
 また“人間は皆、等しく重要な存在である”とのSGI会長の哲学に共感を寄せて、「争いの根本的解決に必要な、重要な示唆がある」と語った。


名誉会長のメッセージ(要旨)

生命尊厳を守り抜く連帯を!
「平和の文化」を時代の潮流に


 本日は、北アイルランドの和平合意が調印されてから15周年の佳節にあたります。
 思い返せば、ここベルファストで調印がなされる前日(4月9日)、私は、南アフリカ共和国のムベキ副大統領(当時)と東京でお会いしていました。
 アパルトヘイト(人種隔離政策)がもたらした苦しみや憎しみを乗り越えようと挑戦を続ける南アフリカの人々に思いをはせる一方で、その日に最終期限を迎えていた北アイルランドの和平交渉の成功を強く念じつつ、「平和共存の社会」を築くための方途について語り合ったことを思い起こします。
 それだけに、期限を過ぎても交渉が続けられ、翌10日に和平合意に達したとのニュースに接した時は、心の底から祝意がこみ上げてきました。
 30年に及ぶ紛争で犠牲となられた方々のご冥福を衷心よりお祈りするとともに、仏法者である私自身の決意として、「地球上から悲惨の二字をなくす」ためのさらなる対話と行動を固く誓ったことを覚えております。
 「平和の文化」は「戦争の文化」という大海に浮かぶ小島のような存在である。しかし、絶対に希望を捨ててはならない。たとえ一つでも“平和の島”が存在するなら、それは必ず、二つ、三つと広がっていくであろう──。
 これは私か対談集を編んだ、平和学者のエリース・ボールディング博士が、夫君のケネス博士と共有してきた信念として述べておられたものです。
 このボールディング博士夫妻の確信を、現代の世界で実証されるがごとく、紛争が社会に残した傷痕や、長年の対立がもたらした心理的な境界を乗り越えることの難しさに直面しながらも、「平和の文化」の道を進むことを選び取り、一歩また一歩と、「和解」と「共存」に向けた挑戦を粘り強く重ねてこられたのが、北アイルランドの皆さま方にほかなりません。
 かつてマンデラ元大統領が、「私たちは長い間、北アイルランドの人々を尊敬してきました。私たち南アフリカと同様に、多くを耐え忍び、そして今、新しい社会の建設のために皆で手を取り合って立ち上がっているからです」との共感を寄せていたように、皆さま方の存在は、過去の分断の歴史を乗り越えようと懸命に努力する世界の人々、そして、いまだ紛争や内戦に苦しむ各地の人々にとって、何にも替え難い心の希望の支えとなってきたのです。
 本日、ご臨席のポーリーン・マーフィー名誉教授は、私が創立した東京・創価学園を3年前に訪問された折、次のように生徒たちに語り掛けてくださいました。
 「今、私たちが生きている21世紀という時代は、今までの中で最も危険な世紀なのではないでしょうか。価値創造を正しく認識しなければ、私たち人間という生命が危機に陥ってしまうと思います」
 今こそ、そのメッセージを世界中で共有し、時代の潮流を「戦争の文化」から「平和の文化」へと力強く向けていかなければなりません。
 では、21世紀に生きる私たちが、共に追求すべき価値とは何か。
 私は、15年前の和平合意の成立を底流で後押しした北アイルランドの人々の切々たる思い──すなわち、“もうこれ以上、テロや暴力によって人々の命が奪われる悲劇が繰り返されてはならない”との思いを、民族や人種、宗教や文化の違いを超えて分かち合いながら、「かけがえのない生命の尊厳」を互いに守り抜くための連帯を促す価値でなければならないと思います。
 和平合意から15周年を迎えた本日、ここベルファストの地において、「分離された社会と世界における平和構築」をテーマにしたセミナーを開催されることは誠に意義深いものがあります。
 今回のセミナーの大成功を心よりお祈り申し上げるとともに、アルスター大学および国際紛争研究所のますますのご発展と、ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心から念願し、私のメッセージとさせていただきます (大拍手)。
2013-04-21 : スピーチ・メッセージ等 :
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5.3「創価学会の日」「創価学会母の日」記念 新時代第65回本部幹部会/SGI春季研修会へのメッセージ

5.3「創価学会の日」「創価学会母の日」記念 新時代第65回本部幹部会/SGI春季研修会へのメッセージ
        (2013.4.13 東京戸田記念講堂)

 栄光の「5・3」から新たな勝利へ出発! 5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を記念する「新時代第65回本部幹部会」が13日午後、巣鴨の東京戸田記念講堂で晴れやかに開催された。これには、原田会長、正木理事長、杉本婦人部長をはじめ各部の代表が、春季研修会で来日中の世界55カ国・地域250人のSGI(創価学会インタナショナル)の代表と出席。池田大作名誉会長はメッセージを贈り、偉大な創価の母たちと共に「わが生命の幸福勝利の宣言」を決意し合いたいと強調。仏法の「希望の哲学」を地球社会へ広げゆこうと呼び掛けた。さらに現在連載中の小説『新・人間革命』第26巻の次章を、5月3日付から「奮迅」のタイトルで開始することを発表した。

名誉会長のメッセージ

幸福と平和のスクラム強く栄光の青春の決勝点へ進め!

偉大なる母の勝利の創価城

陰の労苦に徹してこそ未来への盤石な礎が!

 一、新たな勝利へ出発する本部幹部会に、メッセージを贈ります。
 日蓮大聖人が、建長5年(1253年)の4月28日、立宗宣言をなされてより、今年で760周年──。
 日蓮仏法は、今、「一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし」(御書816㌻)との仰せの通り、壮大な世界宗教として地球社会を照らしております。
 その末法万年に輝きわたる誉れの開拓者が、世界55カ国・地域から馳せ参じてくださった、地涌のリーダーの皆様方であられます。
 御本仏の讃嘆は、いかばかりか。本当に、ようこそ、お越しくださいました(大拍手)。
 また、5月3日「創価学会母の日」を迎えるに当たって、私たちは、日本全国、そして全世界の偉大な婦人部の皆様方に、あらためて、心から感謝の大拍手を捧げたいと思いますが、いかがでしょうか(大拍手)。
 さようは、尊き創価の母たちとともに、一人一人が「わが生命の幸福勝利の宣言」を決意し合いたいのであります。
 大聖人は、若くして夫に先立たれ、幼子たちを懸命に育て上げていた南条時光のお母さんに、こう語りかけておられます。
 「浄土といっても、地獄といっても、自分の外にあるのではない。ただ私たちの胸の中にあるのです。
 これを悟るのを仏といい、これに迷うのを凡夫といいます。
 これを悟ることができるのが法華経です。したがって、法華経を受持する人は『地獄即寂光』と悟ることができるのです」(同1504㌻、通解)と。
 「法華経」の深遠な生命論の真髄を、一番苦労しているお母さんへの最大の励ましとして、わかりやすく明快に、教えてくださっております。
 まさしく、この究極の信心の力で「境涯革命」「宿命転換」の実証を、一つ、また一つと示してきたのが、健気な多宝の母たちであります。

「心」を決めよ
 一、時代は、不安定に揺れ動き、人生も社会も、多くの難問が立ちはだかっております。
 乱世であるからこそ、何ものにも負けない仏の生命を、万人から呼び覚まし、引き出していく、仏法の「希望の哲学」が光ります。
 そして、どんな現実の苦悩があろうとも、励まし合い、勇敢に聡明に打開して、幸福と平和のスクラムを広げていく、創価の「民衆の連帯」が輝くのであります。
 わが師・戸田城聖先生は、厳然と言われました。
 「信心を、一言でいうならば、『心』を決めることである。
 同じ決めるのであれば、『勝つ!』と決めなさい」と。
 経文に説かれる「悪口罵詈」「猶多怨嫉」の難の連続の中を、私たちは法のため、人のため、社会のため、断じて勝ち越えてきました。
 これからも、題目という「歓喜の中の大歓喜」の音律を、いやまして朗々と響かせながら、この世で最も強く美しい異体同心の団結で、一切を勝ち抜き、立正安国の「寂光の都」を創っていこうではありませんか!(大拍手)

粘り強く、あえて試練に挑め
 一、実は今、建設が進む総本部は、大地を深く深く掘り下げて、強固な地盤から直に建物の礎を築き上げております。
 ゆえに、これ以上ないと言われるほど、堅固な造りとなっているのであります。
 同じように、堅い地盤の上に直接、建てられた建築としては、その堅牢さから、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)本部にも使用された、東京・日比谷の「第一生命館」ビルが有名です。
 戸田先生の事業が苦境のどん底にあった時のこと。
 先生と雨に濡れながら、そのビルを見上げて、私が「いつか、あのような立派なビルを建ててみせます」と申し上げたことも、金の思い出です。
 ともあれ、「礎は 深く ふかく そして岩底まで 掘らねばならぬ」のであります。
 皆様の日々の実践は、地道にしてたゆまぬ、粘り強い繰り返しであります。
 だからこそ、盤石である。人知れぬ陰の労苦に徹してこそ、「人間革命」と「広宣流布」の揺るぎない勝利の礎ができ上がることを、わが後継の青年部は誇り高く確信してください。
 「鍬を入れるのに、土の柔らかな所を捜すべからず」(山口洋一著『マダガスカル』サイマル出版会)──つまり、あえて試練に挑め! とは、アフリカのマダガスカルの英知の格言であります。

悪戦苦闘をつき抜けて!
 一、私は、小説『新・人間革命』の執筆に、さらに力を入れてまいります。
 現在、連載中の「勇将」の章は、四国から関西の奈良へと舞台を移しました。
 この5月3日からは、第26巻の最終章に入ります。
 タイトルは「奮迅」であります。
 昭和53年(1978年)1月の杉並区の方南支部の結成式をはじめ、「広宣流布の本陣」大東京の誉れの同志との歴史を、新たな「共戦」の思いで綴っていく決心です。
 さらに、深き縁の埼玉県や神奈川県の友との忘れ得ぬ広布史も、後世のために、厳然と記してまいります。
 そして、信越をはじめ全青年部と、ホイットマンの詩「さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」(『詩集 草の葉』富田砕花訳、第三文明社)を合言葉に、戦い、打ち立てた金字塔を書き留めます。
 これからも私は、わが愛する全同志に、「師子奮迅」の仏の大生命力が漲っていくよう、強盛に題目を送り抜いてまいります。
 共々に、「悪戦苦闘をつき抜けて」、断固と勝ちましょう!
 終わりに──

 偉大なる
  母の勝利の
     創価城

 と贈り、私のメッセージといたします(大拍手)。
2013-04-15 : スピーチ・メッセージ等 :
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創価学園(東京校46期、関西校41期)入学式/創価小学校入学式へのメッセージ

創価学園(東京校46期、関西校41期)入学式/創価小学校入学式へのメッセージ
       (2013.4.8 東西創価学園/小学校)

 人間教育の大城と輝く創価学園の入学式が8日、東京・関西の各キャンパスで晴れやかに挙行された。創立者の池田名誉会長は祝福のメッセージと和歌を贈り、学園は「平和」と「共生」の世界市民を育む学舎であると強調。「月月・日日に強く楽しく学びゆけ」「朗らかに全てを成長の糧に」「生命の喜びのスクラムを広げゆけ」と呼び掛けた。また同日、東西の創価小学校の入学式、札幌創価幼稚園の入園式が行われた。
 温かな陽光に包まれた東京・関西の学園キャンパス。
 澄み切った青空に、はためくスクールカラーの三色旗。小鳥がさえずり、色とりどりの花が爛漫と咲き香る。
 万物が躍動する春。
 「緑がきれいだ。今年の新緑は勢いが違う。光っている」──この日、創立者の池田名誉会長は屋外を見つめながら、愛する学園生に万感の伝言を寄せた。
 「きょうは最高の天気だ。学園はすごいね。入学式おめでとう。万歳だ!」
 夢と希望に胸を躍らせて、学園の門をくぐった東京校46期生、関西校41期生。創立者のあふれる慈愛に、皆の瞳が決意に輝く。
 2017年の創立50周年へ、生徒第一の教育環境が着々と整う創価学園。
 先月、学園の卒業式に出席したフィリピンの国立ヌエバ・ビスカヤ大学のフロレンティーナ・ドゥムラオ学長は言う。
 「池田博士と学園の皆さまとの出会いは、私の人生を完全に変えました。
 どのように人生を生きるのか。どのように人類に奉仕していくのか。その完全な意味を博士は教えてくださったのです」
 「私は創価教育に触れ、ここまで啓発に満ちた教育哲学があったのかと感動しました」
 世界の知性が見つめる創価の学舎から羽ばたいた卒業生は、2万8000人。博士338人をはじめ、弁護士、公認会計士、国際機関の職員、医師、企業家、教員など、各界で多彩な人材が活躍している。
 私たちも創立者と共に進もう! 先輩たちに続こう!──晴れの式典は、新入生の向学の息吹にあふれた。


創立者のメッセージ

月月・日日に強く楽しく学びゆけ! 生命の喜びのスクラムを世界に

朗らかに全てを成長の糧に

オーストリアのサイフェルト博士
苦難は必ず乗り越えられる

「私は勝った」と言える青春を

読書に挑め 友情を結べ 親孝行の人たれ


 一、晴れの入学、誠におめでとうございます(大拍手)。
 凜々しいしい英才の皆さん、私が創立した創価学園に、よくぞ、勇んで集ってくれました。
 保護者の皆様方、経済情勢も大変な中、大事な大事なお子様を、学園に送り出していただき、最大に感謝申し上げます。
 先生方、また職員の方々、日本の希望、世界の希望と光る、わが学園生の薫陶を、どうか、新年度も全力で、よろしくお願いします。
 今、私の心には、新入生の皆さんが、少々、緊張しながら、決意に瞳を輝かせている眩い姿が、鏡のように映っております。
 これから始まる、皆さん方の偉大な青春の挑戦を、私は共に祈り、真剣に応援してまいります(大拍手)。

世界に眼を開く英知の探検を!
 一、きょうは栄えある皆さんの新出発に、3つの指針を贈ります。
 第1に、「月月・日日に強く楽しく学びゆけ」と申し上げたい。
 私は、青春時代、師匠・戸田城聖先生から、万般の学問を一対一の個人教授で学びました。
 教えてくださる戸田先生も、真剣勝負。学ぶ私も、真剣勝負。当時の最先端の教材を用いて、命と命が打ち合う、それはそれは、厳しい授業でした。
 しかし、本当に楽しかった。一日一日の勉学が新鮮な発見であり、たゆまずに確かな力をつける探究であったからです。
 私が共に対談集を発刊したデンマークの大教育者ヘニングセン博士は、学園生に語りかけてくださったことがあります。
 「心の眼《まなこ》を開き、世界の素晴らしい価値を発見してほしい」と。
 学ぶことは、心の眼を開き、この世界、この宇宙の素晴らしさ、そして、自分自身の生命の素晴らしさを発見していくことです。
 本来、これほど楽しい英知の探検はありません。
 たとえ、思うように勉強が進まなくても、それでも粘り強く努力を続ける。
 つまずいたら、また立ち上がって進み始める。
 その不屈の繰り返しの中で、稲妻が光るように一挙に開ける時がある。これが、学ぶ魂の喜びです。
 さらに、ヘニングセン博士は「人間の尊厳を踏みにじる悪とは、断固、戦い続ける力を持て!」とも励ましておられました。
 学ぶことは、それ自体が人間の尊厳の証しです。
 正義の青年は、学び鍛えて、偉大な力を持つのです。
 そして、人々を傷つけ不幸に陥れる、あらゆる悪を勇敢に打ち破っていくのです。

自分自身を高め 胸を張って前進
 一、第2に申し上げたいのは、「朗らかに全てを成長の糧に」ということです。
 現在、私は、オーストリアの誇る声楽家(ソプラノ歌手)のサイフェルト博士と新たな対談を進めております。国家の文化・教育のリーダーとしても、活躍してこられた女性です。
 博士は幼いころから、目の不自由なご両親の手を取り、懸命に支えながら、音楽や哲学を学び抜いてこられました。
 サイフェルト博士は清々しく微笑み、語っておられます。
 「人生には、とても多くの苦しみがつきものです。でも、その苦しみには必ず打ち勝つことができます。人生で巡りあうことは、すべてが成長するためのものだ、と信じています」と。
 この博士の大きな力となったのは「歌」とともに「読書」です。
 皆さんも、苦しいことや辛いことがあったならば、「よし! 必ず打ち勝つてみせる。これで、ますます成長できるのだ」と決めて、明るく歌を歌い、朗らかに吹き飛ばしてください。
 そして、世界の名作を心の友とし、人類の最高峰の偉人たちとも自在に語らいながら、胸を張って前進していってください。
 アメリカ・ルネサンスの思想家エマソンも、読書によって、自分自身を人間として高め、到達し得る理想の姿を見出していくことができると強調しておりました。

共に励まし合い 輝く未来へ!
 一、第3に、「生命の喜びのスクラムを広げゆけ」ということです。
 先日、ドイツの平和の指導者であり、世界的な核物理学者であるデュル博士が創価大学に来訪され、皆さんの優秀な先輩方と有意義に交流されました。
 博士は語られておりました。
 ──地球上に生命体が誕生して35億年が経過し、5億種類ともいわれる多様な生命体が共存してきた。人間は、植物や動物など、他の生命体とつながっているからこそ生き抜いてこられた。大切なことは、人類も、文化や思想が異なる多様な人々と対話し、友好を結んで、未来を創造していくことだ、と呼びかけておられるのです。
 わが創価学園は、「生命尊厳の世界」を目指し、地球社会を担う「平和」と「共生」の世界市民を、心広々と育んでいく学舎《まなびや》です。
 新入生の皆さん方は、70億人を超える人類の中で、今この時に、この学園で共に学びゆく不思議な縁で結ばれています。
 春夏秋冬、豊かな自然に恵まれた学園のキャンパスで、それぞれの個性を尊重し合い、互いに励まし合いながら、伸び伸びと切磋琢磨していってください。
 「世界一」と謳われる学園の友情の伝続を、一段と磨き上げていただきたいのであります。
 どうか、卒業の時には、皆が自分らしく堂々と「私は勝った! 親孝行ができた」と言い切れる学園生活であれ! と、心から祈りつつ、お祝いの和歌を贈ります。

 明朗に
  学びの青春
    たくましく
  勝利の旗の
   学園城かな

 大切な大切な新入生一人一人を、私はずっと見守っていきます。学園生と私の心は、いつも一つです。いかなる時も一体です。
 私の総仕上げの希望であり、最大の誇りである学園生、万歳!(大拍手)


創価小学校入学式への創立者のメッセージ

三つの約束
 元気よくあいさつをしよう
 よい本とお友だちになろう
 何でもねばり強く挑戦しよう


 新入生のみなさん、入学おめでとうございます!
 大好きな大好きな、みなさんのことを、私は心待ちにしていました。
 ご家族のみなさま方にも、心からお祝い申し上げます。
 先生方、職員の方々、宝の中の宝である新入生をよろしくお願いします。
 いま、創価小学校の花々も、きれいに咲いて、みなさんを迎えてくれていますね。春が来て、花が咲くのも、高い高い空の上で、「太陽」が元気に燃えて、勢いよく光をはなちつづけてくれているおかげです。
 私は、みなさんも、ほかの人を明るく照らしながら、「希望の花」「幸福の花」「勝利の花」をたくさん咲かせていける、「太陽」のような人になってほしいと願っています。
 そのために、きょうは、3つのことを約束しましょう。
 1つめは、「元気よくあいさつをしよう」です。
 毎日、毎朝、おとうさんやおかあさん、先生やお友だちに、「おはよう!」と元気な声であいさつをして、一日を出発しましょう!
 あいさつから、仲の良いお友だちの輪も、大きく広がっていきます。
 2つめは、「よい本とお友だちになろう」です。
 よい本は、みなさんの頭と心のごちそうです。よい本は、いつもそばにいて、みなさんを強く、かしこく、大きくしてくれる「もう一人の大切なお友だち」なのです。一生の親友となる本も、きっと見つかるはずです。
 そして3つめは、「何でもねばり強く挑戦しよう」です。
 だれにでも、得意なことや、にがてなことがあります。時には「むずかしいな」「いやだな」と思うことに、ぶつかるかもしれません。
 そんな時は、自分の中にも、「心の太陽」が輝いていることを思い出して、「もう一回!」「あと一歩!」と、ねばり強く挑戦してみてください。
 かならず、できるようになります。好きになります。
 私の心は、どんな時も、みなさんといっしょです。
 私の心には、いつも、みなさんの笑顔がかがやいています。
 私は、何があっても、みなさんの一番の味方です。
 さあ、いよいよ、この創価小学校での楽しい学校生活が始まります!
 みなさん全員が、健康で、無事故で、のびのびと成長できるよう、私は一生けんめい、祈り、見守っています。
 きょうは、本当におめでとう!
2013-04-15 : スピーチ・メッセージ等 :
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創価大学入学式(創価大学=第43回、創価女子短期大学=第29回)へのメッセージ

創価大学入学式(創価大学=第43回、創価女子短期大学=第29回)へのメッセージ
        (2013.4.2 創価大学記念講堂)

 創価大学の第43回、創価女子短期大学の第29回入学式が2日、東京・八王子市の創大記念講堂で挙行された。これには、創立者の池田名誉会長が祝福のメッセージを贈り、わが生命の創造力を鍛え、「悔いなき成長の一日一日を!」「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」と呼び掛けた。席上、南米アルゼンチン共和国の「池田大作国際平和研究センター」のフランシスコ・デリッチ所長が祝辞を述べた。
 学問への情熱みなぎる入学式。
 創立者の池田名誉会長は式典後、新入生に万感の伝言を寄せた。


アルゼンチン 池田大作国際平和研究センター
フランシスコ・デリッチ所長の祝辞


創立者の示す平等と共生の価値観こそ
21世紀の地球文明を築く基盤


 ラテンアメリカの青年が今、どのように21世紀を生き抜こうとし、彼らが、どのような人間的な地球社会を希求しているのか──彼らの思いをお伝えする機会を賜りましたことを、創価大学とSGI(創価学会インタナショナル)の皆さまに心から感謝申し上げます。
 「新しい文明の構築」とは、単に“グローバル化”を意味するものではありません。より崇高な目的を志向すること、そして、皆が平等で、皆が公益に寄与し、精神性において国境のない地球社会をつくることを意味しています。
 ラテンアメリカにおいて、民主主義の普及のために最も勇敢に戦ったのは青年です。民主主義とともに友愛はあります。ラテンアメリカの民衆は、何十年も君臨し続けた数々の独裁政権により、いわれなき迫害を受け、政治的な自由を抑圧され、社会と関わる機会を制限されました。
 ラテンアメリカの青年たちは、文明の衝突を回避すべく、精神性豊かな平和の懸け橋の構築を提唱されている、東洋の池田大作先生の声に耳を傾けています。それは、彼らがヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、世界の青年と共にこの新しい精神性あふれる懸け橋を行進することをん望んでいるからなのです。
 また、それは、人間と自然を結ぶ巨大な懸け橋が築かれることでもあります。何世紀もの間、人類は自然を敵とみなし、自然を搾取してきました。人間は愚かにも自らが自然の一部であること、自然を守れば、自らが守られることを理解していなかったのです。
 南米には世界最大の河川と最も広大な森林地帯があります。今、ラテンアメリカの青年は、川と森を守り、地球の自然資源の保護に貢献しようとしています。彼らは世界の青年に呼び掛け、動植物と文化の絶滅を食い止めるため、各地の大小の川と森を守ろうとしています。
 新たな地球社会と文明を築くためには、価値創造の教育が必要であり、全ての人々が平和と民主主義の重要性を訴えることが求められます。
 どこかで何かが起きることをただ待っているだけでは平和は訪れません。受け身ではなく、戦争を回避し、連帯しゆくための具体的な実践が不可欠です。平和は、人間にとっても自然にとっても不可欠な条件なのです。
 平和は教育によって築かれ、教育は平和のためのツールです。教えること、そして自ら学ぶことは、新たな時代建設の基盤です。良い価値観を認め、普及させることは喫緊の課題です。
 この理念に基づき、アルゼンチンの青年の手によって、ブエノスアイレスで創設されたのが「池田大作国際平和研究センター」なのであります。今後、研究センターの活動を通し、良き価値観を普及する橋渡しとなる友情のネットワークを構築していく予定です。
 「池田大作国際平和研究センタター」は、人類益のためにつくられた研究所です。その使命は、将来について悩む青年を注意深く見守り、導くことです。
 ラテンアメリカの18歳から25歳の多くの青年は、労働人口に加わることなく、志半ばに夢を諦めるしかありません。
 今後、わが研究センターは、青年が抱えている諸問題に取り組み、池田先生の提唱されている価値創造の教育を促進させることにより、青年が仕事と人生において歩むべき道を見いだす手助けをさせていただきたいと願っています。
 新入生の皆さまは、本日、最も崇高な生き方を学ぶことができる大学に入学されました。本日より、池田先生が教えておられる偉大な人間革命のドラマの主人公となられます。新入生の皆さまの幸運をお祈り申し上げます(大拍手)。

創立者のメッセージ

悔いなき成長の一日一日を!
誉れの友と勝利の青春を飾れ


4月2日は創価の原点
新入生と共に新たな建設へ出発


未来を創る挑戦者たれ

軍政下で正義を貫いたデリッチ博士
試練の時に勇気を燃やせ

 一、百花繚乱と、人材も花も咲きあふれる入学式、誠におめでとうございます。私が創立した大学へ、よくぞ、来てくれました。
 ご家族の皆様方、いまだ厳しい経済状況の中、大切なお子さま方を送り出してくださり、創立者として心から御礼を申し上げます(大拍手)。
 一、きょう4月2日は、「創価教育」の師・戸田城聖先生の祥月命日であり、わが創価大学の「開学の日」であります。来る年来る春、この日を起点として、創大・短大は「創立」の初心に立ち返り、フレッシュな新入生の皆さんと一緒に、新たな躍進を開始していくのであります。
 これまで大学の大発展を立派に牽引してくださった山本英夫学長から、馬場善久新学長へのバトンタッチも行われた。わが第1期生の卒業生から母校の学長が誕生したことは、創大の新たな飛翔の瑞相といってよいでありましょう。
 一、今、新総合教育棟の建設も、いよいよ総仕上げを迎えております。私も度々、大学を視察して、その堂々たる威容を、間近でうれしく仰ぎ見ております。
 この壮麗な新校舎で学び始める皆さんが、いやまして創価教育の黄金時代を築いてくださることを、私は確信します。

激動の21世紀に同窓生が大活躍
 一、40年前の4月、私は草創のキャンパスで、新入生たちに、「創造的人間たれ」と呼びかけました。
 皆さんの尊き先輩方は、この私の希望を見事に実現してくれました。今、社会の各界で、創価同窓生は「創造力」が光ると、高く評価され、信頼を集めております。
 激動の21世紀の進展に伴って、ますます「創造的人間」が求められています。その意味から、きょうは「創造」を中心に3点にわたり、祝福のエールを送らせていただきたい。

看護学部1期生 おめでとう

学び抜け!平和のために

アルゼンチンの詩人
10回倒れても10回起き上がるのだ

 一、第1に申し上げたいことは、「生命の創造力を健やかに鍛えよ!」ということであります。
 このたび、待望の看護学部看護学科が開設されたことは、何よりの喜びです。栄光の看護学部・第1期生の皆さん! 本当におめでとうございます(大拍手)。
 「この世で最も偉大な力」とは何か。私が共に対談集を発刊した“アメリカの良心”ノーマン・カズンズ博士は、それは、「生命の再生能力」であると結論された。すなわち「生命の創造力」であります。
 看護学部の指針に掲げられた「生命の尊厳を探究する」上でも、「生きる力を引き出す」に際しても、そして「共に勝利の人生を開く」ためにも、重要なのは、この「生命の創造力」ではないでしょうか。
 看護学部のスタートを機に、「平和のフォートレス(要塞)」たる創大は、一切の根本である「生命」に一段と光を当てていきたい。とともに、一人一人が、これまでにもまして、心身の「健康」を大事にしながら、健やかに、思う存分、わが生命の創造力を鍛え、発揮していっていただきたいのであります。

忘れ得ぬ出会い
 一、私の青春時代は、結核との闘いの連続でした。戦時中、軍需工場で働いていた時、医務室でお世話になった看護師のご婦人がおります。
 それはそれは、親身になって看護してくださり、「若いんだから頑張って!」「絶対に生き抜いていくんですよ」と温かく励ましてくださいました。残酷な「戦争」への怒りを率直に毅然と語っておられたことも、思い起こされます。
 そうした平和を願い、命を慈しんでこられた、無数の気高き「看護の母」たちの祈りを結実させて、私たちは「生命尊厳の世紀」を、断固と創り開いていこうではありませんか!(大拍手)
 一、第2に「未来を創造しゆく挑戦者たれ!」と申し上げたい。
 本日は、私が心から敬愛する、アルゼンチンのデリッチ博士が参加してくださっております(大拍手)。
 デリッチ博士は、自らが正しいと信ずる価値観のために行動する、真実の、戦う正義の知性であられます。
 かつて軍政下にあって、博士は、圧迫にも断じて屈せず、信念の言論戦を貫き通された。人権弾圧の実態を知らせるため、世界の知識人に向け、2000通もの手紙も綴られた。
 人生も社会も、最も苦しい試練の時に、勇気を奮い起こして挑戦し抜く中に、偉大な未来が創造されるのであります。
 博士は、素晴らしい知恵に輝く母上から、学ぶことの大切さを教わり、教育こそ未来を創る原動力なりとの信条を実証されました。
 私は感涙を禁じ得ません(大拍手)。
 わが新入生の皆さんも、海よりも深く、空よりも高い、父母たちの愛情と真心に、ベストを尽くして応えていってください。

文明を結びゆく共生の英知磨け
 一、第3に「多様にして創造性光る大連帯を!」と申し上げたい。
 うれしいことに、今年も多くの最優秀の留学生をお迎えでき、今、46カ国・地域の英才たちが学んでくれております(大拍手)。
 また、創大は、世界の140以上の大学と交流協定を結び、その教育プログラムは文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されました。
 今後、英語を使っての授業が全学的に増加していくと伺っています。短大も、アメリカ創価大学への留学など、語学を学ぶ環境が充実しております。
 どうか、世界に開かれ、文明を結ぶ、この学舎《まなびや》で生き生きと語学を習得し、地球社会の共生の英知を心豊かに学んでください。
 多様性を尊重し、学び合い、連帯していく中にこそ、尽きることのない創造性と平和の源泉があるからです。
 一、終わりに、アルゼンチンの詩人にして大教育者アルマフエルテの獅子吼を贈りたい。
 「10回倒れても、10回起き上がるのだ。さらに100回、500回と立ち上がるのだ」と──。
 青春の誉れとは、決してへこたれない不屈の挑戦にあります。
 皆さんの尊き挑戦を、いついかなる時も、私は絶対にして不二なる味方として折り、見守り、応援し続けてまいります。
 わが生命の君たち、あなたたちよ!
 「健康・無事故で、悔いなき成長の一日一日を!」
 「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」──と申し上げて、私のお祝いのメッセージといたします(大拍手)。

新入生への伝言

 「入学おめでとう。入学式の様子を逐次、聞いておりました。最優秀の皆さんが入学してくれて、創立者として、こんなにうれしいことはありません。皆さんの成長を心より楽しみにしております。いつもいつも見守っています。留学生の皆さんも、ようこそ!」 「パイオニア吹奏楽団の皆さんもありがとう。銀嶺合唱団の皆さんもありがとう。皆さんの演奏と合唱の真心が私の心に届いてきました。
 どうか、未来を開き、時代を創る新入生の皆さん、新学長のもとでしっかり勉強し、親孝行してください。私の最高の願いです。新入生の皆さん、頼むよ。
 保護者の皆さま、おめでとうございます。全役員の皆さまも雨の中をご苦労さまです。本日は本当におめでとう!」
2013-04-03 : スピーチ・メッセージ等 :
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未来対話 第12回 「チャレンジ」そして「チェンジ」!

第12回 「チャレンジ」そして「チェンジ」!
                         (2013.4.1付 未来ジャーナル)

目標は具体的に! 努力は朗らかに!

アメリカ公民権運動の母ローザ・パークスさん
変化を起こすには、まず最初の一歩を踏み出すことを恐れてはいけない。失敗はただ一つ、やってみないこと。

名誉会長 新入生の皆さん、晴れの入学、おめでとう!
 みんな、待っていたよ!
 ご家族の方々が、皆さんの成長を祈っています。21世紀使命会のお兄さんやお姉さん、地域の創価家族の皆様も、全力で応援してくれます。
 私も毎日毎日、真剣に、題目を送っています。挑戦そして勝利の青春を、共に歩みだそう!

 ──新しく中学1年生になるメンバーのほとんどは、この4月号で、初めて「未来ジャーナル」を手に取ることになります。

名誉会長 ありがとう! 私はいつも、君に、あなたに、一対一で語りかける思いで、この「未来対話」に臨んでいます。
 毎月、全国から寄せられる声をうかがうのを楽しみにしています。悩みや疑問に真正面から向き合うみんなの姿を思い浮かべて、一緒に考え、一緒に乗り越えていきたいと決心しています。
 難しいところがあれば、読み飛ばしてもらってかまわない。何か一つでも、みんなの心に残れば、それでいいんだ。
      □■□
 ──入学や進級に際しては、新しい人間関係への不安があります。「どうやったら友達ができますか」との質問や、「クラスで浮いてしまわないか、心配です」などの声が届いています。

名誉会長 みんな同じ思いなんだから、あまり堅苦しく考えなくてもいいんだよ。
 もう40年近く前、国交が回復してまもなく、私が最初に中国を訪問する時のことです。一緒に行く青年たちは、事前に中国関係の本を山のように積んで、知識を詰め込むことにとらわれていました。
 当時は、中国のことを、全然、知らなかったから、みんな緊張して、身構えていたんだね。青年の勉強する心はうれしかったけれども、私は、あえて言いました。
 「先入観を持たず、ありのままに中国を見て、友情を結ぼう! 同じ人間として、青年として、心を開いて、語り合い、学び合い、信頼を築いていこうよ!」と。
 その通り、新しい友好が、たくさん誕生する旅になりました。
 皆さんの新学年の学校生活でも、「この人は、ちょっと気難しいかな」などと決めつけないで、気さくに「おはよう」「ありがとう」と、周りにあいさつをしていくことから始めたら、どうかな。驚くほど、お互いの心が通じていくよ。

 ──「新しい環境への期待よりも、不安が大きい」という声もあります。「この不安な気持ちを早く消したい」という中等部員もいました。

名誉会長 たしかに、大きく環境が変われば、誰だって不安になります。無理矢理、不安を消そうとしなくてもいいんです。
 そういう時、大事なことは、まず一歩、前進することです。受け身にならず、自分から何かを始めることです。一歩踏みだせば、不安はどんどん小さくなります。
 新しい環境は、新しい自分になるチャンスなんです。思い切って、新しい挑戦をスタートできるチャンスです。
 新しい春の出発をする皆さんに、私と妻の懐かしき友人でもあるローザ・パークスさんの言葉を贈ります。
 「変化を起こすには、まず最初の一歩を踏み出すことを恐れてはいけない」「失敗はただ一つ、やってみないこと」
      □■□
 ──人種差別と戦ったアメリカの「公民権運動の母」ですね。
 1950年代の半ば、黒人はバスに乗った時も、白人の乗客に席を譲ることを強制されていました。ところがパークスさんは、それをはっきりと拒否し、逮捕されたのです。
 この勇気が、「バス・ボイコット運動」へとつながり、歴史を大きく変えました。世界中の教科書でも紹介されています。
 そのパークスさんが、池田先生との出会いこそ「私の人生に一番大きい影響を及ぼす出来事」と、感動を語っておられました。

名誉会長 偉大な女性でした。平和の信念の闘士であり、世界中の子どもを愛される母でした。パークスさんとの初めての出会いの際、公民権運動の中で歌われた「ウィ・シャル・オーバーカム(私たちは必ず勝利する)」を、皆で大合唱したことも、黄金の思い出です。
 パークスさんは幼いころ、病気がちで学校に行けず、悲しい思いをした時期がありました。でも、彼女は負けなかった。家にいても、母や祖母から勉強を教わったのです。おかけで、勉強も読書も大好きになりました。
 しかし、高校生の時、祖母が病気になり、パークスさんは看病をするために高校を中退したのです。その後、もう一度、高校に復学しようとすると、今度は母親が倒れました。勉強したくても、思うようにできない──そんな青春時代でした。
 それでも、パークスさんは挑戦をやめませんでした。若くして結婚した後、高校を卒業するチャレンジを開始します。努力は実を結び、彼女はついに、卒業証書を手にすることができたのです。
 どんな状況でも、自らの決意を貫いていく。まず、思い切って、チャレンジする──これが、パークスさんの偉大さです。

 ──周りはどうあれ、自分らしく挑戦していくことが、大切なのですね。

名誉会長 その通りです。
 日蓮大聖人は、「夏・秋・冬・春と四季の変わり目には、必ずふだんと異なることがある。私たちが仏になる時もまた同じである」(御書1091ページ、趣意)と仰せです。
 冬から春に移りゆく時には、「春一番」という強風が吹く。その日だけ見れば、「風が強くて、嫌だな」と思うかもしれない。でも、その風は、春の到来を告げる希望の便りなんです。
 人間もまた、同じです。不安や苦しみ、悩みが出てくるからこそ、成長できる。「大変」だからこそ、大きく変われるんです。
 〝不安の風〟にひるまないで、一歩一歩、前へ前へ、進むんです。焦らなくていい。人と比べる必要もない。自分にしか歩けない道を、自分らしく、悠々と行くことです。
      □■□
 ──「新年度になったので、新しいことに挑戦したいという気持ちはありますが、何をやればいいのか分かりません」という質問も寄せられています。

名誉会長 正直でいいね(笑い)。頑張りたいと思っていること自体、素晴らしいじゃないか。
 「新しい挑戦」「新しい自分になる」といっても、何か特別なことをやる必要はないんです。浮き足立って、自分を見失ってしまったら、もったいない。
 大いなる飛躍のためには、基本がしっかりしていることが重要です。着実な努力が根本です。そして、やれることから一つずつ挑戦していく勇気と粘りが大切です。
 今、創価学会の総本部が建設の真っ最中です。一昨年の2011年に工事が始まり、今年の秋には立派な建物が完成します。実は、その建物を支える基礎の工事、つまり土台造りに、徹底的に時間を費やしたのです。
 あの雄大な富士山も、広い裾野があるからこそ、悠然としている。美しい桜も、地中で大きく根っこを張っているからこそ咲き誇れる。
 人間だってそうです。立派な人は皆、人としての土台がしっかりしている。
 だから、みんなは、聡明な「基本第一のプリンス(王子)」「生活勝利のプリンセス(王女)」になっていただきたい。
 例えば、あいさつをしっかりする。朝ご飯をちゃんと食べる。忘れ物をしない。遅刻しない──。
 「なんだ、そんなことか」と思うかもしれない。しかし、「正しいことを繰り返しできる人」こそ、人生に勝利していける。人格も輝いている。
 野球の大バッターといわれる名選手も、基本の素振りをたゆみなく繰り返している。
 勤行・唱題にも挑戦してほしい。祈りは「心の栄養」であり、「生命の鍛え」です。自分の生命と宇宙のリズムを合致させていく、最も崇高な時間なのです。
      □■□
 ──「変わりたいとは思うけどどう変わればいいでしょうか」という声もありました。

名誉会長 まずは、何か目標を立ててみよう。その際の大切な点は、「より具体的に」ということです。それを自分の見えるところに張り出しておくのもいい。
 「読書を頑張るぞ」と思っても、時がたてば、いつの間にか決意が薄れ、本を開くのも面倒になり、本を持っていたことすら忘れてしまう(笑い)。でも、「今月は、必ず、この本を読むぞ」と決めると、「一日あたり、どのくらい読めば読了できるか」が分かる。「じゃあ、10分だけ早く登校して、その時間に読めば、達成できる」など、目標達成への道筋が見えてくる。
 その目標が一日できれば、一日分の「人間革命」の物語が生まれる。それが、「自分は少しずつ成長している」という実感になる。
 「やればできるんだ」という自信にもつながるし、さらに先への挑戦の意欲にもつながる。
 「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れるようなものである」(同1046ページ、通解)と御書にも仰せです。一点突破から、破竹の勢いが生まれる。
 また、目標は、あくまでも自分自身で決めよう。自分らしい努力でいい。誰かを見て、「私は大して頑張っていないんじゃないか」と悩む必要はない。「これだけやれれば、自分の勝利だ!」と言える目標でよいのです。
 創価学会の初代会長で、大教育者であられた牧口常三郎先生は、「あいまいな的に向かって放たれた矢が当たるわけはない」とおっしゃっている。祈りも、挑戦も、具体性が重要なのです。
      □■□
 ──「第1志望でない学校に入学することになり、少しゆううつだ」という声もありました。

名誉会長 たしかに、不本意かもしれない。悔しい思いをしたことでしょう。でも、長い人生から見れば、その悔しさが大きな成長と大きな勝利につながります。
 挑戦したけれども、不本意な結果で終わった。それでも、挑戦したという事実は、厳然と残っている。へこたれず、再び、新たな不屈の挑戦を開始する人が、黄金の青春を勝ち飾るのです。
 挑戦の人を育てたいと思ったからこそ、私は創価学園や創価大学をつくりました。そして、挑戦の心で受験してくれた人は、全員が学園生・創大生です。わが息子、わが娘と思っています。創立者として、私は心からの拍手を送りたい。また、ずっと見守り、題目を送り続けていきます。
 だから、自分は「この学校に行ってよかった」と言える学校生活を送ってもらいたいんです。皆さんなら、必ずそうできます。最高の笑顔で、胸を張って卒業できる、充実の日々を送れます。
 「春」は英語で「spring(スプリング)」です。これは、「跳躍」「バネ」「源泉」「青春」「湧き出る」「はじける」などの意味もあります。
 勢いよく、明るく楽しく、勇気と希望を胸中の泉から湧き出して、思い切りはじけるように出発する──それが「春」です。
 春だ! さあ行こう!
 新たな自分を発見する冒険へ!
 君よ、あなたよ、朗らかな挑戦と努力の博士たれ!

 『ローザ・パークスの青春対話』(高橋朋子訳、潮出版社刊)、『ローザ・パークス自伝』(同)を参照した。
2013-04-01 : 未来対話 :
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随筆 我らの勝利の大道 No.101 春爛漫 金の舞

随筆 我らの勝利の大道 No.101   
            (2013.3.30付)

春爛漫 金の舞

不撓不屈で咲け 勝利の花
さあ4月だ 勇んで躍り出よう!


 君よ立て
  仏法勝負の
   信仰で
  この青春を
   いざ 勝ちまくれ

 この春、就職や進学など、新たな船出をする若き友に、私は「大航海時代」のポルトガルの大詩人カモンイスの言葉を贈りたい。
 「なにごとも不可能事と思いなすな、/欲すれば則ち成る、というからだ」
 どうか“青年の魂”ともいうべき旺盛なるチャレンジ精神、不屈の開拓精神を燃え上がらせて、朗らかに前進していただきたい。
        ◇
 ポルトガルでは、先日、SGI(創価学会インタナショナル)のリーダーたちが、本土から1000キロ以上離れた大西洋上に浮かぶアソーレス諸島を訪れ、喜び弾む報告を届けてくれた。
 「3・16」を記念する希望の会合が開かれ、さらにアソーレス諸島に地区が誕生。そして女子部の白蓮グループも結成され、「池田華陽会」の集いが賑やかに行われたというのである。
 思えば、55年前(昭和33年)の3月16日、恩師・戸田城聖先生は、式典の受付などの役員をしていた女子部の清々しい姿を、命に刻みつけるように見守られ、「ご苦労様! ありがとう!」と慈父の如く声をかけておられた。
 今、健気な白蓮グループをはじめ“華陽”の姉妹たちが、日本はもとより全世界で、広宣流布の勝利の門を開いてくれていることを、わが師はどれほどお喜びであろうか。

真実は必ず勝つ!
 不滅の意義を刻む、あの「3・16」の広宣流布の記念式典の10日前、前年に起こった大阪事件の公判のため、私は関西にいた。
 創価学会の躍進に危機感を抱いた権力の横暴により、私が無実の選挙違反容疑で逮捕・勾留された、全くの冤罪事件であった。
 当時、検察が起訴すれば、有罪率は99パーセント以上といわれていた。法廷で無罪判決を収めることは難事中の難事であった。
 しかし戸田先生は、私に「最後は勝つ。金は金だ。いくら泥にまみれさせようとも、その輝きは失せるものか。真実は必ず明らかになる」と、厳然と語ってくださった。
 私は、この正義の師子王の弟子として、不二の関西の同志と共に、断固と戦い抜いていったのである。
 「絶えずくりかえして戦いとられ、来る日も来る日も新しく戦いとられなければならない」とは、ドイツの作家ヘッセが、平和への闘争を述べた言葉だ。
 人間の平等と尊厳を踏みにじる悪を放置すれば、民衆は不幸に陥ってしまう。だからこそ、断じて油断せずに堂々と真実を訴えていく以外にない。
 私は約4年半の法廷闘争で無罪を勝ち取り、満天下に身の潔白を証明した。
 人生には正念場がある。そこで一歩も退かず、戦い切った人が勝利者となる。あと一歩、もう一押しと追撃し抜いた人が、最後の栄冠を得るのだ。その究極の力が、正しき信仰である。
 また今、「追撃の手をゆるめるな!」との恩師の遺訓を忘れず、教宣部の皆様方をはじめ、若き創価班・牙城会の友らが、敢然と我らの正義城を守り抜いてくれている。深く感謝したい。
        ◇
 先般、イギリスの学生部から嬉しい便りが届いた。
 この度、各地域の学生部の責任者を「バンガード・リーダー」と命名し、新出発したのである。「バンガード」には、「先兵」「先遣隊」の意味がある。そこに、広布の先陣を切らんとの誓いを込めたのだ。
 この言葉を冠した、わが音楽隊の「創価ルネサンスバンガード」は、今や名実共に日本一の凱歌を轟かせてくれている。
 御聖訓には、「一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけ(魁)したり、わたうども(和党共)二陣三陣つづきて」(御書910ページ)と仰せである。
 日蓮大聖人正統の「先駆」の誇りに燃える青年たちがいる限り、世界広布の大河は滔々と未来永劫に流れ通っていくのだ。
 イギリスの英才たちが、新しい取り組みに際し、学び深めたのが、私の手作りの人材グループ「伸一会」と、その精神を継ぐ学生部の「二十一世紀伸一会」の歩みであったという。
 昭和50年の「伸一会」の結成に臨んで、私は訴えた。
 ──俺たちがいれば、学会は大丈夫だ。微動だにしないと胸を張っていえるよう、成長してほしい、と。
 今や、この後継の息吹に漲る青年の陣列は、世界に躍動しているのだ。

冬を耐え再び桜が
 今年は桜の開花が早い。創価大学では、卒業生を送り出すとともに、新入生を迎えてくれる二重の喜びの桜となる。
 ──ある春のこと、戸田先生の散歩にお供して、青空に咲き誇る桜を仰いだ。
 「厳寒の冬を耐えて、また、あの桜が咲いたな」
 先生は、お堀端にたたずみ、桜を仰ぎながら笑みを浮かべておられた。
 「大作、冬は必ず春になるんだよ」。ご自身の人生と重ね合わせられるかのような、その感慨は、私の心の奥に深く熱く染みた。
 長く厳しい冬を耐え忍んだ「陰徳」ありて、春の桜はひときわ美しく、凜然と「陽報」の花を咲かせる。
 大聖人は悪戦苦闘を続ける四条金吾夫妻に、「陰徳陽報」と合わせて「内薫外護」の法理を示し、励まされている(同1170ページ)。
 「内薫」とは、己心に具わる仏性が妙法への信行の陰徳によって開き現され、自身の生命全体を内から薫陶・浄化することである。
 また、その仏性が、外から護り助ける働きをもたらして、陽報を現していくことが、「外護」である。
 御書には「かく(隠)れたる事のあら(顕)はれたる徳となり候なり」(1171ページ)とも記されている。
 冬の如き試練や労苦にも負けない。人が見ていようがいまいが、妙法と共に、師匠と共に、尊き使命に徹する。その生命は必ず外界の状況をも揺り動かし、希望桜、勝利桜を咲かせ切っていくことができるのだ。

「太陽の母」の誕生
 まもなく4月2日が巡り来る。ご自身が達観されていた通りに、桜の咲く頃に逝かれた、わが永遠の師匠・戸田先生の56回忌に当たる祥月命日である。
 その師の慈愛に包まれるように、同じ「4・2」を結成の記念日とするのが、偉大な“常勝関西”の婦人部である。
 60年前(昭和28年)の4月2日、大阪の北区の同志宅に戸田先生をお迎えして、大阪の婦人部の結成式が行われたのだ。
 この日、戸田先生は“一人ひとりが「太陽」の存在に!”と語られた。まさに、わが関西から、広宣流布の「太陽の母」のスクラムが誕生した日なのだ。
 その3年後の昭和31年、大阪中を奔走する中、私が婦人部をはじめ、関西の友と拝した女性門下の日妙聖人への御書がある。
 「冰《こおり》は水より出でたれども水よりもすさ(凄冷)まじ、青き事は藍より出でたれども・かさ(重)ぬれば藍よりも色まさる、同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり』(1221ページ)と。
 「志をかさねる」──。このいよいよの信力・行力が、関西魂の真髄である。
 翌32年の春4月、私は、大阪・四條畷の功労者のお宅で行われた座談会に出席した。
 この折に私は、尊き地涌の同志に合掌する思いで、模造紙に大きく「不撓」と筆で認《したた》め、皆に語った。
 「『不撓』とは、『たゆまず屈せず』という意味です。何があっても屈しないことです。題目を唱え抜いて幸せになってください」
 そして「正義は必ず最後は勝つのです」と宣言し、皆と楠木正成・正行父子の歌を歌ったのである。
 「信心は、臆病にては叶うまじ」とは、関西の母たちの叫びである。
 「正義は勝つ!」
 「不撓不屈で勝つ!」
 「勇気の信心で勝つ!」
 この確信と行動に、人生勝利の大道がある。「法華経の兵法」の要諦がある。
 関西婦人部の「常勝の太陽」の心は、今、日本中、そして全世界の同志を赫々と照らしている。
 なんと明るい前進か!
 春だ。花咲く春だ。生命輝く春だ。希望の春、生き生きと伸びゆく春だ。
 さあ、わが友よ、創価の生命の陽光を輝かせながら、足取りも軽やかに、勇んで打って出よう!

 友情も
  春爛漫の
    金の舞


 カモンイスの言葉は『ウズ・ルジアダス』小林英夫・池上岺夫・岡村多希子訳(岩波書店)。ヘッセは『知と愛』秋山六郎兵衛訳(角川書店)。
2013-04-01 : 随筆 我らの勝利の大道 :
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