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「原水爆禁止宣言」発表60周年記念「青年不戦サミット」へのメッセージ

「原水爆禁止宣言」発表60周年記念「青年不戦サミット」へのメッセージ   (2017年9月2日 神奈川文化会館)

 第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」発表60周年を記念する「青年不戦サミット」が2、3の両日にわたり開催された。横浜市の神奈川文化会館で行われた初日は、多数の来賓、30カ国・地域の青年ら540人が出席。池田大作先生がメッセージを贈り、民衆の連帯と青年の行動こそ不可能を可能にする力であると強調。一人一人の人間革命を起点としながら、世界平和の波動を広げていこうと呼び掛けた。また、サミットに先立つ2日午後には、研修会で来日中の海外メンバーが、宣言発表の舞台となった三ツ沢の競技場を見学。3日午前には、東京・信濃町の学会本部別館で第26回「青年平和連絡協議会」が行われた。

メッセージ

青年の連帯と行動こそ不可能を可能にする力

 一、「平和の世紀」を開きゆく青春には、澄み切った青空のような清新なる希望がある。
 「人道の世界」を築きゆく人生には、どこまでも広がる大海原のような金波銀波の連帯がある。
 常に新時代の暁鐘を打ち鳴らす神奈川の天地で、初の開催となる「青年不戦サミット」、誠におめでとう!
 ご来賓の先生方、ご多忙のところ、私どもの神奈川文化会館へようこそお越しくださいました。
 地元・神奈川、また広島・長崎・沖縄をはじめ、各方面の男女青年部のリーダー、そしてSGI青年部の代表の皆さん、本当にありがとう!
 我らの恩師・戸田城聖先生が1957年の9月8日、「原水爆禁止宣言」を発表した横浜・三ツ沢の競技場へ、先ほど、SGIの皆さんが足を運び、60周年の意義を深く刻んでくれたことも、うれしく伺っております。
 〝世界の民衆の生存の権利を断じて守らねばならない!〟との恩師の叫びを胸に、時代変革の行動を巻き起こしてきた、若き世界市民の尊き奮闘とスクラムを、戸田先生がどれほどお喜びでありましょうか。
 このサミットの開催を記念して、日本と世界の各地から勇んで集った、わが青年部の全員の名前を「創価21世紀不戦グループ」としてとどめ、次の70周年、また80周年、さらには100周年へ、平和の新潮流を私は託したいと思いますが、皆、どうだろうか!(大拍手)
 一、本年7月、国連で「核兵器禁止条約」がついに採択されました。
 核兵器の使用や威嚇はもとより、開発から保有に至るまで、いかなる例外も認めることなく禁止する画期的な条約です。
 この成立の最大の推進力となったのは、被爆者の方々の切なる訴えであり、市民社会が粘り強く声を上げ続けてきたことにほかなりませんでした。
 国連での交渉会議で、市民社会の参加者が座った席は、後方でした。しかし、ある国の代表が称賛したように、〝尊敬の最前列にある〟と言われるほどの貢献を果たしてきたのです。
 戸田先生の宣言を原点に、私たちも、被爆者証言集の出版や、世界各地での〝核の脅威展〟の開催をはじめ、青年部の皆さんが2010年に取り組んだ「核兵器禁止条約」の制定を求める227万人の署名や、2014年に推進した「核兵器廃絶」を求める512万人の署名など、若き力で、たゆまぬ挑戦を続けてきました。
 そして時を経て、世界の市民社会による力強い後押しによって、「核兵器禁止条約」が成立を見たのであります。
 条約の実現へリーダーシップを担ってこられた、市民社会のネットワーク組織である「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン事務局長は深い理解の声を寄せてくださっております。
 すなわち、「たとえ希望が見いだせず、人々が諦めそうになった困難な時代にあっても、SGIが立ち上がるエネルギーと勇気を発揮し続けてきたことに多大な啓発を受けるのです」と。
 核兵器の廃絶を目指して、尊き青春の大情熱を注いでこられたフィン事務局長は、「人々が一緒になれば、本当に多くのことが可能となり、本当に素晴らしいことができるのです」とも語られていました。
 まさしく、民衆が連帯し、青年の力で行動の波を起こしていけば、必ず〝不可能を可能にする力〟が生み出されるのです。
 一、いよいよ今月20日から、核兵器禁止条約への署名が始まります。条約の早期発効を導き、核兵器廃絶の流れを大きく前進させるためにも、民衆の連帯をさらに広げていくことを、私は念願してやみません。
 「人類の生存に対する現代の脅威は、人間一人一人の心の中の革命的な変革によってのみ、取り除くことができる」
 これは、私が対談した大歴史学者トインビー博士の一つの結論でありました。すなわち、「人間革命」を起点として「世界平和」への波動を起こしていくのであります。
 この中核を担い、世界の民衆の「生存の権利」を揺るぎなく確立する、歴史的な使命を果たし抜く存在こそ、皆さん方、青年であります。
 今回のサミットが、互いの尊き使命を確認し合い、「核兵器のない世界」への偉大な挑戦への新たな出発の場となることを念願し、私のメッセージといたします。(大拍手)
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2017-09-07 : スピーチ・メッセージ等 :
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「世界広布新時代第27回本部幹部会」「SGI青年研修会」「全国学生部大会」へのメッセージ

「世界広布新時代第27回本部幹部会」「SGI青年研修会」「全国学生部大会」へのメッセージ   (2017年9月2日 神奈川池田記念講堂)

 「世界広布新時代第27回本部幹部会」が2日午後、「SGI(創価学会インタナショナル)青年研修会」「全国学生部大会」の意義を込め、横浜市鶴見区の神奈川池田記念講堂で晴れやかに開催された。これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、研修会で来日した55カ国・地域280人の友と出席した。池田大作先生はメッセージを贈り、心から祝福。日本中、世界中で青年たちが目覚ましい成長を遂げ、人間革命している姿を喜びつつ、「大法弘通」の時を迎えた今こそ「生命の太陽」を昇らせ、新たな地涌の友を誕生させながら、「慈折広宣流布」という幸福と平和の大潮流を起こそうと呼び掛けた。

メッセージ


「大法弘通」の時は来た

 一、世界へ、未来へ、広々と開かれた「正義」と「平和」の港・神奈川での本部幹部会、おめでとう!
 「SGIの青年研修会」、さらに「全国学生部大会」も誠におめでとう!
 広宣流布の行動は、最も地道でありながら、最も壮大な夢を広げゆく、究極のロマンであります。
 ここ鶴見をはじめ、横浜、さらに神奈川は、わが草創の同志との忘れ得ぬ師弟共戦の天地です。
 66年前の9月より、私は戸田先生から鶴見支部市場地区の御書講義の担当に任じられ、この地に通いました。愛すべき同志は、経済苦や病などとの闘いを抱えていた。私は一軒一軒、家庭訪問に回り、「苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経」(御書1143㌻)等の御文を一緒に拝しつつ、折伏に走りました。
 その折々に励まし合ったことは、「今は散々、悪口を言われているけれども、いずれ世界中から地涌の菩薩が続々と集い、世間があっと驚く時が必ず来る」ということです。まさしく今、その通りになっているではありませんか!(大拍手)
 私は、生死を超えて結ばれた共戦の宝友たちを偲びながら、ここに颯爽と集ってくれた世界55カ国・地域の青年リーダーを、全国の同志と共に熱烈に大歓迎したい。若い皆さん方が、万難を排して、よくぞ広布のために来日してくれました。ありがとう! 本当にありがとう!(大拍手)
 一、60年前の9月、戸田先生が、神奈川を選んで「原水爆禁止宣言」を発表する準備を進められている折、先生と二人で拝した御聖訓があります。
 それは、「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(同1467㌻)との仰せであります。
 すなわち末法の濁り切った悪世には、人々の心の貪欲(貪り)と瞋恚(瞋り)と愚癡(愚かさ)が増大する一方で、善なる生命力は衰弱してしまう。
 しかし、その救い難い時代の危機さえも本源的に打開できる哲理が、妙法である。ゆえに、妙法を受持し、流布しゆく我らには、臆するものなどない。 
 戸田先生は、「この御書は、御本仏が、我ら創価学会を一閻浮提広宣流布のために、地球上に呼び出してくださった御金言だよ」と言われました。
 「一閻浮提」、すなわち全世界が打ち乱れ、核兵器という最大の魔性の産物まで生み出された「大悪」の時だからこそ、我らは、民衆の大地から一人また一人と、地涌の菩薩を涌出させるのだ。どんな不幸の無明も照らし晴らす「元品の法性」という生命の太陽を赫々と昇らせていくのだ。そして「一閻浮提広宣流布」即「世界平和」という「大善」の道を、断固として切り開こうではないか。ここに、創価の師弟が貫き通してきた大誓願があります。
 私は、この御聖訓を、新出発のわが男女学生部、また、日本さらに世界のわが青年部に託します。
 どうか、広布と青春の途上に何が競い起ころうとも、「大悪は大善の来るべき瑞相なり」と大確信に燃え、いやまして勇敢に立ち向かってください。

体験に勝るものなし
 一、大悪を乗り切るだけではない。さらには、大善にまで転ずることができる。いな、断じて転じてみせる。これが、他の思想哲学の次元を遥かに凌駕した、日蓮仏法の正義のダイナミズムであります。
 創立の父・牧口先生も、「たとえば病気が治るだけではない。以前よりももっと健康になるのが、変毒為薬の妙法である」と弟子を激励されました。
 「現証」「実証」「体験」に勝るものはありません。
 うれしいことに今、日本中、世界中で青年たちが仏法を実践し、目覚ましい成長を遂げ、人間革命してくれている晴れ姿こそ、何よりの希望の光です。
 「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」
 この創価の師弟が掲げた主題に連なって、わが後継の友は一人ももれなく、自らの誓いの舞台で「歓喜の中の大歓喜」(同788㌻)の題目を唱え、いよいよ人間革命の実証を勝ち飾っていただきたい。
 そして、不思議なる「大法弘通」の時を迎えた今、一人でも多くの新たな地涌の友を誕生させながら、「慈折広宣流布」という幸福と平和の大潮流を起こしていっていただきたい。
 そう私は、強く祈り、念じつつ、小説『新・人間革命』の総仕上げとなる第30巻を、日々、書き進めています。
 一、さあ、共々に「地よりか涌きたる我なれば この世で果たさん使命あり」と胸を張り、人間革命の栄光の暁鐘を打ち鳴らしていこうではないか! 
 愛する皆さんのご家族に、また各国・各地に、安穏あれ! 繁栄あれ!と申し上げ、私のメッセージといたします。
 題目を送ります。皆、お元気で!(大拍手)
2017-09-07 : スピーチ・メッセージ等 :
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ブラジル・バレンサ大学からの名誉博士号授与式への謝辞

ブラジル・バレンサ大学からの名誉博士号授与式への謝辞   (2017年8月24日 ブラジル池田文化会館)

 ブラジル・リオデジャネイロ州に立つ最高学府「バレンサ大学」から、SGI(創価学会インタナショナル)会長の池田大作先生に同大学初の「名誉博士号」が贈られた。平和と教育への功績をたたえたもの。授与式は24日午後(現地時間)、サンパウロ市のブラジル池田文化会館で挙行され、アントニオ・セウソ・アウベス・ペレイラ学長、ジョゼ・ホジェリオ・モウラ・デ・アウメイダ・ネト教務部長、マリア・アパレシーダ・モンテイロ社会部長らが出席。ペレイラ学長からSGI訪問団の原田会長に学位記が代理授与された。また、同大学を設立した「ドン・アンドレ・アルコベルデ教育財団」(ジョゼ・ホジェリオ・モウラ・デ・アウメイダ・フィリョ総裁)から記念のメダルが贈られた。

ペレイラ学長の授与の辞(要旨)

池田博士は平和社会建設の方途を示す
青年を育て、差別を破り、対話を推進


 教育と世界平和のために、その生涯を捧げてこられた池田大作博士をたたえ、バレンサ大学から顕彰する機会を得られたことは、大変な栄誉であり、喜びであります。
 私たちは、総裁であるジョゼ・ホジェリオ・モウラ・デ・アウメイダ・フィリョ博士と本学教育研究改良普及審議会の代表として本式典に臨み、最高規範機関として、バレンサ大学より池田博士に対する、最高学術栄誉の桂冠である名誉博士号と「ドン・アンドレ・アルコベルデ教育財団」の記念メダルの授与を執り行います。
 授与されるこれらの桂冠は、総裁をはじめ、学長、教務部長、各学部長、教職員、学生の代表を含む大学の最高評議会の全会一致で採決されました。
 バレンサ大学は、優秀な教授陣を擁し、ブラジル教育省からも高い評価を受けております。学士課程だけでなく、大学院でもさまざまな分野での研究、地域に広げた活動を展開し、生活を変革しゆく高水準な教育を行い、半世紀の伝統を持っております。また付属高校も有しております。さらに今回の池田博士へのバレンサ大学からの名誉博士号の授与は、開学以来、初の快挙であることも強調しておきます。
 博士の国際的な偉業、人類のための貢献に対し、感謝の思いを表さずにはおれません。ここで、僭越ながら私自身のエピソードをお話しします。
 私の池田博士との初めての〝出会い〟は、その著作を通してでありました。美しい文章、写真と詩文のハーモニー、人権を守る人間主義の書に、心酔いたしました。
 1998年に池田博士とご家族に直接、お会いする栄誉に浴しました。今と同じく、荘厳な式典でありました。当時、リオデジャネイロ州立大学の総長として同大学の名誉博士号を、池田博士に自ら授与したのです。
 その際、創価大学や創価学園を訪問。日本文化に直接触れ、日本の美を間近で見ることができ、高い水準の科学技術などに接しました。人生で本当に貴重な瞬間となりました。
 創価大学や創価学園には、今でも鮮やかで素晴らしい印象が残っております。荘厳な建物や立派な研究施設、文化や環境への配慮、教職員・生徒との交流など、大変にありがたい経験となりました。
 傑出した教育者であられる池田博士は、同じく希代の教育者であられた牧口常三郎先生、戸田城聖先生の後継者として、1960年5月3日に創価学会第3代会長に就任されました。
 本日(8月24日)は、池田博士の創価学会へのご入信70周年です。大変におめでとうございます!
 私たちも、この重要な日を、皆さんと共に迎えられたことを心からうれしく思います(大拍手)。
 バレンサ大学をはじめ私たち一人一人は、特に意義あるこの日を祝福申し上げたい。
 池田博士は、日本やブラジルの創価学園、日本やアメリカの創価大学、6カ国の創価幼稚園という教育システムを築かれました。
 博士は、人間の尊厳のためにその身を捧げられ、最も根源的な人類の価値のために、世界の識者との〝心の対話〟に尽力されています。
 今や世界190カ国・地域以上に展開するこの仏教団体は、素晴らしい文化、教育、環境保護、人権擁護、そして世界平和の運動を推進しています。
 私は、2012年に創価学会の機関紙である聖教新聞のインタビューを受けました。
 その際、ブラジルSGIがブラジルに対して果たした素晴らしい功績について、私の意見を述べさせていただきました。
 1960年に結成されて以来、ブラジルにおいて特筆すべき重要な精神的、教育的な功績の実現についてであります。
 ブラジルSGIは、平和の文化の創造という目的をもって、青年を育て、社会にまん延する差別を打ち破り、自然との調和に根差した生命の価値を教え、日蓮仏法の哲学を根幹とした真実の人間革命を推進してこられたのです――と。
 今日、同SGIは日系子弟のみならず、ブラジル人にも広がり、社会から多くの称賛を受けています。
 池田博士が〝人間への尊厳こそ、文明の根幹をなす価値である〟と特に強調されていることは、特筆すべきです。同時に博士は、戦争による人類の遺産の破壊、核兵器の保有、国際的なテロ、人権軽視や国際法の侵害など、目まぐるしい歴史的な出来事に対して、早急な対策を呼び掛けています。
 なかでも、博士の世界平和のための提案は、核兵器廃絶、安全保障の拡大、平和の文化のための教育など、国連の改革に向けられています。
 このように、博士は第3の1000年の初頭を進む我々に、平和と共存のグローバルな社会建設の方途を示されています。池田博士は世界平和への模範的な長きご生涯にあって、常に核兵器のない世界の創出、対話による国際紛争の解決などを模索されてきました。
 平和の文化のため、人間のために、生涯を捧げられた哲学者、教育者、小説家、詩人、ヒューマニストである池田大作博士に、バレンサ大学名誉博士号を授与することを、ここに宣言します。
 大変にありがとうございました(大拍手)。

謝辞(代読)

人生の総仕上げの事業は教育
ソクラテスとプラトンの如き対話の金波を広げよ
我らの運命を変える力は我らの哲学にあり ブラジルの大文豪


 一、今、私の心は、太平洋の大海原を越え、そびえ立つアンデスの大山脈も越え、「リオデジャネイロ州の誇り」と讃えられる英知の府・バレンサ大学の栄えある授与式に臨ませていただいております。
 そして、敬愛してやまぬペレイラ学長から、最大の感謝を込めて「名誉博士号」を拝受しております。
 誠に誠に、ありがとうございました。(大拍手)
 嬉しいことに、この会場には、わがブラジルSGIの同志も駆け付けてくれております。
 私の誇りの宝友たちと、この栄光を分かち合えることは、何ものにも代え難い喜びなのであります。
 奇しくも、きょう8月24日は、1947年、19歳だった私が、恩師・戸田城聖先生と共に、平和建設の大航路に出立した原点の日であります。師は第2次世界大戦中、軍部政府の弾圧による2年間の投獄にも、断じて屈しませんでした。
 出獄後、「地球民族主義」の理念を青年に示し、最晩年の57年9月8日には、原水爆を「絶対悪」として厳しく断じ、その全面禁止を求める先見の「原水爆禁止宣言」を遺訓として発表しております。
 折しも、この7月、国連では核兵器禁止条約が採択され、被爆者の方々をはじめ幾多の先人の命を賭した叫びが、いよいよ世界の思潮となりゆく、一つの結実を見ました。なかでも、貴国・ブラジルは、長年、ラテンアメリカやカリブ海の国々と共に、核兵器を禁止する条約の制定を先導されております。
 なかんずく、人権の確立を求め、国連改革を訴えてこられた国際法の権威・ペレイラ学長がリーダーシップを執られる先駆的な大学こそ、貴大学であられます。その最高峰の英知の宝冠を、師弟の出会いより満70年のこの日に賜り、恩師に捧げることができました。これほどの誉れはありません。
 重ねて、重ねて御礼申し上げます。(大拍手)
 一、本日は、わが愛するブラジルの青年たちと一緒に、貴大学が刻んでこられた偉大な歴史を仰ぎつつ、21世紀を担いゆく若き世界市民の指標を3点にわたって確認し合いたい。

人間的価値創造が可能性を開く
 第1は、「対話の金波を広げる哲人たれ」という点です。
 貴大学は、半世紀前の67年に開学した「バレンサ哲学科学文学大学」が前身であると伺いました。貴大学の創立の志が、その名に表れています。
 〝我らの運命を変える力は、我らの哲学にあり〟とは、大文豪アシスの信念でありました。
 確固たる哲学の柱を抱いた青年の「人間的価値の創造」こそ、無限の可能性を開き、世界をも変えていくのであります。そしてそれは、かの大哲学者ソクラテスと弟子プラトンの如く、全人格を傾けた対話を通して共に真理を探求しゆく中で、成し遂げられていくのではないでしょうか。
 貴大学は、まさにそうした対話にあふれた人間教育の宝城であります。
 大学首脳と学生の代表が「バレンサ大学とコーヒータイム」と呼ばれる交歓会を開いて、大学や学部・学科の在り方や課題、そして今後の発展について闊達に語り合うことも、素晴らしき校風であります。
 ブラジルの創価の青年たちも、いやまして朗らかに対話の金波を起こしながら、生命尊厳の哲学のスクラムを広げていってほしいのであります。

危機に直面した時が建設の好機
 第2に、「危機にたじろがぬ社会建設の先導者たれ」と申し上げたい。
 教育が正しい人を創り、その人が正しい社会を創っていく――この電源地こそ、大学です。
 特にグローバル化の進む現代にあっては、世界の出来事が直接、困難となって個人に降りかかることも、多々あります。
 だからこそ、ペレイラ学長の洞察が、実に含蓄深く、胸に迫ってきます。
 すなわち、「危機に面した時に大切なことは、『新たなものを建設する時である』と決断することであり、それが人類の新たな歴史の局面を形成しゆく新たなパラダイムといえる」と。
 そして貴大学は、危機にたじろがず、むしろ新たな建設の好機として、「文化的な創造力」「学術面の向上心」を発揮し、社会の発展に貢献する人材を育成されているのであります。
 先哲の金言には、試練の時に「賢者はよろこび愚者は退く」とあります。ブラジルの若き賢者の喜びあふれる連帯が、新たな地球社会を建設しゆくことを、私は確信してやみません。
 第3に、「力を合わせて地域発展の道を開け」と訴えたい。
 わが憧れのバレンサ市の歌には、「バレンサの天空の光/それは、卓越した灯台なり。/ああ、わが故郷よ!/あなたの子どもであることこそ/無窮の栄誉なり」と歌われております。
 貴大学は、この麗しき故郷バレンサの地域社会の要請に応えつつ、伝統の教育学部から始まり、堅実に学部を増やし、総合大学に発展してこられました。
 とりわけブラジル有数の医学部、リオ州トップクラスの歯学部・獣医学部・看護学部を備え、健康増進プログラムや低所得者のケアに力を注ぐ、地域に不可欠な医療センターとなって大いに信頼されていることも、よく存じ上げています。(大拍手)
 地域が抱える諸課題に応じ、その解決に尽くしゆく貴大学の挑戦と、民衆に貢献されゆく貴校の卒業生の活躍こそ、新たな時代を照らし晴らす卓越した英知の灯台なりと、皆で大拍手を送ろうではありませんか!(大拍手)

地域貢献のモデルをブラジルから!
 一、ブラジル文学アカデミーのアタイデ元総裁は、私との対談で、「人間が他の人と仲良く社会、地域の繁栄を考え、目指し、ともに暮らしていくために教育がある」と語られておりました。わがブラジルSGIもまた、地域貢献・社会貢献のモデルを全世界に、仲良く聡明に、一段と示し切っていただきたいのであります。
 思えば、貴大学の源流を成す尊き教育の先人ドン・アンドレ・アルコベルデ先生が、1925年にバレンサの地に赴任して最初に行ったこと――それは、地域の未来を育む小学校と高校を創ることであります。
 私もまた、若き日から人生の総仕上げの事業は教育と心に定めてまいりました。恩師の夢を実現する創価教育の学園を創立してからは、50年となります。
 ご存知のように、ここブラジルの天地にも創価学園が誕生し、頼もしき英才たちが陸続と学び育っております。
 今日よりは、栄光ある貴大学の陣列に連なり、さらに愛するブラジル社会の発展と世界の平和のために尽力していくことをお誓い申し上げます。
 その決意を、リオ出身で、ブラジル初の児童図書館を創立された詩心の女性リーダー、セシリア・メイレレスの信条に託させていただきます。
 すなわち――「人類の平和も、一人一人の幸福も、思いがけずに享受するものではない。それは、明晰に時間をかけて育んで果たすべき課題である。一人一人の確固たる平和とともに世界の平和をつかみとるのだ」
 次の50年へ、敬愛するバレンサ大学に栄光あれ! 勝利あれ!
 大好きなブラジルに幸福あれ! 平和あれ!
 ムイト・ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変に、大変に、ありがとうございました!」)(大拍手)
2017-09-01 : スピーチ・メッセージ等 :
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日伯青年友好大会へのメッセージ

日伯青年友好大会へのメッセージ   (2017年8月8日 創価文化センター内 金舞会館)

 「日伯青年友好大会」が8日午後、東京・新宿区にある創価文化センター内の金舞会館で盛大に開催された。「ブラジル青年部誓願研修会」で来日中のブラジルSGI(創価学会インタナショナル)メンバー200人を迎え、原田会長、竹岡青年部長、志賀男子部長、伊藤女子部長らと共に首都圏青年部の代表500人が参加した。池田大作先生はメッセージを贈り、最大に祝福。世界の心ある知性は、創価の人間共和の連帯の中に人類の平和の希望を見いだしていると訴えつつ、日伯両国の青年のスクラムに限りない期待を寄せながら、「それぞれの誓願の本舞台で、自分らしく誠実と不屈の行動を」と呼び掛けた。


メッセージ

世界広布を照らす太陽たれ

 一、歴史に輝きわたる「日伯青年友好大会」、誠におめでとう!
 世界広布の王者・ブラジルの若きリーダーの皆さん、本当によく来てくれました。
 万難を排して、地球上の最も遠い距離を勇んで越えてこられた、尊き尊き皆さんを、日蓮大聖人がいかばかり讃嘆なされているでしょうか。
 私は、御本仏の仰せを、改めて万感の思いを込めて、皆さんに捧げたい。
 「道のとを(遠)きに心ざしのあらわるるにや」(御書1223㌻)と。
 ブラジルの200人の愛する誓願の宝友が、目を見張る弘教拡大を成し遂げて来日された、あまりに深く強き「心ざし」は、全て仏天が御照覧です。無量無辺の大福徳が一家眷属を永遠に包みゆくことは、絶対に間違いありません。
 日本の青年部から、満腔の賞讃と連帯の大喝采を送ろうではないか!(大拍手)

地涌の誓願にこそ
 一、きょうは、わが師・戸田城聖先生から授けられた3つの御聖訓を一緒に拝したい。
 まず、「此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し」(同1033㌻)。すなわち、地涌の菩薩が濁悪の末法にあって、出会った衆生の心に仏種を植え、妙法の大利益を受けさせていくことは、水中を泳ぐ魚の如く、天空を飛ぶ鳥の如く、まさしく自由自在である、と明かされている。
 1947年(昭和22年)の8月、私は戸田先生の弟子となり、地涌の若人として広宣流布の道を走り始めた。先生は御書を通し教えてくださった。「地涌の誓願」に生き切ることこそ、日蓮仏法の真髄であり、そこに融通無碍なる仏の力と智慧が脈々と流れ通うのだ、と。
 その通りに、70年間、私はこの誓願の大道を走り抜いてきた。そして今、日本中、そして、はるかなブラジルの天地にも、かくも素晴らしき従藍而青の若人たちが澎湃と躍り出てくれている。こんなうれしいことはない。
 地涌の誓願の青年が、どれほど強く大きくなれるか。どれほど自他共に「人間革命」の幸福の劇を飾れるか。どれほど「立正安国」の平和の陣列を広げることができるか。どうか君たちが、あなたたちが、いやまして堂々と世界中に示し切っていただきたい。
 一、次に、「大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし」(同1448㌻)との御金言である。
 偉大なるブラジル広布の父母たちは、この仰せのままに、競い起こる大難に立ち向かった。
 大変であればあるほど、「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」を合言葉に、一切を変毒為薬して、今日の世界の模範と仰がれる社会貢献と信頼のブラジルSGIを築き上げてきたのである。
 この「強盛の信心」を、日本の青年も大いに学び、継承してもらいたい。
 広布も人生も永遠に難との戦いである。しかし、「誓願の題目」で勝ち越えられない試練など、断じてない。皆で聡明に励まし合いながら、青春勝利の大歓喜の舞を勇気凜々と繰り広げていただきたい。
 一、そして最後に、「生死一大事血脈抄」の一節を贈りたい。
 「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か」(同1337㌻)
 末法は「闘諍堅固」と喝破されているように、今なお世界には争いや暴力が渦巻き、深刻な分断に引き裂かれている。その中にあって、創価の世界市民が、この御文に寸分違わず、人間共和の連帯を広げていることは、奇跡の中の奇跡であると、心ある知性は絶讃し、ここに人類の平和の希望を見出しております。

価値創造のリレー
 なかんずく、最も離れた日本とブラジルの青年が、いよいよ「自他彼此の心なく水魚の思を成して」スクラムを組んでいくならば、これほど頼もしいことはない。
 両国の時差は12時間。日本の青年がきょう一日を完走した夜、ブラジルの青年が使命のバトンを受け継いで、颯爽と朝の行動を開始している。
 まさに、壮大に地球を包みゆく「正義の走者」たちの価値創造のリレーといってよい。
 日伯の地涌の若人の深き友情こそ、世界広宣流布を赫々と照らす希望の太陽たれ! 末法万年尽未来際までの揺るぎなき異体同心の要たれ! と私は見つめています。
 明るくにぎやかに、青年拡大も、教学研鑽も、人材育成も、切磋琢磨しながら、共々に世界広布新時代の先駆者として、新たな大潮流を巻き起こしていってください。
 不思議にも、今この時に、地より湧き出でてくれた日伯の青年リーダーたちよ!
 それぞれの誓願の本舞台で、自分らしく誠実と不屈の行動を、自信満々と朗らかに貫いていってくれ給え! 父母を大切に! 家庭を、地域を、職場を、社会を大切に!
 わが宝のブラジルと日本の青年部に、健康と成長あれ! 前進と凱歌あれ!(大拍手)
2017-08-14 : スピーチ・メッセージ等 :
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インド創価池田女子大学 第18回入学式へのメッセージ

インド創価池田女子大学 第18回入学式へのメッセージ   (2017年8月4日 インド・創価池田女子大学)

 南インド・チェンナイに立つ「創価池田女子大学」で4日、第18回入学式が行われ、来賓や教職員、在学生らが新入生700人を歓迎した。晴れの式典には、同大学の名誉創立者の池田大作先生と名誉学長の香峯子夫人が祝福のメッセージを贈った。
 「女性の世紀」を照らす教育の太陽と輝く創価池田女子大学。その麗しいスクラムに新たな仲間が加わった。
 「インドに創価教育の実践の場を」――同大学は、セトゥ・クマナン議長が、池田先生の長編詩「母」を読み、全ての女性の幸福のために行動を続ける先生の姿に深い感銘を受け、2000年に開学した。
 5学部でスタートした同大学は、年を重ねるごとに発展を続け、現在、15学部に。卒業生は3200人を超え、世界的な大企業や行政機関などでの活躍が光っている。
 入学希望者も年々増加し、本年度は昨年度に比べ、約130人多い新入生を迎えた。
 希望あふれる式典は、池田先生作詞の「母」の歌の合唱で開幕。伝統の灯明式の後、B・ミーラ・ムルゲッシュ学長代理があいさつした。


メッセージ

たゆまず英知を磨き鍛え
青春凱歌の軌道を進め!


 誉れの創価池田女子大学は、2000年の開学以来、まさしく21世紀という「女性の世紀」を照らす教育の太陽として、輝く大発展を続けております。
 心身ともに健やかな女性を育む伝統が築かれ、スポーツの世界大会や全国・州の大会でも、目覚ましい活躍が光っています。
 いつも陰に陽に、学生たちを守り支えてくださっているクマナン議長ご夫妻、ムルゲッシュ学長代理はじめ、教職員の皆さま方のご尽力に、私と妻は、満腔の敬意を表したいのであります。
 この8月15日、貴国は1947年の独立から、栄光の70周年の佳節を迎えられます。
 独立の父マハトマ・ガンジーの高弟で、生涯、師弟の大道を貫いた非暴力の闘士に、私も友好を結んだG・ラマチャンドラン博士がおられます。人生の最晩年の独立記念日、博士は、未来を託す青年たちに3つの「F」を訴えられました。それは、「Free(自由たれ)」「Frank(率直たれ)」「Fearless(恐れるな)」とのモットーです。
 今日は、この独立の魂が込められたキーワードを通して、祝福のメッセージを送らせていただきます。
 第2に、「Free」。すなわち、「わが生命を自由自在に解き放つ『学びの光』を」ということです。
 ラマチャンドラン博士のモットーは、マハトマと出会いを結び、学び抜いた学生時代の鍛錬の日々に育まれたといいます。祖国の人々の自由のために、わが使命を自覚して力をつけながら、非暴力の闘争に邁進していったのです。
 究極の非暴力にして、平和を創造する力こそ、学問であり、教育にほかなりません。
 くしくも、あのインド独立の前夜の8月14日、19歳の私は、生涯の師と仰ぐ戸田城聖先生と初めてお会いしました。
 戦時中、軍国主義の弾圧に屈しなかった信念の人間教育者は、戦火や貧困に苦しむアジアと世界の民衆の流転を転換しゆくために、「人間革命」のビジョンを掲げ、一人一人の青年がいかなる不幸の鉄鎖も断ち切って、自らの生命の可能性を信じ、解き放っていけるよう、励まし指導してくださいました。
 私自身、10年近くに及ぶ日々の個人授業で、万般の学問を授けていただいたのです。
 ガンジーは、「精神の向上は、絶え間ない努力によってのみ実現する」と語っています。
 一人ももれなく偉大な使命の皆さんです。たゆまず粘り強く学び抜き、英知を磨き鍛えて、わが最極の生命を自由自在に、高く高く飛翔させていただきたいのであります。
 第2に、「Frank」。これは、「率直に語らい、温かく励まし合う『友情の熱』を」という点です。
 100年ほど前の夏8月、日本を初めて訪れた詩聖タゴールは、緑の丘で女子学生たちと大きな樅の木の下に座って語らい、詩を紡ぎました。乙女たちはさまざまな質問を投げかけ、タゴールは、その「熱心にして率直」(『古の道 タゴール講演集』北昤吉訳、プラトン社=現代表記に改めた)な向学の姿勢に感嘆したといいます。
 誠実な言葉を響かせて、友情を結び合う女性たちの快活な対話は、それ自体が、何と薫り高き詩歌を奏でゆくことでしょうか。
 タゴールは、「美と善の心および勇敢と柔和の精神」(前掲書=同)は、女性の心情を通じてこそ、世々代々に伝わると綴っております。聡明な女性のスクラムが広がれば広がるほど、家庭を、地域を、社会を明るく照らし、「平和の文化」で温めていくことができます。
 どうか、最良の学友と仲良く励まし合い、このキャンパスから、麗しき「女性の世紀」の熱を、世界へ未来へ送っていってください。
 第3に、「Fearless」。「太陽の心で、恐れなく朗らかに『希望のエネルギー』を」と呼びかけたい。
 私が対話を重ねた、インドの教育の母・ムカジー博士は、若き日に最愛の家族を失いながらも、〝どんな雲の陰にも太陽は輝いている〟と、悲哀を乗り越えて学究の挑戦を続け、そして慈愛の教育者として社会貢献の人生を歩み通されたのです。
 ムカジー博士は、若人にメッセージを残されました。「自分らしく真摯に生きるのです。自身の能力に確信を持つのです。真理をもって目標に達するのです。そして、自分の正義を信じて恐れなく進むのです」と。
 太陽は、いかなる闇も打ち払い、わが軌道を悠然と正確に進みます。
 「幸福の太陽」たる皆さんも、悩みや苦しみの暗雲を見下ろしながら、「私は負けない!」と誓いの太陽を昇らせてください。
 希望のエネルギーを満々とたたえつつ、青春凱歌の軌道を恐れなく朗らかに勝ち進んでいっていただきたいのです。
 私も妻も、世界の宝、人類の宝の皆さんが、健康で幸福で、最高に充実した学生生活を飾れるよう、日々、真剣に祈ってまいります。
 地球の未来を照らす「太陽の乙女」たちよ、青春の生命を磨き、勝ち光れ!(大拍手)
2017-08-14 : スピーチ・メッセージ等 :
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